JP5001075B2 - 観察装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固浸レンズを利用して観察対象物を観察する観察装置及び方法に関するものである。
観察対象物の画像を拡大するレンズとして固浸レンズ(SIL:Solid Immersion Lens)が知られている。固浸レンズは、半球形状又はワイエルストラス球と呼ばれる超半球形状をなし、大きさが1mm〜5mm程度の微小レンズである。そして、この固浸レンズを観察対象物の表面に密着させて設置すると、開口数(NA)及び倍率が共に拡大されるため、高い空間分解能での観察が可能となる。
このような固浸レンズを利用した観察装置として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の観察装置は、対物レンズを有する顕微鏡と、対物レンズの前端部に腕部材を介して連結され、対物レンズの前面側において固浸レンズを保持する固浸レンズホルダとを備えている。
国際公開第2005/043210号パンフレット
ところで、上記従来技術のように固浸レンズを利用して観察対象物を観察する際には、固浸レンズと観察対象物とが良好に密着されていないと、固浸レンズと観察対象物との光学的結合(エバネッセント結合)が得られにくくなる。
本発明の目的は、固浸レンズと観察対象物との密着性を向上させることができる観察装置及び方法を提供することである。
本発明の観察装置は、対物レンズを含む光学系を有し、観察対象物を拡大して観察する顕微鏡と、対物レンズの光軸上に配置される固浸レンズを保持する固浸レンズホルダと、固浸レンズホルダに保持された固浸レンズを振動させる振動発生手段とを備えることを特徴とするものである。
このような本発明の観察装置を用いて観察対象物の観察を行う場合には、固浸レンズホルダに保持された固浸レンズを観察対象物に密着させ、その状態で顕微鏡により観察対象物を観察する。このとき、例えば固浸レンズホルダのレンズ保持面や観察対象物の加工状態等によっては、固浸レンズと観察対象物との良好な密着が得られないことがある。この場合には、固浸レンズホルダに保持された固浸レンズを振動発生手段により振動させることにより、固浸レンズが観察対象物の表面に倣って密着するようになる。これにより、固浸レンズと観察対象物との良好な密着を達成することができる。
好ましくは、固浸レンズを振動させるように振動発生手段を制御する振動制御手段を更に備える。この場合には、振動発生手段による固浸レンズの振動処理を自動的に行うことができる。従って、観察者の負担を大幅に軽減することが可能となる。
このとき、好ましくは、観察対象物への固浸レンズの接触を検知する接触検知手段を更に備え、振動制御手段は、接触検知手段により観察対象物への固浸レンズの接触が検知されたときに、固浸レンズを振動させるように振動発生手段を制御する。この場合には、固浸レンズが観察対象物に接触すると、固浸レンズが自動的に振動するようになる。
また、観察対象物に光を照射する照明手段と、照明手段により観察対象物へ向けて光が照射されたときに、固浸レンズ又は観察対象物からの反射光像を取得する画像取得手段と、画像取得手段により取得された反射光像を解析する解析手段とを更に備え、振動制御手段は、解析手段による反射光像の解析結果に応じて、固浸レンズを振動させるように振動発生手段を制御してもよい。固浸レンズと観察対象物とが光学的に密着したかどうかは、観察対象物へ向けて光が照射された時に得られる固浸レンズ又は観察対象物からの反射光像に基づいて判断することができる。従って、固浸レンズ又は観察対象物からの反射光像を解析することで、固浸レンズと観察対象物との光学的密着性を容易に検知することができる。このとき、固浸レンズと観察対象物との光学的密着性が良好でないと解析されると、固浸レンズが自動的に振動するようになる。
このとき、解析手段は、照明手段により照射される光の入射光量を取得する手段と、反射光像の反射光量の入射光量に対する比率を所定値と比較する手段とを有し、振動制御手段は、反射光量の入射光量に対する比率と所定値との比較結果に応じて、固浸レンズを振動させるように振動発生手段を制御することが好ましい。固浸レンズ又は観察対象物からの反射光像の反射光量と観察対象物への入射光量との比率は、固浸レンズと観察対象物との光学的結合(エバネッセント結合)の状態によって異なる。例えば、固浸レンズからの反射光像の反射光量の入射光量に対する比率が高くなるほど、固浸レンズと観察対象物との光学的結合が得られにくくなる。従って、固浸レンズからの反射光量の入射光量に対する比率が所定値を越えているときに、固浸レンズを振動させることで、固浸レンズと観察対象物との良好な密着をより確実に達成することができる。
本発明の観察方法は、対物レンズを含む光学系を有し、観察対象物を拡大して観察する顕微鏡と、対物レンズの光軸上に配置される固浸レンズを保持する固浸レンズホルダと、固浸レンズホルダに保持された固浸レンズを振動させる振動発生手段とを備える観察装置を準備する工程と、振動発生手段により固浸レンズホルダに保持された固浸レンズを振動させると共に、固浸レンズを観察対象物に密着させる工程と、固浸レンズが観察対象物に密着された後、顕微鏡により観察対象物を観察する工程とを含むことを特徴とするものである。
このように固浸レンズホルダに保持された固浸レンズを振動させると共に、固浸レンズを観察対象物に密着させることにより、例えば固浸レンズホルダのレンズ保持面や観察対象物の加工状態等に拘わらず、固浸レンズが観察対象物の表面に倣って密着するようになる。これにより、固浸レンズと観察対象物との良好な密着を達成することができる。
本発明によれば、固浸レンズと観察対象物との密着性を向上させることができる。これにより、固浸レンズと観察対象物との適切な光学的結合(エバネッセント結合)を得ることが可能となる。
以下、図面と共に本発明に係る観察装置及び方法の好適な実施形態について説明する。なお、各図において、同一の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明に係る観察装置の一実施形態である半導体検査装置を示す構成図である。図2は、図1に示した半導体検査装置の主要部の一つである顕微鏡の対物レンズ及び固浸レンズホルダの構成を示す断面図であり、図3は、図2に示した対物レンズ及び固浸レンズホルダの斜視図である。なお、図2では、試料の観察時の状態を示している。以下の説明では、固浸レンズに対して、対物レンズ側を上側とし、試料側を下側として説明する。
図1及び図2に示すように、半導体検査装置1は、例えば試料10であるモールド型半導体デバイスが有する半導体デバイス11を観察対象物とし、半導体デバイス11の画像を取得しその内部情報を検査する検査装置である。
「モールド型半導体デバイス」とは、半導体デバイス11が樹脂12によってモールドされたものである。また、「内部情報」としては、半導体デバイスの回路パターンや半導体デバイスからの微弱発光が含まれる。この微弱発光としては、半導体デバイスの欠陥に基づく異常個所に起因するものや、半導体デバイス中のトランジスタのスイッチング動作に伴うトランジェント発光などが挙げられる。さらには、半導体デバイスの欠陥に基づく発熱も含まれる。
試料10は、樹脂12内に埋設された半導体デバイス11の裏面が露出するように樹脂12が切削された状態で、観察部Aに設けられたステージ2上に半導体デバイス11の裏面が上を向くように載置される。このように、試料10の一部を切削して半導体デバイス11の裏面を露出させているので、半導体デバイス11は、樹脂12が切削されてなる凹部13の底面に位置することになる。そして、検査装置1は、本実施形態にあっては、半導体デバイス11の図示下面(半導体デバイス11の基板表面に形成された集積回路等)を検査する。
半導体検査装置1は、半導体デバイス11の観察を行う観察部Aと、観察部Aの各部の動作を制御する制御部Bと、半導体デバイス11の検査に必要な処理や指示等を行う解析部Cと、を備えている。
観察部Aは、半導体デバイス11からの画像を取得する画像取得手段としての高感度カメラ3及びレーザスキャン光学系(LSM:Laser Scanning Microscope)ユニット4と、高感度カメラ3及びLSMユニット4と半導体デバイス11との間に配置され、対物レンズ21を含む光学系20を有する顕微鏡5と、半導体デバイス11の拡大観察画像を得るための固浸レンズ6(図2参照)と、これらを直交するX−Y−Z方向に各々移動させるXYZステージ7と、を具備している。
光学系20は、上記対物レンズ21に加えて、カメラ用光学系22と、LSMユニット用光学系23と、を備えている。対物レンズ21は、倍率が異なるものが複数設けられ、切り換え可能とされている。また、対物レンズ21は補正環24を有しており、この補正環24を調整することで観察時の収差補正を行うことが可能となっている。カメラ用光学系22は、対物レンズ21を通した半導体デバイス11からの光を高感度カメラ3に導く。これにより、高感度カメラ3は、半導体デバイス11の回路パターン等の画像を取得する。
一方、LSMユニット用光学系23は、LSMユニット4からの赤外レーザ光をビームスプリッタ(不図示)で対物レンズ21側に反射し半導体デバイス11に導くと共に、対物レンズ21を通し高感度カメラ3に向かう半導体デバイス11からの反射レーザ光をLSMユニット4に導く。
LSMユニット4は、赤外レーザ光をX−Y方向に走査し半導体デバイス11側に出射する照明手段を構成する一方で、半導体デバイス11からの反射光を光検出器(不図示)で検出する。この検出光の強度は、半導体デバイス11の回路パターンを反映した強度となっている。従って、LSMユニット4は、赤外レーザ光が半導体デバイス11をX−Y走査することで、半導体デバイス11の回路パターン等の画像を取得する。
また、XYZステージ7は、高感度カメラ3、LSMユニット4、顕微鏡5及び固浸レンズ6等を、X−Y方向(水平方向;観察対象物である半導体デバイス11に対して平行を成す方向)及びこれに直交するZ方向(垂直方向)の各々に、必要に応じて移動するためのものである。
制御部Bは、カメラコントローラ31と、レーザスキャン(LSM)コントローラ32と、ペリフェラルコントローラ33と、を備えている。カメラコントローラ31及びLSMコントローラ32は、高感度カメラ3及びLSMユニット4の動作を各々制御することで、観察部Aで行われる半導体デバイス11の観察の実行(画像の取得)や観察条件の設定等を制御する。
ペリフェラルコントローラ33は、XYZステージ7の動作を制御することで、半導体デバイス11の観察位置に対応する位置への高感度カメラ3、LSMユニット4及び光学系20等の移動、位置合わせ、焦点合わせ等を制御する。この際、ペリフェラルコントローラ33は、固浸レンズホルダ200に取り付けられた種々のセンサなどの検出結果に応じてXYZステージ7の動作を制御する。また、ペリフェラルコントローラ33は、対物レンズ21に取り付けられた補正環調整用モータ25を駆動して補正環24を調整する。
さらに、ペリフェラルコントローラ33は、固浸レンズホルダ200に取り付けられた振動モータ140の駆動を制御する。振動モータ140を含む固浸レンズホルダ200については、後で詳述する。
解析部Cは、画像解析部41と指示部42とを備え、コンピュータにより構成されている。画像解析部41は、カメラコントローラ31及びLSMコントローラ32からの画像情報に対して必要な解析処理等を実施する。指示部42は、操作者からの入力内容や画像解析部41による解析内容等を参照し、制御部Bを介して、観察部Aにおける半導体デバイス11の検査の実行に関する必要な指示を行う。また、解析部Cにより取得又は解析された画像、データ等は、必要に応じて解析部Cに接続された表示装置43に表示される。
図2に示すように、固浸レンズ6は、半球形状の微小レンズであり、外部(例えば、顕微鏡5の対物レンズ21)に対する光の入出力面となると共に球面形状に形成された上面6aと、半導体デバイス11に対する取付面となると共に平面形状に形成された底面6bとを有する。固浸レンズ6の底面6bが半導体デバイス11の観察位置(図示上面)に密着することで、裏側となる半導体デバイス11の表面(図示下面)の拡大観察画像が得られる。
具体的には、固浸レンズ6は、半導体デバイス11の基板材料と実質的に同一またはその屈折率に近い、高屈折率材料からなる。その代表的な例としては、Si、GaP、GaAsなどが挙げられる。このような微小な固浸レンズ6を半導体デバイス11の基板表面に光学密着させることにより、半導体基板自身を固浸レンズ6の一部として利用する。固浸レンズ6を利用した半導体デバイス11の裏面解析によれば、対物レンズ21の焦点を半導体基板表面に形成された集積回路に合わせた際に、固浸レンズ6の効果により、基板中にNAの高い光束を通すことが可能となり、高分解能化が期待できる。
固浸レンズ6のレンズ形状は、収差がなくなる条件によって決まるものである。半球形状を有する固浸レンズ6では、その球心が焦点となる。このとき、開口数(NA)および倍率はともにn倍となる。なお、固浸レンズ6の形状は、半球形状に限定されず、例えば、ワイエルストラス形状のものでもよい。
固浸レンズホルダ200は、そのような固浸レンズ6を対物レンズ21に対して好適に保持するものである。固浸レンズホルダ200は、ホルダ本体8と、このホルダ本体8を対物レンズ21の前端部に取り付けるための対物レンズソケット9とを備えている。
図4は、ホルダ本体8の分解斜視図である。図2〜図4に示すように、ホルダ本体8は、円板状の対物レンズキャップ50と、この対物レンズキャップ50の中心から対物レンズキャップ50に略直交する方向に延在するレンズ保持部60とを有する。図4に示した矢印A1の方向からみた場合、ホルダ本体8の外形は略T字状となっている。
対物レンズキャップ50は、対物レンズソケット9(図2参照)に螺合する周壁51を有しており、対物レンズソケット9を介して対物レンズ21の先端部に取り付けられる。また、対物レンズキャップ50を形成する底板52は、光束を通過させるための3つの開口53を有する。各開口53は、LSMユニット4から出力された光を固浸レンズ6側に通すと共に、半導体デバイス11によって反射され固浸レンズ6から出力された光を対物レンズ21側に通す。各開口53は、略扇状をなし、対物レンズキャップ50の中心に対して互いに同心状であって周方向に等間隔に配置されている。これによって、隣り合う開口53,53間には、レンズ保持部60と底板52とを連結すると共に、対物レンズキャップ50の中心から放射状に延びる3つの連結部54が等間隔で形成されることになる。
レンズ保持部60は、3つの連結部54の交差部分から対物レンズキャップ50に略直交する方向(対物レンズ21の光軸L方向)に延在するレンズ保持部材61と、円筒形状のレンズカバー63とを有する。レンズ保持部材61は、各連結部54上に位置すると共に、固浸レンズ6を受ける3つの保持片62からなる。各保持片62は、レンズ保持部材61の中心線に対して放射状に配置されると共に、幅dがレンズ保持部材61の中心線に向かうにつれて狭くなるテーパ形状を有している。
各保持片62の先端部(対物レンズキャップ50と反対側の端部)には、固浸レンズ6の上面6aの曲率とほぼ同じ曲率を有するレンズ受け面62aがそれぞれ形成されており、レンズ保持部材61は、3つのレンズ受け面62aによって固浸レンズ6を安定的に受けることになる。また、各保持片62の先端部には、レンズカバー63を固定するための爪部62bがそれぞれ形成されている。レンズカバー63は底板64を有しており、底板64の周縁部には、爪部62bに嵌め合わされる周壁65が設けられている。底板64には、固浸レンズ6の底面6bを外側(試料10側)に突出させるための開口64aが形成されている。
図5は、固浸レンズ6がレンズ保持部60に保持されている状態を示す拡大断面図である。この構成では、レンズ保持部材61のレンズ受け面62aとレンズカバー63との間に固浸レンズ6を配置してから、接着剤などによってレンズカバー63をレンズ保持部材61に固定することによって、固浸レンズ6の底面6bが開口64aから突出した状態で、固浸レンズ6がレンズ受け面62aとレンズカバー63との間に収容・保持されることになる。
固浸レンズ6がレンズ保持部60に保持されている状態では、固浸レンズ6の上面6aとレンズ保持部材61のレンズ受け面62aとの間には間隙(クリアランス)が設けられている。このため、固浸レンズ6は、レンズ保持部60に対して固定されずにフリーな状態で保持されることとなる。これにより、固浸レンズ6は、レンズ保持部材61に対して自由に動くことが可能となる。
固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触していない状態では、固浸レンズ6は、レンズカバー63の底板64に自重方向に支持されることになる。一方、XYZステージ7の操作によって対物レンズ21がその光軸L方向に移動させられることで、固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触した状態では、固浸レンズ6の上面6aがレンズ保持部材61のレンズ受け面62aに接触し、固浸レンズ6がレンズカバー63の底板64から離れた状態で保持されることになる。このとき、固浸レンズ6はレンズ保持部材61に対してフリーな状態で保持されているため、固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触するときには、固浸レンズ6の底面6bが半導体デバイス11の裏面に倣って密着しやすくなる。
固浸レンズ6と半導体デバイス11とが接触した状態では、図5(a)に示すように、固浸レンズ6の上面6aの頂上がレンズ保持部材61のレンズ受け面62aに1点で接触するような構造であるのが望ましい。これにより、固浸レンズ6が当該接触点を中心としてレンズ保持部材61に対して十分に動くようになるため、固浸レンズ6と半導体デバイス11との良好な面接触を得ることができる。
ただし、レンズ受け面62aは湾曲状(R状)をなしているため、レンズ受け面62aの加工精度を上げるのは極めて困難であり、レンズ受け面62aの曲率半径に加工誤差が生じることは避けられない。このため、固浸レンズ6と半導体デバイス11とが接触した状態では、図5(b)に示すように、固浸レンズ6の上面6aの複数部分がレンズ保持部材61のレンズ受け面62aに接触することがある。
固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触した状態で、フォーカス位置の調整などによって更に固浸レンズ6が押し下げられると、固浸レンズ6から加わる力によって半導体デバイス11が損傷する虞がある。そこで、ホルダ本体8は、図4に示すように、各連結部54に加わる応力を検出する検出応力検知センサSをそれぞれ有することが好ましい。各応力検知センサSは、ペリフェラルコントローラ33に電気的に接続されており、応力検知センサSにより所定の応力以上の力が検知されると、ペリフェラルコントローラ33がXYZステージ7の駆動を停止する。これによって、所定の負荷以上の力が半導体デバイス11に加わらないようになっている。
図6は、対物レンズソケット9の断面図である。図2及び図6に示すように、対物レンズソケット9は、対物レンズ21の対物レンズ鏡筒26の先端部(前端部)に嵌め合わされる円筒形状のベース部70と、このベース部70に嵌め合わされる可動部材80とを有する。
図7(a)は、ベース部70及び可動部材80を対物レンズ21側から見た図であり、図7(b)は、ベース部70及び可動部材80の側面図であり、図7(c)は、ベース部70及び可動部材80を試料10側から見た図である。図7では、ベース部70に可動部材80が嵌め合わされた状態を示しているが、連結ピンなどの図示は省略している。
図6及び図7に示すように、ベース部70及び可動部材80は、それぞれ底板71,81を有しており、この底板71,81の中心側には、対物レンズ21から出力される光束又は対物レンズ21に入射される光束を通すための円形の開口72,82がそれぞれ形成されている。開口72,82の直径は、光束を遮らない大きさであればよく、開口82の直径は開口72の直径よりも大きくなっている。ベース部70の開口72の周りには、複数の貫通孔73が形成されており、ベース部70は、貫通孔73を介して対物レンズ21の対物レンズ鏡筒26に螺子止めされる。
底板71,81の周縁部には周壁74,83がそれぞれ設けられている。周壁74の内径は、対物レンズ鏡筒26の先端部の外径に等しく、ベース部70は対物レンズ21の対物レンズ鏡筒26の先端部に嵌め合わされて取り付けられる。
また、周壁74の外径と周壁83の内径とは等しく、可動部材80は、ベース部70に嵌め合わされるようになっている。そして、周壁74の外面と周壁83の内面とは摺動接触しており、その結果として、可動部材80は、ベース部70に対して光軸L方向に摺動可能である。周壁83の外径(可動部材80の外径)は、対物レンズキャップ50(図2参照)の周壁51の内径に等しい。そして、可動部材80の底板81側の端部の外周面には、対物レンズキャップ50の周壁51を螺合させるための螺子溝84(図7(b)参照)が形成されており、可動部材80に対物レンズキャップ50を取り付けられるようになっている。
可動部材80の周壁83には、互いに対向する一対の貫通孔85が設けられており、ベース部70の周壁74において各貫通孔85とそれぞれ対応する位置に形成された貫通孔75にピンP1を挿入することによって、可動部材80はベース部70に連結される。貫通孔85は、光軸L方向の長さが周方向の長さよりも長い長円形状を有しており、貫通孔85の周方向の長さはピンP1の外径とほぼ同じである。その結果、可動部材80は、光軸L方向に対しては、長円形状の光軸L方向の長さだけベース部70に対して可動でき、周方向に対しては、回転が防止されることになる。
ベース部70と可動部材80とは、ベース部70の周壁74の底面に形成された3つのバネ収容溝76にそれぞれ収容されたバネ100を挟んで嵌め合わされる。なお、図2では、バネ収容溝76と貫通孔85とを同じ断面で表示しているが、これらの配置関係は実際には異なり、実際の配置は図7に示している。バネ収容溝76の深さは、バネ100の自然長よりも短いので、バネ100の先端部はバネ収容溝76から突出する。
従って、ベース部70に可動部材80が嵌め合わされた状態では、バネ100の両端部は、それぞれバネ収容溝76の底面76a(図6中の上側の面)及び可動部材80の底板81に当接し、可動部材80を光軸L方向に付勢することになる。これによって、半導体デバイス11を観察するときには、固浸レンズ6は、半導体デバイス11に付勢されて密着されるようになる。
ここで、バネ100による付勢力が強すぎると、前述したように半導体デバイス11が損傷する虞がある。そのため、対物レンズソケット9は、図2及び図6に示すように、ベース部70に対する可動部材80の光軸L方向における位置(部材位置)を検出する部材位置検出部110を有する。
図8は、部材位置検出部110の構成を示す図である。図8は、図6の矢印A2の方向から見た状態を示しており、ホルダ本体8を取り付けた状態の図である。図6及び図8に示すように、部材位置検出部110は、センサ保持部材111と、このセンサ保持部材111に保持された2つの近接センサ112,113と、略L字状の金属板114とを有する。
センサ保持部材111は、外形が略直方体であってベース部70の周壁74の上面に形成された螺子孔77(図7(a)参照)に螺子止めされている。センサ保持部材111は、近接センサ112,113の先端部がセンサ保持部材111から突出するように近接センサ112,113を保持している。
金属板114は、可動部材80の周壁83の上面に形成された螺子孔86(図7(a)参照)に螺子止めされており、可動部材80に合わせて光軸L方向に動くことになる。そして、金属板114は、その一部(光軸L方向に延びる部分)が近接センサ112,113と対面するように配置されている。
近接センサ112,113は、光軸L方向に互いに段違いであって光軸Lと直交する方向に並列に配置された状態で、センサ保持部材111に保持されている。近接センサ112,113は、ペリフェラルコントローラ33(図1参照)に電気的に接続されており、金属板114が近づく(図6中、上側に移動する)ことによる磁界の変化によって金属板114を検出することで、ベース部70に対する可動部材80の位置を検出する。
近接センサ112は、ベース部70と可動部材80との間に配置されたバネ100が自然長のときから縮み始めたときに金属板114と対面するように配置されている。これにより、固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触したときに、近接センサ112は金属板114を検出することになる。このため、近接センサ112は、固浸レンズ6と半導体デバイス11との接触開始位置に対応する可動部材80の位置を検出するセンサとして機能する。
また、近接センサ113は、近接センサ112よりも上側に配置されており、固浸レンズ6を介したバネ100による半導体デバイス11への付勢を停止するための可動部材80の位置を検出する。つまり、近接センサ113は、半導体デバイス11に損傷を与えない範囲の最大の付勢力を生じせしめるような可動部材80のベース部70に対する位置を検出できるように、近接センサ112よりも上方に配置されている。
ここで、図9を参照して、部材位置検出部110の動作について説明する。図9(a)に示すように、先ず、ペリフェラルコントローラ33によって対物レンズ21のフォーカス位置の調整が実施されているとき、対物レンズ21に伴って対物レンズソケット9が半導体デバイス11側に押し下げられると、固浸レンズ6は半導体デバイス11に接触することになる。
固浸レンズ6は可動部材80に取り付けられたホルダ本体8に保持されているので、固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触することで可動部材80はベース部70側に押され、その結果として、金属板114も上側に移動するので、近接センサ112が金属板114を検出する。すなわち、半導体デバイス11への固浸レンズ6の接触が検出される。近接センサ112の検出結果は、ペリフェラルコントローラ33を介して指示部42に入力され、操作者(観察者)に固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触したことを知らせる。
そして、図9(b)に示すように、対物レンズ21が半導体デバイス11側に更に押し下げられた状態(すなわち、対物レンズソケット9が押し下げられた状態)では、近接センサ112は金属板114を検出している旨の検出結果を出力し続けており、近接センサ113が金属板114を検出していない状態では、継続してフォーカス位置の調整が実施される。
また、図9(c)に示すように、対物レンズソケット9が半導体デバイス11側に更に押し下げられ、近接センサ113が金属板114を検出したとき、ペリフェラルコントローラ33は、対物レンズ21の押し下げを停止する。これによって、設定した付勢力以上の負荷が半導体デバイス11に加えられないので、フォーカス位置の調整などによって半導体デバイス11が損傷することが抑制されることになる。
ところで、上述したように、ホルダ本体8におけるレンズ保持部材61のレンズ受け面62aの加工状態によっては、固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触したときに、図5(b)に示すように固浸レンズ6の複数箇所がレンズ受け面62aに接触することがあり、この場合には固浸レンズ6が動きにくくなる。また、固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触したときに、図5(a)に示すように固浸レンズ6の上面6aがレンズ受け面62aに1点接触の状態になっている場合でも、例えばレンズ受け面62aに生じたバリや埃等によって固浸レンズ6の自由な動きが妨げられることがある。そのような場合には、固浸レンズ6と半導体デバイス11との密着性が不十分になってしまう虞がある。
そこで、本実施形態の半導体検査装置1は、固浸レンズ6を半導体デバイス11に確実に密着させるべく、図2、図3及び図6に示すように、固浸レンズホルダ200のホルダ本体8を振動させる振動発生部120を更に備えている。
振動発生部120は、略L字状のモータ保持部材130と、このモータ保持部材130に保持・固定された振動モータ140(前述)とを有する。振動モータ140は、ペリフェラルコントローラ33(図1参照)に電気的に接続されている。
モータ保持部材130は、例えば対物レンズソケット9におけるベース部70の周壁74の上面に形成された螺子孔77(図7(a)参照)に螺子止めされている。また、モータ保持部材130は、振動モータ140がモータ保持部材130を水平方向(半導体デバイス11に対して平行な方向)に貫通するように振動モータ140を保持している。つまり、振動モータ140は、その出力軸141が水平方向に延在するようにモータ保持部材130に保持されることとなる。
振動モータ140の出力軸141には、重り142が取り付けられている。この重り142は、円筒形状ではなく断面略L字状を有しており、出力軸141に対して偏心して重量的にアンバランスな構造となっている。このような構造によって、振動モータ140の出力軸141を高速で回転駆動させると、振動モータ140を保持したモータ保持部材130に振動が発生するようになる。すなわち、出力軸141に対して重量的に偏った構造の重り142は、振動を生じさせる振動子として機能するものである。
このような振動発生部120で発生した振動は、対物レンズソケット9のベース部70を介してホルダ本体8を伝搬し、ホルダ本体8のホルダ保持部60から固浸レンズ6に伝えられる。そして、固浸レンズ6がホルダ保持部60に対して揺れ動くようになる。従って、上述したように固浸レンズ6の自由な動きが妨げられていても、それが固浸レンズ6の振動によって強制的にキャンセルされるようになる。
ここで、振動発生部120と、ホルダ本体8のレンズ保持部60の構造つまり固浸レンズ6をフリーの状態に保持する構造とは、固浸レンズホルダ200に保持された固浸レンズ6を振動させる振動発生手段を構成するものである。
振動発生部120の振動モータ140は、解析部Cからの指示によりペリフェラルコントローラ33を介して制御される。図10は、解析部Cの機能ブロックを示す図である。図10において、解析部Cの画像解析部41は、画像入力部41aと、画像記憶部41bと、輝度値算出部41cと、入射光量取得部41dと、閾値記憶部41eと、光学的結合判定部41fとを有する。
画像入力部41aは、高感度カメラ3により取得された半導体デバイス11の発光画像等の観察画像を、カメラコントローラ31を介して入力する。また、画像入力部41aは、LSMユニット4により取得された半導体デバイス11からの回路パターンの反射光の像(反射光像)や、固浸レンズ6からの反射光像を、LSMコントローラ32を介して入力する。画像記憶部41bは、画像入力部41aで入力されたこれらの観察画像や反射光像を記憶する。
輝度値算出部41cは、画像入力部41aで入力された反射光像の輝度値を算出することにより、反射光像の反射光量mを算出する。入射光量取得部41dは、LSMユニット4から出射されて半導体デバイス11に入射される赤外レーザ光の光量(入射光量)nをLSMコントローラ32より取得する。
反射光量mを算出するために使用される反射光像は、固浸レンズ6からの反射光像であっても良いし、半導体デバイス11からの反射光像であっても良い。以下、光学的結合の判定において、固浸レンズ6からの反射光像の反射光量mを使用する実施形態について詳述する。
光学的結合判定部41fは、入射光量取得部41dで取得された入射光量nと輝度値算出部41cで算出された反射光量mとに基づいて、固浸レンズ6と半導体デバイス11との光学的結合(エバネッセント結合)が得られているかどうかを判断する。固浸レンズ6と半導体デバイス11とのエバネッセント結合が得られているかどうかは、LSMユニット4から出射された赤外レーザ光(入射光)を固浸レンズ6の底面6bにフォーカシングしたときに得られる反射光量に基づいて判断される。
具体的には、固浸レンズ6と半導体デバイス11とのエバネッセント結合が得られていない状態で、入射光を固浸レンズ6の底面6bにフォーカシングすると、その入射光が固浸レンズ6の底面6bで全反射されるため、入射光量と反射光量とが実質的に等しくなる。固浸レンズ6と半導体デバイス11との接触面の一部においてエバネッセント結合が得られている状態で、入射光を固浸レンズ6の底面6bにフォーカシングすると、その入射光の一部だけが固浸レンズ6の底面6bで反射されるため、反射光量が入射光量に比して少なくなる。固浸レンズ6と半導体デバイス11との接触面全体においてエバネッセント結合が得られている状態で、入射光を固浸レンズ6の底面6bにフォーカシングすると、その入射光の大部分が半導体デバイス11へ透過するため、固浸レンズ6の底面6bからの反射光が殆ど発生しない。
そこで、光学的結合判定部41fは、入射光量取得部41dにより得られた入射光量nと輝度値算出部41cにより得られた反射光量mとの相対比率(m/n)を算出し、閾値記憶部41eに予め記憶されている判定用閾値Aと相対比率(m/n)とを比較することにより、固浸レンズ6と半導体デバイス11とのエバネッセント結合が得られているかどうかを判断する。
図11は、半導体デバイス11の観察画像を取得する際に解析部Cによって実行される処理手順の詳細を示すフローチャートである。以下、図11に示すフローチャートを用いて、半導体デバイス11を観察する方法について説明する。
まずXYZステージ7を制御することで対物レンズ21を光軸L方向(Z軸方向)に沿って半導体デバイス11側に移動させ、対物レンズソケット9を半導体デバイス11側に押し下げる。そして、LSMユニット4及びペリフェラルコントローラ33を介して入力された部材位置検出部110の検出値に基づいて、固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触したかどうかを検知・判断する(手順S101)。
固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触したと判断されたときは、ペリフェラルコントローラ33からの制御信号によって振動モータ140を駆動させることにより、振動発生部120に振動を発生させる(手順S102)。すると、振動発生部120で発生した振動が固浸レンズホルダ200を介して固浸レンズ6に伝わり、固浸レンズ6が半導体デバイス11に接触した状態で振動するようになる。
続いて、LSMユニット4から出射された赤外レーザ光(入射光)を固浸レンズ6の底面6bにフォーカシングさせて、固浸レンズ6の底面6bからの反射光像をLSMユニット4及びペリフェラルコントローラ33を介して入力する。そして、上述したように固浸レンズ6の底面6bからの反射光像の反射光量mを算出し、この反射光量mの入射光量nに対する比率(m/n)が判定用閾値Aを越えていないかどうかを判断する(手順S103)。
入射光量nに対する反射光量mの比率(m/n)が判定用閾値Aを越えているときは、固浸レンズ6と半導体デバイス11とのエバネッセント結合が得られていないと判断され、手順S102に戻り、再び振動発生部120により固浸レンズホルダ200に振動を発生させることで、固浸レンズ6を振動させる。
一方、入射光量nに対する反射光量mの比率(m/n)が判定用閾値Aを越えていないときは、固浸レンズ6と半導体デバイス11とのエバネッセント結合が得られていると判断され、ペリフェラルコントローラ33からの制御信号によってXYZステージ7を駆動することにより、半導体デバイス11内の所定の観察面に対して入射光の焦点合わせを行う(手順S104)。そして、高感度カメラ3により撮像して得られた半導体デバイス11の観察画像をカメラコントローラ31より取得し、その観察画像を画像記憶部41bに記憶する(手順S105)。以上により、半導体デバイス11の観察処理が終了する。
ここで、上記の手順S101,S102,S104は、指示部42において実行される。上記の手順S103は、画像解析部41の画像入力部41a、輝度値算出部41c、入射光量取得部41d、閾値記憶部41e、光学的結合判定部41fにおいて実行される。上記の手順S105は、画像解析部41の画像入力部41a及び画像記憶部41bにおいて実行される。
また、ペリフェラルコントローラ33及び指示部42(図11の手順S102)は、固浸レンズ6を振動させるように振動発生手段120を制御する振動制御手段を構成する。部材位置検出部110、LSMユニット4、LSMコントローラ32及び指示部42(図11の手順S101)は、観察対象物11への固浸レンズ6の接触を検知する接触検知手段を構成する。LSMユニット4、LSMコントローラ32及び画像解析部41の画像入力部41aは、照明手段4により観察対象物11へ向けて光が照射されたときに、固浸レンズ6又は観察対象物11からの反射光像を取得する画像取得手段を構成する。画像解析部41の輝度値算出部41c、入射光量取得部41d、閾値記憶部41e、光学的結合判定部41fは、画像取得手段により取得された反射光像を解析する解析手段を構成する。
次に、固浸レンズ6と半導体デバイス11との光学的密着の程度の判定において、反射光量mとして半導体デバイス11からの反射光像を使用する場合について説明する。
固浸レンズ6の底面6bからの反射光像を使用する上記実施形態では、反射光像の取得に際し、固浸レンズ6の底面6bに対してフォーカシングしたが、半導体デバイス11からの反射光像を使用する場合は、半導体デバイス11の所定の観察面に対してフォーカシングされたときに得られる反射光像が使用される。そして、光学的結合判定部41fは、入射光量取得部41dで取得された入射光量nと輝度値算出部41cで算出された反射光量mとに基づいて、固浸レンズ6と半導体デバイス11との光学的結合(エバネッセント結合)が得られているかどうかを判断する。
具体的には、上記実施形態と同様に、光学的結合判定部41fは、入射光量取得部41dにより得られた入射光量nと輝度値算出部41cにより得られた反射光量mとの相対比率(m/n)を算出し、閾値記憶部41eに予め記憶されている判定用閾値Bと相対比率(m/n)とを比較することにより、固浸レンズ6と半導体デバイス11とのエバネッセント結合が得られているかどうかを判断する。
入射光量nに対する反射光量mの比率(m/n)が判定用閾値Bを越えていないときは、固浸レンズ6と半導体デバイス11とのエバネッセント結合が得られていないと判断され、手順S102に戻り、再び振動発生部120により固浸レンズホルダ200に振動を発生させることで、固浸レンズ6を振動させる。
一方、入射光量nに対する反射光量mの比率(m/n)が判定用閾値Bを越えているときは、固浸レンズ6と半導体デバイス11とのエバネッセント結合が得られていると判断され、ペリフェラルコントローラ33からの制御信号によってXYZステージ7を駆動することにより、半導体デバイス11内の所定の観察面に対して入射光の焦点合わせを行う(手順S104)。そして、高感度カメラ3により撮像して得られた半導体デバイス11の観察画像をカメラコントローラ31より取得し、その観察画像を画像記憶部41bに記憶する(手順S105)。以上により、半導体デバイス11の観察処理が終了する。
以上のように本実施形態においては、固浸レンズホルダ200を振動させる振動発生部120を設けたので、固浸レンズ6を振動させながら半導体デバイス11に密着させることができる。これにより、固浸レンズ6の自由な動きが阻害されることが防止され、固浸レンズ6の底面6bが半導体デバイス11の裏面に倣うように密着するようになるため、固浸レンズ6と半導体デバイス11とを十分に密着させることができる。その結果、固浸レンズ6と半導体デバイス11との光学的なエバネッセント結合が確実に得られるようになるため、半導体デバイス11の高精度の観察を行うことが可能となる。
また、固浸レンズ6と半導体デバイス11との良好な光学的密着(エバネッセント結合)が達成されるまで、振動発生部120による固浸レンズホルダ200の振動処理を自動的に行うようにしたので、操作者の利便性を向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば上記実施形態では、ホルダ本体8の外形が略T字状をなしているが、例えば図12に示すようなホルダ本体160を用いても良い。ホルダ本体160は、固浸レンズ6を頂点として対物レンズ21側に向かって外径が広がったテーパ形状のレンズ保持部材161と、上記のレンズカバー63とを有する。この場合でも、固浸レンズ6は、図13に示すように、その底面6bがレンズカバー63の開口64aから突出するように、レンズ保持部材161に対してフリーの状態で保持される。
また、上記実施形態では、固浸レンズホルダ200が対物レンズ21の前端部に取り付けられる構成としたが、これに限定されるものではない。その他の変形例として、固浸レンズ6を、対物レンズ21と観察対象物との間(対物レンズ21の前面側)であって、かつ対物レンズ21の光軸上に配置可能に構成される固浸レンズホルダが挙げられる。この場合、固浸レンズホルダは、例えばマニピュレータにより挿脱可能に支持され、振動発生部は、固浸レンズホルダ又はマニピュレータに取り付けられる。
また、上記実施形態では、振動モータ140は、その出力軸141が水平方向に延びるようにモータ保持部材130に保持されているが、図14に示すように、振動モータ140の出力軸141が垂直方向に延びるような構造としてもよい。
さらに、上記実施形態では、振動発生部120が固浸レンズホルダ200の対物レンズソケット9に取り付けられているが、可能であれば、ホルダ本体8や対物レンズ21の対物レンズ鏡筒26等に振動発生部120を取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、振動モータ140の自動制御によって固浸レンズ6を振動させるようにしたが、半導体デバイス11の観察方法としては、特にそのような全自動式に限られず、固浸レンズ6と半導体デバイス11との良好な光学的密着が得られていないと観察者が判断した場合に、観察者自身がマニュアル操作により振動モータ140をON/OFFさせてもよい。
さらに、上記実施形態は、半導体デバイス11の観察画像を取得して検査を行うものであるが、半導体以外の試料を観察対象物としても良いことは言うまでもない。
本発明に係る観察装置の一実施形態である半導体検査装置の構成図である。 図1に示した顕微鏡の対物レンズ及び固浸レンズホルダの構成を示す断面図である。 図2に示した対物レンズ及び固浸レンズホルダの斜視図である。 図2に示したホルダ本体の分解斜視図である。 図4に示した固浸レンズがレンズ保持部に保持されている状態を示す拡大断面図である。 図2に示した対物レンズソケットの断面図である。 図6に示した対物レンズソケットの平面図、側面図(一部断面を含む)及び裏面図である。 図6に示した部材位置検出部の構成図である。 図8に示した部材位置検出部及び固浸レンズホルダの動作を示す断面図である。 図1に示した解析部の機能ブロック図である。 半導体デバイスの観察画像を取得する際に図11に示した解析部によって実行される処理手順の詳細を示すフローチャートである。 変形例として他の固浸レンズホルダを示す断面図である。 図12に示したレンズ保持部材に固浸レンズが保持されている状態を示す拡大断面図である。 変形例として更に他の固浸レンズホルダを対物レンズと共に示す斜視図である。
符号の説明
1…半導体検査装置(観察装置)、3…高感度カメラ(画像取得手段)、4…LSMユニット(照明手段、接触検知手段、画像取得手段)、5…顕微鏡、6…固浸レンズ、8…ホルダ本体、11…半導体デバイス(観察対象物)、20…光学系、21…対物レンズ、32…LSMコントローラ(接触検知手段、画像取得手段)、33…ペリフェラルコントローラ(振動制御手段)、41…画像解析部、41a…画像入力部(画像取得手段)、41c…輝度値算出部(解析手段)、41d…入射光量取得部(解析手段)、41e…閾値記憶部(解析手段)、41f…光学的結合判定部(解析手段)、42…指示部(振動制御手段、接触検知手段)、60…レンズ保持部(振動発生手段)、110…部材位置検出部(接触検知手段)、120…振動発生部(振動発生手段)、200…固浸レンズホルダ。

Claims (6)

  1. 対物レンズを含む光学系を有し、観察対象物を拡大して観察する顕微鏡と、
    前記対物レンズの光軸上に配置される固浸レンズを保持する固浸レンズホルダと、
    前記固浸レンズホルダに保持された前記固浸レンズを振動させる振動発生手段とを備えることを特徴とする観察装置。
  2. 前記固浸レンズを振動させるように前記振動発生手段を制御する振動制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の観察装置。
  3. 前記観察対象物への前記固浸レンズの接触を検知する接触検知手段を更に備え、
    前記振動制御手段は、前記接触検知手段により前記観察対象物への前記固浸レンズの接触が検知されたときに、前記固浸レンズを振動させるように前記振動発生手段を制御することを特徴とする請求項2記載の観察装置。
  4. 前記観察対象物に光を照射する照明手段と、
    前記照明手段により前記観察対象物へ向けて光が照射されたときに、前記固浸レンズ又は前記観察対象物からの反射光像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された反射光像を解析する解析手段とを更に備え、
    前記振動制御手段は、前記解析手段による前記反射光像の解析結果に応じて、前記固浸レンズを振動させるように前記振動発生手段を制御することを特徴とする請求項2または3記載の観察装置。
  5. 前記解析手段は、前記照明手段により照射される光の入射光量を取得する手段と、前記反射光像の反射光量の前記入射光量に対する比率を所定値と比較する手段とを有し、
    前記振動制御手段は、前記反射光量の前記入射光量に対する比率と所定値との比較結果に応じて、前記固浸レンズを振動させるように前記振動発生手段を制御することを特徴とする請求項4記載の観察装置。
  6. 対物レンズを含む光学系を有し、観察対象物を拡大して観察する顕微鏡と、前記対物レンズの光軸上に配置される固浸レンズを保持する固浸レンズホルダと、前記固浸レンズホルダに保持された前記固浸レンズを振動させる振動発生手段とを備える観察装置を準備する工程と、
    前記振動発生手段により前記固浸レンズホルダに保持された前記固浸レンズを振動させると共に、前記固浸レンズを前記観察対象物に密着させる工程と、
    前記固浸レンズが前記観察対象物に密着された後、前記顕微鏡により前記観察対象物を観察する工程とを含むことを特徴とする観察方法。
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