JP2020079818A - 記録材 - Google Patents

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Tasuku Nishino
翼 西野
勝巳 原田
Katsumi Harada
勝巳 原田
美樹博 森
Mikihiro Mori
美樹博 森
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Abstract

【課題】ミシン目のカット部とアンカット部が同一比率で形成されている場合に比べて、内側に部材が接着された二つ折りカードのふくらみを抑制することができる記録材を提供する。【解決手段】基紙に設けられた折り曲げ部と、折り曲げ部に設けられ、アンカット部とアンカット部よりも長い長さを有するカット部とからなるミシン目と、折り曲げ部を挟んで連結された第1面片と第2面片と、折り曲げ部にて折られた際に、第1面片と第2面片の内側となる面同士を接着する粘着剤層と、内側となる面の一部に接着された部材と、を備えた。【選択図】図4

Description

本発明は、記録材に関する。
RFIDタグを切り取り可能に保持した圧着はがきであって、当該圧着はがきが、宛先印字欄を有する第1はがき部と第2はがき部および第3はがき部が連接したベース用紙を折り畳み圧着して形成されたものであり、第1はがき部と第2はがき部は再剥離可能に接着され、第2はがき部と第3はがき部は剥離不可能に強接着されたものにおいて、RFIDタグ付きカードが第2はがき部または第3はがき部に装着されていて、第2はがき部および第3はがき部に設けたカード外形状のミシン目線から当該RFIDタグをカード形状に切り取り可能にされているRFIDタグ付き圧着はがきが知られている(特許文献1)。
フィルム基板にアンテナコイルが形成され、アンテナコイルの両極部と接続されるようにIC部が設けられ、フィルム基板およびアンテナコイルがフィルム状に構成された非接触ICモジュールを設け、非接触ICモジュールを見開き台紙の所定部に接着し、台紙にフィルムを介して剥離性接着層を設けると共に、非接触ICモジュールの外形部に該モジュールをカードと成す分離許容手段を設けた非接触ICカードも知られている(特許文献2)。
特開2003−141492号公報 特開2004−216907号公報
本発明は、ミシン目のカット部とアンカット部が同一比率で形成されている場合に比べて、内側に部材が接着された二つ折りカードのふくらみを抑制することができる記録材を提供する。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の記録材は、
基紙に設けられた折り曲げ部と、
前記折り曲げ部に設けられ、アンカット部と前記アンカット部よりも長い長さを有するカット部とからなるミシン目と、
前記折り曲げ部を挟んで連結された第1面片と第2面片と、
前記折り曲げ部にて折られた際に、前記第1面片と前記第2面片の内側となる面同士を接着する粘着剤層と、
前記内側となる面の一部に接着された部材と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の記録材において、
前記第1面片と前記第2面とを前記折り曲げ部で折り曲げたときの曲げこわさは16gf以下である、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の記録材において、
前記ミシン目は、前記アンカット部の比率が35%以下である、
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1に記載の記録材において、
前記第1面片と前記第2面とを前記折り曲げ部で折り曲げたときのふくらみ量が1mm以下になるように、前記カット部を前記アンカット部より多くする、
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録材において、
前記折り曲げ部は、両端部には前記カット部が形成されていない、
ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の記録材において、
前記折り曲げ部の両端側に形成された前記カット部は、中央に形成された前記カット部よりも短い、
ことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の記録材において、
前記基紙は、表面に塗工層を有する樹脂シートである、
ことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の記録材において、
前記粘着剤層は、JIS Z 0237に準拠した方法により測定した剥離速度300mm/min、剥離角度180°での剥離粘着力が10N/10mm以上である、
ことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の記録材において、
前記カット部は、前記ミシン目が連続する方向と交差する方向における切れ込み幅が10μm以下である、
ことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9に記載の記録材において、
前記カット部は、前記基紙の表面から深さ方向にくさび状に形成されている、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ミシン目のカット部とアンカット部が同一比率で形成されている場合に比べて、二つ折りした記録材のふくらみを抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、二つ折りにした際に元に戻る力を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、二つ折りした記録材の膨らみを少なくすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、二つ折りにした際に元に戻る力を抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、二つ折りされる第1面片と第2面片の分離を抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、第1面片と第2面片が折り曲げる前に分離するのを抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、記録材の耐久性を向上させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、二つ折りして接着された第1面片と第2面片の膨らみを抑制することができる。
請求項9に記載の発明によれば、カット部へのトナーの入り込みを少なくすることができる。
請求項10に記載の発明によれば、カット部へのトナーの入り込みを少なくすることができる。
本実施形態に係る記録材を示す平面図である。 本実施形態に係る記録材の拡大断面模式図である。 (a)は記録材を折り曲げ部で折り曲げてICカードを形成する説明図、(b)は二つ折りされた記録材の膨らみを模式的に示す図である。 (a)は記録材のミシン目を拡大して模式的に示す図、(b)は記録材のミシン目を含む拡大断面模式図である。 記録材を折り曲げ部で折り曲げて第1面片と第2面片とを接着した状態を示す拡大断面模式図である。 曲げこわさを測定する曲げ抵抗試験方法を説明する図である。 記録材のミシン目のカット部の長さ及びアンカット部の長さを変更した各実施例及び比較例のミシン目の拡大模式図である。 実施例における曲げこわさの測定結果を示した図である。 記録材を折り曲げ部で二つ折りにして第1面片と第2面片を接着して80日放置後における膨らみ量を示した図である。 比較例に係る記録材のミシン目を拡大して模式的に示す図である。 比較例の記録材を二つ折りして作成されたICカードの膨らみ量を示す図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)記録材の全体構成
図1は本実施形態に係る記録材100を示す平面図、図2は本実施形態に係る記録材100の拡大断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、記録材100の全体構成を説明する。
(1.1)記録材の全体構成
記録材100は、図1に示すように、全体が矩形で同一の大きさを有する第1面片110及び第2面片120と、第1面片110及び第2面片120を連結する折り曲げ部130からなり、複数、例えば3つの記録材100が切り込み101で分離可能になっている。
第1面片110には、部材の一例としての回路装置102が配置されている。回路装置102は、図1に示すように、第1面片の一部に配置され各種の情報や記録等のデータが記憶されたIC(Integrated circuit)等の記憶部材103と、記憶部材103に繋がれ第1面片の周辺部に配置されデータの送受信が行われる複数の金属製の配線が巻回されたコイル状の送受信部104を有している。なお、送受信部104は、相手方からの電波を受信することで起電力を発生する部分ともなっている。
記録材100の一面側には、回路装置102側から順に、第1粘着層105と、PET等の樹脂材料で形成された樹脂シートからなり、記録材100の基紙となる基材層106及びホワイトフィルム等の加工がされ、画像が形成される塗工層107と、を有し、他面側には、回路装置102側から順に、折り曲げ部130にて折られた際に、第1面片110と第2面片120の内側となる面同士を接着する第2粘着層108と、基台となる基台部材としての剥離紙109とを有している。
そして、回路装置102を挟んで、一面側の第1粘着層105と他面側の第2粘着層108 とが貼り合わされた構成となっている。なお、図1では、説明のため不可視である回路装置102が見えるように記載されている。
切り込み101は、記録材100の画像が形成される一面側から切り込まれており、他面側の第2粘着層108まで切り込まれ、剥離紙109は切り込まれていない。
そのために、記録材100は、切り込み101で囲まれた第1面片110及び第2面片120を剥離紙109から剥離することができる。このように、記録材100は、基紙としての樹脂シートからなり表面に画像が形成される塗工層107を有する基材層106が、折り曲げ部130で内部に回路装置102が配置された第1面片120と内部に回路装置102が配置されていない第2面片に区画されている。
折り曲げ部130には、第1面片110と第2面片120とを2分割するようにトムソン加工等の手段で加工したミシン目140が形成されている。一面側の面となる塗工層107上に画像が形成された記録材100は、切り込み101で切り取って剥離紙109から剥離することで、折り曲げ部130で第1面片110と第2面片120を互いに折り曲げることができる状態になる。
そして、剥離紙109から剥離した記録材100は、ミシン目140で折り曲げて回路装置102を内側に挟んで第1面片110と第2面片120の内側となる面同士を第2粘着層108で互いに接着することで、内部に回路装置102を有するICカードとして用いることができる。
(2)記録材の構成とICカードの形成
図3(a)は記録材100を折り曲げ部130で折り曲げてICカードを形成する説明図、(b)は二つ折りされた記録材100の膨らみを模式的に示す図、図4(a)は記録材100のミシン目140を拡大して模式的に示す図、(b)は記録材100のミシン目140を含む拡大断面模式図、図5は記録材100を折り曲げ部130で折り曲げて第1面片110と第2面片120とを接着した状態を示す拡大断面模式図、図6は曲げこわさBFを測定する曲げ抵抗試験方法を説明する図、図10は比較例に係る記録材200のミシン目240を拡大して模式的に示す図、図11は比較例の記録材200を二つ折りして作成されたICカード20の膨らみ量を示す図である。
(2.1)ICカードの形成
図3(a)に模式的に示すように、記録材100を折り曲げ部130のミシン目140で折り曲げて第1面片110と第2面片120の内側となる他面側を向かい合わせて圧着すると、それぞれの第2粘着層108同士で接着され内部に回路装置102を有するICカード10が形成される。
二つ折りされた記録材100は、図3(b)に示すように、第1面片110と第2面片120が、第2粘着層108(図2参照)同士で接着されカードとして一旦平らな形状になるが、時間(放置日数)の経過とともに第1面片110と第2面片120同士が元に戻りやすく膨らむ虞があった。
比較例の記録材200は、第1面片110と第2面片120がミシン目240を有する折り曲げ部230で連結されている。図10の部分拡大図に示すように、ミシン目240は、一面側から他面側に向かって切り込まれたカット部241と切り込みがないアンカット部242がそれぞれ同一長さW0で交互に配置されている。
このように構成された比較例の記録材200の第1面片110と第2面片120を折り曲げ部230で二つ折りにしたICカード20は、第2粘着層108(図2参照)同士で接着されカードとして一旦平らな形状になるが、図11に示すように、二つ折りにして10日程度経過すると、膨らみ量B(図3におけるa−b)が3mmを超える結果となった。
第2粘着層108同士で接着された第1面片210と第2面片220の内側に部材としての回路装置102の記憶部材103を挟み込むために、折り曲げ部230が充分に折り曲げられず曲げこわさが高くなるためと推察される。
(2.2)曲げこわさ
図4に模式的に示すように、記録材100の折り曲げ部130に形成されたミシン目140は、切り込みがないアンカット部142とアンカット部142よりも長い長さで一面側から他面側に向かって切り込まれたカット部141が交互に配置されている。
図5(a)にはミシン目140で二つ折りして第1面片110と第2面片120とを接着した記録材100をアンカット部142で切断した断面、(b)にはカット部141で切断した断面を模式的に示している。記録材100は、カット部141とアンカット部142が交互に連続して形成されたミシン目140よって折り曲げやすくなっている。特に、図5(b)に示すカット部141は、折り曲げ部130の曲げこわさがアンカット部142に比べて低くなり、折り曲げたあとの元に戻る力が小さくなっている。
カット部141は、図4(b)に模式的に示すように、トムソン加工等の手段により一面側から深さ方向にくさび状に切り込まれ、ミシン目が連続する方向と交差する方向における切れ込み幅Cは10μm以下、好ましくは6μm以下に形成されている。これにより、記録材100の塗工層107表面にプリンタ等の画像形成装置で画像を形成した際に、トナーの入り込みを少なくすることができる。
このように折り曲げ部130にミシン目140が形成されている記録材100は、第1面片110と第2面片120とを折り曲げ部130のミシン目140で折り曲げたときの曲げこわさBFが16gf以下、好ましくは15.5gf以下、さらに好ましくは15gfとなるようにカット部141の長さW1がアンカット部142の長さW2よりも長く形成されている。
曲げこわさBFが16gf以下となるようにすることで、第1面片110と第2面片120が折り曲げやすく、また、第2粘着層108同士で接着した場合の所定時間経過後のICカードの膨らみを抑制することができる。曲げこわさBFが16gfを超えると、必要以上に折り曲げ部130の強度が高くなり、折り曲げ部130で二つ折りにした際に元に戻る力が大きくなる。
曲げこわさBFは、JIS P8125−1(2017)に記載された「紙及び板紙−曲げ抵抗試験方法−第1部:低速曲げ法」に準拠して測定することができる。
具体的には、図6に示すように、Bending Stiffness Tester(熊谷理機社製)を用い、幅38mm、長さ60mmの試験片100Aの一端側100Aaをつかみ具30に片持ち梁式で固定し、試験片100Aの一端側より外側の片面をナイフ40に接触させる。
このとき、試験片100Aの他端100Abは拘束されないフリーの状態となる。この状態で、ミシン目140が中央に位置するように曲げ長(つかみ具30とナイフ40との間隔)を20mmとし、曲げ角度(試験片の一端を保持したつかみ部の回転角、この回転の際に試験片はナイフ40に押し付けられ、試験片が撓む)を15度としたときの曲げ抵抗(荷重)を測定することによって求めることができる。
(2.3)ミシン目
折り曲げ部130のミシン目140は、図4(a)に模式的に示すように、カット部141の長さW1がアンカット部142の長さW2よりも長く形成されている。より、具体的には、アンカット部142のミシン目140全体に対する比率(アンカット長さ比率R=W2/(W1+W2):両端のアンカット部131(0.5mm)を含む)が35%以下、好ましくは25%以下、より好ましくは20%以下で形成されている。これにより、二つ折りした記録材100の膨らみを少なく、より具体的には膨らみ量Bを1mm以下にすることができる。
ここで、二つ折りした記録材100の膨らみ量Bは、図3(b)に示すように、膨らみ部の厚みaと密着部の厚みbとの差をいう。
尚、図4(a)に示すように、折り曲げ部130の両端部131には、カット部141が形成されていない(本実施例においては、0.5mm)。また、ミシン目140を構成するカット部141のうち、両端部に形成されたカット部141は、中央部に形成されたカット部141よりも短く形成しても良い。
これにより、二つ折りされる第1面片110と第2面片120の分離を抑制することができる。
(2.4)粘着力
記録材100の第2粘着層108のステンレススチール(SUS)板に対する剥離粘着力は、10N/10mm以上であることが好ましい。
尚、ここでいう剥離粘着力は、JIS Z0237:2009に準じて測定される剥離角度180°および剥離速度300mm/minでの粘着力をいう。本実施形態に係る記録材100の第2粘着層108が10N/10mm以上の剥離粘着力を有することで二つ折りして接着された第1面片110と第2面片120の膨らみを抑制することができる。
「曲げこわさ」
図7は記録材100のミシン目140のカット部141の長さW1、アンカット部142の長さW2を変更した各実施例及び比較例のミシン目の拡大模式図である。
図7に示すように、折り曲げ部130の幅が81mm(両端にアンカット部131をそれぞれ0.5mm設けている)の記録材100のミシン目140のアンカット長さ比率R=W2/(W1+W2)を変更して、図6に示すBending Stiffness Tester(熊谷理機社製)を用いてJIS P8125−1(2017)に準拠してそれぞれの曲げこわさBFを測定し、結果を図8に示した。
実施例1:W2=0.5mm、W1=2.0mm(R=21.0%)
実施例2:W2=0.5mm、W1=1.5mm(R=25.9%)
実施例3:W2=0.5mm、W1=1.0mm(R=34.1%)
比較例1:W2=0.5mm、W1=0.5mm(R=50.6%)
比較例2:W2=0mm、W1=0mm(R=100%:ミシン目なし)
図8に示すように、ミシン目140におけるアンカット部長さW2が長いほど曲げこわさは高くなる結果となった。
アンカット長さ比率R=W2/(W1+W2)が21.0%である実施例1、アンカット長さ比率Rが25.9%である実施例2、アンカット長さ比率Rが34.1%である実施例3において曲げこわさが16gf以下となり、アンカット長さ比率Rが50.6%である比較例1では曲げこわさは17.2gf、アンカット長さ比率Rが100%(カット部がない)である比較例2においては、曲げこわさは17.9gfであった。
折り曲げ部130のミシン目140のアンカット部長さ比率を35%以下とすることで、第1面片110と第2面片120とを折り曲げ部130のミシン目140で折り曲げたときの曲げこわさBFが16gf以下となり、曲げこわさを折り曲げ部130で二つ折りにした際に元に戻る力を抑制することができる。
「膨らみ量」
折り曲げ部130の幅が81mmの記録材100を折り曲げ部130で二つ折りにして第1面片110と第2面片120を接着して80日放置後における膨らみ量Bをミシン目140のアンカット長さ比率R=W2/(W1+W2)を変更して測定した結果を図9に示した。尚、二つ折りした記録材100の膨らみ量Bは、記憶部材(ICチップ)103に近い側端部(ICチップ側端部)の膨らみ量及び記憶部材(ICチップ)103に遠い側端部(ICチップ逆側端部)の膨らみ量をそれぞれ測定した。
実施例1:アンカット長さ比率R=W2/(W1+W2):21.0%
実施例2:アンカット長さ比率R=W2/(W1+W2):25.9%
実施例3:アンカット長さ比率R=W2/(W1+W2):34.1%
比較例1:アンカット長さ比率R=W2/(W1+W2):50.6%
図9に示すように、ICチップ側端部及びICチップ逆側端部のいずれにおいても、ミシン目140のアンカット長さ比率R=W2/(W1+W2)が34.1%以下で膨らみ量Bが1mm以下になった。
このように、折り曲げ部130のミシン目140を、アンカット部142のミシン目140全体に対する比率(アンカット長さ比率R=W2/(W1+W2))が35%以下となるように形成することで、二つ折りした記録材100の膨らみ量Bを長期に亘って1mm以下にすることができる。
100、200・・・記録材
110・・・第1面片
120・・・第2面片
101・・・切り込み
102・・・回路装置
103・・・記憶部材
104・・・送受信部
105・・・第1粘着層
106・・・基材層
107・・・塗工層
108・・・第2粘着層
109・・・剥離紙
130、230・・・折り曲げ部
140、240・・・ミシン目
141・・・カット部
142・・・アンカット部

Claims (10)

  1. 基紙に設けられた折り曲げ部と、
    前記折り曲げ部に設けられ、アンカット部と前記アンカット部よりも長い長さを有するカット部とからなるミシン目と、
    前記折り曲げ部を挟んで連結された第1面片と第2面片と、
    前記折り曲げ部にて折られた際に、前記第1面片と前記第2面片の内側となる面同士を接着する粘着剤層と、
    前記内側となる面の一部に接着された部材と、を備えた、
    ことを特徴とする記録材。
  2. 前記第1面片と前記第2面とを前記折り曲げ部で折り曲げたときの曲げこわさは16gf以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録材。
  3. 前記ミシン目は、前記アンカット部の比率が35%以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録材。
  4. 前記第1面片と前記第2面とを前記折り曲げ部で折り曲げたときのふくらみ量が1mm以下になるように、前記カット部を前記アンカット部より多くする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録材。
  5. 前記折り曲げ部は、両端部には前記カット部が形成されていない、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録材。
  6. 前記折り曲げ部の両端側に形成された前記カット部は、中央に形成された前記カット部よりも短い、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の記録材。
  7. 前記基紙は、表面に塗工層を有する樹脂シートである、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の記録材。
  8. 前記粘着剤層は、JIS Z 0237に準拠した方法により測定した剥離速度300mm/min、剥離角度180°での剥離粘着力が10N/10mm以上である、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の記録材。
  9. 前記カット部は、前記ミシン目が連続する方向と交差する方向における切れ込み幅が10μm以下である、
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の記録材。
  10. 前記カット部は、前記基紙の表面から深さ方向にくさび状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の記録材。
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