JP2020083657A - 長固定子リニアモータの形態の搬送装置 - Google Patents

長固定子リニアモータの形態の搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】少なくとも2つの搬送ユニットが長手方向に移動可能である搬送区間を有する長固定子リニアモータの形態の柔軟な稼働を可能にする搬送装置を提供する。【解決手段】少なくとも2つの搬送ユニットTEiの磁極5が、異なる磁極ピッチを有することによって、異なる最大速度を達成可能な複数の搬送ユニットが、搬送区間2で使用され得る。エネルギーの境界条件(電力電子機器の最大電流又は最大電圧)を変更することなしに、荷重が一定の場合に、搬送ユニットの様々な最大速度が可能になり得る。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送区間を有する長固定子リニアモータの形態の搬送装置に関する。少なくとも2つの搬送ユニットが、当該搬送区間に沿って長手方向に移動可能である。この場合、当該搬送区間の複数の駆動コイルが、長手方向に前後して配置されていて、当該搬送ユニットの複数の磁極がそれぞれ、長手方向に所定の磁極ピッチで前後して配置されていて、当該搬送ユニットを移動させるため、それぞれの当該磁極が、当該複数の駆動コイルと電磁作用する。この場合、それぞれの当該磁極が、少なくとも1つの永久磁石少なくとも1つの永久磁石を有する。さらに、本発明は、長固定子リニアモータの形態の搬送装置用の搬送ユニットと、長固定子リニアモータの形態の搬送装置の搬送ユニット用の磁気装置と、長固定子リニアモータの形態の搬送装置を稼働させるための方法とに関する。
長固定子リニアモータの場合、固定子を構成する多数の電動コイルが搬送区間に沿って並んで固定配置されている。複数の駆動磁石が、当該駆動コイルと協働する大抵は永久磁石として又は電気コイルとして1つの搬送ユニット上に配置されている。当該搬送ユニットを前方に移動させる当該搬送ユニットに対する駆動力を生成するため、当該駆動磁石の(電)磁場と当該駆動コイルの(電)磁場とが協働する。当該長固定子リニアモータは、同期機械として自己励磁式に若しくは外部励磁式に構成され得るか、又は非同期機械として構成され得る。磁束を調整するために個々の駆動コイルを制御することによって、当該駆動力の大きさが制御され、当該搬送ユニットが、希望通りに当該搬送区間に沿って移動される。この場合、搬送ユニットと協働するそれぞれの駆動コイルが、一般に電圧を印加することによって通電されることによって、多数の搬送ユニットを当該搬送区間に沿って配置することも可能である。
電力電子機器が、制御部によって予め設定されているコイル電圧を駆動コイルに印加することによって、通常は、長固定子リニアモータの当該駆動コイルが、この電力電子機器によって個々に通電される。当然に、当該電力電子機器は、最大電流又は最大電圧向けに設計されている。このため、長固定子リニアモータの所定の構造の場合、搬送ユニットの達成可能な駆動力及び達成可能な速度も予め設定されている。それ故に、大きい速度と高い駆動力とのためには、電力電子機器と駆動コイルとが、これに応じて高出力に設計される必要がある。長固定子リニアモータの駆動コイルと電力電子機器との数が非常に多い場合、当然に、結果として、経費とコストとが非常に高くなり、それ故に通常は望ましくない。
長固定子リニアモータは、特に、移動の全体の動作範囲(位置、速度、加速度)にわたるより良好でより柔軟な利用、搬送区間に沿った搬送ユニットの個別の調整/制御、エネルギー利用、より少ない数の摩耗部品に起因する整備コストの減少、搬送ユニットの簡単な交換、効率的な監視及びエラー検出並びに搬送区間に沿った製造工程の最適化を特徴とする。このような長固定子リニアモータの例が、国際公開第2013/143783号パンフレット、米国特許第6,876,107号明細書、米国特許出願公開第2013/0074724号明細書又は国際公開第2004/103792号明細書から読み取られ得る。
多くの場合、搬送装置の複数の搬送ユニットは同じに構成されている。これには、これらの搬送ユニットが、例えば故障又は整備の状況で簡単に交換可能であるという利点がある。
米国特許第8,427,015号明細書及び米国特許第8,674,561号明細書は、一方ではコアレス構造で、他方ではコイルコアを有する長固定子リニアモータの形態の搬送装置を開示する。ここでは、駆動コイルが、搬送ユニットに配置されていて、永久磁石が、固定子に配置されている。異なる大きさの推進力を有し、構造寸法が著しく相違しない複数の搬送ユニットを実現するため、当該駆動コイルの数に対する当該永久磁石の数の比が、高い推進力を有する搬送ユニットと、低い推進力を有する搬送ユニットとで異なることが提唱される。当該搬送ユニットの長さは、当該駆動コイルと協働する永久磁石の数に依存する。この場合、当該搬送ユニットが、当該駆動コイル用のエネルギー供給を必要とすること、及び、異なる大きさの駆動コイルが、異なる搬送ユニットに対して必要であることが欠点である。その結果、経費が非常にかかる。
国際公開第2013/143783号パンフレット 米国特許第6,876,107号明細書 米国特許出願公開第2013/0074724号明細書 国際公開第2004/103792号明細書 米国特許第8,427,015号明細書 米国特許第8,674,561号明細書
それ故に、本発明の課題は、より柔軟な稼働を可能にする長固定子リニアモータの形態の搬送装置を提供することにある。
本発明によれば、この課題は、少なくとも2つの搬送ユニットの複数の磁極が、異なる磁極ピッチを有することによって解決される。これにより、異なる最大速度を達成可能な複数の搬送ユニットが、搬送区間で使用され得る。磁極ピッチが拡大すると、駆動コイルの自己誘導電圧が減少する結果、達成可能な最大速度が増大し、磁極ピッチが縮小されると、駆動コイルの自己誘導電圧が増大する結果、達成可能な最大速度が減少する。場合によっては、長固定子リニアモータの磁場減衰モードも考慮され得る。達成可能な最大速度レベルが、当該磁場減衰モードによってさらに大きくされ得る。したがって、エネルギーの境界条件(電力電子機器の最大電流又は最大電圧)を変更することなしに、荷重が一定の場合に、搬送ユニットの様々な最大速度が可能になり得る。
少なくとも2つの搬送ユニットが、異なる数の磁極を有し、及び/又は、当該少なくとも2つの搬送ユニットの当該複数の磁極が、異なる磁極幅を有する場合、当該搬送ユニットの達成可能な最大速度が制御され得る。
本発明の好適な構成によれば、少なくとも1つの搬送ユニットの複数の当該磁極の数及び/又は当該磁極の当該磁極ピッチ及び/又は磁極幅が、当該搬送区間(2)に沿った当該搬送ユニットの移動中に、及び/又はその停止中に可変であることが提唱されている。この場合、複数の当該磁極の数及び/又は当該磁極の当該磁極ピッチ及び/又は磁極幅を変更するため、1つの搬送ユニットの少なくとも1つの永久磁石が交換可能である。これにより、複数の搬送ユニットが、達成可能な最大速度及び駆動力に関する希望した境界条件に個別に適合され得る。当該変更が、搬送ユニットの移動中に実行されている場合、例えば、搬送ユニットを達成可能な最大速度を変更するために搬送区間から取り外すことは必要でない。これにより、移動シーケンスが、時間的に最適化され得る。しかし、当該変更は、例えば搬送ユニットを搬送区間から取り外すことによって停止中に実行されてもよい。
好ましくは、複数の当該磁極の数及び/又は当該磁極の当該磁極ピッチ及び/又は磁極幅を変更するため、1つの磁気装置が、当該搬送装置内に設けられていて、1つの搬送ユニットの少なくとも1つの永久磁石の磁気特性が、当該磁気装置によって変更可能である。この場合、当該磁気装置は、当該搬送装置の当該搬送区間内に組み込まれているか又は当該搬送区間に対して平行に配置されている。これにより、達成可能な最大速度が、簡単に且つ柔軟に変更され得る。
特に、当該磁気装置は、磁化ユニットと磁化制御装置とを有する。この場合、磁場を生成するため、当該搬送ユニットの少なくとも1つの永久磁石の磁気特性を変更するため、及び当該磁極の磁極ピッチを変更するため、当該磁気装置は設けられている。この場合、当該磁化制御装置は、当該磁化ユニットを制御するために設けられている。
このため、特に、磁場を生成するため、当該搬送ユニットの少なくとも1つの永久磁石の磁気特性を変更するため、及び当該磁極の数及び/又は磁極幅を変更するため、当該磁化ユニットは設けられている。
さらに、当該磁化ユニットは、磁場を生成するために少なくとも1つの磁化コイルを有することが有益である。この場合、当該少なくとも1つの磁化コイルは、特に、当該搬送ユニットの1つの永久磁石の磁気幅又は当該搬送ユニットの1つの永久磁石の磁気幅の整数倍に相当する磁化コイル幅を有する。これにより、例えばただ1つの磁化コイル幅によって、複数の永久磁石の磁気特性が、前後して適切に変更され得る。
当該磁気装置が、当該搬送区間内に組み込まれている場合、当該搬送区間の当該複数の駆動コイルのうちの少なくとも1つの駆動コイルが、当該磁化ユニットの磁化コイルとして構成されていることが有益である。当該磁気装置が、当該搬送区間に対して平行に配置されている場合、当該搬送ユニットの少なくとも1つの永久磁石の磁気特性を当該搬送ユニットの停止中に又は移動中に変更させるため、当該磁気装置が、固定されているか又は当該搬送ユニットに対して相対的に移動可能であることが有益である。
本発明のさらに好適な構成によれば、1つの搬送ユニットの磁極の磁極ピッチを変更するため、少なくとも1つの永久磁石の位置が、当該搬送ユニットの長手方向に当該搬送ユニットに配置された調整装置によって変更可能であることが提唱されている。これにより、例えば、機械式又は電子機構式の調整装置が設けられ得る。当該調整装置によって、達成可能な最大速度が、停止中に又は移動中に簡単に且つ柔軟に変更され得る。
特に、当該搬送区間沿いの長手方向の当該複数の駆動コイルのコイルピッチが、当該搬送ユニットの磁極ピッチと相違する。この場合、当該コイルピッチは、特に当該搬送区間の全体にわたって一定である。これにより、ラッチ(Einrasten)(いわゆるコギング)の悪影響が回避され得る。
さらに、本発明の課題は、搬送ユニットの磁極の磁極ピッチが変更可能である当該搬送ユニットによって解決される。この場合、特に調整装置が、当該搬送ユニットに設けられている。磁極ピッチを変更するため、複数の永久磁石のうちの少なくとも1つの永久磁石の位置が、当該調整装置によって搬送ユニットの長手方向に変更可能である。特に、当該調整装置は、機械式に構成されていて、当該磁極ピッチを調整するために歯車装置、リンク機構及び/又は少なくとも1つの弾性要素を有するか、又は、当該調整装置は、電気機構式に構成されていて、少なくとも1つの電気機構式の制御要素を有し、当該磁極ピッチを変更するために、少なくとも1つの制御要素を制御するための制御装置を有する。これにより、当該磁極ピッチが、搬送ユニットの移動中に又は移動中に、例えば搬送区間から離れても変更され得る。
特に、当該搬送ユニットは、当該磁極ピッチの調整を起動するための起動装置を有する。この場合、当該起動装置は、手動で操作可能であるか、又は長固定子リニアモータの形態の搬送装置の操作装置によって操作可能である。したがって、磁極ピッチの調整を搬送区間の所定の位置で起動することが可能である。
さらに好適な構成によれば、当該磁極ピッチ及び/又は当該磁極の数及び/又は当該磁極の磁極幅を変化させるため、当該搬送ユニットの少なくとも1つの永久磁石が交換可能であり、及び/又は、少なくとも1つの永久磁石の磁気特性が、磁気装置によって変更可能である。これにより、磁極ピッチを変更するための別の可能性が、複雑な技術なしに提供され、さらに磁石幅及び/又は磁極幅の数が変更され得る。これにより、最大駆動力が制御され得る。
さらに、本発明の課題は、上記の方法によって解決される。この場合、少なくとも2つの搬送ユニットが、搬送装置内で使用される。それぞれの搬送ユニットの磁極が、相違する磁極ピッチを有する。
特に好ましくは、少なくとも1つの搬送ユニットの当該磁極ピッチ及び/又は当該磁極の数及び/又は当該磁極の磁極幅が、当該搬送区間に沿った前記搬送ユニットの移動中に及び/又は停止中に変更可能である。
以下に、例示的に、概略的に且つ非限定的に本発明の好適な構成を示す図1〜4を参照して、本発明を詳しく説明する。
長固定子リニアモータの形態の搬送装置を示す。 機械式に調整可能な磁極を有する搬送ユニットを示す。 機械式に調整可能な磁極を有する搬送ユニットを示す。 異なる磁極ピッチを有する搬送ユニットを示す。 異なる磁極ピッチを有する搬送ユニットを示す。 異なる磁極ピッチを有する搬送ユニットを示す。 異なる磁極ピッチを有する搬送ユニットを示す。 搬送区間の磁気装置を示す。
図1には、本発明の長固定子リニアモータの形態の搬送装置1が示されている。この搬送装置は、複数の搬送ユニットTEiが移動可能である搬送区間2を公知の方式で有する(インデックスiは、それぞれの搬送ユニットTE1〜TEiを示す)。搬送区間2は、当該長固定子リニアモータの固定子を構成し、長手方向に前後して配置されている複数の駆動コイル3を有する。搬送区間2は、例示されているように、それぞれ複数の駆動コイル3が配置されている複数の搬送セグメントTSiを有してもよい。これにより、モジュール構造が可能になり、様々な幾何学配置を成す搬送区間2が、標準化された数種類の搬送セグメントTSiから構成され得る。例えば、図1には、直線の搬送セグメントTS1と曲線の搬送セグメントTS2とが示されている。このようなモジュール構造は、当該従来の技術で公知であり、当然に、搬送区間2又は搬送セグメントTSiの別の構造も考えられる。
一般に、複数の駆動コイル(3)が、いわゆるコイルピッチTSの一定の距離で長手方向に互いに離間して搬送区間2に配置されている。この場合、コイルピッチTSは、複数のコイル軸の間隔を示す。可能な限り均一な磁場を長手方向に発生させるため、一般に、コイルピッチTSは、搬送区間2の全体にわたって一定である。当該図示された例では、複数の駆動コイル3が、強磁性コア4(例えば、積層鉄心)の歯部上に配置されている。しかし、これらの駆動コイル3は、コアなしで構成されてもよい。複数の搬送ユニットTEiがそれぞれ、長手方向に見ていわゆる磁極ピッチTPで互いに離間している複数の磁極5を有する。この場合、磁極ピッチTPはそれぞれ、(長手方向に見た)磁極5の中心を示す。この場合、1つの磁極5が、少なくとも1つの永久磁石6を有するが、当然に、以下でさらに詳しく説明するように、同じ磁化方向、すなわち同じ極性を有する、前後して配置された複数の永久磁石6を有してもよい。
図1に示されているように、空隙が、搬送ユニットTEiと搬送区間2の駆動コイル3との間に公知の方式で設けられている。当該空隙を搬送区間2の全体に沿って可能な限り一定に保持するため、一般に、搬送ユニットTEiを誘導するための(図示されなかった)誘導装置も、搬送区間2に設けられている。このような誘導装置は、必ずしも必要ではないが、当該空隙を維持することに加えて、搬送ユニットTEiが、特にカーブ内で搬送区間2から外れないことを保証するのに有益である。例えば、ガイドレールが、搬送区間2に設けられ、この搬送区間2内で誘導されるローラが、搬送ユニットTEiに設けられてもよい。ローラ、車輪、摺動面、磁石等のような様々なガイド要素を有するこのようなガイドは公知である。それ故に、この点に関しては、詳しく説明しない。
当然に、搬送区間2の全体又は一部が、例えば図1における搬送区間の一部Aに基づいて例示されているように、いわゆる両歯櫛の構造の形態で構成されてもよい。ここでは、搬送区間2は、直角方向(長手方向に対して直角方向)に互いに離間した搬送区間の一部2a,2bを有し、搬送ユニットTEiが、この搬送区間の一部2aとこの搬送区間の一部2bとの間で移動可能である。ここでは、搬送区間の一部2aは、第2の搬送区間の一部2bに対して平行な区間の一部A内に延在する。この第2の搬送区間の一部2bは、当該区間の一部Aで終わるように構成されている。ポイントWの領域内では、2つの搬送区間の一部2a、2bが分岐する。この場合、ポイントW内の搬送ユニットTEiは、移動方向に応じて第1の搬送区間の一部2aから第2の搬送区間の一部2bに移動され得るか、又は第2の搬送区間の一部2bから第1の搬送区間の一部2aに移動され得る。搬送ユニットTE1に対して例示されているように、当該両歯櫛の領域(搬送区間の一部A)内では、当然に、搬送ユニットTEiの複数の磁極5と協働する駆動コイル3が、第2の搬送区間の一部2aに配置されてもよい。特に、これらの磁極5は、搬送ユニットTEiの両側に直角方向に設けられている。当該両歯櫛の構造の利点は、例えば、搬送ユニットTE1の両側の複数の磁極5が、複数の駆動コイル3と協働するので、より高い駆動力が、搬送ユニットTE1に及ぼされ得ることである。当該より高い駆動力は、例えば、より重い貨物を移送するために又は上り坂のときに若しくは大きい加速度時に必要になり得るか又は有利であり得る。1つの搬送ユニットTEiが、図示された残りの搬送ユニットTEiのように、磁極5を片側だけに有する場合、例えば、第2の搬送区間の一部2aの誘導装置だけが、追加の駆動力なしにこの搬送ユニットTEiをさらに誘導するために使用され得る。
一般に、搬送ユニットTEiの移動が、複数の駆動コイル3を希望した移動シーケンスにしたがって制御又は調整する1つ又は複数の調整ユニット7(ハードウェア及び/又はソフトウェア)によって制御される。このため、所定の目標移動シーケンス、例えば1つの搬送ユニットTEiの所定の目標位置及び/又は目標速度及び/又は目標加速度が、目標値として予め設定され得る。予め設定されている目標値を維持するため又は予め設定されている目標値に到達するため、調整ユニット7が、適切な電圧及び/又は電流を複数の駆動コイル3に供給する。基本的には、搬送区間2に対して長手方向に移動する、複数の磁極5と協働する磁場が、搬送ユニット5を移動させるためにこれらの駆動コイル3によって生成されるように、電圧/電流が、これらの駆動コイル3に供給される。当然に、当該調整のために必要な(図示されなかった)センサが、実際値、例えば実際の位置又は実際の速度を取得するために搬送区間2(又は搬送ユニットTEi)に設けられてもよい。しかし、最も簡単な場合では、例えば、当該移動の境界条件及び影響係数が既知であるときに(例えば、搬送ユニットTEiの確定された移動シーケンスが既知である、搬送される貨物が既知である等のときに)、調整(フィードバック制御)の代わりに、絶対制御(フィードフォワード制御)が使用されてもよい。冒頭で述べたように、搬送装置1の予め設定されている構造設計の場合の搬送ユニットTEiの達成可能な最大速度が、パワーエレクトロニクス機器によって複数の駆動コイル3に印加可能である最大コイル電圧及び/又は最大コイル電流によって主に制限される。通常は、当該最大コイル電圧又は最大コイル電流は、搬送装置1と特に複数の駆動コイル3のパワーエレクトロニクス機器との構造設計によって予め設定されていて、これらの駆動コイル3及び当該パワーエレクトロニクス機器を損傷させないため、超えられ得ないか又は超えられてはならない。それにもかかわらず、搬送ユニットTEiの所定の積載時に達成可能な異なる最大速度を搬送装置1で選択的に可能にするため、少なくとも2つの搬送ユニットTEiの複数の磁極5が、異なる磁極ピッチTPを有することが本発明にしたがって提唱されている。この場合、特に、1つの搬送ユニットTEiの全ての磁極5の磁極ピッチTPは一定である。搬送ユニットTEiの達成可能な最大速度が、磁極ピッチTPを変更することによって制御され得る。搬送ユニットTEiの積載が一定である場合、基本的には、磁極ピッチTPが大きいほど、達成可能な最大速度はより高く、磁極ピッチTPが小さいほど、達成可能な最大速度はより低いことが一般に成立する。しかし、この場合、場合によっては、長固定子リニアモータの公知の磁場減衰モード(Feldschwaechebetrieb)を考慮することができる。搬送ユニットTEiの積載が一定である場合、達成可能な最大速度が、当該磁場減衰モードによってさらに高められ得る。すなわち、或る状況下では、特定の交差領域(Ueberschreitungsbereich)が発生し得る。当該特定の交差領域では、磁場減衰モード中のより小さい磁極ピッチTPを有する搬送ユニットTEiが、磁場減衰モードにない当該より小さい磁極ピッチTPに対してより大きい磁極ピッチTPを有する搬送ユニットTEiよりも高い最大速度を達成し得る。しかしながら、異なる磁極ピッチTPを有する搬送ユニットTEiがそれぞれ、磁場減衰モードで稼働されるときに、積載が一定の場合は、一般に、より大きい磁極ピッチTPを有する搬送ユニットTEiが、より高い最大速度に到達される。電圧制限領域内では、搬送ユニットTEiの速度が同じ場合に、磁極ピッチTPを大きくすることによって、より小さい磁極ピッチTPの場合よりも高い電流が、駆動コイル3に通電され得る。
これは、以下の数式関係から得られる。
U=Ri+jωi+ωΨ
この場合、U、駆動コイル3に印加されたコイル電圧であり、ωは、周波数であり、Iは、駆動コイル3のインダクタンスであり、iは、コイル電流であり、Rは、電気抵抗であり、Ψは、連続した磁束である。第1の電圧項(R*i)は、コイル電流iに比例し、具体的な考察に対して無視され得る。当該最初の電圧項は、無負荷(電流i=0)中に零になる。第2の電圧項(j*ω*L*i)は、いわゆる自己誘導電圧に相当し、長固定子リニアモータの無負荷(負荷又はコイル電流i=0)に同様に零になる。第3の電圧項(ω*Ψ)は、通電されたコイル電流iに依存しないいわゆる相互誘導電圧に相当する。当該相互誘導電圧は、無負荷に対して重要な変数である。
磁極ピッチTPが増加すると、これによって、周波数ωが減少する。通常動作では(所定の負荷の場合)、このことは、第2の電圧項(j*ω*LI*i)が、より低い周波数ωに起因して小さくなることを意味する。これにより、より高い電流iが、駆動コイル3に印加され得る。これにより、例えば、搬送ユニットTEiの速度が同じ場合に、より小さい磁極ピッチTPのときよりも大きい駆動力が、より大きい磁極ピッチTPで生成され得る。しかし、他方では、この電力の利点は、搬送ユニットTEiを磁場減衰モードで搬送ユニットTEiを稼働させるために、すなわち所定の積載時に達成可能な最大速度を上げるために使用されてもよい。しかしながら、搬送ユニットTEiが、磁場減衰モードで稼働されない場合、一般に、より大きい磁極ピッチTPのときの無負荷速度は、より小さい磁極ピッチTPのときよりも低い(無負荷速度とは、回転型電動機の場合の無負荷速度と同様に、負荷又は電流iが零であるときの速度と解され得る)。したがって、一般に、磁極ピッチTPを大きくすることによって、磁束Ψも増大することが分かる。これにより、場合によっては、周波数ωの減少が、完全に若しくは部分的に補償又は過補償され得る。
すなわち、本発明の範囲内では、所定の条件において磁極ピッチTPを大きくすることによって、搬送ユニットTEiの最大速度が増大され得ることを意味する。しかしながら、一般に、搬送ユニットTEiの最大速度が増大すると、搬送ユニットTEiの位置精度が低下し得る点に留意すべきである。
図1に示された搬送装置1には、j=4個の磁極5を有する第2搬送ユニットTE2と、j=3個の磁極5を有する第3の搬送ユニットTE3とが示されている。第2搬送ユニットTE2の磁極5は、第2磁極ピッチTP2を有し、第3搬送ユニットTE3の磁極5は、第2磁極ピッチTP2よりも大きい第3磁極ピッチTP3を有する。このため、搬送区間2の駆動コイル3のコイルピッチTSが一定に予め設定されていて、エネルギー及び構成に関する境界条件(最大コイル電流、最大コイル電圧、一定の空隙)が予め設定されている場合、一般に、積載が同じときの第3搬送ユニットTE3の達成可能な最大速度は、(磁場減衰モードを考慮しても)第2搬送ユニットTE2の最大速度よりも大きい。基本的に、(磁極ピッチTPが同じときの)搬送ユニットTEiの磁極5の数jの増加は、搬送ユニットTEiのそれぞれ達成可能な最大速度に影響しないが、当該増加は、それぞれの搬送ユニットTEiの達成可能な最大駆動力に影響する。したがって、磁極5の(例えば、磁場の強さ、磁極幅、磁極ピッチTPに関する)所定の構成の実施の形態の場合、磁極5の数jが増加すると、最大速度が同じときの最大駆動力は上昇し、磁極5の数jが減少すると、最大速度が同じときの最大駆動力は低下し得る。
好ましくは、隙間が、隣接する2つの磁極5間に発生しないように、又は、複数の磁極5間の発生し得る構成に関する隙間が最小になるように、磁極5の磁極幅bが、所与の磁極ピッチTPの場合に選択される。このとき、磁極幅bは、磁極ピッチTPにほぼ一致し、搬送ユニットTEiの全ての磁極5の長手延在部Lは、複数の磁極5の複数の磁極幅bの和にほぼ一致し、一般に、L=Σb*jである。図1の第2搬送ユニットTE2及び第3搬送ユニットTEに基づいて示されているように、例えば、2つの搬送ユニットTEiが、異なる数jの磁極5と異なる磁極ピッチTPとを有するが、磁極5のほぼ同じ大きさの長手延在部Lを有してもよい。一定の磁極ピッチTPを有するJ=4個の磁極5が、長手延在部L=4*TP2を成して第2搬送ユニットTE2に設けられている。一定の磁極ピッチTPを有するJ=3個の磁極5が、長手延在部L=3*TP3を成して第3搬送ユニットTE3に設けられている。この場合、L=Lである。搬送ユニットTEiの磁極5が、隙間幅sを有する隙間によって互いに離間されている場合、L=Σb+Σsになる複数の磁極幅bの和と複数の隙間幅sの和とから成る長手延在部Lが得られる。
本発明の好適な構成によれば、所定の積載時の最大速度又は搬送ユニットTEiの精度を所定の境界条件に簡単に且つ柔軟に適合できるようにするため、少なくとも1つの搬送ユニットTEiに対する磁極5の数j及び/又は磁極ピッチTP及び/又は磁極5の磁極幅bが変更可能である。この場合、磁極5の数j、磁極幅b又は磁極ピッチTPを調整するため、例えば、搬送ユニットTEiが、搬送区間2に停止中に、調整が実行可能であるか、又は搬送ユニットTEiが、搬送区間2から取り外され得る。しかしながら、当該調整は、搬送ユニットTEiの移動中に搬送区間2で直接に実行され得ると、非常に有益である。以下に、どのようにして当該調整が具体的に実現され得るかの好適な可能性を、図2a〜2b及び図3a〜3dに基づいて詳しく説明する。磁極ピッチTPが、可能な限り搬送区間2の全体にわたって駆動コイル3のコイルピッチ3と異なるように、磁極ピッチTPが調整される(この場合、コイルピッチTSは、特に搬送区間2の全体にわたって一定である)。これにより、1つの搬送ユニットTEiの複数の磁極5がそれぞれ、搬送区間2の1つの駆動コイル3に直接に対向することが回避され得る。その結果、この搬送ユニットTEiの「ラッチ(Einrasten)」(いわゆるコギング)が回避され得る。しかし、例えば、複数の駆動コイル3が、搬送ユニットTEiの磁極ピッチTP<TSから磁極ピッチTP>TSへの移動中に調整されるときは、当然に、磁極ピッチTPが、駆動コイル3のコイルピッチTSと同じ大きさであることが、短期間に発生し得る。この場合、当該範囲TP=TSは、実際の調整工程中に短期間だけ発生し、それ故に搬送ユニットTEiの移動に影響しないか又はほとんど影響しない。
図2aには、搬送ユニットTEiが、正面図で示されている。この搬送ユニットTEiは、長手方向に前後して配置されているj=7個の磁極5を有する。ここでは、これらの磁極5は、それぞれ1つの永久磁石6を有する。この場合、隣接する複数の永久磁石6が、ハッチング面によって示されているように反対の極性又は磁化方向を有する。しかし、1つよりも多い永久磁石6が、それぞれの磁極5に設けられてもよい。この場合、1つの磁極5のこれらの永久磁石6が、同じ極性又は磁化方向を有する。これらの磁極5は、磁極幅bを有し、一定の磁極ピッチTPaで互いに離間している。それぞれの磁極5が、1つの永久磁石6によって構成されているので、磁極幅bは、ここでは1つの永久磁石6の磁極幅に相当する。これらの磁極5が、互いに直接に当接するように、すなわちこれらの磁極5間にほとんど隙間なしに、これらの磁極5は配置されている。
長手方向の磁極5の位置を調整するため、調整装置8が、搬送ユニットTEiに設けられている。この調整装置8は、例えば純粋に機械式の調整装置8として構成されてもよく又は電気機構式に構成されてもよい。最も簡単な場合では、例えば、調整装置8は、複数の磁極5が摺動可能に配置されている或る種のガイドレールとして構成されていることが考えられる。磁極ピッチTPを調整するため、搬送ユニットTEiが、搬送区間2から取り外され、これらの磁極5が、当該ガイドレール内に手動で移動され、希望した位置に変位され、再び固定され得る。これらの磁極5の位置を固定するため、当然に、(図示されなかった)適切な保持要素を搬送ユニットTEiに設けることができる。これにより、当該磁極ピッチは、図2bに示されているように第1磁極ピッチTPaから第2磁極ピッチTPbに非常に簡単に拡大され得る。これらの磁極5の位置を一定の磁極幅bで変更した場合、当然に、これらの磁極5間の隙間幅sを有する特定の隙間が発生する。
別の可能性は、(図2a及びbに示された)複数の弾性要素9が、複数の磁極5間に設けられることである。磁極ピッチTPが、これらの弾性要素9によって(小さい)第1磁極ピッチTPaから(より大きい)第2磁極ピッチTPbに調整され得る。このため、これらの弾性要素9は、例えば図2aによる複数の磁極5の位置で予荷重され得る。この場合、これらの磁極5は、例えばピンのような(図示されなかった)適切な複数の保持要素によって定位置に固定される。これらの保持要素は、(図示されなかった)適切な解除装置によって解除され得る。これにより、これらの磁極5が、これらの弾性要素9の弾性力によって互いに押圧され、第2磁極ピッチTPb(図2b)が発生する。当然に、図2bによる位置を固定するため、同様に、例えばピンのような適切な保持要素が設けられてもよい。したがって、弾性要素9、保持要素及び解除装置の対応する構成の場合、当然に、より大きい第3磁極ピッチTPc>TPbに対する別の調整も実現され得る。この場合、搬送ユニットTEiが、搬送区間2から取り外されることによって、当該解除装置が、同様に手動で解除され得る。
しかし、当該解除装置が適切に配置され構成される場合、当該解除は、搬送ユニットTEiの停止中又は移動中に搬送区間2に配置されたこの搬送ユニットTEiで実行されてもよい。当該調整が、搬送ユニットTEiの移動中に実行されなければならない場合、例えば、適切な操作装置が、搬送区間2の希望した解除地点に設けられ得る。当該搬送ユニットTEiが、当該解除装置を通過するときに、この解除装置は、この搬送区間2を操作する。しかし、別の機械式の調整装置8として、例えば或る種のリンク機構13又は通常の歯車装置が設けられてもよい。当該リング機構又は歯車装置を用いることで、磁極5が、適切な駆動装置によってほぼ無段式に調整され得る。当然に、説明した構成は、専ら例示に過ぎないと解するべきであって、機械式の調整装置8の具体的な構成の別の様々なバリエーションが考えられる。当業者は、適切なバリエーションをこれらのバリエーションから選択できる。
しかし、純粋な機械式の調整装置8の代わりに、電気機構式の調整装置8が、搬送ユニットTEiに設けられてもよい。例えば、中央制御要素10が、例えば適切な特に電気制御可能なアクチュエータとして設けられることが考えられる。磁極5の位置が、当該アクチュエータによって調整され得る。例えば、電磁式、空気圧式、油圧式又は圧電式のアクチュエータが、アクチュエータとして使用され得る。また、磁極5の磁極ピッチTPを調整するため、中央制御要素10は、リンク機構13(又は別の種類の歯車装置)を操作できる。当然に、この中央制御要素10の代わりに、独立した1つの制御要素が、それぞれの磁極5又はそれぞれの永久磁石6に設けられてもよいし、又は、弾性要素9と同様に、それぞれ1つの適切な制御要素が、複数の磁極5間に設けられてもよい。特に制御装置11が、当該制御のために搬送ユニットTEiに配置されている。この制御装置11は、希望した磁極ピッチTPを調整するために調整装置8を適切に制御する。
制御装置11及び制御要素10(又は複数の制御要素)にエネルギーを供給するため、蓄電装置12が、搬送ユニットTEiに配置されてもよい。予め設定されている磁極ピッチTPの調整を目的とした純粋な制御の他に、当然に、磁極ピッチTPを調整するために適した調整器が、制御装置11内に組み込まれていることも考えられる。例えば、磁極ピッチTPが、一定に調整されるのではなくて、磁極ピッチTPが、搬送ユニットTEiの目標最大速度に依存して制御装置11によって調整されることも考えられる。このため、制御装置11は、例えば目標値又は実際値を取得するために搬送装置の調整ユニット7と交信してもよい。しかし、例えば実際の速度のような調整用の実際値が、例えば適切なセンサによって搬送ユニットTEi自体で検出されてもよい。上記の純粋な機械式の調整装置8の場合と同様に、電子機構式の構成でも、制御装置11が、解除装置として使用されること、及び、操作装置が、搬送区間2の所定の解除地点に配置されていることが考えられる。搬送ユニットTEiが、当該操作装置を通過するときに、例えば電気信号が、制御装置11に送信され得て、この制御装置11が、希望した磁極ピッチTPに応じて磁極5を調整するために制御要素10を操作する。
例えば、搬送区間2は、無積載の搬送ユニットTEiを帰還させるための帰還部分を有してもよい。当該帰還部分上では、搬送ユニットTEiの位置又は速度の正確な調整は重要ではなくて、例えば、搬送ユニットTEiを搬送区間2の所定の出発地点に可能な限り速く戻すことだけが望まれ得る。例えば、当該搬送ユニットは、当該出発地点で物品を新たに積載する。この場合、磁極ピッチTPを当該帰還部分の範囲内で拡大するため、すなわち最大速度を上げるため、解除地点が、搬送区間2の帰還部分の開始地点に配置され得る。磁極ピッチTPが、当該帰還部分の終点で再び最初の磁極ピッチTPに減少され得る。例えば、無線通信が、搬送装置の調整ユニット7と搬送ユニットTEiの制御装置11との間で実行されているときに、磁極ピッチTPが、解除地点に依存しないで搬送区間2の任意の別の地点でも調整され得る。
図3a〜3dには、本発明の別の好適な構成が示されている。図3aの搬送ユニットTEiは、j=4個の磁極5を有する。この場合、それぞれの磁極5は、p=4個の永久磁石6から成る。したがって、16個の永久磁石6が、長手方向に前後して搬送ユニットTEiに配置されている。この場合、それぞれの永久磁石6は、磁石幅mを有する。磁極5を構成するため、1つの磁極5のこれらの永久磁石6は、ハッチングによって示されているように同じ極性を有する。磁極の数j及び/又は磁極ピッチTP及び/又は磁極幅bを変更するため、個々の永久磁石6の磁気特性が変更され得る。このため、永久磁石6は、適切に磁化可能な材料、例えばAlNiCoから形成されている。磁気特性の変化は、例えば永久磁石6の磁場の強さの変化と解され得る。このことは、1つ又は複数の永久磁石6が(N極とS極とを入れ替える目的で)磁極反転されること、及び/又は、永久磁石6の磁場の強さが変更されること、又は、永久磁石6が消磁されることを意味し得る。当然に、組み合わせも考えられ、例えば磁場の強さの減少又は増大を伴う反転が考えられる。しかし、この関係では、消磁は、(磁場の強さが零に等しいことを意味する)完全な消磁と常に解する必要はない。何故なら、当該完全な消磁は、磁気ヒステリシスに起因して(特に短期間に)実現することは困難であるからである。それぞれの永久磁石6が、該当する搬送ユニットTEiの駆動力の生成にもはやほとんど寄与しない程度に、磁場の強さが減少されることで十分であり得る。永久磁石6の磁気特性を変更するため、それぞれ1つの永久磁石6又は一群の永久磁石6が、永久磁石6の磁化方向を変更(反転)するため、及び/又は磁場の強さを変更するため、又は永久磁石6を消磁するために十分に強い外部磁場に曝される。代わりに、磁極5の数j又は磁極ピッチTP又は磁極幅bの希望した変更を達成するため、複数の永久磁石6が、搬送ユニットTEiに交換可能に配置され、磁極を反転する代わりに交換されてもよい。
図3bの搬送ユニットTEiは、それぞれp=2個の永久磁石6から成る、例えばj=8個の磁極5を有する。これにより、永久磁石6の合計が、不変の16個である場合、図3aに比べて、磁極5の数jが2倍になる。この場合、磁極ピッチTP及び磁極幅bが半分になる。図3bにしたがって構成するため、複数の永久磁石6が、常に対ごとに図3aから反転され得るか、又は、複数の永久磁石6が、図3aの二重矢印によって示されているように対ごとに交換され得る。同様に、図3cに示されているように、磁極5の数jが、磁極ピッチTPと磁極幅bとを同時に減少させる場合にさらに増大され得る。ここでは、それぞれの磁極5が、永久磁石6によって構成されている。したがって、搬送ユニットTEiは、j=16個の磁極5を有し、磁極ピッチTP及び磁極幅bが、永久磁石6の磁石幅mに一致する。例えば、それぞれの個々の永久磁石6が、交換されるか又は極性反転されることによって、図3cによるバリエーションが、図3bから達成され得る。より大きい駆動力を発生させるため、当然に、永久磁石6の磁場の強さが変更されてもよい。
最後に、図3dでは、j=3個の磁極5を有する搬送ユニットTEiが示されている。この場合、永久磁石6の数pは、変更されずにp=16である。この場合には、j個の磁極5に対するp=16個の永久磁石6の比p/jが、整数にならないので、同じ極性を有する5つの永久磁石6だけが、それぞれの磁極5に設けられている。その結果、合計で15個の永久磁石6が、3つの磁極5に対して設けられている。(ここでは、一番右の)残りの永久磁石6は、一定の磁極ピッチTP及び磁極幅bを得るためにここでは特に磁極5の一部として使用されず、除去又は消磁され得る。当該除去又は消磁は、同様に適切な外部磁場によって実行されてもよい。実際には、完全な消磁は、磁気ヒステリシスに起因して多くの場合に達成するのは困難であり得るので、当然に、対応する永久磁石6が、駆動力の生成にもはやほとんど寄与しない程度に、磁場の強さが減少されるだけでもよい。例えば図3dによれば、磁極ピッチTP及び磁極幅bは、5つの永久磁石6の磁石幅mの合計に一致する。すなわち、搬送ユニットTEiの永久磁石6の交換又は磁気反転若しくは消磁によって、磁極5の数j、磁極ピッチTP及び磁極幅bが、非常に柔軟に適合され得ることが分かる。しかしながら、個々の永久磁石6の手動の交換は、当該磁気反転又は消磁と違って搬送ユニットTEiの移動中に搬送区間2上で実行され得ない。以下に、どのようにして永久磁石6の磁極反転又は消磁が、搬送装置で実行され得るかを図4に基づいて詳しく説明する。
図4には、真っ直ぐな搬送区間の一部の領域内の搬送装置1の断面が示されている。複数の駆動コイル3が、搬送区間2に公知の方式で配置されている。一般に、これらの駆動コイル3は、一定の間隔であるコイルピッチTSで長手方向に互いに離間していて、所定のコイル幅Bを有する。これらの駆動コイル3は、例えばほぼ円形に形成され得て、強磁性コア4の歯部14に周設され得る。ここでは、磁気装置15が、搬送区間2に対して平行に配置されている。この磁気装置15は、図3a〜3dに基づいて説明したように搬送ユニットTEiの永久磁石6を磁気反転又は消磁するために設けられている。図1の例えば搬送区間の一部A内の両歯櫛の構造の搬送区間2に対して使用されるように、この磁気装置15は、ここでは両側に配置された磁極5を有する搬送ユニットTEiのために設けられている。この磁気装置15は、図4のように独立した装置として構成され得るが、図1に第2の搬送区間の一部2bの破線の領域によって示されているように、例えば搬送区間内に組み込まれてもよい。
1つの搬送区間2の残りの搬送ユニットTEiの移動シーケンスを妨害しないようにするため、磁気装置15は、例えば、そのために特別に設けられている(図示されなかった)搬送区間の一部上に、或る種の「側線」内に配置されてもよい。例えば、永久磁石6を磁気反転又は消磁しなければならない搬送ユニットTEiが、ポイントによって閉じられている搬送区間2から独立した搬送区間の一部に移動され得て、この独立した搬送区間の一部上で磁気反転又は消磁され得る一方で、残りの搬送ユニットTEiは、この搬送区間上の予め設定されている当該残りの搬送ユニットTEiの移動シーケンスを妨害されないで続行され得る。当該磁気反転又は消磁が完了すると、対応する搬送ユニットTEiは、当該独立した搬送区間の一部から反対方向に当該閉じられている搬送区間2に再び戻される。「側線」としての当該搬送区間の一部の場合でも、当該戻り搬送は、同様に当該ポイントによって実行され得る。しかし、当該搬送区間の一部は、2つのポイントを有する平行な区間として構成されてもよい。この場合、搬送ユニットTEiが、第1ポイントによって当該搬送区間から当該平行な搬送区間の一部に移動され、その後に磁気装置15のための当該平行な搬送区間の一部に沿って移動され、第2ポイントによって搬送区間2に向かって同じ移動方向に再び戻され得る。これにより、例えば、搬送区間2に戻るときに相互に走行妨害されることなしに、複数の搬送ユニットTEiが、磁気反転又は消磁され得ることも可能である。
図4の搬送ユニットTEiは、両側にそれぞれp=6個の永久磁石6を有する。これらの永久磁石6は、(移動方向左側の)第1磁極5aと(移動方向右側の)第2磁極5bとを構成する。磁気装置15の前方の移動方向(図4の矢印)に見ると、第1磁極5aと第2磁極5bとはそれぞれ、同じ極性と特に同じ磁場の強さとを有する2つの永久磁石6によって構成されている。したがって、磁気装置15の前方の搬送ユニットTEiは、両側に同じj=3個の、第1磁極ピッチTPaと第1磁極幅bとを成す磁極5を有する。この場合、磁極幅bは、第2永久磁石6の幅に一致する(b=2m)。永久これらの永久磁石6は、ほぼ隙間なしに互いに直接に隣接するので、第1磁極ピッチTPaは、第1磁極幅bにほぼ一致する。搬送ユニットTEiは、公知の方式で磁極5aと搬送区間2の駆動コイル3との協働によって、搬送ユニットTEiに対する矢印によって示されているように移動方向に移動され得る。
磁気装置15は、ここでは複数の磁化コイル17として構成されている磁化ユニット16を有する。これらの磁化コイル17は、搬送区間2の駆動コイル3と同様に長手方向に前後して磁気装置15に配置されていて、それぞれ所定の磁化コイル幅Bを有する。搬送ユニットTEiの複数の永久磁石6の磁気特性を変更、例えば極性反転又は消磁するのに適している十分に強い磁場が生成され得るように、これらの磁化コイル17は構成されている。所定の磁石間隔Lが、これらの磁化コイル17とこれらの永久磁石6との間に設けられているように、磁気装置15が、横方向に配置されている。例えば極性反転又は消磁の作用をより良好にするためには、磁石間隔Lが、可能な限り小さく形成されることが有益である。何故なら、これにより、磁化コイル17によって生成された磁場が、永久磁石6により良好に印加され得るからである(より小さい磁石間隔Lは、より小さい磁気抵抗を意味する)。磁石間隔Lが完全に回避され、永久磁石6が、磁化コイル17にほぼ直接に当接することが非常に有益である。何故なら、これにより、当該磁石隙間の磁気抵抗が減少、特に回避され得るからである。
磁化コイル幅Bは、好ましくは搬送ユニットTEiの永久磁石6の磁石幅mに依存して選択される。例えば、それぞれ個々の永久磁石6が、極性反転又は消磁され得ることが望ましい場合、磁極反転すべき永久磁石6に隣接する永久磁石6を同様に磁極反転させないため、磁化コイル幅Bは、特に最大では磁石幅mにしなければならない(B≦m)。当然に、当該事項は厳密なものではなくて、例えば、隙間が、複数の永久磁石間に設けられているか否か、又は、複数の永久磁石が、図4に示されているように互いにほぼ直接に隣接するか否かに依存する。当然に、この限定は、必ずしも必要ではなく、磁化コイル17の磁化コイル幅Bは、当然により大きく選択されてもよく、磁化コイル幅Bは、好ましくは磁石幅mの整数倍
Figure 2020083657
でもよい。この場合、少なくとも2つの磁極5が、入手可能なp個の永久磁石6から実現可能であるように、最大の磁化コイル幅Bが選択されなければならない。したがって、当該図示された例では、最大の磁化コイル幅Bは、B=3*mになる。
永久磁石6の磁気反転又は消磁、すなわち磁気特性の変更は、搬送ユニットTEiの停止中に実行され得るが、例えば、磁気装置15自体が、図4の二重矢印によって示されているように搬送区間2に対して平行に移動され得るときは、搬送区間2に沿った搬送ユニットTEiの移動中にも実行され得る。この場合、当該移動は、特に、搬送ユニットTEiが搬送区間2に沿って移動されるときの速度と同じ速度で実行される。極性反転が実行された後に(図4では、中央及び右)、当該搬送ユニットは、それぞれp=2個の永久磁石6を有する、変化しなかったj=3個の磁極5を搬送区間2に面した側に備える。(N極とS極との反転を意味する)極性反転が、磁気装置15によって実行される当該搬送ユニットTEiの対向する側では、当該搬送ユニットTEiは、それぞれ1つの永久磁石6から成るj=6個の磁極5を有する。当然に、当該極性反転の代わりに、同様に永久磁石6の磁場の強さの変更が実行されてもよい。この場合、特に、1つの搬送ユニットTEiの全ての永久磁石6が、同じ大きさの磁場の強さを有する。その後に、当該搬送ユニットTEiは、破線で示された第2の搬送区間の一部2bによって示されているように、例えば両歯櫛の形態の搬送区間の一部内に移動され得る。このとき、当該搬送ユニットTEiの移動は、第2の搬送区間の一部2bの駆動コイル3の協働によって実行され得て、別の磁気装置15が、図4に示されているように第1の搬送区間の一部2a内に組み込まれ得る。
しかし、当然に、磁化ユニット16は、図示されているように複数の磁化コイル17を有する必要はなくて、例えば、ただ1つの磁化コイル17が、磁化ユニット16内に配置されているだけでも十分であり得る。このとき、次の永久磁石6又は次の一群の永久磁石6を磁化コイル17の領域内に移行させるため、磁気が、当該磁化コイルによって磁極反転すべきそれぞれ1つの永久磁石6に印加され、極性反転の完了後に、当該搬送ユニットTEiが、対応する変位だけさらに移動されるように、当該搬送ユニットTEiは、搬送区間2で移動される。当該極性反転のほかに、当然に、磁場の強さ又は消磁の変更も同様に可能である。搬送ユニットTEiの移動制御は、搬送装置1の調整ユニット7によって従来の方法で実行され得る。磁気装置15の制御は、例えば、磁気装置15の内部又は外部に設けられている磁化制御装置18によって実行され得る。
例えば、搬送ユニットTEiの位置データ又は極性反転若しくは消磁用の目標値を取得するため、磁化制御装置18は、搬送装置1の調整ユニット7に接続されてもよい。このような目標値は、例えば、所定の搬送ユニットTEiの希望したj個の磁極5、磁極ピッチTP又は磁極幅bでもよい。このとき、磁化コイル17に割り当てられた永久磁石6の希望した極性反転及び/又は磁場の強さ又は消磁の変更を達成するため、磁化制御装置18は、例えば取得する目標値に基づいて磁化ユニット16、特にそこに設けられている磁化コイル17を適切に制御できる。当然に、磁気装置15のエネルギー供給が、同様に磁化制御装置18によって実行され得るか、又は独立した(図示されなかった)電圧供給部によって実行されてもよい。さらに、磁気装置15は、例えば、磁気装置15に対する、特に磁化コイル17に対する搬送ユニットTEiの位置を測定するために設けられている1つ又は複数のセンサ19を有し得る。したがって、永久磁石6と磁化コイル17との間の非常に精確な同期が実行され得る。このため、当然に、当該センサ19は、同様に磁化制御装置18に接続され得る。この磁化制御装置18は、センサ17の位置信号に基づいて搬送装置1の調整ユニット7を制御できる。永久磁石6と磁化コイル17とを同期させるため、この調整ユニット7は、搬送ユニットTEiの位置を制御する。
磁気装置15自体が、図4の水平な二重矢印によって示されているように長手方向に可動に構成されている場合、極性反転及び/又は磁場の強さ若しくは消磁の変更が、搬送ユニットTEiの移動中にも実行され得る。これにより、搬送ユニットTEiの停止が必要でないので、搬送装置1移動シーケンスが、時間的にさらに最適化され得る。磁気装置15の移動は、同様に磁化制御装置18によって制御され得る。この場合、当然に、対応する(図示されなかった)誘導装置及び適切な駆動部を設けることが必要である。磁石隙間Lを可能な限り小さく保持するため、例えば、磁気装置15が、長手方向の移動に加えて(又は磁気装置15が、長手方向に可動でないときは、当該長手方向の移動に関係なく)、図4の垂直な二重矢印によって示されているように横方向に可動に構成されていることも考えられる。当該磁石隙間Lの可能な限り小さい保持は、磁気特性の速くて効率的な変化(極性反転/消磁/磁場の強さの変更)のために有益である。極性反転すべき搬送ユニットTEiが、磁気装置15内に配置されていて、磁化コイル17と適切に同期されている場合、磁石隙間Lを減少させるため、磁気装置15は、搬送ユニットTEiに対して横方向に移動され得る。磁化コイル17と永久磁石6とを直接に接触させるため、特に、磁石隙間Lは、磁石隙間L=0まで減少される。これにより、極性反転/消磁の工程が改善され得て、特に加速され得る。
しかし、磁気装置15は、図4に示されているように搬送装置1の固定された構成要素として構成される必要は必ずしもなくて、当該磁気装置15は、例えば、必要に応じて搬送ユニットTEiの永久磁石6を極性反転させるか又は消磁させるために使用され得る移動可能な外部ユニットとして構成されてもよい。当該極性反転又は消磁は、図4に示されているように搬送区間で直接に実行され得るが、例えば、対応する搬送ユニットTEiが、搬送区間2に配置される前に、又は、搬送ユニットTEiが、搬送区間2から取り外されるときに、搬送区間2から離れて実行されてもよい。当然に、(図示されなかった)操作装置が、磁気装置15に配置されてもよい。ユーザが、当該操作装置によって希望した極性反転/消磁を調整できる。
磁気装置15のさらに好適な構成によれば、磁気装置15が、図4の搬送区間2の右端部の破線で示された領域によって示されているように(図1の第2の搬送区間の一部2bも参照)搬送装置1の搬送区間2内に直接に組み込まれている。この場合には、永久磁石6の磁気特性(極性反転/消磁/磁場の強さの変更)を変更するために、搬送区間3の駆動コイル3が使用され、独立した磁化コイル17が不要である。この場合、駆動コイル3は、永久磁石6を極性反転又は消磁させるために適している十分に強い磁場を生成できるように適切に構成することができる。これは、駆動コイル3を適切に構造設計し、駆動コイル3を適切に制御すると、実質的に、搬送区間2の全体が、磁気装置15として使用され得ることを意味する。
駆動コイル3のコイル幅Bが、搬送ユニットTEiの永久磁石6の磁石幅mよりも大きい場合、それぞれの永久磁石6が個々に極性反転され得るのではなくて、永久磁石6が、場合によっては対ごとに又はグループごとに極性反転され得ることが起こり得る。それにもかかわらず、磁極5の数j、磁極ピッチTP及び磁極幅bに関する柔軟性を向上させる、個々の永久磁石6の個々の極性反転が希望される場合、例えば、搬送区間2の限定部分が、磁気装置15として構成されてもよい。この場合、この部分内の駆動コイル3のコイル幅Bが、搬送区間2の残りの駆動コイル3のコイル幅Bよりも小さく、特に永久磁石6の磁石幅mにほぼ一致する。
当然に、搬送区間2内に組み込まれた磁気装置15の場合でも、位置の同期が、極性反転のために設けられている駆動コイル3を対応する永久磁石6に一致させるために有益である。当該位置の同期は、同様に磁化制御装置18と対応するセンサ19とによって実行され得るか、又は搬送装置1の調整ユニット7によって直接に実行され得る。搬送区間2が、長手方向に前後して配置された個々の搬送セグメントTSiからモジュール式に構成されている場合、例えば、1つの搬送セグメントTSiが、磁気装置15として構成されていることが考えられる。これにより、図1に搬送セグメントTS3によって示されているように、例えば、存在する1つの搬送区間2が、例えば既存の1つの搬送セグメントTSiを磁気装置15としての1つの搬送セグメントと交換することによって1つの磁気装置15だけ拡張され得る。
1 搬送装置
2 搬送区間
3 駆動コイル
4 強磁性コア
5 磁極
6 永久磁石
7 調整ユニット
8 調整装置
9 弾性要素
10 中央制御要素
11 制御装置
12 蓄電装置
13 リンク機構
14 歯部
15 磁気装置
16 磁化ユニット
17 磁化コイル
18 磁化制御装置
19 センサ
TEi 搬送ユニット

Claims (18)

  1. 搬送区間(2)を有する長固定子リニアモータの形態の搬送装置(1)であって、
    少なくとも2つの搬送ユニット(TEi)が、前記搬送区間(2)に沿って長手方向に移動可能であり、
    複数の駆動コイル(3)が、前記搬送区間(2)に長手方向に前後して配置されていて、複数の磁極(5)がそれぞれ、前記搬送ユニット(TEi)に長手方向に所定の磁極ピッチ(TP)で前後して配置されていて、前記搬送ユニット(TEi)を移動させるため、それぞれの前記磁極(5)が、前記複数の駆動コイル(3)と電磁作用し、
    それぞれの前記磁極(5)が、少なくとも1つの永久磁石(6)を有する当該搬送装置(1)において、
    少なくとも2つの搬送ユニット(TEi)の前記磁極(5)が、異なる磁極ピッチ(TP)を有することを特徴とする搬送装置(1)。
  2. 前記少なくとも2つの搬送ユニット(TEi)は、異なる数(j)の前記磁極(5)を有すること、及び/又は
    前記少なくとも2つの搬送ユニット(TEi)の前記磁極(5)が、異なる磁極幅(b)を有することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置(1)。
  3. 少なくとも1つの搬送ユニット(TEi)の前記磁極(5)の数(j)及び/又は前記磁極(5)の前記磁極ピッチ(TP)及び/又は磁極幅(b)が、前記搬送区間(2)に沿った前記搬送ユニット(TEi)の移動中に、及び/又はその停止中に可変であることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置(1)。
  4. 前記磁極(5)の数(j)及び/又は前記磁極(5)の前記磁極ピッチ(TP)及び/又は磁極幅(b)を変更するため、1つの搬送ユニット(TEi)の少なくとも1つの永久磁石(6)が交換可能であることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置(1)。
  5. 前記磁極(5)の数(j)及び/又は前記磁極(5)の前記磁極ピッチ(TP)及び/又は磁極幅(b)を変更するため、1つの磁化装置(15)が、前記搬送装置(1)内に設けられていて、1つの搬送ユニット(TEi)の少なくとも1つの永久磁石(6)の磁気特性が、前記磁化装置(15)によって変更可能であり、
    前記磁化装置(15)は、前記搬送装置(1)の前記搬送区間(2)内に組み込まれているか又は前記搬送区間(2)に対して平行に配置されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の搬送装置(1)。
  6. 前記磁化装置(15)は、磁化ユニット(16)と磁化制御装置(18)とを有し、
    磁化ユニット(16)は、磁場を生成して、前記搬送ユニット(TEi)の少なくとも1つの永久磁石(6)の磁気特性を変更し、前記磁極(5)の磁極ピッチ(TP)を変更するように設けられていること、及び
    前記磁化制御装置(18)は、前記磁化ユニット(16)を制御するために設けられていることを特徴とする請求項5に記載の搬送装置(1)。
  7. 前記磁化ユニット(16)は、磁場を生成して、前記搬送ユニット(TEi)の少なくとも1つの永久磁石(6)の磁気特性を変更し、前記磁極(5)の数(j)及び/又は磁極幅(b)を変更するように設けられていることを特徴とする請求項6に記載の搬送装置(1)。
  8. 前記磁化ユニット(16)は、磁場を生成するために少なくとも1つの磁化コイル(17)を有し、
    前記少なくとも1つの磁化コイル(17)は、特に、前記搬送ユニット(TEi)の1つの永久磁石(6)の磁気幅(m)又は前記搬送ユニット(TEi)の1つの永久磁石(6)の磁気幅(m)の整数倍に相当する磁化コイル幅(b)を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の搬送装置(1)。
  9. 前記磁化装置(15)は、前記搬送区間(2)内に組み込まれていて、
    前記搬送区間(2)の前記複数の駆動コイル(3)のうちの少なくとも1つの駆動コイルが、前記磁化ユニット(16)の磁化コイル(17)として構成されていること、又は
    前記磁化装置(15)は、前記搬送区間(2)に対して平行に配置されていて、
    前記搬送ユニット(TEi)の少なくとも1つの永久磁石(6)の磁気特性を前記搬送ユニット(TEi)の停止中に又は移動中に変更させるため、前記磁化装置(15)は、固定されているか又は前記搬送ユニット(TEi)に対して相対的に移動可能であることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の搬送装置(1)。
  10. 1つの搬送ユニット(TEi)の磁極(5)の磁極ピッチ(TP)を変更するため、少なくとも1つの永久磁石(6)の位置が、前記搬送ユニット(TEi)の長手方向に前記搬送ユニット(TEi)に配置された調整装置(8)によって変更可能であることを特徴とする請求項3〜9のいずれか1項に記載の搬送装置(1)。
  11. 前記搬送区間(2)沿いの長手方向の前記複数の駆動コイル(3)のコイルピッチ(TS)が、前記搬送ユニット(TEi)の磁極ピッチ(TP)と相違し、
    前記コイルピッチ(TS)は、特に前記搬送区間(2)の全体にわたって一定であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の搬送装置(1)。
  12. 長固定子リニアモータの形態の搬送装置(1)用の、搬送ユニット(TEi)の長手方向に所定の磁極ピッチ(TP)で前後して配置された複数の磁極(5)を有する前記搬送ユニット(TEi)であって、それぞれの磁極(5)が、少なくとも1つの永久磁石(6)を有する当該搬送ユニット(TEi)において、
    前記搬送ユニット(TEi)の複数の前記磁極(5)の磁極ピッチ(TP)が変更可能であることを特徴とする搬送ユニット(TEi)。
  13. 調整装置(8)が、前記搬送ユニット(TEi)に設けられていて、前記磁極(5)の磁極ピッチ(TP)を変更するため、複数の前記永久磁石(6)のうちの少なくとも1つの永久磁石(6)の位置が、前記搬送ユニット(TEi)の長手方向に前記調整装置(4)によって変更可能であることを特徴とする請求項12に記載の搬送ユニット(TEi)。
  14. 前記調整装置(8)は、機械式に構成されていて、
    この調整装置(8)は、前記磁極ピッチ(TP)を調整するために歯車装置、リンク機構及び/又は少なくとも1つの弾性要素(9)を有すること、又は
    前記調整装置(8)は、電気機構式に構成されていて、少なくとも1つの電気機構式の制御要素(10)を有し、
    前記磁極ピッチ(TP)を変更するため、少なくとも1つの制御要素(10)を制御するための制御装置(11)が、前記搬送ユニット(TEi)に設けられていることを特徴とする請求項13に記載の搬送ユニット(TEi)。
  15. 前記搬送ユニット(TEi)は、前記磁極ピッチ(TP)の調整を起動するための起動装置を有し、
    前記起動装置は、手動で操作可能であるか、又は長固定子リニアモータの形態の搬送装置(1)の操作装置によって操作可能であることを特徴とする請求項13又は14に記載の搬送ユニット(TEi)。
  16. 前記磁極ピッチ(TP)及び/又は前記磁極(5)の数(j)及び/又は前記磁極(5)の磁極幅(b)を変化させるため、前記搬送ユニット(TEi)の少なくとも1つの永久磁石(6)が交換可能であること、及び/又は
    少なくとも1つの永久磁石(6)の磁気特性が、磁化装置(15)によって変更可能であることを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載の搬送ユニット(TEi)。
  17. 搬送ユニット(TEi)を搬送区間(2)に沿って移動させるため、長手方向に前後して配置された複数の駆動コイル(3)を有する搬送区間(2)と、長手方向に所定の磁極ピッチ(TP)で前後して配置された、前記複数の駆動コイル(3)と電磁式に協働するそれぞれ少なくとも1つの永久磁石(6)付きの複数の磁極(5)を有する複数の搬送ユニット(TEi)とを備える長固定子リニアモータの形態の搬送装置(1)を稼働させる方法において、
    少なくとも2つの搬送ユニット(TEi)が、前記搬送装置(1)内で使用され、これらの搬送ユニット(2)の磁極(5)が、異なる磁極ピッチ(TP)を有することを特徴とする方法。
  18. 少なくとも1つの搬送ユニット(TEi)の前記磁極ピッチ(TP)及び/又は前記磁極(5)の数(j)及び/又は前記磁極(5)の磁極幅(b)が、前記搬送区間(2)に沿った前記搬送ユニット(TEi)の移動中に及び/又は停止中に変更可能であることを特徴とする請求項17に記載の方法。
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