JP2020085562A - 走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020085562A
JP2020085562A JP2018217360A JP2018217360A JP2020085562A JP 2020085562 A JP2020085562 A JP 2020085562A JP 2018217360 A JP2018217360 A JP 2018217360A JP 2018217360 A JP2018217360 A JP 2018217360A JP 2020085562 A JP2020085562 A JP 2020085562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
optical axis
cantilever
mirror
laser light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018217360A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6627953B1 (ja
Inventor
雅人 平出
Masato Hiraide
雅人 平出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2018217360A priority Critical patent/JP6627953B1/ja
Priority to PCT/JP2019/026489 priority patent/WO2020105213A1/ja
Priority to CN201980070728.2A priority patent/CN112955753A/zh
Priority to US17/294,998 priority patent/US11519936B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6627953B1 publication Critical patent/JP6627953B1/ja
Publication of JP2020085562A publication Critical patent/JP2020085562A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01QSCANNING-PROBE TECHNIQUES OR APPARATUS; APPLICATIONS OF SCANNING-PROBE TECHNIQUES, e.g. SCANNING PROBE MICROSCOPY [SPM]
    • G01Q20/00Monitoring the movement or position of the probe
    • G01Q20/02Monitoring the movement or position of the probe by optical means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

【課題】観察対象とは異なる反射率の高い試料を配置することなく、光軸調整をすることができる走査型プローブ顕微鏡および走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法を提供する。【解決手段】走査型プローブ顕微鏡は、先端部に探針7を有するカンチレバー2と、レーザ光をカンチレバーに照射し、カンチレバーで反射されたレーザ光を検出する光学系80と、レーザ光の光軸調整時にカンチレバー2の先端の位置を含む範囲を撮影するための撮影部10と、撮影部10で生成された画像から探針の先端の位置と、レーザ光のスポットの位置を検出する画像処理部72と、検出した位置に基づいて、レーザ光の光軸を調整する光軸調整部73と、試料を保持するための試料保持部44とを備える。試料保持部44は、ミラー33を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、走査型プローブ顕微鏡および走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法に関する。
走査型プローブ顕微鏡では、カンチレバーと呼ばれる探針が形成された片持ち梁を使用する。カンチレバーの反りまたは振動の変化を、カンチレバー背面に照射したレーザの反射光の変化に変換してフォトディテクタによって検出する。フォトディテクタでは、反射光の位置、強度、および位相等の変化を検出して、様々な物理情報に変換をする(たとえば、特許文献1(特開2000−346782号公報)を参照)。
特開2000−346782号公報
走査型プローブ顕微鏡では、測定前には、カンチレバーの背面にレーザ光が正しく照射されるように、レーザ光の光軸調整が必要になる場合がある。その場合、カンチレバーは小さいため、調整のトレランスがミクロンオーダとなる。手動での光軸調整は難しく、煩雑な作業である。
それゆえに、本発明の目的は、光軸調整を容易に行うことができる走査型プローブ顕微鏡および走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法を提供することである。
本発明のある局面の走査型プローブ顕微鏡は、先端部に探針を有するカンチレバーと、測定時に、レーザ光をカンチレバーに照射し、カンチレバーで反射されたレーザ光を検出する光学系と、レーザ光の光軸調整時にカンチレバーの先端の位置を含む範囲を撮影するための撮影部と、撮影部で生成された画像から探針の先端の位置と、レーザ光のスポットの位置を検出する画像処理部と、検出した位置に基づいて、レーザ光の光軸を調整する光軸調整部と、試料を保持するための試料保持部とを備える。試料保持部は、ミラーを含む。
好ましくは、試料保持部は、ミラーの上側に載置可能な試料台を含む。
これによって、試料をミラーに直接載置することによって、ミラーが傷つくのを防止できる。
好ましくは、ミラーと前記試料台との間に間隙が形成されている。
これによって、ミラーが傷つくのをさらに防止できる。
これによって、光軸調整を容易に行うことができる。
好ましくは、試料台は、金属製であり、試料保持部は、さらに、ミラーの下に配置される磁石を有する。
これによって、試料台を磁石で固定することができる。
好ましくは、走査型プローブ顕微鏡は、スキャナを備える。試料保持部は、スキャナに取り付け可能なアタッチメントと、試料台によって構成される。アタッチメントの上面にミラーが形成される。アタッチメントの内部に磁石が埋設されている。
これによって、光軸調整時には、ミラーの上に試料台が置かれないようにすることができるので、ミラーによって、レーザ光を反射することができる。
好ましくは、スキャナには、円柱形状の嵌入穴が形成される。アタッチメントは、円板形状の上面と、円柱形状の突出部とを有する。突出部が、嵌入穴に嵌挿可能に構成される。
これによって、スキャナにアタッチメントを取り付けることができる。
本発明の走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法において、走査型プローブ顕微鏡は、先端部に探針を有するカンチレバーと、測定時に、レーザ光をカンチレバーに照射し、カンチレバーで反射されたレーザ光を検出する光学系と、試料を移動させるためのスキャナと、試料を保持するための試料保持部とを備える。試料保持部は、スキャナに取り付け可能であり、上面にミラーが形成され、内部に埋設された磁石とを含むアタッチメントと、ミラーの上に載置可能であり、金属製の試料台とを含む。光軸調整方法は、ミラーの上に試料台が載置されない状態にするステップと、光学系が、レーザ光を照射するステップと、カンチレバーの先端の位置を含む範囲を撮影するステップと、撮影によって生成された画像から探針の先端の位置と、レーザ光のスポットの位置を検出するステップと、検出した位置に基づいて、レーザ光の光軸を調整するステップとを含む。
これによって、観察対象とは異なる反射率の高い試料を配置することなく、光軸調整をすることができる。
本発明によれば、光軸調整を容易に行うことができる。
実施形態の走査型プローブ顕微鏡1の構成を表わす図である。 探針7、カンチレバー2およびホルダ15を表わす図である。 走査型プローブ顕微鏡1において試料観察を行う際のスキャナ43の上部および試料保持部44の縦断面図である。 試料保持部44に含まれるスタブ型アタッチメント30をスキャナ43に装着する前の状態を表わす図である。 走査型プローブ顕微鏡1において光軸調整を行う際のスキャナ43の上部の縦断面図である。 撮影画像IMGの例を表わす図である。 実施形態のレーザ光の光軸調整手順を表わすフローチャートである。 画像処理部72および光軸調整部73のハードウエア構成の例を表わす図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
本出願の発明は、以下を検討した。
手動での光軸調整は難しいため、光軸調整を容易にするには、光軸調整を自動化することが考えられる。
光軸自動調整では、例えば、カンチレバーとレーザ光のビームのスポットを光学顕微鏡またはCCD(Charge Coupled Device)などの撮影部で観察し、ビームのスポットがカンチレバーの背面に照射される様に、光学部品、レーザ光源、または、カンチレバーを自動で移動させることが考えられる。
しかしながら、光軸自動調整では、カンチレバーの下方に配置した試料の表面の反射率が低いと、撮影部に入射されるレーザの反射光量が少ないため、撮影部では、レーザスポットの位置を適切に検出することができない。そのため、光軸調整の際に、観察対象とは異なる反射率の高い試料またはミラーを配置する必要がある。光軸調整の際に、観察対象とは異なる反射率の高い試料またはミラーを配置する動作は手間がかかり、測定前の作業を煩雑にする。それゆえ、本出願の発明者は、光軸調整の際に、観察対象とは異なる反射率の高い試料またはミラーを配置することなく、光軸自動調整が可能な構成および方法について検討した。
図1は、実施形態の走査型プローブ顕微鏡1の構成を表わす図である。
実施形態の走査型プローブ顕微鏡1は、撮影部10と、画像処理部72と、光軸調整部73と、光学系80と、カンチレバー2と、測定部14と、駆動機構49と、スキャナ43と、試料保持部44と、駆動機構11とを備える。
カンチレバー2は、表面の自由端部である先端に探針7を有する。試料Sは、探針7に対向して配置されている。探針7と試料Sとの間の原子間力(引力または斥力)によって、カンチレバー2が変位する。試料Sは、試料保持部44上に載置される。
光学系80は、測定時に、レーザ光をカンチレバー2の裏面に照射し、カンチレバー2の裏面で反射されたレーザ光を検出する。光学系80は、カンチレバー2のたわみを検出することができる。光学系80は、レーザ光源60と、第1のミラーであるビームスプリッタ3と、第2のミラーである反射鏡4と、光検出器5とを備える。レーザ光源60は、レーザ光を発射するレーザ発振器などによって構成される。光検出器5は、入射されるレーザ光を検出するフォトダイオードなどによって構成される。レーザ光源60から発射されたレーザ光は、ビームスプリッタ3で反射されて、カンチレバー2に入射される。レーザ光は、カンチレバー2で反射され、さらに反射鏡4によって反射されて、光検出器5に入射される。光検出器5がレーザ光を検出することによって、カンチレバー2の変位を測定することができる。
駆動機構11は、レーザ光源60の位置を変化させることによって、レーザ光の光軸を調整する。
測定部14は、光学系80で検出されるレーザ光の位置の変化によって得られるカンチレバー2の変位に基づいて、試料Sの特性を測定する。たとえば、測定部14は、カンチレバー2の変位の時間変化から作用力(フォース)の時間変化を表わすフォースカーブなどを作成する。測定部14は、スキャナ43を駆動するための制御信号を駆動機構49へ送る。
駆動機構49は、スキャナ43を駆動することによって、スキャナ43に載置された試料Sと探針7との間の相対的な位置関係を変化させる。
撮影部10は、レーザ光の光軸調整時に探針7の位置を含む範囲を撮影する。撮影部10は、光学顕微鏡、CCDカメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラなどによって構成される。
スキャナ43は、駆動機構49によって3次元方向に駆動される。スキャナ43は、外部から印加される電圧によって変形するピエゾ素子によって構成される。
試料保持部44は、試料Sを載置する。試料保持部44は、スキャナ43に取り付け可能に構成される。
画像処理部72は、撮影部10から出力される撮影画像に基づいて、レーザ光のスポットSPの位置およびカンチレバー2の先端TPの位置を特定する。
光軸調整部73は、画像処理部72によって特定されたレーザ光のスポットSPの位置とカンチレバーの先端の位置とに基づいて、駆動機構11を制御することによって、レーザ光源60の位置を変化させることによって、光軸を調整する。
図2は、探針7、カンチレバー2およびホルダ15を表わす図である。図2に示すように、探針7は、カンチレバー2の先端に取り付けられる。ホルダ15は、カンチレバー2を支持する部材である。
図3は、走査型プローブ顕微鏡1において試料観察を行う際のスキャナ43の上部および試料保持部44の縦断面図である。図4は、試料保持部44に含まれるスタブ型アタッチメント30をスキャナ43に装着する前の状態を表わす図である。図5は、走査型プローブ顕微鏡1において光軸調整を行う際のスキャナ43の上部の縦断面図である。
スキャナ43のピエゾチューブ511の上端面には、中央に円柱形状の嵌入穴23を有する略ドーナツ形状の台座部22が固着されている。台座部22の周面には水平方向に固定ネジ24が螺入されており、その固定ネジ24を横方向から回すことができるように、スキャナハウジング510には切欠き101が形成されている。
試料保持部44は、スタブ型アタッチメント30と、試料台52とを含む。
スタブ型アタッチメント30は下方に凸部31が形成されるとともに、上面には円盤状のミラー33が形成されている。スタブ型アタッチメント30は、内側には磁石32が埋設されている。スタブ型アタッチメント30は、アルミ製である。
台座部22の嵌入穴23にスタブ型アタッチメント30の凸部31が嵌挿される。固定ネジ24を締め付けることによって、スタブ型アタッチメント30を台座部22に固定できる。
試料台52には、試料Sを載せることができる。試料台52は、金属製であり、円板状である。
試料の観察時には、ミラー33の上側に試料台52が載置される。スタブ型アタッチメント30内の磁石32の吸引力によって、試料台52を固定することができる。ミラー33と試料台52の間には、隙間38が形成されている。これによって、試料台52によってミラー33に傷がつくのを防止できる。
光軸調整時には、ミラー33の上に試料台52が載置されない。レーザ光が試料台52によって遮らずに、ミラー33に入射されて、反射されたレーザ光が試料台52によって遮らずに、撮影部10に入射される。
図6は、撮影画像IMGの例を表わす図である。
撮影画像IMGには、カンチレバー2の先端TPと、レーザ光のビームのスポットSPが含まれる。レーザ光のビームのスポットSPの中心O1の画素の位置(x1,y1)とカンチレバー2の先端TPの中心O2の画素の位置(x2,y2)とから、レーザ光のビームのスポットSPの中心O1が、カンチレバー2の先端TPの中心O2と一致するために、レーザ光源60の移動方向および移動量を特定することができる。
図7は、実施形態のレーザ光の光軸調整手順を表わすフローチャートである。この光軸調整は、たとえば、カンチレバー2の交換時、および試料Sの物性の測定前に実施される。
ステップS101において、スタブ型アタッチメント30のミラー33の上に試料台52が載置されていない状態にする。
ステップS102において、レーザ光源60は、レーザ光を放射する。
ステップS103において、撮影部10がカンチレバー2の先端の含む範囲を撮影する。
ステップS104において、画像処理部72は、撮影部10から出力される撮影画像におけるレーザ光のスポットSPの中心O1の画素の位置(x1,y1)と、カンチレバー2の先端TPの中心O2の画素の位置(x2,y2)とを特定する。
ステップS105において、光軸調整部73は、(x1,y1)と(x2,y2)とに基づいて、レーザ光のスポットSPの中心O1の位置が、探針7が取り付けられているカンチレバー2の先端の中心O2の位置と一致するように、レーザ光源60を移動させるために駆動機構11を制御する制御信号を出力する。駆動機構11は、制御信号に従って、レーザ光源60の位置を変化させることによって、レーザ光の光軸を調整する。
以上のように、本実施の形態によれば、レーザ光の光軸調整時に、試料台52が取り除かれることによって、レーザ光をミラー33に入射させて、反射させる。これによって、撮影部で、レーザスポットを検出することができるため、レーザ光の光軸調整時に、観察対象とは異なる反射率の高い試料またはミラーを配置する手間を省くことができる。本実施の形態では、試料は、直接ミラーの上に載置されないので、ミラーを傷つけることを防止できる。試料台とミラーの間に隙間が形成されているので、ミラーが傷つくのをさらに防止できる。
(変形例)
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、たとえば、以下のような変形例も含む。
(1)試料台
上記の実施形態では、試料保持部が試料台を含み、試料台に試料を載置されるものとしたが、これに限定されるものではない。ミラーに傷がつかないように、ミラー面にコーティングを施すことによって、ミラー面に直接試料を載置するものとしてもよい。
(2)隙間
上記の実施形態では、ミラーと試料台の間に隙間が形成されるものとしたが、これに限定されるものではない。ミラーの上に直接試料台が載置されるものとしてもよい。
(3)光軸調整載置
レーザ光の光軸を調整するために、駆動機構11が、レーザ光源60の位置を変化させたが、これに限定されるものではない。別の駆動機構が、カンチレバー2を支持するホルダ15の位置を変化させることによって、レーザ光の光軸を調整することとしてもよい。あるいは、別の駆動機構が、ビームスプリッタ3の位置を変化させることによって、レーザ光の光軸を調整することとしてもよい。
(4) 画像処理部および光軸調整部
図8は、画像処理部72および光軸調整部73のハードウエア構成の例を表わす図である。画像処理部72および光軸調整部73のハードウエアは、プロセッサ1100と、プロセッサ1100とバス1300で接続されたメモリ1200とを備える。
CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ1100がメモリ1200に記憶されたプログラムを実行することにより、画像処理部72および光軸調整部73が実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記構成要素の機能を実行するものとしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 走査型プローブ顕微鏡、2 カンチレバー、3 ビームスプリッタ、4 反射鏡、5 光検出器、7 探針、10 撮影部、11,49 駆動機構、14 測定部、15 ホルダ、 22 台座部、23 嵌入穴、24 固定ネジ、30 スタブ型アタッチメント、31 凸部、32 マグネット、33 ミラー、38 隙間、43 スキャナ、44 試料保持部、52 試料台、60 レーザ光源、72 画像処理部、73 光軸調整部、80 光学系、101 切欠き、510 スキャナハウジング、511 ピエゾチューブ、1100 プロセッサ、1200 メモリ、S 試料。

Claims (7)

  1. 先端部に探針を有するカンチレバーと、
    測定時に、レーザ光を前記カンチレバーに照射し、前記カンチレバーで反射されたレーザ光を検出する光学系と、
    前記レーザ光の光軸調整時に前記カンチレバーの先端の位置を含む範囲を撮影するための撮影部と、
    前記撮影部で生成された画像から前記探針の先端の位置と、前記レーザ光のスポットの位置を検出する画像処理部と、
    前記検出した位置に基づいて、前記レーザ光の光軸を調整する光軸調整部と、
    試料を保持するための試料保持部とを備え、
    前記試料保持部は、
    ミラーを含む、走査型プローブ顕微鏡。
  2. 前記試料保持部は、前記ミラーの上側に載置可能な試料台を含む、請求項1記載の走査型プローブ顕微鏡。
  3. 前記ミラーと前記試料台との間に隙間が形成されている、請求項2記載の走査型プローブ顕微鏡。
  4. 前記試料台は、金属製であり、
    前記試料保持部は、さらに、
    前記ミラーの下に配置される磁石を有する、請求項2記載の走査型プローブ顕微鏡。
  5. スキャナを備え、
    前記試料保持部は、前記スキャナに取り付け可能なアタッチメントと、前記試料台によって構成され、
    前記アタッチメントの上面に前記ミラーが形成され、前記アタッチメントの内部に前記磁石が埋設されている、請求項2記載の走査型プローブ顕微鏡。
  6. 前記スキャナには、円柱形状の嵌入穴が形成され、
    前記アタッチメントは、円板形状の上面と、円柱形状の突出部とを有し、
    前記突出部が、前記嵌入穴に嵌挿可能に構成される、請求項5記載の走査型プローブ顕微鏡。
  7. 走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法であって、
    前記走査型プローブ顕微鏡は、
    先端部に探針を有するカンチレバーと、
    測定時に、レーザ光を前記カンチレバーに照射し、前記カンチレバーで反射されたレーザ光を検出する光学系と、
    試料を移動させるためのスキャナと、
    試料を保持するための試料保持部とを備え、
    前記試料保持部は、
    前記スキャナに取り付け可能であり、上面にミラーが形成され、内部に埋設された磁石とを含むアタッチメントと、
    前記ミラーの上に載置可能であり、金属製の試料台とを含み、
    前記ミラーの上に前記試料台が載置されない状態にするステップと、
    前記光学系が、レーザ光を照射するステップと、
    前記カンチレバーの先端の位置を含む範囲を撮影するステップと、
    前記撮影によって生成された画像から前記探針の先端の位置と、前記レーザ光のスポットの位置を検出するステップと、
    前記検出した位置に基づいて、前記レーザ光の光軸を調整するステップとを含む、走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法。
JP2018217360A 2018-11-20 2018-11-20 走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法 Active JP6627953B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018217360A JP6627953B1 (ja) 2018-11-20 2018-11-20 走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法
PCT/JP2019/026489 WO2020105213A1 (ja) 2018-11-20 2019-07-03 走査型プローブ顕微鏡および走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法
CN201980070728.2A CN112955753A (zh) 2018-11-20 2019-07-03 扫描型探针显微镜和扫描型探针显微镜的光轴调整方法
US17/294,998 US11519936B2 (en) 2018-11-20 2019-07-03 Scanning probe microscope and scanning probe microscope optical axis adjustment method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018217360A JP6627953B1 (ja) 2018-11-20 2018-11-20 走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6627953B1 JP6627953B1 (ja) 2020-01-08
JP2020085562A true JP2020085562A (ja) 2020-06-04

Family

ID=69101107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018217360A Active JP6627953B1 (ja) 2018-11-20 2018-11-20 走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11519936B2 (ja)
JP (1) JP6627953B1 (ja)
CN (1) CN112955753A (ja)
WO (1) WO2020105213A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021162314A (ja) * 2020-03-30 2021-10-11 株式会社島津製作所 走査型プローブ顕微鏡および走査型プローブ顕微鏡における光軸調整方法
US20230204624A1 (en) * 2021-12-24 2023-06-29 Park Systems Corp. Apparatus and method for identifying target position in atomic force microscope

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08220109A (ja) * 1995-02-16 1996-08-30 Hitachi Constr Mach Co Ltd プローブ顕微鏡の探針先端位置特定方法
JP2007003246A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Jeol Ltd 走査形プローブ顕微鏡
US20100306884A1 (en) * 2009-05-26 2010-12-02 James Robert Massie Scanning Probe Microscope having Improved Optical Access
JP2011521202A (ja) * 2008-06-27 2011-07-21 日本電信電話株式会社 走査型プローブ顕微鏡用ステージ及び試料観察方法
WO2015133014A1 (ja) * 2014-03-05 2015-09-11 株式会社日立製作所 走査プローブ顕微鏡及び、これを用いた試料測定方法
JP2016183869A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 株式会社日立ハイテクサイエンス 走査プローブ顕微鏡
JP2017049087A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 株式会社日立ハイテクサイエンス 走査プローブ顕微鏡および走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2852196B2 (ja) * 1995-02-16 1999-01-27 防衛庁技術研究本部長 水中音響信号方位計算装置
JP4489869B2 (ja) 1999-06-04 2010-06-23 株式会社島津製作所 走査型プローブ顕微鏡
JP5033609B2 (ja) * 2007-03-12 2012-09-26 株式会社日立製作所 走査プローブ顕微鏡およびこれを用いた試料の観察方法
JP5527274B2 (ja) * 2011-04-19 2014-06-18 株式会社島津製作所 走査型プローブ顕微鏡
CN104634997B (zh) * 2015-02-27 2017-09-19 天津大学 一种适用于高速扫描的原子力显微镜系统

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08220109A (ja) * 1995-02-16 1996-08-30 Hitachi Constr Mach Co Ltd プローブ顕微鏡の探針先端位置特定方法
JP2007003246A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Jeol Ltd 走査形プローブ顕微鏡
JP2011521202A (ja) * 2008-06-27 2011-07-21 日本電信電話株式会社 走査型プローブ顕微鏡用ステージ及び試料観察方法
US20100306884A1 (en) * 2009-05-26 2010-12-02 James Robert Massie Scanning Probe Microscope having Improved Optical Access
WO2015133014A1 (ja) * 2014-03-05 2015-09-11 株式会社日立製作所 走査プローブ顕微鏡及び、これを用いた試料測定方法
JP2016183869A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 株式会社日立ハイテクサイエンス 走査プローブ顕微鏡
JP2017049087A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 株式会社日立ハイテクサイエンス 走査プローブ顕微鏡および走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20220018873A1 (en) 2022-01-20
JP6627953B1 (ja) 2020-01-08
CN112955753A (zh) 2021-06-11
US11519936B2 (en) 2022-12-06
WO2020105213A1 (ja) 2020-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5897563B2 (ja) ライン走査式顕微鏡における同期用システム
JP5189321B2 (ja) 固浸レンズホルダ
JP6588278B2 (ja) 走査プローブ顕微鏡および走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法
JP2017049087A5 (ja)
WO2020105213A1 (ja) 走査型プローブ顕微鏡および走査型プローブ顕微鏡の光軸調整方法
TW200912375A (en) Laser irradiation apparatus and laser processing system using same apparatus
US20170108683A1 (en) Microscope
KR20160115672A (ko) 주사 프로브 현미경
TWI437262B (zh) Observation device and method
CN111247471A (zh) 包括电可调透镜的显微镜的自动聚焦控制
JP2009109628A (ja) 深さ測定装置
JPH0961720A (ja) 共焦点走査型光学顕微鏡及びこの顕微鏡を使用した測定方法
JP6954474B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡および走査型プローブ顕微鏡の制御装置
JP2012211842A (ja) 形状測定装置
JP2008134190A (ja) カンチレバーホルダーおよびこれを備えた走査型プローブ顕微鏡
JP2007259166A (ja) 撮像素子のアオリ調整方法及び該方法で調整された撮像素子を有するカメラ機器
CN112470010B (zh) 扫描探针显微镜以及扫描探针显微镜的控制装置
JP3780028B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡用の調整治具
JP5019507B2 (ja) レーザ加工装置および加工対象物の位置検出方法
KR20190063027A (ko) 라인 스캐닝 방식의 공초점 현미경에서의 자동초점조절 방법 및 장치
JP2005157146A (ja) 光学顕微鏡
JP5226352B2 (ja) 生体観察装置及び生体観察方法
JP2001004329A (ja) 測定器および共焦点顕微鏡
JP4076374B2 (ja) 走査型プローブ装置
KR101063006B1 (ko) 오토포커싱 모듈 액추에이터의 다중 기울기 측정장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191118

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6627953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151