JP2020082884A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

ハイブリッド自動車 Download PDF

Info

Publication number
JP2020082884A
JP2020082884A JP2018217037A JP2018217037A JP2020082884A JP 2020082884 A JP2020082884 A JP 2020082884A JP 2018217037 A JP2018217037 A JP 2018217037A JP 2018217037 A JP2018217037 A JP 2018217037A JP 2020082884 A JP2020082884 A JP 2020082884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
engine
motor
battery
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018217037A
Other languages
English (en)
Inventor
青木 一真
Kazuma Aoki
一真 青木
耕司 鉾井
Koji Hokoi
耕司 鉾井
優 仲尾
Masaru Nakao
優 仲尾
広一郎 米村
Koichiro Yonemura
広一郎 米村
雄介 古橋
Yusuke Furuhashi
雄介 古橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018217037A priority Critical patent/JP2020082884A/ja
Publication of JP2020082884A publication Critical patent/JP2020082884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Abstract

【課題】フィルタの過熱をより抑制する。【解決手段】排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、走行用のモータと、モータと電力をやりとりする蓄電装置と、を備えるハイブリッド自動車において、CD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとを含む複数のモードを切り替えて走行するようにエンジンとモータとを制御する。そして、フィルタに堆積した粒子状物質の堆積量が所定量以上に至ったときには、堆積量が所定量未満のときに比してCDモード以外のモードを制限する。【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関し、詳しくは、排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンを備えるハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、走行用のモータと、モータと電力をやりとりするバッテリとを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、減速要求時に、フィルタに堆積した粒子状物質の堆積量が閾値を超えているときには、エンジンの燃料カットを禁止する。
特開2017−128152号公報
上述のハイブリッド自動車では、フィルタに堆積した粒子状物質の堆積量が閾値を超えているときのエンジンの運転中に空燃比がリーンになったときなどに、粒子状物質が燃焼してフィルタの温度が上昇し、フィルタが過熱に至る可能性がある。
本発明のハイブリッド自動車は、フィルタの過熱をより抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、
走行用のモータと、
前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、
CD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとを含む複数のモードを切り替えて走行するように前記エンジンと前記モータとを制御する制御装置と、
を備えるハイブリッド自動車であって、
前記制御装置は、前記フィルタに堆積した粒子状物質の堆積量が所定量以上に至ったときには、前記堆積量が前記所定量未満のときに比して前記CDモード以外のモードを制限する、
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、CD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとを含む複数のモードを切り替えて走行するようにエンジンとモータとを制御する。そして、フィルタに堆積した粒子状物質の堆積量が所定量以上に至ったときには、堆積量が所定量未満のときに比してCDモード以外のモードを制限する。ここで、「CDモード」は、蓄電装置の蓄電割合を低下させるモードであり、「CSモード」は、蓄電装置の蓄電割合を制御中心を含む管理範囲内で維持するモードである。CDモードでは、CSモードなどCDモード以外のモードに比して、エンジンの回転停止を伴って走行する電動走行とエンジンの回転(運転)を伴って走行するハイブリッド走行とのうち電動走行をより優先する。したがって、堆積量が所定量以上に至ったときには、堆積量が所定量未満のときに比してCDモード以外のモードを制限することにより、エンジンの回転(運転)をより抑制し、フィルタの過熱をより抑制することができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 HVECU70により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、蓄電装置としてのバッテリ50と、充電器60と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されており、ダンパ28を介してプラネタリギヤ30のキャリヤに接続されている。エンジン22の排気系には、浄化装置25と、粒子状物質除去フィルタ(以下、「PMフィルタ」という)25fと、が取り付けられている。浄化装置25は、エンジン22の排気中の未燃焼燃料や窒素酸化物を浄化する触媒25aを有する。PMフィルタ25fは、セラミックスやステンレスなどにより多孔質フィルタとして形成されており、排気中の煤などの粒子状物質(PM:Particulate Matter)を捕捉する。エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24により運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。エンジンECU24に入力される信号としては、例えば、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrや、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ23bからの冷却水温Twを挙げることができる。また、エンジン22の排気系のうち浄化装置25よりも上流側に取り付けられた空燃比センサ25bからの空燃比AFや、エンジン22の排気系のうち浄化装置25よりも下流側に取り付けられた酸素センサ25cからの酸素信号O2も挙げることができる。さらに、PMフィルタ25fの前後の差圧(上流側と下流側との差圧)を検出する差圧センサ25gからの差圧ΔPも挙げることができる。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。
エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算したり、水温センサ23bからの冷却水温Twなどに基づいて触媒25aの温度(触媒温度)Tcを演算(推定)したりしている。また、エンジンECU24は、エアフローメータ(図示省略)からの吸入空気量Qaとエンジン22の回転数Neとに基づいて体積効率(エンジン22の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の比)KLを演算している。さらに、エンジンECU24は、差圧センサ25gからの差圧ΔPに基づいてPMフィルタ25fに堆積した粒子状物質の堆積量としてのPM堆積量Qpmを演算したり、エンジン22の回転数Neや体積効率KLに基づいてPMフィルタ25fの温度としてのフィルタ温度Tfを演算したりしている。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されており、サンギヤと、リングギヤと、それぞれサンギヤおよびリングギヤに噛合する複数のピニオンギヤと、複数のピニオンギヤを自転(回転)かつ公転自在に支持するキャリヤとを有する。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、上述したように、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。したがって、モータMG1、エンジン22、駆動軸36およびモータMG2は、プラネタリギヤ30の共線図においてこの順に並ぶようにプラネタリギヤ30の3つの回転要素としてのサンギヤ、キャリヤ、リングギヤに接続されていると言える。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、モータMG1,MG2の駆動に用いられると共に電力ライン54を介してバッテリ50に接続されている。電力ライン54には、平滑用のコンデンサ57が取り付けられている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によってインバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2や、モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサ45u,45v,46u,46vからの相電流Iu1,Iv1,Iu2,Iv2などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の電気角θe1,θe2や角速度ωm1,ωm2,回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、上述したように、電力ライン54を介してインバータ41,42に接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52により管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、例えば、バッテリ50の端子間に取り付けられた電圧センサ51aからのバッテリ50の電圧Vbや、バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからのバッテリ50の電流Ib(バッテリ50から放電するときが正の値)、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからのバッテリ50の温度Tbを挙げることができる。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。バッテリECU52は、電流センサ51bからのバッテリ50の電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと温度センサ51cからのバッテリ50の温度Tbとに基づいてバッテリ50の許容入出力電力Win,Woutを演算したりしている。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力量の割合である。
充電器60は、電力ライン54に接続されており、電源プラグ61が家庭用電源などの外部電源に接続されているときに、外部電源からの電力を用いてバッテリ50を充電することができるように構成されている。この充電器60は、AC/DCコンバータと、DC/DCコンバータと、を備える。AC/DCコンバータは、電源プラグ61を介して供給される外部電源からの交流電力を直流電力に変換する。DC/DCコンバータは、AC/DCコンバータからの直流電力の電圧を変換してバッテリ50側に供給する。この充電器60は、電源プラグ61が外部電源に接続されているときに、HVECU70によって、AC/DCコンバータとDC/DCコンバータとが制御されることにより、外部電源からの電力をバッテリ50に供給する。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ88からの車速Vも挙げることができる。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、自宅や充電ステーションなどの充電ポイントでシステムオフ(システム停止)して停車しているときに、電源プラグ61が外部電源に接続されると、外部電源からの電力を用いてバッテリ50が充電されるように充電器60を制御する。そして、バッテリ50の充電後にシステムオン(システム起動)したときには、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv以下に至るまでは、CD(Charge Depleting)モードで走行し、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv以下に至った以降は、システムオフするまでCS(Charge Sustaining)モードで走行する。
ここで、CDモードは、バッテリ50の蓄電割合SOCを低下させるモードであり、CSモードは、バッテリ50の蓄電割合SOCを制御中心SOC*(例えば、閾値Shv)を含む管理範囲内で維持するモードである。なお、実施例では、CDモードのときには、エンジン22の回転停止を伴って走行する電動走行(EV走行)をエンジン22の回転(運転)を伴って走行するハイブリッド走行(HV走行)に比して優先してバッテリ50の蓄電割合SOCを低下させる。また、CSモードのときには、EV走行とHV走行とを必要に応じて切り替えてバッテリ50の蓄電割合SOCを管理範囲内で維持する。
HV走行では、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行に要求される(駆動軸36に要求される)走行用トルクTd*を設定し、設定した走行用トルクTd*に駆動軸36の回転数Nd(モータMG2の回転数Nm2)を乗じて走行に要求される走行用パワーPd*を計算する。続いて、バッテリ50の蓄電割合SOCから目標割合SOC*を減じた値(SOC−SOC*)が値0付近になるようにバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を設定し、走行用パワーPd*からバッテリ50の充放電要求パワーPb*を減じて車両に要求される(エンジン22に要求される)要求パワーPe*を設定する。そして、要求パワーPe*がエンジン22から出力されると共に走行用トルクTd*が駆動軸36に出力されるように、エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定する。そして、エンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。エンジンECU24は、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を受信すると、エンジン22が目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいて運転されるようにエンジン22の運転制御(具体的には、吸入空気量制御や燃料噴射制御、点火制御など)を行なう。モータECU40は、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信すると、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにモータMG1,MG2の駆動制御(具体的には、インバータ41,42の複数のスイッチング素子のスイッチング制御)を行なう。
EV走行では、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて走行用トルクTd*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共に走行用トルクTd*が駆動軸36に出力されるようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。モータECU40によるモータMG1,MG2の駆動制御については上述した。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、PMフィルタ25fに堆積した粒子状物質の堆積量(PM堆積量Qpm)が多くなったときの動作について説明する。図2は、HVECU70により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
図2の処理ルーチンが実行されると、HVECU70は、最初に、エンジンECU24から通信によりPMフィルタ25fのPM堆積量Qpmを入力し(ステップS100)、入力したPM堆積量Qpmを閾値Qpmrefと比較する(ステップS110)。ここで、閾値Qpmrefは、アクセルオフされたときにエンジン22の燃料カットおよびモータMG1によるエンジン22のモータリングを行なってPMフィルタ25fに空気(酸素)を供給してPMフィルタ25fに堆積した粒子状物質を燃焼させると、PMフィルタ25fが過熱する可能性があるか否かを判定するのに用いられる閾値であり、例えば、2g/Lや3g/L、4g/Lなどが用いられる。
ステップS110でPM堆積量Qpmが閾値Qpmref未満のときには、CDモードからCSモードに移行するか否かの判定に用いる上述の閾値Shvに所定値Shv1(例えば、25%や30%、35%など)を設定して(ステップS120)、本ルーチンを終了する。
ステップS110でPM堆積量Qpmが閾値Qpmref以上のときには、CSモードの制限を行なうと判定し(ステップS130)、閾値Shvに所定値Shv1よりも小さい所定値Shv2(例えば、所定値Shv1よりも数%程度小さい値)を設定して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。これにより、CDモードからCSモードに移行するタイミングをより遅くすることができる。この結果、HV走行、即ち、エンジン22の回転(運転)をより抑制することができ、PMフィルタ25fの過熱をより抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、PM堆積量Qpmが閾値Qpmref以上に至ると、CSモードを制限する。これにより、HV走行、即ち、エンジン22の回転(運転)をより抑制することができ、PMフィルタ25fの過熱をより抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、PM堆積量Qpmが閾値Qpmref以上に至ると、CSモードの制限として、PM堆積量Qpmが閾値Qpmref未満のときに比して閾値Shvを小さくするものとしたが、CDモードからCSモードへの切替を禁止する(バッテリ50の蓄電割合SOCに拘わらずにCDモードを保持する)ものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、CDモードとCSモードとを切り替えて走行するものとしたが、CDモード、CSモード、CI(Charge Increasing)モードを切り替えて走行するものとしてもよい。CIモードは、バッテリ50の蓄電割合SOCを増加させるモードであり、運転者により図示しないCIモードスイッチがオンにされたときに選択される。CIモードでは、HV走行をEV走行に比して優先してバッテリ50の蓄電割合SOCを増加させる。この場合、PM堆積量Qpmが閾値Qpmref以上に至ると、CSモードおよびCIモード(CDモード以外のモード)を制限すればよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、蓄電装置として、バッテリ50を用いるものとしたが、バッテリ50に代えて、キャパシタを用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジンECU24とモータECU40とバッテリECU52とHVECU70とを備えるものとしたが、これらのうちの少なくとも2つを単一の電子制御ユニットとして構成するものとしてもよい。
実施例では、エンジン22とモータMG1,MG2とをプラネタリギヤ30に接続すると共にモータMG1,MG2にバッテリ50を電気的に接続するハイブリッド自動車20の構成について説明した。しかし、エンジンと、走行用のモータと、モータと電力をやりとりする蓄電装置と、を備えるハイブリッド自動車であれば、如何なる構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG2が「モータ」に相当し、バッテリ50が「蓄電装置」に相当し、HVECU70とエンジンECU24とモータECU40とが「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23a クランクポジションセンサ、23b 水温センサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、25 浄化装置、25a 触媒、25b 空燃比センサ、25c 酸素センサ、25f PMフィルタ、25g 差圧センサ、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、45u,45v,46u,46v 電流センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、57 コンデンサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、
    走行用のモータと、
    前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、
    CD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとを含む複数のモードを切り替えて走行するように前記エンジンと前記モータとを制御する制御装置と、
    を備えるハイブリッド自動車であって、
    前記制御装置は、前記フィルタに堆積した粒子状物質の堆積量が所定量以上に至ったときには、前記堆積量が前記所定量未満のときに比して前記CDモード以外のモードを制限する、
    ハイブリッド自動車。
JP2018217037A 2018-11-20 2018-11-20 ハイブリッド自動車 Pending JP2020082884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018217037A JP2020082884A (ja) 2018-11-20 2018-11-20 ハイブリッド自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018217037A JP2020082884A (ja) 2018-11-20 2018-11-20 ハイブリッド自動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020082884A true JP2020082884A (ja) 2020-06-04

Family

ID=70905936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018217037A Pending JP2020082884A (ja) 2018-11-20 2018-11-20 ハイブリッド自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020082884A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108437970B (zh) 混合动力车辆
JP2018065448A (ja) ハイブリッド自動車
JP2018083570A (ja) ハイブリッド自動車
CN111137273B (zh) 混合动力汽车
JP7155938B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP5459144B2 (ja) ハイブリッド車
JP6668871B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2012111408A (ja) ハイブリッド車
JP5716425B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2020111164A (ja) ハイブリッド自動車
CN111137274B (zh) 混合动力汽车
JP5838831B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2020069950A (ja) ハイブリッド自動車
JP2017128212A (ja) ハイブリッド自動車
JP2016120853A (ja) ハイブリッド自動車の制御装置
JP2016159878A (ja) ハイブリッド自動車の制御装置
JP2020082884A (ja) ハイブリッド自動車
JP2009279965A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP6277972B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP6375989B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP7087454B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2017132299A (ja) ハイブリッド自動車
JP6834905B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2020083255A (ja) ハイブリッド自動車
JP2020111165A (ja) ハイブリッド自動車