JP2012131562A - 嵌合具付き袋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉状の内容物や、粉状の破片を生じる内容物を収容した場合であっても、雄側嵌合部と雌側嵌合部を安定して嵌合し、開口を封じることができる嵌合具付き袋体の提供を目的とする。
【解決手段】一対の平面部11、12を有する袋本体10と、平面部11の外面11aに設けられた突条の雄側嵌合部21、および平面部12の外面12aに設けられた雌側嵌合部22を有する嵌合具20と、第1の折り返し補助部31と、第2の折り返し補助部32とを具備し、第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32を利用して、袋本体10の上部側が、平面部11の外面11aと平面部12の外面12aが向かい合うように折り返され、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22が嵌合されて、袋本体10の上部に形成した開口が閉じられる嵌合具付き袋体1。
【選択図】図2

Description

本発明は、嵌合具付き袋体に関する。
食品、薬品および雑貨等の様々な分野において、袋体の開口を開閉自在に封じる嵌合具が取り付けられた嵌合具付き袋体が広く用いられている。例えば、一対の帯状の基材に、雄側嵌合部および該雄側嵌合部に着脱自在に嵌合する雌側嵌合部が、前記基材の長手方向に沿ってそれぞれ設けられた嵌合具が、内容物を収容する袋本体の上部の内面に取り付けられる(例えば、特許文献1)。このような嵌合具付き袋体は、袋本体の上部に開口を形成した後、嵌合具の雄側嵌合部と雌側嵌合部とを着脱させることにより、形成した開口の開閉が繰り返し行える。
特開2008−44663号公報
しかし、特許文献1に記載のような嵌合具付き袋体は、粉状の内容物や、菓子等の粉状の破片を生じる内容物を収容した場合に、雌側嵌合部内に粉状の内容物や破片等が入り込み、雄側嵌合部と雌側嵌合部の嵌合が阻害されることがある。
本発明は、粉状の内容物や、粉状の破片を生じる内容物を収容した場合であっても、雄側嵌合部と雌側嵌合部を安定して嵌合し、容易に開口を閉じることができる嵌合具付き袋体の提供を目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。
[1]一対の平面部を有する、内容物を収容する袋本体と、
前記袋本体の一方の平面部の外面に幅方向の一方の縁から他方の縁まで設けられた突条の雄側嵌合部、および前記袋本体の他方の平面部の外面に幅方向の一方の縁から他方の縁まで設けられた、前記雄側嵌合部に着脱自在に嵌合する雌側嵌合部を有する嵌合具と、
前記袋本体の上部側を、両方の平面部の互いの外面同士が向かい合うように折り返すのを補助する折り返し補助部と、を具備し、
前記袋本体の上部側が前記折り返し補助部を利用して折り返され、前記雄側嵌合部と雌側嵌合部が嵌合されて、前記袋本体の上部に形成した開口が閉じられる嵌合具付き袋体。
[2]前記袋本体が密封状態であり、
前記袋本体における前記雌側嵌合部および雌側嵌合部よりも上側に、前記袋本体の上部を開封するのを補助する切断補助線が設けられている[1]に記載の嵌合具付き袋体。
本発明の嵌合具付き袋体は、粉状の内容物や、粉状の破片を生じる内容物を収容した場合であっても、雄側嵌合部と雌側嵌合部を安定して嵌合し、容易に開口を閉じることができる。
本発明の嵌合具付き袋体の一例を示した正面図である。 図1の嵌合具付き袋体の直線I−I’で切断したときの断面図である。 図2の嵌合具付き袋体の嵌合具を嵌合した様子を示した断面図である。 図1の嵌合具付き袋体の袋本体を開封した様子を示した断面図である。 図4の嵌合具付き袋体の上部を嵌合具により閉じた様子を示した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体の他の例を示した断面図である。 図6の嵌合具付き袋体の上部を折り返して閉じる様子を示した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体の他の例を示した断面図である。 図11の嵌合具付き袋体の上部を折り返して閉じる様子を示した断面図である。 本発明の嵌合具付き袋体の他の例を示した断面図である。 図13の嵌合具付き袋体を開封する様子を示した拡大正面図である。 図13の嵌合具付き袋体を開封した様子を示した斜視図である。
以下、本発明の嵌合具付き袋体の一例を示して詳細に説明する。
[第1実施形態]
本実施形態の嵌合具付き袋体1(以下、単に「袋体1」という。)は、図1および図2に示すように、一対の平面部11、12を有する、内容物を収容する袋本体10と、嵌合具20と、第1の折り返し補助部31と、第2の折り返し部32とを具備する。嵌合具20は、平面部11の外面11aに設けられた雄側嵌合部21、および平面部12の外面12aに設けられた雌側嵌合部22からなる。第1の折り返し補助部31は、平面部11の外面11aに設けられており、第2の折り返し補助部32は、平面部12の外面12aに設けられている。
袋本体10は、平面部11と平面部12とが、その周縁部13がヒートシールされて密封された状態である。
袋本体10の形状は、本実施形態では矩形である。ただし、袋本体10の形状は矩形には限定されない。また、袋本体10の大きさも特に限定されず、袋本体10に収容する内容物によって適宜選定すればよい。
袋本体10を形成する平面部11および平面部12は、単層フィルムからなっていてもよく、積層フィルムからなっていてもよい。積層フィルムとしては、ヒートシール層、耐熱層、バリア層等を含むフィルムが挙げられる。
耐熱層の材質としては、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリプロピレン等が挙げられる。
ヒートシール層としては、直鎖状低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等が挙げられる。
バリア層としては、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
平面部11、12は、1種の樹脂からなっていてもよく、2種以上の樹脂を含む樹脂組成物からなっていてもよい。また、必要に応じて安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等の公知の添加剤が添加されていてもよい。
嵌合具20は、平面部11の外面11aに、一方の縁から他方の縁まで幅方向に沿って設けられた突条の雄側嵌合部21と、平面部12の外面12aに、一方の縁から他方の縁まで幅方向に沿って設けられた、雄側嵌合部21に着脱自在に嵌合する雌側嵌合部22とからなる。雄側嵌合部21は、平面部11の外面11aに一体的に形成されている。また、雌側嵌合部22は、平面部12の外面12aに一体的に形成されている。
雄側嵌合部21は、図2に示すように、平面部11の外面11aから突き出すように形成された幹部21aと、幹部21aよりも大きい断面略半円形状の頭部21bを有している。また、雌側嵌合部22は、平面部12の外面12aから断面円弧状に突き出すアーム部22a、22bからなり、これらアーム部22a、22bにより凹部22cが形成されている。
雄側嵌合部23と雌側嵌合部24の形状は特に制限はなく、それらを着脱自在に嵌合できるものであれば、任意の形状を採用できる。
雄側嵌合部21と雌側嵌合部22の上下方向の位置は、雄側嵌合部21の方が雌側嵌合部22よりも上側に位置している。これにより、袋体1は、図3に示すように、袋本体10の上部側を、平面部11の外面11aと平面部12の外面12aが向かい合うように平面部12側に2度折り返し、雄側嵌合部21の頭部21bを雌側嵌合部22の凹部22cに嵌め込むことで、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22を着脱自在に嵌合できるようになっている。
雄側嵌合部21と雌側嵌合部22の上下方向の距離a(図2)は、袋本体10の上部側を折り返して雄側嵌合部21と雌側嵌合部22を嵌合できるように適宜設定すればよい。
雄側嵌合部21は、本実施形態では袋本体10の幅方向に沿って形成されているが、この形態には限定されず、袋本体10の幅方向に対して傾斜して設けられていてもよい。この場合、雌側嵌合部22も、袋本体10の上部側を折り返して雄側嵌合部21と雌側嵌合部22を嵌合できるように、袋本体10の幅方向に対して傾斜して設けられる。
雄側嵌合部21および雌側嵌合部22の材質としては、公知の嵌合具における嵌合部に通常使用される材質が使用でき、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。また、必要に応じて安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等の公知の添加剤が添加されていてもよい。この例では、雄側嵌合部21および雌側嵌合部22の材質は、平面部11の外面11a側、平面部12の外面12a側の材質と同じである。
袋体1の袋本体10における雄側嵌合部21および雌側嵌合部22よりも上側には、袋本体10の上部を切断して開封するのを補助する切断補助線14が、袋本体10の一方の縁から他方の縁まで幅方向に沿って設けられている。
切断補助線14としては、例えば、袋本体10の平面部11、12における切断補助線14の部分をそれ以外の部分に比べて薄肉化した弱化線、ミシン目からなる弱化線、列状に形成された細孔からなる弱化線が挙げられる。また、切断補助線14は、前記弱化線には限定されず、ハサミやカッター等で切断する位置を示す、印刷等で形成した線であってもよい。
切断補助線14は、本実施形態では袋本体10の幅方向に沿って形成されているが、この形態には限定されず、袋本体10の幅方向に対して傾斜して設けられていてもよい。
袋本体10における切断補助線14の末端部分に対応する位置には、図1に示すように、ノッチ15が形成されている。ノッチ15の形状は、この例では三角形状であるが、特に限定されず、半円形状、直線状等であってもよい。
第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32は、袋本体10の上部側を、平面部11の外面11aと平面部12の外面12a同士が向かい合うように折り返すのを補助する部分であり、第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32を利用して袋本体10の上部側を折り返すことで、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22が、嵌合できる位置に位置決めされる。
この例では、平面部11の外面11aと平面部12の外面12aのそれぞれに、帯状の第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32が、袋本体10の一方の縁から他方の縁まで幅方向に沿って設けられている。第1の折り返し補助部31の上下方向の位置は、図2に示すように、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22の間に位置している。第2の折り返し補助部32の上下方向の位置は、上端32aが切断補助線14よりも下側に位置しており、下端32bが、雄側嵌合部21よりも下側で、かつ第1の折り返し補助部31の上端31aよりも上側に位置するようになっている。
袋体1の上部側は、第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32が設けられた部分と、それらが設けられていない部分とで厚みに差がある。これにより、袋体1の上部側は、その厚みの差を利用し、第1の折り返し補助部31の下端31bと第2の折り返し補助部32の下端32bが位置する部分をそれぞれ基点にして容易に折り返せるようになっている。また、第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32が設けられた部分は、厚みが増すことから折り返した際の形状が扁平な状態で安定しやすく、袋本体10の上部側の折り返しが容易になっている。
袋体1では、図3に示すように、袋本体10の上部側を、第2の折り返し補助部32の下端32bを基点に折り返し、さらに第1の折り返し部31の下端31bを基点に折り返すことで、平面部11の外面11aに設けられた雄側嵌合部21と、平面部12の外面12aに設けられた雌側嵌合部22とが、嵌合できる位置に位置決めされるようになっている。
第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32は、この例では袋本体10の幅方向に沿って一方の縁から他方の縁まで設けられているが、この形態には限定されない。雄側嵌合部21と雌側嵌合部22を安定して嵌合できる範囲であれば、袋本体10の縁まで設けられていなくてもよい。また、第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32は、この例では連続的に設けられているが、破線状など不連続に設けてもよい。
第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32の材質および厚みは、それら補助部が袋本体10の上部側を折り返す際に補助となり得る材質と厚みを適宜選択すればよい。例えば、第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32の材質を袋本体10または嵌合具20と同じ材質とし、その厚みを袋本体10の厚みよりも厚くする形態等が挙げられる。また、第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32の材質を袋本体10よりも硬い材質とし、厚みは袋本体10の厚みと同等とする形態でもよい。
第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32の材質の具体例としては、例えば、平面部11、12や嵌合具20に使用される材質が使用でき、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。また、第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32には、必要に応じて安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等の公知の添加剤が添加されていてもよい。
以下、袋体1の作用について説明する。
袋体1は、図1および図2に示すように、内容物を収容した状態で平面部11と平面部12の周縁部13が接着され、袋本体10が密封されている。そして、図3に示すように、袋本体10の上部側が、第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32を利用して平面部12側に2度折り返され、平面部11の外面11aに設けられた雄側嵌合部21と、平面部12の外面12aに設けられた雌側嵌合部22とが嵌合される。このように、袋体1では、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22が、袋本体10の外面に設けられているため、袋本体10内に収容された内容物と接触しない。そのため、雄側嵌合部21に内容物が付着したり、雌側嵌合部22の凹部22c内に内容物が入り込んで、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22の嵌合が阻害されることを抑制できる。
内容物を取り出す際には、図1および図2に示すように、雄側嵌合部21を雌側嵌合部22から脱離させて袋本体10の上部を伸ばし、袋本体10の上部をノッチ15から切断補助線14に沿って切断し、図4に示すように、袋本体10の上部に開口16を形成する。袋本体10を一旦開封した後は、図5に示すように、袋本体10の上部側を、第2の折り返し補助部32の下端32bの部分を基点に折り返し、さらに第1の折り返し補助部31の下端31bの部分を基点に折り返すようにして、平面部12側に2度折り返し、平面部11の外面11aと平面部12の外面12aを向かい合わせて、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22とを嵌合することで、形成した開口16を閉じる。
袋体1では、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22が袋本体10の外面にあるので、内容物を取り出す際に、雄側嵌合部21に内容物が付着したり、雌側嵌合部22の凹部22cに内容物が入り込むことを抑制できる。そのため、袋体1は、粉状の内容物や、粉状の破片を生じる内容物を収容した場合であっても、袋本体10を一旦開封した後、安定して雄側嵌合部21と雌側嵌合部22を嵌合して開口16を閉じることができる。また、袋体1では、第1の折り返し補助部31の下端31bと第2の折り返し補助部32の下端32bをそれぞれ基点にして袋本体10の上部側を折り返すので、2度折り返しても、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22を嵌合できる位置に容易に位置決めできる。よって、袋体1は、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22が袋本体10の両面にそれぞれ設けられていても、それらを嵌合して開口16を閉じることが容易である。
[他の実施形態]
なお、本発明の嵌合具付き袋体は、前記袋体1には限定されない。例えば、嵌合具は、雄側嵌合部と雌側嵌合部が袋本体の外面に直接形成された形態には限定されず、帯状の基材を有する嵌合具であってもよい。また、折り返し補助部の形態は、袋本体の上部側を折り返すのを補助して、雄側嵌合部と雌側嵌合部を嵌合できる位置に位置決めできるものであれば特に限定されず、袋本体の上部側を折り返す基点となる溝や薄肉部を有する折り返し補助部であってもよい。また、折り返し補助部の数は1つであってもよく、嵌合具が帯状の基材を有する場合は、折り返し補助部と基材が一体化している形態であってもよい。
以下、本発明の嵌合具付き袋体の他の形態をいくつか挙げて具体的に説明する。
図6は、本発明の嵌合具付き袋体の他の例である嵌合具付き袋体2(以下、単に「袋体2」という。)を示した断面図である。袋体2において、袋体1と同じ部分については同符号を付して説明を省略する。
袋体2は、図6に示すように、一対の平面部11、12を有する、内容物を収容する袋本体10と、嵌合具20Aと、折り返し補助部33とを具備する。嵌合具20Aは、雄側嵌合部21が帯状の基材23に長手方向に沿って設けられ、雌側嵌合部22が帯状の基材24に長手方向に沿って設けられており、基材23が平面部11の外面11aに取り付けられ、基材24が平面部12の外面12aに取り付けられている。折り返し補助部33は、平面部12の外面12aに設けられている。
嵌合具20Aにおける基材23、24は、公知の嵌合具における基材に通常使用される材質の基材が使用でき、単層フィルムからなる基材であってもよく、積層フィルムからなる基材であってもよい。積層フィルムとしては、例えば、耐熱層とヒートシール層が積層されたフィルムが挙げられる。また、前記積層フィルムは、耐熱層とヒートシール層の間にバリア層を有していてもよい。
基材23、24は、1種の樹脂からなっていてもよく、2種以上の樹脂を含む樹脂組成物からなっていてもよい。また、必要に応じて安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等の公知の添加剤が添加されていてもよい。
折り返し補助部33は、袋本体10の上部側を、平面部11の外面11aと平面部12の外面12a同士が向かい合うように折り返すのを補助する部分であり、折り返し補助部33を利用して袋本体10の上部を折り返すことで、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22が、嵌合できる位置に位置決めされる。
この例では、平面部12の外面12aに、帯状の折り返し補助部33が、袋本体10の一方の縁から他方の縁まで幅方向に沿って設けられている。折り返し補助部33の上下方向の位置は、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22の間に位置している。
折り返し補助部33は、袋本体10の上部側を折り返す基点となる溝33aを有している。溝33aの断面形状は、この例では三角形状であるが、袋本体10の上部側を折り返す基点となるものであればよく、半円状、矩形状などであってもよい。
袋体2では、図7に示すように、袋本体10の上部側を、折り返し補助部33の上端33bを基点に折り返し、さらに折り返し補助部33の溝33aを基点に折り返すことで、平面部11の外面11aに設けられた雄側嵌合部21と、平面部12の外面12aに設けられた雌側嵌合部22とが、嵌合できる位置に位置決めされるようになっている。
折り返し補助部33は、袋体1の第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32と同様に、幅方向に沿って一方の縁から他方の縁まで設けられてもよく、袋本体10の縁まで形成されないように設けてもよい。また、折り返し補助部33は、連続的に設けてもよく、破線状など不連続に設けてもよい。
また、図8に例示した嵌合具付き袋体3(以下、「袋体3」という。)であってもよい。袋体3において、袋体1、2と同じ部分については、同符号を付して説明を省略する。
袋体3は、図8に示すように、一対の平面部11、12を有する、内容物を収容する袋本体10と、嵌合具20Aと、折り返し補助部33とを具備し、嵌合具20Aと折り返し補助部33が一体化している。つまり、袋体3は、嵌合具20Aと折り返し補助部33が一体化している以外は、袋体2と同じである。この例では、折り返し補助部33は、平面部12の外面12aに設けられ、嵌合具20Aにおける基材24と一体化している。
袋体3は、袋体2と同様に、袋本体10の上部側を、折り返し補助部33の上端33bを基点に折り返し、さらに折り返し補助部33の溝33aを基点に折り返すことで、平面部11の外面11aに設けられた雄側嵌合部21と、平面部12の外面12aに設けられた雌側嵌合部22とが、嵌合できる位置に位置決めされる。
また、袋体3のように、嵌合具と折り返し補助部が一体化した形態としては、図9および図10に示すように、溝33aの代わりに薄肉部33c、33dを有する折り返し補助部33A、33Bが嵌合具20Aの基材24と一体化した形態も挙げられる。
また、本発明の嵌合具付き袋体は、折り返し補助部33、33Aまたは33Bが平面部11の外面11aに設けられ、嵌合具20Aの基材23と一体化している形態であってもよい。
また、袋体2、3では、切断補助線を袋本体10の平面部11、12には設けず、基材23における雄側嵌合部21よりも上側に設け、該切断補助線に沿って、基材23の一部と共に、袋本体10の上部を切断して上部に開口を形成する形態であってもよい。
また、図11に例示した嵌合具付き袋体4(以下、「袋体4」という。)であってもよい。袋体4において、袋体1と同じ部分については、同符号を付して説明を省略する。
袋体4は、図11に示すように、一対の平面部11、12を有する、内容物を収容する袋本体10と、嵌合具20と、折り返し補助部34とを具備する。折り返し補助部34は、平面部12の外面12aに設けられている。
折り返し補助部34は、袋本体10の上部側を、平面部11の外面11aと平面部12の外面12a同士が向かい合うように折り返すのを補助する部分であり、折り返し補助部34を利用して袋本体10の上部を折り返すことで、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22が、嵌合できる位置に位置決めされる。
この例では、平面部12の外面12aに、帯状の折り返し補助部34が、袋本体10の一方の縁から他方の縁まで幅方向に沿って設けられている。折り返し補助部34の上下方向の位置は、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22の間に位置している。袋体4では、図12に示すように、袋本体10の上部側を、折り返し補助部34の上端34aを基点に折り返し、さらに折り返し部34の下端34bを基点に折り返すことで、平面部11の外面11aに設けられた雄側嵌合部21と、平面部12の外面12aに設けられた雌側嵌合部22とが、嵌合できる位置に位置決めされるようになっている。
折り返し補助部34は、折り返し補助部33と同様に、幅方向に沿って一方の縁から他方の縁まで設けられてもよく、袋本体10の縁まで形成されないように設けてもよい。また、折り返し補助部33は、連続的に設けてもよく、破線状など不連続に設けてもよい。
また、本発明の嵌合具付き袋体は、折り返し補助部34が平面部11の外面11aに設けられていてもよい。また、嵌合具が前記嵌合具20Aのような基材を有する場合、折り返し補助部34が嵌合具の基材と一体化している形態であってもよい。
また、本発明の嵌合具付き袋体は、切断補助線14を有するものには限定されない。例えば、図13に例示した嵌合具付き袋体1A(以下、「袋体1A」という。)であってもよい。袋体1Aにおいて、袋体1と同じ部分については、同符号を付して説明を省略する。
袋体1Aは、図13に示すように、一対の平面部11、12を有する、内容物を収容する袋本体10と、嵌合具20と、第1の折り返し補助部31と、第2の折り返し補助部32とを具備しており、平面部12における雌側嵌合部22よりも上側の内面12bに、平面部12を切断して袋本体10を開封するのを補助するカットテープ17が、幅方向に沿って取り付けられている。カットテープ17は、接着層18を介して平面部12の内面12bに取り付けられている。
平面部12におけるカットテープ17の端部には、カットテープ17の端部を把持できるように切り込みが形成される。袋体1Aは、図14に示すように、カットテープ17の端部を把持して引き裂くことで、平面部12がカットテープ17に沿って切断され、図15に示すように、袋本体10の上部に開口19を形成できる。
カットテープ17は、本実施形態では袋本体10の幅方向に沿って形成されているが、この形態には限定されず、袋本体10の幅方向に対して傾斜して設けられていてもよい。
カットテープ17の材質としては、例えば、加熱によって袋本体10に溶着しない材質が使用でき、延伸高密度ポリエチレン、延伸ポリプロピレン、延伸ポリエステル等が挙げられる。
接着層18の材質としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン等が挙げられる。
袋体1Aも袋体1と同様に、袋本体10を一旦開封した後、袋本体10の上部側を、第1の折り返し補助部31と第2の折り返し補助部32を利用して、平面部11の外面11aと平面部12の外面12aを向かい合うように平面部12側に折り返し、雄側嵌合部21と雌側嵌合部22とを嵌合することで、形成した開口19を閉じることができる。
また、袋体1、1A、2〜4は、いずれも袋本体が予め密封状態とされ、切断補助線またはカットテープによって開封して開口を形成する形態であったが、袋本体の上部が密封されず、雄側嵌合部と雌側嵌合部の嵌合のみで閉じられた嵌合具付き袋体であってもよい。しかし、本発明の嵌合具付き袋体は、流通時等において、雄側嵌合部に内容物が付着したり、雌側嵌合部の凹部内に内容物が入り込むのを防止できる点から、袋体1、1A、2〜4のように、袋本体10が密封状態とされた形態が好ましい。
また、本発明の嵌合具付き袋体は、前述した各形態を組み合わせた形態であってもよい。
1、1A、2〜4 嵌合具付き袋体
10 袋本体
11 一方の平面部
12 他方の平面部
11a 一方の平面部の外面
12a 他方の平面部の外面
14 切断補助線
16、19 開口
20、20A 嵌合具
21 雄側嵌合具
22 雌側嵌合具
31 第1の折り返し補助部
32 第2の折り返し補助部
33、33A、33B、34 折り返し補助部

Claims (2)

  1. 一対の平面部を有する、内容物を収容する袋本体と、
    前記袋本体の一方の平面部の外面に幅方向の一方の縁から他方の縁まで設けられた突条の雄側嵌合部、および前記袋本体の他方の平面部の外面に幅方向の一方の縁から他方の縁まで設けられた、前記雄側嵌合部に着脱自在に嵌合する雌側嵌合部を有する嵌合具と、
    前記袋本体の上部側を、両方の平面部の互いの外面同士が向かい合うように折り返すのを補助する折り返し補助部と、を具備し、
    前記袋本体の上部側が前記折り返し補助部を利用して折り返され、前記雄側嵌合部と雌側嵌合部が嵌合されて、前記袋本体の上部に形成した開口が閉じられる嵌合具付き袋体。
  2. 前記袋本体が密封状態であり、
    前記袋本体における前記雌側嵌合部および雌側嵌合部よりも上側に、前記袋本体の上部を開封するのを補助する切断補助線が設けられている請求項1に記載の嵌合具付き袋体。
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