JP2012024782A - 固体レーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】集光レンズ27の焦点距離やレーザ光LBのビーム径を変更することなく、薄板の高速加工から厚板加工までを容易に実施する。
【解決手段】固体レーザ加工装置は、レーザ光LBを生成する固体レーザ発振器と、固体レーザ発振器により生成されたレーザ光LBを伝送するフィーディングファイバー12と、フィーディングファイバー12により伝送されたレーザ光LBが通過するビームモード変換ユニット14と、ビームモード変換ユニット14を通過したレーザ光LBを集光させて被加工材Wに照射するレーザ加工ユニットとを備える。ビームモード変換ユニット14は、フィーディングファイバー12のコア径と異なるコア径を有する1以上のプロセスファイバー33a、33bと、1以上のプロセスファイバー33a、33bにレーザ光LBを伝送させるか否かを選択する選択部38とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、レーザ光が伝送されるプロセスファイバーのコア径を被加工材に応じて変更する固体レーザ加工装置に関する。
板金加工用のレーザ加工機では、炭酸ガスレーザ発振器(発振波長10.6μm)をレーザ光源として、複数枚の伝送用ミラーを介して加工点までレーザ光を伝送し、集光レンズで高エネルギー密度のレーザ光に集光し、また同軸にアシストガスを噴射して、溶融物を除去しながら加工するものが一般的である。一方、レーザ光源としては炭酸ガスレーザ発振器に代わるものとして固体レーザ発振器の代表として、YAGレーザ発振器(発振波長1μm帯)が用いられてきた。
しかしながら、最近では通信技術をベースにしたファイバーレーザ発振器(発振波長1μm帯)がYAGレーザ発振器よりも光品質に優れることや、発振効率が極めて高いことを背景に産業用、特に板金加工用(切断または溶接等)にも適用されつつある。
図12は、ファイバーレーザ発振器51をレーザ光源としたファイバーレーザ加工装置の一例を示す。なお、同様なファイバーレーザ加工装置の公知文献としては例えば特許文献1がある。
レーザ加工機75に隣接して設置されたファイバーレーザ発振器51は、レーザ光を生成する光エンジン52を備える。光エンジン52で生成されたレーザ光は、フィーディングファイバー54によりビームシャッター71へ伝送され、ビームシャッター71に接続されたプロセスファイバー56により、レーザ加工機75へ伝送される。
プロセスファイバー56は、レーザ加工機75に配置されたX軸及びY軸のケーブルダクト(図示省略)に沿って装着されている。図13に示すように、プロセスファイバー56の射出端面から射出されたレーザ光は、コリメータユニット69内のコリメートレンズ68によりほぼ平行光束に変換され、ベンドミラー65によりZ軸方向(鉛直方向)下方に反射される。その後、レーザ光は、加工ヘッド66に設けられた集光レンズ67に入射して高エネルギー密度に集光され、被加工材Wに照射される。なお、コリメータユニット69は、加工テーブル61上をX軸方向に移動する門型のX軸キャリッジ64にY軸方向に移動自在に設けたY軸キャリッジ63に取り付けられている。
ファイバーレーザ発振器51から発生するレーザ光は、炭酸ガスレーザ発振器によるレーザ光(「CO2レーザ」と略す)に比べて、そのビーム品質が高いため、より小さい集光直径まで集光レンズ67を用いて絞り、高いエネルギー密度を得ることができる。例えば、図14に示すように、4kWのCO2レーザ及び2kWのファイバーレーザの最小集光直径dは、それぞれ0.27mm及び0.12mmであり、この時のエネルギー密度はファイバーレーザの方が2.5倍程度高くなる。したがって、この小さいな集光直径と金属に対する発振波長1μm帯の吸収率の良さとから、薄板材の高速切断が可能となる。
特開2009−226473号公報
しかし、ファイバーレーザ発振器51から発生するレーザ光を用いて、図15に示すように、例えば板厚6mm以上の厚板Wを切断する場合、最小集光直径のレーザ光LBを照射することにより被加工材Wに形成される切断カーフ幅bは、CO2レーザの場合に比べて狭くなる。これにより、切断時に発生する溶融金属をカーフ外部に排出することが困難となり切断不良或いは切断不可能となる。
本発明は上記課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、集光レンズの焦点距離やレーザ光のビーム径を変更することなく、薄板の高速加工から厚板加工までを容易に実施する固体レーザ加工装置を提供することである。
本発明の第1の特徴は、レーザ光を生成する固体レーザ発振器と、固体レーザ発振器により生成されたレーザ光を伝送するフィーディングファイバーと、フィーディングファイバーにより伝送されたレーザ光が通過するビームモード変換ユニットと、ビームモード変換ユニットを通過したレーザ光を集光させて被加工材に照射するレーザ加工ユニットとを備える固体レーザ加工装置であって、ビームモード変換ユニットが、フィーディングファイバーのコア径と異なるコア径を有する1以上のプロセスファイバーと、1以上のプロセスファイバーにレーザ光を伝送させるか否かを選択する選択部とを有することである。
本発明の第1の特徴によれば、選択部により選択された事項に応じて、レーザ加工ユニットの直前にレーザ光が伝送されるファイバーのコア径を変更することができる。これにより、レーザ加工ユニットにより集光されるレーザ光の最小集光直径を制御することができる。よって、レーザ加工ユニットにおいてレーザ光を集光する際に使用する集光レンズの焦点距離やレーザ光のビーム径を変更することなく、レーザ光の最小集光直径を変更できるので、薄板の高速加工から厚板加工までを容易に実施することができる。
本発明の第1の特徴において、ビームモード変換ユニットは、互いに異なるコア径を有する2以上の前記プロセスファイバーを有し、選択部は、プロセスファイバーにレーザ光を伝送させることを選択した場合にあっては、レーザ光を伝送させる1のプロセスファイバーを選択してもよい。これにより、選択部により選択されたプロセスファイバーに応じて、レーザ加工ユニットの直前にレーザ光が伝送されるプロセスファイバーのコア径を変更することができる。よって、最小集光直径を更に詳細に変更することができる。
本発明の第2の特徴は、レーザ光を生成する固体レーザ発振器と、固体レーザ発振器により生成されたレーザ光を伝送するフィーディングファイバーと、フィーディングファイバーにより伝送されたレーザ光が通過するビームモード変換ユニットと、ビームモード変換ユニットを通過したレーザ光を集光させて被加工材に照射するレーザ加工ユニットとを備える固体レーザ加工装置であって、ビームモード変換ユニットが、互いに異なるコア径を有する2以上のプロセスファイバーと、2以上のプロセスファイバーの中から、レーザ光を伝送させる1のプロセスファイバーを選択する選択部とを有することである。
本発明の第2の特徴によれば、選択部により選択されるプロセスファイバーに応じて、レーザ光が伝送されるプロセスファイバーのコア径を変更することができる。よって、レーザ加工ユニットにおいてレーザ光を集光する際に使用する集光レンズの焦点距離やレーザ光のビーム径を変更せずに、最小集光直径を変更することができるので、薄板の高速加工から厚板加工までを容易に実施することができる。
本発明の第1及び第2の特徴において、ビームモード変換ユニットは、プロセスファイバーの前段に配置され、プロセスファイバーの入射端面にレーザ光をそれぞれ集光させる集束レンズと、プロセスファイバーの後段に配置され、プロセスファイバーの射出端面から射出されたレーザ光をそれぞれ平行光に変換するコリメートレンズとを更に有していもよい。各プロセスファイバーの前後に集束レンズ及びコリメートレンズを配置することにより、プロセスファイバーはレーザ光を効率よく伝送することができる。
本発明の第1及び第2の特徴において、集束レンズ、プロセスファイバー及びコリメートレンズは組を成し、選択部は、集束レンズ、プロセスファイバー及びコリメートレンズのいずれかの組を選択してもよい。これにより、プロセスファイバー前後の光学系の調整が不要となる。
本発明の第1及び第2の特徴において、ビームモード変換ユニットは、組を成す集束レンズ、プロセスファイバー及びコリメートレンズがその内部に固定された筒状部材と、筒状部材を支持する回転可能な板部材とを更に備えていてもよい。この場合、選択部は、板部材を回転させることにより、レーザ光が入射する筒状部材を選択すればよい。集束レンズ、プロセスファイバー及びコリメートレンズを予めアライメントされた状態で筒状部材内部に固定しておくことにより、板部材を回転させるだけで容易にプロセスファイバーを選択することができる。
本発明の第1及び第2の特徴において、固体レーザ加工装置は、フィーディングファイバーとビームモード変換ユニットの間に配置された、レーザ光を遮断するビームシャッターを更に備えていてもよい。これにより、固体レーザ発振器側にビームシャッターを設ける必要が無くなり、フィーディングファイバーでレーザ光を伝送することができる。
本発明の固体レーザ加工装置によれば、集光レンズの焦点距離やレーザ光のビーム径を変更することなく、薄板の高速加工から厚板加工までを容易に実施することができる。
本発明の第1の実施の形態に関わるファイバーレーザ加工装置の全体構成を示す斜視図である。 図1のビームシャッター13及びビームモード変換ユニット14の構成例を示す概略図である。 最小集光直径d近傍のレーザ光LBの断面形状を測定した結果を示すグラフである。 ファイバーのコア径とビーム品質定数BPPとの関係を示すグラフである。 直前に伝送されるファイバーのコア径に応じて同じレーザ光のビーム品質定数BPPが変化することを示す模式図である。 表2におけるファイバーレーザとCO2レーザの最小集光直径d近傍の断面形状を示すグラフである。 表3に示す光学パラメータからなるレーザ光の焦点近傍の断面形状を示すグラフである。 第2の実施の形態に関わるビームモード変換ユニットの構成を示す模式図である。 第1の比較例に関わるファイバーレーザ加工装置の構成を示す模式図である。 表5に示す光学パラメータからなるレーザ光を生成して測定した焦点近傍の断面形状を示すグラフである。 プロセスファイバー33から射出されたレーザ光の光学パラメータについて説明するための模式図である。 ファイバーレーザ発振器51をレーザ光源とした光軸移動形のファイバーレーザ加工装置の一例を示す概要図である。 プロセスファイバー56から射出されたレーザ光LBがコリメートレンズ68により平行光に変換され、集光レンズ67により集光されている様子を示す概略図である。 図13におけるファイバーレーザの集光点近傍の断面形状Gと、CO2レーザの断面形状とを比較したシミュレーション結果を示すグラフである。 本発明が解決しようとする課題を説明するための模式図である。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付している。
(第1の実施の形態)
先ず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に関わるファイバーレーザ加工装置(固体レーザ加工装置の一例)の全体構成を説明する。本発明の第1の実施の形態に関わるファイバーレーザ加工装置は、レーザ光LBを生成する固体レーザ発振器の一例としてのファイバーレーザ発振器11と、ファイバーレーザ発振器11により生成されたレーザ光LBを伝送するフィーディングファイバー12と、フィーディングファイバー12により伝送されたレーザ光が通過するビームモード変換ユニット14と、ビームモード変換ユニット14を通過したレーザ光LBを集光させて被加工材(ワーク)Wに照射するレーザ加工ユニット15とを備える。なお、第1の実施の形態では、フィーディングファイバー12により伝送されたレーザ光は、ビームモード変換ユニット14に入射する前にビームシャッター13に入射される。ビームモード変換ユニット14には、ビームシャッター13を通過したレーザ光LBが入射される。
ファイバーレーザ発振器11で発生したレーザ光は、コア径50μmのフィーディングファイバー12により、レーザ加工ユニット15近傍まで伝送される。フィーディングファイバー12は、レーザ加工ユニット15に配置されたX軸及びY軸のケーブルダクト(図示省略)に沿って装着されている。レーザ加工ユニット15は、被加工材Wが載せられる加工テーブル21と、加工テーブル21上においてX軸方向に移動する門型のX軸キャリッジ22と、X軸キャリッジ22の上においてX軸に垂直なY軸方向に移動するY軸キャリッジ23とを備える。
Y軸キャリッジ23には、ビームモード変換ユニット14を通過したレーザ光LBをX軸方向に向けて略水平に反射する第1のベンドミラー24、第1のベンドミラー24により反射されたレーザ光LBをX軸及びY軸に垂直なZ軸方向下方に向けて反射する第2のベンドミラー25、第2のベンドミラー25により反射されたレーザ光LBを集光する集光レンズ27、及び加工ヘッド26が固定されている。第1のベンドミラー24、第2のベンドミラー25、集光レンズ27及び加工ヘッド26は、Y軸キャリッジ23と共に移動する。
ファイバーレーザ加工装置は、集光レンズ27により集光されて最も小さい集光直径(最小集光直径)のレーザ光LBを被加工材Wに照射しながら、X軸キャリッジ22及びY軸キャリッジ23を移動させることにより、被加工材Wを切断する。
図12に示した従来のファイバーレーザ加工装置に比べて、図1に示すファイバーレーザ加工装置は、ビームシャッター13をレーザ加工ユニット15側に配置した点、及びこれによりファイバーレーザ発振器11で発生したレーザ光LBを、1本のフィーディングファイバー12によってレーザ加工ユニット15の近傍まで伝送している点が異なる。
図2に示すように、フィーディングファイバー12により伝送されたレーザ光LBは、フィーディングファイバー12の射出端面から所定のビーム広がり角を持って射出され、ビームシャッター13に入射される。ビームシャッター13は、フィーディングファイバー12から射出されたレーザ光LBを略平行光へ変換するコリメートレンズ31と、可動式のミラー32と、ミラー32により反射されたレーザ光LBを吸収するレーザ光終端部材39とを備える。可動式のミラー32の位置を図2に示すようにスイッチすることにより、ビームシャッター13は、平行光であるレーザ光LBを出力するか否かを切り替えることができる。
ビームシャッター13から出力されたレーザ光LBは、ビームモード変換ユニット14に入射される。ビームモード変換ユニット14は、フィーディングファイバー12のコア径(50μm)と異なるコア径を有する1以上のプロセスファイバーと、1以上のプロセスファイバーにレーザ光LBを伝送させるか否かを選択する選択部とを有する。第1の実施の形態では、1以上のプロセスファイバーとして、互いにコア径が異なる2つのプロセスファイバー33a、33bを備える。もちろん、プロセスファイバーは3つ以上であっても構わない。そして、選択部は、プロセスファイバー33a、33bにレーザ光LBを伝送させることを選択した場合にあっては、2つのプロセスファイバー33a、33bの中から、レーザ光LBを伝送させる1のプロセスファイバー33a、33bを選択する。2つのプロセスファイバー33a、33bのコア径は、それぞれ100μm及び200μmであり、フィーディングファイバー12のコア径50μmと異なる。
具体的に、ビームモード変換ユニット14は、プロセスファイバー33a、33bの前段に配置され、プロセスファイバー33a、33bの入射端面にレーザ光LBをそれぞれ集光させる集束レンズ35a、35bと、プロセスファイバー33a、33bの後段に配置され、プロセスファイバー33a、33bの射出端面から射出されたレーザ光LBをそれぞれ平行光に変換するコリメートレンズ36a、36bとを備える。集束レンズ35a、35b、プロセスファイバー33a、33b及びコリメートレンズ36a、36bはそれぞれ組を成し、選択部は、集束レンズ35a、プロセスファイバー33a、及びコリメートレンズ36aからなる組、或いは、集束レンズ35b、プロセスファイバー33b及びコリメートレンズ36bからなる組のいずれかを選択する。
更に詳細には、ビームモード変換ユニット14は、組を成す集束レンズ35a、35b、プロセスファイバー33a、33b及びコリメートレンズ36a、36bがその内部に固定された光学筒(筒状部材)34a、34bと、光学筒34a、34bを支持する回転可能な板部材37とを備える。板部材37には3つの開口が形成され、2つの光学筒34a、34bはこの開口部分に連結されている。そして、選択部の一例としてのモータ38は、板部材37を回転させて、レーザ光LBの光軸上に、集束レンズ35a、35b、プロセスファイバー33a、33b及びコリメートレンズ36a、36bのいずれか一つの組を配置する。
図2では、集束レンズ35b、プロセスファイバー33b及びコリメートレンズ36bがレーザ光LBの光軸上に配置されている状態を示している。すなわち、集束レンズ35b、プロセスファイバー33b及びコリメートレンズ36bからなる組が選択されている状態を示している。この状態から、モータ38を用いて板部材37を回転させることにより、他の集束レンズ35a、他のプロセスファイバー33a及び他のコリメートレンズ36aをレーザ光LBの光軸上に配置することも可能である。また、集束レンズ、プロセスファイバー及びコリメートレンズが配置されていない開口を選択することも可能である。この場合、いずれのプロセスファイバー33a、33bにもレーザ光LBは伝送されない。このようにして、モータ38は、プロセスファイバー33a、33bにレーザ光LBを伝送させるか否かを選択し、更にプロセスファイバー33a、33bにレーザ光LBを伝送させることを選択した場合には、いずれのプロセスファイバー33a、33bにレーザ光LBを伝送させるかを選択することができる。
図2に示すように、ビームシャッター13から出力されたレーザ光LBは、集束レンズ35bによりプロセスファイバー33bの入射端面に集光されて、プロセスファイバー33bに入射される。プロセスファイバー33bにより伝送され、所定のビーム広がり角でプロセスファイバー33bの射出端面から射出される。その後、コリメートレンズ36bにより再び平行光に変換され、ビームモード変換ユニット14から出力される。集束レンズ、プロセスファイバー及びコリメートレンズが配置されていない開口が選択された場合、ビームシャッター13から出力されたレーザ光LBは、そのまま、ビームモード変換ユニット14を通過して出力される。
ビームモード変換ユニット14から出力されたレーザ光LBは、図1に示したように、ベンドミラー24等によって反射され、集光レンズ27によって集光されて被加工材Wに照射される。
なお、集束レンズ35a、35b、プロセスファイバー33a、33b、コリメートレンズ36a、36b、ベンドミラー24、集光レンズ27は、予め光軸が調整されており、板部材37を回転させて光学筒34a、34bを選択した後に、その都度、光軸を調整する必要はない。これにより、加工処理の効率が向上する。
ここで、図11を参照して、プロセスファイバー33から射出されたレーザ光の光学パラメータについて説明する。プロセスファイバー33から広がり角θで射出されたレーザ光LBは、コリメートレンズ36によりビーム径Dの平行光に変換され、集光レンズ27により集光され、焦点距離fにおいて最小集光直径dとなる。レーザ光の波長λ、焦点距離f以後のレーザ光の広がり角αである場合、最小集光直径d、レーリー長Zr、及びビーム品質定数BPP(Beam Parameter Products)は、次の(1)式〜(3)式により表される。ただし、wは最小集光半径であり、M=BPP×π/λである。
d=2w=1.27×f×M×λ/D ・・・(1)
Zr=πd/4Mλ ・・・(2)
BPP=w×α(mm・mrad) ・・・(3)
Figure 2012024782
表1は、コア径が異なるプロセスファイバー33a、33bからそれぞれ射出されたレーザ光LB、及びプロセスファイバー33a、33bによって伝送されないレーザ光について計算した光学パラメータをまとめたものである。2kWのファイバーレーザを、コア径100μm或いは200μmのプロセスファイバー33a、33bで伝送した時のレーザ光の光学パラメータを示す。また、プロセスファイバーに33a、33bよって伝送されないレーザ光は、その前段のコア径50μmのフィーディングファイバー12で伝送された時のレーザ光の光学パラメータを示す。光学パラメータとして、波長λ(μm)、ビーム品質定数BPP(mm・mrad)、拡大率M、集光レンズ27の焦点距離f(mm)、ビーム径D(mm)、最小集光直径d(mm)、レーリー長Zr(mm)、パワー密度I(W/cm2)を示す。ファイバーのコア径50μm、100μm及び200μmについて、波長λ及び焦点距離fは一致している。直前に伝送されたファイバーのコア径が大きくなるほど、ビーム品質定数BPP、拡大率M、最小集光直径d、レーリー長Zrが大きくなり、パワー密度Iが小さくなる。
ファイバーのコア径が50μmである場合、最小集光直径d=0.06mm、パワー密度I=1.37×10W/cm2となる。最小集光直径dが小さいため、超微細加工などに適している。またパワー密度が10を超えているので、通常の溶融切断加工の範囲を超えた昇華切断やアブレーション加工にも有効である。
ファイバーのコア径が100μmである場合、最小集光直径d=0.12mm、パワー密度I=1.76×10W/cm2となり、薄板の高速切断に有効な加工条件が得られる。
最後に、ファイバーのコア径が200μmである場合、最小集光直径d=0.257mm、パワー密度I=3.85×10W/cm2となる。最小集光直径dが大きいため、厚板加工に有効な加工条件が得られる。
このように、選択部の一例であるモータ38が板部材37を回転させることにより、薄板(t=1mm以下)から厚板(t=20mm)までの加工に適した、3種類のビーム品質定数BPPが異なるレーザ光を生成することができる。前述したように、集光レンズ27の焦点距離fが、表1に示した3条件について一定である。このため、被加工材の厚みなどの加工条件によって標準的な集光レンズ27の焦点距離127mm、190.5mm、254mmから逸脱してしまうことが無く、焦点距離fを変化させる煩雑な作業も不要であり、加工処理の効率が向上する。
図3は、表1に示した3種類のレーザ光LBの最小集光直径d近傍の断面形状を測定した結果を示す。縦軸は焦点位置からの相対位置を示し、横軸は光軸からの相対位置を示す。最小集光直径dは、表1に示した計算結果と同様にして、ファイバーのコア径が大きくなるほど、大きくなることが分かる。
図4は、プロセスファイバー33のコア径とビーム品質定数BPPとの関係を示すグラフである。ビーム品質定数BPPは、コア径を変数とする2次関数で近似することができる。よって、プロセスファイバー33のコア径から、ビーム品質定数BPPを求めることができる。
図5に示すように、例えば、コア径50μmのフィーディングファイバー12から射出されたレーザ光のビーム品質定数BPP=2である場合、同じレーザ光がコア径100μmのプロセスファイバー33を伝送されて射出されると、ビーム品質定数BPP=3.12に変化する。このように、ビーム品質定数BPPは、直前に伝送されたファイバーのコア径に応じて定まる。
Figure 2012024782
表2は、表1におけるコア径200μmの場合の光学パラメータと、4kWのCO2レーザの光学パラメータとを比較した表である。焦点距離fは共に150mmである。ファイバーレーザの場合、集光レンズ27の焦点距離f=150mmであるにもかかわらず、ビーム品質定数BPP、最小集光直径d、及びレーリー長Zrは、厚板加工に適したCO2レーザとほぼ同じである。また、図6に示すように、最小集光直径d近傍のレーザ光LBの断面形状も、両者は近似している。このように、ファイバーレーザ加工装置は、ファイバーのコア径を変更することにより、同一の集光レンズ27の焦点距離fを用いて薄板から厚板まで加工することができる。
(実験例)
表3に示す光学パラメータからなるレーザ光を用いて、板厚t=12mm、16mm、19mmの軟鋼の切断テストを実施した。表3に示す光学パラメータからなるレーザ光を生成して測定した焦点近傍の断面形状を図7に示す。
Figure 2012024782
第1の加工条件は、プロセスファイバーのコア径100μm、コリメートレンズ36の焦点距離f1=140mm、集光レンズ27の焦点距離f2=200mmであり、最小集光直径d=0.156mmとなり、薄板加工に有利な条件である。
第2の加工条件は、プロセスファイバーのコア径100μm、コリメートレンズ36の焦点距離f1=100mm、集光レンズ27の焦点距離f2=200mmであり、最小集光直径d=0.203mmとなる。(1)式に示したように、集光レンズ27に入射するレーザ光のビーム径Dが小さくなると、最小集光直径dは大きくなる。第2の加工条件は、第1の加工条件と比較して、プロセスファイバーのコア径100μmは同じとし、焦点距離f1が短いコリメートレンズ36を用いてビーム径Dを小さくすることにより、最小集光直径dを大きくして、厚板加工に有利な条件とした。
第3の加工条件は、プロセスファイバーのコア径200μm、コリメートレンズ36の焦点距離f1=140mm、集光レンズ27の焦点距離f2=150mmであり、最小集光直径d=0.236mmとなる。第3の加工条件は、第1及び第2の加工条件に比べて、最小集光直径dが大きく且つレーリー長Zrが短い。
Figure 2012024782
表4は、表3に示した第1〜第3の加工条件に対応した切断結果を示す。第3の加工条件では、3種類の板厚の軟鋼の総てについて、安定加工及び良好な切断面、すなわち切断面粗さが小さくなった。これに対して、第2の加工条件の場合、最小集光直径dが第1の加工条件よりも大きいにもかかわらず、切断が不安定となった。この結果から、厚板の安定加工のためには最小集光直径dが大きいだけではなく、レーリー長Zrも調整することが必要であることが分かる。
最小集光直径dに対するレーリー長Zrの比をパラメータにとり、第1〜第3の加工条件で比較すると、第1の加工条件(Zr/d=13)、第2の加工条件(Zr/d=18)、第3の加工条件(Zr/d=7)となる。第2の加工条件では、Zr/dが大きすぎるため、板厚方向に長い平行な切断カーフ幅が形成され、溶融金属が効率よく排出できないため、切断が不安定になった。これに対して、第3の加工条件では、Zr/dが最も小さく、被加工材Wの上面及び下面において十分大きな切断カーフ幅が形成され、溶融金属が効率よく排出されるため、厚板を安定して加工することができる。
本願では、薄板から厚板まで面倒な段取り無しで加工できるように最小集光直径dに専ら注目して、発明を開示してきたが、最小集光直径dの最適が得られたとしても、更にレーリー長Zrとの関連に注目する必要が有る。
この実験例から、薄板から厚板まで適切且つ安定して加工するためには、同じコア径のファイバーを用いて、集光レンズ27の焦点距離fを調整したり、又は集光レンズ27に入射するレーザ光のビーム径Dを調整することにより、最小集光直径dを変化させるよりも、プロセスファイバーのコア径を調整することにより最小集光直径dを変化させる図1及び図2に示したファイバーレーザ加工装置が有効であることが分かる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
プロセスファイバー33a、33bにレーザ光を伝送させるか否かの選択に応じて、レーザ加工ユニット15の直前にレーザ光LBが伝送されるファイバーのコア径を変更することができる。これにより、レーザ加工ユニット15により集光されるレーザ光LBの最小集光直径dを制御することができる。よって、レーザ加工ユニット15においてレーザ光LBを集光する際に使用する集光レンズ27の焦点距離fやレーザ光LBのビーム径Dを変更することなく、レーザ光LBの最小集光直径dを変更できるので、薄板(t=1mm以下)の高速切断から厚板(t=20mm)の切断までを容易に実施することができる。
ビームモード変換ユニット14は、互いに異なるコア径を有する2のプロセスファイバー33a、33bを有し、選択部(モータ38)は、プロセスファイバー33a、33bにレーザ光LBを伝送させることを選択した場合にあっては、レーザ光LBを伝送させる1のプロセスファイバー33a、33bを選択する。これにより、選択部(モータ38)により選択されたプロセスファイバー33a、33bに応じて、レーザ加工ユニット15の直前にレーザ光LBが伝送されるプロセスファイバー33a、33bのコア径を変更することができる。よって、最小集光直径dを更に詳細に変更することができる。
各プロセスファイバー33a、33bの前後に集束レンズ35a、35b及びコリメートレンズ36a、36bを配置することにより、プロセスファイバー33a、33bはレーザ光LBを効率よく伝送することができる。
集束レンズ35a、35b、プロセスファイバー33a、33b及びコリメートレンズ36a、36bは組を成し、選択部(モータ38)は、集束レンズ35a、35b、プロセスファイバー33a、33b及びコリメートレンズ36a、36bのいずれかの組を選択する。プロセスファイバー33a、33b及びコリメートレンズ36a、36bの光軸調整を予め行うことにより、加工時におけるプロセスファイバー前後の光学系の調整が不要となる。
具体的には、ビームモード変換ユニット14は、組を成す集束レンズ35a、35b、プロセスファイバー33a、33b及びコリメートレンズ36a、36bがその内部に固定された光学筒34a、34bと、光学筒34a、34bを支持する回転可能な板部材37とを備える。そして、選択部(モータ38)は、板部材37を回転させることにより、レーザ光LBが入射する光学筒34a、34bを選択する。集束レンズ35a、35b、プロセスファイバー33a、33b及びコリメートレンズ36a、36bを予めアライメントされた状態で光学筒34a、34b内部に固定しておくことにより、板部材37を回転させるだけで容易にプロセスファイバー33a、33bを選択することができる。
フィーディングファイバー12とビームモード変換ユニット14の間に、レーザ光LBを遮断するビームシャッター13が配置されている。ファイバーレーザ発振器11側にビームシャッターを設ける必要が無くなり、1本のフィーディングファイバー12でレーザ加工ユニット15側まで伝送することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、プロセスファイバー33a、33bの前後にビームスイッチをそれぞれ設けることにより、レーザ光LBを伝送するプロセスファイバー33a、33bを選択する実施例について説明する。
具体的には、図8に示すように、ビームモード変換ユニットは、互いに異なるコア径を有する2のプロセスファイバー33a、33bと、2のプロセスファイバー33a、33bの中から、レーザ光LBを伝送させる1のプロセスファイバーを選択する選択部とを有する。選択部として、プロセスファイバー33a、33bの前段に配置された第1のビームスイッチ41と、プロセスファイバー33a、33bの後段に配置された第2のビームスイッチ42とを備える。
第1のビームスイッチ41は、可動式ミラー44及び固定式ミラー45を備える。ビームシャッター13(図示せず)から出力されたレーザ光LBは、第1のビームスイッチ41に入射し、可動式ミラー44により反射されて、図示しない集光光学系を介してプロセスファイバー33aの端面に入射される。可動式ミラー44を移動させることにより、レーザ光LBは、固定式ミラー45により反射されて、図示しない集光光学系を介してプロセスファイバー33bの端面に入射される。
第2のビームスイッチ42は、第1のビームスイッチ41と同様にして、可動式ミラー46及び固定式ミラー47を備える。プロセスファイバー33a、33bにより伝送されたレーザ光LBは、コリメートレンズ36a、36bにより平行光に変換されて、第2のビームスイッチ42に入射する。プロセスファイバー33aからレーザ光LBが射出される場合、レーザ光LBは固定式ミラー47により反射されて、集光レンズ27に入射する。この時、可動式ミラー46はレーザ光LBの光路から外れた位置へ移動している。一方、プロセスファイバー33bからレーザ光LBが射出される場合、可動式ミラー46を移動させて、レーザ光LBは可動式ミラー46により反射されて、集光レンズ27に入射する。
このように、2のプロセスファイバー33a、33bの前後にそれぞれレーザ光LBの光路を変更するビームスイッチ41、42を配置することにより、レーザ光LBを伝送させる1のプロセスファイバーを選択してもよい。
ただし、ファイバーレーザ発振器側及びレーザ加工ユニット15側のそれぞれにビームスイッチ41、42を配置する必要が有る。よって、図2に示したビームモード変換ユニット14の方が、製造コストが低く、且つ操作体系も簡易である。
図8のビームモード変換ユニットを図1のファイバーレーザ加工装置に適用した場合、レーザ加工ユニット15の可動部分のあるケーブルダクトに、2以上のプロセスファイバー33a、33bを通す必要があるため、光軸移動型の高速・高加減速のファイバーレーザ加工装置の場合、プロセスファイバー33a、33bの耐久性に対するリスクが高まる。これに対して、図1及び図2に示したファイバーレーザ加工装置の場合、レーザ加工ユニット15の可動部分のあるケーブルダクトに、1本のフィーディングファイバー12を通せばよいので、ファイバーの耐久性に対するリスクが低くなる。
(第1の比較例)
図9に示すように、比較例1に関わるファイバーレーザ加工装置は、図12に示したファイバーレーザ加工装置におけるビームシャッター71の代わりに、ビームスイッチ53を配置する。ビームスイッチ53は、互いに異なるコア径を有する2本のプロセスファイバー55a、55bを選択してレーザ光LBを伝送させる。
一方、レーザ加工ユニット55側では、X軸キャリッジ64上に2つのY軸キャリッジ63a、63bが配置され、Y軸キャリッジ63a、63bの各々に対して、コリメータユニット及び加工ヘッド66a、66bが設けられている。2本のプロセスファイバー55a、55bはコリメータユニットにそれぞれ接続されている。
2種類の加工ヘッド66a、66bを備えるため、それぞれの加工ヘッド66a、66bが加工可能な領域が制限される。また、加工ヘッド66a、66bの制御が複雑になる。レーザ加工ユニット55の可動部分のあるケーブルダクトに、2本のプロセスファイバー55a、55bを通す必要があり、ファイバーの耐久性に対するリスクが高くなる。これに対して、本発明の第1及び第2の実施の形態に関わるファイバーレーザ加工装置では、加工ヘッドは1つだけでよいので、加工領域の制限や制御の複雑さも回避できる。また、ファイバーの耐久性に対するリスクも軽減される。
(第2の比較例)
第2の比較例では、集光レンズ27の焦点距離fを変更することにより、レーザ光LBの最小集光直径dを、CO2レーザの場合と同等にする例を示す。
Figure 2012024782
表5は、4kWのCO2レーザの光学パラメータと、コア径100μmのファイバーレーザの光学パラメータとを比較した表である。表5に示す光学パラメータからなるレーザ光を生成して測定した焦点近傍の断面形状を図10に示す。
使用する集光レンズの焦点距離fは、CO2レーザが150mmであるのに対して、ファイバーレーザが300mmである。ファイバーレーザにおいて長焦点レンズを使用することにより、ファイバーレーザの最小集光直径(d=0.241mm)がCO2レーザの最小集光直径(d=0.270mm)と略同等になる。ただし、ファイバーレーザのレーリー長(Zr=4.65mm)が、CO2レーザのレーリー長(Zr=2.19mm)の2倍程度に長くなる。
前述したように、焦点距離fを変更して最小集光直径dを調整する場合、標準的な集光レンズ27の焦点距離127mm、190.5mm、254mmから逸脱してしまう場合がある。また、被加工材Wの厚さなどの加工条件に応じて、焦点距離fを変化させる、すなわち集光レンズ27を取り替える作業は煩雑であり、自動化の妨げとなり、且つ加工処理の効率が低下する。更に、実験例でも述べたように、最小集光直径dに対するレーリー長Zrの比が大きすぎると、被加工材Wの上面及び下面において十分大きな切断カーフ幅が形成されず、溶融金属が排出できないので、厚板を安定して加工することが困難となる。
本発明の第1及び第2の実施の形態によれば、板厚などの加工条件に応じて集光レンズ27を取り替える作業は不要であり、加工処理の効率が向上する。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は、2つの実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、固体レーザ発振器として、ファイバーレーザ発振器を例示したが、YAGレーザ発振器、Discレーザ発振器であっても構わない。すなわち、本発明の固体レーザ加工装置には、YAGレーザ発振器、Discレーザ発振器を光源として搭載したレーザ加工装置も含まれる。
また、ビームモード変換ユニット14は、レーザ光LBをいずれのプロセスファイバー33a、33bにも伝送させずに、そのまま通過させる選択肢を選択可能な場合を示した。しかし、本発明はこれに限定されない。ビームモード変換ユニットが、互いに異なるコア径を有する2以上のプロセスファイバーを有している場合、選択部は、当該2以上のプロセスファイバーの中から、レーザ光LBを伝送させる1のプロセスファイバーを選択するようにしてもよい。すなわち、レーザ光LBをいずれのプロセスファイバー33a、33bにも伝送させずに、そのまま通過させる選択肢を有していなくてもよい。コア径が異なるプロセスファイバーが2種類以上あれば、いずれかのプロセスファイバーを選択することにより、ビーム品質定数BPPを調整することは可能だからである。
更に、図2に示したビームモード変換ユニット14では、集束レンズ35a、35b、プロセスファイバー33a、33b及びコリメートレンズ36a、36bが組を成し、モータ38が、集束レンズ35a、35b、プロセスファイバー33a、33b及びコリメートレンズ36a、36bのいずれかの組を選択する場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ビームモード変換ユニット14は、コリメートレンズ36a、36bだけを選択し、前後に配置される集束レンズ及びコリメートレンズは、2以上のプロセスファイバー33a、33bに共通であってもよい。
11 ファイバーレーザ発振器(固体レーザ発振器)
12 フィーディングファイバー
13 ビームシャッター
14 ビームモード変換ユニット
15 レーザ加工ユニット
33a、33b プロセスファイバー
38 モータ(選択部)
34a、34b 光学筒(筒状部材)
35a、35b 集束レンズ
36a、36b コリメートレンズ
37 板部材
LB レーザ光
W 被加工材

Claims (7)

  1. レーザ光を生成する固体レーザ発振器と、
    前記固体レーザ発振器により生成されたレーザ光を伝送するフィーディングファイバーと、
    前記フィーディングファイバーにより伝送されたレーザ光が通過するビームモード変換ユニットと、
    前記ビームモード変換ユニットを通過したレーザ光を集光させて被加工材に照射するレーザ加工ユニットと、を備え、
    前記ビームモード変換ユニットは、
    前記フィーディングファイバーのコア径と異なるコア径を有する1以上のプロセスファイバーと、
    前記1以上のプロセスファイバーにレーザ光を伝送させるか否かを選択する選択部と、を有する
    ことを特徴とする固体レーザ加工装置。
  2. 前記ビームモード変換ユニットは、互いに異なるコア径を有する2以上の前記プロセスファイバーを有し、前記選択部は、前記プロセスファイバーにレーザ光を伝送させることを選択した場合にあっては、レーザ光を伝送させる1のプロセスファイバーを選択することを特徴とする請求項1に記載の固体レーザ加工装置。
  3. レーザ光を生成する固体レーザ発振器と、
    前記固体レーザ発振器により生成されたレーザ光を伝送するフィーディングファイバーと、
    前記フィーディングファイバーにより伝送されたレーザ光が通過するビームモード変換ユニットと、
    前記ビームモード変換ユニットを通過したレーザ光を集光させて被加工材に照射するレーザ加工ユニットと、を備え、
    前記ビームモード変換ユニットは、
    互いに異なるコア径を有する2以上のプロセスファイバーと、
    前記2以上のプロセスファイバーの中から、レーザ光を伝送させる1のプロセスファイバーを選択する選択部と、を有する
    ことを特徴とする固体レーザ加工装置。
  4. 前記ビームモード変換ユニットは、
    前記プロセスファイバーの前段に配置され、前記プロセスファイバーの入射端面に前記レーザ光をそれぞれ集光させる集束レンズと、
    前記プロセスファイバーの後段に配置され、前記プロセスファイバーの射出端面から射出されたレーザ光をそれぞれ平行光に変換するコリメートレンズと、
    を更に有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の固体レーザ加工装置。
  5. 前記集束レンズ、前記プロセスファイバー及び前記コリメートレンズは組を成し、
    前記選択部は、前記集束レンズ、前記プロセスファイバー及び前記コリメートレンズのいずれかの組を選択することを特徴とする請求項4に記載の固体レーザ加工装置。
  6. 前記ビームモード変換ユニットは、
    前記組を成す前記集束レンズ、前記プロセスファイバー及び前記コリメートレンズがその内部に固定された筒状部材と、
    前記筒状部材を支持する回転可能な板部材と、を更に有し、
    前記選択部は、前記板部材を回転させることにより、レーザ光が入射する前記筒状部材を選択することを特徴とする請求項5に記載の固体レーザ加工装置。
  7. 前記フィーディングファイバーと前記ビームモード変換ユニットの間に配置された、前記レーザ光を遮断するビームシャッターを更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の固体レーザ加工装置。
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