JP2020077956A - 光受信回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】光信号の広い強度レンジにおいて出力特性の劣化を低減させること。【解決手段】光受信回路5は、外部からの電流信号を受ける入力端子TINと、電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプ13と、一端9bが入力端子TINに電気的に接続され、他端9aがトランスインピーダンスアンプ13の入力に電気的に接続されたインダクタ9と、一端がインダクタ9の他端9aに電気的に接続され、他端にバイアス電圧が印加される可変抵抗素子11aと、一端がインダクタ9の一端9bに電気的に接続され、他端にバイアス電圧が印加される可変抵抗素子11bと、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、光通信用の光受信回路に関するものである。
光通信システムで使用される光受信モジュールは、強度変調された光信号を電流信号(光電流)に変換する例えばAPD(avalanche photodiode)等の受光素子PD(photodetector)、及び電流信号を基に電圧信号を生成するプリアンプ回路を含む(下記特許文献1〜4参照)。近年、光通信システムにおける通信容量の需要増加に伴って、28Gbaud〜64Gbaudの範囲の高速な変調速度が要求されるようになってきている。また、従来のNRZ(Non Return to Zero)だけでなく、PAM−4(Pulse Amplitude Modulation-4)等の多値信号の受信が要求される変調方式も用いられるようになってきている。そのため、プリアンプ回路は線形増幅動作が要求される。一方で、光受信モジュールに入力される光信号の強度は、光送信器の光出力パワー、光送信器と光受信器との間をつなぐ光ファイバの損失値に依存するため、光受信モジュールには、例えば入力する光信号の長距離伝送による小さい強度から短距離伝送による大きい強度までの広いダイナミックレンジでの光信号の受信が要求される。
上記の特許文献1あるいは特許文献2に記載されたプリアンプ回路には、広いダイナミックレンジでの線形増幅動作を実現する要素として、利得可変回路が含まれている。また、PAM−4信号のような多値信号を良好な波形で受信するためには周波数特性の平坦性も重要となり、例えば、64Gbaudの変調速度では50GHz付近まで比較的平坦な周波数特性が光受信モジュールには要求される。このような要求に応じて、受光素子とプリアンプ回路の入力の間にインダクタンスを設けることにより周波数特性における高周波利得を上昇させる構成も採用されている。この構成により、受光素子とプリアンプ回路の高周波特性の−3dB帯域を上昇させることができる。
しかしながら、上記従来のプリアンプ回路においては、光信号の強度が比較的高い場合に、光受信モジュールの周波数特性の平坦性を悪化させ、受信モジュールの出力特性を劣化させる傾向にあった。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、入力する光信号の広いダイナミックレンジにおいて出力特性の劣化を低減させることが可能な光受信回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一側面に係る光受信回路は、外部からの電流信号を受ける入力端子と、電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプと、一端が入力端子に電気的に接続され、他端がトランスインピーダンスアンプの入力に電気的に接続されたインダクタと、一端がインダクタの他端に電気的に接続され、他端に第1のバイアス電圧が印加される第1の可変抵抗素子と、一端がインダクタの一端に電気的に接続され、他端に第2のバイアス電圧が印加される第2の可変抵抗素子と、を備える。
本発明によれば、入力する光信号の広いダイナミックレンジにおいて出力特性の劣化を低減させることができる。
実施形態の一側面に係る光受信回路は、外部からの電流信号を受ける入力端子と、電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプと、一端が入力端子に電気的に接続され、他端がトランスインピーダンスアンプの入力に電気的に接続されたインダクタと、一端がインダクタの他端に電気的に接続され、他端に第1のバイアス電圧が印加される第1の可変抵抗素子と、一端がインダクタの一端に電気的に接続され、他端に第2のバイアス電圧が印加される第2の可変抵抗素子と、を備える。
上記側面の光受信回路によれば、入力端子とトランスインピーダンスアンプの入力との間に設けられるインダクタにより、トランスインピーダンスの高周波特性においてピーキングがかかり、トランスインピーダンスの周波数特性を平坦化することができる。加えて、インダクタの他方の端子に第1の可変抵抗素子が接続され、インダクタの一方の端子に第2の可変抵抗素子が接続されることにより、入力する光信号のダイナミックレンジにおいて、インダクタによるピーキングの効果を安定化させることができる。これにより、入力する光信号のダイナミックレンジにおいて、トランスインピーダンスの周波数特性を平坦化できる結果、歪による出力特性の劣化を低減することができる。
上述した側面においては、第2の可変抵抗素子の抵抗値が第1の可変抵抗素子の抵抗値に連動して設定される、ことが好適である。このような構成によれば、入力する光信号のダイナミックレンジにおいて、インダクタによるピーキングの効果をより安定化させることができる。その結果、入力する光信号のダイナミックレンジにおいて、出力特性の劣化をより一層低減することができる。
また、第2の可変抵抗素子の抵抗値が第1の可変抵抗素子の抵抗値よりも大きい値に設定される、ことも好適である。こうすれば、インダクタによるピーキングの効果が必要以上に下がってしまうことを防止できる。その結果、光信号のダイナミックレンジにおいて、出力特性の劣化を低減することができる。
さらに、第1のバイアス電圧と第2のバイアス電圧は等しい、ことも好適である。この場合、第1の可変抵抗素子と第2の可変抵抗素子との間でバイアス条件を一致させることができ、第1のバイアス電圧と第2のバイアス電圧のそれぞれのばらつきや変動による相対的な電圧差の影響が除かれることによって第1の可変抵抗素子と第2の可変抵抗素子の制御が容易となる。また、第1のバイアス電圧と第2のバイアス電圧を等しくすることにより、第一の可変抵抗素子と第二の可変抵抗素子の抵抗値の比を、可変抵抗素子を構成するトランジスタおよびダイオードのサイズの比で固定することが出来る。
また、第1の可変抵抗素子及び第2の可変抵抗素子は、トランジスタによって構成されている、ことも好適である。かかる構成とすれば、第1の可変抵抗素子及び第2の可変抵抗素子の抵抗値の制御が容易となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、実施形態に係る光受信モジュール1の概略構成を示す図である。同図に示す光受信モジュール1は、光通信システムで用いられ、光ファイバ等の光伝送路(光導波路)を経由して入力された光信号を基に、電気信号を生成するための装置である。光受信モジュール1は、APD等の受光素子(PD)3及び光受信回路(プリアンプ回路)5を備えて構成される。受光素子3は、強度変調された光信号を受けてその強度に応じた電流信号(光電流)を生成する。受光素子3がフォトダイオードで構成されている例では、そのカソードがバイアス電源Vccに接続されるとともにキャパシタ7を介してグラウンドに接続され、そのアノードが光受信回路5の入力に接続される。光受信回路5は、受光素子3から出力された電流信号を基に電圧信号を生成および出力する。この電流信号は、光信号の強度に応じて生成されるので、光信号の強度が小さい(弱い)ときには相対的に小さい値となり、光信号の強度が大きい(強い)ときには相対的に大きな値となる。従って、光信号の強度のダイナミックレンジに応じて、電流信号もダイナミックレンジを持つ。電流信号は、光受信回路に流れ込む方向を正とすると、電流信号は常に正の値を持つ。すなわち、通常の動作において、フォトダイオードのアノードからカソードに向かって電流が流れることはない。
図2は、光受信回路5の構成を示す回路図である。光受信回路5は、インダクタ9、可変抵抗素子11a,11b、トランスインピーダンスアンプ13を含んで構成される。また、光受信回路5は、入力端子TIN、出力端子TOUT、及び制御端子TC1を有し、この入力端子TINは、受光素子3のアノード端子3aと寄生インダクタL1を含むワイヤ(ボンディングワイヤ)15を介して電気的に接続される。なお、入力端子TINは、アノード端子3aと寄生インダクタL1を含む接続配線15を介して受光素子とフリップチップ接続されていてもよい。例えば、プリント基板上に受光素子3と光受信回路5とがそれぞれフリップチップ実装され、それぞれが互いにプリント基板(以下、単に「基板」ともいう。)上の配線を介して電気的に接続されていてもよい。
インダクタ9は、トランスインピーダンスアンプ13と同一基板上に配置されたインダクタンスL2を有するインダクタ素子であって基板上の配線によって形成される。インダクタ9の一方の端子9bは入力端子TINに電気的に接続され、インダクタ9の他方の端子9aはトランスインピーダンスアンプ13の入力に電気的に接続される。インダクタ9は、入力端子TINとトランスインピーダンスアンプ13の入力とを電気的に接続する配線の持つインダクタンス成分に相当する。
トランスインピーダンスアンプ13は、反転アンプ(増幅器)13aと帰還抵抗13bを含み、反転アンプ13aの出力が出力端子TOUTに電気的に接続され、帰還抵抗13bが、反転アンプ13aの入出力間に電気的に接続されている。このような構成のトランスインピーダンスアンプ13は、受光素子3からインダクタ9を経由して入力された電流信号を電圧信号に変換し、その電圧信号を出力端子TOUTから出力する。出力信号である電圧信号の振幅を入力信号である電流信号の振幅で割った値がトランスインピーダンスアンプ13の利得となるが、それは抵抗のディメンジョンを持ち、トランスインピーダンスと呼ばれる。トランスインピーダンスは、主に帰還抵抗13bの値に応じて決まる。
可変抵抗素子11a,11bは、制御端子TC1を介して外部から与えられた制御電圧に応じて抵抗値を可変に設定する素子である。可変抵抗素子11aの一端はインダクタ9の他方の端子9aに電気的に接続され、可変抵抗素子11aの他端にはバイアス発生回路11cからバイアス電圧Vrefが印加される。また、可変抵抗素子11bの一端はインダクタ9の一方の端子9bに電気的に接続され、可変抵抗素子11bの他端にはバイアス発生回路11cからバイアス電圧Vrefが印加される。すなわち、本実施形態では、2つの可変抵抗素子11a,11bに同一の制御電圧が与えられることによって、それらの抵抗値が連動して設定されるように構成されている。具体的には、可変抵抗素子11bの抵抗値R2は、可変抵抗素子11aの抵抗値R1よりも大きい値となるように連動して設定され、本実施形態では、例えば、R2=2.5×R1と設定される。
なお、例えば、トランスインピーダンスアンプ13、可変抵抗素子11a、11b、およびバイアス発生回路11cが同一の半導体チップ上に形成されたとき、可変抵抗素子11bの一端はインダクタ9の一方の端子9bにボンディングワイヤを介して電気的に接続される場合がある。そのようなボンディングワイヤの持つインダクタンス及びインピーダンスは、可変抵抗素子11bの抵抗値よりも小さいので、ここでは無視している。
ところで、本実施形態の説明において「電気的に接続されている」ということは、例えば、回路内の2つのノードが物理的には直接配線によって接続されていなくても、他の配線を介してその2つのノード間で信号が伝搬し得る状態にあることを表している。例えば、入力端子TINがインダクタ9の一方の端子9bに配線によって物理的に接続されていて、可変抵抗素子11bの一端がインダクタ9の一方の端子9bに配線によって物理的に接続されているとき、入力端子TINと可変抵抗素子11bの一端とは電気的に接続された状態にある。従って、このような状態で3つの回路要素が互いに電気的に接続されているのであれば、入力端子TINと可変抵抗素子11bの一端とは配線によって物理的に直接接続されていなくてもよい。
図3(a)および図3(b)は、反転アンプ13aの構成例を示す回路図である。図3(a)に示す反転アンプ13aは、2つのバイポーラトランジスタ17,19、抵抗素子21及び電流源23を含む。バイポーラトランジスタ17においては、そのベースが入力端子VINに接続され、そのコレクタが抵抗素子21を介してバイアス電源Vcc1に接続され、そのエミッタがグラウンドに接続されている。バイポーラトランジスタ19においては、そのベースがバイポーラトランジスタ17のコレクタに接続され、そのコレクタがバイアス電源Vcc1に接続され、そのエミッタが出力端子VOUTに接続されるとともに電流源23を介してグラウンドに接続されている。バイポーラトランジスタ19と電流源23は、エミッタフォロワ回路を構成する。図3(b)に示す反転アンプ13aは、図3(a)に示す構成に対して、バイポーラトランジスタ17のエミッタとグラウンドとの間に高電位側から低電位側へ順方向に電流が流れるように接続されたダイオード25が追加されている。
図3(a)に示す反転アンプ13aにおいては、入力端子VIN及び出力端子VOUTにおけるDC電位は0.9V程度に設定され、図3(b)に示す反転アンプ13aにおいては、入力端子VIN及び出力端子VOUTにおけるDC電位は1.7V程度に設定される。よって、受光素子3の特性に応じて、図3(a)及び図3(b)に示す構成のうちの適した構成が選択される。図3(b)に示す反転アンプ13aのDC電位は、例えばダイオード25の電流電圧特性に応じて調整することができる。このDC電位は、グラウンド電位を基準にしてバイアス電圧ともいう。
また、図4(a)および図4(b)は、可変抵抗素子11a,11b及びバイアス発生回路11cの構成例を示す回路図である。図4(a)は、反転アンプ13aが図3(a)に示した構成を有する場合の可変抵抗素子11a,11b及びバイアス発生回路11cの構成を示し、図4(b)は、反転アンプ13aが図3(b)に示した構成を有する場合の可変抵抗素子11a,11b及びバイアス発生回路11cの構成を示す。
図4(a)に示す例においては、可変抵抗素子11a,11bは、それぞれ、FET(電界効果型トランジスタ)27a,27bによって構成され、バイアス発生回路11cは、バイポーラトランジスタ29及び電流源31によって構成されている。FET27aにおいて、そのドレインは入力端子VINAを介してインダクタの他方の端子9aに接続され、そのゲートには制御端子N1を介して制御電圧が印加される。FET27bにおいて、そのドレインは入力端子VINBを介してインダクタの一方の端子9bに接続され、そのゲートには制御端子N2を介して制御電圧が印加される。バイポーラトランジスタ29のベース及びコレクタは、電流源31が接続されるとともにFET27a,27bのソースが接続され、バイポーラトランジスタ29のエミッタはグラウンドに接続されている。
このような構成においては、FET27a,27bのソースに印加されるバイアス電圧Vrefを上述の反転アンプ13aのDC電圧と同じ電位に設定することで、FET27a,27bのドレイン−ソース間電位がほぼ0Vとなり、FET27a,27bは、それぞれ、制御端子N1,N2に与えられる制御電圧によって制御される可変抵抗として機能する。
図4(b)に示す例は、図4(b)に示す構成に対して、バイポーラトランジスタ29のエミッタとグラウンドとの間に順方向で接続されたダイオード33が追加されている。このような構成においても、図3(b)に示す構成を有する反転アンプ13aに対応して、FET27a,27bのドレイン−ソース間電位をほぼ0Vになるように調整することで、FET27a,27bは、それぞれ、制御端子N1,N2に与えられる制御電圧によって制御される可変抵抗として機能する。
以上説明した光受信回路5によれば、入力端子TINとトランスインピーダンスアンプ13の入力との間に設けられるインダクタ9により、トランスインピーダンスの高周波特性においてピーキング(利得の持ち上げ作用)がかかり、トランスインピーダンスの周波数特性を平坦化することができる。加えて、インダクタ9の他方の端子9aに可変抵抗素子11aが接続され、インダクタ9の一方の端子9bに可変抵抗素子11bが接続されることにより、入力する光信号の強度のダイナミックレンジにおいて、インダクタ9によるピーキングの効果を安定化させることができる。これにより、入力する光信号のダイナミックレンジにおいて、トランスインピーダンスの周波数特性を平坦化できる結果、歪による出力特性の劣化を低減することができる。
また、可変抵抗素子11bの抵抗値が可変抵抗素子11aの抵抗値に連動して設定されるように構成されるので、入力する光信号のダイナミックレンジにおいて、インダクタ9によるピーキングの効果をより安定化させることができる。その結果、入力する光信号のダイナミックレンジにおいて、出力特性の劣化をより一層低減することができる。
また、可変抵抗素子11bの抵抗値が可変抵抗素子11aの抵抗値よりも大きい値に設定されるように構成されているので、インダクタ9によるピーキングの効果が必要以上に下がってしまうことを防止できる。その結果、光信号のダイナミックレンジにおいて、出力特性の劣化を低減することができる。
さらに、2つの可変抵抗素子11a,11bには同一のバイアス電圧Vrefが印加されているので、2つの可変抵抗素子11a,11bの間でバイアス条件を一致させることができ、第1のバイアス電圧と第2のバイアス電圧のそれぞれのばらつきや変動による相対的な電圧差の影響が除かれることによって可変抵抗素子11a,11bの制御が容易となる。
次に、本実施形態におけるトランスインピーダンスの周波数特性を平坦化の効果を、比較例と比較しつつ具体的に説明する。
図15は、比較例にかかる光受信回路905の概略構成を示している。この光受信回路905の光受信回路5との相違点は、インダクタ9のトランスインピーダンスアンプ13側の端子のみに可変抵抗素子11aが接続され、インダクタ9の入力端子TIN側の端子に接続される可変抵抗素子11bを有さない点である。可変抵抗素子11bを有さないことにより、バイアス発生回路11cには可変抵抗素子11aのみ接続されている。図16には、受光素子3及び光受信回路905を含む回路の高周波特性に関する等価回路を示す。図16(a)において、Iinは受光素子の生成する電流(光電流)を示し、A0は反転アンプ13aの増幅率(電圧利得)であり、Cinは反転アンプ13aの入力容量であり、Cpdは受光素子3の寄生容量であり、Rfは帰還抵抗13bの抵抗値であり、Voutは光受信回路905が出力する電圧信号を示す。また、図15で図示されているワイヤ15のインダクタンスL1はインダクタンスL2に比べて小さいため無視している。なお、反転アンプ13aの周波数特性のうちで入力容量Cinに依存する特性以外は無視できる。図16(b)では、図16(a)の等価回路に対して、容量CpdをインピーダンスZ2で表記し、インダクタンスL2をインピーダンスZ1で表記し、インダクタ9から見た反転アンプ13aの入力インピーダンスをインピーダンスZinで表記するように書き換えている。
さらに、図16(b)における電流−電圧利得であるトランスインピーダンスZt、及びその振幅は、それぞれ、下記式(5)及び下記式(6)によって表される。
ここで、トランスインピーダンスZtの振幅は、L2=0、すなわち、帯域伸長用のインダクタ9が存在しない場合には、下記式(7)によって表される。
ここで、トランスインピーダンスZtの振幅は、L2=0、すなわち、帯域伸長用のインダクタ9が存在しない場合には、下記式(7)によって表される。
図17には、比較例におけるトランスインピーダンスZtの高周波特性(周波数特性)の計算結果を示している。ここでは、代表的な値として、Cpd=50fF、Cin=50fF、Rf=500ohm、AO=10、L2=200pHとして計算している。また、入力される光信号が比較的小さい場合の動作を想定し、R1=1000ohmと仮定している。図17に示す実線は、比較のためにL2=0pHとした時の特性を示し、点線は、L2=200pHとした時の特性を示す。
この結果から、トランスインピーダンスZtが周波数0GHzのときの値から3dB低下する帯域である3dB帯域は、インダクタ9のピーキングの効果により32GHzから77GHzまで増加していることが分かる。L2=200pHの場合、60GHz付近に+3dB程度のピークが生じるが、トランスインピーダンスアンプ13より後段の回路の周波数ロス、光受信モジュールの出力部の線路の高周波ロスにより、このピークは低減されることが分かっている。従って、それらの後段の回路も含んだ光受信モジュール全体としては2〜4dBのピークが好適となる。なお、高周波特性が4dB以上のピークを持つ場合は、光受信モジュール全体の周波数平坦性を悪化させる虞がある。
図18には、比較例においてR1の値を50ohmまで低下させた場合のトランスインピーダンスZtの高周波特性の計算結果を示している。この結果は、入力される光信号が比較的大きい場合の動作を想定している。実線がL2=0pH、点線がL2=200pHの場合の計算結果である。
この結果から、1GHz付近のトランスインピーダンスZtは、図17の結果に比較して6dB低下している。しかしながら、L2=200pHの場合には、53GHz付近のピークが周波数1GHz付近の値よりも8dB程度と大きくなっている。これは、インダクタ9によるピーキングの効果が入力抵抗Rinの低下により相対的に大きくなるためと考えられる。前述の通り、4dBを超える周波数特性のピークは光受信モジュールの周波数平坦性を悪化させ、光受信モジュール全体の出力特性を劣化させることになり得る。一方で、インダクタンスL2の値を低下させた場合、ピークの高さを低減できるが、その場合、入力される光信号が比較的大きい場合(R1=1000ohmの場合)において、ピークが好適な値である2〜4dBを下回る。そのため、インダクタンスL2の値を低下させることなしに光信号が比較的大きいときのピークを抑えることが光信号の強度のダイナミックレンジをより広くカバーするために求められる。
図5には、本実施形態の受光素子3及び光受信回路5を含む回路の高周波特性に関する等価回路を示す。図5(b)では、図5(a)の等価回路に対して、容量Cpd及び抵抗R2をインピーダンスZ2で表記し、インダクタンスL2をインピーダンスZ1で表記し、反転アンプ13aの入力インピーダンスをインピーダンスZinで表記するように書き換えている。
図6には、本実施形態におけるトランスインピーダンスZtの高周波特性の計算結果を示している。ここでは、図17の結果と同様に、代表的な値としてCpd=50fF、Cin=50fF、Rf=500ohm、AO=10、L2=200pHとして計算している。また、R1とR2の比率を1:2.5に設定しており、入力される光信号が比較的小さい場合の動作を想定し、R1=1000ohm、R2=2500ohmと仮定している(高利得の場合)。一方、入力される光信号が比較的大きい場合の動作を想定し、R1=60ohm、R2=150ohmと仮定している(低利得の場合)。また、光信号が中間の大きさの場合を想定し、R1=120ohm、R2=300ohmと仮定している(低利得と高利得の間の中利得の場合)。図6に示す実線は、本実施形態の周波数特性を示し、点線は図15に示した比較例における周波数特性を示す。比較例においては、高利得ではR1=1000ohmとし、低利得ではR1=44ohmとし、中利得ではR1=84ohmとしている。
この結果から、上述したように比較例においては低利得動作時に8dB程度の大きなピークが現れるが、本実施形態では低利得動作時のピークが2dB程度に抑えられている。また、本実施形態では、高利得動作時にも3dB程度の好適な高さのピークが実現されている。さらに、本実施形態では、中利得動作時にも3dB程度の好適な高さのピークが維持されている。このように、本実施形態の構成を用いることにより、高利得、中利得、及び低利得のいずれの動作時にも、高周波帯におけるピーク高を好適な値に維持することが可能となる。
以上、好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図7は、本発明の第1変形例にかかる光受信回路5Aの構成を示す回路図である。光受信回路5Aは、トランスインピーダンスアンプ13の出力電気信号(電圧信号)の振幅を検出してその検出結果に応じて利得を自動調整する構成としての制御回路35及び振幅検出回路37と、トランスインピーダンスアンプ13の出力信号を2つの差動信号に変換する差動アンプ39と、2つの差動アンプとの間のオフセットを調整するオフセット調整用アンプ41とが追加されている。振幅検出回路37は、トランスインピーダンスアンプ13の出力電気信号の振幅を検出し、制御回路35は、その振幅に応じて制御電圧を生成し、その制御電圧を可変抵抗素子11a,11bに印加する。ここで、出力電気信号は、平均電圧を中心として“1”レベルの電圧値(ピーク値)と“0”レベルの電圧値(ボトム値)との間を遷移し、その振幅は、ピーク値とボトム値との電圧差に相当する。光信号の強弱に対して、出力電気信号の平均電圧はほぼ一定で、振幅が大小に変化する。このような変形例によれば、可変抵抗素子11a,11bの抵抗値を出力振幅に応じて自動で制御することができ、自動利得可変制御機能を備えるトランスインピーダンスアンプが実現できる。ここで、この第1変形例においては、振幅検出回路37が、トランスインピーダンスアンプ13の出力電気信号の振幅を検出しているが、後段の差動アンプ39の出力の振幅を検出してもよいし、差動アンプ39の内部の出力の振幅を検出してもよい。
図8〜11は、第1変形例における自動利得可変制御の具体例を示すグラフである。
図8には、トランスインピーダンスアンプ13の出力振幅と制御回路35の出力電位との関係を示している。この例では、トランスインピーダンスアンプ13の出力振幅が値Vo1と値Vo2との間の範囲になるように制御され、制御回路35の出力電位が、可変抵抗素子11a,11bの抵抗値が低下し始める電位であるVcir2o2と、可変抵抗素子11a,11bの抵抗値が最低値となる電位であるVcir2o1との間の範囲で自動調整される。振幅検出回路37で検出されたトランスインピーダンスアンプ13の出力振幅に応じて、制御回路35は、出力振幅がVo1より若干低い値に上昇すると、出力電位を上昇させ、Vcir2o1まで上昇させる。さらに、出力振幅が上昇すると、制御回路35は、出力電位をVcir2o2まで上昇させる。通常の動作は出力電位がVcir2o2までの範囲で動作させるが、出力振幅がVo2以上に上昇した場合には、制御回路35は、出力電位を飽和させる。
図9は、入力電流振幅とトランスインピーダンスアンプ13の出力振幅との関係、図10は、入力電流振幅とトランスインピーダンスZtとの関係、図11は、入力電流振幅と可変抵抗素子11a,11bの並列抵抗Rparaとの関係を示している。振幅検出回路37は、出力振幅を検出して電位情報もしくは電流情報を生成し、その情報を制御回路35に入力する。これに対して、制御回路35は、出力振幅がVo1に達した状態から、可変抵抗素子11a,11bの抵抗値R1,R2を低下させる。制御回路35による出力振幅の制御目標値はVo1であり、制御ループのループ利得が有限であるため、結果としてVo1より若干高めの値に制御される。入力電流振幅がlin2に達するとトランスインピーダンスが最低利得Zt2に制御される。入力電流振幅がlin2以上では出力振幅が再度上昇するため、通常は光受信回路の使用範囲がlin2以下の入力電流振幅となるように設計される。可変抵抗素子11a,11bの並列抵抗値Rparaは、下記式(14)で与えられる。
自動利得可変制御のための回路を含めたトランスインピーダンスZtの値を用いて、下記式(15);
で表される。制御回路35は、下記式(16)に従って、トランスインピーダンスアンプ13単体のトランスインピーダンスZt1と目標の利得Ztを基に、並列抵抗値Rparaを制御する。図11には、制御回路35によって制御される並列抵抗値Rparaの変化の状態を示している。
自動利得可変制御のための回路を含めたトランスインピーダンスZtの値を用いて、下記式(15);
で表される。制御回路35は、下記式(16)に従って、トランスインピーダンスアンプ13単体のトランスインピーダンスZt1と目標の利得Ztを基に、並列抵抗値Rparaを制御する。図11には、制御回路35によって制御される並列抵抗値Rparaの変化の状態を示している。
図12は、本発明の第2変形例にかかる光受信回路5Bの構成を示す回路図である。光受信回路5Bは、光受信回路5との相違点として、2つの制御端子TC1,TC2を有し、これらの制御端子TC1,TC2から2つの可変抵抗素子11a,11bに対して別々の制御電圧を印加可能に構成されている点である。これにより、可変抵抗素子11aの抵抗値と可変抵抗素子11bの抵抗値とを独立に制御可能とされ、高周波側の周波数特性のピーク量を独立に制御できる。そのため、インダクタ、可変抵抗素子等の製造ばらつき、受光素子の製造ばらつき等により高周波側のピーク量が変化しても、可変抵抗素子11bに印加する制御電圧を独立に調整することで平坦性を改善することができる。
図13には、第2変形例において、抵抗値R1と抵抗値R2との比率を変更した場合のトランスインピーダンスZtの周波数特性の変化を示している。ここでは、代表的な値として、Cpd=50fF、Cin=50fF、Rf=500ohm、AO=10、L2=200pHとして計算している。実線は、R1=90ohm、R2=80ohmでR1:R2=1:0.89の場合、点線は、R1=60ohm、R2=150ohmでR1:R2=1:2.5の場合、一点鎖線は、R1=50ohm、R2=300ohmでR1:R2=1:6の場合の特性の計算結果を示している。このように、周波数特性のピークは1dB〜5dBの範囲で変化しており、第2変形例の構成により、ピークの高さを調整することが可能となり、受光素子及び後段の回路の周波数特性に対して好適なピークの高さを選択することが可能となる。
図14は、本発明の第3変形例にかかる光受信回路5Cの構成を示す回路図である。光受信回路5Cは、光受信回路5との相違点として、インダクタ9の一方の端子9bと入力端子TINとの間に別のインダクタ109が挿入されている点である。このような構成によっても、トランスインピーダンスの周波数特性の平坦化が実現される。
1…光受信モジュール、3…受光素子、5,5A,5B,5C…光受信回路、9…インダクタ、9a,9b…端子、11a…(第1の)可変抵抗素子、11b…(第2の)可変抵抗素子、13…トランスインピーダンスアンプ、27a,27b…FET(トランジスタ)。
Claims (5)
- 外部からの電流信号を受ける入力端子と、
前記電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプと、
一端が前記入力端子に電気的に接続され、他端が前記トランスインピーダンスアンプの入力に電気的に接続されたインダクタと、
一端が前記インダクタの他端に電気的に接続され、他端に第1のバイアス電圧が印加される第1の可変抵抗素子と、
一端が前記インダクタの一端に電気的に接続され、他端に第2のバイアス電圧が印加される第2の可変抵抗素子と、
を備える光受信回路。 - 前記第2の可変抵抗素子の抵抗値が前記第1の可変抵抗素子の抵抗値に連動して設定される、
請求項1記載の光受信回路。 - 前記第2の可変抵抗素子の抵抗値が前記第1の可変抵抗素子の抵抗値よりも大きい値に設定される、
請求項1又は2記載の光受信回路。 - 前記第1のバイアス電圧と前記第2のバイアス電圧は等しい、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の光受信回路。 - 前記第1の可変抵抗素子及び前記第2の可変抵抗素子は、トランジスタによって構成されている、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の光受信回路。
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