JP2020077203A - 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各社員の現在の状態を比較対象との比較対象として提示することが可能な情報処理装置等を提供する。【解決手段】情報処理装置は、それぞれの対象者について複数の項目に対する評価情報を記憶する評価記憶部を有する。情報処理装置は、対象者の各項目に対する評価情報に基づいて、当該対象者のタイプを複数のタイプの中から決定する。そして、情報処理装置は、決定したタイプにおける前記複数の項目のそれぞれに対する基準評価情報と、当該対象者の前記複数の項目のそれぞれに対する評価情報とを出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
企業等の組織において各社員に対する人事評価を適切に行うことは重要である。特許文献1には、評価対象の社員に対して、この社員の上司だけでなく同僚及び部下等(評価者)も評価を行うシステムにおいて、評価者の選択処理、選択された評価者による評価処理等を効率良く行えるように支援する技術が提案されている。特許文献1に開示されたシステムでは、各社員に対する評価処理を効率良く行うことができ、評価結果を各社員にフィードバックすることができる。
特開2010−55327号公報
しかし、特許文献1に開示されたシステムでは、他の社員による評価結果を各社員にフィードバックすることはできるが、各社員に対する評価結果が他の社員と比較してどの程度であるか等を提示することは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、各社員(対象者)の現在の状態を比較対象との比較結果として提示することが可能な情報処理装置等を提供することにある。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、複数の項目に対する対象者の評価に係る評価情報を記憶する評価記憶部と、前記対象者の各項目に対する評価情報に基づいて、前記対象者のタイプを複数のタイプの中から決定する決定部と、決定した前記対象者のタイプにおける各項目に対する基準評価情報、及び前記対象者の各項目に対する評価情報を出力する出力部とを備える。
本発明の一態様にあっては、各社員の現在の状態を所定の比較対象との比較結果として提示することができる。よって、各社員は、比較対象との比較結果に基づいて自身が得意とする分野や不得意とする分野を把握できる。
キャリア分析システムの構成例を示す模式図である。 キャリア分析システムの構成例を示すブロック図である。 サーバに記憶されるDBの構成例を示す模式図である。 サーバの制御部によって実現される機能を示すブロック図である。 ユーザ端末の表示画面例を示す模式図である。 サーバによる各社員のタイプ決定処理の手順を示すフローチャートである。 キャリア分析処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2のサーバの制御部によって実現される機能を示すブロック図である。 ユーザ端末の表示画面例を示す模式図である。 ユーザ端末の表示画面例を示す模式図である。 実施形態2のキャリア分析処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3のユーザ端末の表示画面例を示す模式図である。 実施形態3のキャリア分析処理の手順を示すフローチャートである。
以下に、本開示の情報処理装置、プログラム及び情報処理方法について、企業、会社等の組織において各社員の技術、経験、知識、スキル等を含むキャリアを分析するキャリア分析システムに適用した実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施形態1)
図1は、キャリア分析システムの構成例を示す模式図である。本実施形態のキャリア分析システム100は、サーバ(情報処理装置)10及び複数のユーザ端末20を含み、サーバ10及び各ユーザ端末20は、インターネット又はLAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して情報の送受信を行う。サーバ10は、サーバコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等であり、複数台設けられてもよいし、1台のサーバ装置内に設けられた複数の仮想マシンによって実現されてもよいし、クラウドサーバを用いて実現されてもよい。サーバ10は、各ユーザ(各社員)に対する評価情報の蓄積処理、蓄積された評価情報に基づいて各ユーザのキャリアを分析する処理等、種々の情報処理を行う。ユーザ端末20は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等である。ユーザ端末20は、企業等の組織における社員(従業員)が使用する端末であり、社員は、ユーザ端末20を用いてサーバ10に対して自身のキャリア分析の実行を要求し、分析結果をユーザ端末20にて取得できる。
図2は、キャリア分析システム100の構成例を示すブロック図である。ユーザ端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、入力部24、表示部25等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)又はGPU(Graphics Processing Unit)等の1又は複数のプロセッサを含む。制御部21は、記憶部22に記憶してある制御プログラム22Pを適宜実行することにより、ユーザ端末20が行うべき種々の情報処理、制御処理等を行う。
記憶部22は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等を含む。記憶部22は、制御部21が実行する制御プログラム22P及び制御プログラム22Pの実行に必要な各種のデータ等を予め記憶している。また記憶部22は、制御部21が制御プログラム22Pを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。更に記憶部22には、ウェブサイトを閲覧するためのウェブブラウザ22aが記憶されている。
通信部23は、例えば無線通信によってネットワークNに接続するためのインタフェースであり、ネットワークNを介して外部装置との間で情報の送受信を行う。なお、通信部23は、有線通信によってネットワークNに接続される構成でもよい。入力部24は、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部21へ送出する。表示部25は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部21からの指示に従って各種の情報を表示する。入力部24及び表示部25は一体として構成されたタッチパネルであってもよい。
サーバ10は、制御部11、記憶部12、通信部13、入力部14、表示部15、読み取り部16等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。制御部11は、CPU、MPU又はGPU等の1又は複数のプロセッサを含む。制御部11は、記憶部12に記憶してある制御プログラム12Pを適宜実行することにより、本開示の情報処理装置が行うべき種々の情報処理、制御処理等をサーバ10に行わせる。
記憶部12は、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD等を含む。記憶部12は、制御部11が実行する制御プログラム12P及び制御プログラム12Pの実行に必要な各種のデータ等を予め記憶している。また記憶部12は、制御部11が制御プログラム12Pを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。更に記憶部12には、後述する社員DB(データベース)12a、社員評価DB12b及びタイプ判定基準DB12cが記憶される。なお、サーバ10はウェブサーバとしての機能を有しており、キャリア分析の実行指示を受け付けるためのウェブサイト、分析結果を各ユーザに提供するためのウェブサイト等も記憶部12に記憶してある。社員DB12a、社員評価DB12b及びタイプ判定基準DB12cは、サーバ10に接続された外部の記憶装置に記憶されてもよく、ネットワークNを介してサーバ10と通信可能な記憶装置に記憶されてもよい。
通信部13は、有線通信又は無線通信によってネットワークNに接続するためのインタフェースであり、ネットワークNを介して外部装置との間で情報の送受信を行う。入力部14は、マウス及びキーボード等を含み、ユーザによる操作入力を受け付け、操作内容に対応した制御信号を制御部11へ送出する。表示部15は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、制御部11からの指示に従って各種の情報を表示する。
読み取り部16は、CD(Compact Disc)−ROM又はDVD(Digital Versatile Disc)−ROMを含む可搬型記憶媒体1aに記憶された情報を読み取る。記憶部12に予め記憶される制御プログラム及びデータは、制御部11が読み取り部16を介して可搬型記憶媒体1aから読み取られて記憶部12に記憶されてもよい。また、記憶部12に予め記憶される制御プログラム及びデータは、制御部11が通信部13を介してネットワークN経由で外部装置からダウンロードされて記憶部12に記憶されてもよい。更に、半導体メモリ1bから、制御部11が制御プログラム及びデータを読み出してもよい。
図3は、サーバ10に記憶されるDB12a〜12cの構成例を示す模式図である。図3Aは社員DB12aを、図3Bは社員評価DB12bを、図3Cはタイプ判定基準DB12cをそれぞれ示す。社員DB12a、社員評価DB12b及びタイプ判定基準DB12cはまとめて1セットとして、例えばキャリア分析システム100を利用する会社毎又は会社内の部署毎に用意される。例えば、ある会社の社内にキャリア分析システム100が設けられる場合、社員DB12a、社員評価DB12b及びタイプ判定基準DB12cのセットは、会社全体用として1セット設けられてもよいし、部署毎に1セットずつ設けられてもよい。また、複数の会社がネットワークN経由でキャリア分析システム100を利用する場合、社員DB12a、社員評価DB12b及びタイプ判定基準DB12cのセットは、会社毎に1セットずつ設けられてもよいし、各会社の部署毎に1セットずつ設けられてもよい。以下では、社員DB12a、社員評価DB12b及びタイプ判定基準DB12cは、ある会社用に設けられたセットに含まれるDB12a〜12cとして説明する。
社員DB12aは、ある会社の社員(従業員)の情報を記憶している。図3Aに示す社員DB12aは、社員ID列、氏名列、年齢列、勤続年数列、所属部署列、役職列、職種列、顔画像列等を含む。社員ID列は、各社員に予め割り当てられた識別情報を記憶する。氏名列、年齢列、勤続年数列、所属部署列、役職列、職種列はそれぞれ、各社員の氏名、年齢、勤続年数、所属部署、役職、職種を記憶する。顔画像列は、各社員の顔画像のデータを記憶する。なお、顔画像のデータは、社員DB12aに記憶されるほかに、記憶部12の所定領域又はサーバ10に接続された外部の記憶装置に記憶されてもよい。この場合、顔画像列は、顔画像のデータを読み出すための情報(例えばデータの記憶場所を示すファイル名)を記憶する。社員DB12aに記憶される各情報は、通信部13又は入力部14を介して追加、変更又は削除の指示を取得する都度、制御部11によって追加、変更又は削除される。社員DB12aの記憶内容は図3Aに示す例に限定されない。
社員評価DB(評価記憶部)12bは、社員DB12aに登録されている各社員に対して、上司、同僚及び部下等(評価者)が行った評価に係る評価情報を記憶している。図3Bに示す社員評価DB12bは、社員ID列、タイプID列、バリュー列、戦略的思考列、実行力列及びリーダーシップ列を含む。社員ID列は、社員DB12aに登録されている各社員の社員IDを記憶する。タイプID列は、各社員に対する評価情報に基づいて特定された各社員のタイプ(資質タイプ)の識別情報を記憶し、この識別情報は、タイプ判定基準DB12cに登録されている各タイプのタイプIDを用いる。バリュー列は、会社の企業理念や価値観に基づく行動規範に沿って行動できるか否かを評価するための評価項目(主項目)に対する評価情報を記憶し、具体的には競争性列、自己確信列、目標志向列、活発性列、信念列等(図3Bでは一部省略)を含む。競争性列、自己確信列、目標志向列、活発性列、信念列はそれぞれ、バリュー(主項目)の副項目として競争性、自己確信、目標志向、活発性、信念の各評価項目に対する各社員の評価情報を記憶する。戦略的思考列は、戦略的思考ができるか否かを評価するための評価項目(主項目)に対する評価情報を記憶し、具体的には学習欲列、分析思考列、着想列、未来志向列、情報収集欲列等(図3Bでは一部省略)を含む。学習欲列、分析思考列、着想列、未来志向列、情報収集欲列はそれぞれ、戦略的思考(主項目)の副項目として学習欲、分析思考、着想、未来志向、情報収集欲の各評価項目に対する各社員の評価情報を記憶する。実行力列は、実行力の有無を評価するための評価項目(主項目)に対する評価情報を記憶し、具体的には責任感列、適応性列、慎重さ列、最上志向列、達成欲列等(図3Bでは一部省略)を含む。責任感列、適応性列、慎重さ列、最上志向列、達成欲列はそれぞれ、実行力(主項目)の副項目として責任感、適応性、慎重さ、最上志向、達成欲の各評価項目に対する各社員の評価情報を記憶する。リーダーシップ列は、リーダーシップの有無を評価するための評価項目(主項目)に対する評価情報を記憶し、具体的には影響力列、コミュニケーション列、マネジメント列、人間関係構築力列、成長促進力列等(図3Bでは一部省略)を含む。影響力列、コミュニケーション列、マネジメント列、人間関係構築力列、成長促進力列はそれぞれ、リーダーシップ(主項目)の副項目として影響力、コミュニケーション、マネジメント、人間関係構築力、成長促進力の各評価項目に対する各社員の評価情報を記憶する。
社員評価DB12bに記憶される各評価項目(各副項目)に対する評価情報としては、例えば各副項目に対して予め設定してある基準を上回った場合に「1」が記憶され、下回った場合に「0」が記憶される。例えば各副項目に対して評価者が5段階で評価を行う場合、各副項目に対する合格基準として5以下の値(例えば3又は2.5等)が設定してある。そして、評価対象の社員に対して複数の評価者が評価を行った場合、各副項目について、複数の評価者による評価値に基づいて、この社員に対する評価値が算出される。その後、算出された評価値が合格基準以上であれば評価情報として「1」が決定され、合格基準未満であれば評価情報として「0」が決定され、社員評価DB12bに記憶される。なお、各社員に対して算出される評価値は、複数の評価者による評価値の平均値であってもよく、各評価者と評価対象の社員との関係に応じた重みを付加した重み付け平均値であってもよい。また、各副項目に対する評価情報は、各評価者による評価値がそのまま社員評価DB12bに記憶されてもよく、各社員に対して算出された評価値の平均値又は重み付け平均値等が社員評価DB12bに記憶されてもよい。社員評価DB12bに記憶される各副項目に対する評価情報は、通信部13又は入力部14を介して各評価者による評価値を取得する都度、制御部11によって記憶される。また社員評価DB12bに記憶されるタイプIDは、各副項目に対する評価情報に基づいて制御部11が社員のタイプを決定する都度、記憶される。
また、各副項目に対する評価情報は、評価者による評価に基づく情報のほかに、社員の適性を判断するためのアンケートに対する各社員の回答や、面談時の会話内容等から判断されて社員評価DB12bに記憶されてもよい。各副項目に対する評価の段階は5段階に限られない。また、社員評価DB12bに記憶される各評価項目は、図3Bに示す例に限定されず、人事評価で用いられる各種の評価項目を用いることができる。
タイプ判定基準DB12cは、各社員に対する評価情報に基づいて各社員のタイプ(資質タイプ)を判定する際に用いる基準を記憶している。図3Cに示すタイプ判定基準DB12cは、タイプID列、タイプ名列、バリュー列、戦略的思考列、実行力列、リーダーシップ列等を含む。タイプID列は、社員を分類する各タイプに予め割り当てられた識別情報を記憶する。タイプ名列は、各タイプに付与されたタイプ名を記憶する。タイプ名はマネージャー(MGR)タイプ、職人タイプ、イノベータタイプ等を含む。バリュー列、戦略的思考列、実行力列、リーダーシップ列はそれぞれ、各タイプに分類されるために必要とする各主項目に対する基準評価情報を記憶する。基準評価情報は、バリュー、戦略的思考、実行力、リーダーシップの各主項目について5種類の副項目が設定してある場合、それぞれの主項目に対する基準評価情報として5以下の値が予め設定される。タイプ判定基準DB12cに記憶される各タイプに対する情報は、通信部13又は入力部14を介して追加、変更又は削除の指示を取得した場合、制御部11によって追加、変更又は削除される。タイプ判定基準DB12cの記憶内容は図3Cに示す例に限定されない。
次に、サーバ10の制御部11が制御プログラム12Pを実行することによって実現される機能について説明する。図4は、サーバ10の制御部11によって実現される機能を示すブロック図、図5は、ユーザ端末20の表示画面例を示す模式図である。サーバ10の制御部11は、記憶部12に記憶してある制御プログラム12Pを実行した場合、タイプ決定部101、分析要求受付部102、画面生成部103、出力部104の各機能を実現する。なお、本実施形態では、これらの各機能を制御部11が制御プログラム12Pを実行することにより実現するが、これらの一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。
本実施形態のキャリア分析システム100において、サーバ10の記憶部12には、図3A〜図3Cに示すようなDB12a〜DB12cが記憶されているものとする。タイプ決定部(決定部)101は、社員評価DB12bが記憶する各社員に対する評価情報と、タイプ判定基準DB12cが記憶する各タイプの基準評価情報とに基づいて、タイプ判定基準DB12cに登録してある複数のタイプの中から各社員のタイプを決定する。例えば、タイプ決定部101は、ある社員に対する評価情報を社員評価DB12bから読み出し、主項目毎に各副項目に対する評価情報(1又は0)の合計を算出する。そしてタイプ決定部101は、それぞれの主項目の合計値と、タイプ判定基準DB12cに記憶してある各タイプにおける各主項目の基準評価情報とに基づいて、この社員に対するタイプを決定する。例えばタイプ決定部101は、ある社員における各主項目の合計値が、対応する主項目の基準評価情報を上回っており、各基準評価情報が、この社員の合計値に最も近い値であるタイプを、この社員のタイプに決定する。なお、タイプ決定部101は、ある社員における各主項目の合計値の比率(バランス)が、各主項目の基準評価情報の比率に最も近いタイプを、この社員のタイプに決定してもよい。タイプ決定部101は、各社員のタイプを決定した場合、決定したタイプのタイプIDを社員評価DB12bに記憶する。
分析要求受付部102は、キャリア分析の実行を要求する要求情報を、通信部13を介して受け付ける。なお、ユーザ端末20のユーザは、例えばサーバ10が提供するウェブサイト(キャリア分析サイト)を介して自身のキャリア分析の実行を要求する。ユーザ端末20は、入力部24にてキャリア分析の実行要求を受け付けた場合、ユーザの社員IDを含むキャリア分析の要求情報をネットワークN経由でサーバ10へ送信する。分析要求受付部102は、ユーザ端末20から送信されたキャリア分析の要求情報を取得する。
画面生成部103は、分析要求受付部102がキャリア分析の実行要求を取得した場合、取得した社員IDの社員(ユーザ端末20のユーザ)に対する評価情報に基づいて、この社員に対するキャリア分析の結果画面を生成する。例えば画面生成部103は、取得した社員IDに基づいて、分析対象の社員(分析対象者)の氏名、年齢、職種及び顔画像等の個人情報を社員DB12aから読み出し、分析対象者に対するタイプID及び評価情報を社員評価DB12bから読み出す。また画面生成部103は、読み出したタイプIDに基づいて、この社員のタイプのタイプ名及び基準評価情報をタイプ判定基準DB12cから読み出す。画面生成部103は、DB12a〜DB12cから読み出した各情報に基づいて、図5Aに示すような分析結果画面を生成する。図5Aに示す画面は、分析対象者の顔画像、氏名、年齢、職種及びタイプ名を表示する。また図5Aに示す画面は、評価項目として主項目及び副項目をそれぞれ表示し、各副項目に対して合格基準を上回っているか否かを示すチェック欄を表示する。なお、画面生成部103は、社員評価DB12bから読み出した各副項目に対する評価情報が「1」である場合(即ち、合格基準を上回っている場合)、対応する副項目のチェック欄にチェックを付加する。
また画面生成部103は、社員評価DB12bから読み出した評価情報に基づいて、主項目毎に副項目に対する評価情報の合計を算出し、算出した各主項目における合計のバランスを示すグラフGを生成する。よって、図5Aに示す画面は、分析対象者における主項目毎の評価のバランスを示すグラフGを表示する。図5Aに示すグラフGは、各主項目に対する評価情報の合計の最高値(ここでは5)に対して、分析対象者について算出した各主項目における合計を比較表示する。なお、グラフGは、図5Bに示すように、分析対象者のタイプにおける各主項目の基準評価情報に対して、分析対象者について算出した各主項目の合計を比較表示する構成でもよい。図5Bに示すグラフGは、分析対象者に対する各主項目の合計のバランスを実線で示し、分析対象者のタイプにおける各主項目の基準評価情報のバランスを破線で示している。図5Bに示すグラフGによれば、分析対象者に対して特定されたタイプにおける基準評価情報と、分析対象者に対する現状の評価情報とを比較できる。また図5Aに示す画面は、分析対象者のタイプについて簡単に説明するタイプサマリーを表示する。タイプサマリーの情報は、例えばタイプ判定基準DB12cに予め記憶されており、画面生成部103は、タイプ判定基準DB12cから分析対象者のタイプのタイプサマリーを読み出して分析結果画面に表示させる。更に画面生成部103は、分析対象者に対する評価情報に基づいて、得意とする項目(資質)及び苦手とする項目(課題)をそれぞれ3つ選択し、図5Aに示す画面に表示させる。例えば、タイプ毎に各副項目について重要度に応じた優先度を設定しておき、画面生成部103は、得意とする項目及び苦手とする項目を、優先度に応じた順序にてそれぞれ表示する。なお、社員評価DB12bに、0又は1の2段階ではなく3段階以上の評価情報が記憶されている場合、画面生成部103は、得意とする項目については評価の高い順に、苦手とする項目については評価の低い順にそれぞれ表示してもよい。
出力部104は、画面生成部103が生成した分析結果画面を、通信部13を介してユーザ端末20へ送信する。ユーザ端末20は、出力部104が送信した分析結果画面を受信し、図5Aに示すようなキャリア分析結果画面を表示部25に表示する。これにより、キャリア分析を要求したユーザに、分析結果画面によって分析結果を通知できる。
以下に、上述した構成のキャリア分析システム100において各装置が行う処理について説明する。図6は、サーバ10による各社員のタイプ決定処理の手順を示すフローチャートである。以下の処理は、サーバ10の記憶部12に記憶してある制御プログラム12Pに従って制御部11によって実行される。なお、サーバ10の記憶部12には、図3A〜Cに示すようなDB12a〜12cが記憶されているものとする。
サーバ10は、所定のタイミングで、社員評価DB12b及びタイプ判定基準DB12cに基づいて、各社員のタイプを決定する処理を行う。例えばサーバ10は、全ての評価者からの評価情報を取得し、図3Bに示すような社員評価DB12bが完成した後にタイプ決定処理を行う。またサーバ10は、全ての評価者からの評価情報を取得する前であっても、一部の評価者からの評価情報に基づいて図3Bに示すような社員評価DB12bが生成された後にタイプ決定処理を行ってもよい。よって、サーバ10の制御部11は、タイプ決定処理の実行タイミングが到来したか否かを判断し(S11)、実行タイミングが到来していないと判断した場合(S11:NO)、待機する。
制御部11は、実行タイミングが到来したと判断した場合(S11:YES)、1人の社員に対する評価情報を社員評価DB12bから読み出す(S12)。また制御部11は、それぞれのタイプに対する基準評価情報をタイプ判定基準DB12cから読み出す(S13)。制御部11は、ステップS13で読み出した各タイプに対する基準評価情報から、ステップS12で読み出した社員に対する評価情報に最も類似(近似)している基準評価情報を特定し、特定した基準評価情報のタイプを決定する(S14)。制御部11は、決定したタイプのタイプIDを、この社員の社員IDに対応付けて社員評価DB12bに記憶する(S15)。
制御部11は、未処理の社員がいるか否かを判断し(S16)、未処理の社員がいると判断した場合(S16:YES)、ステップS12の処理に戻り、未処理の社員に対する評価情報を社員評価DB12bから読み出す(S12)。そして制御部11は、読み出した評価情報に基づいて、ステップS13〜S15の処理を行う。未処理の社員がいないと判断した場合(S16:NO)、制御部11は処理を終了する。上述した処理により、社員評価DB12bに蓄積された各社員に対する評価情報に基づいて、各社員のタイプが決定され、決定されたタイプのタイプIDが社員評価DB12bに記憶される。
次に、各社員がユーザ端末20を用いて自身に対するキャリア分析を要求する場合に各装置が行う処理について説明する。図7はキャリア分析処理の手順を示すフローチャートである。図7には左側にユーザ端末20が行う処理を、右側にサーバ10が行う処理をそれぞれ示す。
ユーザ端末20のユーザは、例えばサーバ10が提供するウェブサイト(キャリア分析サイト)を介して自身のキャリア分析の実行を要求する。なお、ユーザは、自身の社員ID及びパスワードによりキャリア分析サイトに対してログイン処理を行った後に、キャリア分析の実行要求を行う構成でもよい。ユーザ端末20の制御部21は、入力部24にてキャリア分析の実行要求を受け付けたか否かを判断しており(S21)、キャリア分析の実行要求を受け付けていないと判断した場合(S21:NO)、受け付けるまで待機する。制御部21は、キャリア分析の実行要求を受け付けたと判断した場合(S21:YES)、ユーザの社員IDを含むキャリア分析の要求情報を通信部23からサーバ10へ送信する(S22)。
サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20からキャリア分析の要求情報を受信した場合、受信した社員IDの社員に関する情報を読み出す(S23)。具体的には、制御部11は、社員の個人情報を社員DB12aから読み出し、社員のタイプID及び評価情報を社員評価DB12bから読み出す。また制御部11は、読み出したタイプIDに基づいて、このタイプのタイプ名及び基準評価情報をタイプ判定基準DB12cから読み出す(S24)。そして制御部11は、ステップS23で読み出した社員に関する情報と、ステップS24で読み出したタイプ名及び基準評価情報とに基づいて、分析要求した社員の分析結果画面を生成する(S25)。制御部11は、例えば図5Aに示すような分析結果画面を生成する。
制御部11は、生成した分析結果画面を通信部13から、キャリア分析の要求情報の送信元のユーザ端末20へ送信する(S26)。ユーザ端末20の制御部21は、サーバ10から分析結果画面を受信した場合、分析結果画面を表示部25に表示する(S27)。ユーザ端末20のユーザ(キャリア分析を要求した社員)は、図5Aに示すような画面によって自身に対するキャリアの分析結果を把握できる。
本実施形態では、各社員は、ユーザ端末20を介して自身に対するキャリア分析をサーバ10に要求することができ、サーバ10によるキャリア分析の結果をユーザ端末20にて取得することができる。サーバ10は、各社員に対して複数の評価者による評価情報をユーザ端末20から取得して社員評価DB12bに蓄積し、各社員に対する評価情報に基づいて、各社員のタイプを決定できる。よって、各社員のタイプ及びタイプに基づくキャリア分析を各社員に提供できる。
(実施形態2)
各社員が目標とするタイプにおける基準評価情報と、各社員における現状の評価情報との差分に基づくキャリア分析結果を通知するキャリア分析システム100について説明する。本実施形態のキャリア分析システム100の各装置は、実施形態1の各装置と同じ構成を有する。
図8は、実施形態2のサーバ10の制御部11によって実現される機能を示すブロック図、図9及び図10は、ユーザ端末20の表示画面例を示す模式図である。本実施形態のサーバ10の制御部11は、記憶部12に記憶してある制御プログラム12Pを実行した場合、図4に示す各機能と同様の機能を実現する。なお、本実施形態の分析要求受付部102は比較対象受付部105を有する。比較対象受付部(目標受付部)105は、キャリア分析を行う際に比較対象とすべきタイプを通信部13を介して受け付ける。例えば、ユーザ端末20のユーザは、サーバ10が提供するウェブサイト(キャリア分析サイト)を介して自身に対するキャリア分析の実行を要求し、図9に示すような分析結果画面をユーザ端末20にて取得する。図9に示す分析結果画面は、図5Aに示す分析結果画面と同様の構成を有し、更に、ユーザが目標とするタイプを入力する入力欄I1を有する。入力欄I1には、マネージャー(MGR)タイプ、職人タイプ、イノベータタイプ等を含む所定のタイプから任意の1つを選択するためのプルダウンメニューが設定されている。ユーザ端末20のユーザは、図9に示す分析結果画面において入力欄I1に目標とするタイプを入力する。ユーザ端末20は、入力部24にて目標タイプを受け付けた場合、受け付けた目標タイプ及び社員IDを含むキャリア分析の要求情報をネットワークN経由でサーバ10へ送信する。サーバ10において、分析要求受付部102は、ユーザ端末20から送信されたキャリア分析の要求情報を取得し、比較対象受付部105は、キャリア分析の要求情報に含まれる目標タイプを取得する。
本実施形態の画面生成部103は、分析要求受付部102がキャリア分析の要求情報を取得し、比較対象受付部105が目標タイプを取得した場合、取得した社員IDの社員に対して、目標タイプと比較したキャリア分析の結果画面を生成する。具体的には、画面生成部103は、分析対象者の個人情報を社員DB12aから読み出し、分析対象者に対するタイプID及び評価情報を社員評価DB12bから読み出す。また画面生成部103は、目標タイプのタイプ名及び基準評価情報をタイプ判定基準DB12cから読み出す。画面生成部103は、DB12a〜DB12cから読み出した各情報に基づいて、図10に示すような分析結果画面を生成する。図10に示す分析結果画面は、図9に示す分析結果画面と同様の構成を有し、更に、目標タイプとの比較結果を表示する。目標タイプとの比較結果として、画面生成部(グラフ生成部)103は、例えば目標タイプにおける各主項目の基準評価情報のバランスを破線で示し、分析対象者に対する主項目毎の評価情報の合計のバランスを実線で示したグラフG1を生成する。よって、図10に示す画面は、各主項目について、目標タイプにおける基準評価情報に対して分析対象者の評価情報の過不足量を示すグラフG1を表示する。これにより、それぞれの主項目について、目標タイプにおける基準評価情報に対して分析対象者の評価情報の過不足量を容易に把握できる。
また図10に示す画面は、目標タイプに近づくために評価対象者が強化すべき項目(課題)を表示する。例えば画面生成部(差分特定部)103は、目標タイプにおける基準評価情報と、分析対象者に対する現状での評価情報との差分を特定する。そして、画面生成部(強化項目出力部)103は、特定した差分に基づいて、目標タイプに近づくために強化すべき副項目を所定数(図10では6つ)選択して分析結果画面に表示させる。なお、目標タイプにおいて各副項目について重要度に応じた優先度が設定されている場合、画面生成部103は、強化すべき副項目を優先度に基づく順序にて表示してもよい。また、社員評価DB12bに、0又は1の2段階ではなく3段階以上の評価情報が記憶されている場合、画面生成部103は、各副項目について算出された目標タイプとの差分に基づく順序にて強化すべき項目を表示してもよい。例えば、目標タイプとの差分が大きい順に表示してもよい。また、各副項目に設定された優先度と、各副項目について算出された目標タイプとの差異とを考慮した順序で、強化すべき項目を表示してもよい。なお、画面生成部(得意項目出力部)103は、目標タイプの基準評価情報を上回っている得意項目(資質)を所定数選択して表示させてもよい。ここでも、目標タイプについて各副項目について重要度に応じた優先度が設定されている場合、画面生成部103は、得意項目を優先度に基づく順序にてそれぞれ表示してもよい。
また図10に示す画面は、目標タイプとの比較結果を簡単に説明する比較サマリーを表示する。例えば画面生成部(生成部)103は、目標タイプにおける基準評価情報と分析対象者の現状での評価情報との差分に基づいて、目標タイプに近づくためのアドバイス(比較サマリー)を生成して分析結果画面に表示する。なお、例えば比較サマリーを生成する際に用いる定型文の情報を予め記憶部12に記憶しておき、画面生成部103は、定型文に対して、目標タイプに近づくために強化すべき主項目又は副項目を挿入することにより比較サマリーを生成できる。
以下に、本実施形態のキャリア分析システム100において各装置が行う処理について説明する。本実施形態のサーバ10は、社員評価DB12bに蓄積された各社員に対する評価情報に基づいて各社員のタイプ決定処理を行う場合、図6に示す処理と同一の処理を行う。これにより、本実施形態においても、社員評価DB12bに蓄積された各社員に対する評価情報に基づいて各社員のタイプが決定され、決定されたタイプのタイプIDは社員評価DB12bに記憶される。
図11は、実施形態2のキャリア分析処理の手順を示すフローチャートである。図11には左側にユーザ端末20が行う処理を、右側にサーバ10が行う処理をそれぞれ示す。ユーザ端末20のユーザは、例えばサーバ10から取得した、図9に示すような分析結果画面中の入力欄I1に、自身が目標とするタイプを入力し、入力した目標タイプに対する自身のキャリア分析の実行を要求する。ユーザ端末20の制御部21は、入力部24にて目標タイプと比較するキャリア分析の実行要求を受け付けたか否かを判断しており(S31)、キャリア分析の実行要求を受け付けていないと判断した場合(S31:NO)、受け付けるまで待機する。制御部21は、目標タイプと比較するキャリア分析の実行要求を受け付けたと判断した場合(S31:YES)、入力欄I1に入力された目標タイプを受け付け(S32)、目標タイプ及びユーザの社員IDを含むキャリア分析の要求情報を通信部23からサーバ10へ送信する(S33)。
サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20からキャリア分析の要求情報を受信した場合、受信した社員IDの社員に関する情報を読み出す(S34)。具体的には、制御部11は、社員の個人情報を社員DB12aから読み出し、社員のタイプID及び評価情報を社員評価DB12bから読み出す。また制御部11は、目標タイプのタイプ名及び基準評価情報をタイプ判定基準DB12cから読み出す(S35)。そして制御部11は、ステップS34で読み出した社員に関する情報と、ステップS35で読み出した目標タイプのタイプ名及び基準評価情報とに基づいて、分析要求した社員の目標タイプと比較した分析結果画面を生成する(S36)。制御部11は、例えば図10に示すような分析結果画面を生成する。
制御部11は、生成した分析結果画面をキャリア分析の要求情報の送信元のユーザ端末20へ送信する(S37)。ユーザ端末20の制御部21は、サーバ10から分析結果画面を受信した場合、分析結果画面を表示部25に表示する(S38)。ユーザ端末20のユーザ(キャリア分析を要求した社員)は、図10に示すような分析結果画面によって、自身が目標とするタイプと比較して現在の状態を把握できる。
本実施形態において、分析結果画面は、分析対象者の評価情報と、目標タイプにおける基準評価情報とを比較した結果を表示する構成に限らない。例えば、既に目標タイプと判定されている他の社員における評価情報の平均値を算出し、算出した平均値と、分析対象者の評価情報とを比較した結果を表示する構成としてもよい。この場合、既に目標タイプと判定されている他の社員における評価情報のバランスも把握でき、より明確な課題を見つけることができる。
本実施形態では、実施形態1と同様の効果が得られる。また本実施形態では、各社員は、自身が目標とするタイプに対する現在の状態の分析結果を把握できる。よって、各社員は、自身の目標タイプに近づくために強化すべき項目や既に満足できる項目を把握でき、今後のキャリアアップの参考にすることができる。
(実施形態3)
各社員が目標とする同僚(上司、部下、先輩、同期、後輩等)の評価情報と、各社員における現状の評価情報との差分に基づくキャリア分析結果を通知するキャリア分析システム100について説明する。本実施形態のキャリア分析システム100の各装置は、実施形態1の各装置と同じ構成を有する。
図12は、実施形態3のユーザ端末20の表示画面例を示す模式図である。本実施形態のサーバ10の制御部11は、制御プログラム12Pを実行した場合、図8に示す各機能と同様の機能を実現する。なお、本実施形態の比較対象受付部(目標受付部)105は、キャリア分析を行う際に比較対象とすべき人を、通信部13を介して受け付ける。比較対象にできる人は、例えば上司、部下、先輩、同期、後輩等である。例えば、ユーザ端末20のユーザは、サーバ10が提供するウェブサイトを介して自身のキャリア分析の実行を要求し、図9に示すような分析結果画面をユーザ端末20にて取得する。なお、本実施形態では、図9に示す分析結果画面中の入力欄I1(図12では入力欄I2)には、任意の同僚を選択するためのプルダウンメニューが設定されている。ユーザ端末20のユーザは、図9に示すような分析結果画面において入力欄I2に目標とする同僚を入力する。
ユーザ端末20は、入力部24にて目標とする人(以下では目標同僚という)を受け付けた場合、受け付けた目標同僚及び社員IDを含むキャリア分析の要求情報をネットワークN経由でサーバ10へ送信する。よって、本実施形態の分析要求受付部102は、ユーザ端末20から送信されたキャリア分析の要求情報を取得し、比較対象受付部105は、キャリア分析の要求情報に含まれる目標同僚を取得する。
本実施形態では、画面生成部103は、分析要求受付部102がキャリア分析の要求情報を取得し、比較対象受付部105が目標同僚を取得した場合、取得した社員IDの社員に対して、目標同僚と比較したキャリア分析の結果画面を生成する。具体的には、画面生成部103は、分析対象者の個人情報を社員DB12aから読み出し、分析対象者に対するタイプID及び評価情報を社員評価DB12bから読み出す。また画面生成部103は、目標同僚に対する評価情報を社員評価DB12bから読み出す。画面生成部103は、DB12a〜DB12bから読み出した各情報に基づいて、図12に示すような分析結果画面を生成する。図12に示す画面は、図10に示す分析結果画面と同様の構成を有するが、目標タイプとの比較結果の代わりに、目標同僚との比較結果を表示する。なお、目標同僚との比較結果として、画面生成部103は、例えば目標同僚に対する主項目毎の評価情報の合計のバランスを破線で示し、分析対象者に対する主項目毎の評価情報の合計のバランスを実線で示したグラフG2を生成して表示する。
また図12に示す画面は、目標同僚に近づくために評価対象者が強化すべき項目(課題)を表示する。例えば画面生成部103は、目標同僚に対する評価情報と、分析対象者に対する現状での評価情報との差分を特定し、特定した差分に基づいて、目標同僚に近づくために強化すべき副項目を所定数(図12では4つ)選択して分析結果画面に表示させる。なお、各副項目に優先度が設定されている場合、画面生成部103は、強化すべき副項目を優先度に基づく順序にて表示してもよい。また、社員評価DB12bに、0又は1の2段階ではなく3段階以上の評価情報が記憶されている場合、画面生成部103は、各副項目について算出された目標同僚との差分に基づく順序にて強化すべき項目を表示してもよい。画面生成部103は、目標同僚に対する評価情報を上回っている得意項目(資質)を表示させてもよい。ここでも、各副項目に優先度が設定されている場合、画面生成部103は、得意項目を優先度に基づく順序にて表示してもよいし、目標同僚との差分に基づく順序にて表示してもよい。
また図12に示す画面は、目標同僚との比較結果を簡単に説明する比較サマリーを表示する。例えば画面生成部103は、目標同僚に対する評価情報と分析対象者の現状での評価情報との差分に基づいて、目標同僚に近づくためのアドバイス(比較サマリー)を生成して分析結果画面に表示する。なお、例えば比較サマリーを生成する際に用いる定型文の情報を予め記憶部12に記憶しておき、画面生成部103は、定型文に対して、目標同僚に近づくために強化すべき主項目又は副項目を挿入することにより比較サマリーを生成できる。
以下に、本実施形態のキャリア分析システム100において各装置が行う処理について説明する。本実施形態のサーバ10も、社員評価DB12bに蓄積された各社員に対する評価情報に基づいて各社員のタイプ決定処理を行う場合、図6に示す処理と同一の処理を行う。
図13は、実施形態3のキャリア分析処理の手順を示すフローチャートである。図13に示す処理は、図11に示す処理において、ステップS32,S35の代わりにそれぞれステップS41,S42の処理を追加したものである。よって、図11と同様のステップについては説明を省略する。ユーザ端末20のユーザは、例えばサーバ10から取得した分析結果画面中の入力欄I2に、自身が目標とする同僚を入力し、入力した目標同僚に対する自身のキャリア分析の実行を要求する。ユーザ端末20の制御部21は、入力部24にて目標同僚と比較するキャリア分析の実行要求を受け付けたか否かを判断している(S31)。目標同僚と比較するキャリア分析の実行要求を受け付けたと判断した場合(S31:YES)、制御部21は、入力欄I2に入力された目標同僚を受け付け(S41)、目標同僚及びユーザの社員IDを含むキャリア分析の要求情報をサーバ10へ送信する(S33)。
サーバ10の制御部11は、ユーザ端末20からキャリア分析の要求情報を受信した場合、受信した社員IDの社員に関する情報を読み出す(S34)。また制御部11は、目標同僚に対する評価情報を社員評価DB12bから読み出す(S42)。そして制御部11は、ステップS34で読み出した社員に関する情報と、ステップS42で読み出した目標同僚に対する評価情報とに基づいて、分析要求した社員の目標同僚と比較した分析結果画面を生成する(S36)。制御部11は、例えば図12に示すような分析結果画面を生成する。
上述した処理により、ユーザ端末20のユーザ(キャリア分析を要求した社員)は、図12に示すような分析結果画面によって、自身が目標とする同僚と比較して現在の状態を把握できる。本実施形態では、実施形態1と同様の効果が得られる。また本実施形態では、各社員は、自身が目標とする同僚に対して現在の状態の分析結果を把握できる。よって、各社員は、自身の目標同僚に近づくために強化すべき項目や既に満足できる項目を把握でき、今後のキャリアアップの参考にすることができる。
上述した実施形態2においてユーザ端末20が目標タイプを受け付ける構成、実施形態3においてユーザ端末20が目標同僚を受け付ける構成は、図9に示す分析結果画面中の入力欄I1,I2を介して受け付ける構成に限定されない。例えば、各社員が社員ID及びパスワードによりキャリア分析サイトに対してログイン処理を行う際に、又はログイン処理を行った後に、目標タイプ又は目標同僚の入力欄をユーザ端末20の表示部25に表示し、入力部24にて受け付ける構成でもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 サーバ(情報処理装置)
11 制御部
12 記憶部
20 ユーザ端末
21 制御部
22 記憶部
101 タイプ決定部
103 画面生成部
104 出力部
105 比較対象受付部
12b 社員評価DB

Claims (8)

  1. 複数の項目に対する対象者の評価に係る評価情報を記憶する評価記憶部と、
    前記対象者の各項目に対する評価情報に基づいて、前記対象者のタイプを複数のタイプの中から決定する決定部と、
    決定した前記対象者のタイプにおける各項目に対する基準評価情報、及び前記対象者の各項目に対する評価情報を出力する出力部と
    を備える情報処理装置。
  2. 目標タイプを受け付ける目標受付部と、
    受け付けた前記目標タイプにおける各項目に対する基準評価情報及び前記対象者の各項目に対する評価情報の差分を特定する差分特定部と、
    特定した前記差分に基づいて、前記目標タイプに対して強化すべき項目を出力する強化項目出力部と
    を備える請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記強化項目出力部は、前記複数の項目のそれぞれに設定された優先度と、前記差分特定部が特定した各項目における差分とに基づく順序で、前記強化すべき項目を出力する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記目標受付部が受け付けた前記目標タイプにおける各項目に対する基準評価情報に対して、前記対象者の各項目に対する評価情報の過不足量を示すグラフを生成するグラフ生成部
    を備える請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記差分特定部が特定した前記差分に基づいて、前記目標タイプを達成するためのアドバイスを生成する生成部を備え、
    前記強化項目出力部は、前記生成部が生成したアドバイスを出力する
    請求項2から4までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  6. 前記差分特定部が特定した前記差分に基づいて、前記目標タイプにおける基準評価情報に対して前記対象者の評価情報が上回っている項目を、前記対象者の得意項目として出力する得意項目出力部
    を備える請求項2から5までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  7. コンピュータに、
    複数の項目に対する対象者の評価に係る評価情報に基づいて、前記対象者のタイプを複数のタイプの中から決定し、
    決定した前記対象者のタイプにおける各項目に対する基準評価情報、及び前記対象者の各項目に対する評価情報を出力する
    処理を実行させるプログラム。
  8. コンピュータが、
    複数の項目に対する対象者の評価に係る評価情報に基づいて、前記対象者のタイプを複数のタイプの中から決定し、
    決定した前記対象者のタイプにおける各項目に対する基準評価情報、及び前記対象者の各項目に対する評価情報を出力する
    処理を実行する情報処理方法。
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