JP2020079602A - 軸受構造 - Google Patents

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徹弥 岡島
Tetsuya Okaji
徹弥 岡島
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Abstract

【課題】本発明は、高価な軸受を用いることなく、汎用の軸受を用いて安価にスラストガタをなくし、安定した回転軸の回転を得ることである。【解決手段】本発明による軸受構造は、固定ケース(10)の中に、直列配置の第1軸受(1)及び第2軸受(1A)を介して回転軸(3)を回転自在に保持するようにした軸受構造において、第1内輪(2)及び第2内輪(2A)の間には、調整用座金(50)が挿入され、前記第1軸受(1)の複数の第1ボール(4)の外周面は前記第1内輪(2)の第1凹部角部(70)の第1内側(70A)に摺接し、前記第2軸受(1A)の複数の第2ボール(4A)の外周面は前記第2内輪(2A)の第2凹部角部(80)の第2内側(80A)に摺接している構成である。【選択図】図1

Description

本発明は、軸受構造に関し、特に、一対の軸受を用いることにより、軸に対するスラストガタを減少させるための新規な改良に関する
従来、用いられていたこの種の軸受構造としては、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されている構成を挙げることができるが、ここでは、特許文献2の構成を挙げることとする。
すなわち、前述の特許文献2の図1の構成を本願の図2に開示して説明する。
図2において、符号1で示されるものは一部断面のみしか示されていない軸受であり、この軸受1の内輪2と外輪6との間には、ボール4が挿入され、内輪2と回転軸3は固定されている。
前記内輪2の外側には、ボール4を介して前記外輪6が設けられている。
前記内輪2の半球状の第1凹部5と前記外輪6の半球状の第1凹部7とによって形成されるボール受穴7E内にはボール4が内設されている。
前記軸受1の内輪穴8内には、回転軸3が挿入かつ固定され、前記内輪2と前記回転軸3とは、共に一体回転するように構成されている。
実開平4−68459号公報 特開2013−153624号公報
従来の軸受装置は、以上のように構成されているため、次のような課題が存在していた。
すなわち、前述の図2の従来構成では、1個の軸受1を用いて回転軸3の回転軸受を行っていたが、ボール受穴7Eの内径とボール4の外径との間に形成される隙間Gが存在するため、ボール4は、長期に使用されていると、そのうち、前記回転軸3が隙間Gの拡大によって、スラストガタを発生し、例えば、モータの回転時のガタを避けることは困難であった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、従来と異なって一対の軸受を一体化し、一対のボールを各軸受の角部に摺設させてスラストガタを防止することを目的とする。
本発明による軸受装置は、固定ケースに、直列配置の第1軸受及び第2軸受を介して回転軸を回転自在に保持するようにした軸受構造において、第1内輪及び第2内輪の間には、調整用座金が挿入され、
前記第1軸受の複数の第1ボールの外周面は前記第1内輪の第1凹部角部の第1内側に摺接し、前記第2軸受の複数の第2ボールの外周面は前記第2内輪の第2凹部角部の第2内側に摺接している構成であり、また、第1外輪及び第2外輪の第1内端及び第2内端は、互いに直接当接している構成であり、また、前記調整用座金は、互いに接し又は接近して積層してなる複数枚よりなる構成であり、また、前記調整用座金の厚さは、0.1mmから0.5mmである構成である。
本発明による軸受装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、固定ケースの中に、直列配置の第1軸受及び第2軸受を介して回転軸を回転自在に保持するようにした軸受構造において、第1内輪及び第2内輪の間には、調整用座金が挿入され、前記第1軸受の複数の第1ボールの外周は前記第1内輪の第1凹部角部の第1内側に摺接し、前記第2軸受の複数の第2ボールの外周は前記第2内輪の第2凹部角部の第2内側に摺接している構成としたことにより、一対のボールが左右何れかの方向に移動する時に、何れかの軸受の凹部角部に衝突するため、スラストガタが円滑に抑えられる。
第1外輪及び第2外輪の第1内端及び第2内端は、互いに直接当接している構成としたことにより、一対のボールのスラスト方向の位置決めが容易となる。前記調整用座金は、互いに接し又は接近して積層してなる複数枚よりなる構成としたことにより、ボールの大きさを自在に決めることができる。また、前記調整用座金の厚さは、0.1から0.5mmであることにより、調整用座金として、実験の結果スラストガタ抑えに効果であることが明らかとなった。
本発明による軸受装置を示す断面図である。 従来の軸受装置を示す断面図である。
本発明は、一対の軸受を用いることにより、軸に対するスラストガタを減少させるための軸受構造を得ることである。
以下、図面と共に本発明による軸受装置の好適な実施の形態について述べる。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して用いる。
図示しない装置における固定ケース10の凹部11内には、ここでは半断面図のみしか示されていないが、実際には、前記回転軸3を除いて全て輪状又は筒状に形成されている。
前記凹部11内には、一対の第1、第2外輪6、6Aが互いに直列接触した状態で配設されており、前記各外輪6、6Aは各々、第1、第2軸受1、1Aの外側を形成している。
前記各外輪6、6Aの内側には、第1、第2ボール4、4Aを各々作動自在に内設するための第1、第2凹部7、7A、が半球用に形成されている。
前記固定ケース10の貫通孔15内においては、回転方向Aに沿って回転軸3が回転自在に設けられ、前記回転軸3の外周面には、前記第1、第2外輪6、6Aにほぼ対応した状態で前記第1、第2内輪2、2Aが、嵌め込まれて固定されている。
前記第1内輪2と前記第2内輪2Aは、全体が輪状に形成され、スラスト方向に弾力性を有する調整用座金50であり、この調整用座金50は、前記一対の軸受1、1Aの大きさにもよるが、通常の汎用の小型モータの場合、0.1mmで平板状の座金が用いられている。
前述の調整用座金50は、本発明で最も重要な要素を構成するものであり、1枚でも可能であるが、複数枚でも可能であり、およそ、1枚構成又は複数構成で0.1mm〜0.5mm程度の厚さのものを用いると、各軸受1、1Aの前記ボール4、4Aによるスラストガタを防止することができる。
すなわち、図1において、回転中の回転軸3と共に第1内輪2が調整用座金50を介して第1方向Mの方向に付勢を受けると、第1ボール4の外周は第1凹部角部70の第1内側70Aの第1内側70Aに摺接し、さらに、その逆の場合、回転軸3が第2方向Nの方向に付勢を受けると、前記調整用座金50を介して前記第2内輪2Aの第2凹部角部80の第2内側80Aが第2ボール4Aの外周面に摺接することにより、各ボール4、4Aは、各軸受1、1Aのいずれかの内側に寄る状態となって、前記各第1、第2内側70A、80Aと摺接することにより、ベアリングガタを防止し、スムーズな回転軸3の回転を得ることができる。
前述のように、一対の軸受1、1Aを用いて、各内輪2、2A間に調整用座金50を用いているため、回転軸3を回転させた時のスラストガタを十分に防止することができる。
特に、前記回転軸3にエンコーダを接続して用いる場合、前記調整用座金50の厚さ分、軸受1、1Aのスラストガタを減らすことができる。
また、図示しないモータの回転軸3に対してエンコーダを接続し、モータエンコーダとして用いる場合、エンコーダの性能を従来よりも大幅に向上できる。
本発明による軸受装置は、一本の出力軸に対して一対の軸受を設け、回転軸が左右何れの方向へ移動する場合においても、ボールが軸受の内側に摺接することができ、安定動作を得ることができる。また、特殊なベアリングを用いず、安価、簡易的な構造で、モータ軸のスラストガタが抑制でき、それにより、スラストガタに起因する振動音やセンサ検出異常を抑制することができる。
1 第1軸受
1A 第2軸受
2 第1内輪
2A 第2内輪
3 回転軸
4 第1ボール
4A 第2ボール
6 第1外輪
6A 第2外輪
7 第1凹部
7A 第2凹部
10 固定ケース
11 凹部
15 貫通孔
70 第1凹部角部
70A 第1内側
80 第2凹部角部
80A 第2内側
B 一部
E 外周面
G 隙間

Claims (4)

  1. 固定ケース(10)に、直列配置の第1軸受(1)及び第2軸受(1A)を介して回転軸(3)を回転自在に保持するようにした軸受構造において、
    第1内輪(2)及び第2内輪(2A)の間には、調整用座金(50)が挿入され、前記第1軸受(1)の複数の第1ボール(4)の外周面(E)は前記第1内輪(2)の第1凹部角部(70)の第1内側(70A)に摺接し、前記第2軸受(1A)の複数の第2ボール(4A)の外周面(E)は前記第2内輪(2A)の第2凹部角部(80)の第2内側(80A)に摺接している構成としたことを特徴とする軸受構造。
  2. 第1外輪(6)及び第2外輪(6A)の第1内端(6B)及び第2内端(6C)は、互いに直接当接している構成としたことを特徴とする請求項1記載の軸受構造。
  3. 前記調整用座金(50)は、互いに接し又は接近して積層してなる複数枚よりなる構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の軸受構造。
  4. 前記調整用座金の厚さは、0.1mm〜0.5mmであることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の軸受構造。
JP2018211974A 2018-11-12 2018-11-12 軸受構造 Pending JP2020079602A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000291672A (ja) * 1999-03-24 2000-10-20 Ina Waelzlager Schaeffler Ohg ねじ山付き駆動装置のための支承装置
JP2017180688A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社 神崎高級工機製作所 転がり軸受型伝動機構

Patent Citations (2)

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JP2017180688A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社 神崎高級工機製作所 転がり軸受型伝動機構

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