JP2001036499A - 通信帯域設定方法及び通信装置 - Google Patents

通信帯域設定方法及び通信装置

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JP2001036499A
JP2001036499A JP11209118A JP20911899A JP2001036499A JP 2001036499 A JP2001036499 A JP 2001036499A JP 11209118 A JP11209118 A JP 11209118A JP 20911899 A JP20911899 A JP 20911899A JP 2001036499 A JP2001036499 A JP 2001036499A
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reception
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Shingo Tokunaga
新吾 徳永
Noritaka Kajisaki
紀貴 梶▲崎▼
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • H04L5/143Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex for modulated signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/02Channels characterised by the type of signal
    • H04L5/023Multiplexing of multicarrier modulation signals

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  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上り方向の通信帯域と下り方向の通信帯域と
を変更することが可能な通信帯域設定方法及び通信装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 データ信号を複数のキャリア周波数を利
用して送受信する複数のデータ送受信手段34と、複数
のキャリア周波数毎に送信又は受信のどちらに利用して
いるかの情報を格納する情報格納手段86と、制御命令
に従って情報格納手段86の情報を変更する制御手段4
4とを有し、情報格納手段86の情報に従ってデータ送
受信手段34の送受信処理を制御し、送信帯域と受信帯
域とを調整することにより上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信帯域設定方法
及び通信装置に係り、特に、上り方向及び下り方向の通
信帯域を設定する通信帯域設定方法及び通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットの普及により企
業,学校のみならず、一般家庭においてもインターネッ
ト接続を行なうことが多くなっている。例えば、一般家
庭からインターネット接続を行なう場合、一般加入者電
話(Plain Old Telephone Service )を通信回線として
利用する。しかし、一般加入者電話は音声伝送を主目的
として設置されているため、その周波数帯域の上限は約
4kHzであり、データ通信の速度には限界があった。
【0003】そこで、一般加入者電話網の伝送装置、交
換機を介さないことを前提とし、電話加入者線に4kH
z以上の信号を乗せ、より高速なデータ通信を可能にし
ようとするxDSL(x digital subscriber line )方
式が使用されるようになった。図1は、xDSLモデム
の一例の構成図を示す。なお、図1のxDSLモデムは
変調方式としてDMT(Discrete Multi-Tone )変調方
式を利用している。
【0004】図1のxDSLモデム10は、データ分割
器12,データ合成器14,QAM(Quadrature Ampli
tude Modulation )変調器16−1〜16−m,QAM
復調器18−m+1〜18−n,合成器20,分割器2
2,多重器24,及びD/A・A/D変換器26を含む
構成である。データ分割器12は、入力された送信デー
タを回線上のノイズ等の影響を考慮して分割し、その分
割した各送信データをQAM変調器16−1〜16−m
に供給する。
【0005】QAM変調器16−1〜16−mは、それ
ぞれ異なったキャリア周波数で、供給された送信データ
を変調し、約4kHzの帯域幅を持つサブキャリア1〜
mを生成する。そして、合成器20は生成されたサブキ
ャリア1〜mを合成し、多重器24及びD/A・A/D
変換器26を介して一般加入者電話網に送出する。ま
た、分割器22は、一般加入者電話網からD/A・A/
D変換器26及び多重器24を介して入力される受信信
号を分割し、サブキャリアm+1〜nを生成する。QA
M復調器18−m+1〜18−nはサブキャリアm+1
〜nを復調して各受信データをデータ合成器14に供給
する。データ合成器14は、供給された各受信データを
合成して一の受信データを出力する。
【0006】なお、DMT変調方式による周波数スペク
トラムは図2のような構成となっている。図2は、DM
T変調方式による周波数スペクトラムの一例の構成図を
示す。図2のスペクトラムのように、上り方向の周波数
帯域fa〜fbと、下り方向の周波数帯域fc〜fdと
は固定的に割り当てられている。例えば、xDSL方式
の一つであるADSL(Asymmetric Digital Subscribe
r Line)は、一般家庭におけるインターネット接続等に
対応するため、上り方向の周波数帯域より下り方向の周
波数帯域を大きくするようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1,
2に示すように、xDSLモデム10は上り方向の周波
数帯域fa〜fbと、下り方向の周波数帯域fc〜fd
とが固定的に割り当てられており、その上り方向の周波
数帯域及び下り方向の周波数帯域の割り当てを送信デー
タ量と受信データ量との関係に従って変更することがで
きなかった。
【0008】例えば、一般家庭におけるインターネット
接続では、ホームページアクセス等による大量のデータ
を受信する下り方向の周波数帯域が多く必要とされ、リ
クエストデータを送信する上り方向の周波数帯域がほと
んど必要とされない。しかしながら、従来のxDSLモ
デム10は、上り方向の周波数帯域及び下り方向の周波
数帯域の割り当てを変更することができず、上り方向の
周波数帯域の使用効率が悪いという問題があった。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、上り方向の通信帯域と下り方向の通信帯域とを変更
することが可能な通信帯域設定方法及び通信装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するため、請求項1記載の本発明は、データ信号を複数
のキャリア周波数を利用して送受信するデータ送受信手
段と、前記複数のキャリア周波数が送信又は受信のどち
らに利用されているかの情報を格納する情報格納手段
と、制御命令に従って前記情報格納手段の情報を変更す
る制御手段とを有し、前記情報格納手段の情報に従って
前記データ送受信手段の送受信処理を制御し、送信帯域
と受信帯域とを調整することを特徴とする。
【0011】このように、データ送受信手段,情報格納
手段,及び制御手段を有することにより、複数のキャリ
ア周波数を送信又は受信のどちらにでも利用することが
可能となる。したがって、送信帯域と受信帯域とを適切
に調整することが可能となり、通信帯域を効率的に利用
できる。また、請求項2記載の本発明は、受信信号から
前記制御命令を復調して前記制御手段に供給し、前記制
御手段から供給される前記制御命令を変調して出力する
制御信号トランシーバ手段を更に有することを特徴とす
る。
【0012】このように、制御信号トランシーバ手段を
有することにより、他の通信装置からの制御命令に従っ
て制御手段を制御することができる。また、他の通信装
置に制御命令を送信することができる。また、請求項3
記載の本発明は、前記データ信号に含まれる制御命令を
検出して前記制御手段に供給し、前記制御手段から供給
される前記制御命令を変換して出力する外部インターフ
ェース手段を更に有することを特徴とする。
【0013】このように、外部インターフェース手段を
有することにより、通信装置に接続されている端末装置
からの制御命令に従って制御手段を制御することが可能
となる。また、端末装置に制御命令を送信することが可
能となる。したがって、端末装置のアプリケーションか
ら通信装置の送信帯域及び受信帯域を調整することが可
能となり、限られた通信帯域を有効に利用することがで
きる。
【0014】また、請求項4記載の本発明は、前記複数
のキャリア周波数のうち少なくとも1つを利用して前記
制御命令を送受信することを特徴とする。このように、
キャリア周波数を利用して制御命令を送受信することに
より、他の通信装置との間で制御命令の送受信が可能と
なる。また、請求項5記載の本発明は、前記制御手段
は、前記制御命令に従って前記複数のキャリア周波数の
うち送信に利用しているキャリア周波数の数と受信に利
用しているキャリア周波数の数とを制御し、送信帯域と
受信帯域とを調整することを特徴とする。
【0015】このように、送信に利用しているキャリア
周波数の数と受信に利用しているキャリア周波数の数と
を制御することにより、送信帯域と受信帯域とを適切に
調整できる。また、請求項6記載の本発明は、前記制御
手段は、前記データ信号を送受信している他の通信装置
の情報格納手段の情報を変更し、前記他の通信装置の送
信帯域と受信帯域とを調整する制御命令を生成すること
を特徴とする。
【0016】このように、制御手段は他の通信装置の送
信帯域と受信帯域とを調整する制御命令を生成すること
により、他の通信装置を制御命令に従って制御すること
ができる。したがって、送信帯域と受信帯域とを適切に
調整できる。また、請求項7記載の本発明は、送信する
データと受信するデータとを保持し、前記送信するデー
タ又は受信するデータの保持量が所定のしきい値以上と
なると、前記制御命令を制御手段に供給するメモリ手段
を更に有することを特徴とする。
【0017】このように、通信装置内の送信するデータ
と受信するデータとを保持し、その送信するデータ又は
受信するデータの保持量(蓄積量)が所定のしきい値以
上となると制御命令を制御手段に供給するメモリ手段を
有することにより、送信帯域と受信帯域との使用状況を
監視し、送信帯域と受信帯域とを適切に調整することが
可能となる。したがって、通信帯域を効率的に利用でき
る。
【0018】また、請求項8記載の本発明は、送信帯域
又は受信帯域を調整する制御命令を供給される段階と、
前記制御命令に基づいてデータ信号を送受信する複数の
キャリア周波数が送信又は受信のどちらに利用されてい
るかの情報を変更する段階と、前記情報に従って前記キ
ャリア周波数毎に送信又は受信処理を行ない、前記送信
帯域と受信帯域とを調整する段階とを有することを特徴
とする。
【0019】このように、本発明の通信帯域設定方法に
よれば、複数のキャリア周波数を送信又は受信のどちら
にでも利用することが可能となる。したがって、送信帯
域と受信帯域とを適切に調整することが可能となり、通
信帯域を効率的に利用することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面に
基づいて説明する。最初に、本発明の原理について図3
〜図5を参照して説明する。図3は、DMT変調方式の
ビット割り当てを説明する一例の図を示す。また、図4
はDMT変調方式のサブキャリア使用変更を説明する一
例の図を示す。
【0021】図3(A)に示すように、回線上にクロス
トーク及びノイズ障害が発生しているものとする。する
と、DMT変調方式では、図3(B)に示すように、ク
ロストークの影響に対して高周波数帯のサブキャリアに
割り当てるビット数を減少させると共に、ノイズ障害の
影響に対してサブキャリアkに割り当てるビット数をな
くしている。このように、DMT変調方式では回線上の
ノイズ等の影響を考慮して各サブキャリアに割り当てる
ビット数を調整している。
【0022】したがって、図4(A)に示すように、下
り方向の伝送帯域にノイズ障害が発生した場合、図4
(B)に示すように下り方向の2つのサブキャリアが使
用されなくなる。この場合、回線上のノイズの影響によ
り下り方向の伝送帯域は減少することになる。本発明で
は、下り方向の伝送帯域が多く必要とされ、上り方向の
伝送帯域がほとんど必要とされていない場合があること
に着目し、回線上のノイズの影響により下り方向の伝送
帯域が減少した場合に、上り方向の伝送帯域の一部を下
り方向の伝送帯域として利用できるようにしている。
【0023】図5は、本発明の原理を説明する一例の周
波数スペクトラムを示す。図5(A)に示すように、本
発明では後述する制御信号がPOTS(Plain Old Tele
phone Service )信号の上側の伝送帯域を利用して送受
信される。図5(B)に示すように、回線上のノイズ障
害により下り方向の伝送帯域のサブキャリアが二つ減少
した場合、図5(C)に示すように上り方向の伝送帯域
のサブキャリアを下り方向の伝送帯域のサブキャリアと
して利用する。言い換えれば、本願発明は上り方向の伝
送帯域と下り方向の伝送帯域との境界線を適宜調整する
ことにより、上り方向の伝送帯域及び下り方向の伝送帯
域の割り当てを送信データ量と受信データ量との関係に
従って変更できる。
【0024】次に、本発明の通信装置の一例として通信
帯域設定機能を具備したxDSLモデム30の構成につ
いて説明する。図6は、本発明の通信装置の一実施例の
構成図を示す。図6において、xDSLモデム30は、
外部インターフェース部32,主信号トランシーバ部3
4,ラインドライバ部36,バッファメモリ部38,パ
ケット解析部40,制御信号トランシーバ部42,及び
帯域制御コントローラ部44を含む構成である。なお、
パケット解析部40,制御信号トランシーバ部42,及
び帯域制御コントローラ部44は新規に追加された構成
である。
【0025】外部インターフェース部32は、xDSL
モデム30と外部データ機器(端末)28とを接続する
インターフェース部分であり、外部データ機器用パケッ
トとxDSL用フレームとの変換を行なう。また、外部
データ機器28からの制御パケットを認識するため、外
部データ機器28からのパケットを後述するパケット解
析部40に供給する。
【0026】主信号トランシーバ部34は、DMT方式
に準拠した方法で主信号の変調・復調を行なう。変調時
は後述する帯域制御コントローラ部44からの指示に従
って各サブキャリア毎にデータのビット数を割り当て、
QAM変調後に全サブキャリアを合成して後述するライ
ンドライバ部36に出力する。また、復調時は帯域制御
コントローラ部44からの指示に従って各サブキャリア
毎に分割し、QAM復調を行なう。この主信号トランシ
ーバ部34は、例えばDSP(Digital SignalProcesso
r)とD/A・A/D変換器とで実現される。
【0027】ラインドライバ部36は、一般加入者電話
網からの受信信号を主信号トランシーバ部34と制御信
号トランシーバ部42とに分配する。また、主信号トラ
ンシーバ部34及び制御信号トランシーバ部42からの
送信信号を一般加入者電話網に出力する。例えば、ライ
ンドライバ部36は、主信号トランシーバ部34及び制
御信号トランシーバ部42と一般加入者電話網とを接続
するための2線−4線変換,送出レベル調整,インピー
ダンス整合等を行なう。
【0028】バッファメモリ部38は、送受信データを
一時保持するためのメモリであって、保持している送受
信データの蓄積量が帯域制御コントローラ部44により
監視されている。パケット解析部40は、外部データ機
器28からの制御パケットを認識し、制御パケットに含
まれる通信帯域変更要求を参照して後述する通信帯域変
更処理を帯域制御コントローラ部44に指示する。
【0029】制御信号トランシーバ部42は、ラインド
ライバ部36から供給される受信信号から制御信号を抽
出して復調する。そして、復調した制御信号を帯域制御
コントローラ部44に供給する。また、制御信号トラン
シーバ部42は、帯域制御コントローラ部44から供給
される制御信号を変調し、ラインドライバ部36に出力
する。この制御信号トランシーバ部42は、例えばDS
PとD/A・A/D変換器とで実現される。
【0030】帯域制御コントローラ部44は、パケット
解析部40,制御信号トランシーバ部42からの通信帯
域変更要求、又は、バッファメモリ部38の送受信デー
タの蓄積量を検出し、対向側のxDSLモデムとの間で
ネゴシエーション処理を行なう。なお、ネゴシエーショ
ン処理を行なうため帯域制御コントローラ部44は、帯
域使用状況管理及び状態管理,制御信号トランシーバ部
42への制御信号の供給,主信号トランシーバ部34へ
の制御信号の供給を行なう。
【0031】次に、主信号トランシーバ部34の構成に
ついて更に詳細に説明する。図7は、主信号トランシー
バ部34の一実施例の構成図を示す。図7の主信号トラ
ンシーバ部34は、データ分割器52,データ合成器5
4,複数のQAM変調器よりなるQAM変調部56,複
数のQAM復調器よりなるQAM復調部58,合成器6
0,分割器62,D/A変換器64,及びA/D変換器
66を含む構成である。
【0032】データ分割器52は、帯域制御コントロー
ラ部44から供給されるデータ分割制御情報に従って、
入力された送信データを各上り方向のチャネルに割り振
り、その割り振った各送信データをQAM変調部56に
供給する。QAM変調部56は、帯域制御コントローラ
部44から供給される変調部制御情報に従って、それぞ
れ異なったキャリア周波数で、供給された送信データを
変調し、約4kHzの帯域幅を持つサブキャリア1〜m
を生成する。
【0033】合成器60は、帯域制御コントローラ部4
4から供給される合成制御情報に従って、生成されたサ
ブキャリア1〜mを合成し、D/A変換器64に供給す
る。また、D/A変換器64は供給された信号をデジタ
ル/アナログ変換してラインドライバ部36に出力す
る。また、A/D変換器66はラインドライバ部36か
ら供給された信号をアナログ/デジタル変換して分割器
62に供給する。分割器62は、帯域制御コントローラ
部44から供給される分割制御情報に従って、供給され
た信号からサブキャリアm+1〜nを生成する。
【0034】QAM復調部58は、帯域制御コントロー
ラ部44から供給される復調部制御情報に従って、供給
されたサブキャリアm+1〜nを復調する。そして、デ
ータ合成器54は、帯域制御コントローラ部44から供
給されるデータ合成制御情報に従って、復調された各受
信データを合成して一の受信データを出力する。次に、
パケット解析部40の構成について更に詳細に説明す
る。図8は、パケット解析部40の一実施例の構成図を
示す。図8のパケット解析部40は、パケット抽出部6
8,帯域変更応答パケット生成部70を含む構成であ
る。
【0035】パケット抽出部68は、外部インターフェ
ース部32から供給される制御パケットを抽出し、制御
パケットに含まれる通信帯域変更要求を参照して後述す
る通信帯域変更処理を帯域制御コントローラ部44に指
示する。また、帯域変更応答パケット生成部70は、帯
域制御コントローラ部44から供給される通信帯域変更
応答に従って帯域変更応答パケットを生成し、その帯域
変更応答パケットを外部インターフェース部32に供給
する。
【0036】次に、制御信号トランシーバ部42の構成
について更に詳細に説明する。図9は、制御信号トラン
シーバ部42の一実施例の構成図を示す。図9の制御信
号トランシーバ部42は、QAM変調器72,QAM復
調器74,ディジタルBPF(Band Pass Filter)76
及び78,D/A変換器80,A/D変換器82を含む
構成である。
【0037】QAM変調器72は、帯域制御コントロー
ラ部44から供給される上り方向の制御信号を変調し、
変調した制御信号をディジタルBPF76を介してD/
A変換器80に供給する。D/A変換器80は、供給さ
れた制御信号をディジタル/アナログ変換してラインド
ライバ部36に出力する。また、A/D変換器82は、
ラインドライバ部36から供給される受信信号をアナロ
グ/ディジタル変換してディジタルBPF78に供給す
る。ディジタルBPF78は、供給された受信信号から
下り方向の制御信号を抽出してQAM復調器74に供給
する。そして、QAM復調器74は供給された下り方向
の制御信号を復調して帯域制御コントローラ部44に出
力する。
【0038】次に、帯域制御コントローラ部44の構成
について更に詳細に説明する。図10は、帯域制御コン
トローラ部44の一実施例の構成図を示す。図10の帯
域制御コントローラ部44は、制御コントローラ84,
テーブル格納メモリ86を含む構成である。制御コント
ローラ84は、主信号トランシーバ部34に送受信帯域
変更の制御信号を供給する。また、制御コントローラ8
4はバッファメモリ部38から送受信データの蓄積量を
通知する信号が供給される。
【0039】制御コントローラ84とパケット解析部4
0との間では外部データ機器28からの指示に従って通
信帯域変更処理を行なうための制御信号が送受信され
る。また、制御コントローラ84と制御信号トランシー
バ部42との間では他のxDSLモデムからの指示に従
って通信帯域変更処理を行なうための制御信号が送受信
される。なお、テーブル格納メモリ86は、各サブキャ
リアの送受信方向,割り当てビット数等の情報を格納し
ている。
【0040】ここで、帯域制御コントローラ部44が行
なう割り当てサブキャリア数算出処理について図11を
参照して説明する。図11は、割り当てサブキャリア数
算出処理の一例のフローチャートを示す。なお、割り当
てサブキャリア数算出処理の一例として上り方向の送信
帯域を増加させる場合について説明する。図11におい
て、ステップS10では、要求通信レート(kbps)
を満たすために必要なビット数aを以下の式(1)を利
用して算出する。
【0041】 a=要求通信レート(kbps)/変調速度(kHz)・・・・・ (1) ステップS10に続いてステップS20に進み、現在の
送信帯域の境界サブキャリアの番号bを算出する。例え
ば、図5(A)では、送信帯域の境界サブキャリアの番
号bは6となる。ステップS20に続いてステップS3
0に進み、ステップS20にて算出されたサブキャリア
の番号bに1を加算する。
【0042】ステップS30に続いてステップS40に
進み、番号bのサブキャリアを受信から送信に変更す
る。例えば、図5(A)では番号7のサブキャリアを受
信から送信に変更する。ステップS40に続いてステッ
プS50に進み、bが以下の式(2)の関係を満たすか
否かを判定する。なお、nは送受信帯域の全サブキャリ
ア数を示す。
【0043】1≦b<n・・・・・ (2) 式(2)の関係を満たしていると判定すると(S50に
おいてYES)、ステップS60に進み、番号bのサブ
キャリアに割り当て可能なビット数cを算出する。な
お、式(2)の関係を満たしていないと判定すると(S
50においてNO)、ステップS90に進む。ステップ
S60に続いてステップS70に進み、以下の式(3)
を利用して残りの割り当てビット数aを算出する。
【0044】a=a−c・・・・・ (3) ステップS70に続いてステップS80に進み、残りの
割り当てビット数aが0以下であるか否かを判定する。
残りの割り当てビット数aが0以下であると判定する
と、ステップS90に進む。残りの割り当てビット数a
が0以下でないと判定すると、ステップS30に進み処
理を続ける。
【0045】ステップS90では、サブキャリアの番号
を送信帯域増加要求パケットに付与して送信する。以上
のように、割り当てサブキャリア数を算出することが可
能である。なお、割り当てサブキャリア数算出処理の一
例として上り方向の送信帯域を増加させる場合について
説明したが下り方向の受信帯域を増加させる場合につい
ても同様に可能である。
【0046】以下、xDSLモデム30の処理について
更に詳細に説明していく。図12は、xDSLモデム3
0によるネットワークの一例の構成図を示す。図12の
ネットワーク100は、加入者宅110と加入者宅14
0とが収容局120,130,及びインターネット等の
ネットワーク網を介して接続されている。最初に、加入
者宅110のモデム111から収容局120方向の通信
帯域を32kbps分増加させる要求をモデム111が
受けた場合について説明する。なお、モデム111とモ
デム121とは一連のネゴシエーションシーケンスによ
り、各サブキャリア毎に割り当てるビット数と各サブキ
ャリア毎の通信方向とが管理テーブルに設定されている
ものとする。
【0047】図13は、管理テーブルの一例の構成図を
示す。図13の管理テーブルは、加入者宅110のモデ
ム111が有する管理テーブルの一例であり、送信帯域
として利用されるサブキャリアが#1〜#5,受信帯域
として利用されるサブキャリアが#6〜#12に設定さ
れている。図14は、送信帯域変更処理の一例のシーケ
ンス図を示す。モデム111が送信帯域増加要求を受信
すると、モデム111の帯域制御コントローラ部44は
図11に示した割り当てサブキャリア数算出処理により
上り方向の送信帯域を32kbps分増加させるために
は現在下り方向の受信帯域のサブキャリアをいくつ使用
すれば良いかを算出する。
【0048】帯域制御コントローラ部44は、算出結果
に基づいて送信帯域増加要求パケットを生成して制御信
号トランシーバ部42に供給する。図15は、送信帯域
増加要求パケットの一例の構成図を示す。図15の送信
帯域増加要求パケットは、パケット種別データ,要求区
分データ,通知データ,チェックデータを含む。生成さ
れた送信帯域増加要求パケットは、制御信号トランシー
バ部42にて上り方向の制御信号に変調される。そし
て、その制御信号はラインドライバ部36に供給され、
主信号トランシーバ部34が生成する送信信号と合成さ
れて収容局120のモデム121に送信される。
【0049】収容局120のモデム121は、ラインド
ライバ部36を介して制御信号トランシーバ部42に下
り方向の制御信号を受信する。制御信号トランシーバ部
42は受信した下り方向の制御信号を復調して送信帯域
増加要求パケットを生成し、帯域制御コントローラ部4
4に供給する。帯域制御コントローラ部44は、供給さ
れた送信帯域増加要求パケットの情報に従ってモデム1
21が有する管理テーブルの指定されたサブキャリアを
送信から受信に変更すると共に、主信号トランシーバ部
34に指定されたサブキャリアの送信中止を通知する。
【0050】そして、帯域制御コントローラ部44は、
帯域変更応答パケットを生成して制御信号トランシーバ
部42に供給する。図16は、帯域変更応答パケットの
一例の構成図を示す。図16の帯域変更応答パケット
は、パケット種別データ,要求区分データ,通知デー
タ,チェックデータを含む。しかし、帯域変更応答パケ
ットの要求区分データ及び通知データはReserve
(リザーブ)に設定されている。
【0051】生成された帯域変更応答パケットは、制御
信号トランシーバ部42にて上り方向の制御信号に変調
される。そして、その制御信号はラインドライバ部36
に供給され、主信号トランシーバ部34が生成する送信
信号と合成されて加入者宅110のモデム111に送信
される。加入者宅110のモデム111は、ラインドラ
イバ部36を介して制御信号トランシーバ部42に下り
方向の制御信号を受信する。制御信号トランシーバ部4
2は受信した下り方向の制御信号を復調して帯域変更応
答パケットを生成し、その帯域変更応答パケットを帯域
制御コントローラ部44に供給する。
【0052】帯域制御コントローラ部44は、供給され
た帯域変更応答パケットの情報に従って、主信号トラン
シーバ部34に指定されたサブキャリアを利用して上り
方向の送信を開始するように通知する。したがって、加
入者宅110のモデム111から収容局120のモデム
121方向の通信帯域を32kbps分増加し、収容局
120のモデム121から加入者宅110のモデム11
1方向の通信帯域を32kbps分減少することが可能
となる。
【0053】次に、収容局120から加入者宅110方
向の通信帯域を32kbps分増加させる要求をモデム
111が受けた場合について説明する。なお、送信帯域
変更処理と同様な部分については説明を省略する。図1
7は、受信帯域変更処理の一例のシーケンス図を示す。
モデム111が受信帯域増加要求を受信すると、モデム
111の帯域制御コントローラ部44は下り方向の受信
帯域を32kbps増加させる旨の受信帯域増加要求パ
ケットを生成して収容局120のモデム121に送信さ
れる。
【0054】図18は、受信帯域増加要求パケットの一
例の構成図を示す。図18の受信帯域増加要求パケット
は、パケット種別データ,要求区分データ,通知デー
タ,チェックデータを含む。モデム121の帯域制御コ
ントローラ44は受信帯域増加要求パケットを受信する
と、図11に示した割り当てサブキャリア数算出処理に
より上り方向の送信帯域を32kbps分増加させるた
めには現在下り方向の受信帯域のサブキャリアをいくつ
使用すれば良いかを算出する。
【0055】帯域制御コントローラ部44は算出結果に
基づいて送信帯域増加要求パケットを生成し、その送信
帯域増加要求パケットを加入者宅110のモデム111
に送信する。モデム111の帯域制御コントローラ部4
4は、供給された送信帯域増加要求パケットの情報に従
ってモデム111が有する管理テーブルの指定されたサ
ブキャリアを送信から受信に変更すると共に、主信号ト
ランシーバ部34に指定されたサブキャリアの送信中止
を通知する。そして、帯域制御コントローラ部44は、
帯域変更応答パケットを生成して収容局120のモデム
121に送信する。
【0056】モデム121の帯域制御コントローラ部4
4は、供給された帯域変更応答パケットの情報に従っ
て、主信号トランシーバ部34に指定されたサブキャリ
アを利用して上り方向の送信を開始するように通知す
る。したがって、収容局120のモデム121から加入
者宅110のモデム111方向の通信帯域を32kbp
s分増加し、加入者宅110のモデム111から収容局
120のモデム121方向の通信帯域を32kbps分
減少することが可能となる。
【0057】次に、図14,17のシーケンス図を実現
するための帯域制御コントローラ44の処理について説
明する。図19は、帯域制御コントローラ44の処理を
実現する一実施例のフローチャートを示す。図19にお
いて、ステップS100では、帯域制御コントローラ部
44は供給された情報が自局側、言い換えればパケット
解析部40から供給された要求であるか否かを判定す
る。自局側から供給された要求であると判定すると(S
100においてYES)、ステップS110に進む。自
局側から供給された要求でないと判定すると(S100
においてNO)、ステップS120に進む。
【0058】ステップS110では、帯域制御コントロ
ーラ部44は供給された要求が送信帯域増加要求である
か否かを判定する。供給された要求が送信帯域増加要求
であると判定すると(S110においてYES)、ステ
ップS130に進み、後述する送信帯域増加処理を行な
う。供給された要求が送信帯域増加要求でないと判定す
ると(S110においてNO)、ステップS140に進
み、後述する受信帯域増加処理を行なう。
【0059】ステップS120では、帯域制御コントロ
ーラ部44は供給された情報が対向側、言い換えれば制
御信号トランシーバ部42から供給された要求であるか
否かを判定する。対向側から供給された要求であると判
定すると(S120においてYES)、ステップS15
0に進む。対向側から供給された要求でないと判定する
と(S120においてNO)、ステップS160に進
む。
【0060】ステップS150では、帯域制御コントロ
ーラ部44は供給された要求が送信帯域増加要求である
か否かを判定する。供給された要求が送信帯域増加要求
であると判定すると(S150においてYES)、ステ
ップS170に進み、後述する送信帯域増加処理を行な
う。供給された要求が送信帯域増加要求でないと判定す
ると(S150においてNO)、ステップS180に進
み、後述する受信帯域増加処理を行なう。
【0061】ステップS160では、帯域制御コントロ
ーラ部44は供給された情報が帯域変更応答であるか否
かを判定する。供給された情報が帯域変更応答であると
判定すると(S160においてYES)、ステップS1
90に進み、後述する帯域変更応答処理を行なう。供給
された情報が帯域変更応答でないと判定すると(S16
0においてNO)、ステップS200に進む。
【0062】ステップS200では、帯域制御コントロ
ーラ部44は帯域変更応答の待ち時間が過ぎたか否かを
判定する。帯域変更応答の待ち時間が過ぎたと判定する
と(S200においてYES)、ステップS210に進
み、後述するタイムアウト処理を行なう。帯域変更応答
の待ち時間が過ぎていないと判定すると(S200にお
いてNO)、ステップS160に進む。
【0063】以上、図19に示したフローチャートのよ
うに、帯域制御コントローラ44の処理を実現すること
が可能となる。次に、図19のフローチャートの処理に
ついて図20〜図24を参照して更に詳細に説明してい
く。図20は、S130の送信帯域増加処理の一実施例
のフローチャートを示す。
【0064】図20において、ステップS131では、
帯域制御コントローラ部44はステータスがアイドル状
態であるか否かを判定する。ステータスがアイドル状態
であると判定すると(S131においてYES)、ステ
ップS132に進む。なお、ステータスがアイドル状態
でないと判定すると(S131においてNO)、処理を
終了する。
【0065】ステップS132では、要求された送信帯
域増加量に従って図11の割り当てサブキャリア数算出
処理を行い、送信帯域と受信帯域との境界を算出する。
ステップS132に続いてステップS133に進み、ス
テータスを要求中状態に変更する。ステップS133に
続いてステップS134に進み、帯域制御コントローラ
部44は制御信号トランシーバ部42に送信帯域増加要
求パケットを供給する。そして、ステップS134に続
いてステップS135に進み、帯域制御コントローラ部
44は、帯域変更応答の待ち時間を計時するタイマを起
動させる。
【0066】以上、図20に示したフローチャートのよ
うに、S130の送信帯域増加処理を実現することが可
能となる。図21は、S140の受信帯域増加処理の一
実施例のフローチャートを示す。図21において、ステ
ップS141では、帯域制御コントローラ部44はステ
ータスがアイドル状態であるか否かを判定する。ステー
タスがアイドル状態であると判定すると(S141にお
いてYES)、ステップS142に進む。なお、ステー
タスがアイドル状態でないと判定すると(S141にお
いてNO)、処理を終了する。
【0067】ステップS142では、帯域制御コントロ
ーラ部44は、要求された受信帯域増加量に従って受信
帯域増加要求パケットを生成し、その受信帯域増加要求
パケットを制御信号トランシーバ部42に供給する。そ
して、ステップS142に続いてステップS143に進
み、帯域制御コントローラ部44は、送信帯域増加要求
の待ち時間を計時するタイマを起動させる。
【0068】以上、図21に示したフローチャートのよ
うに、S140の受信帯域増加処理を実現することが可
能となる。図22は、S170の送信帯域増加処理の一
実施例のフローチャートを示す。図22において、ステ
ップS171では、帯域制御コントローラ部44はステ
ータスがアイドル状態であるか否かを判定する。ステー
タスがアイドル状態であると判定すると(S171にお
いてYES)、ステップS172に進む。なお、ステー
タスがアイドル状態でないと判定すると(S171にお
いてNO)、処理を終了する。
【0069】ステップS172では、帯域制御コントロ
ーラ部44は主信号トランシーバ部34に対し、指定さ
れた送信用サブキャリアの使用を中止する指示を行な
う。そして、ステップS172に続いてステップS17
3に進み、帯域制御コントローラ44は制御信号トラン
シーバ部42に帯域変更応答パケットを供給する。以
上、図22に示したフローチャートのように、S170
の送信帯域増加処理を実現することが可能となる。な
お、図19のステップS180の受信帯域増加処理はス
テップS130の送信帯域増加処理のフローチャートと
同様であり、説明を省略する。
【0070】図23は、S190の帯域変更応答処理の
一実施例のフローチャートを示す。図23において、ス
テップS191では、帯域制御コントローラ部44はス
テータスが要求中状態であるか否かを判定する。ステー
タスが要求中状態であると判定すると(S191におい
てYES)、ステップS192に進む。なお、ステータ
スが要求中状態でないと判定すると(S191において
NO)、処理を終了する。
【0071】ステップS192では、帯域制御コントロ
ーラ部44は主信号トランシーバ部34に対し、図11
の割り当てサブキャリア数算出処理により算出したサブ
キャリアを送信用サブキャリアに変更する指示を行な
う。ステップS192に続いてステップS193に進
み、帯域制御コントローラ部44はステータスをアイド
ル状態に変更する。そして、ステップS193に続いて
ステップS194に進み、帯域制御コントローラ部44
は帯域変更応答の待ち時間を計時するタイマを停止させ
る。
【0072】以上、図23に示したフローチャートのよ
うに、S190の帯域変更応答処理を実現することが可
能となる。図24は、S210のタイムアウト処理の一
実施例のフローチャートを示す。図24において、ステ
ップS211では、計時した待ち時間が所定時間を経過
したためにステータスを要求中状態からアイドル状態に
変更する。
【0073】以上、図24に示したフローチャートのよ
うに、S210のタイムアウト処理を実現することが可
能となる。次に、図12のネットワークにおいて、端末
−モデム間のインターフェースをイーサネットとし、端
末112と端末142との間でTCP/IP上のTV会
議アプリケーションを使用する場合について説明する。
【0074】図25は、加入者宅の各モデムによる通信
帯域変更処理の一例のシーケンス図を示す。加入者宅1
10の端末112と加入者宅140の端末142との間
の通信帯域を変更するためには、モデム111とモデム
121との間、及びモデム131とモデム141との間
の通信帯域を変更する必要がある。そこで、端末112
と端末142との間のアプリケーションレベルで通信帯
域変更のネゴシエーションを行なった後、端末112の
アプリケーションは端末112に搭載された専用ドライ
バに対して送信帯域増加要求を行なう。これは、例えば
ioctl()等のAPI(Application Program Inte
rface )を使用してもよい。
【0075】送信帯域増加要求を受けた専用ドライバ
は、後述するイーサネット用制御フレーム作成処理によ
り図26に示す送信帯域増加要求パケットを制御信号識
別子を付与したイーサネットフレームに乗せ、モデム1
11に送信する。モデム111の外部インターフェース
部32は、図26の送信帯域増加要求パケットを認識
し、パケット解析部40に供給する。パケット解析部4
0は、送信帯域増加要求パケットを解析し、解析結果を
帯域制御コントローラ部44に供給する。そして、帯域
制御コントローラ部44は、供給された制御情報に従っ
て前述した通信帯域変更処理を行なう。
【0076】通信帯域変更処理を行なった後、モデム1
11の帯域制御コントローラ部44は図27の帯域変更
応答パケットを生成し、外部インターフェース部32に
よりイーサネットフレームに乗せて端末112に通知す
る。端末112に搭載された専用ドライバは、後述する
イーサネット用制御フレーム解析処理により帯域変更応
答を認識し、アプリケ−ションに通知する。
【0077】アプリケ−ションのネゴシエーションの結
果、端末142では専用ドライバに対して受信帯域増加
要求を行なう。受信帯域増加要求を受けた専用ドライバ
は、図28の受信帯域増加要求パケットを生成し、モデ
ム141に送信する。モデム141の外部インターフェ
ース部32は、図28の受信帯域増加要求パケットを認
識し、パケット解析部40に供給する。パケット解析部
40は、受信帯域増加要求パケットを解析し、解析結果
を帯域制御コントローラ部44に供給する。そして、帯
域制御コントローラ部44は、供給された制御情報に従
って図18の受信帯域増加要求パケットを生成し、その
受信帯域増加要求パケットを制御信号トランシーバ部4
2に供給する。
【0078】制御信号トランシーバ部42は、その受信
帯域増加要求パケットを変調し、ラインドライバ部26
を介して対抗の収容局130のモデム131に送信す
る。モデム131は、前述の送信帯域増加処理を行なう
ことによりモデム131からモデム141方向の通信帯
域を増加する。そして、端末112と端末142との間
のアプリケーションレベルで通信帯域変更終了の通知を
行い処理を終了する。
【0079】以上、図25のシーケンスによれば、端末
−モデム間のインターフェースをイーサネットとし、端
末112と端末142との間で通信帯域変更処理が可能
となる。次に、イーサネット用制御フレーム作成処理に
ついて更に説明する。図29は、イーサネット用制御フ
レーム作成処理の一実施例のフローチャートを示す。
【0080】図29において、ステップS300では、
引数で指定された処理指標(例えば、送信帯域増加又は
受信帯域増加)を送信/受信帯域増加要求パケットに設
定する。ステップS300に続いてステップS310に
進み、送信/受信帯域増加要求パケットを制御信号識別
子を付与したイーサネットフレームに乗せる。ステップ
S310に続いてステップS320に進み、その制御信
号識別子を付与したイーサネットフレームは、他のイー
サネットフレームと共にモデムに送信される。
【0081】以上、図29に示したフローチャートのよ
うに、イーサネット用制御フレーム作成処理を実現する
ことが可能となる。次に、イーサネット用制御フレーム
解析処理について更に説明する。図30は、イーサネッ
ト用制御フレーム解析処理の一実施例のフローチャート
を示す。図30において、ステップS400では、制御
信号識別子が付与されたイーサネットフレームを抽出す
る。ステップS400に続いてステップS410に進
み、抽出した制御信号識別子が付与されたイーサネット
フレームから送信/受信帯域増加要求パケットを検出
し、検出結果をアプリケーションに通知する。
【0082】以上、図30に示したフローチャートのよ
うに、イーサネット用制御フレーム解析処理を実現する
ことが可能となる。次に、xDSLモデム30のバッフ
ァメモリ部38の処理について図面を参照しつつ説明す
る。図31は、バッファメモリ部38の処理を説明する
一例の図を示す。また、図32はバッファメモリ部38
の処理の一実施例のフローチャートを示す。例えば、送
信データが一時的に増大したことにより、バッファメモ
リ部38内の送信バッファに大量のデータが蓄積された
場合について説明する。
【0083】図31に示すように、バッファメモリ部3
8内の送信バッファ及び受信バッファには夫々送信バッ
ファしきい値及び受信バッファしきい値が設定されてい
る。なお、図31は送信バッファの蓄積データが送信バ
ッファしきい値を超過し、且つ、受信バッファの蓄積デ
ータが受信バッファしきい値を超過していない例を示し
たものである。
【0084】図32において、ステップS500では、
オーバフローカウンタをリセットする。ステップS50
0に続いてステップS510に進み、送信バッファの蓄
積データが送信バッファしきい値を超えているか否かを
判定する。送信バッファしきい値を超えていると判定す
ると(S510においてYES)、ステップS520に
進む。なお、送信バッファしきい値を超えていないと判
定すると(S510においてNO)、ステップS500
に進む。
【0085】ステップS520では、受信バッファの蓄
積データが受信バッファしきい値未満であるか否かを判
定する。受信バッファしきい値未満であると判定すると
(S520においてYES)、ステップS530に進
み、オーバフローカウンタをインクリメントする。受信
バッファしきい値未満でないと判定すると(S520に
おいてNO)、ステップS500に進む。
【0086】ステップS530に続いてステップS54
0に進み、オーバフローカウンタのカウント値が指定し
た値以上であるか否かを判定する。指定した値以上であ
ると判定すると(S540においてYES)、ステップ
S550に進む。指定した値以上でないと判定すると
(S540においてNO)、ステップS510に進みス
テップS510〜S540の処理を行なう。
【0087】ステップS550では、バッファメモリ部
38は送信帯域を増加させる必要がある旨を帯域制御コ
ントローラ部44に通知する。なお、増加させる通信帯
域は予め設定しておくことが可能である。以上、図32
に示したフローチャートによれば、帯域制御コントロー
ラ部44はバッファメモリ部38の蓄積データの状態に
従って送信帯域及び受信帯域の調整が可能となる。
【0088】なお、特許請求の範囲に記載したデータ送
受信手段は主信号トランシーバ部34に対応し、情報格
納手段はテーブル格納メモリ86に対応し、制御手段は
帯域制御コントローラ部44に対応し、制御信号トラン
シーバ手段は制御信号トランシーバ部42に対応し、外
部インターフェース手段は外部インターフェース部32
に対応し、メモリ手段はバッファメモリ部38に対応す
る。
【0089】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の本発明によ
れば、データ送受信手段,情報格納手段,及び制御手段
を有することにより、複数のキャリア周波数を送信又は
受信のどちらにでも利用することが可能となる。したが
って、送信帯域と受信帯域とを適切に調整することが可
能となり、通信帯域を効率的に利用できる。
【0090】また、請求項2記載の本発明によれば、制
御信号トランシーバ手段を有することにより、他の通信
装置からの制御命令に従って制御手段を制御することが
できる。また、他の通信装置に制御命令を送信すること
ができる。また、請求項3記載の本発明によれば、外部
インターフェース手段を有することにより、通信装置に
接続されている端末装置からの制御命令に従って制御手
段を制御することが可能となる。また、端末装置に制御
命令を送信することが可能となる。
【0091】したがって、端末装置のアプリケーション
から通信装置の送信帯域及び受信帯域を調整することが
可能となり、限られた通信帯域を有効に利用することが
できる。また、請求項4記載の本発明によれば、キャリ
ア周波数を利用して制御命令を送受信することにより他
の通信装置との間で制御命令の送受信が可能となる。
【0092】また、請求項5記載の本発明によれば、送
信に利用しているキャリア周波数の数と受信に利用して
いるキャリア周波数の数とを制御することにより、送信
帯域と受信帯域とを適切に調整できる。また、請求項6
記載の本発明によれば、制御手段は他の通信装置の送信
帯域と受信帯域とを調整する制御命令を生成することに
より、他の通信装置を制御命令に従って制御することが
できる。したがって、送信帯域と受信帯域とを適切に調
整できる。
【0093】また、請求項7記載の本発明によれば、通
信装置内の送信するデータと受信するデータとを保持
し、その送信するデータ又は受信するデータの保持量
(蓄積量)が所定のしきい値以上となると制御命令を制
御手段に供給するメモリ手段を有することにより、送信
帯域と受信帯域との使用状況を監視し、送信帯域と受信
帯域とを適切に調整することが可能となる。したがっ
て、通信帯域を効率的に利用できる。
【0094】また、請求項8記載の本発明によれば、本
発明の通信帯域設定方法によれば、複数のキャリア周波
数を送信又は受信のどちらにでも利用することが可能と
なる。したがって、送信帯域と受信帯域とを適切に調整
することが可能となり、通信帯域を効率的に利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】xDSLモデムの一例の構成図である。
【図2】DMT変調方式による周波数スペクトラムの一
例の構成図である。
【図3】DMT変調方式のビット割り当てを説明する一
例の図である。
【図4】DMT変調方式のサブキャリア使用変更を説明
する一例の図である。
【図5】本発明の原理を説明する一例の周波数スペクト
ラムである。
【図6】本発明の通信装置の一実施例の構成図である。
【図7】主信号トランシーバ部の一実施例の構成図であ
る。
【図8】パケット解析部の一実施例の構成図である。
【図9】制御信号トランシーバ部の一実施例の構成図で
ある。
【図10】帯域制御コントローラ部の一実施例の構成図
である。
【図11】割り当てサブキャリア数算出処理の一例のフ
ローチャートである。
【図12】xDSLモデムによるネットワークの一例の
構成図である。
【図13】管理テーブルの一例の構成図である。
【図14】送信帯域変更処理の一例のシーケンス図であ
る。
【図15】送信帯域増加要求パケットの一例の構成図で
ある。
【図16】帯域変更応答パケットの一例の構成図であ
る。
【図17】受信帯域変更処理の一例のシーケンス図であ
る。
【図18】受信帯域増加要求パケットの一例の構成図で
ある。
【図19】帯域制御コントローラの処理を実現する一実
施例のフローチャートである。
【図20】S130の送信帯域増加処理の一実施例のフ
ローチャートである。
【図21】S140の受信帯域増加処理の一実施例のフ
ローチャートである。
【図22】S170の送信帯域増加処理の一実施例のフ
ローチャートである。
【図23】S190の帯域変更応答処理の一実施例のフ
ローチャートである。
【図24】S210のタイムアウト処理の一実施例のフ
ローチャートである。
【図25】加入者宅の各モデムによる通信帯域変更処理
の一例のシーケンス図である。
【図26】送信帯域増加要求パケットの一例の構成図で
ある。
【図27】帯域変更応答パケットの一例の構成図であ
る。
【図28】受信帯域増加要求パケットの一例の構成図で
ある。
【図29】イーサネット用制御フレーム作成処理の一実
施例のフローチャートである。
【図30】イーサネット用制御フレーム解放処理の一実
施例のフローチャートである。
【図31】バッファメモリ部の処理を説明する一例の図
である。
【図32】バッファメモリ部の処理の一実施例のフロー
チャートである。
【符号の説明】
30 xDSLモデム 32 外部インターフェース部 34 主信号トランシーバ部 36 ラインドライバ部 38 バッファメモリ部 40 パケット解析部 42 制御信号トランシーバ部 44 帯域制御コントローラ部 52 データ分割器 54 データ合成器 56 QAM変調部 58 QAM復調部 60 合成器 62 分割器 64,80 D/A変換器 66,82 A/D変換器 68 パケット抽出部 70 帯域変更応答パケット生成部 72 QAM変調器 74 QAM復調器 76,78 ディジタルBPF 84 制御コントローラ 86 テーブル格納メモリ 100 ネットワーク 110,140 加入者宅 111,121,131,141 モデム 112,142 端末 120,130 収容局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 DD01 DD13 DD17 DD19 DD21 DD31 5K051 AA02 AA05 BB02 CC02 DD09 DD13 EE01 EE02 EE04 EE07 FF03 FF12 HH13 HH16 HH26 JJ02 JJ10 JJ12 5K101 KK20 LL02 MM01 MM04 MM05 NN34 SS04 SS07 TT01 UU08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ信号を複数のキャリア周波数を利
    用して送受信するデータ送受信手段と、 前記複数のキャリア周波数が送信又は受信のどちらに利
    用されているかの情報を格納する情報格納手段と、 制御命令に従って前記情報格納手段の情報を変更する制
    御手段とを有し、 前記情報格納手段の情報に従って前記データ送受信手段
    の送受信処理を制御し、送信帯域と受信帯域とを調整す
    ることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 受信信号から前記制御命令を復調して前
    記制御手段に供給し、前記制御手段から供給される前記
    制御命令を変調して出力する制御信号トランシーバ手段
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記データ信号に含まれる制御命令を検
    出して前記制御手段に供給し、前記制御手段から供給さ
    れる前記制御命令を変換して出力する外部インターフェ
    ース手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の
    通信装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のキャリア周波数のうち少なく
    とも1つを利用して前記制御命令を送受信することを特
    徴とする請求項2記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記制御命令に従って
    前記複数のキャリア周波数のうち送信に利用しているキ
    ャリア周波数の数と受信に利用しているキャリア周波数
    の数とを制御し、送信帯域と受信帯域とを調整すること
    を特徴とする請求項1記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記データ信号を送受
    信している他の通信装置の情報格納手段の情報を変更
    し、前記他の通信装置の送信帯域と受信帯域とを調整す
    る制御命令を生成することを特徴とする請求項2記載の
    通信装置。
  7. 【請求項7】 送信するデータと受信するデータとを保
    持し、前記送信するデータ又は受信するデータの保持量
    が所定のしきい値以上となると、前記制御命令を制御手
    段に供給するメモリ手段を更に有することを特徴とする
    請求項1記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 送信帯域又は受信帯域を調整する制御命
    令を供給される段階と、 前記制御命令に基づいてデータ信号を送受信する複数の
    キャリア周波数が送信又は受信のどちらに利用されてい
    るかの情報を変更する段階と、 前記情報に従って前記キャリア周波数毎に送信又は受信
    処理を行ない、前記送信帯域と受信帯域とを調整する段
    階とを有することを特徴とする通信帯域設定方法。
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