JP2020084563A - 交通規制注意喚起システム - Google Patents

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Kenichiro Inumaru
健一郎 犬丸
英嗣 佐藤
Eiji Sato
英嗣 佐藤
照久 杉岡
Teruhisa Sugioka
照久 杉岡
知久 深見
Tomohisa Fukami
知久 深見
秀二 増野
Shuji Masuno
秀二 増野
鈴木 保彦
Yasuhiko Suzuki
保彦 鈴木
光治 廣田
Koji Hirota
光治 廣田
勝巳 秋庭
Katsumi Akiba
勝巳 秋庭
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Abstract

【課題】道路上での作業の安全性を向上することができる交通規制注意喚起システムを提供する。【解決手段】交通規制注意喚起システム1は、作業が行われる道路の路面Rに配置される1又は複数の保安標識2,3と、1又は複数の保安標識2,3にそれぞれ取り付けられ、当該保安標識2,3に加わる衝撃又は傾きを検知する検知部41と検知部41によって衝撃又は傾きが検知されたとき警報信号を無線送信する無線送信部42とを含む検知装置4,5と、警報信号を受信すると共に、当該警報信号を受信したとき、警報を報知する警報装置6,8とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、道路上で作業を行う作業員に対して注意喚起するための交通規制注意喚起システムに関する。
従来より、道路上で作業を行う際に、作業の安全を確保するために、路面に略三角錐形状の、いわゆるラバーコーンと称される保安標識を設置することが行われている。また、このラバーコーンの頂部を発光させることによって、運転者がこのラバーコーンを見落さないようにする技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平4−112916号公報
しかしながら、上述の技術では、例え発光によって注意を促したとしても、運転者が発光に気が付かなかったり、よそ見や居眠りをしていたりした場合等、車両がラバーコーンの設置位置を超えて、作業現場に侵入するおそれがあった。
本発明の目的は、道路上での作業の安全性を向上することができる交通規制注意喚起システムを提供することである。
本発明に係る交通規制注意喚起システムは、作業が行われる道路の路面に配置される1又は複数の保安標識と、前記1又は複数の保安標識にそれぞれ取り付けられ、当該保安標識に加わる衝撃又は傾きを検知する検知部と当該検知部によって前記衝撃又は傾きが検知されたとき警報信号を無線送信する無線送信部とを含む検知装置と、前記警報信号を受信すると共に、当該警報信号を受信したとき、警報を報知する警報装置とを備える。
この構成によれば、車両が、保安標識に接触して保安標識に衝撃が加えられたり保安標識を倒して保安標識が傾いたりした場合、検知部によって衝撃又は傾きが検知され、無線送信部によって警報信号が無線送信され、警報信号を受信した警報装置によって警報が報知される。警報信号は無線送信されるので、警報装置を作業者の近傍に配置することができる。従って、作業者の近傍で作業者に車両の接近を知らせることができるので、道路上での作業の安全性を向上することができる。
また、表示装置を搭載し、前記作業が行われる作業領域よりも上流側であって、かつ前記保安標識の少なくとも一つよりも下流側に前記表示装置を前記道路の上流側に向けて配置される標識車をさらに備え、前記標識車は、前記警報信号を受信すると共に当該警報信号を受信したとき、前記表示装置に、注意を促すための表示を行うことが好ましい。
この構成によれば、標識車の上流側の保安標識に車両がぶつかった場合、標識車は、警報信号を受信し、表示装置に注意を促すための表示を行うことによって、その車両の運転者に対して注意を促すことができる。これにより、その車両がそのまま作業領域に侵入するおそれが低減される。
また、前記保安標識を複数備え、前記複数の保安標識は、前記作業が行われる作業領域よりも上流側に配置され、当該作業領域が設定された車線の上流から前記作業領域方向へ走行する車両に対して車線変更を指示する矢印板と、前記作業領域と、その領域と隣接する車線との間に配置されるラバーコーンとを含むことが好ましい。
この構成によれば、車線変更することなく矢印板にぶつかった車両や、隣の車線側からラバーコーンにぶつかって作業領域に接近する車両があった場合、警報装置によって警報を報知することができるので、道路上での作業の安全性を向上することができる。
また、前記検知部は、導電性の球体の転がりにより傾きを検知する球体傾斜センサと、螺旋状の第一コイルバネにおける軸心位置に、軸方向に延びる棒状の第一電極が配設され、前記第一コイルバネと前記第一電極とが接触して導通することにより前記衝撃を検知する第一衝撃センサとを含み、前記無線送信部は、前記球体傾斜センサによる傾きの検知、及び前記第一衝撃センサによる衝撃の検知のうち、少なくとも一つが検知されたとき、前記警報信号を無線送信することが好ましい。
この構成によれば、第一衝撃センサは、車両が保安標識にぶつかったことによる衝撃を検知する。球体傾斜センサは、車両が保安標識にぶつかったことによる保安標識の傾きを検知する。このように、衝撃を検知するセンサと傾きを検出するセンサとを組み合わせて用いることによって、保安標識に対する車両のぶつかり方にかかわらず、車両が保安標識にぶつかったことを検出する確実性が向上する。
また、前記第一コイルバネとは弾性が異なる第二コイルバネにおける軸心位置に、軸方向に延びる棒状の第二電極が配設され、前記第二コイルバネと前記第二電極とが接触して導通することにより前記衝撃を検知する第二衝撃センサをさらに含み、前記無線送信部は、前記球体傾斜センサによる傾きの検知、前記第一衝撃センサによる衝撃の検知、及び前記第二衝撃センサによる衝撃の検知のうち、少なくとも一つが検知されたとき、前記警報信号を無線送信することが好ましい。
この構成によれば、弾性が異なるコイルバネを用いた第一衝撃センサと第二衝撃センサとは、衝撃の検出特性が異なる。このように、第一衝撃センサとは、衝撃の検出特性が異なる第二衝撃センサをさらに組み合わせることによって、保安標識に対する車両のぶつかり方にかかわらず、車両が保安標識にぶつかったことを検出する確実性が向上する。
また、前記警報装置は、作業者が携帯可能な携帯型警報装置を含むことが好ましい。
この構成によれば、作業者が身に付けた携帯型警報装置によって、車両の接近を知らせる警報を報知することができるので、作業者に警報を知らせる確実性が向上する。
また、前記警報装置は、前記作業が行われる作業領域又は当該作業領域近傍の路面に配置され、音によって前記警報を報知する設置型警報装置を含むことが好ましい。
この構成によれば、携帯型警報装置を携帯していない作業者に対しても、作業者の近傍で警報を報知することができる。
また、前記路面に配置され、前記無線送信部と前記警報装置との間で前記警報信号を中継する中継装置をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、保安標識から離れた場所で作業する場合であっても中継装置によって警報信号を中継することができるので、保安標識から離れた作業場所に警報装置を配置することができる。
このような構成の交通規制注意喚起システムは、道路上での作業の安全性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る交通規制注意喚起システムの一例を示す説明図である。 図1に示す交通規制注意喚起システムの電気的構成の一例を示すブロック図である。 ラバーコーンと検知装置の外観の一例を示す斜視図である。 矢印板と検知装置の外観の一例を示す斜視図である。 図1に示す検知装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。 第一衝撃センサの構成の一例を示す斜視図である。 携帯型警報装置の構成の一例を示す説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る交通規制注意喚起システムの一例を示す説明図である。図2は、図1に示す交通規制注意喚起システム1の電気的構成の一例を示すブロック図である。
図1、図2に示す交通規制注意喚起システム1は、複数のラバーコーン2(保安標識)、複数の矢印板3(保安標識)、複数の検知装置4,5、携帯型警報装置6(警報装置)、設置型警報装置8(警報装置)、標識車9、及び中継装置11を備えている。
道路上には、作業が行われる作業領域Aが設定されている。作業領域Aよりも上流側には、作業領域Aが設定された車線を斜めに横切るように、路面Rに複数の矢印板3が配置されている。これにより、矢印板3は、作業領域Aが設定された車線の上流から作業領域A方向へ走行する車両に対して車線変更を指示する。作業領域Aと、その領域と隣接する車線との間に、複数のラバーコーン2が配置されている。各ラバーコーン2には検知装置4が取り付けられ、各矢印板3には検知装置5が取り付けられている。
携帯型警報装置6は、作業領域Aの作業者が携帯している。携帯型警報装置6は、例えば作業者のポケットに入れられている。なお、携帯型警報装置6は、作業者が携帯可能であればよく、ポケットに入れられる例に限らない。例えばベルトで腕に装着してもよく、ヘルメットに取り付けてもよく、ストラップ等により首から吊り下げてもよく、種々の携帯方法で作業者が身に付けることができればよい。
作業領域Aの近傍の路面Rには、例えば三脚などに取り付けられて、設置型警報装置8が配置されている。設置型警報装置8は、スピーカ81と警告灯82とを備えている。
検知装置4,5は、車両がラバーコーン2や矢印板3を倒したり、あるいは接触したりして衝撃を与えた場合、その傾きや衝撃を検知して、警報信号を送信する。
携帯型警報装置6は、無線受信回路を備え、警報信号を受信可能にされている。また、携帯型警報装置6は、スピーカやバイブレータ等の報知手段を備えている。
そして、携帯型警報装置6は、警報信号を受信したとき、警報音や振動によって、作業者に注意を促す。設置型警報装置8は、警報信号を受信したとき、警報音を発したり警告灯を点灯させたりする。
図3は、ラバーコーン2と検知装置4の外観の一例を示す斜視図である。ラバーコーン2は、略円錐形状を有している。検知装置4は、例えばラバーコーン2の頂部に取り付けられている。検知装置4は、例えば略箱状の筐体部と、筐体部から下方に向かって延びる突出部とを備えている。例えば、ラバーコーン2の頂部に形成された孔に当該突出部を挿入することによって、検知装置4をラバーコーン2に取り付けることができる。
図4は、矢印板3と検知装置5の外観の一例を示す斜視図である。矢印板3は、例えば一枚の板状部材が、くの字状に屈曲された形状を有している。そして、くの字にされた両端部を下にして矢印板3を路面Rに置くことにより、路面Rに矢印板3が立設されている。矢印板3の、折り曲げ部の一方側の板面外側には、車両に車線変更を促すための矢印が記載されている。矢印板3の、折り曲げ部の他方側の板部上端付近には、検知装置5が、例えばネジ止めされて取り付けられている。
図5は、図1に示す検知装置4の電気的構成の一例を示すブロック図である。なお、検知装置5の電気的構成は、検知装置4と同様であるのでその説明を省略する。検知装置4は、検知部41と、無線送信部42と、制御部43とを備えている。検知部41は、球体傾斜センサ411と、第一衝撃センサ412と、第二衝撃センサ413とを備えている。球体傾斜センサ411、第一衝撃センサ412、及び第二衝撃センサ413は、制御部43と接続されている。
球体傾斜センサ411は、導電性の球体の転がりにより傾斜を検知する。例えば、球体傾斜センサ411は、ハウジング内に導電性の球体と一対の電極とが収容され、所定の基準姿勢のとき、一対の電極が球体により短絡され、球体傾斜センサ411の姿勢が傾斜すると、球体が転がって一対の電極から離れ、一対の電極が導通しなくなる。このように、球体傾斜センサ411は、傾斜すると一対の電極が導通しなくなることによって、傾斜を検出可能にされている。
球体傾斜センサ411としては、例えばSwitronic Industrial社製傾斜スイッチAT407を用いることができる。
図6は、第一衝撃センサ412の構成の一例を示す斜視図である。図6に示す第一衝撃センサ412は、そのハウジングの一部を破断して内部を記載している。図6に示す第一衝撃センサ412は、両端が封止された略円筒形のハウジング20と、ハウジング20内に収容されたコイルバネ21(第一コイルバネ)と、電極22(第一電極)と、コイルバネ21からハウジング20の外へ延びるリード211と、電極22からハウジング20の外へ延びるリード221とを備えている。電極22は、棒状形状を有し、螺旋状のコイルバネ21における軸心位置に、軸方向に延びるように配設されている。
これにより、第一衝撃センサ412に衝撃が加わると、コイルバネ21が揺動して電極22と接触し、リード211とリード221とが導通する。すなわち、リード211とリード221との導通の有無により、衝撃を検知可能とされている。
第二衝撃センサ413は、第一衝撃センサ412よりもコイルバネ21が柔らかく、弾性が弱い。その他の点では、第二衝撃センサ413は、第一衝撃センサ412と同様に構成されているのでその説明を省略する。第二衝撃センサ413のコイルバネ21は第二コイルバネに相当し、第二衝撃センサ413の電極22は第二電極に相当する。
これにより、第一衝撃センサ412と第二衝撃センサ413とは、検出可能な衝撃の強度や衝撃により生じる振動の周波数、あるいは検出感度等の検出特性が互いに異なる。
第一衝撃センサ412としては、例えばAdafruit社製振動センサスイッチADA-1767を用いることができ、第二衝撃センサ413としては、例えばAdafruit社製振動センサスイッチADA-1766を用いることができる。
このように、検出特性が互いに異なる第一衝撃センサ412と第二衝撃センサ413とを組合せ、さらに傾きを検出する球体傾斜センサ411を組み合わせることによって、ラバーコーン2及び矢印板3に対する車両のぶつかり方にかかわらず、車両がラバーコーン2又は矢印板3にぶつかったことを検出する確実性が向上する。
なお、検知部41は、必ずしも球体傾斜センサ411、第一衝撃センサ412、及び第二衝撃センサ413を備える必要はなく、この中のいずれか一つ、又は二つのセンサを用いてもよい。あるいは、検知部41は、球体傾斜センサ411、第一衝撃センサ412、及び第二衝撃センサ413とは異なる衝撃(振動)センサから構成されていてもよい。
無線送信部42は、無線信号を送信する無線送信回路である。無線送信部42は、制御部43からの制御信号に応じて、警報信号を送信する。
制御部43は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成され、所定の制御プログラムを実行することによって、以下のように動作する。すなわち、制御部43は、球体傾斜センサ411による傾斜の検知、第一衝撃センサ412による衝撃の検知、及び第二衝撃センサ413による衝撃の検知のうち、少なくとも一つが検知されたとき、無線送信部42によって、警報信号を送信させる。
なお、制御部43は、必ずしもマイクロコンピュータを用いて構成される例に限られず、例えば論理回路等を用いて構成されていてもよい。
これにより、検知装置4,5は、車両がラバーコーン2や矢印板3を倒したり、あるいは接触したりして衝撃を与えた場合、その傾きや衝撃を検知して、警報信号を送信する。
図1に戻って、標識車9は、例えば貨物自動車の荷台にLEDディスプレイ等の表示装置93が搭載されて構成されている。標識車9は、作業領域Aよりも車線上流側であって、かつ矢印板3の少なくとも一つよりも下流側に、表示装置93を道路の上流側に向けて配置される。
図2を参照して、標識車9は、無線受信部91、制御部92、及び表示装置93を備えている。無線受信部91は、無線受信回路であり、警報信号を受信可能にされている。無線受信部91は、受信した信号を、制御部92へ出力する。
制御部92は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成され、所定の制御プログラムを実行することによって、以下のように動作する。すなわち、制御部92は、無線受信部91によって警報信号が受信されたとき、表示装置93によって、注意を促すための表示を行わせる。
中継装置11は、検知装置4,5から送信された警報信号を受信し、これを中継して送信する。これにより、検知装置4,5から、携帯型警報装置6、設置型警報装置8、及び標識車9が離れた位置に位置する場合であっても、携帯型警報装置6、設置型警報装置8、及び標識車9において、警報信号を受信することが可能となる。なお、交通規制注意喚起システム1は、必ずしも中継装置11を備えていなくてもよい。しかしながら、交通規制注意喚起システム1の、安定動作を確保するため、中継装置11を設けることが望ましい。
図7は、携帯型警報装置6の構成の一例を示す説明図である。携帯型警報装置6は、無線受信部61、バイブレータ62、スピーカ63、及び制御部64を備える。無線受信部61、バイブレータ62、及びスピーカ63は、制御部64に接続されている。
無線受信部61は、無線受信回路であり、警報信号を受信可能にされている。無線受信部61は、受信した信号を、制御部64へ出力する。バイブレータ62は、振動発生装置であり、制御部64からの制御信号に応じて振動を発生することによって、警報を報知する。スピーカ63は、制御部64からの制御信号に応じて警告音を出力することによって、警報を報知する。
なお、携帯型警報装置6は、バイブレータ62及びスピーカ63のうち、いずれか一つのみを備えてもよい。
図2を参照して、設置型警報装置8は、無線受信部83、制御部84、スピーカ81、及び警告灯82を備える。無線受信部83、スピーカ81、及び警告灯82は、制御部84に接続されている。
無線受信部83は、無線受信回路であり、警報信号を受信可能にされている。無線受信部83は、受信した信号を、制御部84へ出力する。スピーカ81は、スピーカ63よりも大音量を出力可能にされている。スピーカ81は、音量を調節可能にされており、制御部84からの制御信号に応じて警告音を出力することによって、警報を報知する。警告灯82は、制御部84からの制御信号に応じて発光することによって、警報を報知する。
なお、設置型警報装置8は、スピーカ81及び警告灯82のうち、いずれか一つのみを備えていてもよい。
制御部84は、例えばマイクロコンピュータを用いて構成され、所定の制御プログラムを実行することによって、以下のように動作する。すなわち、制御部84は、無線受信部83によって警報信号が受信されたとき、スピーカ81によって警告音を出力させ、警告灯82を発光させることによって警報を報知する。
次に、上述のように構成された交通規制注意喚起システム1の動作について説明する。図1を参照して、矢印板3の上流から走行してきた車両が車線変更することなく矢印板3を倒したり、矢印板3に接触したりして衝撃を与えた場合、検知装置5の検知部41において、球体傾斜センサ411、第一衝撃センサ412、及び第二衝撃センサ413によって、矢印板3に加えられた衝撃又は傾きが検知される。そうすると、無線送信部42から警報信号が送信される。
一方、作業領域Aの隣の車線から侵入した車両がラバーコーン2を倒したり、ラバーコーン2に接触したりして衝撃を与えた場合、上述の場合と同様に、検知装置4から警報信号が送信される。
この場合、矢印板3やラバーコーン2に加えられた衝撃は、第一衝撃センサ412及び第二衝撃センサ413によって検出される。また、衝撃により矢印板3やラバーコーン2が傾くと、その傾きが球体傾斜センサ411によって検出される。さらに、第一衝撃センサ412と第二衝撃センサ413とは、衝撃の検出特性が異なる。検知装置4,5は、検出特性が異なるセンサを組み合わせ、そのいずれかで衝撃又は傾きが検出された場合に警報信号を送信するので、矢印板3又はラバーコーン2に車両が衝突したこと、すなわち車両が作業領域Aに向かう危険性がある事象の発生を、警報信号によって通知する確実性が向上する。
このようにして送信された警報信号は、標識車9、携帯型警報装置6、及び設置型警報装置8によって受信される。あるいは、警報信号を送信した検知装置4,5からの距離が遠い標識車9、携帯型警報装置6、及び設置型警報装置8は、中継装置11で中継された警報信号を受信する。
無線受信部91で警報信号を受信した標識車9は、制御部92が表示装置93に、例えば「危険!」「注意!」といった、車両の運転者に対して注意を促すメッセージを表示させる。これにより、運転者に作業者の存在を気付かせて、事故を回避できる可能性が増大する。
また、無線受信部61で警報信号を受信した携帯型警報装置6は、作業者のポケットで、制御部64が、スピーカ63で警告音を出力させたりバイブレータ62で振動を発生させたりすることによって、作業領域Aで作業している作業者に、車両が接近してくることを知らせることができる。
このように、携帯型警報装置6によって、車両の接近を作業者に知らせることができるので、作業者が接近車両から逃げることができ、作業の安全性が向上する。
また、無線受信部83で警報信号を受信した設置型警報装置8は、作業領域A又はその近傍で、制御部84が、スピーカ81で警告音を出力させたり警告灯82を発光させたりすることによって、作業領域Aで作業している作業者に、車両が接近してくることを知らせることができる。
これにより、携帯型警報装置6を携帯していない作業者に対しても、車両の接近を知らせることができるので、作業の安全性が向上する。
なお、交通規制注意喚起システム1は、携帯型警報装置6及び設置型警報装置8のうち、少なくとも一つを備えていればよく、必ずしも携帯型警報装置6及び設置型警報装置8をすべて備える必要はない。
また、交通規制注意喚起システム1は、標識車9を備えていなくてもよい。また、矢印板3と検知装置5との代わりにラバーコーン2と検知装置4とを用いてもよい。また、保安標識は、ラバーコーン2、矢印板3に限られず、保安に用いられる種々の標識であってよい。また、保安標識は一つであってもよい。
1 交通規制注意喚起システム
2 ラバーコーン(保安標識)
3 矢印板(保安標識)
4,5 検知装置
6 携帯型警報装置(警報装置)
8 設置型警報装置(警報装置)
9 標識車
11 中継装置
20 ハウジング
21 コイルバネ(第一、第二コイルバネ)
22 電極(第一、第二電極)
41 検知部
42 無線送信部
43,64,84,92 制御部
61,83,91 無線受信部
62 バイブレータ
63,81 スピーカ
82 警告灯
93 表示装置
211,221 リード
411 球体傾斜センサ
412 第一衝撃センサ
413 第二衝撃センサ
A 作業領域
R 路面

Claims (8)

  1. 作業が行われる道路の路面に配置される1又は複数の保安標識と、
    前記1又は複数の保安標識にそれぞれ取り付けられ、当該保安標識に加わる衝撃又は傾きを検知する検知部と当該検知部によって前記衝撃又は傾きが検知されたとき警報信号を無線送信する無線送信部とを含む検知装置と、
    前記警報信号を受信すると共に、当該警報信号を受信したとき、警報を報知する警報装置とを備える交通規制注意喚起システム。
  2. 表示装置を搭載し、前記作業が行われる作業領域よりも上流側であって、かつ前記保安標識の少なくとも一つよりも下流側に前記表示装置を前記道路の上流側に向けて配置される標識車をさらに備え、
    前記標識車は、前記警報信号を受信すると共に当該警報信号を受信したとき、前記表示装置に、注意を促すための表示を行う請求項1記載の交通規制注意喚起システム。
  3. 前記保安標識を複数備え、
    前記複数の保安標識は、
    前記作業が行われる作業領域よりも上流側に配置され、当該作業領域が設定された車線の上流から前記作業領域方向へ走行する車両に対して車線変更を指示する矢印板と、
    前記作業領域と、その領域と隣接する車線との間に配置されるラバーコーンとを含む請求項1又は2に記載の交通規制注意喚起システム。
  4. 前記検知部は、
    導電性の球体の転がりにより傾きを検知する球体傾斜センサと、
    螺旋状の第一コイルバネにおける軸心位置に、軸方向に延びる棒状の第一電極が配設され、前記第一コイルバネと前記第一電極とが接触して導通することにより前記衝撃を検知する第一衝撃センサとを含み、
    前記無線送信部は、前記球体傾斜センサによる傾きの検知、及び前記第一衝撃センサによる衝撃の検知のうち、少なくとも一つが検知されたとき、前記警報信号を無線送信する請求項1〜3のいずれか1項に記載の交通規制注意喚起システム。
  5. 前記第一コイルバネとは弾性が異なる第二コイルバネにおける軸心位置に、軸方向に延びる棒状の第二電極が配設され、前記第二コイルバネと前記第二電極とが接触して導通することにより前記衝撃を検知する第二衝撃センサをさらに含み、
    前記無線送信部は、前記球体傾斜センサによる傾きの検知、前記第一衝撃センサによる衝撃の検知、及び前記第二衝撃センサによる衝撃の検知のうち、少なくとも一つが検知されたとき、前記警報信号を無線送信する請求項4記載の交通規制注意喚起システム。
  6. 前記警報装置は、作業者が携帯可能な携帯型警報装置を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の交通規制注意喚起システム。
  7. 前記警報装置は、前記作業が行われる作業領域又は当該作業領域近傍の路面に配置され、音によって前記警報を報知する設置型警報装置を含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の交通規制注意喚起システム。
  8. 前記路面に配置され、前記無線送信部と前記警報装置との間で前記警報信号を中継する中継装置をさらに備える請求項1〜7のいずれか1項に記載の交通規制注意喚起システム。
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