JP2020087560A - 正極 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部入力時の発熱を抑制すること。【解決手段】正極は正極集電体11および正極活物質層12を含む。正極活物質層12は正極集電体11の表面に配置されている。正極集電体11はアルミニウム箔1および被膜2を含む。被膜2はアルミニウム箔1の表面を被覆している。被膜2は第1層2A、第2層2Bおよびバインダ粒子群2Cを含む。第1層2Aはアルミニウム箔1と接触している。第2層2Bは第1層2Aと正極活物質層12との間に配置されている。第1層2Aおよび第2層2Bは、それぞれアルミニウム水和酸化物を含む。第1層2Aおよび第2層2Bは、それぞれ多孔質である。バインダ粒子群2Cは第2層2Bの空隙内に配置されている。【選択図】図1

Description

本開示は正極に関する。
特開2003−157852号公報(特許文献1)は、表面に保護被膜を有する正極集電体を開示している。保護被膜はベーマイトを含むとされている。
特開2003−157852号公報
外部入力時の発熱を抑制することが求められている。「外部入力」とは、導電性の鋭利物が電池の外装を貫通し、電池内部に侵入する異常モードを示す。電池内部に侵入した鋭利物により、正極と負極とが短絡し、電池が発熱すると考えられる。外部入力は、例えば「釘刺し試験」等により模擬されている。
一般に正極は正極集電体および正極活物質層を含む。正極集電体はアルミニウム(Al)箔を含む。Al箔は正極活物質層に比して小さい電気抵抗を有する。正極活物質層はAl箔の表面を覆っている。しかし外部入力時の衝撃により、正極活物質層が脱落し、Al箔が正極活物質層から露出することがある。Al箔が露出すると、Al箔、鋭利物および負極の間に大きい短絡電流が流れると考えられる。これにより大きいジュール熱が発生し、電池の発熱が促進されると考えられる。
外部入力時の発熱を抑制するために、Al箔に水熱処理を施すことが考えられる。水熱処理により、Al箔の表面に被膜が形成される。被膜はAl水和酸化物(例えばベーマイト等)を含む。Al水和酸化物は、Al箔(金属)に比して大きい電気抵抗を有し得る。被膜がAl箔の表面を被覆していることにより、外部入力時に正極活物質層が脱落しても、短絡電流の増大が抑制されることが期待される。
しかし被膜(Al水和酸化物)は、Al箔(金属)に比して小さい延性を有する傾向がある。外部入力時、導電性の鋭利物により、被膜およびAl箔に押し込み変形が加わると考えられる。被膜の延性と、Al箔の延性との間に差があるため、Al箔が被膜から露出する可能性がある。Al箔が被膜から露出することにより、大きい短絡電流が流れ、発熱が促進される可能性がある。
本開示の目的は外部入力時の発熱を抑制することである。
以下、本開示の技術的構成および作用効果が説明される。ただし本開示の作用メカニズムは推定を含んでいる。作用メカニズムの正否により、特許請求の範囲が限定されるべきではない。
正極は、正極集電体および正極活物質層を含む。正極活物質層は正極集電体の表面に配置されている。正極集電体はアルミニウム箔および被膜を含む。被膜はアルミニウム箔の表面を被覆している。被膜は第1層、第2層およびバインダ粒子群を含む。第1層はアルミニウム箔と接触している。第2層は第1層と正極活物質層との間に配置されている。第1層および第2層は、それぞれアルミニウム水和酸化物を含む。第1層および第2層は、それぞれ多孔質である。バインダ粒子群は第2層の空隙内に配置されている。
図1は本開示の作用メカニズムを図解する第1断面概念図である。
被膜2はAl箔1の表面を被覆している。被膜2は2層構造を有している。すなわち被膜2は第1層2Aおよび第2層2Bを含む。2層構造は、例えば2段階の水熱処理により形成され得る。水熱処理は、第2層2B(表層)の空隙内にバインダ粒子群2Cが配置されるように実施され得る。
図2は本開示の作用メカニズムを図解する第2断面概念図である。
外部入力時、導電性の鋭利物200(例えば釘のような物)により、被膜2およびAl箔1に押し込み変形が加わると考えられる。被膜2の延性と、Al箔1の延性との間に差があるため、Al箔1が被膜2から露出する可能性がある。Al箔1が被膜2から露出すると、Al箔1、鋭利物200および負極(図2では不図示)の間に大きい短絡電流が流れる可能性がある。これにより電池の発熱が促進される可能性がある。
本開示の被膜2の表層(すなわち第2層2B)には、バインダ粒子群2Cが含まれている(図1を参照のこと)。バインダ粒子群2Cは粘着性を有する。そのため外部入力時、被膜2が鋭利物200の表面に付着すると考えられる。これにより被膜2が鋭利物200の移動に追随して延びることが期待される。その結果、Al箔1の露出が抑制されることが期待される。すなわち外部入力時の発熱が抑制されることが期待される。
図1は本開示の作用メカニズムを図解する第1断面概念図である。 図2は本開示の作用メカニズムを図解する第2断面概念図である。 図3は本実施形態の正極の構成の一例を示す概略図である。 図4は本実施形態の正極の製造方法の概略を示すフローチャートである。 図5は本実施例の電極群の構成を示す概略図である。 図6は本実施例の電池の構成を示す概略図である。 図7は第2層の厚さと、1秒後温度および電池抵抗との関係を示すグラフである。 図8は第1層の厚さと、1秒後温度および電池抵抗との関係を示すグラフである。 図9は被膜の厚さと、1秒後温度および電池抵抗との関係を示すグラフである。
以下、本開示の実施形態(本明細書では「本実施形態」と記される)が説明される。ただし以下の説明は、特許請求の範囲を限定するものではない。例えば本実施形態では、リチウムイオン電池が説明される。ただしリチウムイオン電池は電池の一例に過ぎない。本実施形態の電池は、例えばナトリウムイオン電池等であってもよい。
<正極>
図3は本実施形態の正極の構成の一例を示す概略図である。
正極10はリチウムイオン電池用である。正極10はシート状の部品である。正極10は正極集電体11および正極活物質層12を含む。正極活物質層12は正極集電体11の片面のみに配置されていてもよい。正極活物質層12は正極集電体11の表裏両面に配置されていてもよい。図3のx軸方向において、正極集電体11が正極活物質層12から突出した部分は、外部端子と接続され得る。
《正極集電体》
図1には、図3のxy平面が概念的に示されている。図1に示されるように、正極集電体11はAl箔1および被膜2を含んでいる。
(アルミニウム箔)
Al箔1は例えば純Al箔であってもよい。Al箔1はAl合金箔であってもよい。Al箔1に例えば99質量%以上のAlが含まれていてもよい。Al箔1に、例えば、その製造時に不可避的に混入する不純物等が微量に含まれていてもよい。Al箔1に、例えば、意図的に添加された合金元素が含まれていてもよい。合金元素は、例えば、珪素(Si)、鉄(Fe)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、マグネシウム(Mg)、亜鉛(Zn)、およびチタン(Ti)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
Al箔1は、例えば「JIS H 4160:アルミニウム及びアルミニウム合金はく」に規定される合金番号「1085」、「1070」、「1050」、「1N30」、「1100」、「3003」、「3004」、「8021」、「8079」等であってもよい。Al箔1は例えば5μm以上50μm以下の厚さを有していてもよい。Al箔1は例えば10μm以上20μm以下の厚さを有していてもよい。
(被膜)
被膜2はAl箔1の表面を被覆している。被膜2は実質的にAl箔1の全面を被覆していることが望ましい。ただし外部入力時の発熱が抑制され得る限り、Al箔1の表面の一部に、被膜2によって被覆されていない領域があってもよい。被膜2は第1層2A、第2層2Bおよびバインダ粒子群2Cを含む。
(第1層および第2層)
第1層2Aおよび第2層2Bは、それぞれAl水和酸化物を含む。第1層2Aおよび第2層2Bは、それぞれ実質的にAl水和酸化物のみからなっていてもよい。本実施形態のAl水和酸化物は、Alと、酸素(O)と、水酸化物イオン(OH-)とを含む化合物を示す。第1層2Aおよび第2層2Bは、それぞれ、例えばベーマイト(α−Al23・H2O)、ダイアスポア(β−Al23・H2O)、バイヤライト(β−Al23・3H2O)およびギブサイト(α−Al23・3H2O)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。第1層2Aおよび第2層2Bの構成材料は、例えばラマンスペクトルから同定され得る。
第1層2Aは被膜2の基層である。第1層2AはAl箔1と接触している。第1層2Aは多孔質である。第1層2Aは、例えば第2層2Bに比して緻密であってもよい。すなわち第1層2Aの空隙率は、第2層2Bの空隙率よりも低くてもよい。第1層2A(基層)が緻密であることにより、短絡電流の増大が抑制されることが期待される。第1層2Aおよび第2層2Bの空隙率は、例えば被膜2の断面のSEM(scanning electron microscope)画像等において測定され得る。
第2層2Bは被膜2の表層である。第2層2Bは第1層2Aと正極活物質層12との間に配置されている。第2層2Bも多孔質である。すなわち第1層2Aおよび第2層2Bは、それぞれ多孔質である。第2層2Bは、例えば針状結晶の集合体であってもよい。
被膜2、第1層2Aおよび第2層2Bの厚さは、それぞれ正極集電体11の断面のSEM画像等において測定され得る。例えば日立ハイテクノロジーズ社製の超高分解能分析走査電子顕微鏡「SU−70形」等が使用されてもよい。該SEMと同等の機能を有するSEMが使用されてもよい。観察用の断面試料には、例えばCP(cross section polisher)加工等が適宜施され得る。観察モードは反射電子像である。倍率は被膜2の厚さに応じて適宜調整される。加速電圧は例えば2kV程度であり得る。
被膜2の断面は山部2Pと谷部2Vとを含む。10カ所の山部2Pと、10カ所の谷部2Vとの合計20カ所で厚さが測定される。20カ所の算術平均値が「被膜2の厚さ」である。
「第1層2Aの厚さ」は、第1層2Aと第2層2Bとの境界と、Al箔1の表面との距離を示す。第1層2Aの厚さは20カ所で測定される。20カ所の算術平均値が採用される。「第2層2Bの厚さ」は、被膜2の厚さと、第1層2Aの厚さとの差である。
第1層2Aが厚い程、発熱抑制効果が大きくなることが期待される。第1層2Aは例えば30nm以上の厚さを有していてもよい。第1層2Aは例えば70nm以上の厚さを有していてもよい。ただし第1層2Aが過度に厚くなると、発熱抑制効果が却って小さくなる可能性もある。第1層2Aは例えば500nm以下の厚さを有していてもよい。第1層2Aは例えば300nm以下の厚さを有していてもよい。第1層2Aは例えば180nm以下の厚さを有していてもよい。
第2層2Bの空隙内にはバインダ粒子群2Cが配置される。第2層2Bが厚い程、バインダ粒子群2Cの分布のバラツキが小さくなることが期待される。第2層2Bの厚さは、例えばバインダ粒子群2Cのd50より大きくてもよい。第2層2Bの厚さは、例えばバインダ粒子群2Cのd50の2倍以上であってもよい。第2層2Bは例えば60nm以上の厚さを有していてもよい。第2層2Bは例えば120nm以上の厚さを有していてもよい。ただし第2層2Bが過度に厚くなると、無視できない程度に電池抵抗が増加する可能性がある。第2層2Bは例えば650nm以下の厚さを有していてもよい。第2層2Bは例えば630nm以下の厚さを有していてもよい。第2層2Bは例えば360nm以下の厚さを有していてもよい。
被膜2(第1層2Aと第2層2Bの合計)が厚い程、発熱抑制効果が大きくなることが期待される。被膜2は例えば130nm以上の厚さを有していてもよい。ただし被膜2が過度に厚くなると、無視できない程度に電池抵抗が増加する可能性がある。被膜2は例えば700nm以下の厚さを有していてもよい。
(バインダ粒子群)
バインダ粒子群2Cは第2層2Bの空隙内に配置されている。バインダ粒子群2Cは実質的に第2層2Bの空隙内のみに配置されていてもよい。バインダ粒子群2Cは粘着性を有する。第2層2Bの空隙内にバインダ粒子群2Cが配置されていることにより、外部入力時、導電性の鋭利物200の表面に被膜2が付着することが期待される。これによりAl箔1の露出が抑制されることが期待される。
バインダ粒子群2Cのd50が小さい程、第2層2Bの厚さ等の設計自由度が高くなると考えられる。バインダ粒子群2Cは例えば500nm以下のd50を有していてもよい。バインダ粒子群2Cは例えば250nm以下のd50を有していてもよい。バインダ粒子群2Cは例えば100nm以下のd50を有していてもよい。バインダ粒子群2Cは例えば60nm以下のd50を有していてもよい。バインダ粒子群2Cは例えば20nm以上のd50を有していてもよい。本明細書の「d50」は、体積基準の粒子径分布において微粒側からの積算粒子体積が全粒子体積の50%になる粒子径を示す。d50は湿式のレーザ回折法により測定され得る。
粒子形状は特に限定されるべきではない。粒子形状は、例えば球状であってもよい。球状であることにより、例えばバインダ粒子群2Cの分散性等が向上する可能性もある。粒子形状は、例えば、針状、フレーク状等であってもよい。
バインダ粒子群2Cは例えば樹脂材料を含んでいてもよい。バインダ粒子群2Cは実質的に樹脂材料のみからなっていてもよい。バインダ粒子群2Cは、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、スチレンブタジエンゴム(SBR)およびポリテトラフルオロエチレン(PTFE)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。バインダ粒子群2Cの構成材料は、例えばXPS(x−ray photoelectron spectroscopy)、FT−IR(fourier transform infrared spectroscopy)、EPMA(electron probe micro analyzer)等により同定され得る。
《正極活物質層》
正極活物質層12は正極集電体11の表面に配置されている。すなわち正極活物質層12は第2層2Bの表面に配置に形成されている。正極活物質層12は例えば10μm以上200μm以下の厚さを有していてもよい。正極活物質層12は例えば100μm以上200μm以下の厚さを有していてもよい。
正極活物質層12は正極活物質を少なくとも含む。正極活物質は典型的には粒子群である。正極活物質は例えば1μm以上30μm以下のd50を有していてもよい。正極活物質は特に限定されるべきではない。正極活物質は各種の結晶構造を有し得る。正極活物質の結晶構造は、例えばXRD(x−ray diffraction)等により同定され得る。正極活物質は例えば層状岩塩型、スピネル型、オリビン型等の結晶構造を有していてもよい。
正極活物質は、例えばコバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)、マンガン酸リチウム(例えばLiMnO2、LiMn24等)、ニッケルコバルトマンガン酸リチウム(例えばLiNi1/3Co1/3Mn1/32、LiNi0.5Co0.2Mn0.32、LiNi0.6Co0.3Mn0.12、LiNi0.4Co0.2Mn0.42等)、ニッケルコバルトアルミン酸リチウム(例えばLiNi0.82Co0.15Al0.032等)およびリン酸鉄リチウム(LiFePO4)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
正極活物質層12は正極活物質に加えて、導電材をさらに含んでいてもよい。導電材は特に限定されるべきではない。導電材は例えばアセチレンブラック(AB)、ファーネスブラック、サーマルブラック、黒鉛、気相成長炭素繊維(VGCF)およびカーボンナノチューブ(CNT)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。導電材は100質量部の正極活物質に対して、例えば1質量部以上10質量部以下含まれていてもよい。
正極活物質層12は正極活物質に加えて、バインダをさらに含んでいてもよい。バインダは特に限定されるべきではない。バインダは例えばポリフッ化ビニリデン(PVdF)、PTFE、カルボキシメチルセルロース(CMC)およびポリアクリル酸(PAA)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。バインダは100質量部の正極活物質に対して、例えば0.1質量部以上10質量部以下含まれていてもよい。
<正極の製造方法>
図4は本実施形態の正極の製造方法の概略を示すフローチャートである。
本実施形態の正極の製造方法は「(α)Al箔の準備」、「(β)第1層の形成」、「(γ)第2層の形成」および「(δ)正極活物質層の形成」を含む。本実施形態の正極の製造方法では、「(β)第1層の形成」および「(γ)第2層の形成」において、2段階の水熱処理が実施される。
《(α)Al箔の準備》
本実施形態の正極の製造方法は、Al箔1を準備することを含む。Al箔1の詳細は前述のとおりである。市販のAl箔1が購入されることにより、Al箔1が準備されてもよい。Al箔1が製造されてもよい。Al箔1は従来公知の方法により製造され得る。
《(β)第1層の形成》
本実施形態の正極の製造方法は、Al箔1の表面に第1層2Aを形成することを含む。第1層2Aは水熱処理により形成される。
第1処理槽が準備される。第1処理槽に第1処理液が投入される。第1処理液は例えば水等であってもよい。第1処理液の温度が調整される。Al箔1が第1処理液に浸漬される。これによりAl箔1の表面で水熱反応が生起し、第1層2Aが形成される。第1層2AはAl水和酸化物(例えばベーマイト等)を含む。第1層2Aは多孔質である。第1層2Aは緻密に形成され得る。
第1処理液の温度は例えば80℃以上100℃以下(例えば90℃程度)であってもよい。処理時間により第1層2Aの厚さが調整され得る。「処理時間」は、Al箔1が処理液に浸漬される時間の長さを示す。処理時間が長い程、第1層2Aが厚くなる傾向がある。処理時間は例えば45秒以上420秒以下であってもよい。処理時間は例えば60秒以上であってもよい。処理時間は例えば180秒以下であってもよい。処理時間は例えば90秒以下であってもよい。
《(γ)第2層の形成》
本実施形態の正極の製造方法は、第1層2Aの表面に第2層2Bを形成することにより、正極集電体11を製造することを含む。第2層2Bは水熱処理により形成される。
第2処理槽が準備される。第2処理液が調製される。第2処理液は、例えば水にバインダ粒子群2Cが分散されることにより調製され得る。第2処理液の温度が調整される。Al箔1(第1層2Aが形成されたもの)が第2処理液に浸漬される。これにより第1層2Aの表面に第2層2Bが形成される。第2層2BはAl水和酸化物(例えばベーマイト等)を含む。第2層2Bは多孔質である。第2層2Bは針状結晶の集合体となり得る。第2層2Bの空隙内にはバインダ粒子群2Cが配置される。
第2処理液の不揮発分(non−volatile,NV)は、例えば10質量%以上であってもよい。NVは20質量%以上であってもよい。NVは40質量%以下であってもよい。NVは30質量%以下であってもよい。本実施形態の「NV」は、処理液におけるバインダ粒子群2Cの質量比率を示す。NVが大きい程、結晶成長が阻害され、第2層2Bが薄くなる傾向がある。
第2処理液の温度は例えば80℃以上100℃以下(例えば90℃程度)であってもよい。処理時間により第2層2Bの厚さが調整され得る。処理時間が長い程、第2層2Bが厚くなる傾向がある。処理時間は例えば90秒以上600秒以下であってもよい。処理時間は例えば90秒以上であってもよい。処理時間は例えば120秒以上であってもよい。処理時間は例えば450秒以下であってもよい。処理時間は例えば180秒以下であってもよい。
第2層2Bの形成により、Al箔1および被膜2を含む正極集電体11が製造される。被膜2は第1層2A、第2層2Bおよびバインダ粒子群2Cを含む。バインダ粒子群2Cは第2層2Bの空隙内に配置されている。
《(δ)正極活物質層の形成》
本実施形態の正極の製造方法は、正極集電体11の表面に正極活物質層12を形成することにより、正極10を製造することを含む。
正極活物質層12は例えば正極ペーストの塗布により形成され得る。例えば、正極活物質、導電材、バインダおよび分散媒が混合されることにより、正極ペーストが調製され得る。正極ペーストが正極集電体11の表面に塗布され、乾燥されることにより正極活物質層12が形成され得る。塗布操作には一般的な塗布機が使用され得る。乾燥操作には一般的な乾燥機が使用され得る。正極活物質等の詳細は前述のとおりである。正極活物質層12は電池の仕様に合わせて、正極集電体11の表面の所定領域に形成され得る。
正極活物質層12の形成後(正極ペーストの乾燥後)、正極10が圧縮されてもよい。例えば圧延ローラ等により、正極10が圧縮されてもよい。正極10が圧縮されることにより、正極活物質層12に含まれていた導電材の一部が、被膜2内の空隙に侵入すると考えられる。これにより正極活物質層12とAl箔1との間に電子伝導パスが形成されると考えられる。
正極10は、電池の仕様に合わせて所定の平面寸法に切断されてもよい。以上より正極10が製造され得る。
以下、本開示の実施例(本明細書では「本実施例」と記される)が説明される。ただし以下の説明は特許請求の範囲を限定するものではない。
<正極および電池の製造>
《試料1》
1.正極の製造
1−1.(α)Al箔の準備
帯状のAl箔1(合金番号 1085、厚さ 15μm)が準備された。Al箔1の幅寸法は130mmである。
1−2.(β)第1層の形成
第1処理槽が準備された。第1処理液が準備された。第1処理液は水である。第1処理液が第1処理槽に投入された。第1処理液の温度が90℃に調整された。60秒間に亘ってAl箔1が第1処理液に浸漬された。すなわち処理時間は60秒である。これによりAl箔1の表面に第1層2Aが形成された。
1−3.(γ)第2層の形成
第2処理槽が準備された。水にバインダ粒子群2Cが分散されることにより、第2処理液が準備された。第2処理液が第2処理槽に投入された。第2処理液の温度が90℃に調整された。120秒間に亘ってAl箔1が第1処理液に浸漬された。すなわち処理時間は120秒である。これにより第1層2Aの表面に第2層2Bが形成された。以上より正極集電体11が製造された。
1−4.(δ)正極活物質層の形成
以下の材料が準備された。
正極活物質:層状岩塩型ニッケルコバルトマンガン酸リチウム
導電材:アセチレンブラック(粉状品)
バインダ:PVdF
分散媒:N−メチル−2−ピロリドン
正極活物質、導電材、バインダおよび分散媒が混合されることにより、正極ペーストが調製された。正極ペーストが正極集電体11の表面(表裏両面)に塗布され、乾燥されることにより正極活物質層12が形成された。これにより正極10が製造された。正極10は帯状のシートである。圧延ローラにより正極10が圧縮された。圧延ローラの線圧は11t/cmである。正極10の圧縮後、被膜2の厚さ(第1層2Aの厚さと第2層2Bの厚さとの合計)は190nmである。
正極活物質層12は「正極活物質:導電材:バインダ=98:1:1(質量比)」の組成を有する。正極活物質層12の目付(単位面積あたりの質量)は25mg/cm2である。正極活物質層12の幅寸法は110mmである。
図5は本実施例の電極群の構成を示す概略図である。
図6は本実施例の電池の構成を示す概略図である。
以下のように、正極10を含む電池100が製造された。
2.負極の製造(図5を参照のこと)
以下の材料が準備された。
負極活物質:天然黒鉛
バインダ:CMCおよびSBR
分散媒:イオン交換水
負極集電体:帯状のCu箔(厚さ 10μm、幅寸法 132mm)
負極活物質、バインダおよび分散媒が混合されることにより、負極ペーストが調製された。負極ペーストが負極集電体21の表面(表裏両面)に塗布され、乾燥されることにより負極活物質層22が形成された。負極活物質層22の目付は20mg/cm2である。負極活物質層22の幅寸法は112mmである。以上より負極20が製造された。負極20は帯状のシートである。
3.セパレータの準備(図5を参照のこと)
セパレータ30としてPE製の多孔質膜(幅寸法 120mm、厚さ 20μm)が準備された。耐熱材料としてアルミナ(粉体)が準備された。耐熱材料、バインダおよび分散媒が混合されることにより、ペーストが調製された。ペーストがセパレータ30の表面に塗布され、乾燥されることにより、耐熱層が形成された。耐熱層は4μmの厚さを有する。以上よりセパレータ30が準備された。
なお本実施例では、アルミナが耐熱材料として使用されたが、耐熱材料はベーマイト、チタニア、シリカ等であってもよいと考えられる。
4.電解液の準備
電解液が準備された。電解液は以下の成分からなる。
Li塩:LiPF6(濃度 1mоl/L)
溶媒:[EC:EMC:DEC=3:4:3(体積比)]
5.組み立て(図5および6を参照のこと)
正極10、セパレータ30、負極20およびセパレータ30がこの順序で積層され、さらにこれらが渦巻状に巻回された。これにより電極群50が形成された。
ケース90が準備された。ケース90は角形である。ケース90は、高さ寸法(75mm)×幅寸法(120mm)×奥行寸法(15mm)の外形寸法を有する。高さ寸法は図6のz軸方向の寸法である。幅寸法は図6のx軸方向の寸法である。奥行寸法は図6のy軸方向の寸法である。ケース90は1mmの肉厚を有する。
電極群50に正極端子91および負極端子92が接続された。ケース90に電極群50が収納された。ケース90に電解液が注入された。ケース90が密閉された。以上より電池100(角形リチウムイオン電池)が製造された。電池100は3.0〜4.1Vの範囲で5Ahの定格容量を有するように設計されている。
6.仕上げ充放電
25℃の温度環境下において、1Cの電流レートにより電池100が4.2Vまで充電された。「1C」の電流レートでは定格容量が1時間で充電される。5分間の休止を挟んで、1Cの電流レートにより電池100が3.0Vまで放電された。
さらに以下の定電流−定電圧(CC−CV)方式充電およびCC−CV方式放電により、電池100の初期容量が確認された。
CC−CV方式充電:CC電流=1C、CV電圧=4.1V、0.01Cカット
CC−CV方式放電:CC電流=1C、CV電圧=3.0V、0.01Cカット
《試料2〜4》
下記表1に示されるように、第2層の形成条件(処理時間)が変更されることを除いては、試料1と同様に正極10が製造された。さらに試料1と同様に、正極10を含む電池100が製造された。
《試料5および6》
下記表1に示されるように、第1層の形成条件(処理時間)が変更されることを除いては、試料1と同様に正極10が製造された。さらに試料1と同様に、正極10を含む電池100が製造された。
《試料7〜10》
下記表1に示されるように、第2層の形成条件(第2処理液のNV)が変更されることを除いては、試料1と同様に正極10が製造された。さらに試料1と同様に、正極10を含む電池100が製造された。
なお試料10では、第2処理液にバインダ粒子群2Cが分散されていない。すなわち試料10において、第2層2Bの空隙にはバインダ粒子群2Cが配置されていない。
《試料11および12》
下記表1に示されるように、第2層の形成条件(処理時間)が変更されることを除いては、試料1と同様に正極10が製造された。さらに試料1と同様に、正極10を含む電池100が製造された。
《試料13および14》
下記表1に示されるように、第1層の形成条件(処理時間)が変更されることを除いては、試料1と同様に正極10が製造された。さらに試料1と同様に、正極10を含む電池100が製造された。
<評価>
《電池抵抗》
電池100のSOC(state of charge)が50%に調整された。10Cの電流レートにより電池100が10秒間放電された。放電開始から10秒後の電圧降下量が測定された。電圧降下量と電流レートとの関係から電池抵抗が算出された。結果は下記表1の「電池抵抗」の欄に示される。
《釘刺し試験》
電池100のSOCが100%に調整された。釘が準備された。釘は3mmの胴部径および1mmの先端部Rを有する。釘が1mm/secの速度で電池100に刺し込まれた。釘が刺し込まれてから、1秒後の電池100の表面温度が測定された。結果は下記表1の「1秒後温度」の欄に示される。1秒後温度が低い程、外部入力時の発熱が抑制されていると考えられる。
Figure 2020087560
<結果>
《試料1〜4、10〜12》
試料1〜4、11、12は第2層2Bの厚さにおいて相違する。試料10ではバインダ粒子群2Cが使用されていない。
試料1〜4は、試料10に比して、1秒後温度が低い。すなわち試料1〜4は、試料10に比して、外部入力時の発熱が抑制されている。試料1〜4では、第2層2B内の空隙にバインダ粒子群2Cが配置されている。他方、試料10では、第2層2B内の空隙にバインダ粒子群2Cが配置されていない。試料1〜4では、被膜2が釘の表面に付着することにより、Al箔1の露出が抑制されていると考えられる。試料1〜4の電池抵抗と、試料10の電池抵抗とは略同等である。
試料11は1秒後温度が高い。試料11では、第2層2Bの厚さがバインダ粒子群2Cのd50よりも小さい。そのため第2層2B内の空隙にバインダ粒子群2Cが入り込み難いと考えられる。
試料12は電池抵抗が大きい。第2層2Bが厚く、被膜2全体が厚くなっているためと考えられる。
図7は第2層の厚さと、1秒後温度および電池抵抗との関係を示すグラフである。
第2層2Bが60nm以上の厚さを有する範囲において、1秒後温度が低い傾向がみられる。第2層2Bが120nm以上の厚さを有する範囲において、1秒後温度がいっそう低くなる傾向がみられる。
第2層2Bが630nm以下の厚さを有する範囲(被膜2が700nm以下の厚さを有する範囲)において、電池抵抗が小さい傾向がみられる。
《試料1、5、6、10、13、14》
試料1、5、6、13、14は、第1層2Aの厚さにおいて相違する。試料10ではバインダ粒子群2Cが使用されていない。
試料13は1秒後温度が高い。試料13は第1層2Aの厚さが30nmである。試料13は、その他の試料に比して、第1層2Aが薄い。
試料14は1秒後温度が高い。試料14は第1層2Aの厚さが500nmである。試料14は、その他の試料に比して、第1層2Aが厚い。水熱処理では、Al箔1の表面のAlが水に溶解することにより、Alイオンが生成される。該Alイオンが水和酸化物に変化すると考えられる。第1層2Aが厚くなると、第2層2Bの形成時に、Alイオンの成長界面への供給が不足し、第2層2Bの成長速度が低下すると考えられる。その結果、第2層2Bがバインダ粒子群2Cを内包できる程度の厚さに成長しない可能性があると考えられる。バインダ粒子群2Cを内包できる程度の厚さは、例えばバインダ粒子群2Cのd50以上の厚さと考えられる。
図8は第1層の厚さと、1秒後温度および電池抵抗との関係を示すグラフである。
第1層2Aが70nm以上300nm以下の厚さを有する範囲において、1秒後温度が低い傾向がみられる。第1層2Aが180nm以下の厚さを有する範囲において、1秒後温度がいっそう低くなる傾向がみられる。
《試料1、7〜10》
試料1、7〜9は、第2層2Bの形成条件(第2処理液のNV)において相違する。試料10ではバインダ粒子群2Cが使用されていない。
図9は被膜の厚さと、1秒後温度および電池抵抗との関係を示すグラフである。
試料1、7〜9では、第2処理液のNVが大きくなることにより、第2層2Bが薄くなり、被膜2が薄くなっている。しかし1秒後温度の変化は小さい。第2処理液のNVが大きくなることにより、被膜2が薄くなっても、その分、第2層2Bにおけるバインダ粒子群2Cの濃度が高くなるためと考えられる。
<付記>
以上の実験結果から、本開示の正極は以下の構成をさらに含んでいてもよいと考えられる。
(1)第2層の厚さはバインダ粒子群のd50以上である。
(2)第1層の厚さは70nm以上である。
(3)第1層の厚さは300nm以下である。
外部入力時の発熱が小さくなることが期待されるためである。
(4)第2層の厚さは630nm以下である。
(5)被膜の厚さは700nm以下である。
外部入力時の発熱抑制と、電池抵抗との両立が期待されるためである。
本開示の実施形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではない。特許請求の範囲の記載によって確定される技術的範囲は、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
1 Al箔(アルミニウム箔)、2 被膜、2A 第1層、2B 第2層、2C バインダ粒子群、2P 山部、2V 谷部、10 正極、11 正極集電体、12 正極活物質層、20 負極、21 負極集電体、22 負極活物質層、30 セパレータ、50 電極群、90 ケース、91 正極端子、92 負極端子、100 電池、200 鋭利物。

Claims (1)

  1. 正極集電体および正極活物質層を含み、
    前記正極活物質層は前記正極集電体の表面に配置されており、
    前記正極集電体はアルミニウム箔および被膜を含み、
    前記被膜は前記アルミニウム箔の表面を被覆しており、
    前記被膜は第1層、第2層およびバインダ粒子群を含み、
    前記第1層は前記アルミニウム箔と接触しており、
    前記第2層は前記第1層と前記正極活物質層との間に配置されており、
    前記第1層および前記第2層は、それぞれアルミニウム水和酸化物を含み、
    前記第1層および前記第2層は、それぞれ多孔質であり、
    前記バインダ粒子群は前記第2層の空隙内に配置されている、
    正極。
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