JP2020076475A - 発進装置および動力伝達装置 - Google Patents

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順二 田中
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章裕 長江
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一能 伊藤
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Abstract

【課題】出力部材の構造を簡素化して発進装置の製造コストを低減化する。【解決手段】発進装置は、エンジンからの動力が伝達される動力入力軸に接続されるケースと、動力伝達軸に連結される出力部材と、ケース内に配置されると共に当該ケースと出力部材とを連結可能な油圧クラッチとを含み、油圧クラッチは、環状プレートおよび環状プレートの両面に貼着された摩擦材を含むと共にケースと一体に回転するクラッチプレートと、環状プレートの一方の面に貼着された摩擦材に当接可能となるように出力部材により軸方向に移動自在に支持されるピストンと、環状プレートの他方の面に貼着された摩擦材に当接可能となるように出力部材に連結され、ピストンと共に油室を画成し、かつ出力部材と共に油室および動力伝達軸に形成された油供給路に連通する油路を画成する弾性プレートとを含む。【選択図】図2

Description

本開示は、ケース内に配置された油圧クラッチを含む発進装置およびそれを備えた動力伝達装置に関する。
従来、エンジンの出力軸に連結されるフロントカバーと、変速機の入力軸に連結される出力部材としてのタービンハブと、フロントカバーに固定されて当該フロントカバーと共にケース(コンバータハウジング)を形成するポンプインペラと、当該ケース内に配置されると共にタービンハブに連結されるタービンランナと、ケース内に配置されたダンパ機構と、ケース内に配置されると共にダンパ機構を介してフロントカバーとタービンハブとを連結可能なロックアップクラッチとを含む発進装置(流体式トルク伝達装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。この発進装置のロックアップクラッチは、表裏両面に貼着された摩擦材を含むと共にフロントカバーの回転に伴って回転するようにダンパ機構の回転要素により支持されるクラッチ板と、クラッチ板の軸方向における一側でタービンハブと一体に回転するように当該タービンハブにより軸方向に移動自在に支持されるピストンと、クラッチ板の軸方向における他側でタービンハブと一体に回転するように当該タービンハブにより支持される弾性プレートとを含む。かかるロックアップクラッチは、ピストンと弾性プレートとがケース内の油圧によりクラッチ板を軸方向の両側から挟み付けるように移動または弾性変形することで締結される。また、当該ロックアップクラッチは、ピストンと弾性プレートとの間の油室内の油圧を高めてクラッチ板からピストンおよび弾性プレートを離間させることで解放される。
特開2010−190264号公報
上記従来の発進装置では、ロックアップクラッチのピストンと弾性プレートとの間の油室内に作動油を供給するために、変速機の入力軸に形成された油供給路に連通するように斜めに延びる油孔がタービンハブに形成されている。このため、タービンハブに油孔を形成するためのスペースを確保して孔開け加工を行う必要が生じ、タービンハブの構造が複雑化すると共に製造コストが増加してしまう。
そこで、本開示は、出力部材の構造を簡素化して発進装置の製造コストを低減化することを主目的とする。
本開示の発進装置は、エンジンからの動力が伝達される動力入力軸に接続されるケースと、動力伝達軸に連結される出力部材と、前記ケース内に配置されると共に前記ケースと前記出力部材とを連結可能な油圧クラッチとを含む発進装置において、前記油圧クラッチは、環状プレートおよび前記環状プレートの両面に貼着された摩擦材を含むと共に、前記ケースの回転に伴って該ケースと一体に回転するクラッチプレートと、前記環状プレートの一方の面に貼着された前記摩擦材に当接可能となるように前記出力部材により軸方向に移動自在に支持されるピストンと、前記環状プレートの他方の面に貼着された前記摩擦材に当接可能となるように前記出力部材に連結され、前記ピストンと共に油室を画成し、かつ前記出力部材と共に前記油室および前記動力伝達軸に形成された油供給路に連通する油路を画成する弾性プレートとを含むものである。
本開示の発進装置では、ピストンと弾性プレートとをケース内の油圧によりクラッチプレートの対応する摩擦材に当接するように移動または弾性変形させることで油圧クラッチを締結させることができる。また、ピストンと弾性プレートとの間の油室内の油圧を高めてクラッチプレートからピストンおよび弾性プレートを離間させることで油圧クラッチを解放させることができる。そして、本開示の発進装置において、油圧クラッチの弾性プレートは、ピストンと共に油室を画成し、かつ出力部材と共に当該油室および動力伝達軸に形成された油供給路に連通する油路を画成する。これにより、本開示の発進装置では、動力伝達軸に形成された油供給路に連通する油路を出力部材に形成する必要がなくなるので、出力部材の構造を簡素化して製造コストを低減化することが可能となる。
本開示の動力伝達装置を示す概略構成図である。 本開示の発進装置を示す部分断面図である。 本開示の発進装置の弾性部材を示す正面図である。 本開示の発進装置の出力部材を示す正面図である。
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本開示の動力伝達装置1を示す概略構成図である。同図に示す動力伝達装置1は、駆動源としてエンジンEGおよび電動機(モータジェネレータ)MGを含む車両Vに搭載されるものである。動力伝達装置1は、エンジンEGおよび電動機MGの少なくとも何れか一方からの動力が伝達される動力入力軸ISを含み、当該動力入力軸ISに伝達された動力を左右の駆動輪DWに伝達する。
車両VのエンジンEGは、ガソリンや軽油、LPGといった炭化水素系の燃料と空気との混合気を爆発燃焼させて動力を発生する内燃機関であり、駆動トルクを動力入力軸ISに出力する。車両Vの電動機MGは、図示しないインバータを介してバッテリ(図示省略)に接続される交流モータであり、当該電動機MGの回転軸(ロータ)は、ベルトあるいはチェーン等を含む巻掛け伝動機構またはギヤ列等を介して動力入力軸ISに連結される。電動機MGは、バッテリからの電力により駆動されて駆動トルク(アシストトルク)を動力入力軸ISに出力する。また、電動機MGは、車両Vの制動時に回生制動トルクを動力入力軸ISに出力し、回生制動トルクの出力に伴って電動機MGにより発電された電力は、バッテリの充電や図示しない補機の駆動に供される。ただし、電動機MGは、回転軸がエンジンEGのクランクシャフトCSと同軸に延在するように動力入力軸ISに連結されるものであってもよい。
動力伝達装置1は、図1に示すように、動力入力軸ISに加えて、ダンパ機構2、クラッチK0、発進装置3、オイルポンプ9、変速機10、デファレンシャルギヤ18および駆動輪DWに連結されたドライブシャフト19を含む。ダンパ機構2は、例えば、エンジンEGのクランクシャフトCSに接続されるドライブプレート(入力要素)、ドリブンプレート(出力要素)およびドライブプレートとドリブンプレートとの間でトルクを伝達するコイルスプリング等の弾性体(何れも図示省略)を含む乾式あるいは湿式のダンパ機構である。クラッチK0は、ダンパ機構2のドリブンプレートと動力入力軸ISとを接続すると共に両者の接続を解除する乾式あるいは湿式のクラッチである。クラッチK0を係合させることで、エンジンEGのクランクシャフトCSと動力入力軸ISとが連結され、クラッチK0を解放することでクランクシャフトCSと動力入力軸ISとの連結が解除される。
発進装置3は、図1および図2に示すように、動力入力軸ISに接続されるフロントカバー4、フロントカバー4に固定されて当該フロントカバー4と共に発進装置3のケース3cを形成するポンプインペラ5、当該ケース3c内に配置されるタービンランナ6およびステータ7、並びにケース3c内に配置される油圧クラッチであるロックアップクラッチ8を含む。すなわち、動力伝達装置1の発進装置3は、ダンパ機構2を含まず、当該ダンパ機構2は、発進装置3のケース3cの外部、すなわちエンジンEGと動力入力軸ISとの間で振動を減衰する。
フロントカバー4は、図2に示すように、その中央部からポンプインペラ5側とは反対側に軸方向に延びるセンターピース41を含む。センターピース41は、フロントカバー4およびポンプインペラ5により形成される発進装置3のケース3cの動力入力軸IS側の端部を形成し、当該センターピース41の外周面には、スプライン42が形成されている。センターピース41のスプライン42は、動力入力軸ISの中心孔部の内周面に形成されたスプラインISsに嵌合され、センターピース41の先端部は、動力入力軸ISの内周面から径方向内側に突出する移動規制突部ISpに突き当たる。これにより、動力入力軸ISとフロントカバー4とが一体回転可能に連結される。
ポンプインペラ5は、図2に示すように、フロントカバー4に固定されるポンプシェル50と、ポンプシェル50の内面に配設された複数のポンプブレード51と、ポンプシェル50の中央部からフロントカバー4側とは反対側に軸方向に延在してフロントカバー4およびポンプインペラ5により形成される発進装置3のケース3cの変速機10側の端部を形成するポンプスリーブ(スリーブ部)55とを含む。ポンプインペラ5(ポンプシェル50)の外周部は、フロントカバー4の外周部に溶接により密に固定されており、フロントカバー4およびポンプインペラ5は、作動油(ATF)で満たされる流体室30を画成する。タービンランナ6は、図2に示すように、タービンシェル60と、タービンシェル60の内面に配設された複数のタービンブレード61とを含む。タービンシェル60の内周部は、複数のリベットを介して出力部材としてのタービンハブ65に固定され、当該タービンハブ65には、動力伝達軸としての変速機10の入力軸10iが連結(固定)される。
ステータ7は、互いに対向し合うポンプインペラ5とタービンランナ6との間に両者と同軸に配置され、ステータ7の回転方向は、ワンウェイクラッチ70により一方向すなわちポンプインペラ5およびタービンランナ6の回転方向と同方向のみに制限される。また、ステータ7とポンプインペラ5(ポンプシェル50)との軸方向における間およびステータ7とタービンハブ65との軸方向における間には、スラスト軸受75が配置されている。本実施形態において、ステータ7とタービンハブ65と間のスラスト軸受75は、タービンランナ6(タービンシェル60)とタービンハブ65との連結部よりも径方向内側かつワンウェイクラッチ70の径方向外側で、当該連結部およびワンウェイクラッチ70と軸方向に少なくとも部分的に重なる。
ポンプインペラ5、タービンランナ6およびステータ7は、作動油を循環させるトーラス(環状流路)を形成し、トルク増幅機能をもったトルクコンバータとして機能する。すなわち、トルクコンバータの速度比(タービンランナ6の回転数/ポンプインペラ5の回転数)が大きい場合、ステータ7は、ポンプインペラ5およびタービンランナ6に連れ回る。これに対して、当該速度比が小さくなると、ワンウェイクラッチ70の作用によりステータ7の回転が制限され、タービンランナ6からの作動油がステータ7の各ブレードにより整流されてポンプインペラ5に戻される。これにより、トルクコンバータのトルク比(出力トルク/入力トルク)を大きくすることが可能となる。
ロックアップクラッチ8は、フロントカバー4と出力部材としてのタービンハブ65とを接続するロックアップを実行すると共に当該ロックアップを解除するものである。ロックアップクラッチ8は、図2に示すように、1枚の環状のクラッチプレート80と、当該クラッチプレート80が嵌合されるクラッチドラム81と、クラッチプレート80を押圧可能なピストン82と、弾性プレート83とを含む。クラッチプレート80は、環状プレート80aおよび当該環状プレート80aの表裏両面に貼着された摩擦材80fを含む両面貼り式摩擦板である。クラッチドラム81は、ケース3cの外周部に近接するようにフロントカバー4の内面に溶接により固定され、当該クラッチドラム81には、クラッチプレート80の環状プレート80aの外周部が嵌合されるスプラインが形成されている。これにより、クラッチプレート80は、フロントカバー4(ケース3c)の回転に伴って当該フロントカバー4と一体に回転する。
ロックアップクラッチ8のピストン82は、タービンランナ6の外径と概ね同一の外径およびタービンランナ6(タービンシェル60)の内径よりも小さい内径を有する環状部材である。ピストン82は、クラッチドラム81に嵌合されたクラッチプレート80とタービンランナ6との軸方向における間に配置され、環状プレート80aの一方の面(図2における左側の面)に貼着された摩擦材80fに当接可能となるように出力部材としてのタービンハブ65により軸方向に移動自在に支持される。すなわち、タービンハブ65には、タービンランナ6(タービンシェル60)との連結部よりも径方向内側かつ軸方向におけるフロントカバー4側に位置するように環状のピストン支持部65sが形成されており、ピストン82の内周面は、ピストン支持部65sの外周面により摺動自在に支持される。
ロックアップクラッチ8の弾性プレート83は、タービンランナ6やピストン82の外径と概ね同一の外径およびタービンハブ65の内径よりも小さい内径を有する環状部材である。弾性プレート83は、クラッチドラム81に嵌合されたクラッチプレート80とフロントカバー4の内面との軸方向における間に配置され、環状プレート80aの他方の面(図2における右側の面)に貼着された摩擦材80fに当接可能となるように複数のリベットRiを介してタービンハブ65に連結(固定)される。これにより、弾性プレート83は、ピストン82と共に油室84を画成する。
更に、タービンハブ65およびピストン82と弾性プレート83との軸方向における間には、ピストン82を弾性プレート83から離間させる方向に付勢するリターンスプリングとしての皿ばね(弾性部材)85が配置される。皿ばね85は、タービンハブ65の外径よりも大きく、かつクラッチプレート80の内径よりも小さい外径と当該タービンハブ65の内径よりも大きい内径を有する環状の板ばねである。また、皿ばね85は、図3に示すように、外周部および内周部のそれぞれに周方向に間隔をおいて形成された複数のリベット孔85hと、外周部と内周部との間に周方向に間隔をおいて形成された複数の貫通孔85oとを含む。皿ばね85の外周部は、図2に示すように、それぞれ外周側のリベット孔85hに挿通される複数のリベットRoを介してピストン82に固定(連結)される。更に、皿ばね85の内周部は、図2に示すように、それぞれ内周側のリベット孔85hに挿通される上述の複数のリベットRiを介して弾性プレート83と共にタービンハブ65に固定(連結)される。これにより、皿ばね85を介してピストン82からタービンハブ65にトルクを伝達することが可能となる。
本実施形態において、タービンハブ65は、図4に示すように、それぞれピストン支持部65sの外周面よりも径方向内側でフロントカバー4側の表面から突出するように周方向に間隔をおいて形成された複数の円弧状の突出部65pと、それぞれ隣り合う突出部65pの間で径方向に延在する複数の油溝(油路)65gと、それぞれ外周部または対応する突出部65pを貫通するように周方向に間隔をおいて形成された複数のリベット孔65hとを含む。そして、皿ばね85の内周部は、タービンハブ65の複数の突出部65pと弾性プレート83とにより挟み付けられた状態でリベット孔65hおよび85hに挿通される上記複数のリベットRiを介してタービンハブ65に固定される。
また、弾性プレート83の内周部83iは、センターピース41側に向けて軸方向に延在するように短尺筒状に形成されており、当該内周部83i内には、タービンハブ65からセンターピース41側に突出する変速機10の入力軸10iの先端部が嵌合される。更に、弾性プレート83の内周部83i(内周面)と入力軸10iの先端部との間には、Oリング等のシール部材87が配置される。
これにより、弾性プレート83は、タービンハブ65の内周部と共に環状の油路86を画成する。油路86は、タービンハブ65の複数の油溝65gを介して油室84に連通すると共に、変速機10の入力軸(動力伝達軸)10iに形成された油孔10hを介して当該入力軸10iに形成された作動油供給路10aに連通する。また、弾性プレート83は、フロントカバー4(ケース3c)と共に、油路86を基準としてタービンハブ65側とは反対側に第2の油室88を画成する。第2の油室88は、クラッチドラム81に形成されたスプラインの凹部を介して流体室30に連通すると共に、弾性プレート83とセンターピース41とにより画成される油路等を介して変速機10の入力軸10iに形成された図示しない第2の作動油供給路に連通する。また、油路86と第2の油室88との連通は、上述のシール部材87により規制される。更に、弾性プレート83とセンターピース41との軸方向における間には、作動油の流通が可能となるようにスラスト軸受が配置される。
オイルポンプ9は、ポンプボディとポンプカバーとを含むポンプアッセンブリ(何れも図示省略)や、外歯ギヤ(インナーロータ)、当該外歯ギヤに噛合する内歯ギヤ(アウターロータ)等を含むギヤポンプである。本実施形態において、オイルポンプ9は、発進装置3や変速機10の軸心とは別軸上に配置され、ポンプインペラ5のポンプスリーブ55と一体に回転するドライブスプロケット91、上記外歯ギヤと一体に回転する図示しないドリブンスプロケット、ドライブスプロケット91およびドリブンスプロケットに巻掛けられるチェーン92等を含む巻掛け伝動機構を介してポンプインペラ5に連結される。オイルポンプ9は、動力入力軸ISからポンプインペラ5に伝達される動力により駆動され、図示しないオイルパンに貯留されている作動油を吸引して図示しない油圧制御装置へと圧送する。
変速機10は、例えば4段〜10段変速式の有段変速機であり、発進装置3のタービンハブ65に連結(固定)される入力軸10iに加えて、直接または図示しないギヤ機構を介してデファレンシャルギヤ18に連結される出力軸(出力部材)10oや、入力軸10iから出力軸10oまでの動力伝達経路を複数に変更するための少なくとも1つの遊星歯車、複数のクラッチおよびブレーキ(何れも図示省略)、これらの構成部材を収容する図示しないトランスミッションケース等を含む。ただし、変速機10は、例えばベルト式の無段変速機(CVT)やデュアルクラッチトランスミッション等であってもよい。
図2に示すように、変速機10のトランスミッションケースは、その一部に締結(固定)されるフロントサポート(支持部材)101を含む。フロントサポート101には、ケース3c内すなわち流体室30内に作動油を供給するための油路が形成されている。また、フロントサポート101の中央部からは、筒状部102が延出されており、当該筒状部102は、組み立てられた発進装置3のポンプインペラ5のポンプスリーブ55内に挿入(嵌合)される。更に、当該筒状部102内には、ステータ7(ワンウェイクラッチ70のインナーレース)を支持するステータシャフトが固定され、筒状部102とステータシャフトとの間には、フロントサポート101の油路および流体室30に連通する油路が画成される。また、トランスミッションケースは、外周部から径方向内側に延びる延出支持部103を含み、当該延出支持部103の内周面とポンプスリーブ55の外周面との間には、ラジアル軸受やシール部材が介設される。これにより、ポンプスリーブ55すなわちポンプインペラ5は、トランスミッションケースにより回転自在に支持される。
ポンプスリーブ55の遊端部(図2における左側すなわち変速機10側の端部)は、上述のドライブスプロケット91のボス部内に嵌め込まれる。ドライブスプロケット91は、その一部がポンプスリーブ55の遊端面(図2における左側の端面)よりもフロントサポート101側に突出するように配置され、当該ドライブスプロケット91とトランスミッションケースの延出支持部103との軸方向における間には、ワッシャ95が配置される。更に、ドライブスプロケット91と、トランスミッションケースの一部であるフロントサポート101のポンプインペラ5側(図2における右側)の表面との軸方向における間には、スラスト軸受200が配置される。スラスト軸受200は、ドライブスプロケット91およびワッシャ95を介してトランスミッションケースのフロントサポート101と延出支持部103とにより保持され、ポンプスリーブ55の遊端面とスラスト軸受200(レース)との間には、比較的狭い隙間が形成される。
上述のように構成される動力伝達装置1の発進装置3では、ピストン82と弾性プレート83とをケース3c内すなわち流体室30および第2の油室88内の油圧によりクラッチプレート80の対応する摩擦材80fに当接するように移動または弾性変形させることでロックアップクラッチ8を締結させることができる。すなわち、流体室30内の油圧が高まると、ピストン82は、皿ばね85の付勢力に抗してフロントカバー4に向けて移動してクラッチプレート80の一方の摩擦材80fに当接(摩擦係合)し、第2の油室88内の油圧が高まると、弾性プレート83は、弾性変形してクラッチプレート80の他方の摩擦材80fに当接(摩擦係合)する。これにより、フロントカバー4、クラッチプレート80,ピストン82および皿ばね85、弾性プレート83、およびタービンハブ65を介して、動力入力軸ISから変速機10の入力軸10iに動力(トルク)を伝達することが可能となる。なお、ロックアップクラッチ8の締結に際しては、油圧制御装置から流体室30と第2の油室88との双方に油圧を供給して両者内の油圧を高めてもよく、第2の油室88の作動油流出口を絞った状態で流体室30内の油圧を高めてもよい。
一方、ロックアップクラッチ8を解放させる際には、入力軸10iの作動油供給路10aから油孔10h、弾性プレート83とタービンハブ65とにより画成される油路86、タービンハブ65の複数の油溝65g、皿ばね85の複数の貫通孔85oを介してピストン82と弾性プレート83との間の油室84に作動油を供給する。これにより、油室84内の油圧の高まりにより、ピストン82がクラッチプレート80から離間するように軸方向に移動すると共に、弾性プレート83がクラッチプレート80から離間するように弾性変形する。この結果、ロックアップクラッチ8が解放され、当該ロックアップクラッチ8を介した動力入力軸ISと変速機10の入力軸10iとの連結が解除されることになる。
そして、発進装置3において、ロックアップクラッチ8の弾性プレート83は、ピストン82と共に油室84を画成し、かつタービンハブ65と共に当該油室84および変速機10の入力軸10iに形成された作動油供給路10aに連通する油路86を画成する。これにより、発進装置3では、入力軸10iに形成された作動油供給路10aに連通する油路をタービンハブ65に形成する必要がなくなるので、当該タービンハブ65の構造を簡素化して製造コストを低減化することが可能となる。
また、弾性プレート83は、油路86を基準としてタービンハブ65側とは反対側にフロントカバー4(ケース3c)と共に第2の油室88を画成し、弾性プレート83の内周部83iと入力軸10iとの間には、シール部材87が配置される。これにより、上記油路86と第2の油室88とを仕切ると共に、タービンハブにより弾性プレートの内周部が支持される構成に比べて、当該タービンハブ65ひいては発進装置3の軸長をより短縮化することが可能となる。加えて、発進装置3では、タービンランナ6とタービンハブ65との連結部が、ワンウェイクラッチ70およびスラスト軸受75の径方向外側に両者と軸方向に少なくとも部分的に重なるように配置される。これにより、トルクコンバータとしても機能する発進装置3の軸長をより短縮化することが可能となる。この結果、軸長を短縮化すると共に製造コストを低減化することができる発進装置3を含む動力伝達装置1によれば、エンジンEGおよび電動機MGを含むパワートレイン全体のコンパクト化および低コスト化を図ることが可能となる。
更に、ロックアップクラッチ8は、タービンハブ65およびピストン82と弾性プレート83との軸方向における間に配置されると共に、ピストン82からタービンハブ65にトルクを伝達するように両者に連結される皿ばね(弾性部材)85を含む。すなわち、ロックアップクラッチ8では、ピストン82と弾性プレート83との間でリターンスプリングとして機能する皿ばね85を介して当該ピストン82からタービンハブ65にトルクが伝達される。これにより、ピストン82からタービンハブ65にトルクが伝達されるように両者を回転方向に係合させる構成に比べて、タービンハブ65とピストン82との間の摺動抵抗を減らして当該ピストン82をタービンハブ65に対してスムースに軸方向に移動させることが可能となり、ロックアップクラッチ8の応答性をより向上させることができる。
なお、上記実施形態において、皿ばね85は、タービンハブ65およびピストン82に複数のリベットRi,Roを介して連結されるが、これに限られるものではない。すなわち、皿ばね85は、タービンハブ65およびピストン82と径方向(回転方向)に係合していればよい。また、タービンハブ65に突出部65pおよび油溝65gを形成する代わりに、各リベットRiに上記突出部65pに相当する図示しないカラーを装着し、隣り合うカラー間に上記油溝65gに相当する連通路を形成してもよい。
以上説明したように、本開示の発進装置は、エンジン(EG)からの動力が伝達される動力入力軸(IS)に接続されるケース(3c,4,5,50)と、動力伝達軸(10i)に連結される出力部材(65)と、前記ケース(3c,4,5,50)内に配置されると共に前記ケース(3c,4,5,50)と前記出力部材(65)とを連結可能な油圧クラッチ(8)とを含む発進装置(3)において、前記油圧クラッチ(8)が、環状プレート(80a)および前記環状プレート(80a)の両面に貼着された摩擦材(80f)を含むと共に、前記ケース(3c,4,5,50)の回転に伴って該ケース(3c,4,5,50)と一体に回転するクラッチプレート(80)と、前記環状プレート(80a)の一方の面に貼着された前記摩擦材(80f)に当接可能となるように前記出力部材(65)により軸方向に移動自在に支持されるピストン(82)と、前記環状プレート(80a)の他方の面に貼着された前記摩擦材(80f)に当接可能となるように前記出力部材(65)に連結され、前記ピストン(82)と共に油室(84)を画成し、かつ前記出力部材(65)と共に前記油室(84)および前記動力伝達軸(10i)に形成された油供給路(10a)に連通する油路(86)を画成する弾性プレート(83)とを含むものである。
本開示の発進装置では、ピストンと弾性プレートとをケース内の油圧によりクラッチプレートの対応する摩擦材に当接するように移動または弾性変形させることで油圧クラッチを締結させることができる。また、ピストンと弾性プレートとの間の油室内の油圧を高めてクラッチプレートからピストンおよび弾性プレートを離間させることで油圧クラッチを解放させることができる。そして、本開示の発進装置において、油圧クラッチの弾性プレートは、ピストンと共に油室を画成し、かつ出力部材と共に当該油室および動力伝達軸に形成された油供給路に連通する油路を画成する。これにより、本開示の発進装置では、動力伝達軸に形成された油供給路に連通する油路を出力部材に形成する必要がなくなるので、出力部材の構造を簡素化して製造コストを低減化することが可能となる
また、前記弾性プレート(83)は、前記油路(86)を基準として前記出力部材(65)側とは反対側に前記ケース(4)と共に第2の油室(88)を画成してもよく、前記弾性プレート(83)の内周部(83i)と前記動力伝達軸(10i)との間には、シール部材(87)が配置されてもよい。これにより、上記油路と第2の油室とを仕切ると共に、出力部材により弾性プレートの内周部が支持される構成に比べて、当該出力部材の軸長をより短縮化することが可能となる。
更に、前記第2の油室(88)は、前記弾性プレート(83)と前記ケース(4,41)とにより画成される油路(89)を介して前記動力伝達軸(10i)に形成された第2の油供給路に連通してもよく、前記油室(84)と前記第2の油室(88)との連通は、前記シール部材(87)により規制されてもよい。
更に、前記油圧クラッチ(8)は、前記出力部材(65)および前記ピストン(82)と前記弾性プレート(83)との軸方向における間に配置されると共に、前記ピストン(82)から前記出力部材(65)にトルクを伝達するように両者に連結される弾性部材(85)を含むものであってもよい。すなわち、かかる油圧クラッチでは、ピストンと弾性プレートとの間でリターンスプリングとして機能する弾性部材を介して当該ピストンから出力部材にトルクが伝達される。これにより、ピストン82からタービンハブ65にトルクが伝達されるように両者を回転方向に係合させる構成に比べて、タービンハブ65とピストン82との間の摺動抵抗を減らして当該ピストン82をタービンハブ65に対してスムースに軸方向に移動させることが可能となり、ロックアップクラッチ8の応答性をより向上させることができる。これにより、ピストンから出力部材にトルクが伝達されるように両者を回転方向に係合させる構成に比べて、出力部材とピストンとの間の摺動抵抗を減らして当該ピストンを出力部材に対してスムースに軸方向に移動させることが可能となり、油圧クラッチの応答性をより向上させることができる。
また、前記発進装置(3)は、前記動力入力軸(IS)に接続されるフロントカバー(4)と、前記フロントカバー(4)に固定されて該フロントカバー(4)と共に前記ケース(3c)を形成するポンプインペラ(5)と、前記ケース(3c)内に配置されると共に前記出力部材(65)に連結されるタービンランナ(6)と、前記ケース(3c)内に配置されるステータ(7)と、前記ステータ(7)の回転方向を一方向に制限するワンウェイクラッチ(70)と、前記ワンウェイクラッチ(70)の径方向外側かつ前記ステータ(7)と前記出力部材(65)との軸方向における間に配置されたスラスト軸受(75)とを含むものであってもよく、前記タービンランナ(6)と前記出力部材(65)との連結部は、前記ワンウェイクラッチ(70)および前記スラスト軸受(75)の径方向外側に両者と軸方向に少なくとも部分的に重なるように配置されてもよい。これにより、トルクコンバータとしても機能する発進装置の軸長をより短縮化することが可能となる。
本開示の動力伝達装置は、上記何れかの発進装置(3)を含む動力伝達装置(1)であって、前記エンジン(EG)と前記動力入力軸(IS)とを連結すると共に両者の連結を解除するクラッチ(K0)を含み、前記動力入力軸(IS)に、電動機(MG)が連結されるものである。すなわち、軸長を短縮化すると共に製造コストを低減化することができる上述のような発進装置を含む本開示の動力伝達装置によれば、エンジンおよび電動機を含むパワートレイン全体のコンパクト化および低コスト化を図ることが可能となる。
また、前記動力伝達装置(1)は、前記発進装置(3)の前記ケース(3c)の外部に配置されると共に前記エンジン(EG)と前記動力入力軸(IS)との間で振動を減衰するダンパ機構(2)を含むものであってもよい。
更に、前記動力伝達装置(1)は、前記発進装置(3)から動力が伝達される変速機(10)を含むものであってもよく、前記動力伝達軸は、前記変速機(10)の入力軸(10i)であってもよい。
そして、本開示の発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記発明を実施するための形態は、あくまで課題を解決するための手段の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本開示の発明は、動力伝達装置の製造産業等において利用可能である。
1 動力伝達装置、2 ダンパ機構、3 発進装置、3c ケース、30 流体室、4 フロントカバー、41 センターピース、42 スプライン、5 ポンプインペラ、50 ポンプシェル、51 ポンプブレード、55 ポンプスリーブ、6 タービンランナ、60 タービンシェル、61 タービンブレード、65 タービンハブ、60 タービンシェル、61 タービンブレード、65 タービンハブ、65g 油溝、65h リベット孔、65p 突出部、65s ピストン支持部、7 ステータ、70 ワンウェイクラッチ、75 スラスト軸受、8 ロックアップクラッチ、80 クラッチプレート、80a 環状プレート、80f 摩擦材、81 クラッチドラム、82 ピストン、83 弾性プレート、83i 内周部、84 油室、85 皿ばね、85h リベット孔、85o 貫通孔、86,89 油路、87 シール部材、88 第2の油室、9 オイルポンプ、91 ドライブスプロケット、92 チェーン、95 ワッシャ、10 変速機、10a 作動油供給路、10h 油孔、10i 入力軸、10o 出力軸、101 フロントサポート、102 筒状部、103 延出支持部、18 デファレンシャルギヤ、19 ドライブシャフト、200 スラスト軸受、CS クランクシャフト、DW 駆動輪、EG エンジン、IS 動力入力軸、ISp 移動規制突部、ISs スプライン、K0 クラッチ、MG 電動機、V 車両。

Claims (8)

  1. エンジンからの動力が伝達される動力入力軸に接続されるケースと、動力伝達軸に連結される出力部材と、前記ケース内に配置されると共に前記ケースと前記出力部材とを連結可能な油圧クラッチとを含む発進装置において、
    前記油圧クラッチは、
    環状プレートおよび前記環状プレートの両面に貼着された摩擦材を含むと共に、前記ケースの回転に伴って該ケースと一体に回転するクラッチプレートと、
    前記環状プレートの一方の面に貼着された前記摩擦材に当接可能となるように前記出力部材により軸方向に移動自在に支持されるピストンと、
    前記環状プレートの他方の面に貼着された前記摩擦材に当接可能となるように前記出力部材に連結され、前記ピストンと共に油室を画成し、かつ前記出力部材と共に前記油室および前記動力伝達軸に形成された油供給路に連通する油路を画成する弾性プレートとを備える発進装置。
  2. 請求項1に記載の発進装置において、
    前記弾性プレートは、前記油路を基準として前記出力部材側とは反対側に前記ケースと共に第2の油室を画成し、
    前記弾性プレートの内周部と前記動力伝達軸との間には、シール部材が配置される発進装置。
  3. 請求項2に記載の発進装置において、
    前記第2の油室は、前記弾性プレートと前記ケースとにより画成される油路を介して前記動力伝達軸に形成された第2の油供給路に連通し、
    前記油室と前記第2の油室との連通は、前記シール部材により規制される発進装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の発進装置において、
    前記油圧クラッチは、前記出力部材および前記ピストンと前記弾性プレートとの軸方向における間に配置されると共に、前記ピストンから前記出力部材にトルクを伝達するように両者に連結される弾性部材を更に含む発進装置。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の発進装置において、
    前記動力入力軸に接続されるフロントカバーと、
    前記フロントカバーに固定されて該フロントカバーと共に前記ケースを形成するポンプインペラと、
    前記ケース内に配置されると共に前記出力部材に連結されるタービンランナと、
    前記ケース内に配置されるステータと、
    前記ステータの回転方向を一方向に制限するワンウェイクラッチと、
    前記ワンウェイクラッチの径方向外側かつ前記ステータと前記出力部材との軸方向における間に配置されたスラスト軸受とを更に備え、
    前記タービンランナと前記出力部材との連結部は、前記ワンウェイクラッチおよび前記スラスト軸受の径方向外側に両者と軸方向に少なくとも部分的に重なるように配置される発進装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の発進装置を含む動力伝達装置であって、
    前記エンジンと前記動力入力軸とを連結すると共に両者の連結を解除するクラッチを備え、前記動力入力軸には、電動機が連結される動力伝達装置。
  7. 請求項6に記載の動力伝達装置において、
    前記発進装置の前記ケースの外部に配置されると共に前記エンジンと前記動力入力軸との間で振動を減衰するダンパ機構を更に備える動力伝達装置。
  8. 請求項6または7に記載の動力伝達装置において、
    前記発進装置から動力が伝達される変速機を更に備え、前記動力伝達軸は、前記変速機の入力軸である動力伝達装置。
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