JP2020081539A - 嵌合具及び嵌合具付き袋体 - Google Patents

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隆行 尾池
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Abstract

【課題】密封性に優れ、袋本体内に液体を収容した場合でも液体の漏れを充分に抑制できる嵌合具、及び前記嵌合具を用いた嵌合具付き袋体を提供する。【解決手段】帯状の第1基材16に第1嵌合部18が設けられた第1嵌合部材12と、帯状の第2基材26に第1嵌合部18と着脱自在に嵌合する第2嵌合部28が設けられた第2嵌合部材14と、を備え、第1嵌合部18と第2嵌合部28とが嵌合した状態で、第3アーム部30及び第4アーム部32が第1アーム部20と第2アーム部22の間に嵌まり、突条部24が第3アーム部30と第4アーム部32の間に嵌まり、頭部24bの両側が第3アーム部30及び第4アーム部32の突起部34,36に引っ掛けられ、第3アーム部30及び第4アーム部32が頭部24bによって短手方向の外側に押し広げられる、嵌合具10。【選択図】図2

Description

本発明は、嵌合具及び嵌合具付き袋体に関する。
食品、薬品、雑貨等の様々な分野において、袋本体の開口部近傍の内面に、開口部を開閉自在に封じる嵌合具が取り付けられた嵌合具付き袋体が広く用いられている。嵌合具としては、一対の帯状の基材のそれぞれの対向面に、互いに着脱自在に嵌合する第1嵌合部と第2嵌合部が、それら基材の長手方向に沿ってそれぞれ設けられたものが挙げられる。
例えば、図6に例示した嵌合具100を備えた嵌合具付き袋体が知られている(例えば、特許文献1)。嵌合具100は、帯状の第1基材111の対向面111aに長手方向に突条の雄側嵌合部113が設けられた第1嵌合部材101と、帯状の第2基材112の対向面112aに長手方向に突条の雌側嵌合部114が設けられた第2嵌合部材102とを備えている。
雄側嵌合部113は、第1基材111の対向面111aから立ち上がる幹部113aと、幹部113aの先端側に設けられた頭部113bとを備えている。雌側嵌合部114は、第2基材112の対向面112aから立ち上がる一対のアーム部114a,114bを備え、それら一対のアーム部114a,114bによって凹部114cが形成されている。雄側嵌合部113と雌側嵌合部114とは、雄側嵌合部113の頭部113bを雌側嵌合部114の凹部114cに嵌め込むことで着脱自在に嵌合するようになっている。嵌合具100を袋本体の開口部の近傍に開口部に沿って取り付けることで、袋体の開口部を開閉自在に閉じることができる。
特開2003−160147号公報
しかし、特許文献1のような従来の嵌合具では、使用時や保存時において嵌合状態の雄側嵌合部と雌側嵌合部に力が加わった場合等に、雄側嵌合部と雌側嵌合部の間にわずかな隙間が生じやすい。そのため、充分な密封性が得られにくく、袋本体内に液体を収容した場合には液体が外部に漏れ出ることがある。
本発明は、袋本体に取り付けて嵌合した状態の密封性に優れ、袋本体内に液体を収容した場合でも液体の漏れを充分に抑制できる嵌合具、及び前記嵌合具を用いた嵌合具付き袋体を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を有する。
[1]帯状の第1基材に第1嵌合部が設けられた第1嵌合部材と、帯状の第2基材に前記第1嵌合部と着脱自在に嵌合する第2嵌合部が設けられた第2嵌合部材と、を備え、
前記第1嵌合部は、前記第1基材の短手方向に並んで長手方向に突条に設けられた第1アーム部及び第2アーム部と、前記第1アーム部と前記第2アーム部の間に長手方向に設けられた突条部と、を備え、
前記第1アーム部は、先端部分が前記第2アーム部側に折り返された第1返し部を備え、
前記第2アーム部は、先端部分が前記第1アーム部側に折り返された第2返し部を備え、
前記突条部は、前記第1基材から立ち上がる幹部と、前記幹部の先端部に設けられ、短手方向の両側に突き出た前記幹部よりも大きい頭部と、を備え、
前記第2嵌合部は、前記第2基材の短手方向に並んで長手方向に突条に設けられた第3アーム部及び第4アーム部を備え、
前記第3アーム部は、先端部分が前記第4アーム部と反対側に折り返され、前記第1返し部に引っ掛けられる第3返し部と、前記第4アーム部側の面から突き出る突起部とを備え、
前記第4アーム部は、先端部分が前記第3アーム部と反対側に折り返され、前記第2返し部に引っ掛けられる第4返し部と、前記第3アーム部側の面から突き出る突起部とを備え、
前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とが嵌合した状態で、前記第3アーム部及び前記第4アーム部が前記第1アーム部と前記第2アーム部の間に嵌まり、前記突条部が前記第3アーム部と前記第4アーム部の間に嵌まり、前記頭部の両側が前記第3アーム部及び前記第4アーム部の前記突起部に引っ掛けられ、前記第3アーム部及び前記第4アーム部が前記頭部によって短手方向の外側に押し広げられる、嵌合具。
[2]前記第3アーム部の第3返し部の前記第2基材側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離d1(mm)と、前記第3アーム部の前記突起部の前記第2基材側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離d2(mm)との比d1/d2が2〜22である、[1]に記載の嵌合具。
[3]前記第4アーム部の第4返し部の前記第2基材側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離d3(mm)と、前記第4アーム部の前記突起部の前記第2基材側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離d4(mm)との比d3/d4が2〜22である、[1]又は[2]に記載の嵌合具。
[4]嵌合状態において、前記第1返し部と前記第3返し部との間、及び前記第2返し部と前記第4返し部との間の少なくとも一方に空隙部が形成されている、[1]〜[3]のいずれかに記載の嵌合具。
[5]内容物を収容する袋本体と、前記袋本体の内面の開口部近傍に取り付けられた[1]〜[4]のいずれかに記載の嵌合具と、を具備し、
前記第2アーム部及び前記第4アーム部が開口部側となるように前記嵌合具が前記袋本体に取り付けられている、嵌合具付き袋体。
本発明の嵌合具は、袋本体に取り付けて嵌合した状態の密封性に優れ、袋本体内に液体を収容した場合でも液体の漏れを充分に抑制できる。本発明の嵌合具付き袋体は、密封性に優れ、液体を収容した場合でも液体の漏れを充分に抑制できる。
本発明の嵌合具の一例を示した斜視図である。 図1の嵌合具のI−I断面図である。 図2の嵌合具の第2嵌合部材のみを示した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体の一例を示した正面図である。 図4の嵌合具付き袋体を開封した様子を示す斜視図である。 従来の嵌合具の一例を示した断面図である。
[嵌合具]
以下、本発明の嵌合具の一例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
図1は、嵌合具10の斜視図である。図2は、嵌合具10を短手方向に沿って切断した断面図である。図3は、嵌合具10が備える第2嵌合部材14を短手方向に沿って切断した断面図である。
本実施形態例の嵌合具10は、図1及び図2に示すように、一対の帯状の第1嵌合部材12と第2嵌合部材14とを備える。以下の嵌合具の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部分の位置関係について説明する。
第1嵌合部材12は、帯状の第1基材16と、第1基材16の対向面16aに長手方向(X方向)に沿って設けられた第1嵌合部18とを備える。
第1嵌合部18は、それぞれ長手方向(X方向)に沿って突条に設けられた第1アーム部20、第2アーム部22及び突条部24を備えている。第1アーム部20、第2アーム部22及び突条部24は、短手方向(Y方向)において、第1基材16の第1の側縁16b側からこの順に並んで設けられている。すなわち、突条部24は、短手方向(Y方向)において第1アーム部20と第2アーム部22の間に設けられている。
第1アーム部20は、先端部分が第2アーム部22側に折り返されている第1返し部20aを備えている。第2アーム部22は、先端部分が第1アーム部20側に折り返されている第2返し部22aを備えている。
突条部24は、第1基材16の対向面16aから立ち上がる幹部24aと、幹部24aの先端部に設けられ、幹部24aよりも大きい頭部24bとを備えている。突条部24の頭部24bは、幹部24aの短手方向(Y方向)の両側に突き出ている。
第1基材16の厚さは、0.1〜0.4mmが好ましく、0.12〜0.3mmがより好ましい。第1基材16の厚さが前記範囲の下限値以上であれば、嵌合具を袋体に熱溶着したときに、充分なシール強度が得られる。第1基材16の厚さが前記範囲の上限値以下であれば、充分な柔軟性が得られる。
第1基材16の幅は、2〜60mmが好ましく、3〜40mmがより好ましい。第1基材16の幅が前記範囲の下限値以上であれば、嵌合具を袋体に熱溶着したときに、充分なシール強度が得られる。第1基材16の幅が前記範囲の上限値以下であれば、取り扱いが容易であり、流通及び保管時に嵌合具の変形が生じにくい。
第2嵌合部材14は、帯状の第2基材26と、第2基材26の対向面26aに長手方向(X方向)に沿って設けられた第2嵌合部28とを備えている。
第2嵌合部28は、それぞれ長手方向(X方向)に沿って突条に設けられた第3アーム部30及び第4アーム部32を備えている。第3アーム部30及び第4アーム部32は、短手方向(Y方向)において、第2基材26の第1の側縁26b側からこの順に並んで設けられている。
第3アーム部30は、先端部分が第4アーム部32と反対側に折り返され、第1アーム部20の第1返し部20aに引っ掛けられる第3返し部30aを備えている。
第3アーム部30の第4アーム部32側の面には、第4アーム部32側に突き出る突起部34が設けられている。突起部34は、第3アーム部30に長手方向(X方向)に沿って突条に設けられている。突条の突起部34は、長手方向に連続的に設けられていてもよく、破線状等の形態で断続的に設けられていてもよい。突起部34の長さ方向に垂直な断面形状は、特に限定されず、半円状、矩形状、三角形状等が挙げられる。
第4アーム部32は、先端部分が第3アーム部30と反対側に折り返され、第2アーム部22の第2返し部22aに引っ掛けられる第4返し部32aを備えている。
第4アーム部32の第3アーム部30側の面には、第3アーム部30側に突き出る突起部36が設けられている。突起部36は、第4アーム部32に長手方向(X方向)に沿って突条に設けられている。突条の突起部36は、長手方向に連続的に設けられていてもよく、破線状等の形態で断続的に設けられていてもよい。突起部36の長さ方向に垂直な断面形状は、特に限定されず、半円状、矩形状、三角形状等が挙げられる。
第1嵌合部18と第2嵌合部28とは、着脱自在に嵌合する。内容物を収容する袋本体の内面の開口部近傍に、嵌合具10を開口部に沿うように取り付け、第1嵌合部18と第2嵌合部28を嵌合させたり、嵌合構造を解除させたりすることで、袋本体の開口部を開閉自在に閉じることができる。嵌合具10は、袋本体に取り付けられる際、第1基材16の第1の側縁16b及び第2基材26の第1の側縁26bが袋本体に形成される開口部側、第1基材16の第2の側縁16c及び第2基材26の第2の側縁26cが袋本体の内容物側とされる。
第1嵌合部18と第2嵌合部28とを嵌合させた状態においては、第3アーム部30及び第4アーム部32は第1アーム部20と第2アーム部22の間に嵌まり込む。また、突条部24が第3アーム部30と第4アーム部40の間に嵌まり込み、突条部24の頭部24bの両側が第3アーム部30の突起部34と第4アーム部32の突起部36にそれぞれ引っ掛かった状態となる。この状態では、第1嵌合部18の突条部24の頭部24bが第2嵌合部28の第3アーム部30と第4アーム部32に密着し、第3アーム部30及び第4アーム部32が突条部24の頭部24bによって短手方向(Y方向)の外側に押し広げられている。
突条部24の頭部24bが第2嵌合部28の第3アーム部30と第4アーム部32に密着し、さらに突条部24の頭部24bが第3アーム部30及び第4アーム部32の突起部34,36に引っ掛けられてその密着状態が安定して保持されることで、優れた密封性が得られる。そのため、袋体内に液体を収容した場合でも液体の漏れを充分に抑制できる。
また、第3アーム部30及び第4アーム部32が突条部24の頭部24bによって押し広げられていることで、開封を意図していないときに第1基材16と第2基材26とを引き離す力が働いても、第1アーム部20の第1返し部20aと第3アーム部30の第3返し部30aとが充分に引っ掛かり、また第2アーム部22の第2返し部22aと第4アーム部32の第4返し部32aとが充分に引っ掛かるため、充分な嵌合強度が確保される。
また、第1嵌合部18と第2嵌合部28の嵌合状態においては、第1返し部20aと第3返し部30aとの間に空隙部21aが形成され、第2返し部22aと第4返し部32aとの間に空隙部21bが形成されている。本発明の嵌合具では、嵌合状態において、第1返し部と第3返し部との間、及び第2返し部と第4返し部との間の少なくとも一方に空隙部が形成されていることが好ましい。これにより、内容物側から開く場合の嵌合強度を高めることができ、また嵌合する際に各アーム部が変形する余地があるため、第1嵌合部と第2嵌合部が嵌合しやすくなる。
第2基材26の厚さの好ましい態様は、第1基材16の厚さの好ましい態様と同じである。第1基材16と第2基材26の厚さは同じであってもよく、異なっていてもよい。
第2基材26の幅の好ましい態様は、第1基材16の幅の好ましい態様と同じである。第1基材16と第2基材26の幅は同じであってもよく、異なっていてもよい。
図3に示すように、第3アーム部30の第3返し部30aの第2基材26側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離をd1(mm)とする。第3アーム部30の突起部34の第2基材26側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離をd2(mm)とする。第4アーム部32の第4返し部32aの第2基材26側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離をd3(mm)とする。第4アーム部32の突起部36の第2基材26側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離をd4(mm)とする。
比d1/d2は、2〜22が好ましく、3〜20がより好ましく、5〜18がさらに好ましい。比d1/d2が前記範囲の下限値以上であれば、程よい嵌合性が得られる。比d1/d2が前記範囲の上限値以下であれば、程よい密封性が得られる。
距離d1は、0.10〜0.22mmが好ましく、0.12〜0.20mmがより好ましく、0.15〜0.18mmがさらに好ましい。距離d1が前記範囲の下限値以上であれば、程よい嵌合強度が得られる。距離d1が前記範囲の上限値以下であれば、再嵌合した時に容易にかみ合わせできる。
距離d2は、0.01〜0.05mmが好ましく、0.01〜0.04mmがより好ましく、0.01〜0.03mmがさらに好ましい。距離d2が前記範囲の下限値以上であれば、程よい密封性が得られる。距離d2が前記範囲の上限値以下であれば、再嵌合した時に容易にかみ合わせできる。
比d3/d4は、2〜22が好ましく、3〜20がより好ましく、5〜18がさらに好ましい。比d3/d4が前記範囲の下限値以上であれば、程よい嵌合性が得られる。比d3/d4が前記範囲の上限値以下であれば、程よい密封性が得られる。
距離d3は、0.10〜0.22mmが好ましく、0.12〜0.20mmがより好ましく、0.15〜0.18mmがさらに好ましい。距離d3が前記範囲の下限値以上であれば、程よい嵌合強度が得られる。距離d1が前記範囲の上限値以下であれば、再嵌合した時に容易にかみ合わせできる。
距離d4は、0.01〜0.05mmが好ましく、0.01〜0.04mmがより好ましく、0.01〜0.03mmがさらに好ましい。距離d4が前記範囲の下限値以上であれば、程よい密封性が得られる。距離d2が前記範囲の上限値以下であれば、再嵌合した時に容易にかみ合わせできる。
第3アーム部30の第3返し部30aの第2基材26側の面30bと第2基材26の対向面26aと平行な面とのなす角度θは、−30〜60°が好ましく、0〜30°がより好ましい。角度θが前記範囲の下限値以上であれば、程よいかみ合わせが得られる。角度θが前記範囲の上限値以下であれば、開口が容易になる。
第1アーム部20の第1返し部20aの第1基材16側の面と第1基材16の対向面16aと平行な面とのなす角度は、角度θに応じて同等の角度となるように調節する。これらの角度を調節することにより、嵌合具10を第2基材26の第1の側縁26b側から開くときの嵌合強度を調節することができる。
嵌合具10を第2基材26の第1の側縁26b側、すなわち開口部側から開くときの嵌合強度は、3〜35Nが好ましく、5〜30Nがより好ましい。
第4アーム部32の第4返し部32aの第2基材26側の面32bと第2基材26の対向面26aと平行な面とのなす角度θは、0〜60°が好ましく、50〜80°がより好ましい。角度θが前記範囲の下限値以上であれば、嵌合する相手側の爪とのかみ合わせが良い。角度θが前記範囲の上限値以下であれば、程よい嵌合性が得られる。
第2アーム部22の第2返し部22aの第1基材16側の面と第1基材16の対向面16aと平行な面とのなす角度は、角度θに応じて同等の角度となるように調節する。これらの角度を調節することにより、嵌合具10を第2基材26の第2の側縁26c側から開くときの嵌合強度を調節することができる。
嵌合具10を第2基材26の第2の側縁26c側、すなわち内容物側から開くときの嵌合強度は、30〜60Nが好ましく、40〜50Nがより好ましい。
なお、嵌合強度は、以下の方法で測定される。袋体の嵌合具が取り付けられた部分から、第1嵌合部及び第2嵌合部の長さ方向に長さ50mm分の試料を切り出し、開口部側又は内容物側の基材フィルムを引張試験機のチャックに挟み、引張速度50mm/分で引っ張って測定される強度の最大値を嵌合強度とする。
第1基材16の材質としては、特に限定されず、公知の嵌合具の基材に使用されるものを使用できる。第1基材16としては、積層フィルムからなる基材が好ましい。積層フィルムとしては、例えば、第2基材と対向する対向面側から、耐熱層とヒートシール層が積層されたフィルムが挙げられる。また、第1基材16は、耐熱層とヒートシール層の間にバリア層を有していてもよい。
耐熱層の材料としては、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリプロピレン等が挙げられる。
ヒートシール層の材料としては、直鎖状低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等が挙げられる。
バリア層の材料としては、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
第1基材16は、1種の樹脂からなっていてもよく、2種以上の樹脂を含む樹脂組成物からなっていてもよい。また、必要に応じて安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等の公知の添加剤が添加されていてもよい。
第1基材16は、積層フィルムからなる基材には限定されず、単層フィルムからなる基材であってもよい。
第2基材26としては、特に限定されず、例えば第1基材16と同じ基材が挙げられ、好ましい態様も同じである。
第1嵌合部18及び第2嵌合部28の材料としては、特に限定されず、例えば、第1基材16で挙げたものと同じ材料が挙げられる。
(製造方法)
嵌合具10の製造方法としては、特に限定されず、公知の方法を採用できる。例えば、樹脂材料を溶融混練し、押出成形によって第1嵌合部材12及び第2嵌合部材14を製造する方法等が挙げられる。
混練方法としては、原料をヘンシェルミキサ、リボンミキサ等で乾式混合し、単軸または二軸押出機、バンバリーミキサ、ニーダ、ミキシングロール等の溶融混練機に供給して溶融混練する方法が挙げられる。
[嵌合具付き袋体]
本発明の嵌合具付き袋体は、内容物を収容する袋本体と、前記袋本体の内面の開口部近傍に取り付けられた本発明の嵌合具とを具備する嵌合具付き袋体である。本発明の嵌合具付き袋体は、本発明の嵌合具を備える以外は公知の態様を採用できる。
以下、本発明の嵌合具付き袋体の一例として、前述した嵌合具10を備えた嵌合具付き袋体1(以下、「袋体1」という。)について説明する。
本実施形態の袋体1は、図4及び図5に示すように、内容物を収容する密封された状態の袋本体50と、袋本体50内の上部の内面に、横方向に沿って取り付けられた嵌合具10とを具備している。
袋本体50は、第1のフィルム材52と第2のフィルム材54が重ね合わされ、それらの周縁部56が全てヒートシールされることで形成されており、密封された状態になっている。また、袋本体50における嵌合具10よりも上部側には、横方向に沿って切断補助線58が設けられており、その端部にノッチ60が形成されている。
嵌合具10は、嵌合具10の第1基材16の外側面16dが袋本体50の第1のフィルム材52に溶着され、嵌合具10の第2基材26の外側面26dが袋本体50の第2のフィルム材54に溶着されている。また、嵌合具10は、第1基材16の第1の側縁16b及び第2基材26の第1の側縁26bが開口部側、第1基材16の第2の側縁16c及び第2基材26の第2の側縁26cが内容物側となるように取り付けられている。
袋本体50の形状は、本実施形態では矩形である。ただし、袋本体50の形状は矩形には限定されない。また、袋本体50の大きさも特に限定されず、袋本体50に収容する内容物によって適宜選定すればよい。
袋本体50を形成する第1のフィルム材52と第2のフィルム材54は、ヒートシールにより嵌合具10を溶着できるものであればよく、内面側からシーラント層と基材層を少なくとも有する積層フィルムが好ましい。
基材層としては、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリプロピレン等が挙げられる。
シーラント層としては、直鎖状低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等が挙げられる。
前記積層フィルムには、バリア層等の機能層を設けてもよい。
また、第1のフィルム材52と第2のフィルム材54は、シーラント層のみからなる単層フィルムであってもよい。
切断補助線58は、袋本体50における嵌合具10よりも上部を切断して開封するのを補助する線である。切断補助線58としては、例えば、袋本体50の第1のフィルム材52及び第2のフィルム材54における切断補助線58の部分をそれ以外の部分に比べて薄肉化した弱化線、ミシン目からなる弱化線、列状に形成された細孔からなる弱化線が挙げられる。また、切断補助線58は、前記弱化線には限定されず、ハサミやカッター等で切断する位置を示す、印刷等で形成した線であってもよい。
切断補助線58は、本実施形態では袋本体50の横方向に沿って形成されているが、この形態には限定されず、袋本体50の幅方向に対して傾斜して設けられていてもよい。
ノッチ60の形状は、この例では三角形状であるが、特に限定されず、半円形状、直線状等であってもよい。
袋体1は、嵌合具10を用いる以外は公知の方法で製造できる。
袋体1の開封時には、ノッチ60から切断補助線58に沿って袋本体50の上部を切断して除去することで、図5に示すように、上部に開口部62を形成して開封することができる。袋体1に形成した開口部62は、嵌合具10の第1嵌合部18と第2嵌合部28を着脱することで繰り返し開閉できる。
袋体1では、第1嵌合部18と第2嵌合部28を嵌合して開口部62を閉じた状態において、突条部24の頭部24bが第2嵌合部28の第3アーム部30と第4アーム部32に密着している。さらに、突条部24の頭部24bの両側が第3アーム部30の突起部34と第4アーム部32の突起部36に引っ掛けられることで、突条部24と第3アーム部30及び第4アーム部32との密着状態が安定して保持される。そのため、優れた密封性が得られ、袋本体50内に液体を収容した場合でも液体の漏れが充分に抑制される。
また、第3アーム部30及び第4アーム部32が突条部24の頭部24bによって押し広げられている。これにより、第1アーム部20の第1返し部20aと第2アーム部22の第2返し部22aを第3アーム部30の第3返し部30aと第4アーム部32の第4返し部32aにしっかりと引っ掛けられるため、充分な嵌合強度が確保される。
以上説明したように、本発明においては、特定の形態の第1嵌合部と第2嵌合部を採用し、それらを嵌合した状態で第1嵌合部の突条部の頭部を第2嵌合部の第3アーム部及び第4アーム部を安定して密着させた状態で保持させる。そのため、優れた密封性が得られ、袋本体内に液体を収容した場合でも液体の漏れが充分に抑制される。
なお、本発明の嵌合具及び嵌合具付き袋体は、前記したものには限定されない。
例えば、袋本体は特に限定されず、嵌合具付き袋体の袋本体として知られる様々な形態の袋本体を採用でき、切断補助線を有さず、予め開口部が形成された袋本体を備える嵌合具付き袋体であってもよい。
1…嵌合具付き袋体、10…嵌合具、12…第1嵌合部材、14…第2嵌合部材、16…第1基材、16a…対向面、18…第1嵌合部、20…第1アーム部、20a…第1返し部、22…第2アーム部、22a…第2返し部、24…突条部、24a…幹部、24b…頭部、26…第2基材、26a…対向面、28…第2嵌合部、30…第3アーム部、30a…第3返し部、32…第4アーム部、32a…第4返し部、34,36…突起部、50…袋本体、62…開口部。

Claims (5)

  1. 帯状の第1基材に第1嵌合部が設けられた第1嵌合部材と、帯状の第2基材に前記第1嵌合部と着脱自在に嵌合する第2嵌合部が設けられた第2嵌合部材と、を備え、
    前記第1嵌合部は、前記第1基材の短手方向に並んで長手方向に突条に設けられた第1アーム部及び第2アーム部と、前記第1アーム部と前記第2アーム部の間に長手方向に設けられた突条部と、を備え、
    前記第1アーム部は、先端部分が前記第2アーム部側に折り返された第1返し部を備え、
    前記第2アーム部は、先端部分が前記第1アーム部側に折り返された第2返し部を備え、
    前記突条部は、前記第1基材から立ち上がる幹部と、前記幹部の先端部に設けられ、短手方向の両側に突き出た前記幹部よりも大きい頭部と、を備え、
    前記第2嵌合部は、前記第2基材の短手方向に並んで長手方向に突条に設けられた第3アーム部及び第4アーム部を備え、
    前記第3アーム部は、先端部分が前記第4アーム部と反対側に折り返され、前記第1返し部に引っ掛けられる第3返し部と、前記第4アーム部側の面から突き出る突起部とを備え、
    前記第4アーム部は、先端部分が前記第3アーム部と反対側に折り返され、前記第2返し部に引っ掛けられる第4返し部と、前記第3アーム部側の面から突き出る突起部とを備え、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とが嵌合した状態で、前記第3アーム部及び前記第4アーム部が前記第1アーム部と前記第2アーム部の間に嵌まり、前記突条部が前記第3アーム部と前記第4アーム部の間に嵌まり、前記頭部の両側が前記第3アーム部及び前記第4アーム部の前記突起部に引っ掛けられ、前記第3アーム部及び前記第4アーム部が前記頭部によって短手方向の外側に押し広げられる、嵌合具。
  2. 前記第3アーム部の第3返し部の前記第2基材側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離d1(mm)と、前記第3アーム部の前記突起部の前記第2基材側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離d2(mm)との比d1/d2が2〜22である、請求項1に記載の嵌合具。
  3. 前記第4アーム部の第4返し部の前記第2基材側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離d3(mm)と、前記第4アーム部の前記突起部の前記第2基材側の基端と短手方向の先端との短手方向における距離d4(mm)との比d3/d4が2〜22である、請求項1又は2に記載の嵌合具。
  4. 嵌合状態において、前記第1返し部と前記第3返し部との間、及び前記第2返し部と前記第4返し部との間の少なくとも一方に空隙部が形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の嵌合具。
  5. 内容物を収容する袋本体と、前記袋本体の内面の開口部近傍に取り付けられた請求項1〜4のいずれか一項に記載の嵌合具と、を具備し、
    前記第2アーム部及び前記第4アーム部が開口部側となるように前記嵌合具が前記袋本体に取り付けられている、嵌合具付き袋体。
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