JP6961986B2 - 光送信機、及び光伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光送信機及び光伝送方法に関する。
近年、クラウドコンピューティング、クラウドサービス等の普及に伴い、データ処理速度とデータ伝送速度の向上がいっそう求められている。データ伝送に使用される光送受信器として1チャネルあたり100Gbps以上の伝送レートを実現する光トランシーバが導入されつつある。xDSL規格で使用されているDMT(Discrete Multi-Tone:離散マルチトーン)方式を光伝送ネットワークに適用することで、100Gbpsを超える伝送レートも実現されている。
一方、デジタルコヒーレント技術を用いた高速光伝送の変調では、チャーピングの影響を防止するためにマッハツェンダ(MZ)型変調器などの外部変調器が一般的に用いられている。外部変調器では、温度変動、経年変化等により動作点がドリフトする。NRZ(non-return-to-zero)方式のデジタルデータ伝送における動作点ドリフトの補償方法として、光変調器の駆動信号に低周波信号を重畳する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。低周波信号の重畳により、駆動信号は入力データの2つの論理値のレベル、たとえば「0」レベルと「1」レベルに対応する電位レベルで、緩やかに振幅変調される。光変調器からの出力光をモニタし、重畳された低周波成分が検出されないようにバイアス電圧を制御することで動作点のドリフトが防止される。
特開平3−251815
図1に示すように、外部変調器は周期的な消光特性または電圧対光出力特性を有する。動作点(たとえば光強度が1/2になる点)がずれると、出力される光パワーの強度が変動する。図1の例では動作点がマイナス側に大きくずれて、所定の光出力を得ることができない。DMT変調等で生成されるアナログ信号にも低周波信号を重畳して、動作点のドリフトを補償することが考えられる。しかし、アナログ信号に従来のデジタル変調方式のバイアス制御をそのまま適用すると十分な制御感度が得られない。制御感度を上げようとすると、消光特性曲線の非線形領域での信号伝送の劣化が顕著になるという問題がある。
本発明は、動作点ドリフト補正の制御感度を高く維持しつつ、伝送容量の劣化を低減することのできる光伝送技術を提供することを課題とする。
本発明の一態様では、光送信機は、
光源からの光を変調する光変調器と、
前記光変調に入力される駆動信号を生成するプロセッサと、
を有し、
前記プロセッサは、アナログ信号に、低周波で振幅変調されたバイアス制御信号を一定間隔で挿入して前記駆動信号を生成する。
動作点ドリフト補正の制御感度を高く維持しつつ伝送容量の劣化を低減することができる。
外部光変調器の消光特性曲線と動作点ドリフトを示す図である。 DMT方式の伝送技術を説明する図である。 アナログ信号に従来のNRZ方式でのバイアス制御をそのまま適用したときの問題点を説明する図である。 実施形態のバイアス制御の原理を説明する図である。 実施形態がターゲットとする制御感度を説明する図である。 制御感度の計算を説明する図である。 伝送容量の劣化を示す図である。 実施形態の制御感度の計算を説明する図である。 バイアス制御信号に重畳される低周波信号の振幅と、アナログ光信号の伝送量劣化の関係を示す図である。 実施形態の光送信機の概略ブロック図である。 送信側のDMT信号生成部の概略図である。 実施形態の光送信機の動作フローを示す図である。 実施形態の光送信機の変形例を示す図である。 変形例の光送信機の動作フローを示す図である。 サイクリックプレフィックスを制御信号として利用する例を示す図である。 実施形態の光送信機が適用される光トランシーバの概略図である。
図2は、本発明が適用される光伝送の一例として、DMT方式の伝送技術を説明する図である。DMTはOFDM(直交周波数)を基礎とし、データは複数のサブキャリアに分割されて送信される。このように複数のキャリア周波数を用いた伝送方式をマルチキャリア伝送と呼んでもよい。マルチキャリア伝送では所定の周波数帯域に多数のサブキャリアが含まれている。チャネル品質等の伝搬状態は、必ずしも全帯域にわたって均等とは限らず、サブキャリアによって伝送特性が異なる場合がある。DMT方式では、通常はシステム起動時に受信状況をモニタしてチャネル品質を確認し、伝送特性に応じてサブキャリアの多値度とパワー割り当てが決められる。
DMT方式では、伝送特性の良いサブキャリアに1シンボル当たり、より多くのビット数が割り当てられる。伝送特性のよいサブキャリアを複数束ねて多値レベルの高い変調(たとえば128値の7ビット伝送)を行い、伝送特性があまり良くないサブキャリアでは多値レベルの小さい変調(たとえば4値の2ビット伝送)を行う。伝送特性に応じて、サブキャリアの多値度(ビット数)とパワーレベルを適応的に割り当てることで、高速伝送が実現される。
図3は、アナログ信号にNRZ方式でのバイアス制御をそのまま適用したときの問題点を説明する図である。NRZ方式のデジタル変調では、光変調器に入力される駆動信号は入力データの論理値に対応して、高電位レベルと低電位レベルの間で一定の振幅で高速に振動している。入力駆動信号に低周波信号が重畳されることにより、駆動信号の振幅に時間方向に連続して緩やかな変調がかけられる。光変調器の出力光に含まれる低周波成分に基づいて、動作点が制御される。
DMT等で生成されるアナログ信号は、その振幅レベルがアナログ的に変化する。アナログ変調信号の駆動振幅は、消光特性曲線の線形領域で変調が行われるように設定されている。図3(A)に示すように、アナログ変調方式の入力駆動信号に低周波信号が重畳されている場合、消光特性曲線の最小と最大に近い非線形領域で低周波成分が検出されないと、ドリフト補償の制御が行われない。線形領域での変調信号であるDMT信号に、非線形領域を用いる補償手法を適用した場合、十分なドリフト補正効果が期待できない。
制御感度を上げるために主信号の振幅を大きくすると、光変調器から出力されるDMT変調光は消光特性曲線の非線形部分の影響を受けて、伝送容量が劣化する。
図3(B)に示すように、消光特性を最小から最大まで変化させる電圧をVπ(半波長電圧)とすると、Vπの0.4〜0.6倍の変調振幅で最大のDMT容量を達成することができる。変調振幅がVπの0.8倍以上になると消光特性の非線形領域に入り、制御感度は向上しても、DMT伝送容量が劣化する。
そこで、実施形態では、制御感度を高く維持しながら、消光特性の非線形領域での容量劣化を防止して、動作点ドリフトを効果的に補償することのできる光伝送制御方法を提供する。
図4は、実施形態のバイアス制御の原理を説明する模式図である。実施形態では、光変調器に入力されるアナログ変調信号に一定期間ごとにバイアス制御信号を挿入する。この例では、光変調器に複数のサブキャリア信号を含むDMT変調信号が入力される。DMT変調信号の振幅はアナログ的に変化する。このように振幅レベルがアナログ的に変化して光変調器を駆動する駆動信号を便宜上「アナログ変調信号」と称して、デジタル変調方式の駆動信号と区別する。
アナログ変調信号に挿入されるバイアス制御信号の振幅は、主信号のアナログ変調信号よりも大きいことが望ましい。バイアス制御信号には低周波が重畳されており、バイアス制御信号の包絡線は、主信号の振幅中心に対して互いに逆相で振幅変調されている。バイアス制御信号に重畳される低周波信号は、光変調器に入力されるアナログ変調信号の周波数と比較して十分に低い周波数、たとえば数kHzの正弦波である。
バイアス制御信号は、一定間隔でアナログ変調信号に挿入される。一例として、バイアス制御信号は有効な送信データ信号が含まれていない区間に挿入される。DMT方式の基礎となっているOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式では、各OFDMシンボルの先頭にサイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)と呼ばれるガード区間が設けられている。サイクリックプレフィックスを挿入することで、狭帯域のサブキャリアの直交性の崩れに起因するサブキャリア間干渉を防止できる。サイクリックプレフィックスの区間を利用して、バイアス制御信号を挿入してもよい。サイクリックプレフィックスを用いずに互いに隣接しないサブキャリア同士を組み合わせるマルチキャリア伝送方式では、あるサブキャリアのシンボルと次のサブキャリアのシンボルの間に、CPと同等の長さの制御区間を設けて、バイアス制御信号を挿入してもよい。また、後述するように、制御感度と伝送容量の兼ね合いで、CPよりも短い、あるいはCPよりも長いバイアス制御信号の区間を設けてもよい。
図4(A)のように、光変調器の動作点が最適なバイアス点にあるときは、入力されるアナログ変調信号の振幅中心は、動作点、たとえば消光特性曲線の最小(消光)から最大(ピーク)までの変化の1/2のバイアス点に位置する。この場合、光変調器から出力される光信号に含まれるバイアス成分は、主信号の振幅中心に対して逆相で変化し、互いに打ち消し合う。したがって、光変調器の出力光からバイアス成分は検出されない。
図4(B)のように、光変調器の動作点が最適バイアス点からマイナス側にドリフトしたときは、入力駆動信号の高電位側は光出力パワーが減少する方向にずれ、低電位側は光出力パワーが増大する方向にずれている。その結果、光変調器から出力される光信号に同相で振幅変化するバイアス成分が生じる。このバイアス成分は消光特性曲線の非線形領域の近傍で低周波で振幅変化し、低周波成分がモニタ光から検出される。
DMT等のアナログ変調方式の光伝送でも、光変調器の出力光をモニタして、モニタ光にバイアス制御信号の低周波成分が含まれているか否かを検知することで、動作点ドリフトを補正することができる。検出される低周波成分に応じて光変調器に印加されるバイアス電圧を調整し、動作点を最適なバイアス点に制御することができる。
動作点が最適なバイアス点からマイナス側にずれて、バイアス制御信号に重畳された低周波信号と同相の低周波成分が検出された場合は、光変調器に印加するバイアス電圧を上げる方向に制御する。動作点が最適のバイアス点からプラス側にずれて、バイアス制御信号に重畳された低周波信号と逆相の低周波成分が検出された場合は、光変調器に印加するバイアス電圧を下げる方向に制御する。この構成により、アナログ光変調で動作点のドリフトを補償することができる。
図4において、バイアス制御信号が挿入される間隔または周期をβ、挿入される区間の時間幅をγとすると、バイアス制御信号の信号発生確率はγ/βで表される。バイアス制御信号を用いた動作点ドリフト補償で制御感度を上げるためには、バイアス制御信号の信号発生確率γ/βを大きくするか、またはバイアス制御信号の振幅を大きくすることが考えられる。しかし、制御信号の発生確率を高くすると、主信号の伝送容量が低下する。そのため、制御感度を従来のNRZ信号での制御精度と同程度に維持しつつ、伝送容量の劣化を防止できる構成が求められる。
図5は、実施形態がターゲットとする制御感度を説明する図である。図5(A)に示すように、複数のサブキャリアを含むDMT信号の時間波形のヒストグラムは、ほぼ正規分布となる。DMT信号の非データ区間にNRZ方式で低周波成分を重畳した場合、低周波のバイアス成分の発生確率もほぼ正規分布となる。これに対し、図5(B)のNRZ信号は低電位と高電位の間をデジタル的に変化し、時間波形のヒストグラムでは、「0」レベルと「1」レベルの包絡線部分で信号発生確率が高くなる。包絡線部分での信号発生確率を1とする。
図6は、制御感度の計算を説明する図である。図6(A)はNRZ信号を入力するときの制御感度(ターゲット値)の計算を示す。図6(B)はNRZ方式の動作点ドリフト補償をそのままアナログ変調方式の信号に適用したときの制御感度の計算を示す。
図6(A)では、振幅Vπで振動するNRZ駆動信号に低周波信号(f0信号)が重畳される。通常はf0信号の振幅は主信号の振幅(Vπ)の1%程度である。動作点を最適バイアス点から0.1×Vπだけずらす。動作点のシフトにより、光変調器のモニタ光の中に重畳されたf0信号の成分が現れる。モニタ光から検出される低周波成分の振幅を「A」とする。NRZ方式の入力駆動信号の包絡線部分での低周波信号の発生確率は1である。低周波信号f0を用いたバイアス制御の制御感度Snを、モニタ光から検出される低周波成分の振幅とその発生確率の積で表すと、制御感度Snは、
Sn=A×1=A
で表される。NRZ方式で得られるこの制御感度Snをターゲット感度とする。
次に、図6(B)において、NRZ信号と同様に、アナログ変調信号に時間方向に連続するf0信号を重畳する。図6(A)と同様に、動作点を最適バイアス点から0.1×Vπだけずらす。アナログ変調信号に重畳された低周波成分の発生頻度は正規分布を有し、変調電圧(v)に応じて異なる低周波成分が検出される。図中で、異なる低周波成分は、模式的に太い実線と細い実線で描かれている。
各変調電圧でモニタ光から検出される低周波成分の振幅をa(v)とし、その低周波成分の発生確率をb(v)とすると、制御感度Snは、a(v)とb(v)の乗算値の積分値で表される。
Figure 0006961986
NRZ信号で得られる制御感度Snと同じ制御感度をDMT等のアナログ変調信号で得るためには、
Figure 0006961986
を満たす駆動振幅が必要である。
シミュレーションの結果、アナログ変調信号の振幅が0.88×Vπのときに式(2)が成立することがわかった。しかし、この駆動振幅では消光特性曲線の非線形領域に入って、DMT伝送での伝送容量が劣化する。
図7は、変調振幅が0.88×VπのときのDMT伝送容量の劣化を示す図である。横軸は駆動電圧(変調電圧)、縦軸がDMT容量である。0.6×Vπでの最大伝送容量と比較して、0.88×Vπでは伝送容量が劣化する。最大伝送容量に対する伝送劣化の割合は0.058である。
図8は、実施形態のバイアス制御の制御感度の計算を説明する図である。アナログ変調信号に一定間隔で挿入されるバイアス制御信号の時間幅をγ、挿入される間隔をβとすると、バイアス制御信号の発生確率はγ/βとなる。DMT信号の伝送容量の劣化量は、発生確率γ/βで表される。
バイアス制御信号に重畳されている低周波信号の振幅をkとすると、光変調器のモニタ出力に含まれるバイアス成分の振幅はα(k)である。一定間隔で挿入されるバイアス制御信号を用いた実施形態の制御感度Snは、
Sn=α(k)×(γ/β) (3)
で表される。制御感度Snをターゲットの制御感度Aと同じにするためには、
A=α(k)×(γ/β)
が成り立つようにγ/βを選択する必要がある。ここで、γ/β=A/α(k)である。
図9は、伝送容量劣化量(γ/β)を、バイアス制御信号に重畳される低周波信号の振幅kの関数としてプロットした図である。重畳される低周波信号の振幅が0.2×Vπ以上であれば、伝送量の劣化を0.058よりも小さくすることができる。すなわち、0.2×Vπ以上の振幅の低周波信号をバイアス制御信号に重畳することで、NRZ方式でのバイアス制御を同じ制御感度で、伝送量の劣化を小さく抑えることができる。
重畳される低周波信号の振幅は、挿入されるバイアス制御信号の時間幅γと挿入周期βから最適な値が決められる。たとえば、DMT等のアナログ信号のフレーム長が1024ビットのデータ信号に32ビットのバイアス制御信号を挿入すると、伝送容量劣化量を0.03程度に抑えることができる(γ/β=32/(1024+32))。このとき、バイアス制御信号に0.35×Vπの振幅の低周波信号を重畳することで、制御感度を維持しつつ伝送容量の劣化を抑制することができる。
図10は、実施形態の光送信機10Aの概略ブロック図である。光送信機10Aは、マイクロプロセッサ11Aと、光送信フロントエンド回路12と、モニタ回路13と、バイアス制御回路14と、低周波生成回路15を有する。マイクロプロセッサ11Aは、たとえばDSP(Digital Signal Processor:デジタル信号プロセッサ)であり、DMT変調部110Aを有する。DMT変調部110は、DMT信号生成部111と、信号合成回路112と、バイアス制御信号生成回路113を含む。
DMT信号生成部111は、入力される送信データをそれぞれサブキャリアに割り当ててサブキャリアごとに多値変調を行い、シンボルごとにサイクリックプレフィックスを挿入してDMT信号を生成する。DMT信号は、アナログ変調方式の信号の一例である。生成されたDMT信号は、信号合成回路112に供給される。
バイアス制御信号生成回路113は、DMT信号に挿入されるバイアス制御信号を生成する。バイアス制御信号生成回路113は、低周波生成回路15から供給される低周波信号をバイアス制御信号に重畳し、低周波で緩やかに振幅変調されたバイアス制御信号を信号合成回路112に出力する。低周波信号の振幅は、バイアス制御信号の時間幅と挿入周期に基づいて、あらかじめ適切な振幅に設定されている。
信号合成回路は112は、DMT信号と、低周波信号が重畳されたバイアス制御信号を合成して、アナログ変調信号を生成する。バイアス制御信号は、アナログ変調信号の所定の区間に挿入されている。バイアス制御信号は主データの無い区間に挿入されるのが望ましい。主データの無い区間として、サイクリックプレフィックスが挿入されている区間を利用してもよい。信号合成回路112の出力は、DMT信号に一定間隔でバイアス制御信号SBCが挿入されたアナログ変調信号である。
アナログ変調信号は、光送信フロントエンド回路12の光変調器122に入力される。光送信フロントエンド回路12は、連続光(CW)を出力する光源121と、光変調器122と、光分岐回路123を有する。光変調器122には、動作点を決めるバイアス電圧が印加されている。光源121から出力された光は光変調器122に入力され、アナログ変調方式の駆動信号で変調される。変調された光は光変調信号として光変調器122から出力され、伝送路40に出力される。
光変調信号の一部は光分岐回路123で分岐されて、モニタ回路13に供給される。モニタ回路は、フォトダイオード(PD)などの光検出器131と、ゲート回路132を有する。光検出器131で検出され、電気信号に変換されたモニタ信号は、ゲート回路132に入力される。
ゲート回路132には、DMT信号生成部111から出力されるフレームクロックと、低周波生成回路15で生成された低周波信号が入力される。ゲート回路132はフレームクロックのタイミングで、モニタ信号に含まれるバイアス成分を低周波信号で同期検波する。検波結果は、バイアス制御回路14に供給される。
バイアス制御回路14は、モニタ信号にバイアス成分が含まれている場合は、検出されるバイアス成分が最小になるように、光変調器122のバイアス電圧を調整する。ゲート回路132によって検出されたバイアス成分の低周波の位相が、バイアス制御信号に重畳された低周波信号と同相のときは、動作点が最適なバイアス点からマイナス側にずれていることを示す。この場合、バイアス制御回路14は光変調器122に印加されるバイアス電圧を増大させる。バイアス制御信号に重畳された低周波信号と逆相で変化するバイアス成分が検出された場合は、光変調器に印加するバイアス電圧を低減する。
この構成により、伝送容量の劣化を低減し、かつターゲットとする制御感度を維持して動作点ドリフトを補正することができる。
図11は、DMT信号生成部111の構成例を示す。DMT信号生成部111は、シリアル/パラレル(S/P)変換器111−1と、マッパ111−2と、ミラー処理回路111−3と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆フーリエ変換)回路111−4と、CP付加回路111−5と、パラレル/シリアル(P/S)変換器111−6を有する。
シリアル/パラレル(S/P)変換器111−1は、入力されるシリアル送信データを複数系列のパラレルデータに変換して、パラレルデータをマッパ111−2に出力する。マッパ111−2は、S/P変換器111−1から入力されるパラレルデータ(デジタルビット列)を、サブキャリアごとに複素平面(コンスタレーション)上の信号点にマッピングする。ミラー処理回路111−3は、各サブキャリアが複素共役対称となるようにミラーリングする。IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆フーリエ変換)回路111−4は、サブキャリアごとにミラーリングされた信号に逆フーリエ変換を適用して、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換する。CP付加回路111−5は、サブキャリアごとに、シンボルの先頭にガードインターバルとしてCPを挿入する。P/S変換器111−6は、複数のサブキャリア信号をシリアルデータに変換して出力する。シリアルデータはアナログ信号に変換されて、アナログ信号が信号合成回路112に供給される。
図11の構成のDMT信号生成部111を用いる場合は、CP挿入区間を利用して、低周波で変調されたバイアス制御信号を挿入することができる。バイアス制御信号の時間幅γはCP挿入区間の長さになり、バイアス制御信号の挿入間隔はシンボル長となる。CP区間を利用することで有効データのない区間をバイアス制御信号の挿入に利用できるので有利である。もっとも、バイアス制御信号の挿入タイミングは必ずしもCP区間に限定されない。互いに隣接しないサブキャリア信号をシリアル配置する場合は、図9で示したように、γ/βが所望の値となるようなガードインターバルをシンボル間に設けて低周波信号の振幅を適切な値に設定してもよい。
図12は、実施形態の光送信機10Aの動作フローである。アナログ変調信号のシンボル間にバイアス制御信号を挿入する(S11)。バイアス制御信号は主信号の振幅中心に対して逆相で変化する低周波信号で振幅変調されている。バイアス制御信号の時間幅と挿入間隔、及び低周波信号の振幅は、伝送容量の劣化が最小限に抑えられる範囲内で設定されている。
バイアス信号が挿入されているアナログ変調信号で光変調器を駆動し、光変調器の出力信号を受光してモニタ信号を生成する(S12)。モニタ信号から、バイアス制御信号の低周波成分を抽出する(S13)。モニタ信号から低周波成分が抽出された場合は、抽出された低周波成分の位相にしたがって、光変調器の動作点を決めるバイアス電圧の制御の方向を決定する。上述のように、モニタ信号から抽出されたバイアス制御信号の低周波成分の位相が、バイアス制御信号に重畳されて低周波信号と同相であればバイアス電圧を増大し、逆相であればバイアス電圧を低減する。
バイアス制御回路14で、モニタ信号から検出された低周波成分の振幅が所定の閾値以下であるか(許容範囲内であるか)が判断される(S15)。検出される低周波成分の大きさが許容範囲内または最小になるまで、ステップS12〜S15を繰り返す。
これにより、伝送容量の劣化を抑制して、高い制御感度で光変調器の動作点を最適なバイアス点に維持することができる。図12の処理は、光送信機10Aの動作中に定期的に行われてもよいし、変調信号の歪みが許容範囲を超えて増大したときに外部からの入力指示により開始されてもよい。
図13は、光送信機10Aの変形例である光送信機10Bの概略ブロック図である。光送信機10Bのマイクロプロセッサ11Bはスイッチ切替指示回路101を有し、マルチチャネル信号変調部110Bは、バイアス制御スイッチ115を有する。バイアス制御スイッチ115は、たとえばバイアス制御信号生成回路113と信号合成回路112の間に配置される。バイアス制御スイッチ115は、スイッチ切替指示回路101からの切替指示に基づいて、信号合成回路112へのバイアス制御信号の入力のオン・オフを切り替える。スイッチとして論理回路やセレクタを用いてもよい。
スイッチ切替指示回路101は、光変調器122の動作点ずれの原因となる環境情報に基づいて、切替指示を出力する。光変調器122の動作点は、温度変化や経時変化によってドリフトする。マイクロプロセッサ11Bの外部から温度センサ情報やタイマ情報がスイッチ切替指示回路101に入力されてもよいし、マイクロプロセッサ11Bがタイマを内蔵していてもよい。温度センサ情報を用いる場合は、温度変化が一定値以上のときにスイッチ切替指示を出力してもよい。タイマの場合は、一日に一度、一週間に一度など、定期的にスイッチ切替指示を出力してもよい。
バイアス制御スイッチ115がオンのときは、信号合成回路112でDMT等のアナログ信号にバイアス制御信号SBCが挿入されて、バイアス制御信号SBCが挿入されたアナログ変調信号が光変調器122に入力される。バイアス制御スイッチ115がオフのときは、信号合成回路112で生成されたDMT信号が、そのまま駆動信号として光変調器122に入力される。バイアス制御スイッチ115がオンのときのバイアス制御の構成と動作は図10を参照して説明したのと同じである。
図13の構成は、動作点のドリフト補正が必要なときにバイアス制御信号を挿入するので、データレートを高く維持することができる。多少のデータレートの低下を許容しても動作点のドリフト補正が必要な場合は、所望の伝送容量で最大制御感度になるように設定されたγ/βの値と低周波信号の振幅値で、バイアス制御信号が生成される。
この構成により、伝送容量の劣化を低減しながら、動作点ドリフトを効率的に補正することができる。
図14は、変形例の光送信機10Bの動作フローである。まず、スイッチ切替指示回路で、バイアス制御をオンにするか否かが判断される(S21)。バイアス制御をオンしない場合は(S21でNO)、バイアス制御がオンされるまで待機する。バイアス制御がオンされると(S21でYES)、信号合成回路112でアナログ信号のシンボル間にバイアス制御信号が挿入される(S22)。光変調器の出力信号の一部を光検出器で受光してモニタ信号を生成し(S23)、モニタ信号からバイアス制御信号の低周波成分を抽出する(S24)。バイアス制御信号の低周波成分の位相にしたがって、光変調器の動作点を決めるバイアス電圧を制御の方向を決定して、バイアス電圧の値を調整する(S25)。モニタ信号に含まれるバイアス制御信号の低周波成分の振幅が許容範囲内か否かを判断し(S26)、検出される低周波成分の大きさが許容範囲内または最小になるまで、ステップS23〜S26を繰り返す。
これにより、動作点ドリフトの補正が必要なときにバイアス制御を行い、伝送容量をできるだけ高く維持する。バイアス制御に用いられるバイアス制御信号の時間幅γと挿入間隔βは、最小の伝送容量劣化量で最大の制御感度が得られるように選択されているので、伝送容量の劣化を抑えて高感度で動作点を制御できる。
図15は、アナログ変調方式の信号に挿入されるバイアス制御信号として、サイクリックプレフィックス自体を用いる例を示す。サイクリックプレフィックスは、シンボル波形の後方の一部をコピーまたは繰り返して使用される。サイクリックプレフィックスの振幅を増大させて低周波信号を重畳することで、非線形領域で変化するバイアス制御信号として用いることができる。
図16は、実施形態の光送信機10を有する光トランシーバモジュール2A、2Bを用いた光伝送システム1の概略図である。光トランシシーバモジュール2Aと2Bは同じ構成であるので、光トランシーバモジュール2Aについて説明する。
光トランシーバモジュール2Aは、光送信フロントエンド回路12と、光受信フロントエンド回路22と、電気IC(Integrated Circuit:集積回路)11を有する。電気IC11はDMT変調部110と、DMT復調部120を有する。光送信フロントエンド回路12とDMT変調部110で、光送信機10が形成される。光受信フロントエンド回路22とDMT復調部120で、光受信機20が形成される。
DMT復調部120は、図11のDMT信号の生成と逆の処理を行う。デジタルサンプリングされたシリアル受信信号をシンボルごとにパラレルデータに変換し、サブキャリアごとにCPを除去し、FFT処理を行う。周波数領域の信号から実数部だけを取り出し、コンスタレーション平面における受信シンボルを識別して、受信シンボルにマッピングされたビットを抽出(デマップ)してサブキャリアに復調する。復調されたサブキャリア信号はシリアル信号に変換されて受信データとして出力される。
光トランシーバモジュール2Aの光送信機は、図10の光送信機10Aと、図13の光送信機10Bのいずれであってもよい。いずれの場合も、適切な時間幅γと周期βで挿入されるバイアス制御信号を用いることで、伝送の伝送容量の劣化を最小限にして、光変調器の動作点のドリフトを高感度で制御することができる。
上述した実施形態は本発明の一例であり、多様な変形例を含む。実施形態では動作点が光パワー出力のピークの1/2の点に設定される例を用いたが、I/Q変調で動作点が消光点に設定される場合も同様の効果が得られる。また、DMT信号に限定されず、RoFなどのアナログ光変調方式にも適用される。
以上の説明に対し、以下の付記を提示する。
(付記1)
光源からの光を変調する光変調器と、
前記光変調器に入力される駆動信号を生成するプロセッサと、
を有し、
前記プロセッサは、アナログ信号に、低周波で振幅変調されたバイアス制御信号を一定間隔で挿入して、前記駆動信号を生成することを特徴とする光送信機。
(付記2)
前記プロセッサは、前記バイアス制御信号を前記アナログ信号の有効送信データの無い区間に挿入することを特徴とする付記1に記載の光送信機。
(付記3)
前記プロセッサは、前記バイアス制御信号を前記アナログ信号のガード区間に挿入することを特徴とする付記1または2に記載の光送信機。
(付記4)
前記プロセッサは、前記アナログ信号に含まれるサイクリックプレフィックスを前記バイアス制御信号として用いることを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の光送信機。
(付記5)
前記バイアス制御信号の時間幅と挿入間隔は、前記アナログ信号の伝送容量の劣化が所定の範囲内に抑制されるように設定されていることを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の光送信機。
(付記6)
前記低周波の振幅は、前記バイアス制御信号の時間幅と挿入間隔に対応して設定されていることを特徴とする付記5に記載の光送信機。
(付記7)
前記低周波の振幅は、前記光変調器の消光特性における半波長電圧の0.2倍以上であることを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載の光送信機。
(付記8)
前記プロセッサは、バイアス制御スイッチと、スイッチ切替指示回路とを有し、
前記スイッチ切替指示回路の出力に基づいて前記バイアス制御スイッチがオンされたときに、前記アナログ信号に前記バイアス制御信号を挿入することを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載の光送信機。
(付記9)
前記光変調器の出力光をモニタするモニタ回路と、
前記モニタ回路のモニタ出力に基づいて前記光変調器の動作点を決めるバイアス電圧を制御するバイアス制御回路と、
をさらに有することを特徴とする付記1〜8のいずれかに記載の光送信機。
(付記10)
付記1〜9のいずれかに記載の光送信機と、
光受信機と、
を有する光トランシーバ。
(付記11)
アナログ信号に低周波で振幅変調されたバイアス制御信号を一定間隔で挿入してアナログ変調信号を生成し、
前記アナログ変調信号を光変調器に入力して、光源からの出力光を変調する、
ことを特徴とする光伝送方法。
(付記12)
前記バイアス制御信号は、前記アナログ信号の有効送信データの無い区間に挿入されることを特徴とする付記11に記載の光伝送方法。
(付記13)
前記バイアス制御信号は、前記アナログ信号のガード区間に挿入されることを特徴とする付記11または12に記載の光伝送方法。
(付記14)
前記アナログ信号に含まれるサイクリックプレフィックスを、前記バイアス制御信号として用いることを特徴とする付記11〜13のいずれかに記載の光伝送方法。
(付記15)
前記バイアス制御信号の時間幅と挿入間隔を、前記アナログ信号の伝送容量の劣化が所定の範囲内に抑制されるように設定することを特徴とする付記11〜14のいずれかに記載の光伝送方法。
(付記16)
前記低周波の振幅を、前記バイアス制御信号の時間幅と挿入間隔に対応して設定することを特徴とする付記15に記載の光伝送方法。
(付記17)
前記低周波の振幅を、前記光変調器の消光特性における半波長電圧の0.2倍以上に設定することを特徴とする付記11〜16のいずれかに記載の光伝送方法。
(付記18)
環境情報または時間情報に基づいてバイアス制御のオン・オフを切り替え、
前記バイアス制御がオンされているときに、前記アナログ信号に前記バイアス制御信号が挿入されることを特徴とする付記11〜17のいずれかに記載の光伝送方法。
(付記19)
前記光変調器の出力光をモニタし、
モニタ結果に基づいて前記光変調器の動作点を決めるバイアス電圧を制御する、
ことを特徴とする付記11〜18のいずれかに記載の光伝送方法。
1 光伝送システム
10、10A、10B 光送信機
11A、11B マイクロプロセッサ
12 光送信フロントエンド回路
13 モニタ回路
14 バイアス制御回路
15 低周波生成回路
101 スイッチ切替指示回路
110A,110B DMT変調部
111 DMT信号生成部
112 信号合成回路
113 バイアス制御信号生成回路
115 バイアス制御スイッチ

Claims (8)

  1. 光源からの光を変調する光変調器と、
    前記光変調器に入力される駆動信号を生成するプロセッサと、
    を有し、
    前記プロセッサは、アナログ信号に、低周波で振幅変調されたバイアス制御信号を一定間隔で挿入して、前記駆動信号を生成し、前記バイアス制御信号の振幅は前記アナログ信号の振幅よりも大きく、前記バイアス制御信号の包絡線は前記アナログ信号の振幅中心に対して互いに逆相で振幅変調されていることを特徴とする光送信機。
  2. 前記プロセッサは、前記バイアス制御信号を前記アナログ信号の有効送信データの無い区間に挿入することを特徴とする請求項1に記載の光送信機。
  3. 前記プロセッサは、前記バイアス制御信号を前記アナログ信号のガード区間に挿入することを特徴とする請求項1または2に記載の光送信機。
  4. 前記プロセッサは、前記アナログ信号に含まれるサイクリックプレフィックスを前記バイアス制御信号として用いることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の光送信機。
  5. 前記低周波の振幅は、前記光変調器の消光特性における半波長電圧の0.2倍以上であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の光送信機。
  6. 前記プロセッサは、バイアス制御スイッチと、スイッチ切替指示回路とを有し、
    前記スイッチ切替指示回路の出力に基づいて前記バイアス制御スイッチがオンされたときに、前記アナログ信号に前記バイアス制御信号を挿入することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の光送信機。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の光送信機と、
    光受信機と、
    を有する光トランシーバ。
  8. アナログ信号に低周波で振幅変調されたバイアス制御信号を一定間隔で挿入してアナログ変調信号を生成し、
    前記アナログ変調信号を光変調器に入力して、光源からの出力光を変調し、
    前記バイアス制御信号の振幅は前記アナログ信号の振幅よりも大きく、前記バイアス制御信号の包絡線は前記アナログ信号の振幅中心に対して互いに逆相で振幅変調されている
    ことを特徴とする光伝送方法。
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