JP2020077212A - エリア利用計画システム、エリア利用計画方法、及びエリア利用計画装置 - Google Patents

エリア利用計画システム、エリア利用計画方法、及びエリア利用計画装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020077212A
JP2020077212A JP2018210178A JP2018210178A JP2020077212A JP 2020077212 A JP2020077212 A JP 2020077212A JP 2018210178 A JP2018210178 A JP 2018210178A JP 2018210178 A JP2018210178 A JP 2018210178A JP 2020077212 A JP2020077212 A JP 2020077212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
information
usage
unit
plan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018210178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7101099B2 (ja
Inventor
将貴 田中
Masaki Tanaka
将貴 田中
篤志 友部
atsushi Tomobe
篤志 友部
橋本 薫
Kaoru Hashimoto
薫 橋本
裕之 瀬谷
Hiroyuki Seya
裕之 瀬谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2018210178A priority Critical patent/JP7101099B2/ja
Priority to CN201911011623.8A priority patent/CN111158320A/zh
Publication of JP2020077212A publication Critical patent/JP2020077212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7101099B2 publication Critical patent/JP7101099B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/418Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM]
    • G05B19/41865Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM] characterised by job scheduling, process planning, material flow
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0631Resource planning, allocation, distributing or scheduling for enterprises or organisations
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/04Manufacturing
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/32Operator till task planning
    • G05B2219/32085Layout of factory, facility, cell, production system planning
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 用途に応じた作業エリアの場所、期間に関する制約事項に基づき、時系列に亘る空きスペースの利用計画を立案する。【解決手段】 エリア利用計画システムは、生産計画情報、及びエリア占有情報を少なくとも含む入力情報を取得するデータ取得部と、前記生産計画情報、及び前記エリア占有情報に基づき、作業エリアにおける空きスペースの位置及び期間を抽出する生産予定エリア抽出部と、抽出された前記空きスペースの位置及び期間に基づいてエリア利用レイアウト情報を生成するとともに、前記空きスペースの位置及び期間の時系列の変化に基づいてエリア利用計画情報を生成するエリア利用計画生成部と、生成された前記エリア利用レイアウト情報に基づく作業エリアの利用レイアウトと、生成された前記エリア利用計画情報に基づく日程表と、を含む出力画面を前記入出力部に表示させる表示制御部とを有する演算部を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、エリア利用計画システム、エリア利用計画方法、及びエリア利用計画装置に関する。
例えば、制御盤等の比較的大きな製品を製造する場合、工場の作業エリアを効率的に利用するための生産計画を立案する必要がある。
例えば、特許文献1には「建設エリアに施工される複数の構成要素からなるプラントの建設工事又は更新工事の計画作成を支援するプラントの工事計画支援装置において、過去に実施された工事の実績データ5を複数蓄積したデータベース手段2と、予定される工事と同一又は類似する、工事対象の型式及び工事部位を入力する入力手段1と、入力手段1により入力された工事対象の型式及び工事部位に対応する過去工事の実績データをデータベース手段2から抽出する実績データ抽出手段11と、実績データ抽出手段11で抽出された実績データを用いて、予定工事の作業内容とその時系列順が設定された工程計画表を作成する計画作成手段12とを備える工事計画支援装置」が開示されている。
特開2008−208521号公報
制御盤のような社会インフラシステム製品は、一般的には複数の装置で構成されており、顧客の注文に合わせて設計、製造、試験を行い、出荷する個別受注設計品である。
制御盤を成す複数の装置は、その種類によって製造ラインや試験エリア、設備等の生産リソースがそれぞれ異なり、受注した制御盤の構成要素(各種制御盤や各種ユニット)における各工程間で生産リソースの競合が発生し得る。
特に、制御盤のような大型の製品の場合、製造や試験を実施するに際し、製品自体の占有エリアに加え、各工程に必要な設備(試験装置等)を配置したり作業を行ったりするスペースも確保しておく必要があり、予めこれらの制約を満足した生産計画を立案することが作業エリアを効率的に利用する上で重要である。
また、制御盤等の組立、試験工程では、製品のサイズや仕様によって、大型クレーンなどの設備が必要となる場合や、特殊電源を確保できる範囲での作業が必須となる場合がある。実際の工程計画を立案する場合は、これらの制約事項を時系列で考慮し、実際の組立や試験などの作業ができるかを判定する必要がある。また、生産計画上、長期的な空きスペースが発生する場合は、ある一定期間、外部倉庫として貸し出すなどして利益を得るなどの方法を取ることも可能である。
上述した特許文献1には、工場内の作業エリアの単位枡毎の空き状況を算定し、工程計画表を作成する方法が記載されている。しかしながら、従来の工程計画方法では、これらの作業エリアの用途に応じた場所、期間に関する制約事項を時系列で判定することができないため、前記のような工場内の空きスペースを有効活用した利用計画を立案することができない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、用途に応じた作業エリアの場所、期間に関する制約事項に基づき、時系列に亘る空きスペースの利用計画を立案できるようにすることを目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。上記課題を解決すべく、本発明の一態様に係るエリア利用計画システムは、ユーザからの入力を受け付ける入出力部と、顧客から注文された製品を生産するための各工程の実施計画を管理するための生産計画情報、及び前記製品の各工程の実施予定領域を管理するためのエリア占有情報を少なくとも含む入力情報を記憶する記憶部と、前記記憶部から前記入力情報を取得するデータ取得部と、取得された前記入力情報に含まれる前記生産計画情報、及び前記エリア占有情報に基づき、作業エリアにおける空きスペースの位置及び期間を抽出する生産予定エリア抽出部と、抽出された前記空きスペースの位置及び期間に基づいてエリア利用レイアウト情報を生成するとともに、抽出された前記空きスペースの位置及び期間の時系列の変化に基づいてエリア利用計画情報を生成するエリア利用計画生成部と、生成された前記エリア利用レイアウト情報に基づく作業エリアの利用レイアウトと、生成された前記エリア利用計画情報に基づく日程表と、を含む出力画面を前記入出力部に表示させる表示制御部と、を有する演算部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、用途に応じた作業エリアの場所、期間に関する制約事項に基づき、時系列に亘る空きスペースの利用計画を立案することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る一実施の形態であるエリア利用計画システムの構成例を示すブロック図である。 生産計画情報の一例を示す図である。 作業エリア情報の一例を示す図である。 エリア占有情報の一例を示す図である。 エリア利用条件情報の一例を示す図である。 設備電源利用エリア情報の一例を示す図である。 エリア利用計画情報の一例を示す図である。 エリア利用レイアウト情報の一例を示す図である。 エリア利用率情報の一例を示す図である。 入力画面の表示例を示す図である。 エリア利用計画処理の一例を説明するフローチャートである。 図11のステップS3を詳述するフローチャートである。 図11のステップS5を詳述するフローチャートである。 生産イベント情報の一例を示す図である。 作業エリアに対する利用予定済エリアの割付の状態を示す図である。 用途割付情報の一例を示す図である。 作業エリアに対する利用予定済エリアの割付の状態を示す図である。 作業エリアに対する利用予定済エリアの割付の状態を示す図である。 用途割付情報の一例を示す図である。 作業エリアに対する利用予定済エリアの割付の状態の推移を示す図である。 作業エリアに対する利用予定済エリアの割付の状態を示す図である。 作業エリアに対する利用予定済エリアの割付の状態を示す図である。 作業エリアに対する利用予定済エリアの割付の状態を示す図である。 エリア利用レイアウト中間情報の一例を示す図である。 作業エリアに対する利用予定済エリアの割付の状態の推移を示す図である。 作業エリアに対する利用予定済エリアの割付の状態の推移を示す図である。 作業エリアに対する利用予定済エリアの割付の状態の推移を示す図である。 エリア利用レイアウト情報の一例を示す図である。 エリア利用計画中間情報の一例を示す図である。 エリア利用計画中間情報の一例を示す図である。 エリア利用計画中間情報の一例を示す図である。 出力画面の表示例を示す図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、本発明に係る一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合及び原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aより成る」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含むものとする。
<本発明に係る一実施の形態であるエリア利用計画システムの構成例>
図1は、本発明に係る一実施の形態であるエリア利用計画システム10の構成例を示している。
該エリア利用計画システム10は、入出力部100、記憶部200、及び演算部300を有する。
入出力部100は、エリア利用計画を立案する上で必要な入力情報210を受け付けて記憶部200に記憶させる。また、入出力部100は、エリア利用計画処理の開始を指示するための入力画面110(図10)やエリア利用計画処理の結果を表す出力画面120(図32)等をディスプレイ(不図示)に表示する。
入出力部100には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入力デバイス、ディスプレイ、通信I/F(インターフェース)等から構成されるパーソナルコンピュータ等を採用できる。
記憶部200は、入出力部100から入力される入力情報210を記憶する。また、記憶部200は、演算部300にて生成される出力情報220を記憶する。さらに、記憶部200は、入力情報210及び出力情報220を適宜、演算部300に供給する。
記憶部200には、ハードディスクドライブ等のストレージや、ストレージを含む情報処理装置を採用することができる。
入力情報210には、生産計画情報211、作業エリア情報212、エリア占有情報213、エリア利用条件情報214、及び設備電源利用エリア情報215が含まれる。
以下、生産計画情報211、作業エリア情報212、エリア占有情報213、エリア利用条件情報214、及び設備電源利用エリア情報215について例を挙げて説明する。
図2は、生産計画情報211の一例を示している。生産計画情報211は、顧客から注文された製品を生産するための各工程の実施計画を管理するための情報であり、製品コード、工程、開始日、及び終了日の各項目から成る。図2の例では、例えば製品コード「P10」の製品(以下、製品「P10」とも称する)は、「試験」工程を開始日「6/1」から終了日「6/8」までの期間で実施し、「出荷」工程を「6/9」に行うことを示している。
次に図3は、作業エリア情報212の一例を示している。作業エリア情報212は、工場内の各作業エリアのサイズを管理するための情報であり、作業エリア、縦[m]、及び横[m]の各項目から成る。図3の例では、例えば作業エリア「E10」のサイズは、縦幅が「7[m]」、横幅が「10[m]」であることを示している。
次に図4は、エリア占有情報213の一例を示している。エリア占有情報213は、各製品の各工程の実施予定領域を管理するための情報であり、製品コード、工程、作業エリア、始点(X,Y)、及び終点(X,Y)の各項目から成る。図4の例では、例えば製品コード「P10」の「試験」工程は、作業エリア「E10」における始点(6,3)、終点(9,7)で表される矩形領域で実施する計画であることを示している。なお、始点は矩形領域の左上頂点、終点は矩形領域の右下頂点である。
なお、本明細書においては、X方向を横方向、Y方向を縦方向と定義し、始点(A,B)とは、矩形の作業エリアの左上頂点から右横方向にA−1〜A[m]までの1[m]の横幅と、作業エリアの左上から縦下方向のB−1〜B[m]までの1[m]の縦幅とを有するブロックを指す。同様に、終点(C,D)とは、矩形の作業エリアの左上頂点から右横方向にC−1〜C[m]までの1[m]の横幅と、作業エリアの左上から縦下方向のD−1〜D[m]までの1[m]の縦幅とを有する領域を指す。よって、始点(A,B)、終点(C,D)によって表される矩形領域とは、(C−A+1)[m]の横幅と、(D−B+1)[m]の縦幅を有する領域を表すものとする。
次に図5は、エリア利用条件情報214の一例を示している。エリア利用条件情報214は、作業エリアを各用途で利用する場合に必要となる領域のサイズ、期間、設備、電源等の制約を管理するための情報であり、用途、必要最小縦長さ[m]、必要最小横長さ[m]、必要最小期間(日)、必要設備、必要電源、及び仕切要否の各項目から成る。図5の場合、例えば「組立」用途として使用する領域は、最小縦幅が「2[m]」、最小横幅が「2[m]であり、少なくとも「10(日)」は占有期間として確保しなければならないことを示している。
次に図6は、設備電源利用エリア情報215の一例を示している。設備電源利用エリア情報215は、各作業エリアにおける工場内の各設備や電源を利用できる領域を管理するための情報であり、作業エリア、設備電源、設備電源名、始点(X,Y)、及び終点(X,Y)の各項目から成る。図6の場合、例えば作業エリア「E10」における「400V」の「電源」を利用可能な領域は、始点(4,2)、終点(9,7)によって表される矩形領域であることを示している。
図1に戻る。出力情報220は、後述するエリア利用計画処理の結果として得られるものであり、エリア利用計画情報221、エリア利用レイアウト情報222、及びエリア利用率情報223が含まれる。
以下、エリア利用計画情報221、エリア利用レイアウト情報222、及びエリア利用率情報223について例を挙げて説明する。
図7は、エリア利用計画情報221の一例を示している。エリア利用計画情報221は、各作業エリアに対する用途別の利用期間と利用可能な領域の面積を管理するための情報であり、作業エリア、利用シナリオ、用途、開始日、終了日、及び利用可能エリア[m]の各項目から成る。図7の例では、作業エリア「E10」における利用シナリオ「ES01」では、「組立」用途で開始日「6/1」から終了日「6/8」までの期間に、「26[m]」の領域を利用可能であることを示している。
次に図8は、エリア利用レイアウト情報222の一例を示している。エリア利用レイアウト情報222は、各作業エリアの利用計画における用途別の作業領域、作業期間を管理するための情報であり、作業エリア、利用シナリオ、製品、用途、割付フラグ、始点(X,Y)、終点(X,Y)、開始日、及び終了日の各項目から成る。図8の例では、例えば、作業エリア「E10」における利用シナリオ「ES01」では、「試験」用途で、始点(6,3)、終点(9,7)の矩形領域を開始日「6/1」から終了日「6/8」までの期間、確保可能であることを示している(1行目)。また例えば、作業エリア「E10」における利用シナリオ「ES01」では、「組立」用途で、始点(1,1)、終点(10,2)の矩形領域を開始日「6/1」から終了日「6/30」までの期間、確保可能であることを示している(3行目)。
ここで、製品「P10」等のように製品の項目に「P」で始まる製品コードが格納されているものは、既に生産計画情報211等で利用予定済みの領域であり、割付フラグの項目には「1」が格納されている。一方、製品「F01」等のように製品の項目に「F」で始まる製品コードが格納されているものは、後述するエリア利用計画処理により、各作業エリアに対して用途、場所、期間を計画した利用予定が決まっていない領域であり、割付フラグ「0」が格納されている。
次に図9は、エリア利用率情報223の一例を示している。エリア利用率情報223は、利用シナリオ毎の各作業エリア、期間に対する利用率を管理するための情報であり、作業エリア、利用シナリオ、開始日、終了日、及びエリア利用率の各項目から成る。図9の例では、例えば、作業エリア「E10」における利用シナリオ「ES01」では、開始日「6/1」から終了日「6/30」までの期間におけるエリア利用率が「85.5%」であることを示している。なお、エリア利用率の算出方法については後述する。
図1に戻る。演算部300には、例えば、CPU、メモリ、入力デバイス、ディスプレイ、通信I/F等から構成されるパーソナルコンピュータ、サーバ等を採用できる。
演算部300は、入出力部100や記憶部200からエリア利用計画処理に必要な情報(入力情報210)を取得して該処理を行い、その結果得られる出力情報220を記憶部200に出力する。演算部300は、本発明のエリア利用計画装置に相当する。
演算部300は、演算処理部320、及びメモリ部310を有する。演算処理部320は、演算処理(エリア利用計画処理)を行う。メモリ部310は、演算処理部320における演算処理のワークエリアとなる。また、メモリ部310は、入出力部100や記憶部200から取得した情報や、演算処理部320による演算処理の結果を一時的に保持する。
演算処理部320は、データ取得部321、生産予定エリア抽出部322、利用可能エリア判定部323、重複エリア判定部324、エリア利用計画生成部325、エリア利用率算出部326、及び表示制御部327の各機能ブロックを有する。
データ取得部321は、入出力部100に表示される入力画面110(図10)を利用してユーザが入力したエリア利用計画の期間、及び計画条件の情報に基づき、演算処理部320で必要となる入力情報210を記憶部200から取得して、メモリ部310に格納する。
生産予定エリア抽出部322は、生産計画情報211、及びエリア占有情報213に基づき、既に生産計画によって利用予定済みの作業領域と期間を抽出する。
利用可能エリア判定部323は、作業エリア情報212における各作業エリアの空きスペースに対して、期間、用途別の利用可否判定を行い、空きスペースに対する用途、期間、領域を割り付ける。
重複エリア判定部324は、作業エリアにおいて既に生産計画によって利用予定済みの作業領域及び期間と、空きスペースに対して割り付けた領域及び期間の重複判定を行う。
エリア利用計画生成部325は、作業エリア毎に利用可能エリアの割付結果を時系列に連結してエリア利用計画情報221(図7)を生成する。また、エリア利用計画生成部325は、エリア利用レイアウト情報222(図8)を生成する。
エリア利用率算出部326は、エリア利用計画における時系列の割付済み領域及び空きスペースに基づき、各作業エリアの利用率を算出して、エリア利用率情報223(図9)を生成する。
表示制御部327は、生成されたエリア利用計画情報221、エリア利用レイアウト情報222、及びエリア利用率情報223を記憶部200に供給し、出力情報220として記憶させる。また、表示制御部327は、エリア利用計画情報221、エリア利用レイアウト情報222、及びエリア利用率情報223に基づいて出力画面120(図32)を生成し、入出力部100に出力する。
なお、表示制御部327は、エリア利用計画情報221、エリア利用レイアウト情報222、エリア利用率情報223、及び出力画面120のうちの少なくとも一つを、入出力部100や記憶部200以外の外部の装置に出力することができる。
<エリア利用計画システム10によるエリア利用計画処理>
次に、エリア利用計画システム10によるエリア利用計画処理の一例について説明する。
図10は、ユーザがエリア利用計画処理の開始を指示することができる入力画面110の一例を示している。この入力画面110は、ユーザからの所定の操作に応じて入出力部100のディスプレイに表示される。
入力画面110には、エリア計画期間設定欄111、エリア計画条件設定欄112、シナリオ追加ボタン113、行追加ボタン114、行削除ボタン115、及び実行ボタン116が設けられている。
エリア計画期間設定欄111には、ユーザがエリア利用計画の対象とする期間を設定することができる。エリア計画条件設定欄112には、ユーザがエリア計画時の条件を設定することができる。ここで、エリア計画時の条件は、作業エリアにおける空きスペースの利用計画を立案する場合の複数のシナリオを設定することができ、各シナリオでは複数の用途を設定し、各用途に優先順位を設定できる。
同図の場合、エリア計画条件設定欄112には、既に4種類の利用シナリオ「ES01」〜「ES04」が設定されている。例えば、利用シナリオ「ES01」には1種類の用途「組立」が設定されている。また例えば、利用シナリオ「ES02」は2種類の用途「試験」、「組立」が設定されており、「試験」用途の優先順が1番、「組立」用途の優先順が2番に設定されている。
シナリオ追加ボタン113は、ユーザがクリックすることにより、利用シナリオを追加することができる。行追加ボタン114は、ユーザがクリックすることにより、任意の利用シナリオに対して用途を追加することができる。行削除ボタン115は、ユーザがクリックすることにより、任意の利用シナリオから用途を削除することができる。実行ボタン116は、ユーザがクリックすることにより、エリア利用計画処理の開始を指示することができる。
以下、図10に示されたエリア計画期間、及びエリア計画条件が設定されている場合を例として説明する。
次に、図11は、エリア利用計画処理の一例を説明するフローチャートである。図12は、図11のステップS3を詳述するフローチャートである。図13は、図11のステップS5を詳述するフローチャートである。
図11のエリア利用計画処理は、例えば、工場内の作業エリアが逼迫して生産計画の見直しが必要となった場合や、将来に亘る作業エリアの空きスペースの利用方法を検討する必要が生じた場合等において、ユーザが入力画面110(図10)に必要な情報を設定し、実行ボタン116をクリックしたときに開始される。
なお、記憶部200には、入力情報210として図2〜図6に示された生産計画情報211、作業エリア情報212、エリア占有情報213、エリア利用条件情報214、及び設備電源利用エリア情報215が既に記憶されているものとする。
はじめに、演算処理部320のデータ取得部321が、入力画面110に設定されたエリア計画期間(いまの場合、「6/1」〜「6/30」)に対応する入力情報210(生産計画情報211、作業エリア情報212、エリア占有情報213、エリア利用条件情報214、及び設備電源利用エリア情報215)を記憶部200から取得してメモリ部310に格納する(ステップS1)。
次に、生産予定エリア抽出部322が、メモリ部310の生産計画情報211及びエリア占有情報213に基づき、既に生産計画で利用予定済みの作業領域、期間を抽出し、メモリ部310に格納する(ステップS2)。
具体的には、生産予定エリア抽出部322が、生産計画情報211(図2)から開始日が早い順に製品コード及び工程を抽出し、また、エリア占有情報213(図4)に基づき、抽出した製品コード及び工程を実施する際に占有する作業エリア及びその領域を抽出する。さらに、生産予定エリア抽出部322が、同一の開始日に同一の作業エリアで実施する工程をグループ化して生産イベント番号を付与し、生産イベント情報3221(図14)を生成してメモリ部310に格納する。
図14は、ステップS2で生成される生産イベント情報3221の一例を示している。いまの場合、例えば、製品「P10」の「試験」工程と、製品「P11」の「組立」工程との開始日「6/1」及び作業エリア「E10」が同一であるため、同一の生産イベント番号「1」が付与される。また、「出荷」工程は、エリア占有情報213(図4)に記憶されていないため、作業エリアの領域を占有しないので、占有領域を表す始点(X,Y)、終点(X,Y)には「0」が記録される。「出荷」工程は、製品「P10」の製品が作業エリア「E10」から無くなることを意味する。
次に、利用可能エリア判定部323が、入力画面110にて設定されたエリア利用シナリオを番号順に着目し、且つ、着目しているエリア利用シナリオに対して生産イベント番号を順に着目して、メモリ部310の作業エリア情報212(図3)における生産イベント毎の各作業エリアの空きスペースに対して、期間、用途別の利用可否判定を行い、作業エリアに用途、期間、領域を割り付ける(ステップS3)。
ステップS3の詳細処理について、図12を参照して説明する。
はじめに、利用可能エリア判定部323が、メモリ部310に格納されている生産イベント情報3221(図14)において、着目している生産イベント番号に対応する作業エリアを特定し、作業エリアのサイズを作業エリア情報212(図3)から取得して、生産イベントにおける各工程の領域を作業エリアに割り付けて、用途割付情報2221(図16)を生成してメモリ部310に格納する(ステップS31)。
具体的には、利用可能エリア判定部323が、生産イベント情報3221において、生産イベント番号「1」に着目し、その作業エリアは「E10」であるため、作業エリア情報212から、作業エリア「E10」のサイズとして縦幅「7[m]」、横幅「10[m]」を取得する。そして、利用可能エリア判定部323が、生産イベント情報3221(図14)に基づき、作業エリア「E10」における開始日「6/1」の利用予定済みの生産予定領域を作業エリア「E10」に割り付ける。図15は、作業エリア「E10」に、利用予定済みの生産予定領域(製品「P10」の「試験」工程の領域、及び製品「P11」の「組立」工程の領域)を割り付けた状態を示している。そして、利用可能エリア判定部323が、割り付けた結果をデータとする用途割付情報2221(図16の1,2行目まで)を生成する。
次に、利用可能エリア判定部323が、エリア利用条件情報214(図5)、及び設備電源利用エリア情報215(図6)に基づき、該作業エリアに対して、注目しているエリア利用シナリオの各用途を優先順に着目して、空きスペース(縦横が2[m]幅以上の矩形領域)の始点を探索し(ステップS32)、空きスペースの始点を探索できたか否かを判定する(ステップS33)。ここで、利用可能エリア判定部323が空きスペースの始点を探索できたと判定した場合(ステップS33のYES)、処理はステップS34に進められる。反対に、利用可能エリア判定部323が、空きスペースの始点を探索できないと判定した場合(ステップS33のNO)、処理はステップS37に進められる。
具体的には、入力画面110(図10)において、着目しているエリア利用シナリオ「ES01」は、「組立」用途だけが設定されており、エリア利用条件情報214(図5)を参照すると、「組立」用途では、設備、電源、及び仕切が不要であるため、設備や電源の位置を考慮することなく、作業エリア「E01」の左上の原点(1,1)からY方向及びX方向に順次空きスペースの始点を探索する。
図15に示された作業エリア「E10」の場合、原点(1,1)が空いているため、利用可能エリア判定部323が、原点(1,1)を空きスペースの始点に決定する。
次に、利用可能エリア判定部323が、原点(1,1)を始点とする最も広い空きスペースの終点を探索する(ステップS34)。図15に示された作業エリア「E10」の場合、点(1,1)を始点とする最も広い空きスペースの終点に(10,2)が決定される。この場合、空きスペースのサイズは、10×2[m]となる。
次に、利用可能エリア判定部323が、ステップS32,S34で決定された空きスペースに対して、用途毎の利用可否判定を行う(ステップS35)。ここで、利用可能エリア判定部323が利用可能と判定した場合、処理はステップS36に進められる。反対に、利用可能エリア判定部323が利用不可能と判定した場合、処理はステップS32に戻されて、次の用途について、ステップS32以降の処理が繰り返されることになる。
いまの場合、エリア利用条件情報214(図5)より、「組立」用途が必要とする領域の最小サイズは2×2[m]であることが分かり、空きスペースは10×2[m]であることから、利用可能エリア判定部323が、該空きスペースを「組立」用途として利用できると判定する。
次に、利用可能エリア判定部323が、利用可能と判定した空きスペースに対して、用途、領域、及び開始日の割付を行い、その結果に基づきメモリ部310の用途割付情報2221を更新する(ステップS36)。具体的には、図16に示す用途割付情報2221の3行目のデータを追記する。
なお、用途割付情報2221(図16)における割付フラグの項目は、具体的に生産する製品が決まっている場合に「1」を格納する。反対に、生産する製品が決まっていない場合、すなわち、用途が割り付けられた空きスペースである場合に「0」を格納し、製品欄にはダミー値として「F」で始まる製品コードを格納する。
この後、処理はステップS32に戻り、再びステップS32以降が繰り返されることにより、作業エリア「E01」にて、さらに空きスペースの探索、割り付けが行われて、図16に示す用途割付情報2221の4,5行目が追記される。
図17は、図16に示す用途割付情報2221の1〜5行目に対応する作業エリア「E10」における領域の割付の状態を示している。すなわち、同図は、作業エリア「E10」に対して、利用予定済みの生産予定領域として、製品コード「P10」の「試験」工程の領域、製品コード「P11」の「組立」工程の領域が割り付けられ、利用予約が行われていない領域として、製品コード「F01」の「組立」工程の領域、製品コード「F02」の「組立」工程の領域、及び製品コード「F03」の「組立」工程の領域を割り付けた状態を図示している。なお、同図に示される始点(10,3)、終点(10,7)の矩形領域は、横幅が2[m]に満たず、空きスペースとして検出されないので、何れの用途にも割り付けられない。
その後、利用可能エリア判定部323が、現在着目しているエリア利用シナリオの用途のうち、着目していない用途が残っているか否かを判定する(ステップS37)。そして、着目していない用途が残っていると判定した場合(ステップS37でYES)、処理をステップS32に戻し、次に優先度が高い用途に着目してステップS32以降を繰り返す。そして、着目していない用途が残っていないと判定した場合(ステップS37でNO)、利用可能エリア判定部323がステップS3の詳細処理を終了する。
いまの場合、エリア利用シナリオ「ES01」には「組立」用途だけが設定されており、他の用途は存在しないので、利用可能エリア判定部323がエリア利用シナリオ「ES01」に対するステップS3の詳細処理を終了する。そして、処理は、図11のステップS4に進められる。
次に、利用可能エリア判定部323が、ステップS3で着目していない生産イベントが残っているか否かを判定する(ステップS4)、ここで、利用可能エリア判定部323が、着目していない生産イベントが残っていると判定した場合(ステップS4でYES)、処理はステップS5に進められる。反対に、利用可能エリア判定部323が、着目していない生産イベントが残っていないと判定した場合(ステップS4でNO)、処理はステップS6に進められる。
いまの場合、生産イベント情報3221(図14)から明らかなように、エリア計画期間(「6/1」〜「6/30」)における生産イベント番号は「1」〜「5」まで存在し、生産イベント番号「2」以降には着目していないので、処理はステップS5に進められる。
次に、重複エリア判定部324が、次の利用予定済みの作業領域、期間に対して、エリア利用シナリオとして空きスペースに対して割付済みの領域、期間の重複判定を行い、重複判定の結果に基づき、用途割付情報2221(図16)を更新する(ステップS5)。
ステップS5の詳細処理について、図13を参照して説明する。
はじめに、重複エリア判定部324が、生産イベント情報3221(図14)及び用途割付情報2221(図16)をメモリ部310から取得する(ステップS51)。いまの場合、生産イベント情報3221の生産イベント番号「2」のデータに着目する。該データは、製品「P12」の「組立」工程の開始日が「6/4」であることを示している。さらに、前の生産イベント番号「1」のデータに着目すると、その「試験」工程及び「組立」工程の終了日が「6/8」であることから、「6/4」の時点では、図18に示すように、生産イベント番号「1」に対応する製品「P10」,「P11」も作業エリア「E10」に存在していることが分かる。
そこで、重複エリア判定部324が、取得した用途割付情報2221(図16)に対し、生産イベント番号「2」のデータに対応して6行目のデータを追加、更新することにより、用途割付情報2222(図19)を生成してメモリ部310に格納する。
図19は、更新された用途割付情報2222を示している。用途割付情報2222の6行目のデータは、製品「P12」の「組立」工程が開始日「6/4」から終了日「6/13」までの期間、始点(1,5)、終点(4,6)の領域を占めることを示している。
次に、重複エリア判定部324が、用途割付情報2222(図19)を参照し、利用予定済みエリア(割付フラグ「1」のデータ)と空きスペースの割付結果(割付フラグ「0」のデータ)とを比較し、重複するエリアが有るか否かを判定する(ステップS52)。ここで、重複エリア判定部324が、重複するエリアが有ると判定した場合(ステップS52でYES)、処理はステップS53に進められる。反対に、重複エリア判定部324が、重複するエリアがないと判定した場合(ステップS52でNO)、該ステップS5の詳細処理は終了される。
いまの場合、ステップS52における重複判定は、実質的に、図17に示された作業エリア「E10」の状態と、図18に示された作業エリア「E10」の状態とを比較することになる。図17と図18とを比較して明らかなように、製品「F02」の「組立」工程の領域と、製品「P12」の「組立」工程の領域とが重複するので、処理はステップS53に進められる。
次に、重複エリア判定部324が、重複している用途割付情報2222(図19)の空きスペースの割付結果(割付フラグ「0」のデータ)に、重複が生じないように、空欄であった終了日に日付けを設定する。いまの場合、「6/4」以降に重複が生じるので、用途割付情報2222の3行目の終了日に、重複する日の前日「6/3」を設定する。
次に、重複エリア判定部324が、終了日を設定した空きスペースが用途別の必要最小期間を満たしているか否かを判定する(ステップS54)。ここで、重複エリア判定部324が、必要最小期間を満たしていると判定した場合(ステップS54でYES)、該ステップS5の詳細処理は終了される。反対に、重複エリア判定部324が、必要最小期間を満たしていないと判定した場合(ステップS54でNO)、必要最小期間を満たしていない空きスペースの割付結果を削除する(ステップS55)。
いまの場合、終了日を設定した製品コード「F02」の「組立」工程は、エリア利用条件情報214(図5)によれば、必要最小期間は「10(日)」である。一方、製品コード「F02」の「組立」工程には開始日「6/1」から終了日「6/3」までの3日間しか割付ることができず、必要最小期間を満たしていないことになるので、用途割付情報2222(図19)から3行目の製品コード「F02」に関するデータを削除する。
以上で、生産イベント番号「2」に対応するステップS5の詳細処理は終了される。そして、処理は、図11のステップS3に戻される。
次に、ステップS3〜S5が繰り返されることにより、重複エリア判定部324が、生産イベント情報3221(図14)における生産イベント番号「3」〜「5」に順次着目してステップS5の詳細処理を実行する。この結果、作業エリア「E10」における割付状態は、図20に示すように推移する。そして、用途割付情報2222(図19)についても、重複エリア判定部324によって更新されて、エリア利用レイアウト情報222(図8)における利用シナリオ「ES01」に対応するデータ(図8の1〜10行目のデータ)が生成されてメモリ部310に格納される。
例えば、図20の生産イベント番号「3」に対応する状態では、始点(5,5)、終点(10,7)の領域が一時的に製品「F05」の「組立」用途に割付られるが、次の生産イベント番号「4」における製品「P12」の「試験」工程の領域と重複しており、必要最小期間を満たさないため、これに対応するデータはエリア利用レイアウト情報222(図8)から削除されている。
その後、利用可能エリア判定部323が、生産イベント情報3221(図14)の生産イベント番号「6」は開始日がエリア計画期間後であるため、ステップS3で着目していない生産イベントが残っていないと判定し(ステップS4でNO)、処理はステップS6に進められる。
次に、利用可能エリア判定部323が、入力画面110で設定した全てのエリア計画条件のうち、着目していないエリア利用シナリオが残っているか否かを判定する(ステップS6)。ここで、利用可能エリア判定部323が、着目していないエリア利用シナリオが残っていると判定した場合(ステップS6でYES)、処理はステップS3に戻される。
いまの場合、エリア利用シナリオ「ES01」に着目しており、エリア利用シナリオ「ES02」〜「ES04」は着目せず残っているので、次に、利用可能エリア判定部323が、エリア利用シナリオ「ES02」に着目して、ステップS3〜ステップS6を実行する。
エリア利用シナリオ「ES02」の場合、入力画面110(図10)によれば、「試験」用途、「組立」用途の優先順が設定されていることが分かる。エリア利用シナリオ「ES02」に着目した場合におけるステップS3の詳細処理について図12のフローチャートを参照して説明する。
はじめに、利用可能エリア判定部323が、生産イベント情報3221(図14)から着目している生産イベント番号「1」に対応する作業エリア「E10」を特定し、作業エリア情報212から、作業エリア「E10」のサイズ(10×7[m])を取得する。そして、利用可能エリア判定部323が、生産イベント情報3221(図14)に基づき、作業エリア「E10」における開始日「6/1」の利用予定済みの生産予定エリアを作業エリア「E10」に割り付ける(ステップS31)。
次に、利用可能エリア判定部323が、エリア利用条件情報214(図5)、及び設備電源利用エリア情報215(図6)に基づき、該作業エリアに対して、注目しているエリア利用シナリオの各用途を優先順に着目して、空きスペースの始点を探索する(ステップS32)。
具体的には、エリア利用シナリオ「ES02」の場合、「試験」用途、「組立」用途の順でエリア利用計画を立案するが、エリア利用条件情報214(図5)によれば、「試験」用途には「400V」電源が必要とされている。そこで、利用可能エリア判定部323が、設備電源利用エリア情報215(図6)を参照し、作業エリア「E10」にて「400V」電源を利用可能な始点(4,2)、終点(9,7)の範囲を特定し、この範囲に対してのみ、「試験」用途の空きスペースを割り付ける。この時点での作業エリア「E10」の状態は、図21に示す通りであり、太枠破線内が「試験」用途にできる領域、すなわち、「400V」電源を利用可能な範囲であるので、該範囲の始点(4,2)を「試験」用途での空きスペースの始点に決定する(ステップS33でYES)。そして、該空きスペースの始点(4,2)に対して最大の空きスペースを確保できる終点(5,7)を探索、決定する(ステップS33,S34)。
次に、利用可能エリア判定部323が、エリア利用条件情報214(図5)を参照し、「試験」用途の必要最小サイズ(2×2[m])と、該空きスペースのサイズ(2×6[m])とを比較して、該空きスペースが「試験」用途に利用可能であると判定する(ステップS35でYES)。次に、利用可能エリア判定部323が、図22に示すように、利用可能と判定した空きスペースに対して、用途「試験」、始点(4,2)、終点(5,7)の領域、及び開始日「6/1」の割付を行い、用途割付情報(不図示)を生成してメモリ部310に格納する。
この後、処理はステップS32に戻り、ステップS32〜S36が繰り返されるが、「試験」用途に利用できる空きスペースはこれ以上存在しないため、処理はステップS37に進み、利用可能エリア判定部323が、着目しているエリア利用シナリオ「ES02」の用途のうち、着目していない用途が残っているか否かを判定する(ステップS37)。いまの場合、着目していない「組立」用途が残っているので(ステップS37でYES)、処理をステップS32に戻し、「組立」用途に着目してステップS32以降を繰り返すことにより、図22に示された作業エリア「E01」の状態に対して、製品「F02」の「組立」用途の領域、製品「F03」の「組立」用途の領域、製品「F04」の「組立」用途の領域の割付が追加されて、作業エリア「E01」の割付の状態は、図23に示される通りとなる。そして、図24に示される用途割付情報2223が生成されてメモリ部310に格納される。そして、処理は、図11のステップS4に進められる。
次に、利用可能エリア判定部323が、ステップS3で着目していない生産イベントが残っていると判定し(ステップS4でYES)、処理はステップS5を経て、ステップS3に戻される。
この後、利用可能エリア判定部323が、生産イベント番号「2」〜「5」に順次着目して、ステップS3〜S5が繰り返される。この結果、作業エリア「E10」に対する割付の状態は、図25に示すように推移する。そして、用途割付情報2223(図24)についても、重複エリア判定部324によって更新されて、エリア利用レイアウト情報222(図8)の利用シナリオ「ES02」に対応するデータ(11〜22行目のデータ)が生成され、メモリ部310に格納される。
その後、利用可能エリア判定部323が、ステップS3で着目していない生産イベントが残っていないと判定し(ステップS4でNO)、処理はステップS6に進められる。
次に、利用可能エリア判定部323が、着目していないエリア利用シナリオが残っていると判定して(ステップS6でYES)、処理はステップS3に戻される。
いまの場合、エリア利用シナリオ「ES02」が着目されており、エリア利用シナリオ「ES03」,「ES04」が残っているので、次に、利用可能エリア判定部323が、エリア利用シナリオ「ES03」,「ES04」に順次着目して、ステップS3〜ステップS6を実行する。
利用可能エリア判定部323がエリア利用シナリオ「ES03」に着目して、ステップS3〜ステップS6を実行した結果、作業エリア「E10」に対する割付の状態は、図26に示すように推移する。そして、用途割付情報2223(図24)についても、重複エリア判定部324によって更新されて、図28に示されるエリア利用レイアウト情報225の利用シナリオ「ES03」に対応するデータ(1〜12行目のデータ)が生成される。
次に利用可能エリア判定部323がエリア利用シナリオ「ES04」に着目して、ステップS3〜ステップS6を実行した結果、作業エリア「E10」に対する割付の状態は、図27に示すように推移する。そして、用途割付情報2223(図24)についても、重複エリア判定部324によって更新されて、図28に示されるエリア利用レイアウト情報225の利用シナリオ「ES04」に対応するデータ(13〜23行目のデータ)が生成される。
次に、エリア利用計画生成部325が、ここまでに生成したエリア利用レイアウト情報222,2225に基づき、エリア利用計画情報221(図7)を生成し、メモリ部310に格納する(ステップS7)。
具体的には、いまの場合、エリア利用計画生成部325が、エリア利用シナリオ「ES01」,「ES02」に対応するエリア利用レイアウト情報222(図8)、及びエリア利用シナリオ「ES03」,「ES04」に対応するエリア利用レイアウト情報2225(図28)をメモリ部310から取得する。そして、エリア利用計画生成部325が、エリア利用レイアウト情報222,2225のデータのうち、割付フラグが「0」であるデータを抽出し、各データの始点及び終点に基づいて利用可能領域のサイズを算出することにより、図29に示されるエリア利用計画中間情報2211を生成する。
さらに、エリア利用計画生成部325が、エリア利用計画中間情報2211(図29)を作業エリア、利用シナリオ、用途別に時系列に利用可能領域を集計することで、エリア利用計画情報221(図7)を生成する。
例えば、エリア利用計画中間情報2211(図29)における作業エリア「E10」、エリア利用シナリオ「ES01」の「組立」用途では、「6/1」から「6/8」の期間は製品「F01」,「F03」の利用可能領域を集計でき、集計結果の「26[m]」がエリア利用計画情報221(図7)の1行目に記載される。また、作業エリア「E10」、エリア利用シナリオ「ES01」の「組立」用途では、「6/9」から「6/13」の期間は製品「F01」,「F03」,「F04」の利用可能領域を集計でき、集計結果の「30[m]」がエリア利用計画情報221(図7)の2行目に記載される。さらに、作業エリア「E10」、エリア利用シナリオ「ES01」の「組立」用途では、「6/14」から「6/20」の期間は製品「F01」,「F03」,「F04」,「F06」の利用可能領域を集計でき、集計結果の「45[m]」がエリア利用計画情報221(図7)の3行目に記載される。またさらに、作業エリア「E10」、エリア利用シナリオ「ES01」の「組立」用途では、「6/21」から「6/30」の期間は製品「F01」,「F03」,「F04」,「F06」,「F07」の利用可能領域を集計でき、集計結果の「55[m]」がエリア利用計画情報221(図7)の4行目に記載される。
次に、エリア利用率算出部326が、ステップS7で生成したエリア利用計画情報221(図7)及びエリア利用レイアウト情報222(図8),2225(図28)に基づき、作業エリア毎に時系列のエリア利用面積を算出し、作業エリア情報212(図3)に基づいて、エリア利用率情報223(図9)を生成し、メモリ部310に格納する(ステップS8)。
具体的には、いまの場合、エリア利用計画生成部325が、エリア利用レイアウト情報222,2225のデータのうち、割付フラグが「1」であるデータを抽出し、各データの始点及び終点に基づいて利用可能領域のサイズを算出することにより、図30に示されるエリア利用計画中間情報2212を生成する。このとき、作業エリア、製品、用途、開始日、及び終了日が共通であって、利用シナリオが異なるデータは1つのデータだけを残して他のデータは削除する。
さらに、エリア利用計画生成部325が、エリア利用計画中間情報2212(図30)、及びエリア利用計画情報221(図7)に基づき、エリア利用シナリオ毎の時系列のエリア利用面積を算出して、エリア利用率中間情報2231(図31)を生成する。
例えば、エリア利用シナリオ「ES01」については、エリア利用計画中間情報2212(図30)より、「6/1」〜「6/3」の利用可能領域が「24(=20+4)[m]」であることが分かり、エリア利用計画情報221(図7)より、「6/1」〜「6/3」の利用可能領域が「26[m]」であることが分かるので、この合計値「56[m]」をエリア利用率中間情報2231(図31)の1行目に記載する。また、エリア利用計画中間情報2212(図30)より、「6/4」〜「6/8」の利用可能領域が「32(=20+4+8)[m]」であることが分かり、エリア利用計画情報221(図7)より、「6/4」〜「6/8」の利用可能領域が「26[m]」であることが分かるので、この合計値「58[m]」をエリア利用率中間情報2231(図31)の2行目に記載する。また、エリア利用計画中間情報2212(図30)より、「6/9」〜「6/13」の利用可能領域が「16(=8+8)[m]」であることが分かり、エリア利用計画情報221(図7)より、「6/9」〜「6/13」の利用可能領域が「30[m]」であることが分かるので、この合計値「46[m]」をエリア利用率中間情報2231(図31)の3行目に記載する。
またさらに、エリア利用計画生成部325が、エリア利用率中間情報2231(図31)のエリア利用面積をエリア利用シナリオ毎に集計し、作業エリア情報212(図3)から分かる作業エリア「E10」の面積(70[m])×エリア計画期間(30日間(6/1〜6/30))で除算ことにより、エリア利用率を算出してエリア利用率情報223(図9)を生成する。
例えば、エリア利用シナリオ「ES01」については、エリア利用率中間情報2231(図31)をエリア利用シナリオ「ES01」のエリア利用面積を集計すると、1795(=50×3+58×5+46×5+65×7+67×10)[m]であり、2100(=70×30)[m]で除算すると、0.855となる。
また例えば、エリア利用シナリオ「ES02」については、エリア利用率中間情報2231(図31)をエリア利用シナリオ「ES02」のエリア利用面積を集計すると、1719(=46×3+54×5+44×5+63×7+65×10)[m]であり、2100(=70×30)[m]で除算すると、0.819となる。
最後に、表示制御部327が、メモリ部310に格納されているエリア利用計画情報221(図7)、エリア利用レイアウト情報222(図8)及びエリア利用率情報223(図9)を記憶部200に出力して出力情報220として記憶させる。さらに、表示制御部327が、エリア利用計画情報221、エリア利用レイアウト情報222、及びエリア利用率情報223に基づいて出力画面120(図32)を生成して入出力部100に出力し、入出力部100のディスプレイに表示させる(ステップS9)。以上で、エリア利用計画処理は終了される。
次に、図32は、出力画面120の表示例を示している。出力画面120には、計画期間表示欄121、エリア利用計画表示欄122、エリア利用率表示欄123、及びエリア利用レイアウト表示欄124が設けられている。
計画期間表示欄121には、ユーザが入力画面110に対して入力したエリア計画期間が表示される。エリア利用計画表示欄122には、エリア利用計画情報221(図7)に基づく、作業エリア、利用シナリオ、用途別の計画表と各期間における利用可能エリアの面積を図示する日程表が表示される。これにより、ユーザは、利用シナリオ毎の期間、用途別の利用可能エリアの面積を把握することが可能となり、各工程のエリア不足などに対する利用シナリオを検討することができる。
エリア利用率表示欄123には、エリア利用率情報223(図9)に基づく利用シナリオ別のエリア利用率が表示される。これにより、ユーザは、利用シナリオ毎のエリア利用率を把握することが可能となり、エリアを効率的に使用する利用シナリオを検討することができる。
エリア利用レイアウト表示欄124には、エリア利用レイアウト情報222(図8)に基づく作業エリアの利用レイアウトが表示される。なお、エリア利用レイアウト表示欄124では、ユーザが利用レイアウトを表示させる作業エリア、利用シナリオ、及び日付を選択または入力することができる。また、ユーザは、用途を選択することができ、選択された用途に割り付けた領域を強調表示することができる。
同図の場合、エリア利用レイアウト表示欄124には、作業エリア「E01」、利用シナリオ「ES02」、日付「6/21」に対応する利用レイアウトが表示されており、「試験」用途の領域が強調表示されている。これによりユーザは、エリア不足などに対する具体的な実行策を立案することが可能となる。
<まとめ>
以上説明したエリア利用計画処理によれば、作業エリアの確保が必要となる大型製品を生産する工場において、将来に時系列にわたる空きスペースに対し、実際の製造や試験、エリア貸出などの用途別のエリア利用計画を立案することが可能となる。この結果、作業エリアが生産計画上のボトルネックとなるような状況下でも、効率的な製品の生産を効率的に計画、実行できるようになるため、生産リードタイムの短縮を図ることができる。さらに、工場内の生産計画に影響することなく、先々の作業エリアの外部貸出などの実現性を確認することも可能となるため、工場内の作業エリアを有効活用することも可能となる。
<変形例>
図1に示されたエリア利用計画システム10は、入出力部100、記憶部200、及び演算部300をそれぞれ異なる装置によって実現していたが、入出力部100、記憶部200、及び演算部300を一つの装置(例えば、パーソナルコンピュータ)によって実現するようにしてもよい。
図33は、プログラムを実行することにより、エリア利用計画システム10として機能するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
このコンピュータ1000において、CPU1001,ROM(Read Only Memory)1002,RAM(Random Access Memory)1003は、バス1004により相互に接続されている。RAM1003は、演算部300のメモリ部310として機能することができる。
バス1004には、さらに、入出力インターフェース1005が接続されている。入出力インターフェース1005には、入力部1006、出力部1007、記憶部1008、通信部1009、およびドライブ1010が接続されている。
入力部1006は、キーボード、マウス、マイクロフォン等より成る。出力部1007は、ディスプレイ、スピーカ等より成る。入力部1006及び出力部1007は、入出力部100として機能することができる。
記憶部1008は、ハードディスクや不揮発性のメモリ等より成る。記憶部1008は、記憶部200や演算部300のメモリ部310として機能することができる。通信部1009は、ネットワークインターフェース等より成る。ドライブ1010は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011を駆動する。リムーバブルメディア1011は、記憶部200や演算部300のメモリ部310として機能することができる。
以上のように構成されるコンピュータ1000では、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを、入出力インターフェース1005およびバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、演算部300の演算処理部320が実現される。
コンピュータ1000(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア1011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータ1000では、プログラムは、リムーバブルメディア1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インターフェース1005を介して、記憶部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線又は無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記憶部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記憶部1008に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータ1000が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
本発明は、上記した実施形態や変形例に限定されるものではなく、さらに様々な変形例が含まれる。例えば、上記した各実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明が、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本発明は、エリア利用計画システム、エリア利用計画方法、及びエリア利用計画方法だけでなく、コンピュータが読み取り可能なプログラム等の様々な態様で提供することができる。
10・・・エリア利用計画システム、100・・・入出力部、110・・・入力画面、111・・・エリア計画期間設定欄、112・・・エリア計画条件設定欄、113・・・シナリオ追加ボタン、114・・・行追加ボタン、115・・・行削除ボタン、116・・・実行ボタン、120・・・出力画面、121・・・計画期間表示欄、122・・・エリア利用計画表示欄、123・・・エリア利用率表示欄、124・・・エリア利用レイアウト表示欄、200・・・記憶部、210・・・入力情報、211・・・生産計画情報、212・・・作業エリア情報、213・・・エリア占有情報、214・・・エリア利用条件情報、215・・・設備電源利用エリア情報、220・・・出力情報、221・・・エリア利用計画情報、222・・・エリア利用レイアウト情報、223・・・エリア利用率情報、225・・・エリア利用レイアウト情報、300・・・演算部、310・・・メモリ部、320・・・演算処理部、321・・・データ取得部、322・・・生産予定エリア抽出部、323・・・利用可能エリア判定部、324・・・重複エリア判定部、325・・・エリア利用計画生成部、326・・・エリア利用率算出部、327・・・表示制御部、2211・・・エリア利用計画中間情報、2212・・・エリア利用計画中間情報、2221・・・用途割付情報、2222・・・用途割付情報、2223・・・用途割付情報、2225・・・エリア利用レイアウト情報、2231・・・エリア利用率中間情報、3221・・・生産イベント情報、1000・・・コンピュータ、1001・・・CPU、1002・・・ROM、1003・・・RAM、1004・・・バス、1005・・・入出力インターフェース、1006・・・入力部、1007・・・出力部、1008・・・記憶部、1009・・・通信部、1010・・・ドライブ、1011・・・リムーバブルメディア

Claims (7)

  1. ユーザからの入力を受け付ける入出力部と、
    顧客から注文された製品を生産するための各工程の実施計画を管理するための生産計画情報、及び前記製品の各工程の実施予定領域を管理するためのエリア占有情報を少なくとも含む入力情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部から前記入力情報を取得するデータ取得部と、
    取得された前記入力情報に含まれる前記生産計画情報、及び前記エリア占有情報に基づき、作業エリアにおける空きスペースの位置及び期間を抽出する生産予定エリア抽出部と、
    抽出された前記空きスペースの位置及び期間に基づいてエリア利用レイアウト情報を生成するとともに、抽出された前記空きスペースの位置及び期間の時系列の変化に基づいてエリア利用計画情報を生成するエリア利用計画生成部と、
    生成された前記エリア利用レイアウト情報に基づく作業エリアの利用レイアウトと、生成された前記エリア利用計画情報に基づく日程表と、を含む出力画面を前記入出力部に表示させる表示制御部と、
    を有する演算部と、
    を備えることを特徴とするエリア利用計画システム。
  2. 請求項1に記載のエリア利用計画システムであって、
    前記記憶部は、前記作業エリアを各用途で利用する場合に必要となる領域の最小サイズ、及び最小期間の制約を管理するためのエリア利用条件情報を含む前記入力情報を記憶し、
    前記演算部は、
    前記エリア利用条件情報における前記制約に基づいて、用途別の前記空きスペースの利用可否判定を行い、判定結果に基づいて前記空きスペースに用途を割り付ける利用可能エリア判定部を、有する
    ことを特徴とするエリア利用計画システム。
  3. 請求項1に記載のエリア利用計画システムであって、
    前記記憶部は、前記作業エリアのサイズを管理するための作業エリア情報を含む前記入力情報を記憶し、
    前記演算部は、
    前記エリア利用計画情報、前記エリア占有情報、及び前記作業エリア情報に基づいて、時系列に亘る前記作業エリアの利用面積と総面積の比率により、前記作業エリアの利用率を算出してエリア利用率情報を生成するエリア利用率算出部を、有し、
    表示制御部は、前記エリア利用率情報に基づくエリア利用率を含む前記出力画面を前記入出力部に表示させる
    ことを特徴とするエリア利用計画システム。
  4. 請求項1に記載のエリア利用計画システムであって、
    前記演算部は、
    前記作業エリアにおいて既に生産計画情報によって利用予定済みの作業領域及び期間と、前記空きスペースに対して割り付けた領域及び期間の重複判定を行い、前記空きスペースに対して割り付けた前記期間の終了日を設定する重複エリア判定部を、有する
    ことを特徴とするエリア利用計画システム。
  5. 請求項2に記載のエリア利用計画システムであって、
    前記エリア利用条件情報が管理する前記制約には、設備、電源、及び仕切りの要否のうちの少なくとも一つを含む
    ことを特徴とするエリア利用計画システム。
  6. 顧客から注文された製品を生産するための各工程の実施計画を管理するための生産計画情報、及び前記製品の各工程の実施予定領域を管理するためのエリア占有情報を少なくとも含む入力情報を取得するデータ取得ステップと、
    取得された前記入力情報に含まれる前記生産計画情報、及び前記エリア占有情報に基づき、作業エリアにおける空きスペースの位置及び期間を抽出する生産予定エリア抽出ステップと、
    抽出された前記空きスペースの位置及び期間に基づいてエリア利用レイアウト情報を生成するとともに、抽出された前記空きスペースの位置及び期間の時系列の変化に基づいてエリア利用計画情報を生成するエリア利用計画生成ステップと、
    生成された前記エリア利用レイアウト情報に基づく作業エリアの利用レイアウトと、生成された前記エリア利用計画情報に基づく日程表と、を含む出力画面を前記入出力部に表示させる表示制御ステップと、
    を含むことを特徴とするエリア利用計画方法。
  7. 顧客から注文された製品を生産するための各工程の実施計画を管理するための生産計画情報、及び前記製品の各工程の実施予定領域を管理するためのエリア占有情報を少なくとも含む入力情報を取得するデータ取得部と、
    取得された前記入力情報に含まれる前記生産計画情報、及び前記エリア占有情報に基づき、作業エリアにおける空きスペースの位置及び期間を抽出する生産予定エリア抽出部と、
    抽出された前記空きスペースの位置及び期間に基づいてエリア利用レイアウト情報を生成するとともに、抽出された前記空きスペースの位置及び期間の時系列の変化に基づいてエリア利用計画情報を生成するエリア利用計画生成部と、
    生成された前記エリア利用レイアウト情報に基づく作業エリアの利用レイアウトと、生成された前記エリア利用計画情報に基づく日程表と、を含む出力画面を表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とするエリア利用計画装置。
JP2018210178A 2018-11-08 2018-11-08 エリア利用計画システム、エリア利用計画方法、及びエリア利用計画装置 Active JP7101099B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018210178A JP7101099B2 (ja) 2018-11-08 2018-11-08 エリア利用計画システム、エリア利用計画方法、及びエリア利用計画装置
CN201911011623.8A CN111158320A (zh) 2018-11-08 2019-10-23 区域使用规划系统、区域使用规划方法及区域使用规划装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018210178A JP7101099B2 (ja) 2018-11-08 2018-11-08 エリア利用計画システム、エリア利用計画方法、及びエリア利用計画装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020077212A true JP2020077212A (ja) 2020-05-21
JP7101099B2 JP7101099B2 (ja) 2022-07-14

Family

ID=70555802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018210178A Active JP7101099B2 (ja) 2018-11-08 2018-11-08 エリア利用計画システム、エリア利用計画方法、及びエリア利用計画装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7101099B2 (ja)
CN (1) CN111158320A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112436967A (zh) * 2020-11-17 2021-03-02 北京航空航天大学杭州创新研究院 工业互联网设备异常后的安全处理方法和装置
WO2022014040A1 (ja) * 2020-07-17 2022-01-20 三菱電機株式会社 移設容易性判断装置および移設容易性判断方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112183792A (zh) * 2020-09-09 2021-01-05 远光软件股份有限公司 一种预定空闲办公区域的方法、装置和办公区域管理系统
CN112733346B (zh) * 2020-12-31 2022-08-09 博迈科海洋工程股份有限公司 一种电气操作间宜人化区域规划方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001195116A (ja) * 2000-01-12 2001-07-19 Nkk Corp 作業場所最適化スケジューリング方法およびその装置
JP2005100092A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Sony Corp 半導体生産シミュレーション方法および半導体生産シミュレーションプログラム
JP2012103804A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 場所計画装置および場所計画方法
JP2014170469A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 作業場所計画装置、作業場所計画プログラム、及び作業場所計画方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5222328B2 (ja) * 2010-08-04 2013-06-26 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 作業計画作成方法および装置
CN104063529A (zh) * 2013-03-22 2014-09-24 上海电气集团股份有限公司 一种数字化汽车工厂布局规划仿真的方法
JP6476574B2 (ja) * 2014-03-28 2019-03-06 富士通株式会社 生産計画作成支援プログラム、生産計画作成支援方法および生産計画作成支援装置
JP2015197691A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 富士通株式会社 生産計画表示プログラム、生産計画支援プログラム、生産計画表示方法、生産計画支援方法、生産計画表示装置および生産計画支援装置
JP6609991B2 (ja) * 2015-05-21 2019-11-27 富士ゼロックス株式会社 スケジュール管理システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001195116A (ja) * 2000-01-12 2001-07-19 Nkk Corp 作業場所最適化スケジューリング方法およびその装置
JP2005100092A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Sony Corp 半導体生産シミュレーション方法および半導体生産シミュレーションプログラム
JP2012103804A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 場所計画装置および場所計画方法
JP2014170469A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 作業場所計画装置、作業場所計画プログラム、及び作業場所計画方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022014040A1 (ja) * 2020-07-17 2022-01-20 三菱電機株式会社 移設容易性判断装置および移設容易性判断方法
CN112436967A (zh) * 2020-11-17 2021-03-02 北京航空航天大学杭州创新研究院 工业互联网设备异常后的安全处理方法和装置
CN112436967B (zh) * 2020-11-17 2022-07-29 北京航空航天大学杭州创新研究院 工业互联网设备异常后的安全处理方法和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7101099B2 (ja) 2022-07-14
CN111158320A (zh) 2020-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7101099B2 (ja) エリア利用計画システム、エリア利用計画方法、及びエリア利用計画装置
AU2019202867B2 (en) Smart advisory for distributed and composite testing teams based on production data and analytics
JP5884515B2 (ja) 図表生成プログラム、図表生成方法及び図表生成装置
US8225319B2 (en) Scheduling allocation of a combination of resources to a task that has a constraint
JP6869166B2 (ja) 生産計画立案装置、及び生産計画立案方法
Weiss et al. Optimization of buffer allocations in flow lines with limited supply
Dahmen et al. Solving multi-activity multi-day shift scheduling problems with a hybrid heuristic
AU2019202454A1 (en) Smart advisory for distributed and composite testing teams based on production data and analytics
CN103678585A (zh) 一种用户数据筛选的方法和系统
Hu et al. A simulation-based method for effective workface planning of industrial construction projects
JP5439275B2 (ja) 情報処理装置、原価見通し算出方法、および原価見通し算出プログラム
JP7232138B2 (ja) サプライチェーン設計システム及びサプライチェーン設計方法
Barravecchia et al. The player-interface method: a structured approach to support product-service systems concept generation
JP6695673B2 (ja) 計画生成装置および計画生成方法
JP2019008501A (ja) 生産管理システムおよび生産管理方法
JP6094594B2 (ja) 情報システム構築支援装置、情報システム構築支援方法および情報システム構築支援プログラム
JP2007148635A (ja) 生産スケジューリングプログラム及び生産スケジューリング装置
JP6836530B2 (ja) 計算機システム及び系統構成の管理方法
Jaramillo et al. The generalised machine layout problem
JP2013122733A (ja) 生産計画プログラム及び生産計画装置
JP2012141788A (ja) プロジェクト情報管理装置および管理方法
De Carvalho et al. Production scheduling on practical problems
JP2018081510A (ja) 出力装置、コンピュータプログラム及び出力方法
JP2011076544A (ja) 作業手順策定支援システム、作業手順策定支援方法、および作業手順策定支援プログラム
JP7193431B2 (ja) スケジューリング装置、スケジューリング方法及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220704

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7101099

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151