JP2020079146A - 吊り具 - Google Patents
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Abstract
Description
従来、クレーンによって対象物を吊り上げる際に、下端部が対象物に形成された挿通孔に係止され、上端部にクレーンフック又はワイヤーロープ用の連結金具が引っ掛けられる吊り具が用いられる場合がある(特許文献1参照。)。
そして、吊り具は、吊り部を開閉させることによって係止部が開閉可能であるため、同一方向に揃えた各係止部を挿通孔に挿通させ、次いで挿通孔裏側で係止部を開くことによって対象物である建物ユニットに取り付け可能となる。ここで、吊り具は、各吊り部を一括して束ねるようにクレーンフック等を連結することによって吊り部の開閉が規制され、これにより係止部が挿通孔から引き抜き不可能となる。したがって、吊り具は、工具等を用いることなく、対象物である建物ユニットへの着脱が容易に行えることになる。
ところが、図10に示す従来の吊り具100(符号102は係止部)のように吊り部101が略環状に形成されていると、対象物に対する吊り具100の傾斜角度と、クレーンによる吊り方向と、のベクトルが合わない場合があり、対象物をバランスよく吊り上げる際に都合がよくない。
保持部11(21)と、
平行に配置されるとともに前記保持部11(21)によって保持され、かつ、それぞれ軸心方向を中心に回動可能な一対の軸部12,13と、
前記一対の軸部12,13それぞれの一端部から前記軸心と交差する方向に突出する係止部14,15と、
前記一対の軸部12,13それぞれの他端部から前記軸心と交差し、かつ前記係止部14,15と交差する方向に突出する吊り部16,17と、を備え、
前記軸部12,13と前記吊り部16,17は一体形成され、前記吊り部16,17は、前記軸部12,13に対して鋭角に折曲形成された第一折曲部16a,17aを有しており、
各前記係止部14,15は、各前記吊り部16,17が互いに離れる方向に開いた状態で同一方向に揃い、前記各吊り部16,17が同一方向に揃った状態で互いに離れる方向に突出するように構成され、
前記各係止部14,15は、同一方向に揃った状態で前記挿通孔4aに挿通されることを特徴とする。
前記吊り部16,17は、当該吊り部16,17が折曲されることで形成され、前記第一折曲部16a,17aよりも前記軸部12,13の一端部側で、かつ前記第一折曲部16a,17aよりも前記軸部12,13から遠い側に位置する第二折曲部16b,17bを有しており、
前記吊り部16,17における先端部16c,17cは、前記第二折曲部16b,17bから前記軸部12,13に向かって伸長していることを特徴とする。
これにより、例えば吊り部16,17が略円状に形成される場合とは異なり、吊り上げ作業時に、クレーンフック又はワイヤーロープ8用の連結金具9が吊り部16,17に沿って移動しにくくなるので、対象物1を吊り上げてもバランスを崩しにくくなる。
前記吊り部16,17における前記先端部16c,17cは、前記軸部12,13の外周面に対して溶接されていない状態となっていることを特徴とする。
これにより、例えば対象物1の重量によって係止部14,15が変形しようとする前に吊り部16,17の弾性力が働くので、係止部14,15の変形を抑えることができる。係止部14,15よりも先に吊り部16,17が変形した場合であっても、クレーンフック5やワイヤーロープ8の連結金具9が第一折曲部16a,17aから第二折曲部16b,17bへと移動して第二折曲部16b,17bに引っ掛けられた状態で、ある程度持ちこたえることが可能となるので安全性に優れる。
前記保持部11(21)は、前記吊り部16,17における前記先端部16c,17cよりも前記軸部12,13の一端部側に位置する第一保持片11a(21a)と、前記軸部12,13の他端部側に位置する第二保持片11b(21b)と、を有しており、
前記吊り部16,17における前記先端部16c,17cは、前記軸部12,13の外周面に近接し、かつ前記第一保持片11a(21a)と前記第二保持片11b(21b)との間に配置されていることを特徴とする。
前記対象物1における前記挿通孔4aに装着された場合に、前記各吊り部16,17が互いに離れる方向に開いた状態となることを抑制する開き抑制部18,19,21を更に備えることを特徴とする。
ここで、ユニット式建物とは、予め工場等で生産された多数の建物ユニット1を輸送車両で搬送し、建築現場において配列積層することによって建築されるものである。また、建物ユニット1は、四隅の柱2における上端部間及び下端部間を、仕口部材4を介して天井梁3及び床梁(図示省略)によってそれぞれ連結した略直方体状フレームである。
なお、本実施形態における吊り具10は、図2に示すように、スリング6におけるワイヤーロープ8の先に取り付けられている。また、仕口部材4の上面には、吊り具10が装着される長孔状の挿通孔4aが形成されている。
なお、ワイヤーロープ8は、2本であり、各ワイヤーロープ8の両端部それぞれに吊り具10が設けられる。
下側板部7aは、底板と、この底板の両端部から上方に突出する側板と、からなり、双方の側板には、2本のワイヤーロープ8が挿通されている。また、底板には、逆U字型のフック引掛部7cの両端部が溶接固定されている。
上側板部7bは、天板と、この天板の両側縁から下方に突出する側板と、からなり、天板の両端部には、フック引掛部7cにおける両側の軸が貫通した状態となっている。なお、上側板部7bは、フック引掛部7cにおける両側の軸に沿って上下に移動自在とされている。この上側板部7bにおける両側縁の側板は、ワイヤーロープ8の長さ方向に沿って設けられている。
フック引掛部7cは、クレーンのクレーンフック5が引っ掛けられるものであり、上述のように逆U字型に形成されている。
締付部7dは、下側板部7aと上側板部7bとの間隔を縮めてワイヤーロープ8を挟み込むためのものであり、下側板部7aにおける底板の中央部と、上側板部7bにおける天板の中央部と、の間に挿通されるボルト及びアイナットを有する。すなわち、ボルトが、下側板部7aと上側板部7bとを貫通するように設けられ、ボルトの先端にアイナットが設けられている。そのため、アイナットを締め付けることで下側板部7aと上側板部7bとの間隔が縮まるようになっている。
このような調整金具7を用いることにより、2本のワイヤーロープ8の位置調整を行った後に、当該調整金具7に対するワイヤーロープ8の位置を固定して保持できる。
このような吊り具10は、建物ユニット1の上面に設けられるものであって、一対の係止部14,15が下側に、一対の吊り部16,17が上側となるように用いられる。
一対の軸部12,13は、平行に配置されるとともに保持部11によって保持されている。そして、これら一対の軸部12,13は、軸心方向を中心に回動可能となっている。
より詳細に説明すると、吊り部16,17の突出方向と、係止部14,15の突出方向は、図4(c),図5(c)等に示すように平面視において90度異なる。
さらに、吊り部16,17は、軸部12,13に対して鋭角に折曲形成された第一折曲部16a,17aと、当該吊り部16,17が折曲されることで形成され、第一折曲部16a,17aよりも軸部12,13の一端部(下端部)側で、かつ第一折曲部16a,17aよりも軸部12,13から遠い側に位置する第二折曲部16b,17bと、を有する。そして、吊り部16,17における先端部16c,17cは、第二折曲部16b,17bから軸部12,13に向かって水平に伸長している。軸部12,13の延在方向と、吊り部16,17における先端部16c,17cの伸長方向は、図3〜図5に示すように、90度異なる。
すなわち、吊り具10のうち、軸部12,13から吊り部16,17にかけての部位は、あたかも略P字を成すように形成されているが、略P字形状のうち環状の部分は、第一折曲部16a,17aと第二折曲部16b,17bとを有し、先端部16c,17cは、第二折曲部16b,17bから軸部12,13に向かって伸長しているため、“円”や“半円”よりも、“三角形(直角三角形)”に近い形状となっている。
より詳細に説明すると、吊り部16,17における先端部16c,17cは、当該先端部16c,17cにおける軸部12,13側の端面が、軸部12,13の外周面に対して極めて近い状態か、若しくは接していてもよい状態で配置されている。ただし、軸部12,13の外周面に対しては溶接されていない状態となっている。そのため、吊り部16,17は、クレーンフック5やワイヤーロープ8の連結金具9が引っ掛けられて吊り上げられた際に弾性力を発揮する。
このような保持部11は、図3〜図5に示すように、第一保持片11aと、第二保持片11bと、保持板11cと、を有する。
また、この保持板11cにおける下端部の両側縁には、側方に張り出す張出部11dが一体形成されている。つまり、保持板11cは、逆T字型に形成されている。一方の張出部11d先端から他方の張出部11d先端までの寸法は、建物ユニット1に形成された長孔状の挿通孔4aにおける最長孔径寸法よりも長くなるように設定されている。
これにより、一対の吊り部16,17を互いに離れる方向に開いた状態にした場合に、先端部16c,17cが保持板11cの側縁部に接触し、それ以上開かないようにすることができる。つまり、保持板11cの側縁部が、一対の吊り部16,17における開き動作のストッパーとして機能することになる。
そして、第一保持片11aは、一対の吊り部16,17における先端部16c,17cよりも軸部12,13の一端部(下端部)側に位置しており、第二保持片11bは、一対の吊り部16,17における先端部16c,17cよりも軸部12,13の他端部(上端部)側に位置している。換言すれば、軸部12,13の外周面に近接して配置された吊り部16,17における先端部16c,17cは、第一保持片11aと第二保持片11bとの間に配置されている。
なお、第一保持片11aと第二保持片11bとの間隔寸法は、保持板11cの一側縁から他側縁にかけて一定であり、当該間隔寸法は、吊り部16,17における先端部16c,17cの直径よりも僅かに長く設定されている。
一対の吊り部16,17が互いに離れる方向に開いて、一対の係止部14,15が同一方向に揃った状態で、これら一対の係止部14,15が挿通孔4aに挿通されるようになっている。そして、一対の係止部14,15が挿通孔4aに挿通された状態で、一対の吊り部16,17が同一方向に揃うと、一対の係止部14,15が互いに離れる方向に突出する。これにより、一対の係止部14,15を、対象物である建物ユニット1に取り付けることができる。
2本のワイヤーロープ8における各端部に、合計4つの吊り具10をそれぞれ取り付けるようにする。
すなわち、図6(a)に示すように、一対の吊り部16,17を、吊り具10が傾いている方向に向けないようにして取り付けるか、図6(b)に示すように、一対の吊り部16,17を、吊り具10が傾いている方向に向けるようにして取り付けるか、を統一させるようにする。
四方向に伸びたワイヤーロープ8の緊張状態が略等しい状態であれば吊り替え作業を開始し、緊張状態が等しくない状態であれば、調整金具7の締付部7dを緩めてワイヤーロープ8の長さ調節を行う。なお、ワイヤーロープ8の長さ調節を行う場合は、クレーンによるクレーン用ワイヤーロープの巻き上げを緩め、ワイヤーロープ8の緊張状態も緩めるようにすることが好ましい(すなわち、仮置きの状態)。長さ調節を行い、四方向に伸びたワイヤーロープ8の緊張状態が略等しい状態となったら吊り替え作業を開始する。
以上のような吊り上げ作業は、工場等で生産された建物ユニット1を輸送車両に載せる際と、建築現場において輸送車両から地面に降ろす際、若しくは輸送車両から所定の位置に設置する際に行われる。
以上のようにして、吊り具10が設けられたスリング6を用いて建物ユニット1を吊り上げて所望の位置に置くことができる。
対象物の大きさも特に限定されず、対象物の大きさに合わせて吊り具10の大きさも適宜変更されるものとする。すなわち、対象物は、吊り具10の係止部14,15が挿通される挿通孔4aが形成されていればよく、重量物である必要もない(軽量物であってもよい。)。また、吊り具10は、係止部14,15が、対象物に形成された挿通孔4aに挿通可能であって、かつ対象物1に係止可能なサイズであればよい。
これにより、例えば吊り部16,17が略円状に形成される場合とは異なり、吊り上げ作業時に、クレーンフック又はワイヤーロープ8用の連結金具9が吊り部16,17に沿って移動しにくくなるので、対象物1を吊り上げてもバランスを崩しにくくなる。
これにより、例えば対象物1の重量によって係止部14,15が変形しようとする前に吊り部16,17の弾性力が働くので、係止部14,15の変形を抑えることができる。係止部14,15よりも先に吊り部16,17が変形した場合であっても、クレーンフック5やワイヤーロープ8の連結金具9が第一折曲部16a,17aから第二折曲部16b,17bへと移動して第二折曲部16b,17bに引っ掛けられた状態で、ある程度持ちこたえることが可能となるので安全性に優れる。
つまり、吊り具10に力がかかった場合の変形ポイントが、一対の係止部14,15ではなく一対の吊り部16,17となり、当該一対の吊り部16,17が、上述のように溶接されていない状態であるために弾性力を発揮するので、例えば一対の吊り部16,17が軸部12,13に溶接された場合に比して、吊り具10自体を変形しにくくすることができる。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、変形例について説明する。以下に挙げる変形例は可能な限り組み合わせてもよい。
また、以下の各変形例において、上記の実施形態と共通する要素については、共通の符号を付し、説明を省略又は簡略する。
本変形例における吊り具10は、当該吊り具10が建物ユニット1における挿通孔4aに装着された場合に、各吊り部16,17が互いに離れる方向に開いた状態となることを抑制する開き抑制部18を更に備えている。
開き抑制部18は、図7に示すように、一対の吊り部16,17のうち少なくとも一方の内側面(一対の吊り部16,17が閉じる方向の面を指す。)に固定された磁石とされている。
つまり、本変形例においては、一対の吊り部16,17が同一方向に揃えられて閉じた状態の場合には、一方の吊り部16の内側面に固定された磁石18が、他方の吊り部17の内側面に吸着し、一対の吊り部16,17が互いに離れる方向に開いた状態となることを抑制できるようになっている。
なお、図示例においては、一方の吊り部16における第二折曲部16bの内側面に磁石18が固定されている。
一対の吊り部16,17の双方に磁石18が固定される場合は、双方の磁石18における異なる極が正対するようにして配置されるか、あえて位置をずらして配置して二か所で磁石18を吸着させるようにしてもよい。
また、磁石18が設けられる数も特に限定されるものではなく、一つでもよいし、複数であってもよい。
本変形例における吊り具10には、開き抑制部19として、図8に示すように、内側に一対の吊り部16,17が通されるリングが設けられている。
リング19は、無端状ではなく、金属製の線材(例えば針金)が螺旋状に巻かれた状態のものであり、一対の吊り部16,17に対して後付けできるようになっている。
リング19の直径は、一方の軸部12の直径と他方の軸部13の直径とを足し合わせた寸法よりも長く、保持部11の幅寸法と略等しく設定されている。
このようにリング19を一対の吊り部16,17側に移動させておけば、これら一対の吊り部16,17はリング19の内周面に当たり、互いに離れる方向に開きにくくなる。
本変形例によれば、例えば建物ユニット1を仮置きした時などに、リング19によって、各吊り部16,17が自重によって互いに離れる方向に開いた状態となることを抑制することができるので、吊り上げ作業をスムーズに進行させることができる。
本変形例における吊り具10は、当該吊り具10が建物ユニット1における挿通孔4aに装着された場合に、各吊り部16,17が互いに離れる方向に開いた状態となることを抑制する開き抑制部21を更に備えている。
開き抑制部21は、図9に示すように、一対の軸部12,13を平行に配置した状態で保持する保持部とされている。
なお、本変形例においては、第一保持片21a及び第二保持片21bの双方が、保持板21cから上方に向かって傾斜するように形成されるものとしたが、少なくとも上側に位置する第二保持片21bが、保持板21cから上方に向かって傾斜するように形成されるものとしてもよい。
例えば吊り具10が、一対の軸部12,13が鉛直方向に沿うように配置された場合において、一対の吊り部16,17が、同一方向に揃った状態から互いに離れる方向に移動する場合は、水平方向に回転することになる。
この時、一対の吊り部16,17における先端部16c,17cは、第一保持片21aの下縁部を擦るようにしながら移動するため、当該先端部16c,17cと第一保持片21aの下縁部との間には摩擦が生じる。すなわち、この摩擦を利用して、各吊り部16,17が互いに離れる方向に開いた状態となることを抑制できるようになっている。
以下、参考例について説明する。以下の各変形例において、上記の実施形態と共通する要素については、共通の符号を付し、説明を省略又は簡略する。
上記実施形態と変形例3において挙げられた保持部11,21は、一対の吊り部16,17における先端部16c,17cよりも軸部12,13の下端部側に位置する第一保持片11a,21aと、軸部12,13の上端部側に位置する第二保持片11b,21bとを有している。換言すれば、一対の吊り部16,17における先端部16c,17cは、第一保持片11a,21aと第二保持片11b,21bとの間に配置されている。
また、一対の吊り部16,17における先端部16c,17cの軸部12,13側端面は、第一保持片11a,21a及び第二保持片11b,21bの外側面よりも奥に入り込んで、軸部12,13の外周面に近接している。
より詳細に説明すると、クレーンフック5やワイヤーロープ8の連結金具9が引っ掛けられる吊り部における先端部が、軸部に向かって伸長し、保持部11,21における第一保持片11a,21aと第二保持片11b,21bとの間に配置され、かつ、その軸部側端面が、第一保持片11a,21a及び第二保持片11b,21bの外側面よりも奥に入り込んで、軸部12,13の外周面に近接している状態であれば、上記の保持部11,21を適用することが可能となっている。
上記の各変形例において挙げられた開き抑制部18,19,21は、上記実施形態において説明したような略三角形に近い形状の吊り部16,17を備えていない吊り具にも適用可能とされている。すなわち、例えば、円や半円に近い形状の吊り部を備えた吊り具(例えば、先行技術文献として挙げられた特許文献1の吊り具)や、その他の形状の吊り部を備えた吊り具にも適用することができる。
より詳細に説明すると、クレーンフック5やワイヤーロープ8の連結金具9が引っ掛けられる吊り部における先端部が、軸部に向かって伸長し、保持部11,21における第一保持片11a,21aと第二保持片11b,21bとの間に配置され、かつ、その軸部側端面が、第一保持片11a,21a及び第二保持片11b,21bの外側面よりも奥に入り込んで、軸部12,13の外周面に近接している状態であれば、上記の開き抑制部18,19,21を適用することが可能となっている。
2 柱
3 天井梁
4 仕口部材
4a 挿通孔
5 クレーンフック
6 スリング
7 調整金具
8 ワイヤーロープ
9 連結金具
10 吊り具
11 保持部
11a 第一保持片
11b 第二保持片
11c 保持板
11d 張出部
12 軸部
13 軸部
14 係止部
15 係止部
16 吊り部
16a 第一折曲部
16b 第二折曲部
16c 先端部
17 吊り部
17a 第一折曲部
17b 第二折曲部
17c 先端部
18 磁石
19 リング
21 保持部
21a 第一保持片
21b 第二保持片
21c 保持板
21d 張出部
Claims (5)
- 対象物に形成された挿通孔に装着される吊り具において、
保持部と、
平行に配置されるとともに前記保持部によって保持され、かつ、それぞれ軸心方向を中心に回動可能な一対の軸部と、
前記一対の軸部それぞれの一端部から前記軸心と交差する方向に突出する係止部と、
前記一対の軸部それぞれの他端部から前記軸心と交差し、かつ前記係止部と交差する方向に突出する吊り部と、を備え、
前記軸部と前記吊り部は一体形成され、前記吊り部は、前記軸部に対して鋭角に折曲形成された第一折曲部を有しており、
各前記係止部は、各前記吊り部が互いに離れる方向に開いた状態で同一方向に揃い、前記各吊り部が同一方向に揃った状態で互いに離れる方向に突出するように構成され、
前記各係止部は、同一方向に揃った状態で前記挿通孔に挿通されることを特徴とする吊り具。 - 請求項1に記載の吊り具において、
前記吊り部は、当該吊り部が折曲されることで形成され、前記第一折曲部よりも前記軸部の一端部側で、かつ前記第一折曲部よりも前記軸部から遠い側に位置する第二折曲部を有しており、
前記吊り部における先端部は、前記第二折曲部から前記軸部に向かって伸長していることを特徴とする吊り具。 - 請求項2に記載の吊り具において、
前記吊り部における前記先端部は、前記軸部の外周面に対して溶接されていない状態となっていることを特徴とする吊り具。 - 請求項2又は3に記載の吊り具において、
前記保持部は、前記吊り部における前記先端部よりも前記軸部の一端部側に位置する第一保持片と、前記軸部の他端部側に位置する第二保持片と、を有しており、
前記吊り部における前記先端部は、前記軸部の外周面に近接し、かつ前記第一保持片と前記第二保持片との間に配置されていることを特徴とする吊り具。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の吊り具において、
前記対象物における前記挿通孔に装着された場合に、前記各吊り部が互いに離れる方向に開いた状態となることを抑制する開き抑制部を更に備えることを特徴とする吊り具。
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- 2018-11-14 JP JP2018213428A patent/JP7162817B2/ja active Active
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