JP2020080280A - 点火プラグ及び点火プラグの製造方法 - Google Patents

点火プラグ及び点火プラグの製造方法 Download PDF

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大輔 笠原
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大輔 笠原
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【課題】絶縁体の露出部においてバリア放電が漏洩することを抑制できる点火プラグ及び点火プラグの製造方法を提供する。【解決手段】後端から先端側へ軸線方向に延びた軸孔11を有する絶縁体10と、前記軸線方向に延び、前記絶縁体10の前記先端側及び後端側を外部に突出させた状態で前記絶縁体10を保持する筒状の主体金具30と、前記軸孔11の前記先端側に配置されて前記絶縁体10に覆われる中心電極23と、前記軸孔11の前記後端側に配置されて前記中心電極23に電気的に接続される端子金具24と、を備えた点火プラグであって、前記絶縁体10のうち少なくとも前記主体金具30から前記後端側に露出した露出部18の内部に配置されて前記軸孔11を包囲し、前記端子金具24と絶縁された状態で前記主体金具30に電気的に接続されている導電部材40を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、点火プラグ及び点火プラグの製造方法に関する。
従来、内燃機関の燃焼室における混合気に点火する点火プラグとして、非平衡プラズマを発生するものが知られている。この種の点火プラグは、例えば下記特許文献1に記載されているように、後端から先端側へ軸線方向に延びた軸孔を有する絶縁体と、軸線方向に延びた筒状をなす主体金具とを備えている。絶縁体は、主体金具の先端面から先端部を外部に突出させた状態で主体金具に保持され、絶縁体の後端側は主体金具から露出している。絶縁体の軸孔の先端側には中心電極が配置されて絶縁体に覆われ、軸孔の後端側には中心電極に電気的に接続された端子金具が配置されている。点火プラグは、端子金具を介して中心電極に交流電圧を印加することにより、絶縁体の先端部(主体金具から露出した部分)の外表面に非平衡プラズマが発生する。
特開2017−16834号公報
しかしながら、上記のような構成では、絶縁体のうち主体金具から後側に露出した露出部において意図しないバリア放電が発生する懸念がある。意図しないバリア放電の漏洩が生じると、点火領域以外でエネルギーを損失することになり、また漏洩が生じている領域付近で劣化を招く虞もある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、絶縁体の露出部においてバリア放電が漏洩することを抑制できる点火プラグ及び点火プラグの製造方法を提供することを目的とする。
本発明1の点火プラグは、後端から先端側へ軸線方向に延びた軸孔を有する絶縁体と、前記軸線方向に延び、前記絶縁体の前記先端側及び後端側を外部に突出させた状態で前記絶縁体を保持する筒状の主体金具と、前記軸孔の前記先端側に配置されて前記絶縁体に覆われる中心電極と、前記軸孔の前記後端側に配置されて前記中心電極に電気的に接続される端子金具と、を備えた点火プラグであって、前記絶縁体のうち少なくとも前記主体金具から前記後端側に露出した露出部の内部に配置されて前記軸孔を包囲し、前記端子金具と絶縁された状態で前記主体金具に電気的に接続されている導電部材を備えているものである。
本発明によれば、絶縁体の内部に埋め込まれた導電部材により、絶縁体の露出部においてバリア放電が漏洩することを抑制できる。
本発明2の点火プラグは、前記端子金具は、前記絶縁体から前記後端側に突出しつつ前記絶縁体の後端面と前記軸線方向に対向するフランジ部を有し、前記導電部材の後端が、前記フランジ部から前記先端側に0.8mm以上離れた位置に配されているものとしてもよい。このような構成によれば、露出部でのバリア放電を抑制しつつ、フランジ部から導電部材へ電流が漏洩することを防ぐことができる。
また、本発明3の点火プラグは、前記主体金具は、前記絶縁体の前記軸線方向の中間に形成された鍔部にかしめ付けられる加締め部を有し、前記導電部材は、前記軸線方向に延びた本体部と、前記本体部から前記軸線方向と交差する方向に延びて前記加締め部と電気的に接続する接続部と、を有しているものとしてもよい。このような構成によれば、加締め部が導電部材の接続部に押し当てられるから、導電部材と主体金具との電気的な接続信頼性を高めることができる。
また、本発明4の点火プラグは、前記主体金具の内周面と前記絶縁体の外周面との間に介在する導電性パッキンを有し、前記導電部材が、前記軸線方向に延びた本体部と、前記本体部の前記軸線方向の先端部に設けられて前記導電性パッキンと電気的に接続する接続部とを有しているものとしてもよい。このような構成によれば、導電部材の接続部が導電性パッキンに押し当てられるから、導電部材と主体金具との電気的な接続信頼性を高めることができる。
本発明の点火プラグの製造方法は、本発明3の点火プラグを製造する点火プラグの製造方法であって、前記絶縁体を製造する絶縁体製造工程において、前記絶縁体のうち前記本体部の内側に配される第1分割体と、前記絶縁体のうち前記本体部の外側に配されるとともに前記接続部の前記後端側に配される第2分割体と、前記絶縁体のうち前記接続部の前記先端側に配される第3分割体と、に分割した形態で、前記第1分割体、前記第2分割体、及び前記第3分割体をそれぞれ製造する分割体製造工程と、前記第1分割体、前記第2分割体又は前記第3分割体に導電材を配して前記導電部材を形成する導電部材形成工程と、前記第1分割体、前記第2分割体及び前記第3分割体を接着して前記絶縁体を成形する分割体接着工程と、を経る方法としてもよい。このような方法によれば、導電部材を内部に埋め込んだ絶縁体を容易に製造できる。
また、本発明の点火プラグの製造方法は、本発明4の点火プラグを製造する点火プラグの製造方法であって、前記絶縁体を製造する絶縁体製造工程において、前記絶縁体のうち前記導電部材の内側に配される第1分割体と、前記絶縁体のうち前記導電部材の外側に配される第2分割体とに分割した形態で、前記第1分割体及び前記第2分割体をそれぞれ製造する分割体製造工程と、前記第1分割体又は前記第2分割体に導電材を配して前記導電部材を形成する導電部材形成工程と、前記第1分割体及び前記第2分割体を接着して前記絶縁体を成形する分割体接着工程と、を経る方法としてもよい。このような方法によれば、導電部材を内部に埋め込んだ絶縁体を容易に製造できる。
また、本発明の点火プラグの製造方法は、前記分割体接着工程において、前記分割体をガラス層によって接着する方法としてもよい。このような方法によれば、分割体の接着部分において空気層をなくすことができるから、空気層における放電を防ぐことができる。
実施例1における点火プラグの構成を示す説明図 絶縁体の製造工程を説明する図 製造された絶縁体の構成を示す断面図 実施例2における点火プラグの構成を示す説明図 絶縁体の製造工程を説明する図 製造された絶縁体の構成を示す断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1について、図1〜図3を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例における点火プラグは、図示しない内燃機関に取り付けられ、内燃機関の燃焼室の混合気に点火するものである。点火プラグの先端部は燃焼室の内側に露出し、後端部は図示しない電圧印加部と電気的に接続される。電圧印加部は、交流電圧または複数回のパルス電圧を点火プラグに印加する。これにより、点火プラグの先端部において、非平衡プラズマが発生し、燃焼室の混合気が着火する。
点火プラグは、図1に示すように、後端から先端側へ軸線方向に延びた軸孔11を有する絶縁体10と、絶縁体10を保持する筒状の主体金具30とを備えている。絶縁体10の軸孔11の先端側には中心電極23が配置され、絶縁体10の軸孔11の後端側には端子金具24が配置されている。絶縁体10の内部には、軸孔11を包囲する導電部材40が配置されている。
絶縁体10は、電気絶縁性を有する部材(例えばアルミナ)を焼成したセラミックスである。絶縁体10は、先端側に底を有する有底の筒状をなしている。
絶縁体10の軸線方向の中間(略中央)には、外径寸法が最も大きい鍔部12が形成されている。絶縁体10のうち鍔部12より後端側には、後端側胴部13が形成され、鍔部12より先端側には、先端側胴部14が形成されている。先端側胴部14は、後端側胴部13に比して外径寸法が小さくされている。
先端側胴部14は、先端に向かって段階的に外径寸法が小さくなっている。具体的には、先端側胴部14は、外径寸法が大きい大径部15と、大径部15より外径寸法が小さい小径部16と、小径部16より外径寸法が小さい最小径部17とを有している。最小径部17は、中心電極23の先端を内包し、主体金具30の先端面30Fから先方に突出する。
絶縁体10の後端側は、主体金具30から外部に突出している。すなわち絶縁体10の後端側胴部13のうち主体金具30の後端面30Rから後方に位置する部分が、主体金具30の外部に露出した露出部18である。
先端側胴部14の外周面には、大径部15と小径部16との間に外面段差部19が形成されている。外面段差部19は、絶縁体10の軸線Lに対して傾斜した面である。
絶縁体10の軸孔11の径寸法(絶縁体10の内径寸法)は、後端から先端側に向かって段階的に小さくなっている。絶縁体10の内周面10Uには、中心電極23を支持する支持面21が形成されている。支持面21は、軸線Lに対して傾斜した面である。
主体金具30は、軸線方向に沿って延びる貫通穴31を有している。主体金具30は、導電材料(例えば低炭素鋼材)を用いて形成されている。主体金具30の貫通穴31に絶縁体10が挿入される。主体金具30は、絶縁体10の外周側に固定される。
主体金具30は、点火プラグ用のレンチが嵌合する工具嵌合部32と、内燃機関の図示しない取付穴に螺合するためのネジ部が形成された胴部33と、絶縁体10の鍔部12にかしめ付けられる加締め部34と、を備えている。
工具嵌合部32の内周面には、一対のリング部材35が挿入されている。一対のリング部材35の間には、タルク36の粉末が充填されている。
加締め部34は、工具嵌合部32の後側(主体金具30の後端部)に形成された薄肉の部分である。加締め部34は、絶縁体10の鍔部12に加締め付けられ、これにより、主体金具30と絶縁体10とが一体になる。加締め部34の内周縁34Eは、絶縁体10の外周面及び後述する導電部材40の接続部42に接合される。なお、工具嵌合部32の先端側には薄肉の部分である座屈部37が形成されている。
主体金具30の内周面には、絶縁体10の外面段差部19に対応する位置に、内面段差部38が形成されている。内面段差部38は、軸線Lに対して傾斜した面である。
主体金具30の内面段差部38と絶縁体10の外面段差部19との間には、導電性パッキン22が介在している。導電性パッキン22は、例えば、鉄または銅等の金属材料からなる板状リングである。導電性パッキン22は、主体金具30の内面段差部38と絶縁体10の外面段差部19との間に挟まれ、主体金具30と絶縁体10との間をシールする。
中心電極23は、金属製の部材であり、絶縁体10の軸孔11の先端側の端部に配置されている。中心電極23は、略円柱状をなし、絶縁体10の内周面10Uに形成された支持面21に支持されている。
端子金具24は、軸線方向に平行に延びた棒状の部材である。端子金具24は、導電性の材料を用いて形成されている。端子金具24は、絶縁体10の軸孔11に挿入される軸部25と、絶縁体10から後方に突出しつつ絶縁体10の後端面と軸線方向に対向するフランジ部26とを有している。端子金具24は、絶縁体10の軸孔11に配置された抵抗体28を介して、中心電極23に電気的に接続されている。
導電部材40は、導電性を有する材料(例えば金属材料)からなる薄い層である。導電部材40は、絶縁体10の露出部18の内部に配置されている。導電部材40は、端子金具24と絶縁された状態で主体金具30に電気的に接続されている。本実施例では、導電部材40は、主体金具30の加締め部34に電気的に接続される。
導電部材40は、軸線方向に延びた本体部41と、本体部41から軸線方向と交差する方向に延びて主体金具30に電気的に接続する接続部42と、を有している。導電部材40は、絶縁体10の後端近傍から主体金具30の加締め部34近傍に至る長さ寸法を有している。
本体部41は、全体が絶縁体10に埋め込まれている。本体部41の後端とフランジ部26の先端面27との軸線方向の距離D1は、0.8mm以上とされている。本体部41と絶縁体10の内周面10Uとの軸線方向に直交する方向の距離D2は、0.8mm以上とされている。本体部41と絶縁体10の外周面10Sとの軸線方向に直交する方向の距離D3は、0.8mm以上とされている。本体部41の先端は、軸線方向において主体金具30の加締め部34と同じ位置に配されている。
接続部42は、本体部41の先端から軸線方向と直交する方向にフランジ状に延出している。接続部42は、軸線Lを中心とした円環状をなしている。接続部42の内周側は、全周にわたって本体部41の先端に連続している。接続部42の外周側は、全周にわたって絶縁体10の外周面10Sに到達している。導電部材40は、接続部42の外周縁42Eのみが絶縁体10の外部に露出している。接続部42の外周縁42Eは、加締め部34の内周縁34Eに接合された状態、又は接触した状態になっている。これにより、加締め部34と接続部42とが電気的に接続され、主体金具30と導電部材40とは同電位に保たれている。
次に、本実施例における点火プラグを製造する方法の一例を説明する。
点火プラグの製造方法は、絶縁体10を製造する工程と、絶縁体10に中心電極23及び端子金具24等を組み付けて組立体を製造する工程と、組立体に主体金具30を固定する工程と、を経る。
絶縁体10を製造する絶縁体製造工程では、図2に示すように、絶縁体10を3つに分割した形態で各分割体51,52,53を製造する分割体製造工程と、分割体51,52,53のいずれかに導電材66を配して導電部材40を形成する導電部材形成工程と、分割体51,52,53を接着する分割体接着工程と、を行う。
分割体製造工程において製造される3つの分割体51,52,53は、導電部材40の配置面に沿って絶縁体10を分割した形態をなす未焼成の成形体である(図3参照)。各分割体51,52,53は、成形型を用いてアルミナなどの材料粉末を成形してなる。3つの分割体51,52,53は、絶縁体10のうち導電部材40の内側に配される第1分割体51と、絶縁体10のうち導電部材40の外側に配される第2分割体52と、絶縁体10のうち導電部材40の先端側に配される第3分割体53である。第1分割体51、第2分割体52及び第3分割体53は、軸線方向に組み付け可能な形状をなしている。
第1分割体51は、図2に示すように、軸線方向に延びる筒状部54と、筒状部54の後端部において外周側に延出した延出部55とを有している。筒状部54と延出部55とが一体に形成されていることにより、導電部材40の後端とフランジ部26との間に、分割体の合わせ面が形成されることを防ぐことができる。
筒状部54は、外径寸法が一定の円筒形状をなしている。筒状部54の軸線方向の寸法は、第2分割体52の軸線方向の寸法より大きくされている。これにより、第1分割体51と第2分割体52とを組み合わせた状態では、筒状部54の先端部54Sが第2分割体52の先端面61より先方に突出した状態になる。
筒状部54の先端面56は、第3分割体53との接着面である。筒状部54の先端面56は、軸線Lに対して直交する面である。
筒状部54の外周面57は、第2分割体52及び第3分割体53との接着面である。第2分割体52との接着面は、導電部材40の本体部41の配置面である。
延出部55の先端面58は、第2分割体52との接着面である。延出部55の先端面58は、軸線Lに対して直交する面である。
延出部55の軸線方向の寸法59は、0.8mm以上とされている。これにより、導電部材40の後端と、端子金具24のフランジ部26の先端面27との軸線方向の距離D1が0.8mm以上になる。
第2分割体52は、図2に示すように、軸線方向に延びる筒状をなしている。第2分割体52は、導電部材40の接続部42の後端側に配される部分である。第2分割体52の内径寸法は、第1分割体51の外径寸法と概ね等しくされている。第2分割体52の先端面61は、第3分割体53との接着面であり、導電部材40の接続部42の配置面である。
第2分割体52の後端面62は、第1分割体51の延出部55との接着面である。
第2分割体52の内周面63は、第1分割体51の外周面57との接着面であり、導電部材40の本体部41の配置面である。
第2分割体52の先端面61及び後端面62は、軸線Lに対して直交し、第2分割体52の内周面63は、軸線Lに平行をなしている。
第3分割体53は、鍔部12を含む絶縁体10の先端側の部分である。第3分割体53の後端面64は、第2分割体52との接着面であり、導電部材40の接続部42の配置面である。第1分割体51との接着面は、第2分割体52との接着面より先端側(図2では下側)に位置している。第3分割体53の後端部には、第1分割体51の先端部54Sが軸線方向に嵌合する嵌合部65が設けられている。嵌合部65は、先端側に凹んだ形態で形成されている。
導電部材形成工程は、分割体51,52,53のいずれかの導電部材40の配置面に、導電部材40を形成するための導電材66を塗布する。本実施例では、第2分割体52の内周面63及び先端面61に導電材66として金属メッキを施す。金属メッキは、第2分割体52の内周面63の全体と先端面61の全体とにわたって行う。なお、導電材66は、第1分割体51の外周面57または第3分割体53の後端面64に塗布してもよい。
分割体接着工程では、第1分割体51、第2分割体52及び第3分割体53の接着面に図示しない釉薬を塗布し、第1分割体51、第2分割体52及び第3分割体53を組み合わせる。分割体51,52,53の組み合わせは、例えば第1分割体51を第2分割体52の内側に挿入して組み合わせ、組み合わせた状態の第1分割体51及び第2分割体52の先端側に第3分割体53を組み合わせて行う。3つの分割体51,52,53を組み合わせてなる成形体を1200度で焼成する。分割体51,52,53の接着面に塗布した釉薬が溶け、図示しないガラス層により分割体51,52,53が接合され、絶縁体10が形成される。
以上により、絶縁体製造工程が完了する。
その後、一般的な方法により、絶縁体10に中心電極23及び端子金具24等を組み付けて組立体を製造する工程と、組立体に主体金具30を固定する工程と、を経て、点火プラグの製造工程が完了する。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例の点火プラグは、後端から先端側へ軸線方向に延びた軸孔11を有する絶縁体10と、絶縁体10を保持する筒状の主体金具30と、を備えている。主体金具30は軸線方向に延び、絶縁体10の先端側及び後端側を外部に突出させた状態で絶縁体10を保持する。軸孔11の先端側には、絶縁体10に覆われる中心電極23が配置されている。軸孔11の後端側には、中心電極23に電気的に接続される端子金具24が配置されている。絶縁体10のうち少なくとも主体金具30から後側に露出した露出部18の内部には導電部材40が配置されている。導電部材40は、軸孔11を包囲し、端子金具24と絶縁された状態で主体金具30に電気的に接続されている。この構成によれば、絶縁体10の内部に埋め込まれた導電部材40により、絶縁体10の露出部18においてバリア放電が漏洩することを抑制できる。
また、端子金具24は、絶縁体10から後端側に突出しつつ絶縁体10の後端面と軸線方向に対向するフランジ部26を有し、導電部材40の後端は、フランジ部26から先端側に0.8mm以上離れた位置に配されている。この構成によれば、露出部18でのバリア放電を抑制しつつ、フランジ部26から導電部材40へ電流が漏洩することを防ぐことができる。
また、主体金具30は、絶縁体10の軸線方向の中間に形成された鍔部12にかしめ付けられる加締め部34を有している。導電部材40は、軸線方向に延びた本体部41と、本体部41から軸線方向と交差する方向に延びて加締め部34と電気的に接続する接続部42と、を有している。この構成によれば、加締め部34が導電部材40の接続部42に押し当てられるから、導電部材40と主体金具30との電気的な接続信頼性を高めることができる。
絶縁体10を製造する絶縁体製造工程は、絶縁体10を、第1分割体51と、第2分割体52と、第3分割体53とに分割した形態で、第1分割体51、第2分割体52、及び第3分割体53をそれぞれ製造する分割体製造工程と、第1分割体51、第2分割体52又は第3分割体53に導電材66を配して導電部材40を形成する導電部材形成工程と、第1分割体51、第2分割体52及び第3分割体53を接着して絶縁体10を成形する分割体接着工程と、を経る。第1分割体51は、絶縁体10のうち本体部41の内側に配される部分である。第2分割体52は、絶縁体10のうち本体部41の外側に配されるとともに接続部42の後端側に配される部分である。第3分割体53は、絶縁体10のうち接続部42の先端側に配される部分である。この方法によれば、導電部材40を内部に埋め込んだ絶縁体10を容易に製造できる。また、第1分割体51が、筒状部54と延出部55とを一体に有しているから、導電部材40の後端の後側にフランジ部26に向かって分割体の合わせ面が形成されることを防ぐことができる。
また、分割体接着工程において、分割体51,52,53をガラス層によって接着する。この方法によれば、分割体51,52,53の接着部分において空気層をなくすことができるから、空気層における放電を防ぐことができる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2に係る点火プラグを図4〜図6によって説明する。
本実施例の点火プラグは、導電部材80が、導電性パッキン22を介して主体金具30と電気的に接続する点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例の点火プラグは、実施例1と同様、絶縁体10と、主体金具30と、中心電極23と、端子金具24とを備えたものであり、絶縁体10の露出部18の内部に、導電部材80が備えられている。
導電部材80は、実施例1と同様、導電性を有する材料(例えば金属材料)からなる薄い層であり、軸孔11を包囲し、端子金具24と絶縁された状態で主体金具30に電気的に接続されている。
導電部材80は、軸線方向に延びた本体部81と、本体部81の軸線方向の先端部に設けられて主体金具30と電気的に接続する接続部82と、を有している。導電部材80は、絶縁体10の後端近傍から外面段差部19に至る長さ寸法を有している。
本体部81は、実施例1と同様、全体が絶縁体10に埋め込まれ、本体部81の後端とフランジ部26の先端面27との軸線方向の距離D1は、0.8mm以上とされている。また、実施例1と同様、本体部81と絶縁体10の内周面10Uとの距離D2及び本体部81と絶縁体10の外周面10Sとの距離D3は、0.8mm以上とされている。
接続部82は、本体部81の先端部であり、軸線Lを中心とした円環状をなしている。接続部82は、全周にわたって絶縁体10の外面段差部19に到達している。導電部材80は、接続部82の先端縁82Eのみが絶縁体10の外部に露出している。
次に、本実施例における点火プラグを製造する方法の一例を説明する。
点火プラグの製造方法は、実施例1と同様、絶縁体10を製造する工程と、絶縁体10に中心電極23及び端子金具24等を組み付けて組立体を製造する工程と、組立体に主体金具30を固定する工程と、を経る。
絶縁体10を製造する絶縁体製造工程では、実施例1と同様、分割体製造工程と、導電部材形成工程と、分割体接着工程と、を行う。
分割体製造工程では、図5に示すように、絶縁体10を2つに分割した形態で各分割体83,84を製造する。2つの分割体83,84は、実施例1と同様、絶縁体10を、導電部材80の配置面で分割した形態をなす未焼成の成形体である(図6参照)。2つの分割体83,84は、絶縁体10のうち導電部材80の内側に配される第1分割体83と、絶縁体10のうち導電部材80の外側に配される第2分割体84である。第1分割体83及び第2分割体84は、実施例1と同様、軸線方向に組み付け可能な形状をなしている。なお、本実施例では、導電部材80が、軸線方向に対して交差方向に延出する部分を有していないから、絶縁体10を、内周側の部分と外周側の部分とに2分割した形態にできる。
第1分割体83は、軸線方向に延びる筒状部85と、筒状部85の後端部において外周側に延出した延出部86とを有している。筒状部85は、絶縁体10の小径部16及び最小径部17を含んでいる。筒状部85のうち小径部16より後端側の部分は、導電部材80の配置面であり、第2分割体84との接着面である。導電部材80の配置面は、軸線Lに対して略平行な面であり、外径寸法が一定の円筒形状をなしている。導電部材80の配置面と小径部16の外周面とは、径寸法が概ね等しくされている。
延出部86の先端面87は、実施例1と同様、第2分割体84との接着面である。延出部86の先端面87は、軸線Lに対して直交する面である。延出部86の軸線方向の寸法88は、実施例1と同様、0.8mm以上とされている。
第2分割体84は、鍔部12を含む絶縁体10の外周側の部分である。第2分割体84の先端面89は、外面段差部19を構成する。第2分割体84は、軸線Lに沿って延びる筒状をなしている。第2分割体84の内径寸法は、第1分割体83の導電部材80の配置面の外径寸法と概ね等しくされている。第2分割体84の内周面92は、第1分割体83との接着面であり、導電部材80の配置面である。また、第2分割体84の後端面91は、第1分割体83との接着面である。
導電部材形成工程では、実施例1と同様、導電部材80の配置面に、導電部材80を形成するための導電材66を塗布する。本実施例では、第2分割体84の内周面92の全体に導電材66として金属メッキを施す。なお、導電材66は、第1分割体83側に塗布してもよい。
分割体接着工程では、実施例1と同様、第1分割体83及び第2分割体84の接着面に図示しない釉薬を塗布し、第1分割体83及び第2分割体84を組み合わせる。分割体83,84の組み合わせは、第1分割体83と第2分割体84とを軸線方向に挿入して行う。実施例1と同様、2つの分割体83,84を組み合わせてなる成形体を焼成すると、釉薬が溶け、図示しないガラス層により分割体83,84が接合され、絶縁体10が形成される。
その後、実施例1と同様、絶縁体10に中心電極23及び端子金具24等を組み付けて組立体を製造する工程と、組立体に主体金具30を固定する工程と、を経て、点火プラグの製造工程が完了する。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、絶縁体10の露出部18の内部に、軸孔11を包囲し、端子金具24と絶縁された状態で主体金具30に電気的に接続されている導電部材80が配置されているから、導電部材80により放電電流が遮蔽され、絶縁体10の露出部18から放電電流が空気中に漏洩することを抑制できる。さらに、本実施例においては、導電部材80が、主体金具30と絶縁体10との間に介在する導電性パッキン22に押し当てられるから、導電部材80と主体金具30との電気的な接続信頼性を高めることができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、第3分割体53の後端部に、第1分割体51の先端部が嵌合する嵌合部65が凹んだ形態で形成されているが、これに限らず、第3分割体の後端部を突出させ、第2分割体の内側に嵌合する形態としてもよい。
(2)上記実施例1では、接続部42が本体部41の先端から延出しているが、これに限らず、接続部は本体部の中間部から延出してもよい。すなわち本体部が、接続部より先端側に延びていても良い。
(3)上記実施例1では、第1分割体51が、筒状部54と延出部55とを一体に有しているが、これに限らず、第1分割体が筒状部のみを有し、第2分割体の後端部に内周側(第1分割体の後側)に延出する部分を一体に形成してもよい。この場合、後端部に延出部分を有する第2分割体と、第1分割体及び第3分割体を一体に有する形状の分割体と、の2つの分割体により絶縁体を製造してもよい。
(4)上記実施例では、導電部材40(80)が、金属メッキにより形成された薄い金属層であるが、これに限らず、導電部材は、例えば導電性を有する細線をメッシュ状に編み込んでなる編組部材であってもよし、また金属筒体を組み付けてもよい。
(5)上記実施例では、分割体51,52,53(83,84)の具体的な形状を例示したが、これに限らず、分割体は、導電部材の配置面で分割されて互いに組み合わせ可能な形状であれば、どのような形状であってもよい。例えば、分割体は、必ずしも軸線方向に組み付け可能な形状でなくてもよく、絶縁体の内周側を形成する分割体に、絶縁体の外周側を形成する分割体を、軸線方向に対して交差する方向に組み付ける形態であってもよい。
10…絶縁体
11…軸孔
12…鍔部
18…露出部
22…導電性パッキン
23…中心電極
24…端子金具
26…フランジ部
30…主体金具
34…加締め部
40,80…導電部材
41,81…本体部
42,82…接続部
51,83…第1分割体
52,84…第2分割体
53…第3分割体
66…導電材

Claims (7)

  1. 後端から先端側へ軸線方向に延びた軸孔を有する絶縁体と、
    前記軸線方向に延び、前記絶縁体の前記先端側及び後端側を外部に突出させた状態で前記絶縁体を保持する筒状の主体金具と、
    前記軸孔の前記先端側に配置されて前記絶縁体に覆われる中心電極と、
    前記軸孔の前記後端側に配置されて前記中心電極に電気的に接続される端子金具と、
    を備えた点火プラグであって、
    前記絶縁体のうち少なくとも前記主体金具から前記後端側に露出した露出部の内部に配置されて前記軸孔を包囲し、前記端子金具と絶縁された状態で前記主体金具に電気的に接続されている導電部材を備えている点火プラグ。
  2. 前記端子金具は、前記絶縁体から前記後端側に突出しつつ前記絶縁体の後端面と前記軸線方向に対向するフランジ部を有し、
    前記導電部材の後端が、前記フランジ部から前記先端側に0.8mm以上離れた位置に配されている請求項1に記載の点火プラグ。
  3. 前記主体金具は、前記絶縁体の前記軸線方向の中間に形成された鍔部にかしめ付けられる加締め部を有し、
    前記導電部材は、前記軸線方向に延びた本体部と、前記本体部から前記軸線方向と交差する方向に延びて前記加締め部と電気的に接続する接続部と、を有している請求項1又は請求項2に記載の点火プラグ。
  4. 前記主体金具の内周面と前記絶縁体の外周面との間に介在する導電性パッキンを有し、
    前記導電部材が、前記軸線方向に延びた本体部と、前記本体部の前記軸線方向の先端部に設けられて前記導電性パッキンと電気的に接続する接続部とを有している請求項1又は請求項2に記載の点火プラグ。
  5. 請求項3に記載の点火プラグを製造する点火プラグの製造方法であって、
    前記絶縁体を製造する絶縁体製造工程において、
    前記絶縁体のうち前記本体部の内側に配される第1分割体と、前記絶縁体のうち前記本体部の外側に配されるとともに前記接続部の前記後端側に配される第2分割体と、前記絶縁体のうち前記接続部の前記先端側に配される第3分割体と、に分割した形態で、前記第1分割体、前記第2分割体、及び前記第3分割体をそれぞれ製造する分割体製造工程と、
    前記第1分割体、前記第2分割体又は前記第3分割体に導電材を配して前記導電部材を形成する導電部材形成工程と、
    前記第1分割体、前記第2分割体及び前記第3分割体を接着して前記絶縁体を成形する分割体接着工程と、
    を経る点火プラグの製造方法。
  6. 請求項4に記載の点火プラグを製造する点火プラグの製造方法であって、
    前記絶縁体を製造する絶縁体製造工程において、
    前記絶縁体のうち前記導電部材の内側に配される第1分割体と、前記絶縁体のうち前記導電部材の外側に配される第2分割体とに分割した形態で、前記第1分割体及び前記第2分割体をそれぞれ製造する分割体製造工程と、
    前記第1分割体又は前記第2分割体に導電材を配して前記導電部材を形成する導電部材形成工程と、
    前記第1分割体及び前記第2分割体を接着して前記絶縁体を成形する分割体接着工程と、
    を経る点火プラグの製造方法。
  7. 前記分割体接着工程において、前記分割体をガラス層によって接着する請求項5又は請求項6に記載の点火プラグの製造方法。
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