JP2020083255A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

ハイブリッド自動車 Download PDF

Info

Publication number
JP2020083255A
JP2020083255A JP2018225155A JP2018225155A JP2020083255A JP 2020083255 A JP2020083255 A JP 2020083255A JP 2018225155 A JP2018225155 A JP 2018225155A JP 2018225155 A JP2018225155 A JP 2018225155A JP 2020083255 A JP2020083255 A JP 2020083255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
power
battery
motor
power storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018225155A
Other languages
English (en)
Inventor
健一 谷元
Kenichi Tanimoto
健一 谷元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018225155A priority Critical patent/JP2020083255A/ja
Publication of JP2020083255A publication Critical patent/JP2020083255A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】エンジンの冷間始動後に運転する際のドライバビリティ悪化を抑制する。【解決手段】システム停止が指示されたときに、位置および日時情報に基づいて次回のトリップにおけるエンジンの始動が冷間始動になると判定した場合、蓄電装置の蓄電割合が所定割合未満のときには、エンジンの動力を用いて発電機により発電が行なわれて蓄電装置が充電されるようエンジンと発電機とを制御し、蓄電割合が所定割合以上のときにシステム停止処理を行なう。【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関し、詳しくは、排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンを備えるハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、エンジンと第1モータと車軸に連結された駆動軸とをプラネタリギヤに接続すると共に駆動軸に第2モータを接続し、第1モータおよび第2モータに電力ラインを介してバッテリを接続したハイブリッド自動車において、システムオフ時に低温時スイッチがオンであり且つ外気温度が閾値未満であるときには、吸気バルブの開閉タイミングをエンジンの着火性が良好となる所定タイミングとしてエンジンを停止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、上述した制御を実行することにより、次回のシステム起動後に最初にエンジンを始動するときの着火性を向上させ、低温時にエンジンをより確実に始動できるようにしている。
特開2010−24891号公報
こうしたハイブリッド自動車において、エンジンを冷間始動して運転する場合、粒子状物質の排出量が多くなりやすいため、エンジンの暖機を早期に行なう必要がある。エンジンの暖機中は、粒子状物質が多くなるのを抑制するために、エンジンの出力を制限するから、走行に要求されるパワーを確保するために、第2モータの出力(バッテリの放電電力)が大きくなりやすい。このときに、バッテリの蓄電割合が低いと、バッテリの許容放電電力が制限され、モータから十分なパワーを出力することができずに、ドライバビリティが悪化する懸念がある。
本発明のハイブリッド自動車は、エンジンを冷間始動して運転する際のドライバビリティの悪化を抑制することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、
前記エンジンの動力を用いて発電可能な発電機と、
走行用のモータと、
前記発電機および前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、
前記エンジンと前記発電機と前記モータとを制御する制御装置と、
を備えるハイブリッド自動車であって、
前記制御装置は、システム停止が指示されたときに、位置および日時情報に基づいて次回のトリップにおける前記エンジンの始動が冷間始動になると判定した場合、前記蓄電装置の蓄電割合が所定割合未満のときには、前記エンジンの動力を用いて前記発電機により発電が行なわれて前記蓄電装置が充電されるよう前記エンジンと前記発電機とを制御し、前記蓄電割合が前記所定割合以上のときにシステム停止処理を行なう、
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、システム停止が指示されたときに、位置および日時情報に基づいて次回のトリップにおけるエンジンの始動が冷間始動になると判定した場合、蓄電装置の蓄電割合が所定割合未満のときには、エンジンの動力を用いて発電機により発電が行なわれて蓄電装置が充電されるようエンジンと発電機とを制御し、蓄電割合が所定割合以上のときにシステム停止処理を行なう。これにより、次回のトリップでエンジンを冷間始動して運転する際に、蓄電装置の蓄電割合が低いことによる蓄電装置の出力低下(モータの出力低下)を抑制することができる。この結果、エンジンを冷間始動して運転する際の蓄電装置の出力低下(モータの出力低下)を抑制することができ、ドライバビリティが悪化するのを抑制することができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、蓄電装置としてのバッテリ50と、システムメインリレー56と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されており、ダンパ28を介してプラネタリギヤ30のキャリヤに接続されている。エンジン22の排気系には、浄化装置25と、粒子状物質除去フィルタ(以下、「PMフィルタ」という)25fと、が取り付けられている。浄化装置25は、エンジン22の排気中の未燃焼燃料や窒素酸化物を浄化する触媒25aを有する。PMフィルタ25fは、セラミックスやステンレスなどにより多孔質フィルタとして形成されており、排気中の煤などの粒子状物質(PM:Particulate Matter)を捕捉する。エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24により運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。エンジンECU24に入力される信号としては、例えば、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrや、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ23bからの冷却水温Twを挙げることができる。また、エンジン22の排気系のうち浄化装置25よりも上流側に取り付けられた空燃比センサ25bからの空燃比AFや、エンジン22の排気系のうち浄化装置25よりも下流側に取り付けられた酸素センサ25cからの酸素信号O2も挙げることができる。さらに、PMフィルタ25fの前後の差圧(上流側と下流側との差圧)を検出する差圧センサ25gからの差圧ΔPも挙げることができる。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。
エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算したり、水温センサ23bからの冷却水温Twなどに基づいて触媒25aの温度(触媒温度)Tcを演算(推定)したりしている。また、エンジンECU24は、エアフローメータ(図示省略)からの吸入空気量Qaとエンジン22の回転数Neとに基づいて、体積効率(エンジン22の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の比)KLを演算している。さらに、エンジンECU24は、差圧センサ25gからの差圧ΔPに基づいて、PMフィルタ25fに堆積した粒子状物質の堆積量としてのPM堆積量Qpmを演算したり、エンジン22の回転数Neや体積効率KLに基づいて、PMフィルタ25fの温度としてのフィルタ温度Tfを演算したりしている。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、上述したように、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、モータMG1,MG2の駆動に用いられると共に電力ライン54を介してバッテリ50に接続されている。電力ライン54には、平滑用のコンデンサ57が取り付けられている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によってインバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2や、モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサ45u,45v,46u,46vからの相電流Iu1,Iv1,Iu2,Iv2などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の電気角θe1,θe2や角速度ωm1,ωm2,回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、電力ライン54に接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52により管理されている。
システムメインリレー56は、電力ライン54におけるコンデンサ57よりもバッテリ50側に設けられている。このシステムメインリレー56は、HVECU70によってオンオフ制御されることにより、バッテリ50側とインバータ41,42側との接続および接続の解除を行なう。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、例えば、バッテリ50の端子間に取り付けられた電圧センサ51aからのバッテリ50の電圧Vbや、バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからのバッテリ50の電流Ib、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからのバッテリ50の温度Tbを挙げることができる。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。バッテリECU52は、バッテリ50の蓄電割合SOCや入出力制限Win,Woutを演算している。バッテリ50の蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力量の割合であり、電流センサ51bからのバッテリ50の電流Ibの積算値に基づいて演算される。バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ50を充放電してもよい許容充放電電力であり、バッテリ50の蓄電割合SOCと温度センサ51cからのバッテリ50の温度Tbとに基づいて演算される。バッテリ50の入力制限Winは、バッテリ50の過充電を抑制するために、バッテリ50の蓄電割合SOCが高いほど絶対値が小さくなるように設定され、バッテリ50の出力制限Woutは、バッテリ50の過放電を抑制するために、バッテリ50の蓄電割合SOCが低いほど絶対値が小さくなるように設定される。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ88からの車速Vも挙げることができる。さらに、GPSアンテナ89からの位置情報やシステムクロック90からの日時情報も挙げることができる。HVECU70からは、システムメインリレー56への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、ハイブリッド走行モード(HV走行モード)で走行したり、電動走行モード(EV走行モード)で走行したりする。HV走行モードでは、エンジン22の運転を伴って走行する。EV走行モードでは、エンジン22を運転停止して走行する。
HV走行モードでは、HVECU70は、まず、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に要求される(走行に要求される)要求トルクTd*を設定し、設定した要求トルクTd*に駆動軸36の回転数Nd(モータMG2の回転数Nm2)を乗じて駆動軸36に要求される要求パワーPd*を計算する。続いて、バッテリ50の充電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を要求パワーPd*から減じてエンジン22に要求される(車両に要求される)要求パワーPetagを計算し、計算した要求パワーPetagを上限パワーPelimで制限して目標パワーPe*を設定する。ここで、上限パワーPelimとしては、エンジン22の暖機が完了しているときには、所定パワーPelim1(例えば、エンジン22の定格値など)が用いられ、エンジン22の暖機が完了していないときには、所定パワーPelim1よりも十分に小さい所定パワーPelim2が用いられる。後者は、エンジン22の暖機が完了していないときに、エンジン22の排気系に排出される粒子状物質の量が多くなりやすいことを考慮したものである。そして、エンジン22から目標パワーPe*が出力されると共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTd*(要求パワーPd*)が駆動軸36に出力されるようにエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定する。そして、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に送信すると共に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。エンジンECU24は、エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を受信すると、この目標回転数Ne*および目標トルクTe*に基づいてエンジン22が運転されるようにエンジン22の吸入空気量制御,燃料噴射制御,点火制御などを行なう。モータECU40は、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信すると、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようにインバータ41,42の複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
EV走行モードでは、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36の要求トルクTd*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTd*が駆動軸36に出力されるようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40に送信する。モータECU40によるインバータ41,42の制御については上述した。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、イグニッションスイッチ80がオフされたとき(システム停止が指示されたとき)の動作について説明する。図2は、HVECU70により実行される制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、イグニッションスイッチ80がオフされたときに実行される。
図2の制御ルーチンが実行されると、HVECU70は、最初に、GPSアンテナ89からの位置情報やシステムクロック90からの日時情報などを入力する(ステップS100)。続いて、次回のトリップにおけるエンジン22の始動が冷間始動になるか否かを判定する(ステップS110)。この判定は、例えば、位置情報および日時情報に基づいて、次回のトリップにおけるエンジン22の始動時の外気温(エンジン22の吸気温)が閾値(例えば、20℃や25℃、30℃など)未満になるか否かを予測することにより行なうことができる。この閾値は、エンジン22を始動して運転する際に粒子状物質が多くなりやすい温度範囲の上限やそれよりも若干高い値として定められる。次回のトリップにおけるエンジン22の始動が冷間始動にならないと判定したときには、イグニッションオフ処理(システム停止処理)を行ない(ステップS150)、本ルーチンを終了する。システム停止処理では、例えば、システムメインリレー56をオフにする。
ステップS110で次回のトリップにおけるエンジン22の始動が冷間始動になると判定したときには、バッテリECU52から通信によりバッテリ50の蓄電割合SOCを入力し(ステップS120)、入力したバッテリ50の蓄電割合SOCを閾値Srefと比較する(ステップS130)。ここで、閾値Srefは、エンジン22を冷間始動して暖機する際に要求パワーPd*をエンジン22からの出力とバッテリ50からの出力制限Woutの範囲内の出力とによりある程度の時間(例えば、暖機が完了するまでの時間)に亘って賄うことができるか否かを判定するのに用いられる閾値であり、例えば、45%や50%、55%などが用いられる。
ステップS130で蓄電割合SOCが閾値Sref未満のときには、エンジン22からのパワーを用いてモータMG1によって発電が行なわれるようエンジン22とモータMG1とを制御して(ステップS140)、ステップS120に戻る。これにより、バッテリ50が充電される。一方、ステップS130でバッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Sref以上のときには、イグニッションオフ処理を行なって(ステップS150)、本ルーチンを終了する。
エンジン22を冷間始動して運転する場合、粒子状物質が多くなりやすいため、エンジン22の暖機を早期に行なう必要がある。エンジン22の暖機中は、粒子状物質が多くなるのを抑制するために、エンジン22の出力を制限するから、要求パワーPd*をまかなおうとすると、モータMG2の出力(バッテリ50の放電電力)が大きくなりやすい。バッテリ50の蓄電割合SOCが低いと、上述したようにバッテリ50の出力制限Woutを小さい値に設定するから、バッテリ50から十分な電力を放電できない(モータMG2から十分なパワーを出力できない)ために運転者の要求に十分に対処できずにドライバビリティが悪化する懸念がある。これを踏まえて、実施例では、イグニッションスイッチ80がオフにされたときに、次回のトリップにおけるエンジン22の始動が冷間始動になると判定したときには、バッテリ50の蓄電割合SOCを閾値Sref以上であることを条件としてイグニッションオフ処理を行なうものとした。これにより、次回のトリップでエンジン22を冷間始動して運転する際に、バッテリ50の蓄電割合SOCが低いことによるバッテリ50の出力制限Woutの低下(バッテリ50の出力制限WoutとモータMG1の発電力との和のモータMG2から出力可能なパワーの低下)を抑制し、ドライバビリティの悪化を抑制することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20では、イグニッションオフが指示されたときに、位置および日時情報に基づいて次回のトリップにおけるエンジン22の始動が冷間始動になると判定した場合、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Sref未満のときには、エンジン22の動力を用いてモータMG1により発電が行なわれてバッテリ50が充電されるようエンジン22とモータMG1とを制御し、蓄電割合SOCが閾値Sref以上のときにイグニッションオフ処理を行なう。これにより、エンジン22の冷間始動時にバッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Sref未満となるのを抑制し、その後のエンジンの運転中にバッテリ50の蓄電割合SOCが低いことによるバッテリ50の出力低下(モータMG2の出力低下)を抑制することができる。この結果、エンジン22を冷間始動して暖機を伴って運転する際のバッテリ50の出力低下(モータMG2の出力低下)を抑制することができ、ドライバビリティが悪化するのを抑制することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、蓄電装置として、バッテリ50を用いるものとしたが、キャパシタを用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジンECU24とモータECU40とバッテリECU52とHVECU70とを備えるものとしたが、これらのうちの少なくとも一部を単一の電子制御ユニットとして構成するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当し、モータMG2が「モータ」に相当し、バッテリ50が「蓄電装置」に相当し、エンジンECU24とモータECU40とバッテリECU52とHVECU70とが「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23a クランクポジションセンサ、23b 水温センサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、25 浄化装置、25a 触媒、25b 空燃比センサ、25c 酸素センサ、25f PMフィルタ、25g 差圧センサ、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、45u,45v,46u,46v 電流センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、56 システムメインリレー、57 コンデンサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 GPSアンテナ、90 システムクロック、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 排気系に粒子状物質を除去するフィルタが取り付けられたエンジンと、
    前記エンジンの動力を用いて発電可能な発電機と、
    走行用のモータと、
    前記発電機および前記モータと電力をやりとりする蓄電装置と、
    前記エンジンと前記発電機と前記モータとを制御する制御装置と、
    を備えるハイブリッド自動車であって、
    前記制御装置は、システム停止が指示されたときに、位置および日時情報に基づいて次回のトリップにおける前記エンジンの始動が冷間始動になると判定した場合、前記蓄電装置の蓄電割合が所定割合未満のときには、前記エンジンの動力を用いて前記発電機により発電が行なわれて前記蓄電装置が充電されるよう前記エンジンと前記発電機とを制御し、前記蓄電割合が前記所定割合以上のときにシステム停止処理を行なう、
    ハイブリッド自動車。
JP2018225155A 2018-11-30 2018-11-30 ハイブリッド自動車 Pending JP2020083255A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018225155A JP2020083255A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 ハイブリッド自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018225155A JP2020083255A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 ハイブリッド自動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020083255A true JP2020083255A (ja) 2020-06-04

Family

ID=70905995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018225155A Pending JP2020083255A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 ハイブリッド自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020083255A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10465623B2 (en) Hybrid vehicle
CN107972658B (zh) 混合动力车辆
US20180149103A1 (en) Hybrid vehicle
US10363920B2 (en) Hybrid vehicle and control method for hybrid vehicle
CN111137273B (zh) 混合动力汽车
JP7155938B2 (ja) ハイブリッド自動車
US20180245492A1 (en) Hybrid vehicle
JP6668871B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP6424843B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2020111164A (ja) ハイブリッド自動車
JP7103171B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP6094301B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2020083255A (ja) ハイブリッド自動車
JP2016159878A (ja) ハイブリッド自動車の制御装置
JP2016120853A (ja) ハイブリッド自動車の制御装置
JP6277972B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP7087454B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP6834905B2 (ja) ハイブリッド自動車
JP2017132299A (ja) ハイブリッド自動車
JP2020082884A (ja) ハイブリッド自動車
JP2020131872A (ja) ハイブリッド自動車
JP2020069950A (ja) ハイブリッド自動車
JP2020111165A (ja) ハイブリッド自動車
JP2020147112A (ja) ハイブリッド自動車
CN115977811A (zh) 混合动力车