JP6588278B2 - 走査プローブ顕微鏡および走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法 - Google Patents

走査プローブ顕微鏡および走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、試料の表面に探針を近接させて走査することにより、試料の表面形状や粘弾性等の各種の物性情報を測定する走査プローブ顕微鏡およびその光軸調整方法に関する。
走査プローブ顕微鏡(SPM:Scanning Probe Microscope)は、カンチレバーの先端に取付けた探針を試料表面に近接又は接触させ、試料の表面形状を測定するものである。この走査プローブ顕微鏡として、レーザ光をカンチレバー先端の背面に照射し、その反射光を検出する、いわゆる光テコ方式を採用したものが知られている。光テコ方式では、カンチレバーに照射した光の反射光の位置ずれをカンチレバーの変位として検出し、カンチレバーの変位量を一定に保つようフィードバック制御しながら試料表面を走査する。そして、このフィードバック制御信号を高さや物性情報として、試料表面の表面形状や粘弾性等の物性を測定することができる。
ところで、光テコ方式では、カンチレバーから反射された反射光の強度が最も高くなるよう、カンチレバーにレーザ光を正確に合わせる必要がある。さらに反射光を検出する検出器の位置を調整する「光軸調整」が必要である。そこで、カンチレバーの直上に光学顕微鏡及びビデオカメラを設置すると共に、光学顕微鏡の光軸上にビームスプリッタを配置し、側方から出射されたレーザ光を、ビームスプリッタを介して下方に導いてカンチレバーに照射する技術が開発されている(特許文献1)。この技術によれば、レーザ光の一部がビームスプリッタを介して上方に向けられ、光学顕微鏡でレーザ光の位置を直接確認できるので、光軸調整が容易になる。
一方、レーザ光を斜めにカンチレバーに照射する場合、光学顕微鏡で確認可能なレーザ光のスポット位置と、カンチレバーに実際に照射するレーザ光の位置とが一致せず、しかもカンチレバーに照射するレーザ光を光学顕微鏡で直接視認できないので、光軸調整を勘で行わざるを得ず、熟練を要するという問題がある。そこで、カンチレバーの下方に光学顕微鏡の観察画像のピントが合う補助照射面を設けることで、カンチレバーに照射するレーザ光を視認できるようにし、光軸調整を容易にする技術が開発されている(特許文献2)。
特開2012-225722号公報 特開2014-44144号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術の場合、光学顕微鏡の光軸上にビームスプリッタ(反射部)が配置され、光学顕微鏡の光軸中心を遮るので、顕微鏡の分解能が低下するという問題がある。また、この技術はレーザ光を斜めにカンチレバーに照射する走査プローブ顕微鏡には適用することができない。
一方、特許文献2記載の技術の場合、補助照射面を設ける必要があるので、装置が複雑になったり、小型化が難しくなるという問題がある。また、作業者がレーザ光を見ながら手動で光軸調整をする点で、依然として光軸調整に熟練や時間を要する。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、走査プローブ顕微鏡に配置した対物レンズを用いて光テコの光軸調整を自動的に行える走査プローブ顕微鏡の提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の走査プローブ顕微鏡は、試料の表面に近接させる探針が設けられたカンチレバーと、前記カンチレバーを水平面に対して所定の取付角で取り付けるカンチレバー支持部と、前記カンチレバー支持部に取り付ける前の前記カンチレバーを保持するカンチレバー供給機構と、前記カンチレバーの位置を調整する移動機構と、検出光を照射する光源部と、前記カンチレバーに設けられた反射面で反射された前記検出光を検出し、前記カンチレバーの変位を検出する検出部と、前記カンチレバーに対向して配置され、該カンチレバーの近傍を観察又は撮像する対物レンズと、を備えた走査プローブ顕微鏡であって、さらに、前記カンチレバーを前記カンチレバー支持部に取り付けないで前記カンチレバー供給機構に取り付けた状態で、前記対物レンズで撮像した前記検出光が前記試料の表面で反射されたスポット光のスポット位置を検出し、前記対物レンズで撮像した前記カンチレバー供給機構に取り付けられた状態の前記カンチレバーの位置を検出し、前記スポット位置、前記カンチレバーの位置、前記検出光の入射角、及び前記取付角に基づき、前記カンチレバーを前記カンチレバー供給機構から前記カンチレバー支持部に取り付けたときに前記反射面で前記検出光が反射されるように前記移動機構を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
この走査プローブ顕微鏡によれば、制御手段は、カンチレバーの位置、検出光の入射角、及び取付角に基づき、カンチレバーの反射面に検出光が反射されるように、カンチレバーをカンチレバー支持部に取り付ける位置を幾何学的に自動計算する。そして、制御手段は、カンチレバーがこの取付位置に来るよう、移動機構を制御してカンチレバーをカンチレバー支持部に取り付けるので、対物レンズを用いて光テコの光軸調整を自動的に行える。
前記制御手段は、前記対物レンズで撮像した前記スポット光の形状が所定の円形度以上であるときに、前記スポット位置を検出してもよい。
スポット光が円形から乖離したいびつな形状である場合、検出光の入射が異常であると考えられる。そこで、この走査プローブ顕微鏡によれば、検出光が正常に入射しているか否かを判断することができる。
前記検出部の位置を調整する検出部移動機構をさらに備え、前記制御手段は、前記検出部で検出される前記検出光の強度が最大となるように前記検出部移動機構を制御してもよい。
この走査プローブ顕微鏡によれば、検出部の光軸調整も自動的に行うことができる。
前記制御手段は、前記対物レンズで撮像した前記スポット光の重心を前記スポット位置として検出し、前記カンチレバーの重心及び前記カンチレバーの長軸の方向を前記カンチレバーの位置として検出してもよい。
カンチレバーが自身の移動方向と斜めにカンチレバー供給機構に保持されている場合、カンチレバーが移動方向に対して斜めに移動してしまうため、上記取付位置に正確にカンチレバーを移動することが困難になる。そこで、カンチレバーが自身の移動方向と、カンチレバーの長軸の方向とのずれ角を検出することで、カンチレバーを上記取付位置に正確に移動できるようになる。
本発明の走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法は、試料の表面に近接させる探針が設けられたカンチレバーと、前記カンチレバーを水平面に対して所定の取付角で取り付けるカンチレバー支持部と、前記カンチレバー支持部に取り付ける前の前記カンチレバーを保持するカンチレバー供給機構と、前記カンチレバーの位置を調整する移動機構と、検出光を照射する光源部と、前記カンチレバーに設けられた反射面で反射された前記検出光を検出し、前記カンチレバーの変位を検出する検出部と、前記カンチレバーに対向して配置され、該カンチレバーの近傍を観察又は撮像する対物レンズと、を備えた走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法であって、前記カンチレバーを前記カンチレバー支持部に取り付けないで前記カンチレバー供給機構に取り付けた状態で、前記対物レンズで撮像した前記検出光が前記試料の表面で反射されたスポット光の前記スポット位置を検出するスポット位置検出工程と、前記対物レンズで撮像した前記カンチレバー供給機構に取り付けられた状態の前記カンチレバーの位置を検出するカンチレバー位置検出工程と、前記スポット位置、前記カンチレバーの位置、前記検出光の入射角、及び前記取付角に基づき、前記カンチレバーを前記カンチレバー供給機構から前記カンチレバー支持部に取り付けたときに前記反射面で前記検出光が反射されるよう、前記カンチレバーの取付位置を幾何学的に算出するカンチレバー取付位置算出工程と、前記カンチレバーが前記取付位置に来るよう、前記移動機構を制御して前記カンチレバーを前記カンチレバー支持部に取り付けるカンチレバー取付工程と、を有する。
この走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法によれば、カンチレバーの位置、検出光の入射角、及び取付角に基づき、カンチレバーの反射面に検出光が反射されるように、カンチレバーをカンチレバー支持部に取り付ける位置を幾何学的に自動計算する。そして、カンチレバーがこの取付位置に来るよう、移動機構を制御してカンチレバーをカンチレバー支持部に取り付けるので、対物レンズを用いて光テコの光軸調整を自動的に行える。


本発明の走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法において、前記スポット位置検出工程は、前記スポット光の画像データを取得する画像取得工程と、画像処理により前記スポット光の重心を前記スポット位置として取得するスポット位置取得工程と、前記スポット位置の取得の成否を判定するスポット位置取得判定工程と、を含んでもよい。
この走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法によれば、スポット位置の取得ができなかった場合には、スポット光の検出条件の変更等をして、スポット位置の再取得を確実に行うことができる。
前記スポット位置取得工程は、前記画像取得工程で取得した前記画像データを前処理する前処理工程と、前記画像データから前記スポット光の領域を判定するスポット領域判定工程と、を含んでもよい。
この走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法によれば、スポット光の領域を超えるノイズ等を排除して、スポット位置を精度よく取得できる。
前記スポット領域判定工程は、前記前処理した前記画像データを二値化する二値化工程と、二値化した前記画像データのうち最大の領域の円形度を算出する円形度算出工程と、前記円形度が閾値を超えているかを判定し、該閾値以上の場合に前記スポット光の重心として取得する円形度判定工程と、を含んでもよい。
スポット光が円形から乖離したいびつな形状である場合、検出光の入射が異常であると考えられる。そこで、この走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法によれば、検出光が正常に入射しているか否かを判断することができる。
本発明によれば、走査プローブ顕微鏡に配置した対物レンズを用いて光テコの光軸調整を自動的に行える。
本発明の実施形態に係る走査プローブ顕微鏡のカンチレバーを取り付けた状態のブロック図である。 カンチレバーを取り付ける前に、光源部からのレーザ光を対物レンズで撮像した光路を示す図である。 図2の部分拡大図である。 対物レンズで撮像したレーザ光のスポット位置を検出する態様を示す模式図である。 対物レンズで撮像したカンチレバーの位置を検出する態様を示す模式図である。 レーザ光のスポット光の重心を検出するフローを示す図である。 スポット光の重心の検出のサブルーチンを示す図である。 スポット光の画像データをラベリングした一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る走査プローブ顕微鏡100のカンチレバー4を取り付けた状態のブロック図、図2は、カンチレバー4を取り付ける前に、光源部1からのレーザ光L0を対物レンズ17で撮像した光路を示す図、図3は図2のカンチレバー4近傍の部分拡大図である。
図1において、走査プローブ顕微鏡100は、試料18の表面に近接させる探針99を先端に有するカンチレバー4と、カンチレバー4の下方に配置されて試料18を載置する試料台(ステージ)19と、光てこに用いるレーザ光(検出光)L0を照射する光源部(半導体レーザ光源)1と、第1反射部(第1ミラー)3と、レーザ光を受光する検出部(4分割光検出素子)6と、第2反射部(第2ミラー)5と、カンチレバー4及び試料18に対向して配置される対物レンズ17と、制御手段40等を有する。なお、対物レンズ17で集光された光は光学顕微鏡本体25で観察又は撮像される。
走査プローブ顕微鏡100は、対物レンズ17のの光軸Oに対し、光源部1からレーザ光L0を斜めに照射するタイプとなっている。又、走査プローブ顕微鏡100は、カンチレバー4側をスキャンして測定を行うレバースキャン方式となっている。
光源部1は、レーザ光を側方に照射する。第1反射部3は、光源部1から照射されるレーザ光L0を光軸Oに対して斜め下方に反射し、カンチレバー4の背面に設けられた反射面(図示せず)に導く。第2反射部5は、カンチレバー4の反射面で上方に反射されたレーザ光を側方に反射して検出部6へ導く。検出部6は第2反射部5よりも外側に配置され、受光面が側方を向いている。
制御手段40は走査プローブ顕微鏡100の動作を制御し、コントローラー、コンピュータ等を備えている。コンピュータは、制御基板、CPU(中央制御処理装置)、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶手段、インターフェース、操作部等を有する。
試料台19はXYステージ28の上方に取り付けられ、XYステージ28はベース部(筐体)22上に固定されている。XYステージ28は、試料台19を水平面内で大まかに2次元移動させ、カンチレバー4と試料18の位置関係を調整するものであり、制御手段40によって動作が制御される。そして、試料台19上に試料18が載置され、試料18が探針99に対向配置されている。なお、XYステージ28上には、複数の交換用カンチレバーを保持したカンチレバー供給機構29が配置されている(交換用カンチレバーは図示せず)。
カンチレバー4は、斜面ブロック11内に設けられた真空配管30により斜面ブロック11に吸着固定され、斜面ブロック11は、加振機(振動子)13に固定されている。
斜面ブロック11が特許請求の範囲の「カンチレバー支持部」に相当する。図1においては、斜面ブロック11はカンチレバーを水平面(xy面)に対して右上がりとなる取付角θ(図3参照)で斜めに取り付けるようになっている。
走査プローブ顕微鏡100においては、変位検出系とカンチレバーを取り付けた斜面ブロック11が一体となり、光ヘッドを構成している。具体的には、ベース部22の垂直方向のブーム部位の側面に粗動機構21を介して連結部26が取付けられている。
連結部26の下面には、中央部が開口する微動機構(スキャナ)20が取付けられている。又、微動機構20の下面には、中央部が開口する枠状の光ヘッド筐体16が固定されている。微動機構20は、光ヘッド筐体16を3次元に移動(微動)させるものであり、光ヘッド筐体16をそれぞれxy(試料18の平面)方向に走査する2つの(2軸の)圧電素子と、光ヘッド筐体16をz(高さ)方向に走査する圧電素子とを備えたフラットスキャナ(アクチュエータ)である。圧電素子は、電界を印加すると結晶がひずみ、外力で結晶を強制的にひずませると電界が発生する素子であり、圧電素子としては、セラミックスの一種であるPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)を一般に使用することができるがこれに限られない。
又、光ヘッド筐体16の下面には光源側モジュール10が取り付けられ、光源側モジュール10の内部には、光源部1及び第1集光レンズ2が取付けられている。さらに、光源側モジュール10には所定のミラーホルダを介して第1反射部3が取り付けられている。
そして、光ヘッド筐体16の開口部に対物レンズ17が設置され、開口部を通して下方のカンチレバー4及び試料18に臨んでいる。
粗動機構21は、連結部26を垂直(Z)方向に大まかに移動させるものであり、制御手段40によって動作が制御される。粗動機構21は、例えばステッピングモータから構成することができる。
微動機構20の各圧電素子は、制御手段40からの所定の制御信号(電圧)により、それぞれxy方向及びz方向へ駆動する。
カンチレバー4は本体部とチップ部とを有し、本体部の側面に接したチップ部が片持ちバネの構造を構成している。カンチレバー4は斜面ブロック11に取付けられ、斜面ブロック11は、加振機(振動子)13に固定されている。そして、加振機13は加振電源(図示せず)からの電気信号により振動し、カンチレバー4及びその先端の探針99を振動させる。カンチレバーの加振方法として、圧電素子、電場や磁場、光照射、電流の通電なども含まれる。加振機13は、カンチレバーを共振周波数近傍で強制振動させるダイナミック・フォース・モード(DFM測定モード)で、試料の形状を測定する際に用いる。
そして、加振機13は光源側モジュール10の下方に取り付けられ、カンチレバー4は光ヘッドの先端に配置されることになる。
さらに、光ヘッド筐体16の下側には、光源側モジュール10に対向して所定のミラーホルダが固定され、このミラーホルダに第2反射部5及び第2集光レンズ23が取り付けられている。さらに、光ヘッド筐体16には2軸調整ステージ14が取り付けられ、2軸調整ステージ14には2軸調整機構14aを介して検出部6が取り付けられている。そして、2軸調整機構14aを、Z方向とY方向(又はX方向)の2方向に調整することで、受光強度が最も高くなるよう、検出部6の位置を調整する「光軸調整」を行うことができる。
2軸調整機構14aが特許請求の範囲の「検出部移動機構」に相当する。2軸調整機構14aは、例えばステッピングモータから構成することができる。
そして、微動機構20の先端に取り付けられたカンチレバー4は、試料18に対して、高さ(Z)方向の位置を制御されつつ試料面(XY)内方向に走査される。このとき、まず、XYステージ28によってカンチレバー4を試料18の表面内の任意の位置に位置決めした後、粗動機構21によりカンチレバー4が試料18に接触又は近接する高さ位置まで送られる。
試料18とカンチレバー4の間に働く原子間力は、カンチレバー4の撓み方向の変位量として、検出部6へ入射されるレーザの光路の変化(入射位置)に反映される。従って、この入射位置からカンチレバー4の変位量が検出部6で検出されることになる。このようにして、試料18と探針99の間に働く原子間力によって生じるカンチレバー4の変位を上述の機構で検出し、カンチレバー4の振動振幅の減衰率が目標振幅となるように微動機構20をz方向に変位させ、探針99と試料18の間に働く原子間力を制御する。そして、この状態で、微動機構20をxy方向に変位させて試料18のスキャンを行い、DFM測定モードで表面の形状や物性値をマッピングする。
このようにして、試料18にカンチレバー4の探針99を近接又は接触させたときのカンチレバー1の変位を、上述の光テコ方式で検出し、微動機構20によりカンチレバー4の変位量を一定に保ちながら試料18表面を走査し、測定を行うことができる。
制御手段40は、プローブ顕微鏡100の各動作を制御し、測定されたデータを取り込み制御し、表面形状測定、表面物性測定などを実現する。そして、xy面内の変位に対して、(i)高さの変位から3次元形状像を、(ii)共振状態の位相の値から位相像を、(iii)振動振幅の目標値との差により誤差信号像を、(iv)探針−試料間の物性値から多機能測定像を、制御手段40上に表示し、解析や処理を行うことにより、プローブ顕微鏡として動作させる。
次に、図2、図3を参照し、本発明の特徴部分である光軸調整について説明する。
図2は、カンチレバー4を斜面ブロック11に取り付ける前の状態(つまり、XYステージ28上のカンチレバー供給機構29にカンチレバー4を保持した状態)で、光源部1からのレーザ光L0を対物レンズ17で撮像した光路を示す。レーザ光L0は試料18の表面上の点Qで反射され、対物レンズ17の光軸Oに沿って入射して光学顕微鏡本体25の撮像素子(CCD素子)でスポット光として撮像される(図4参照)。
一方、図3に示すように、斜面ブロック11にカンチレバー4を取り付けた状態では、光源部1からのレーザ光L0は、カンチレバー4の反射面との交点Pで反射され、反射光L1となって第2反射部5に入射し、検出部6で検出される。
ところが、交点Pを試料18の表面に投影した点P1は点Qと一致せずに変位Dだけずれており、しかもカンチレバー4に照射したレーザ光L0の交点Pでのスポット光(反射光L1)は対物レンズ17の視野外にあるので撮像できない。一方、取付角θ及びレーザ光L0の入射角(光軸Oとのなす角)φは既知であるので、点Qの座標がわかれば、交点Pの座標(即ち、カンチレバー4を斜面ブロック11に取り付ける位置)は幾何学的に決まるので、光軸調整を行えることになる。
具体的には、まず図4に示すように、カンチレバー4を斜面ブロック11に取り付けない状態で、制御手段40は、試料18表面の点Qで反射されたレーザ光L0のスポット光を対物レンズ17で撮像し、画像処理によってレーザ光L0のスポット位置(図4ではスポット光の重心G1)を検出する(スポット位置検出工程 図6のS100)。、図5に示すように、カンチレバー4を斜面ブロック11に取り付けない状態(つまり、カンチレバー供給機構29にカンチレバー4を保持した状態)で、制御手段40は、レーザ光L0を照射しないでカンチレバー4を対物レンズ17で撮像し、画像処理によってカンチレバー4の位置(図5ではカンチレバー4の重心G2)を検出する(カンチレバー位置検出工程 図6のS14)。重心G2は、例えばカンチレバー4の輪郭を画像処理にて抽出して求めることができる。


図5の処理を行う理由は、カンチレバー供給機構29に保持されたカンチレバー4の現在の位置を検出しないと、目標とする交点Pまでのカンチレバー4の移動量を計算できないからである。
また、図5の処理に当たっては、カンチレバー4が自身の移動方向(カンチレバー4を動かす微動機構20のx方向またはy方向)と斜めにカンチレバー供給機構29に保持されたり、カンチレバー4の長さ方向の中心軸(カンチレバー4の長軸Lの延長線)又はエッジ4eがx方向またはy方向に対して直角でない場合がある。この場合、x方向またはy方向に対して、カンチレバー4が斜めに移動してしまうため、正確にカンチレバー4を交点Pに移動することが困難になる。そこで、x方向またはy方向と探針99の長軸Lの方向とのずれ角、又はx方向またはy方向とエッジ4eとのずれ角を検出することで、カンチレバー4を交点Pに正確に移動できるようになる。
ここで、カンチレバー4の長軸Lの方向は、カンチレバー4の基部に繋がるカンチレバー(本体)4のエッジ4eと垂直であるか、又はエッジ4eと既知の角度であるので、エッジ4eを画像処理で抽出することで、長軸Lの方向を検出することができる。
以上のようにして、制御手段40は、レーザ光L0のスポット位置G1,カンチレバー4の位置G2、レーザ光L0の入射角φ、及び取付角θに基づき、カンチレバー4を斜面ブロック11に取り付けたときにカンチレバー4の反射面に交点Pでレーザ光L0が反射されるように、カンチレバー4を斜面ブロック11に取り付ける位置を幾何学的に計算する(カンチレバー取付位置算出工程 図6のS16)。
制御手段40は、カンチレバー4が上述の取付位置に来るように粗動機構21を制御し、斜面ブロック11をZ方向へ移動(降下)させてカンチレバー供給機構29に接近させ、さらにカンチレバー4に接触させる。粗動機構21が特許請求の範囲の「移動機構」に相当する。カンチレバー供給機構2及びカンチレバー4は既知の高さであるので、その高さになるよう、粗動機構21を制御すればよい。
そして、制御手段40は真空配管30のバルブを制御し、カンチレバー4を斜面ブロック11に吸引させて取り付ける(カンチレバー取付工程 図6のS18)。これにより、カンチレバー4の反射面でレーザ光L0が反射されるような光軸調整を自動的に行うことができる。
そして、検出部6からの出力信号(ADD信号)の強度、カンチレバー4の縦方向の撓み(DIF)信号及び横方向の捩じれ(FMM)信号を調整し、カンチレバーの反射面と検出部6との位置合わせを経て光てこの調整が完了する。
検出部6側の光軸調整は一般にオペレータが行うが、後述するように制御手段40が自動的に行うこともできる。
次に、図6〜図8を参照し、制御手段40が行うスポット位置検出の処理フローについて説明する。
図6は、レーザ光L0のスポット光の重心G1を検出するフロー、図7はスポット光の重心G1の検出のサブルーチンを示す。
図6において、制御手段40は、対物レンズ17(および光学顕微鏡本体25)で撮像したレーザ光L0のスポット光の画像データを取得し(ステップS2:画像取得工程)、画像処理により重心G1を検出する(ステップS100:スポット位置取得工程)。次に、ステップS4(スポット位置取得判定工程)で、制御手段40はステップS100の検出が成功したか否かを判定し、「Yes」であれば、重心G1を取得し(ステップS6)、処理を終了する。
一方、ステップS4で「No」であれば、次に、ステップS8で、制御手段40はステップS100の検出条件を3回変更したか否かを判定する。ステップS8で「Yes」であれば、重心G1の検出がうまく行かなかったとみなし、重心G1の検出が失敗した旨のエラー表示を行い(ステップS12)、処理を終了する。ステップS8で「No」であれば、検出条件を変更し(ステップS10)、ステップS100に戻る。
なお、検出条件の変更とは、例えば画像を白黒に2値化するときの閾値の変更が挙げられる。
次に、図7の重心G1の検出のサブルーチンについて説明する。まず、制御手段40は、ステップS2で取得したスポット光の画像データの前処理(サイズの変更、グレースケールへの変換等)を適宜行う(ステップS102:前処理工程)。次に、制御手段40は、画像処理に用いる各種パラメータを設定する(ステップS104)。各種パラメータとしては、後述する二値化処理の閾値が挙げられる。
次に、ステップS106で、制御手段40はステップS104のパラメータの設定が3回以下か否かを判定する。ステップS106で「No」であれば、パラメータの設定がうまく行かなかったとみなし、重心G1の検出が失敗した旨のエラー表示を行い(ステップS124)、処理を終了する。一方、ステップS106で「Yes」であれば、制御手段40は画像データを二値化する(ステップS108:二値化工程)。
次に、制御手段40は、二値化した画像データ中に、白い部分(二値化閾値を超えた部分)があるか否かを判定する(ステップS110)。ステップS110で「Yes」であれば、制御手段40は白い部分をラベリングする(ステップS112)。ラベリングは公知の画像処理であり、白の部分が連続した画素に同じ番号を割り当てる。そして、制御手段40は、画像データ中に、所定の大きさ以下のラベリング領域があるか否かを判定する(ステップS114)。ステップS114で「Yes」であれば、ラベリング領域のうち、最大の領域の円形度を計算する(ステップS116:円形度算出工程)。なお、所定の大きさを超えるラベリング領域は、ノイズ等を含んでいると考えられるので、ステップS114の処理は、ノイズ等を排除するものである。所定の大きさとは、例えば画素数が100を超えるラベリング領域をいう。
なお、図8に示す例では、画像データ中に、白の部分が連続した3つのラベリング領域Ia〜Icが存在するが、そのうち領域Iaが最も大きい(最も多くの白の画素を含む)ので、領域Iaの円形度を計算することとなる。円形度も公知の画像処理であり、図8に示す例では、領域Iaの面積S(画素数)と、周囲長PLから、円形度=(4π×S)/(PL×PL)で計算される。
また、ステップS104〜S116が「スポット領域判定工程」に相当する。
次に、制御手段40は、ステップS116で計算した円形度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS118:円形度判定工程)。スポット光が円形から乖離したいびつな形状である場合、レーザ光L0の入射が異常であると考えられるので、ステップS118の判定により、レーザ光L0が正常に入射しているか否かを判断することができる。円形度の閾値は、例えば50%に設定することができる。
ステップS118で「Yes」であれば、制御手段40は領域Iaの重心を計算し、所定の記憶手段に格納して(ステップS120)、処理を終了する。画像処理による重心の計算も公知であり、領域Iaを構成する各画素のX座標の平均と、Y座標の平均から重心の座標が求められる。
一方、ステップS110、S114、S118のいずれかで「No」であれば、二値化閾値を変更し(ステップS122)、ステップS104に戻る。
なお、ステップS110で「No」の場合、閾値が高過ぎて白い部分が検出されなかったことになるので、二値化閾値を低くする。また、ステップS114、S118で「No」の場合、閾値が低過ぎてノイズを検出したことになるので、二値化閾値を高くする。
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、走査プローブ顕微鏡の測定モードとは限定されず、上述のDFM測定モードの他、探針と試料の間の原子間力を一定に保って試料の表面形状を測定するコンタクト・モードや、ノンコンタクト測定モードを例示できる。
又、走査プローブ顕微鏡は試料の表面形状を測定するものに限らず、探針を近接又は接触させて走査するものであれば、試料の各種の物性情報を測定するものでもよい。
光源部、検出光、検出部、移動機構、対物レンズの種類や、カンチレバー支持部へのカンチレバーの取り付け方法も上記実施形態に限定されない。また、カンチレバー4が固定され、試料18側をスキャンするサンプルスキャン方式であってもよい。
また、上記実施形態では、スポット光の重心G1、及びカンチレバー4の重心G2を、それぞれスポット位置及びカンチレバーの位置として検出したが、これに限られない。例えば、探針99の尖った先端をカンチレバーの位置と仮定して検出してもよい。
制御手段40が、検出部6で検出される反射光L1(図1、図3参照)の受光強度が最大となるように、2軸調整機構14aを制御してもよい(光検出側調整工程)。これにより、検出部6の光軸調整も自動的に行うことができる。この場合、2軸調整機構14aを動かしたときの受光強度の大小により、2軸調整機構14aの移動量をフィードバック制御することにより、最適な検出部6の位置が求められる。
また、スポット光のスポット位置を検出する際、検出光を試料18の表面に照射する代わりに、所定のスポット反射面(ミラー)を設置し、この反射面に検出光を照射した反射光をスポット光として撮像してもよい。例えば、試料18の種類や表面状態によっては、試料18の表面からの反射光L2の強度が十分でないことがあるが、スポット反射面(ミラー)からの反射光は一定の強度を確保できるので、スポット光を撮像し易くなり、光軸調整をし易くなるという効果もある。
また、上記の実施形態における図6のステップS8、または図7のステップS106では、検出条件又はパラメータの設定の変更回数を3回としたが、任意の回数でよい。
1 光源部
4 カンチレバー
6 検出部
11 カンチレバー支持部
14a 検出部移動機構
17 対物レンズ
18 試料
21 移動機構
40 制御手段
99 探針
100 走査プローブ顕微鏡
O 対物レンズの光軸
L0,L1 検出光
G1 スポット位置
G2 カンチレバーの位置
φ 検出光の入射角
θ カンチレバーの取付角

Claims (8)

  1. 試料の表面に近接させる探針が設けられたカンチレバーと、
    前記カンチレバーを水平面に対して所定の取付角で取り付けるカンチレバー支持部と、
    前記カンチレバー支持部に取り付ける前の前記カンチレバーを保持するカンチレバー供給機構と、
    前記カンチレバーの位置を調整する移動機構と、
    検出光を照射する光源部と、
    前記カンチレバーに設けられた反射面で反射された前記検出光を検出し、前記カンチレバーの変位を検出する検出部と、
    前記カンチレバーに対向して配置され、該カンチレバーの近傍を観察又は撮像する対物レンズと、を備えた走査プローブ顕微鏡であって、
    さらに、前記カンチレバーを前記カンチレバー支持部に取り付けないで前記カンチレバー供給機構に取り付けた状態で、前記対物レンズで撮像した前記検出光が前記試料の表面で反射されたスポット光のスポット位置を検出し、前記対物レンズで撮像した前記カンチレバー供給機構に取り付けられた状態の前記カンチレバーの位置を検出し、前記スポット位置、前記カンチレバーの位置、前記検出光の入射角、及び前記取付角に基づき、前記カンチレバーを前記カンチレバー供給機構から前記カンチレバー支持部に取り付けたときに前記反射面で前記検出光が反射されるように前記移動機構を制御する制御手段を備えることを特徴とする走査プローブ顕微鏡。
  2. 前記制御手段は、前記対物レンズで撮像した前記スポット光の形状が所定の円形度以上であるときに、前記スポット位置を検出する請求項1に記載の走査プローブ顕微鏡。
  3. 前記検出部の位置を調整する検出部移動機構をさらに備え、
    前記制御手段は、前記検出部で検出される前記検出光の強度が最大となるように前記検出部移動機構を制御する請求項1又は2に記載の走査プローブ顕微鏡。
  4. 前記制御手段は、前記対物レンズで撮像した前記スポット光の重心を前記スポット位置として検出し、前記カンチレバーの重心及び前記カンチレバーの長軸の方向を前記カンチレバーの位置として検出する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の走査プローブ顕微鏡。
  5. 試料の表面に近接させる探針が設けられたカンチレバーと、
    前記カンチレバーを水平面に対して所定の取付角で取り付けるカンチレバー支持部と、
    前記カンチレバー支持部に取り付ける前の前記カンチレバーを保持するカンチレバー供給機構と、
    前記カンチレバーの位置を調整する移動機構と、
    検出光を照射する光源部と、
    前記カンチレバーに設けられた反射面で反射された前記検出光を検出し、前記カンチレバーの変位を検出する検出部と、
    前記カンチレバーに対向して配置され、該カンチレバーの近傍を観察又は撮像する対物レンズと、を備えた走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法であって、
    前記カンチレバーを前記カンチレバー支持部に取り付けないで前記カンチレバー供給機構に取り付けた状態で、前記対物レンズで撮像した前記検出光が前記試料の表面で反射されたスポット光の前記スポット位置を検出するスポット位置検出工程と、
    前記対物レンズで撮像した前記カンチレバー供給機構に取り付けられた状態の前記カンチレバーの位置を検出するカンチレバー位置検出工程と、
    前記スポット位置、前記カンチレバーの位置、前記検出光の入射角、及び前記取付角に基づき、前記カンチレバーを前記カンチレバー供給機構から前記カンチレバー支持部に取り付けたときに前記反射面で前記検出光が反射されるよう、前記カンチレバーの取付位置を幾何学的に算出するカンチレバー取付位置算出工程と、
    前記カンチレバーが前記取付位置に来るよう、前記移動機構を制御して前記カンチレバーを前記カンチレバー支持部に取り付けるカンチレバー取付工程と、
    を有する走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法。
  6. 前記スポット位置検出工程は、
    前記スポット光の画像データを取得する画像取得工程と、
    画像処理により前記スポット光の重心を前記スポット位置として取得するスポット位置取得工程と、
    前記スポット位置の取得の成否を判定するスポット位置取得判定工程と、
    を含む請求項5に記載の走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法。
  7. 前記スポット位置取得工程は、
    前記画像取得工程で取得した前記画像データを前処理する前処理工程と、
    前記画像データから前記スポット光の領域を判定するスポット領域判定工程と、
    を含む請求項6に記載の走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法。
  8. 前記スポット領域判定工程は、
    前記前処理した前記画像データを二値化する二値化工程と、
    二値化した前記画像データのうち最大の領域の円形度を算出する円形度算出工程と、
    前記円形度が閾値を超えているかを判定し、該閾値以上の場合に前記スポット光の重心として取得する円形度判定工程と、
    を含む請求項7に記載の走査プローブ顕微鏡の光軸調整方法。
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