JP2020088110A - レーザ発振器及びレーザ加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザビームの光強度分布の均一性を向上させることができ、ビームプロファイルを連続的に変化させることができるレーザ発振器を提供する。【解決手段】レーザ発振器は、レーザビームを発振するレーザ発振部と、レーザ発振部より射出されたレーザビームを伝送するフィーディングファイバ22と、フィーディングファイバ22より射出されたレーザビームをプロセスファイバ27に入射させるためのカプラ23とを備える。カプラ23は、レーザビームが入射されるコリメートレンズ24と、レーザビームを集束させて、プロセスファイバ27に入射させる集束レンズ26と、コリメートレンズ24と集束レンズ26との間に光軸方向に移動自在に配置され、レーザビームを光軸と直交する方向に放射状に分散させて、プロセスファイバ27より射出されるレーザビームのビームプロファイルを変更する第3のレンズ(41及び42)を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、レーザ発振器及びレーザ加工機に関する。
レーザ発振器より射出されたレーザビームによって板金を切断または溶接したり、板金に対してマーキングを施したりするよう加工するレーザ加工機が普及している。レーザ発振器としては、ファイバレーザ発振器がよく用いられる。
特表2015−500571号公報 国際公開第2011/124671号
レーザ加工機は、板金に照射されるレーザビームのビームプロファイルを板金の加工条件に応じて適切に設定する必要がある。特許文献1及び2には、複数のビームプロファイルのうちからいずれかのビームプロファイルを選択して板金を加工することができるレーザ加工機が記載されている。
特許文献1に記載のレーザ加工機は、プロセスファイバに入射されるレーザビームの入射角度を変化させることによってビームプロファイルを変化させる。特許文献1に記載の構成によれば、プロセスファイバを伝搬するレーザビームのミキシングが不十分で、光強度分布が不均一となる。光強度分布が不均一のレーザビームによって板金を溶接すると、良好な溶接品質を得ることができない。
特許文献2に記載のレーザ加工機は、中心に設けた断面円形のコアと、それよりも外側に設けた断面リング状のコアとを有する光ファイバとを用い、レーザビームを中心のコアと外側のコアとに選択的に入射させることによって、ビームプロファイルを変化させる。特許文献2に記載の構成によれば、2つのビームプロファイルを択一的に選択できるものの、ビームプロファイルを連続的に変化させることはできない。
本発明は、プロセスファイバより射出されるレーザビームの光強度分布の均一性を向上させることができ、ビームプロファイルを連続的に変化させることができるレーザ発振器及びレーザ加工機を提供することを目的とする。
本発明は、レーザビームを発振するレーザ発振部と、前記レーザ発振部より射出されたレーザビームを伝送するフィーディングファイバと、前記フィーディングファイバより射出されたレーザビームをプロセスファイバに入射させるためのカプラとを備え、前記カプラは、前記フィーディングファイバより射出されたレーザビームが入射されるコリメートレンズと、前記コリメートレンズより射出されたレーザビームを集束させて、前記プロセスファイバに入射させる集束レンズと、前記コリメートレンズと前記集束レンズとの間に光軸方向に移動自在に配置され、レーザビームを光軸と直交する方向に放射状に分散させて、前記プロセスファイバより射出されるレーザビームのビームプロファイルを変更する第3のレンズとを備えるレーザ発振器を提供する。
本発明は、上記のレーザ発振器と、前記レーザ発振器より射出されて前記プロセスファイバによって伝送されたレーザビームによって板金を加工する加工機本体とを備えるレーザ加工機を提供する。
本発明のレーザ発振器及びレーザ加工機によれば、プロセスファイバより射出されるレーザビームの光強度分布の均一性を向上させることができ、ビームプロファイルを連続的に変化させることができる。
各実施形態で共通するレーザ発振器及びレーザ加工機の全体的な構成を示す斜視図である。 各実施形態のレーザ発振器の概略的な構成を示す図である。 第1実施形態のレーザ発振器を示す図である。 第1実施形態のレーザ発振器の第1の使用状態を示す図である。 第1実施形態のレーザ発振器の第2の使用状態を示す図である。 第2実施形態のレーザ発振器を示す図である。 第3実施形態のレーザ発振器を示す図である。 第4実施形態のレーザ発振器を示す図である。 第5実施形態のレーザ発振器を示す図である。 第6実施形態のレーザ発振器を示す図である。
まず、図1及び図2を用いて、各実施形態で共通するレーザ発振器及びレーザ加工機の全体的な構成を説明する。図1に示すように、レーザ加工機100は、加工機本体の一例である溶接ロボット10と、レーザ発振器20とを備える。レーザ発振器20より射出されたレーザビームはプロセスファイバ27によって溶接ロボット10へと伝送され、プロセスファイバ28によって加工ヘッド11へと伝送される。溶接ロボット10はレール30上を移動して、図示していない板金を溶接するように構成されている。
なお、レーザ加工機100は溶接ロボット10以外の加工機本体を備えるレーザ溶接機であってもよい。また、レーザ加工機100はレーザ溶接機に限定されることはなく、レーザ切断機であってもよい。レーザ加工機100は、レーザビームによって板金を加工する任意のレーザ加工機でよい。
レーザ発振器20は概略的に図2に示すように構成される。図2において、レーザ発振部21はレーザビームを発振する。レーザ発振器20がファイバレーザ発振器である場合を例とする。レーザ発振部21は、複数のレーザダイオード、励起光コンバイナ、高反射ファイバブラッググレーティング、イッテルビウム(Yb)がドープされたYbドープファイバ、低反射ファイバブラッググレーティング等を備えて、波長1μm帯のレーザビームを発振する。波長1μm帯は波長1000nm〜1100nmの範囲の帯域である。典型的には、レーザ発振器20は1060nm〜1080nmのレーザビームを発振する。
レーザ発振部21より射出されたレーザビームはフィーディングファイバ22によってカプラ23へと伝送される。一点鎖線はレーザビームを示す。カプラ23は、コリメートレンズ24と、ミラー25と、集束レンズ26とを備える。ここでは、ミラー25を備えることによりカプラ23がL字状に形成されているが、カプラ23はミラー25を備えなくてもよい。カプラ23がミラー25を備えない場合、コリメートレンズ24と集束レンズ26とは一直線上に配置される。
後述するように、各実施形態のレーザ発振器20において、カプラ23はコリメートレンズ24及び集束レンズ26以外の第3のレンズを備えるが、図2においては図示を省略している。
フィーディングファイバ22の射出端より射出された発散光のレーザビームは、コリメートレンズ24に入射される。典型的には、コリメートレンズ24は発散光を平行光(コリメート光)に変換する。コリメートレンズ24が発散光を平行光に変換しないことがあってもよい。コリメートレンズ24より射出されたレーザビームはミラー25で反射して進行方向が90度曲げられ、集束レンズ26に入射される。集束レンズ26は入射したレーザビームを集束して収束光に変換する。集束レンズ26より射出された収束光のレーザビームは、プロセスファイバ27に入射されて伝送される。
各実施形態のレーザ発振器20はカプラ23の内部構造に特徴を有する。以下、各実施形態のレーザ発振器20におけるカプラ23の内部構造を順に説明する。各実施形態のレーザ発振器20を備えるレーザ加工機100が各実施形態のレーザ加工機100である。
<第1実施形態>
図3に示すように、カプラ23は、コリメートレンズ24及び集束レンズ26以外に、第3のレンズとして、平凹アキシコンレンズ41と平凸アキシコンレンズ42とを備える。また、カプラ23は、平凹アキシコンレンズ41及び平凸アキシコンレンズ42をそれぞれ光軸方向に移動させるための移動機構411及び421、移動機構411及び421をそれぞれ駆動する駆動部412及び422を備える。
平凹アキシコンレンズ41は、レーザビームの入射面41aが平面、射出面41bが凹状の円錐面である凹アキシコン面となっている。平凸アキシコンレンズ42は、レーザビームの入射面42aが凸状の円錐面である凸アキシコン面、射出面42bが平面となっている。射出面41bと入射面42aとは同じ傾斜角度の円錐面である。
移動機構411及び421は、例えば、ギア、ベルト、ラック・ピニオン、ウォームギア、ボールねじ等のいずれか(またはこれらの任意の組み合わせ)でよく、駆動部412及び422は例えばモータである。制御部50は、駆動部412を制御して平凹アキシコンレンズ41を光軸方向に移動させ、駆動部422を制御して平凸アキシコンレンズ42を光軸方向に移動させる。制御部50は、レーザ加工機100の全体の動作を制御するNC装置であってもよい。平凹アキシコンレンズ41のみが移動自在とされていてもよく、平凸アキシコンレンズ42のみが移動自在とされていてもよい。平凹アキシコンレンズ41と平凸アキシコンレンズ42との間隔が調整可能に構成されていればよい。
フィーディングファイバ22は、中心部のコア221、その外周部設けられたクラッド222、さらにその外周に設けられた被覆223を有する。プロセスファイバ27も同様に、中心部のコア271、その外周部設けられたクラッド272、さらにその外周に設けられた被覆273を有する。
フィーディングファイバ22のコア221より射出された発散光のレーザビームはコリメートレンズ24に入射する。平凹アキシコンレンズ41の射出面41bは、入射したレーザビームを光軸と直交する方向に放射状に分散させるよう作用する。平凸アキシコンレンズ42の入射面42aは、入射したレーザビームを中心方向に曲げるよう作用する。
コリメートレンズ24より射出されたレーザビームは、平凹アキシコンレンズ41及び平凸アキシコンレンズ42双方の作用を受けて集束レンズ26に入射する。平凹アキシコンレンズ41は平行光を発散光に変換することがあり、平凸アキシコンレンズ42は発散光を平行光に変換することがある。集束レンズ26より射出された収束光のレーザビームは、プロセスファイバ27のコア271に結像した状態で入射する。
図4及び図5は、それぞれ、図3に示す第1実施形態のレーザ発振器20の第1及び第2の使用状態を示している。図4に示すように、平凹アキシコンレンズ41または平凸アキシコンレンズ42を光軸方向に移動させて射出面41bと入射面42aとを近接させると、射出面41b及び入射面42aの各作用が消失する。コリメートレンズ24より射出された平行光は、平凹アキシコンレンズ41及び平凸アキシコンレンズ42をそのまま透過する。集束レンズ26は平行光を収束光に変換し、収束光はプロセスファイバ27のコア271に入射する。
フィーディングファイバ22より射出されたレーザビームは、光軸と直交する面で見たとき、周辺部から中央部に向かって強度が急峻に大きくなるガウシアン型のビームプロファイルを有する。図4においては、プロセスファイバ27に入射されるレーザビームは、ガウシアン型のビームプロファイルとなる。図4において、プロセスファイバ27に入射されるレーザビームの最大入射角度はθ0である。
図5は、射出面41bと入射面42aとの間隔を距離Z1とするよう、平凹アキシコンレンズ41または平凸アキシコンレンズ42を光軸方向に移動させた状態を示している。この場合、平凹アキシコンレンズ41は平行光を発散光に変換し、平凸アキシコンレンズ42は発散光を平行光に変換する。平凸アキシコンレンズ42より射出されるレーザビームは、射出面41bがレーザビームを光軸と直交する方向に放射状に分散させることによりリング状となる。従って、プロセスファイバ27に入射されるレーザビームは、リング型のビームプロファイルとなる。
図5において、プロセスファイバ27に入射されるレーザビームの最大入射角度はθ1であり、最小入射角度はφ1である。即ち、図5に示すように射出面41bと入射面42aとの間に0を超える距離を設けると、集束レンズ26より射出されるレーザビームの中心にはビームが存在しなくなる。
制御部50が射出面41bと入射面42aとの間の距離を変更するよう駆動部412または422を制御すると、プロセスファイバ27に入射されるレーザビームの最大入射角度θ及び最小入射角度φを変更することができる。これに伴って、プロセスファイバ27より射出されるレーザビームのビームプロファイル及びビームパラメータ積(BPP:Beam Parameter Product)が変化する。
第1実施形態のレーザ発振器20によれば、射出面41bと入射面42aとの間の距離を連続的に変更できるから、ビームプロファイル及びBPPを連続的に変化させることができる。
上記のように、特許文献1に記載の構成においては、レーザビームが所定の入射角度でプロセスファイバ27に入射する。これに対して第1実施形態のレーザ発振器20においては、射出面41bと入射面42aとの間に距離を設けた状態で、集束レンズ26より射出されるレーザビームは放射状に分散する。第1実施形態のレーザ発振器20においては、放射状に分散するレーザビームが結像してプロセスファイバ27に入射する。従って、プロセスファイバ27を伝搬するレーザビームが十分にミキシングされて、プロセスファイバ27より射出されるレーザビームの光強度分布がほぼ均一となる。
<第2実施形態>
図6に示す第2実施形態において、図3〜図5に示す第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態においては、コリメートレンズ24が移動機構241及び駆動部242によって移動自在に構成され、集束レンズ26が移動機構261及び駆動部262によって移動自在に構成されている。移動機構241及び261は移動機構411及び421と同様の構成であり、駆動部242及び262は駆動部412及び422と同様に例えばモータである。制御部50は、駆動部242を制御してコリメートレンズ24を光軸方向に移動させ、駆動部262を制御して集束レンズ26を光軸方向に移動させる。
第2実施形態においては、プロセスファイバ27の代わりに、マルチクラッド(ダブルクラッド)のプロセスファイバ27Mが用いられている。プロセスファイバ27Mは、中心部のインナコア2701、その外周に設けられたインナクラッド2702、その外周に設けられたアウタコア2703、その外周に設けられたアウタクラッド2704、さらにその外周に設けられた被覆2705を有する。
図6において、制御部50による制御によって、コリメートレンズ24及び集束レンズ26は図5の位置と比較して、それぞれ距離Z2及びZ3だけフィーディングファイバ22側に移動されている。
すると、コリメートレンズ24より射出されるレーザビームは発散光となり、平凸アキシコンレンズ42より射出されるレーザビームも発散光となる。これにより、集束レンズ26より射出されるレーザビームは、プロセスファイバ27Mのアウタコア2703にリング状に結像した状態で入射する。
第2実施形態のレーザ発振器20によれば、コリメートレンズ24及び集束レンズ26を光軸方向に移動自在に構成しているので、第1実施形態とは異なるビームプロファイル及びBPPを得ることができる。即ち、第2実施形態のレーザ発振器20によれば、第1実施形態で選択できるビームプロファイル及びBPPに加えて、第1実施形態とは異なるビームプロファイル及びBPPを選択することが可能となる。
図6において、プロセスファイバ27Mはコア及びクラッドが3層以上のマルチクラッドファイバであってもよい。制御部50が距離Z1〜Z3を調整することにより、3層以上のコアのうちの任意のコアにレーザビームを入射させることができる。なお、コリメートレンズ24及び集束レンズ26をプロセスファイバ27M側に移動させてもよい。
<第3実施形態>
図7に示す第3実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。第3実施形態においては、平凸アキシコンレンズ42の代わりに両凸アキシコンレンズ426が用いられ、単独のレンズとしての集束レンズ26が省略されている。
両凸アキシコンレンズ426は、レーザビームの入射面426aが平凸アキシコンレンズ42の入射面42aと同じ凸状の円錐面である凸アキシコン面、射出面426bが凸面となっている。射出面426bは、集束レンズ26によるレーザビームの集束作用と同様の集束作用を奏する。第3実施形態のレーザ発振器20によれば、両凸アキシコンレンズ426が集束レンズ26の機能を含むことにより、平凸アキシコンレンズ42(両凸アキシコンレンズ426)とは別体の集束レンズ26を省略した構成とすることができる。
第3実施形態のレーザ発振器20は、両凸アキシコンレンズ426が平凸アキシコンレンズ42の機能と集束レンズ26の機能とを兼用している。第3実施形態のレーザ発振器20は、実質的に、平凸アキシコンレンズ42と集束レンズ26とを備える構成である。
図7においては図示を省略しているが、平凹アキシコンレンズ41及び両凸アキシコンレンズ426は光軸方向に移動自在とされており、両者の間隔は調整可能である。
<第4実施形態>
図8に示す第4実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。第4実施形態においては、平凹アキシコンレンズ41の代わりに凸凹アキシコンレンズ414が用いられ、単独のレンズとしてのコリメートレンズ24が省略されている。
凸凹アキシコンレンズ414は、レーザビームの入射面414aが凸面、射出面414bが平凹アキシコンレンズ41の射出面41bと同じ凹状の円錐面である凹アキシコン面となっている。入射面414aは、コリメートレンズ24によるレーザビームの集束作用と同様の集束作用を奏する。第4実施形態のレーザ発振器20によれば、凸凹アキシコンレンズ414がコリメートレンズ24の機能を含むことにより、平凹アキシコンレンズ41(凸凹アキシコンレンズ414)とは別体のコリメートレンズ24を省略した構成とすることができる。
第4実施形態のレーザ発振器20は、凸凹アキシコンレンズ414がコリメートレンズ24の機能と平凹アキシコンレンズ41の機能とを兼用している。第4実施形態のレーザ発振器20は、実質的に、コリメートレンズ24の機能と平凹アキシコンレンズ41とを備える構成である。
図8においては図示を省略しているが、凸凹アキシコンレンズ414及び平凸アキシコンレンズ42は光軸方向に移動自在とされており、両者の間隔は調整可能である。
<第5実施形態>
図9に示す第5実施形態において、第2実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。第5実施形態においては、コリメートレンズ24と集束レンズ26との間に、第3のレンズとして平凸アキシコンレンズ43が配置されている。平凸アキシコンレンズ43は、レーザビームの入射面43aが平面、射出面43bが凸状の円錐面である凸アキシコン面となっている。カプラ23には、コア及びクラッドが2層のプロセスファイバ27Mが接続されている。プロセスファイバ27Mは3層以上のマルチクラッドファイバであってもよい。
平凹アキシコンレンズ41は光軸方向に移動自在とされている。加えて、コリメートレンズ24及び集束レンズ26が光軸方向に移動自在とされていてもよい。
平凸アキシコンレンズ43の射出面43bはレーザビームを収束光に変換しているが、集束レンズ26とプロセスファイバ27Mとの間で放射状に分散させている。図9において、平凸アキシコンレンズ43の代わりに、入射面42aが凸アキシコン面、射出面42bが平面となっている平凸アキシコンレンズ42を用いてもよい。この場合、集束レンズ26は同様に収束光を放射状に分散させる。
第5実施形態のレーザ発振器20によれば、リング型のビームプロファイルのうちからプロファイルを選択することができる。
<第6実施形態>
図10に示す第6実施形態において、第2実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。第6実施形態においては、コリメートレンズ24と集束レンズ26との間に、第3のレンズとして平凹アキシコンレンズ41が配置されている。カプラ23には、2層のプロセスファイバ27Mが接続されている。プロセスファイバ27Mは3層以上のマルチクラッドファイバであってもよい。
平凹アキシコンレンズ41は光軸方向に移動自在とされている。加えて、コリメートレンズ24及び集束レンズ26が光軸方向に移動自在とされていてもよい。図10において、平凹アキシコンレンズ41の代わりに、入射面が凹アキシコン面、射出面が平面となっている平凹アキシコンレンズを用いてもよい。
第5実施形態と同様に、第6実施形態のレーザ発振器20によれば、リング型のビームプロファイルのうちからプロファイルを選択することができる。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
10 溶接ロボット(加工機本体)
11 加工ヘッド
20 レーザ発振器
21 レーザ発振部
22 フィーディングファイバ
23 カプラ
24 コリメートレンズ
25 ミラー
26 集束レンズ
27,27M,28 プロセスファイバ
41 平凹アキシコンレンズ
42,43 平凸アキシコンレンズ
50 制御部
100 レーザ加工機
241,261,411,421 移動機構
242,262,412,422 駆動部
414 凸凹アキシコンレンズ
426 両凸アキシコンレンズ

Claims (7)

  1. レーザビームを発振するレーザ発振部と、
    前記レーザ発振部より射出されたレーザビームを伝送するフィーディングファイバと、
    前記フィーディングファイバより射出されたレーザビームをプロセスファイバに入射させるためのカプラと、
    を備え、
    前記カプラは、
    前記フィーディングファイバより射出されたレーザビームが入射されるコリメートレンズと、
    前記コリメートレンズより射出されたレーザビームを集束させて、前記プロセスファイバに入射させる集束レンズと、
    前記コリメートレンズと前記集束レンズとの間に光軸方向に移動自在に配置され、レーザビームを光軸と直交する方向に放射状に分散させて、前記プロセスファイバより射出されるレーザビームのビームプロファイルを変更する第3のレンズと、
    を備えるレーザ発振器。
  2. 前記第3のレンズは、
    前記コリメートレンズより射出されたレーザビームが入射され、レーザビームの入射面が平面、射出面が凹状の円錐面である凹アキシコン面となっている平凹アキシコンレンズと、
    前記平凹アキシコンレンズより射出されたレーザビームが入射され、レーザビームの入射面が凸状の円錐面である凸アキシコン面、射出面が平面となっている平凸アキシコンレンズと、
    を有し、
    前記平凹アキシコンレンズと前記平凸アキシコンレンズとの間隔が調整可能に構成されている
    請求項1に記載のレーザ発振器。
  3. 前記コリメートレンズ及び前記集束レンズが光軸方向に移動自在に構成されている請求項2に記載のレーザ発振器。
  4. 前記プロセスファイバは、コア及びクラッドが2層以上のマルチクラッドファイバである請求項3に記載のレーザ発振器。
  5. 前記第3のレンズは、前記コリメートレンズより射出されたレーザビームが入射され、レーザビームの入射面が平面、射出面が凸状の円錐面である凸アキシコン面であるか、入射面が凸アキシコン面、射出面が平面となっている平凸アキシコンレンズである請求項1に記載のレーザ発振器。
  6. 前記第3のレンズは、前記コリメートレンズより射出されたレーザビームが入射され、レーザビームの入射面が平面、射出面が凹状の円錐面である凹アキシコン面であるか、入射面が凹アキシコン面、射出面が平面となっている平凹アキシコンレンズである請求項1に記載のレーザ発振器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器より射出されて前記プロセスファイバによって伝送されたレーザビームによって板金を加工する加工機本体と、
    を備えるレーザ加工機。
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