JP2020088814A - 光伝送装置、光伝送システム及び光伝送方法 - Google Patents

光伝送装置、光伝送システム及び光伝送方法 Download PDF

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大和 岩間
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Abstract

【課題】簡易な構成で光源の駆動条件を最適化する。【解決手段】光伝送装置は、複数のサブキャリアにデータが割り当てられたマルチキャリア変調信号に応じて駆動して、光マルチキャリア変調信号を他の光伝送装置へ送信する光源と、他の光伝送装置において光マルチキャリア変調信号の伝送特性に応じて決定される、マルチキャリア変調信号の各サブキャリアに割り当て可能なビット数に基づき、光源の駆動条件を制御する制御部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、光伝送装置、光伝送システム及び光伝送方法に関する。
大容量のデータを伝送可能な伝送方式として、例えば、例えば、DMT(離散マルチトーン:Discrete Multi-Tone)変調方式等のマルチキャリア変調方式を光伝送システムに適用することが検討されている。DMT変調方式は、周波数が異なる複数のサブキャリア(SC:Subcarrier)にデータを割り当て、各SCに割り当てられたデータを多値変調する方式である。DMT変調方式では、信号対雑音比(SNR:Signal to Noise Ratio)等の伝送特性に応じて、各SCに割り当て可能なビット数を変更可能にする。すなわち、受信側の光伝送装置において、各SCに割り当て可能なビット数がSNR等の伝送特性に応じて決定され、光信号に多重化されて送信側の光伝送装置へフィードバックされる。そして、送信側の光伝送装置において、光信号を電気変換した電気信号から抽出された、各SCに割り当て可能なビット数(多値度)に基づき、各SCにデータが割り当てられる。これにより、DMT変調方式では、伝送帯域の周波数利用効率を向上し、伝送容量の拡大を図ることが可能となる。
ところで、DMT変調方式が採用される場合、使用される環境温度の変化等により装置特性が変動して、伝送特性が劣化する場合がある。例えば、送信側の光伝送装置内の光源は、環境温度が上昇すると、光出力パワーが低下する。光源の光出力パワーが低下すると、伝送特性が劣化する。
これに対して、光源の光出力パワーの低下を抑制するため、光源の駆動条件(例えば、光源に供給するバイアス電流の量や振幅)を最適化することが検討されている。例えば、送信側の光伝送装置が、受信側の光伝送装置により測定された各SCのSNRに基づき、光源の駆動条件を制御する技術がある。
国際公開第2015/087448号
しかしながら、送信側の光伝送装置が各SCのSNRに基づき、光源の駆動条件を制御する場合、各SCのSNRをフィードバックするための信号経路が、光信号を伝送する光伝送路とは別個に、送信側の光伝送装置と受信側の光伝送装置との間に設けられる。各SCのSNRをフィードバックするための信号経路が送信側の光伝送装置と受信側の光伝送装置との間に設けられると、光伝送システム全体における装置構成が複雑化する。そこで、簡易な構成で光源の駆動条件を最適化することが期待されている。
開示の技術は、簡易な構成で光源の駆動条件を最適化することができる光伝送装置、光伝送システム及び光伝送方法を提供することを目的とする。
本願の開示する光伝送装置は、一つの態様において、複数のサブキャリアにデータが割り当てられたマルチキャリア変調信号に応じて駆動して、光マルチキャリア変調信号を他の光伝送装置へ送信する光源と、前記他の光伝送装置において前記光マルチキャリア変調信号の伝送特性に応じて決定される、前記マルチキャリア変調信号の各前記サブキャリアに割り当て可能なビット数に基づき、前記光源の駆動条件を制御する制御部と、を有する。
本願の開示する光伝送装置の一つの態様によれば、簡易な構成で光源の駆動条件を最適化することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1の光伝送システムの構成例を示す図である。 図2は、実施例1におけるLD部のバイアス電流の量を調整する流れの一例を説明する図である。 図3は、実施例1におけるLD部のバイアス電流の量を調整する流れの一例を説明する図である。 図4は、実施例1におけるLD部のバイアス電流の量を調整する流れの一例を説明する図である。 図5は、実施例1におけるLD部のバイアス電流の量を調整する流れの一例を説明する図である。 図6は、実施例1のLD部の駆動条件制御処理に関わる光送信器の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施例2の光伝送システムの構成例を示す図である。 図8は、実施例2におけるLD部の駆動振幅を調整する流れの一例を説明する図である。 図9は、実施例2におけるLD部の駆動振幅を調整する流れの一例を説明する図である。 図10は、実施例2におけるLD部の駆動振幅を調整する流れの一例を説明する図である。 図11は、実施例2におけるLD部の駆動振幅を調整する流れの一例を説明する図である。 図12は、実施例2のLD部の駆動条件制御処理に関わる光送信器の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施例3の光伝送システムの構成例を示す図である。 図14は、実施例3のLD部の駆動条件制御処理に関わる光送信器の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図15は、実施例3のLD部の駆動条件制御処理に関わる光送信器の処理動作の他の一例を示すフローチャートである。 図16は、光伝送システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願の開示する光伝送装置、光伝送システム及び光伝送方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示技術が限定されるものではない。また、実施例において同等の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施例1]
図1は、実施例1の光伝送システム1の構成例を示す図である。図1に示す光伝送システム1は、光送信器10と、光受信器20とを有する。光送信器10と光受信器20とは、光伝送路2、3を介して接続されている。光送信器10は、第1の光伝送装置の一例であり、光受信器20は、第2の光伝送装置の一例である。
光送信器10は、DMT変調部11と、アンプ部12と、LD(Laser Diode)部13と、PD(Photo Detector)部14と、アンプ部15と、DMT復調部16と、BA(Bit Allocation)情報抽出部17と、バイアス制御部18とを有する。
DMT変調部11は、周波数が異なる複数のSCにデータを割り当て、各SCに割り当てられたデータを多値変調して、複数のSCにデータが割り当てられたDMT変調信号を生成する。アンプ部12は、DMT変調信号を増幅する。
LD部13は、DMT変調信号に応じて駆動して、増幅後のDMT変調信号を光DMT変調信号に光変換し、光変換された光DMT変調信号を光伝送路2を介して光受信器20へ送信する。なお、LD部13のLD特性は、例えば、バイアス電流対光出力パワーの関係等によって表され、LD部13が使用される環境温度に応じて変動する。例えば、バイアス電流が一定である場合、LD部13から出力される光DMT変調信号の光出力パワーは、環境温度の増加に応じて低下することが知られている。LD部13は、光源の一例である。
PD部14は、光伝送路3を介して光受信器20から受信した光DMT変調信号をDMT変調信号に電気変換する。光受信器20から受信した光DMT変調信号には、BA情報が多重化されている。BA情報は、DMT変調部11により生成されるDMT変調信号の各SCに割り当て可能なビット数を示す情報であり、光受信器20によって生成される。アンプ部15は、電気変換されたDMT変調信号を増幅する。DMT復調部16は、増幅後のDMT変調信号を復調して、受信データを取得する。BA情報抽出部17は、増幅後のDMT変調信号からBA情報を抽出し、BA情報により示される各SCのビット数に基づき、DMT変調部11におけるDMT変調(多値変調)に用いられるSC毎の多値度を決定する。
バイアス制御部18は、DMT変調信号から抽出されたBA情報を用いて、LD部13に供給される駆動電流であるバイアス電流の量を調整する。バイアス電流の量は、LD部13の駆動条件の一例である。
また、光受信器20は、PD部21と、アンプ部22と、DMT復調部23と、SNR測定部24と、ビット割当部25と、DMT変調部26と、アンプ部27と、LD部28とを有する。
PD部21は、光伝送路2を介して光送信器10から受信した光DMT変調信号をDMT変調信号に電気変換する。アンプ部27は、電気変換されたDMT変調信号を増幅する。DMT復調部23は、増幅後のDMT変調信号を復調して、受信データを取得する。
SNR測定部24は、光送信器10から受信した光DMT変調信号の伝送特性の一例であるSNRを測定する。
ビット割当部25は、測定された光DMT変調信号のSNRに応じて、光送信器10のDMT変調部11により生成されるDMT変調信号の各SCに割り当て可能なビット数を決定する。DMT変調信号の各SCに割り当て可能なビット数の決定には、例えば、注水(Water-filling)定理が用いられる。具体的には、ビット割当部25は、SNRの高いSCに対してSNRの低いSCよりも多くのビットを割り当てる。そして、ビット割当部25は、DMT変調部11により生成されるDMT変調信号の各SCに割り当て可能なビット数を示すBA情報を生成する。すなわち、ビット割当部25によって光DMT変調信号のSNRがBA情報に変換される。変換されたBA情報は、光DMT変調信号のSNRと比較して、情報量が低減されている。
DMT変調部26は、周波数が異なる複数のSCにデータ及び生成されたBA情報を割り当て、各SCに割り当てられたデータ及びBA情報を多値変調して、データ及びBA情報を多重化したDMT変調信号を生成する。アンプ部27は、DMT変調信号を増幅する。
LD部28は、DMT変調信号に応じて駆動して、増幅後のDMT変調信号を光DMT変調信号に光変換し、光変換された光DMT変調信号を光伝送路3を介して光送信器10へ送信する。DMT変調信号には、BA情報が多重化されているので、光DMT変調信号にも、BA情報が多重化されている。つまり、光DMT変調信号が光送信器10へ送信されることにより、光DMT変調信号に多重化されたBA情報も光送信器10へ送信される。LD部28は、送信部の一例である。
また、光送信器10のバイアス制御部18は、BA情報抽出部17によりDMT変調信号から抽出されたBA情報を取得し、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、LD部13のバイアス電流を制御する。具体的には、バイアス制御部18は、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、複数のSCのうち、ビット数が0ではない最大のSCの識別番号(以下「最大SC番号」と呼ぶ)を監視する。そして、バイアス制御部18は、最大SC番号を目標値に近づける様に、LD部13のバイアス電流の量を調整する。例えば、バイアス制御部18は、最大SC番号が目標値よりも小さい場合、LD部13のバイアス電流の量を増加させる。LD部13のバイアス電流の量が増加するに連れて、LD部13から出力される光DMT変調信号の光出力パワーも増加する。これにより、光受信器20のSNR測定部24により測定されるSNRが改善され、結果として、光受信器20のビット割当部25により生成されるBA情報における最大SC番号が目標値に近づく。
ところで、DMT変調方式を採用する光送信器10では、バイアス電流が一定である場合、LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーは、環境温度の増加に応じて低下する。LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーが低下すると、SNR等の伝送特性が劣化する。これに対して、LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーの低下を抑制するため、光送信器10が、光受信器20のSNR測定部24により測定されたSNRに基づき、LD部13の駆動条件を制御することが考えられる。この場合、SNRをフィードバックするための信号経路が、光DMT変調信号を伝送する光伝送路2、3とは別個に、光送信器10と光受信器20との間に設けられる。SNRをフィードバックするための信号経路が光送信器10と光受信器20との間に設けられると、光伝送システム1全体の装置構成が複雑化する。
そこで、実施例1の光送信器10では、バイアス制御部18が、光受信器20から光送信器10へ送信される光DMT変調信号に多重化されたBA情報により示されるビット数に基づき、LD部13の駆動条件(つまり、バイアス電流)を制御する。すなわち、バイアス制御部18は、DMT変調部11におけるDMT変調の多値度の決定に元来用いられているBA情報をLD部13の駆動条件(つまり、バイアス電流)の制御に応用する。
これにより、光伝送システム1では、SNRをフィードバックするための信号経路を光送信器10と光受信器20との間に設けることなく、簡易な構成でLD部13の駆動条件を最適化することができる。
図2〜図5は、実施例1におけるLD部13のバイアス電流の量を調整する流れの一例を説明する図である。図2において、グラフT〜Tは、それぞれ、環境温度がT〜T(T<T<T)である場合のバイアス電流対光出力パワーの特性を示す。また、図2は、LD部13のバイアス電流がIに設定された状態を示している。バイアス電流がIに維持された場合、環境温度がT→T→Tのように増加するに連れて、LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーは、低下する。LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーが低下すると、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数が変動する。図3は、各SCに割り当て可能なビット数が変動したBA情報を示している。図3の例では、LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーの低下に伴って、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarよりも小さくなっている。光送信器10のバイアス制御部18は、図3に示すBA情報を監視して、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarよりも小さいと判定し、LD部13のバイアス電流の量を増加させる。なお、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarよりも小さい場合、LD部13から出力される光DMT変調信号のSNRが劣化していると推定できる。図4は、LD部13のバイアス電流がIからI(>I)へ増加された状態を示している。LD部13のバイアス電流がIからIへ増加することにより、LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーも増加する。LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーが増加すると、光DMT変調信号のSNRが改善されるので、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数が変動する。図5は、各SCに割り当て可能なビット数が変動したBA情報を示している。図5の例では、LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーの増加に伴って、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに近づいている。これにより、ビット数が割り当てられるSCの総数が増加するので、LD部13から出力される光DMT変調信号の受信感度や伝送容量等の伝送特性の向上が図れる。
次に、実施例1の光送信器10の処理動作について説明する。図6は、実施例1のLD部13の駆動条件制御処理に関わる光送信器10の処理動作の一例を示すフローチャートである。
図6において、光送信器10のDMT変調部11は、周波数が異なる複数のSCにデータを割り当て、各SCに割り当てられたデータを多値変調して、複数のSCにデータが割り当てられたDMT変調信号を生成する(ステップS11)。アンプ部12は、DMT変調信号を増幅する。
LD部13は、増幅後のDMT変調信号に応じて駆動して、DMT変調信号を光DMT変調信号に光変換し、光変換された光DMT変調信号を光伝送路2を介して光受信器20へ送信する(ステップS12)。このとき、LD部13のバイアス電流の量は、バイアス制御部18によって、予め定められた初期値に設定されている。
一方、光受信器20のSNR測定部24は、光送信器10から受信した光DMT変調信号のSNRを測定する。ビット割当部25は、測定された光DMT変調信号のSNRに応じて、光送信器10のDMT変調部11により生成されるDMT変調信号の各SCに割り当て可能なビット数を決定する。LD部28は、各SCに割り当て可能なビット数を示すBA情報が多重化された光DMT変調信号を光伝送路3を介して光送信器10へ送信する。
光送信器10のバイアス制御部18は、光受信器20から受信した光DMT変調信号を電気変換したDMT変調信号から抽出されたBA情報を取得する(ステップS13)。
バイアス制御部18は、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、最大SC番号を監視し、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達したか否かを判定する(ステップS14)。
バイアス制御部18は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達していない場合(ステップS14No)、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに近づく方向にLD部13のバイアス電流の量を調整する(ステップS15)。これにより、ビット数が割り当てられるSCの総数が増加するので、LD部13から出力される光DMT変調信号の受信感度や伝送容量等の伝送特性の向上が図れる。その後、バイアス制御部18は、処理をステップS13に戻す。
一方、バイアス制御部18は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達した場合(ステップS14Yes)、LD部13のバイアス電流の量を調整することなく、処理をステップS13に戻す。
以上、実施例1の光送信器10は、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、最大SC番号を監視し、最大SC番号が目標値に到達していない場合に、最大SC番号を目標値に近づける方向にLD部13のバイアス電流の量を調整する。これにより、SNRをフィードバックするための信号経路が光送信器10と光受信器20との間に設けられていない簡易な構成で、LD部13の駆動条件を最適化することができる。また、SNRと比較して、情報量が低いBA情報を用いて、LD部13のバイアス電流が制御されるので、バイアス電流の量を迅速に最適値まで調整することができる。
[実施例2]
上記実施例1の光送信器10では、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、最大SC番号を監視し、最大SC番号が目標値に到達していない場合に、最大SC番号を目標値に近づける方向にLD部13のバイアス電流の量を調整した。これに対して、実施例2の光送信器10では、最大SC番号を目標値に近づける方向にLD部13のバイアス電流の振幅を調整する。
図7は、実施例2の光伝送システム1Aの構成例を示す図である。なお、図7では、実施例1の光伝送システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図7に示す光伝送システム1Aは、光送信器10Aと、光受信器20とを有する。光送信器10Aは、図1に示したバイアス制御部18に代えて、駆動振幅制御部31を有する。
駆動振幅制御部31は、BA情報抽出部17によりDMT変調信号から抽出されたBA情報を用いて、アンプ部12を制御することで、LD部13に供給される駆動電流であるバイアス電流の振幅(以下「駆動振幅」と呼ぶ)を調整する。駆動振幅は、LD部13の駆動条件の一例である。すなわち、駆動振幅制御部31は、BA情報抽出部17によりDMT変調信号から抽出されたBA情報を取得し、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、最大SC番号を監視する。そして、駆動振幅制御部31は、最大SC番号を目標値に近づける様に、アンプ部12の利得量を調整することで、LD部13の駆動振幅を調整する。例えば、駆動振幅制御部31は、最大SC番号が目標値よりも小さい場合、アンプ部12の利得量を増加させることで、LD部13の駆動振幅を増加させる。LD部13の駆動振幅が増加するに連れて、LD部13から出力される光DMT変調信号の光出力パワーの振幅も増加する。これにより、光受信器20のSNR測定部24により測定されるSNRが改善され、結果として、光受信器20のビット割当部25により生成されるBA情報における最大SC番号が目標値に近づく。
図8〜図11は、実施例2におけるLD部13の駆動振幅を調整する流れの一例を説明する図である。図8において、グラフT〜Tは、それぞれ、環境温度がT〜T(T<T<T)である場合のバイアス電流対光出力パワーの特性を示す。また、図8は、LD部13のバイアス電流がIに設定され、且つLD部13の駆動振幅がΔIに設定された状態を示している。バイアス電流がIに維持され、且つLD部13の駆動振幅がΔIに維持された場合、環境温度がT→T→Tのように増加するに連れて、LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーは、低下する。LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーが低下すると、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数が変動する。図9は、各SCに割り当て可能なビット数が変動したBA情報を示している。図9の例では、LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーの低下に伴って、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarよりも小さくなっている。光送信器10Aの駆動振幅制御部31は、図9に示すBA情報を監視して、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarよりも小さいと判定し、LD部13の駆動振幅を増加させる。なお、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarよりも小さい場合、LD部13から出力される光DMT変調信号のSNRが劣化していると推定できる。図10は、LD部13の駆動振幅がΔIからΔI(>ΔI)へ増加された状態を示している。LD部13の駆動振幅がΔIからΔIへ増加することにより、LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーの振幅も増加する。LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーの振幅が増加すると、光DMT変調信号のSNRが改善されるので、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数が変動する。図11は、各SCに割り当て可能なビット数が変動したBA情報を示している。図11の例では、LD部13からの光DMT変調信号の光出力パワーの振幅の増加に伴って、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに近づいている。これにより、ビット数が割り当てられるSCの総数が増加するので、LD部13から出力される光DMT変調信号の受信感度や伝送容量等の伝送特性の向上が図れる。
次に、実施例2の光送信器10Aの処理動作について説明する。図12は、実施例2のLD部13の駆動条件制御処理に関わる光送信器10Aの処理動作の一例を示すフローチャートである。
図12において、光送信器10AのDMT変調部11は、周波数が異なる複数のSCにデータを割り当て、各SCに割り当てられたデータを多値変調して、複数のSCにデータが割り当てられたDMT変調信号を生成する(ステップS21)。アンプ部12は、DMT変調信号を増幅する。
LD部13は、増幅後のDMT変調信号に応じて駆動して、DMT変調信号を光DMT変調信号に光変換し、光変換された光DMT変調信号を光伝送路2を介して光受信器20へ送信する(ステップS22)。このとき、LD部13の駆動振幅は、駆動振幅制御部31によって、予め定められた初期値に設定されている。
一方、光受信器20のSNR測定部24は、光送信器10Aから受信した光DMT変調信号のSNRを測定する。ビット割当部25は、測定された光DMT変調信号のSNRに応じて、光送信器10AのDMT変調部11により生成されるDMT変調信号の各SCに割り当て可能なビット数を決定する。LD部28は、各SCに割り当て可能なビット数を示すBA情報が多重化された光DMT変調信号を光伝送路3を介して光送信器10Aへ送信する。
光送信器10Aの駆動振幅制御部31は、光受信器20から受信した光DMT変調信号を電気変換したDMT変調信号から抽出されたBA情報を取得する(ステップS23)。
駆動振幅制御部31は、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、最大SC番号を監視し、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達したか否かを判定する(ステップS24)。
駆動振幅制御部31は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達していない場合(ステップS24No)、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに近づく方向にアンプ部12の利得量を調整することで、LD部13の駆動振幅を調整する(ステップS25)。これにより、ビット数が割り当てられるSCの総数が増加するので、LD部13から出力される光DMT変調信号の受信感度や伝送容量等の伝送特性の向上が図れる。その後、駆動振幅制御部31は、処理をステップS23に戻す。
一方、駆動振幅制御部31は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達した場合(ステップS24Yes)、LD部13の駆動振幅を調整することなく、処理をステップS23に戻す。
以上、実施例2の光送信器10Aは、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、最大SC番号を監視し、最大SC番号が目標値に到達していない場合に、最大SC番号を目標値に近づける方向にLD部13の駆動振幅を調整する。これにより、SNRをフィードバックするための信号経路が光送信器10と光受信器20との間に設けられていない簡易な構成で、LD部13の駆動条件を最適化することができる。また、SNRと比較して、情報量が低いBA情報を用いて、LD部13の駆動振幅が制御されるので、駆動振幅を迅速に最適値まで調整することができる。
[実施例3]
上記実施例1の光送信器10では、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、LD部13のバイアス電流の量を調整した。これに対して、実施例2の光送信器10では、LD部13のバイアス電流の量及びLD部13の駆動振幅を調整する。
図13は、実施例3の光伝送システム1Bの構成例を示す図である。なお、図13では、実施例1の光伝送システム1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。図13に示す光伝送システム1Bは、光送信器10Bと、光受信器20とを有する。光送信器10Bは、図1に示したDMT変調部11、アンプ部12、LD部13、PD部14、アンプ部15、DMT復調部16、BA情報抽出部17及びバイアス制御部18の他に、図7に示した駆動振幅制御部31を有する。
バイアス制御部18は、BA情報抽出部17によりDMT変調信号から抽出されたBA情報を用いて、LD部13のバイアス電流の量を調整する。駆動振幅制御部31は、BA情報抽出部17によりDMT変調信号から抽出されたBA情報を用いて、アンプ部12を制御することで、LD部13の駆動振幅を調整する。バイアス制御部18によるバイアス電流の量の調整処理と、駆動振幅制御部31による駆動振幅の調整処理とは、いずれが先に実行されてもよく、並行に実行されてもよい。
次に、実施例3の光送信器10Bの処理動作について説明する。図14は、実施例3のLD部13の駆動条件制御処理に関わる光送信器10Bの処理動作の一例を示すフローチャートである。
図14において、光送信器10BのDMT変調部11は、周波数が異なる複数のSCにデータを割り当て、各SCに割り当てられたデータを多値変調して、複数のSCにデータが割り当てられたDMT変調信号を生成する(ステップS31)。アンプ部12は、DMT変調信号を増幅する。
LD部13は、増幅後のDMT変調信号に応じて駆動して、DMT変調信号を光DMT変調信号に光変換し、光変換された光DMT変調信号を光伝送路2を介して光受信器20へ送信する(ステップS32)。このとき、LD部13のバイアス電流の量は、バイアス制御部18によって、予め定められた初期値に設定され、LD部13の駆動振幅は、駆動振幅制御部31によって、予め定められた初期値に設定されている。
一方、光受信器20のSNR測定部24は、光送信器10Bから受信した光DMT変調信号のSNRを測定する。ビット割当部25は、測定された光DMT変調信号のSNRに応じて、光送信器10BのDMT変調部11により生成されるDMT変調信号の各SCに割り当て可能なビット数を決定する。LD部28は、各SCに割り当て可能なビット数を示すBA情報が多重化された光DMT変調信号を光伝送路3を介して光送信器10Bへ送信する。
光送信器10Bのバイアス制御部18は、光受信器20から受信した光DMT変調信号を電気変換したDMT変調信号から抽出されたBA情報を取得する(ステップS33)。
バイアス制御部18は、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、最大SC番号を監視し、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達したか否かを判定する(ステップS34)。
バイアス制御部18は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達していない場合(ステップS34No)、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに近づく方向にLD部13のバイアス電流の量を調整する(ステップS35)。これにより、ビット数が割り当てられるSCの総数が増加するので、LD部13から出力される光DMT変調信号の受信感度や伝送容量等の伝送特性の向上が図れる。その後、バイアス制御部18は、処理をステップS33に戻す。
一方、バイアス制御部18は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達した場合(ステップS34Yes)、LD部13のバイアス電流の量を調整することなく、処理をステップS36に進める。
駆動振幅制御部31は、光受信器20から受信した光DMT変調信号を電気変換したDMT変調信号から抽出されたBA情報を取得する(ステップS36)。
駆動振幅制御部31は、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、最大SC番号を監視し、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達したか否かを判定する(ステップS37)。
駆動振幅制御部31は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達していない場合(ステップS37No)、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに近づく方向にアンプ部12の利得量を調整することで、LD部13の駆動振幅を調整する(ステップS38)。これにより、ビット数が割り当てられるSCの総数が増加するので、LD部13から出力される光DMT変調信号の受信感度や伝送容量等の伝送特性の向上が図れる。その後、駆動振幅制御部31は、処理をステップS36に戻す。
一方、駆動振幅制御部31は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達した場合(ステップS37Yes)、LD部13の駆動振幅を調整することなく、処理をステップS33に戻す。
なお、図14の例では、バイアス制御部18によるバイアス電流の量の調整処理を実行した後に、駆動振幅制御部31による駆動振幅の調整処理を実行したが、駆動振幅制御部31による駆動振幅の調整処理を先に実行してもよい。図15は、実施例3のLD部13の駆動条件制御処理に関わる光送信器10Bの処理動作の他の一例を示すフローチャートである。
図15において、光送信器10BのDMT変調部11は、周波数が異なる複数のSCにデータを割り当て、各SCに割り当てられたデータを多値変調して、複数のSCにデータが割り当てられたDMT変調信号を生成する(ステップS41)。アンプ部12は、DMT変調信号を増幅する。
LD部13は、増幅後のDMT変調信号に応じて駆動して、DMT変調信号を光DMT変調信号に光変換し、光変換された光DMT変調信号を光伝送路2を介して光受信器20へ送信する(ステップS42)。このとき、LD部13のバイアス電流の量は、バイアス制御部18によって、予め定められた初期値に設定され、LD部13の駆動振幅は、駆動振幅制御部31によって、予め定められた初期値に設定されている。
一方、光受信器20のSNR測定部24は、光送信器10Bから受信した光DMT変調信号のSNRを測定する。ビット割当部25は、測定された光DMT変調信号のSNRに応じて、光送信器10BのDMT変調部11により生成されるDMT変調信号の各SCに割り当て可能なビット数を決定する。LD部28は、各SCに割り当て可能なビット数を示すBA情報が多重化された光DMT変調信号を光伝送路3を介して光送信器10Bへ送信する。
光送信器10Bの駆動振幅制御部31は、光受信器20から受信した光DMT変調信号を電気変換したDMT変調信号から抽出されたBA情報を取得する(ステップS43)。
駆動振幅制御部31は、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、最大SC番号を監視し、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達したか否かを判定する(ステップS44)。
駆動振幅制御部31は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達していない場合(ステップS44No)、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに近づく方向にアンプ部12の利得量を調整することで、LD部13の駆動振幅を調整する(ステップS45)。これにより、ビット数が割り当てられるSCの総数が増加するので、LD部13から出力される光DMT変調信号の受信感度や伝送容量等の伝送特性の向上が図れる。その後、駆動振幅制御部31は、処理をステップS43に戻す。
一方、駆動振幅制御部31は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達した場合(ステップS44Yes)、LD部13の駆動振幅を調整することなく、処理をステップS46に進める。
バイアス制御部18は、光受信器20から受信した光DMT変調信号を電気変換したDMT変調信号から抽出されたBA情報を取得する(ステップS46)。
バイアス制御部18は、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、最大SC番号を監視し、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達したか否かを判定する(ステップS47)。
バイアス制御部18は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達していない場合(ステップS47No)、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに近づく方向にLD部13のバイアス電流の量を調整する(ステップS48)。これにより、ビット数が割り当てられるSCの総数が増加するので、LD部13から出力される光DMT変調信号の受信感度や伝送容量等の伝送特性の向上が図れる。その後、バイアス制御部18は、処理をステップS46に戻す。
一方、バイアス制御部18は、最大SC番号Nmaxが目標値Ntarに到達した場合(ステップS47Yes)、LD部13のバイアス電流の量を調整することなく、処理をステップS43に戻す。
以上、実施例3の光送信器10Bは、BA情報により示される、各SCに割り当て可能なビット数に基づき、LD部13のバイアス電流の量及びLD部13の駆動振幅を調整する。これにより、SNRをフィードバックするための信号経路が光送信器10と光受信器20との間に設けられていない簡易な構成で、LD部13の駆動条件を最適化することができる。また、SNRと比較して、情報量が低いBA情報を用いて、LD部13のバイアス電流の量及び駆動振幅が制御されるので、バイアス電流の量及び駆動振幅を迅速に最適値まで調整することができる。
なお、上記各実施例で図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置で行われる各種処理は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。
上記各実施例に係る光伝送システムは、例えば、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図16は、光伝送システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
図16に示すように、上記各実施例に係る光伝送システムの光送信器100は、プロセッサ101と、メモリ102と、アナログ回路103とを有する。プロセッサ101の一例としては、CPU、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ102の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、光送信器100で行われる各種処理は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムをプロセッサで実行することによって実現されてもよい。すなわち、DMT変調部11、DMT復調部16、BA情報抽出部17、バイアス制御部18及び駆動振幅制御部31によって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ102に記録され、各プログラムがプロセッサ101で実行されてもよい。また、アンプ部12、LD部13、PD部14及びアンプ部15は、アナログ回路103によって実現される。
図16に示すように、上記各実施例に係る光伝送システムの光受信器200は、プロセッサ201と、メモリ202と、アナログ回路203とを有する。プロセッサ301の一例としては、CPU、DSP、FPGA等が挙げられる。また、メモリ302の一例としては、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。
そして、光受信器200で行われる各種処理は、不揮発性記憶媒体などの各種メモリに格納されたプログラムをプロセッサで実行することによって実現されてもよい。すなわち、DMT復調部23、ビット割当部25及びDMT変調部26によって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ202に記録され、各プログラムがプロセッサ201で実行されてもよい。また、PD部21、アンプ部22、SNR測定部24、アンプ部27及びLD部28は、アナログ回路203によって実現される。
なお、ここでは、実施例に係る光伝送システムで行われる各種処理が1つのプロセッサによって実行されるものとしたが、これに限定されるものではなく、複数のプロセッサによって実行されてもよい。
1、1A、1B 光伝送システム
10、10A、10B 光送信器
11 DMT変調部
12 アンプ部
13 LD部
14 PD部
15 アンプ部
16 DMT復調部
17 BA情報抽出部
18 バイアス制御部
20 光受信器
21 PD部
22 アンプ部
23 DMT復調部
24 SNR測定部
25 ビット割当部
26 DMT変調部
27 アンプ部
28 LD部
31 駆動振幅制御部

Claims (6)

  1. 複数のサブキャリアにデータが割り当てられたマルチキャリア変調信号に応じて駆動して、光マルチキャリア変調信号を他の光伝送装置へ送信する光源と、
    前記他の光伝送装置において前記光マルチキャリア変調信号の伝送特性に応じて決定される、前記マルチキャリア変調信号の各前記サブキャリアに割り当て可能なビット数に基づき、前記光源の駆動条件を制御する制御部と、
    を有する光伝送装置。
  2. 各前記サブキャリアに割り当て可能なビット数を示す情報は、前記他の光伝送装置から前記光伝送装置へ送信される光信号に多重化され、
    前記制御部は、前記光信号を電気変換した電気信号から抽出された前記情報を取得し、前記情報により示される前記ビット数に基づき、前記光源の駆動条件を制御することを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記制御部は、各前記サブキャリアに割り当て可能なビット数に基づき、前記複数のサブキャリアのうち、前記ビット数が0ではない最大のサブキャリアの識別番号を監視し、前記最大のサブキャリアの識別番号を目標値に近づける様に、前記光源に供給するバイアス電流の量を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の光伝送装置。
  4. 前記制御部は、各前記サブキャリアに割り当て可能なビット数に基づき、前記複数のサブキャリアのうち、前記ビット数が0ではない最大のサブキャリアの識別番号を監視し、前記最大のサブキャリアの識別番号を目標値に近づける様に、前記光源に供給するバイアス電流の振幅を調整することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光伝送装置。
  5. 光伝送路を介して接続された第1の光伝送装置及び第2の光伝送装置を有する光伝送システムであって、
    前記第1の光伝送装置は、
    複数のサブキャリアにデータが割り当てられたマルチキャリア変調信号に応じて駆動して光マルチキャリア変調信号を前記第2の光伝送装置へ送信する光源と、
    前記第2の光伝送装置において前記光マルチキャリア変調信号の伝送特性に応じて決定される、前記マルチキャリア変調信号の各前記サブキャリアに割り当て可能なビット数に基づき、前記光源の駆動条件を制御する制御部と、
    を有し、
    前記第2の光伝送装置は、
    前記第1の光伝送装置によって送信される前記光マルチキャリア変調信号の伝送特性を測定する測定部と、
    前記光マルチキャリア変調信号の伝送特性に応じて、前記マルチキャリア変調信号の各前記サブキャリアに割り当て可能なビット数を決定するビット割当部と、
    前記ビット割当部により決定された、各前記サブキャリアに割り当て可能なビット数を示す情報を前記第1の光伝送装置へ送信する送信部と、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
  6. 光伝送装置の光伝送方法であって、
    複数のサブキャリアにデータが割り当てられたマルチキャリア変調信号に応じて光源を駆動させて、光マルチキャリア変調信号を他の光伝送装置へ送信し、
    前記他の光伝送装置において前記光マルチキャリア変調信号の伝送特性に応じて決定される、前記マルチキャリア変調信号の各前記サブキャリアに割り当て可能なビット数に基づき、前記光源の駆動条件を制御する、
    各処理を実行することを特徴とする光伝送方法。
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