JP2000036865A - スプリッタレス・オペレ―ションを有するデ―タ通信システム - Google Patents

スプリッタレス・オペレ―ションを有するデ―タ通信システム

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JP2000036865A
JP2000036865A JP11092483A JP9248399A JP2000036865A JP 2000036865 A JP2000036865 A JP 2000036865A JP 11092483 A JP11092483 A JP 11092483A JP 9248399 A JP9248399 A JP 9248399A JP 2000036865 A JP2000036865 A JP 2000036865A
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    • H04L1/0002Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission rate
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通のチャネル(ライン)で異なる通信サー
ビスを提供する。 【解決手段】 本発明は、リモート・サイトにスプリッ
タがないときでも、異なる種類のサービス(例えば、電
話サービスと高速データ転送サービス)をリモート・サ
イトに提供するデータ通信システム(200)を開示す
る。セントラル・サイト(例えば、中央局)(202)
は、少なくとも2つの異なる種類のリモート・サイトと
通信することができる。1つの種類のリモート・サイト
は、フル・スプリッタ(即ち、ローパス・フィルタとハ
イパス・フィルタの両方)を含み、別の種類のリモート
・サイト(204)は、部分スプリッタのみを有する
(即ち、ハイパス・フィルタ(234)を含むがローパ
ス・フィルタを有さない)。セントラル・サイト(20
2)は、用いられる変調の種類(例えば、低PAR技
術)に従って、種々のレシーバ・ユニットから選択す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ通信システム
に関連し、更に詳細には、共通のチャネルで異なるサー
ビスを提供するデータ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の通信システムを用い
る場合、通信チャネルは、同じチャネルで作動する異な
る装置によって共有されることが多い。従来の非同期デ
ジタル加入者回線(ADSL)トランシーバ(即ち、モ
デム)では、通常、2対の「スプリッタ」フィルタを用
いて、既存の電話サービス(Plain Old Telephone Serv
ice)(POTS)と、同じラインで機能するADLS
サービスとを分ける。1対のスプリッタ・フィルタはセ
ントラル・サイドに提供され、もう1対はリモート・サ
イドに提供される。それぞれのスプリッタ・フィルタ対
は、信号をPOTSへ通すローパス・フィルタと、信号
をADSLサービスへ通すハイパス・フィルタとを含
む。図1は、通信チャネル(即ち、ライン)がPOTS
とADSLサービスの両方をサポートするデータ通信シ
ステム10のブロック図である。データ通信システム1
0は、セントラル・サイド12とリモート・サイド14
を含む。セントラル・サイド12は、例えば、中央局で
あり、リモート・サイド14は、例えば、顧客の敷地
(例えば、ビジネスの又は居住している敷地)に関連す
る。セントラル・サイド12は、DMTトランシーバ1
6と電話ネットワーク18を含む。DMTトランシーバ
16は、DMTトランスミッタ20、DMTレシーバ2
2、及びハイブリッド回路24を含む。DMTトランス
ミッタ20は、ハイブリッド回路24を介するチャネル
でデータを転送するよう作動する。DMTレシーバ22
は、そのチャネルで転送されハイブリッド回路24で受
信されるデータを受取るよう作動する。セントラル・サ
イド12はスプリッタ26(即ち、スプリッタ・フィル
タの対)も含み、これは、ライン28から電話ネットワ
ーク18へ入る低い周波数信号を通し、ライン28から
ハイブリッド回路へ入る高い周波数信号を通す。
【0003】リモート・サイド14は、DMTトランシ
ーバ30と顧客電話サービス32を含む。DMTトラン
シーバ30は、DMTレシーバ34、DMTトランスミ
ッタ36、及びハイブリッド回路38を含む。リモート
・サイド14はスプリッタ40(即ち、スプリッタ・フ
ィルタの対)も含み、これは、顧客電話サービス32と
ハイブリッド回路38と共に、ライン28に結合され
る。スプリッタ40は、ライン28から入る信号を、ハ
イブリッド回路38又は顧客電話サービス32のいずれ
かへ通すように作動する。ライン28から入る信号が低
周波数信号である場合、スプリッタ40はその信号を顧
客電話サービス32へ送る。一方、ライン28から入る
信号が高周波数信号である場合、スプリッタ40はその
信号をトランシーバ30のハイブリッド回路38へ送
る。このように、データ通信システム10は、同じライ
ン(即ち、ライン28)でADSLサービスとPOTS
サービスを提供することができる。スプリッタ26及び
40は、異なるサービスを適切にフィルタして、信号を
適切なサービスに向けるよう作動する。ADSLに関す
る更なる詳細は、ネットワーク及び顧客インストレーシ
ョン・インターフェース−非同期デジタル加入者回線
(ADSL)メタリック・インタフェースに関する標準
ANSI T1.413−1995を公表した米国規格
協会(ANSI)にあり、参照のためここに組み込む。
しかし、共通の通信チャネルで複数のサービスをサポー
トするデータ通信システムの従来の設計には幾つかの問
題点がある。リモートADSLトランシーバ(図1に示
したリモート・トランシーバ30など)の1つの問題点
は、スプリッタ(例えば、スプリッタ40)に関連する
ローパス・フィルタは、顧客の敷地へのライン(例え
ば、ライン28)の入り口近くに取付ける必要があるこ
とである。上述のように、スプリッタの設計は2つのフ
ィルタ(即ち、スプリッタ・フィルタ)を含み、1つの
フィルタ(ハイパス・フィルタ)はトランシーバ(即
ち、トランシーバ30)内に又はそれに結合して形成さ
れ、もう1つのフィルタ(ローパス・フィルタ)は顧客
の敷地へのラインの入り口に取付けられる。顧客の敷地
にこのようなフィルタ(即ち、ローパス・フィルタ)を
取付けることは、顧客にとっても電話サービス・プロバ
イダにとっても、不便であり、負担となる。
【0004】幾つかのデータ通信システムは、リモート
・サイドのスプリッタに関連するローパス・フィルタを
なくす努力をしている。これによって、顧客の敷地にロ
ーパス・フィルタを取付けなければならない不便さや負
担は避けられるが、こうすることにより、顧客の敷地の
電話に高レベルの雑音が発生して、その使用を妨げる
か、ユーザにとって満足できないものとなる。更に詳し
く言えば、DMT(discrete multi-tone)変調を用い
るADSLトランシーバの場合、顧客が、顧客の敷地の
スプリッタにローパス・フィルタを持たないDMT変調
技術を用いて上りの(即ち、中央局へ向かって)データ
を転送するとき、多数の電話の回路の非線形性が、電話
の話者によって発せられ電話の受話器から聞こえる雑音
を耐え難い高レベルにすることがある。顧客の敷地のス
プリッタに関連するローパス・フィルタを持たないAD
SLシステムに生じる雑音の問題を解決するために提案
されている別のアプローチは、より低い電力レベルで転
送するか、より効率のよくない変調技術を用いることで
ある。より低い電力レベルでの転送は、サポートされ得
る有効データ・レートを著しく低下させる。(高電力レ
ベルの)DMT変調は高データ・レートを提供するが、
これは高信号強度を有する高周波数信号を使用する。こ
れらの結果の高信号強度は、上述のように、顧客の電話
での望ましくない雑音のもととなる。より効率のよくな
い変調技術は、より低い信号強度又は周波数を有する信
号を用いるために生成する雑音がより小さい。しかし、
DMTの代りに効率のよくない変調技術を用いることに
より、システムの性能も有効データ・レートの点で低減
する。このように、顧客のロケーションにスプリッタの
ローパス・フィルタの部分を必要とすることなく、同じ
ラインで電話サービスとADSLサービスを作動させる
ことの可能な、改良された技術が必要とされている。
【0005】
【課題を達成するための手段及び作用】本発明は、リモ
ート・サイトにスプリッタがないときでも、異なる種類
のサービスをリモート・サイトに提供するデータ通信シ
ステムに関連する。セントラル・サイト(例えば、中央
局)は、少なくとも2つの異なる種類のリモート・サイ
トと通信することができる。1つの種類のリモート・サ
イトは、フル・スプリッタ(即ち、ローパス・フィルタ
とハイパス・フィルタの両方)を含み、別の種類のリモ
ート・サイトは、部分スプリッタのみを有する(即ち、
ハイパス・フィルタを含むがローパス・フィルタを有さ
ない)。従来、これらのリモート・サイトのトランシー
バ(例えば、ADSLトランシーバ)は同じ設計で、上
り転送に下り転送と同じ変調技術を用いているが、ここ
では、ローパス・フィルタのないリモート・サイト(即
ち、部分スプリッタ型のリモート・サイト)は、上り転
送には異なる変調技術を用いる。例として、完全なスプ
リッタを持たないリモート・サイトは、上り転送には連
続位相変調(CPM)を、下り転送にはDMT(discre
te multi-tone)を用いることができる。更に一般的に
言えば、スプリッタのない設計でも電話サービスに雑音
をもたらさない下り転送には、DMTのような高PAR
(peak-average-ratio)技術を用いることができるが、
上り転送では、電話サービスで生成される雑音のレベル
を著しく減少させるために、PARが一層低い技術(例
えば、CPM、QAM、FSKなど)を用いることがで
きる。セントラル・サイトは、異なる種類のリモート・
サイトの両方と通信することができる。セントラル・サ
イトは、リモート・サイトによって用いられる変調の種
類(例えば、低PAR技術)に従って、種々のレシーバ
・ユニットから選択する。本発明は、装置、システム、
方法、又はコンピュータ読出し可能な媒体、などを含む
多くの方法で実施することができる。本発明の幾つかの
実施例を以下に説明する。
【0006】ワイヤでデータ通信するためのトランシー
バ装置として、本発明の実施例は、データを転送するた
めに高PAR型変調を用いるデータ転送サービスを提供
するトランスミッタと、データを受信するため、高PA
R型復調を有する信号を復調することのできる第1のレ
シーバと、データを受信するため、低い又は中間のPA
R型復調を有する信号を復調することのできる第2のレ
シーバと、ワイヤからの入力データ転送サービス通信を
受信するため、第1及び第2のレシーバから1つを選択
するように機能的に接続されるスイッチ・ユニットとを
含む。電話サービスとデータ転送サービスの両方のため
に転送ラインを共有するデータ転送システムとして、本
発明の一つの実施例は、電話サービスとデータ転送サー
ビスを提供するセントラル・サイドと、電話サービスと
データ転送サービスを提供するリモート・サイドを含
む。リモート・サイドは電話サービス装置に結合され
る。セントラル・サイドは、データを転送するために第
1の種類の変調を用いるデータ転送サービスを提供する
セントラル・サイド・トランスミッタと、データを受信
するために第1の種類の復調又は第2の種類の復調のい
ずれかを用いるよう構成されるデータ転送サービスを提
供するセントラル・サイド・レシーバと、転送ラインに
結合されるスプリッタ回路とを含む。スプリッタ回路
は、転送ラインからの入力電話サービス通信を電話ネッ
トワークへ向け、転送ラインからの入力データ転送サー
ビス通信をセントラル・サイド・レシーバへ向け、出力
電話サービス通信と出力データ転送サービス通信を転送
ラインへ結合させる。リモート・サイドは、データを受
信するために第1の種類の復調を用いてデータ転送サー
ビスを提供するリモート・サイド・レシーバと、データ
を転送するために第1の種類の変調又は第2の種類の変
調のいずれかを用いてデータ転送サービスを提供するリ
モート・サイド・トランスミッタとを含む。リモート・
サイド・トランスミッタが第1の種類の変調を用いてデ
ータ転送サービスを提供するとき、セントラル・サイド
・レシーバは第1の種類の復調を用いるように構成さ
れ、リモート・サイド・トランスミッタが第2の種類の
変調を用いてデータ転送サービスを提供するとき、セン
トラル・サイド・レシーバは第2の種類の復調を用いる
ように構成される。
【0007】電話サービスと高速データ転送サービスの
両方のために転送ラインを共有するデータ通信システム
として、本発明の別の実施例は、電話サービスと高速デ
ータ転送サービスを提供するセントラル・サイドと、電
話サービスと高速データ転送サービスを提供する第1の
リモート・サイドとを含む。リモート・サイドは電話サ
ービス装置に結合される。セントラル・サイドは、デー
タを転送するために第1の種類の変調を用いる高速デー
タ転送サービスを提供するセントラル・サイド・トラン
スミッタと、データを受信するために第1の種類の復調
を用いて高速データ転送サービスを提供するセントラル
・サイドの第1のレシーバと、データを受信するために
第2の種類の復調を用いて高速データ転送サービスを提
供するセントラル・サイドの第2のレシーバと、入力高
速データ転送サービス通信を受信するために、セントラ
ル・サイドの第1のレシーバとセントラル・サイドの第
2のレシーバから1つを選択するよう機能的に接続され
るスイッチ・ユニットと、転送ラインからの入力電話サ
ービス通信を電話ネットワークへ向け、転送ラインから
の入力高速データ通信をスイッチ・ユニットへ向け、出
力電話サービス通信と出力高速データ転送サービス通信
を転送ラインへ結合するスプリッタ回路とを含む。第1
のリモート・サイドは、転送ラインからの入力高速デー
タ転送サービス通信を通し、転送ラインからの入力電話
サービス通信をブロックするハイパス・フィルタ回路
と、データを受信するために第1の種類の復調を用いて
高速データ転送サービスを提供するリモート・サイドの
第1のレシーバと、データを転送するために第2の種類
の変調を用いて高速データ転送サービスを提供するリモ
ート・サイドの第1のトランスミッタとを含む。リモー
ト・サイドは、電話サービス装置に結合されるローパス
・フィルタ回路を持たないことが好ましい。任意に、第
1の種類の変調はDMT変調を用い、第1の種類の復調
はDMT変調を用い、更に、第2の種類の変調は連続位
相変調を用い、第2の種類の復調は連続位相復調を用い
てもよい。電話サービスと高速データ転送サービスの両
方のために転送ラインを共有するデータ通信システムと
して、本発明の更に別の実施例は、電話サービスと高速
データ転送サービスを提供するセントラル・サイドと、
電話サービスと高速データ転送サービスを提供するリモ
ート・サイドと、電話サービス装置に結合されるリモー
ト・サイドとを含む。セントラル・サイドは、データを
転送するためにマルチキャリア変調を用いて高速データ
転送サービスを提供するセントラル・サイドDMTトラ
ンスミッタと、データを受信するためにマルチキャリア
復調を用いて高速データ転送サービスを提供するセント
ラル・サイドDMTレシーバと、データを受信するため
に連続位相復調を用いて高速データ転送サービスを提供
するセントラル・サイドCPMレシーバと、転送ライン
に結合されるスプリッタ回路であって、転送ラインから
の入力電話サービス通信を電話ネットワークに向け、転
送ラインからの入力高速データ転送サービス通信をセン
トラル・サイドDMTトランシーバに向け、出力電話サ
ービス通信と出力高速データ転送サービス通信を転送ラ
インに結合するスプリッタ回路と、転送ラインからの入
力高速データ転送サービス通信を受信するために、セン
トラル・サイドDMTレシーバとセントラル・サイドC
PMレシーバから1つを選択するように機能的に接続さ
れるスイッチ・ユニットとを含む。リモート・サイド
は、転送ラインに機能的に結合されるフィルタ回路であ
って、転送ラインからの入力高速データ転送サービス通
信を通し、転送ラインからの電話サービス通信をブロッ
クするフィルタ回路と、フィルタ回路に機能的に結合さ
れるリモート・サイドDMTレシーバであって、データ
を受信するためにマルチキャリア復調を用いて高速デー
タ転送サービスを提供するリモート・サイドDMTレシ
ーバと、フィルタ回路に機能的に結合されるリモート・
サイドCPMトランスミッタであって、データを転送す
るために連続位相変調を用いて高速データ転送サービス
を提供するリモート・サイドCPMトランスミッタとを
含む。
【0008】本発明の利点は非常に多い。本発明の一つ
の利点は、リモート・サイドがスプリッタレス・オペレ
ーションを使うとき電話に従来生じていた望ましくない
レベルの雑音が、本発明によってなくなるか又は実質的
に低減されることである。別の利点は、セントラル・サ
イドは、スプリッタあり又はスプリッタなしのいずれの
オペレーションも共通の設計でサポートすることがで
き、セントラル・サイドのレシーバは、リモート・サイ
トがスプリッタを有するか有さないかによって(又は用
いられる変調技術によって)、単にそれぞれのリモート
・サイド用に構成されることである。更に別の利点は、
ハイブリッド・トランシーバをスプリッタレス・オペレ
ーションと共に用いることにより、下り転送には、より
高い性能の変調技術(例えば、DMT)を継続して用
い、一方、上り通信には、望ましくない雑音を減らすた
め、より低い性能の変調技術(例えば、CPM)を用い
ることが可能である。本発明の別の側面及び利点は、添
付の図面に関連して本発明の原理の例として示した以下
の説明から明らかになろう。本発明は、添付の図面に関
連した以下の詳細な説明によって容易に理解され得る。
図面において同様の参照数字は同様の機能要素を指す。
【0009】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。本発明は、リモート・サイトにスプリッタがないと
きでもリモート・サイトに異なる種類のサービスを提供
するデータ通信システムに関連する。セントラル・サイ
ト(例えば、中央局)は、少なくとも2つの異なる種類
のリモート・サイトと通信することができる。1つの種
類のリモート・サイトは、フル・スプリッタ(即ち、ロ
ーパス・フィルタとハイパス・フィルタの両方)を含
み、別の種類のリモート・サイトは、部分スプリッタの
みを有する(即ち、ハイパス・フィルタを含むがローパ
ス・フィルタがない)。従来、これらのリモート・サイ
トのトランシーバ(例えば、ADSLトランシーバ)は
同じ設計で、下り転送と同じ変調技術を上り転送に用い
ているが、ここでは、ローパス・フィルタのないリモー
ト・サイト(即ち、部分スプリッタ型のリモート・サイ
ト)は、上り転送には異なる変調技術を用いる。例とし
て、完全なスプリッタを持たないリモート・サイトは、
上り転送には連続位相変調(CPM)を、下り転送には
DMT(discrete multi-tone)を用いることができ
る。更に一般的に言えば、スプリッタのない設計でも電
話サービスに雑音をもたらさない下り転送には、DMT
のような高PAR(peak-average-ratio)技術を用いる
ことができるが、上り転送では、電話サービスで生成さ
れる雑音のレベルを著しく減少させるために、一層低い
PAR技術(例えば、CPM、QAM、FSKなど)を
用いることができる。セントラル・サイトは、異なる種
類のリモート・サイトの両方と通信することができる。
セントラル・サイトは、リモート・サイトによって使用
される変調の種類(例えば、低PAR技術)に従って、
2つのレシーバ・ユニットから1つを選択する。リモー
ト・サイトがハイパス・フィルタを含むこともできる
が、リモート・サイトの部分スプリッタ設計はなお、ス
プリッタレス設計である又はスプリッタレス・オペレー
ションを有すると言える。言い換えれば、リモート・サ
イトに入る全ての信号は電話サービスで受信されるた
め、設計又はオペレーションはスプリッタレスである。
スプリッタ設計又はオペレーションでは、入力信号は、
幾つかはデータサービスへ送られ、他は電話サービスへ
送られるように分けられる。図2は、本発明に従ったデ
ータ通信システム200のブロック図である。データ通
信システム200は、セントラル・サイド202とリモ
ート・サイド204を含む。
【0010】データ通信システム200のセントラル・
サイド202は、マルチ変調型トランシーバ206と電
話ネットワーク208を含む。マルチ変調型トランシー
バ206は、DMTトランスミッタ210、DMTレシ
ーバ212、CPMレシーバ214、ハイブリッド回路
216、及びスイッチ・ユニット218を含む。DMT
トランスミッタ210によって転送された信号は、ハイ
ブリッド回路216に供給される。その後、ハイブリッ
ド回路216は、出力信号をスプリッタ220へ送る。
スプリッタ220は、その出力信号をライン222に結
合する。マルチ変調型トランシーバ206へと指定され
ているライン222から入るデータ信号は、スプリッタ
220によってハイブリッド回路216へ向けられる。
スプリッタ220は少なくとも1つの周波数ベース・フ
ィルタを含み、高周波数信号はマルチ変調型トランシー
バ206のハイブリッド回路216へ送られ、低周波数
信号は電話ネットワーク208へ送られるように、入力
信号を方向づける(又は分ける)。高周波数信号の場
合、ハイブリッド回路216はその後、これらの入力信
号をスイッチ・ユニット218へ送る。その後スイッチ
・ユニット218は、入力信号をDMTレシーバ212
又はCPMレシーバ214のいずれかへ送るように作動
する。スイッチ・ユニット218に供給される制御信号
(CNTL)は、スイッチ・ユニット218が、入力信
号をDMTレシーバ212へ送るか又はCPMレシーバ
214へ送るかを決定する。DMTレシーバ212とC
PMレシーバ214から選択された1つはその後、復調
及び他の通常の通信処理技術を行うことによって、関連
する転送されたデータを回復させるように作動する。電
話ネットワーク208もスプリッタ220へ結合され
る。このため、ライン222からの入力信号(例えば、
低周波数信号)は、それらが電話サービスに関すると
き、スプリッタ220によって電話ネットワーク208
へ送られ得る。リモート・サイド204は、ライン22
2でセントラル・サイド202へ接続される。リモート
・サイド204は、トランシーバ224と顧客電話サー
ビス226を含む。トランシーバ224は、DMTレシ
ーバ228、CPMトランスミッタ230、ハイブリッ
ド回路232、及びフィルタ回路234を含む。フィル
タ回路234は、ライン222へ及びライン222か
ら、並びにハイブリッド回路232へ及びハイブリッド
回路232から高周波数信号が通ることを可能にする。
ライン222でセントラル・サイド202からリモート
・サイド204へ入る高周波数を有する信号は、フィル
タ回路234へ結合され、その後ハイブリッド回路23
2に結合される。その後、ハイブリッド回路232は、
入力信号をDMTレシーバ228へ向ける。DMTレシ
ーバ228はその後、復調及び他の従来の処理タスクを
行い、転送されたデータを回復させる。このように、セ
ントラル・サイドのDMTトランスミッタ210とリモ
ート・サイトのDMTレシーバ228は、トランスミッ
タ・レシーバ対を形成する。
【0011】CPMトランスミッタ230からの出力信
号もハイブリッド回路232に供給される。これらの出
力信号も高周波数であるため、ハイブリッド回路232
は、その出力信号をフィルタ回路234を介してライン
222へ結合する。この場合、CPMトランスミッタ2
30とCPMレシーバ214は、トランスミッタ・レシ
ーバ対を形成する。顧客電話サービス226もライン2
22に結合される。顧客電話サービス226は、例え
ば、少なくとも1つの電話とのビジネス又は家庭用の内
線電話配線を含む。このため、顧客電話サービス226
は、電話の使用を介して、顧客の敷地へ従来の電話サー
ビスを提供する。顧客の敷地にいる顧客は、このように
通常のやり方で電話を使うことができる。従って、図2
に示した実施例において、ライン222は、セントラル
・サイド及びリモート・サイドのトランシーバを用いる
ADSLサービスを提供するだけでなく、電話ネットワ
ークと関連する電話機とを用いる電話サービスも提供す
ることができる。しかし、図2に示すデータ通信システ
ム200は、リモート・サイド204にスプリッタが提
供されない、即ち、ローパス・フィルタがないため、リ
モート・サイドにスプリッタレス・オペレーションを有
する。リモート・トランシーバ224は高周波数フィル
タを提供するフィルタ回路234を含み得るが、リモー
ト・サイト204はなお、スプリッタレス設計である又
はスプリッタレス・オペレーションを有すると言える。
言い換えれば、リモート・サイド204への全ての入力
信号は、顧客電話サービス226で受信されるため、設
計又はオペレーションはスプリッタレスである。スプリ
ッタ設計又はオペレーションでは、入力信号は、幾つか
がデータ・サービスへ送られ、他が電話サービスへ送ら
れるように分けられる。
【0012】図3は、幾つかの電話の典型的な出力/入
力特性の曲線300を示す。図3を用いて、顧客の敷地
にスプリッタ(即ち、ローパス・フィルタ)がないとき
に電話に生じる望ましくない雑音を、本発明がどれだけ
低減するかを説明する。図3に示した出力/入力特性
は、例えば、信号の大きさ又は信号の強さに関連し得る
が、ここでは信号強度を用いる。一層低いレベルの入力
及び出力信号強度では、出力対入力特性は本質的に線形
であるが、一層高いレベルでは出力対入力特性は非線形
であることに注意されたい。リモート・サイドでDMT
トランシーバが用いられる場合、転送される信号の信号
強度は、曲線300の非線形部分であり得る(図3に示
したリファレンス・レベル5σを参照されたい)。リモ
ート・サイドがスプリッタレスであるとき、DMTトラ
ンスミッタからの高周波数信号が電話に耐え難い量の雑
音を生成させるのは、従来の電話のこれらの非線形性で
ある。このように、従来、DMTトランスミッタは、こ
の曲線が非線形である一層高い信号強度の範囲で作動す
る。リモート・サイド204のCPMトランスミッタを
リモート・トランシーバ224で用いることによって、
CPMトランスミッタ230からライン222に現れる
転送レベルは、曲線300の線形部分で大体表される
(図3のリファレンス・レベルσを参照されたい)。図
3に示すように、5σの5分の1であるこのレベルで、
曲線300は実質的に線形である。このような線形状態
では、リモート・トランシーバ224からの高周波数デ
ータ転送によって電話機に生じる雑音レベルは最小であ
り許容可能であるとみなされる。従って、本発明は、上
述の煩わしさの問題を効率的な方法で解決する。更に、
セントラル・サイド202で、トランシーバ206及び
224はマルチ変調型のオペレーションを提供する。即
ち、データ通信システム200は、上り通信に、異なる
非DMT変調方式を用いるレシーバだけでなく、DMT
変調方式もサポートすることができる。下り通信にはD
MT変調方式が用いられる。このため、マルチ変調型ト
ランシーバ206は、特定のリモート・トランスミッタ
の変調型かどうかに依る適切な方法で復調するためにそ
のレシーバを切替え又は構成することができる。このた
め、リモート・トランシーバ224の場合、マルチ変調
型トランシーバ206は、スイッチ・ユニット218
が、CPMトランスミッタ230からライン222で入
る信号をCPMレシーバ214へ向けるようにすること
ができる。代替例として、リモート・トランシーバが、
通常の、ADSLなどの代りにDMTトランスミッタで
ある場合、マルチ変調型トランシーバ206は、スイッ
チ・ユニット218がライン222の入力信号をDMT
レシーバ212に向けるようにすることができる。
【0013】更に、リモート・サイド204をセントラ
ル・サイド202とループ・タイムド(loop-timed)さ
せ、DMTレシーバ228で受信された受信データに、
CPMトランスミッタ230を周波数ロックさせること
が望ましい。このようにして、リモート・サイドがCP
Mトランスミッタを用いるかDMTトランスミッタを用
いるかに関わらず、セントラル・サイド202とリモー
ト・サイド204は周波数同期されていることが可能で
ある。更に、CPMトランスミッタ230がDMTサブ
キャリアの1つをそのキャリア周波数として用いること
が望ましい。CPMトランスミッタ230のキャリア周
波数がDMT周波数帯の中心付近のDMTサブキャリア
の1つであるように選択されるとき、CPM転送で用い
られる周波数帯は、DMT転送で用いられるのとほぼ同
じであり得る。4相のみのCPM(C4PM)を用いる
データ通信システムの信号対雑音比(SNR)は、2ビ
ット/秒/Hzで転送する他の任意の変調方法とほぼ同
じであるが、ビット/秒/Hzの数が増加するに従っ
て、関連するCPM性能は低下する。このようなアプロ
ーチの予想される実用限界は、4ビット/秒/Hzで転
送することができる16相CPM(C16PM)であり
得る。C16PMは、C4PMアプローチより約4.2
dB劣るが、データ転送レートは倍増する。上りチャネ
ルの最大有効バンド幅は約80kHzであり、例えば、
ビデオ会議のようなデータ・サービスをサポートするよ
う384kビット/秒を転送するために、低い雑音及び
干渉のループにあることが望ましい。このようなデータ
・レートは5ビット/秒/Hzを必要とする。このた
め、オプショナルのシステムとして、5ビット/秒/H
zで転送することのできるスーパーインポーズされた2
つの振幅レベルのC16PMも考え得る。このようなシ
ステムは、性能において、32ポイント4相変調(QA
M)又はDMTに1.9dBしか劣らない。CPMを除
く、低PARを提供する他の変調方法には、スタガード
QAM、周波数偏移変調(FSK)、連続位相FSK、
及び最小周波数偏移変調(MSK)があり得る。
【0014】図4は、本発明の一実施例に従ったセント
ラル・サイド・トランシーバの初期化処理400の一部
のフローチャートである。図4に示した初期化処理40
0の一部は、特定のリモート・トランシーバが、比較的
高いPARを有するDMT変調方式よりも低いPAR
(peak-average-ratio)変調方式(例えば、CPM)を
用いてセントラル・サイドへ転送することを望んでいる
かどうかを検出する際に、本発明で用いられる初期化の
特定の部分を表す。初期化処理の他の部分は従来技術で
既知であり、以下で参照するADSLのANSI標準を
参照されたい。初期化処理400は、まずリモート・ト
ランスミッタから初期化情報を受取る(402)。次
に、セントラル・サイド・トランシーバは、初期化処理
を行うセントラル・サイドへデータを転送する際にリモ
ート・トランスミッタがCPM型変調を用いているか又
は用いることを望んでいるかを決定する。判定ブロック
404は、例えば、セントラル・サイド・トランシーバ
に関連する制御装置(図示せず)によって成され得る。
判定ブロック404が、リモート・トランスミッタがC
PM型変調を用いているか又は用いることを望んでいる
と決定すると、スイッチは、セントラル・サイドのCP
Mレシーバ(例えば、CPMレシーバ214)を選択す
るようセットされ得る(406)。一方、判定ブロック
404が、リモート・トランスミッタがCPM型変調を
用いていない又は用いることを望んでいないと決定する
と、スイッチは、DMTレシーバ(例えば、DMTレシ
ーバ212)を選択するようセットされ得る(40
8)。ブロック406又は408の後、初期化処理40
0のその部分は完了し終了する。データ通信に関する更
なる詳細は、例えば、米国特許登録番号、第5,47
9,447号、第5,596,604号、第5,62
3,513号、及び第5,627,863号にあり、参
照のためこれらをここに組み込む。ネットワーク及び顧
客インストレーション・インターフェース−非同期デジ
タル加入者回線(ADSL)メタリック・インタフェー
スに関する標準ANSI T1.413−1995を公
表した米国規格協会(ANSI)にADSLに関する更
なる詳細があり、参照のためここに組み込む。本発明の
多くの特性及び利点は、記述された説明から明らかであ
り、このため、添付の特許請求の範囲が本発明のこのよ
うな特性及び利点をすべて包含することを意図してい
る。更に、数多くの変更及び変形が当業者には容易であ
るため、図示及び説明した構造及びオペレーションに本
発明を限定することは望ましくない。従って、全ての適
切な変更及び同等物は本発明の範囲に入るものである。
【0015】以上の説明に関して更に次の項を開示す
る。 (1) 電話サービスとデータ転送サービスの両方に転
送ラインを共有するデータ通信システムであって、前記
データ通信システムは、電話サービスとデータ転送サー
ビスを提供するセントラル・サイドであって、データを
転送するために第1の種類の変調を用いてデータ転送サ
ービスを提供するセントラル・サイド・トランスミッタ
と、データを受信するため、第1の種類の復調又は第2
の種類の復調のいずれかを用いるよう構成されたデータ
転送サービスを提供するセントラル・サイド・レシーバ
と、転送ラインに結合されるスプリッタ回路であって、
転送ラインからの入力電話サービスを電話ネットワーク
へ向け、転送ラインからの入力データ転送サービスを前
記セントラル・サイド・レシーバへ向け、出力電話サー
ビス通信と出力データ転送サービス通信を転送ラインへ
結合させる前記スプリッタ回路とを含む前記セントラル
・サイドと、電話サービスとデータ転送サービスを提供
するリモート・サイドであって、前記リモート・サイド
は電話サービス装置に結合され、前記リモート・サイド
は、転送ラインに機能的に結合されるリモート・サイド
・レシーバであって、データを受信するために第1の種
類の復調を用いてデータ転送サービスを提供する前記リ
モート・サイド・レシーバと、転送ラインに機能的に結
合されるリモート・サイド・トランスミッタであって、
データを転送するため、第1の種類の変調又は第2の種
類の変調のいずれかを用いてデータ転送サービスを提供
する前記リモート・サイド・トランスミッタとを含むリ
モート・サイドとを含み、前記リモート・サイド・トラ
ンスミッタが第1の種類の変調を用いてデータ転送サー
ビスを提供するとき、前記セントラル・サイド・レシー
バは第1の種類の復調を用いるように構成され、前記リ
モート・サイド・トランスミッタが第2の種類の変調を
用いてデータ転送サービスを提供するとき、前記セント
ラル・サイド・レシーバは第2の種類の復調を用いるよ
うに構成されるデータ通信システム。
【0016】(2) 第1項に記載のデータ通信システ
ムであって、前記リモート・サイドは、転送ラインと前
記リモート・サイド・トランスミッタ及びレシーバの間に
機能的に接続されるフィルタ回路であって、転送ライン
からの入力データ転送サービス通信を前記リモート・サ
イド・レシーバへ通し、転送ラインからの入力電話サー
ビス通信を前記リモート・サイド・レシーバからブロック
する前記フィルタ回路を更に含むデータ通信システム。 (3) 第1項に記載のデータ通信システムであって、
第1の種類の変調は、第2の種類の変調より大きなデー
タ転送レートを提供し、更に、第1の種類の変調は、第
2の種類の変調が用いる信号より大きなPAR(peak-t
o-average ratio)を有する信号を用いるデータ通信シ
ステム。 (4) 第1項に記載のデータ通信システムであって、
第1の種類の変調は、第2の種類の変調より大きなデー
タ転送レートを提供し、更に、第1の種類の変調はPA
Rが一層高い信号を用い、第2の種類の変調はPARが
一層低い信号を用いるデータ通信システム。 (5) 第1項に記載のデータ通信システムであって、
前記リモート・サイドは、顧客電話サービスに関連する
スプリッタレス・オペレーションを有するデータ通信シ
ステム。 (6) 第4項に記載のデータ転送システムであって、
前記リモート・サイドは、顧客電話サービスに関連する
スプリッタレス・オペレーションを有するデータ通信シ
ステム。 (7) 第6項に記載のデータ通信システムであって、
第1の種類の変調は、第2の種類の変調より大きなデー
タ転送レートを提供し、更に、第1の種類の変調はPA
Rが一層高い信号を用い、第2の種類の変調はPARが
一層低い信号を用い、転送ラインで前記セントラル・サ
イドへデータを転送する際に第2の種類の変調を用いる
前記リモート・サイド・トランスミッタによって、そう
でない場合に、前記リモート・サイドがスプリッタレス
・オペレーションを有していても第1の種類の変調が用
いられる場合に生成されるより、顧客電話サービス装置
で生成される雑音が実質的に一層少なくなるデータ通信
システム。
【0017】(8) 第7項に記載のデータ通信システ
ムであって、前記リモート・サイドは、前記セントラル
・サイドに関してループ・タイムドされ、前記リモート
・サイド・トランスミッタは、前記リモート・サイド・
レシーバによって受信される受信データに周波数ロック
されるデータ通信システム。 (9) 第8項に記載のデータ通信システムであって、
第1の種類の変調は、データを転送する際、複数のサブ
キャリア周波数を使用し、前記リモート・サイド・トラ
ンスミッタは、そのキャリア周波数としてサブキャリア
周波数の1つを使用するデータ通信システム。 (10) 第1項に記載のデータ通信システムであっ
て、前記セントラル・サイドは、対で配置される複数の
前記セントラル・サイド・トランスミッタと複数のセン
トラル・サイド・レシーバを含み、前記リモート・サイ
ドは、前記セントラル・サイドによるサービスである複
数の前記リモート・サイドを含み、前記リモート・サイ
ドのそれぞれは、前記リモート・サイドがスプリッタ・
オペレーションを有するとき、第1の種類の変調を用い
る前記リモート・サイド・トランスミッタを含み、そうで
なければ、前記リモート・サイドのそれぞれは、前記リ
モート・サイドがスプリッタレス・オペレーションを有
するとき、第2の種類の変調を用いる前記リモート・サ
イド・トランスミッタを含むデータ通信システム。
【0018】(11) 第10項に記載のデータ通信シ
ステムであって、第1の種類の変調はDMT(discrete
multi-tone)変調を用い、第1の種類の復調はDMT
変調を用い、第2の種類の変調は連続位相変調を用い、
第2の復調は連続位相変調を用いるデータ通信システ
ム。 (12) 第11項に記載のデータ通信システムであっ
て、第2の種類の変調は、複数の振幅レベルの連続位相
変調を用いるデータ通信システム。 (13) 電話サービスと高速データ転送サービスの両
方に転送ラインを共有するデータ通信システムであっ
て、前記データ通信システムは、電話サービスと高速デ
ータ転送サービスを提供するセントラル・サイドであっ
て、データを転送するために第1の種類の変調を用いて
高速データ転送サービスを提供するセントラル・サイド
・トランスミッタと、データを受信するため、第1の種
類の復調を用いて高速データ転送サービスを提供するセ
ントラル・サイドの第1のレシーバと、データを受信す
るため、第2の種類の復調を用いて高速データ転送サー
ビスを提供するセントラル・サイドの第2のレシーバ
と、入力高速データ転送サービス通信を受信するため、
前記セントラル・サイドの第1のレシーバと前記セント
ラル・サイドの第2のレシーバから1つを選択するよう
に機能的に接続されるスイッチ・ユニットと、転送ライ
ンと前記スイッチ・ユニットに結合されるスプリッタ回
路であって、転送ラインからの入力電話サービスを電話
ネットワークへ向け、転送ラインからの入力高速データ
転送サービスを前記スイッチ・ユニットへ向け、出力電
話サービス通信と出力データ転送サービス通信を転送ラ
インへ結合させる前記スプリッタ回路とを含む前記セン
トラル・サイドと、電話サービスと高速データ転送サー
ビスを提供する第1のリモート・サイドであって、前記
リモート・サイドは電話サービス装置に結合され、前記
第1のリモート・サイドは、転送ラインに機能的に結合
されるハイパス・フィルタ回路であって、転送ラインか
らの入力高速データ転送サービス通信を通し、転送ライ
ンからの電話サービス通信をブロックする前記ハイパス
・フィルタ回路と、前記ハイパス・フィルタ回路に機能
的に結合されるリモート・サイドの第1のレシーバであ
って、データを受信するために第1の種類の復調を用い
て高速データ転送サービスを提供する前記リモート・サ
イドの第1のレシーバと、前記ハイパス・フィルタ回路
に機能的に結合されるリモート・サイドの第1のトラン
スミッタであって、データを受信するために第2の種類
の変調を用いて高速データ転送サービスを提供する前記
リモート・サイドの第1のトランスミッタとを含むデー
タ通信システム。
【0019】(14) 第13項に記載のデータ通信シ
ステムであって、第1の種類の変調はDMT変調を用
い、第1の種類の復調はDMT変調を用いるデータ通信
システム。 (15) 第14項に記載のデータ通信システムであっ
て、第2の種類の変調は連続位相変調を用い、第2の種
類の復調は連続位相変調を用いるデータ通信システム。 (16) 第14項に記載のデータ通信システムであっ
て、第2の種類の変調は、複数の振幅レベルの連続位相
変調を用いるデータ通信システム。 (17) 第13項に記載のデータ通信システムであっ
て、前記スイッチ・ユニットは制御信号によって制御さ
れるデータ通信システム。 (18) 第13項に記載のデータ通信システムであっ
て、リモート・サイドはスプリッタ回路を持たないデー
タ通信システム。 (19) 第13項に記載のデータ通信システムであっ
て、電話サービスと高速データ転送サービスを提供する
第2のリモート・サイドであって、前記リモート・サイ
ドは電話サービス装置に結合され、データを受信するた
め、第1の種類の復調を用いて高速データ転送サービス
を提供するリモート・サイド・レシーバと、データを転
送するため、第1の種類の変調を用いて高速データ転送
サービスを提供するリモート・サイド・トランスミッタ
と、転送ラインと前記リモート・サイド・レシーバ及び
トランスミッタの間に結合されるスプリッタ回路であっ
て、転送ラインからの入力電話サービス通信を電話サー
ビス装置に向け、転送ラインからの入力高速データ転送
サービス通信を前記リモート・サイド・レシーバに向
け、出力電話サービス通信と出力データ転送サービス通
信を転送ラインに結合する前記スプリッタ回路と、とを
含む前記第2のリモート・サイドを更に含むデータデー
タ通信システム。
【0020】(20) 第19項に記載のデータ通信シ
ステムであって、前記セントラル・サイド・トランスミ
ッタと、第1及び第2のリモート・サイドの前記リモー
ト・サイド・レシーバはマルチキャリア変調/復調を用
いるデータ通信システム。 (21) 第20項に記載のデータ通信システムであっ
て、第1の種類の変調はDMT変調を用い、第1の種類
の復調はDMT変調を用いるデータ通信システム。 (22) 第21項に記載のデータ通信システムであっ
て、第2の種類の変調は連続位相変調を用い、第2の復
調は連続位相変調を用いるデータ通信システム。 (23) 第13項に記載のデータ通信システムであっ
て、前記第1のリモート・サイドは、前記セントラル・
サイドに関してループ・タイムドされ、前記リモート・
サイドの第1のトランスミッタは、前記リモート・サイ
ドの第1のレシーバによって受信される受信データに周
波数ロックされるデータ通信システム。 (24) 第23項に記載のデータ通信システムであっ
て、第1の種類の変調は、データを転送する際に複数の
サブキャリア周波数を用い、前記リモート・サイド・ト
ランスミッタは、そのキャリア周波数としてサブキャリ
ア周波数の1つを用いるデータ通信システム。 (25) 第13項に記載のデータ通信システムであっ
て、第1の変調は、データを転送する際に複数のサブキ
ャリア周波数を用い、前記リモート・サイド・トランス
ミッタは、そのキャリア周波数としてサブキャリア周波
数の1つを用いるデータ通信システム。
【0021】(26) 電話サービスと高速データ転送
サービスの両方に転送ラインを共有するデータ転送シス
テムであって、前記データ通信システムは、電話サービ
スと高速データ転送サービスを提供するセントラル・サ
イドであって、データを転送するためにマルチキャリア
変調を用いて高速データ転送サービスを提供するセント
ラル・サイドDMTトランスミッタと、データを受信す
るためにマルチキャリア復調を用いて高速データ転送サ
ービスを提供するセントラル・サイドDMTレシーバ
と、データを受信するために連続位相復調を用いて高速
データ転送サービスを提供するセントラル・サイドCP
Mレシーバと、転送ラインに結合されるスプリッタ回路
であって、転送ラインからの入力電話サービス通信を電
話ネットワークに向け、転送ラインからの入力高速デー
タ転送サービスを前記セントラル・サイドDMTトラン
シーバへ向け、出力電話サービス通信と出力高速データ
転送サービス通信を転送ラインへ結合させる前記スプリ
ッタ回路と、入力高速データ転送サービス通信を転送ラ
インから受信するため、前記セントラル・サイドDMT
レシーバと前記セントラル・サイドCPMレシーバから
1つを選択するように機能的に接続されるスイッチ・ユ
ニットとを含む前記セントラル・サイドと、電話サービ
スと高速データ転送サービスを提供するリモート・サイ
ドであって、前記リモート・サイドは電話サービス装置
に結合され、転送ラインに機能的に結合されるフィルタ
回路であって、転送ラインからの入力高速データ転送サ
ービス通信を通し、転送ラインからの入力電話サービス
通信をブロックする前記フィルタ回路と、前記フィルタ
回路に機能的に結合されるリモート・サイドDMTレシ
ーバであって、データを受信するためにマルチキャリア
復調を用いて高速データ転送サービスを提供する前記リ
モート・サイドDMTレシーバと、前記フィルタ回路に
機能的に結合されるリモート・サイドCPMレシーバで
あって、データを転送するために連続位相変調を用いて
高速データ転送サービスを提供する前記リモート・サイ
ドCPMレシーバとを含む前記リモート・サイドと、を
含むデータ通信システム。
【0022】(27) 第26項に記載のデータ通信シ
ステムであって、前記リモート・サイドは、前記セント
ラル・サイドに関してループ・タイムドされ、前記リモ
ート・サイドCPMトランスミッタは、前記リモート・
サイドDMTレシーバによって受信される受信データに
周波数ロックされるデータ通信システム。 (28) 第26項に記載のデータ通信システムであっ
て、前記リモート・サイドCPMトランスミッタは、そ
のキャリア周波数としてDMTサブキャリアの1つを用
いるデータ通信システム。 (29)ワイヤでデータ通信するトランシーバ装置であ
って、前記装置は、データを転送するために高PAR型
変調を用いてデータ転送サービスを提供するトランスミ
ッタと、データを受信するために高PAR型復調を有す
る信号を復調することのできる第1のレシーバと、デー
タを受信するために低い又は中間のPAR型復調を有す
る信号を復調することのできる第2のレシーバと、ワイ
ヤからの入力データ転送サービス通信を受信するため、
第1及び第2のレシーバから1つを選択するように機能
的に接続されるスイッチ・ユニットとを含むトランシー
バ装置。 (30) 第29項に記載のトランシーバであって、前
記スイッチ・ユニットに機能的に接続され、前記第1及
び第2のレシーバのうちどちらが前記スイッチ・ユニッ
トによって選択されるべきかを判定する制御装置を更に
含むトランシーバ。
【0023】(31) 第29項に記載のトランシーバ
であって、前記トランシーバは、ワイヤでデータ通信サ
ービスと電話サービスを提供するデータ通信システムで
作動し、前記トランシーバは、ワイヤに結合されるスプ
リッタ回路であって、ワイヤからの入力電話サービス通
信を電話ネットワークへ向け、ワイヤからの入力データ
転送サービス通信を前記トランシーバへ向け、出力電話
サービス通信と出力高速データ転送サービス通信をワイ
ヤへ結合する前記スプリッタ回路を更に含むトランシー
バ。 (32) 第31項に記載のトランシーバであって、高
PAR型復調はDMTであり、低い又は中間のPAR型
復調はCPMであるトランシーバ。 (33) 第29項に記載のトランシーバであって、高
PAR型復調はDMTであり、低い又は中間のPAR型
復調は、CPM、FSK、MSK又はQAMの1つであ
るトランシーバ。 (34) 第29項に記載のトランシーバであって、高
PAR型復調はDMTであり、低い又は中間のPAR型
復調は複数の振幅レベルのCPMの1つであるトランシ
ーバ。
【0024】(35) 本発明は、リモート・サイトに
スプリッタがないときでも、異なる種類のサービス(例
えば、電話サービスと高速データ転送サービス)をリモ
ート・サイトに提供するデータ通信システム200を開
示する。セントラル・サイト(例えば、中央局)202
は、少なくとも2つの異なる種類のリモート・サイトと
通信することができる。1つの種類のリモート・サイト
は、フル・スプリッタ(即ち、ローパス・フィルタとハ
イパス・フィルタの両方)を含み、別の種類のリモート
・サイト204は、部分スプリッタのみを有する(即
ち、ハイパス・フィルタ234を含むがローパス・フィ
ルタを有さない)。従来、これらのリモート・サイトの
トランシーバ(例えば、ADSLトランシーバ)は同じ
設計であり、上り転送に下り転送と同じ変調技術を用い
ているが、ここでは、ローパス・フィルタのないリモー
ト・サイト204(即ち、部分スプリッタ型のリモート
・サイト)は、上り転送には異なる変調技術を用いる。
例として、リモート・サイト204が完全なスプリッタ
を有さないデータ通信システム200において、スプリ
ッタレス設計でも電話サービスに雑音を起こさない下り
転送で、DMT(discrete multi-tone)などの高PA
R(peak-average-ratio)技術を用いることができ、電
話サービスで生成される雑音レベルが著しく低減される
ように、上り転送では低PAR技術(例えば、CPM、
QAM、FSKなど)を用いることができる。セントラ
ル・サイト202は、異なる種類のリモート・サイトの
両方と通信することができる。セントラル・サイト20
2は、用いられる変調の種類(例えば、低PAR技術)
に従って、種々のレシーバ・ユニットから選択する。
【図面の簡単な説明】
【図1】1つの通信チャネルが、異なるサービスをサポ
ートするデータ通信システムのブロック図。
【図2】本発明の一実施例に従ったデータ通信システム
のブロック図。
【図3】幾つかの電話の典型的な出力/入力特性の曲線
を示す図。
【図4】本発明の一実施例に従ったセントラル・サイド
・トランシーバの初期化処理の一部を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
200 データ通信システム 202 セントラル・サイド 204 リモート・サイド 206 トランシーバ 208 電話ネットワーク 210 DMTトランスミッタ 212、228 DMTレシーバ 214 CPMレシーバ 216、232 ハイブリッド回路 218 スイッチ・ユニット 220 スプリッタ 222 ライン 224 リモート・トランシーバ 226 顧客電話サービス 230 CPMトランスミッタ 234 フィルタ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話サービスとデータ転送サービスの両
    方に転送ラインを共有するデータ通信システムであっ
    て、前記データ通信システムは、 電話サービスとデータ転送サービスを提供するセントラ
    ル・サイドであって、 データを転送するために第1の種類の変調を用いてデー
    タ転送サービスを提供するセントラル・サイド・トラン
    スミッタと、 データを受信するため、第1の種類の復調又は第2の種
    類の復調のいずれかを用いるよう構成されたデータ転送
    サービスを提供するセントラル・サイド・レシーバと、 転送ラインに結合されるスプリッタ回路であって、転送
    ラインからの入力電話サービスを電話ネットワークへ向
    け、転送ラインからの入力データ転送サービスを前記セ
    ントラル・サイド・レシーバへ向け、出力電話サービス
    通信と出力データ転送サービス通信を転送ラインへ結合
    させる前記スプリッタ回路とを含む前記セントラル・サ
    イドと、 電話サービスとデータ転送サービスを提供するリモート
    ・サイドであって、前記リモート・サイドは電話サービ
    ス装置に結合され、前記リモート・サイドは、 転送ラインに機能的に結合されるリモート・サイド・レ
    シーバであって、データを受信するために第1の種類の
    復調を用いてデータ転送サービスを提供する前記リモー
    ト・サイド・レシーバと、 転送ラインに機能的に結合されるリモート・サイド・ト
    ランスミッタであって、データを転送するため、第1の
    種類の変調又は第2の種類の変調のいずれかを用いてデ
    ータ転送サービスを提供する前記リモート・サイド・ト
    ランスミッタとを含むリモート・サイドとを含み、 前記リモート・サイド・トランスミッタが第1の種類の
    変調を用いてデータ転送サービスを提供するとき、前記
    セントラル・サイド・レシーバは第1の種類の復調を用
    いるように構成され、 前記リモート・サイド・トランスミッタが第2の種類の
    変調を用いてデータ転送サービスを提供するとき、前記
    セントラル・サイド・レシーバは第2の種類の復調を用
    いるように構成されるデータ通信システム。
  2. 【請求項2】 ワイヤでデータ通信するトランシーバ装
    置であって、前記装置は、 データを転送するために高PAR型変調を用いてデータ
    転送サービスを提供するトランスミッタと、 データを受信するために高PAR型復調を有する信号を
    復調することのできる第1のレシーバと、 データを受信するために低い又は中間のPAR型復調を
    有する信号を復調することのできる第2のレシーバと、 ワイヤからの入力データ転送サービス通信を受信するた
    め、第1及び第2のレシーバから1つを選択するように
    機能的に接続されるスイッチ・ユニットとを含むトラン
    シーバ装置。
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