JP2020074909A - 形状記憶フォーム、ワーク載置台および形状記憶フォームの整形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】新規な形状記憶フォームの提案【解決手段】形状記憶フォーム20は、温度に依存して形状を記憶する機能を有する、多孔質の形状記憶ポリマー21と、形状記憶ポリマー21に密着した状態で形状記憶ポリマーを覆った、気密性と伸縮性とを有するフィルム22と、フィルム22に設けられ、形状記憶ポリマー21が覆われた空間22aに開口した少なくとも1つの流通口23とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、形状記憶フォーム、ワーク載置台および形状記憶フォームの整形方法に関する。
特開平5−199906号公報には、靴の中敷きの製造方法が開示されている。同公報に開示された靴の中敷きの製造方法では、まず形状記憶ポリウレタン発泡体が人の足の裏側の平面形状に切断される。切断された形状記憶ポリウレタン発泡体を芯材とし、芯材の表面と裏面に保護シートが張り付けられる。次に、芯材を50℃〜120℃に加温して軟化し、軟化した状態で使用者の足形の断面と等しい形状が付与され、形状を付与したまま使用時の温度まで温度を下げて芯材を硬化することが開示されている。
特公平7−4715公報には、不定形ワークの研削方法が開示されている。不定形ワークの研削方法は、形状記憶樹脂層からなるマットに、該樹脂の転異点を越えた軟化状態においてワークの非研削面を押圧し、押圧された変形のままマットを冷却硬化させてそれにワークを型合わせすることによって、マットを介してワークを研削可能に保持し、研削加工後にワークが剥離したマットを加温により軟化・復元し、このように変形したマット(M)を軟化・復元しながら、ワーク(W)の研削加工の保持に反復使用することが開示されている。
特開平5−199906号公報 特公平7−4715公報
ところで、複雑な形状をもつワークを固定して加工を行うときの、ワークの保持台として、形状記憶樹脂層からなるマットが用いられているが特公平7−4715公報に開示されているように加温装置などの構造が大がかりであった。
ここで提案される形状記憶フォームは、温度に依存して形状を記憶する機能を有する、多孔質の形状記憶ポリマーと、形状記憶ポリマーに密着した状態で形状記憶ポリマーを覆った、気密性と伸縮性とを有するフィルムと、フィルムに設けられ、形状記憶ポリマーが覆われた空間に開口した少なくとも1つの流通口とを備えている。
ここで提案されるワーク載置台は、形状記憶フォームがワークを配置する領域に少なくとも1つ設置されているとよい。
ここで提案される形状記憶フォームの整形方法は、例えば、形状記憶フォームを用意する第1工程と、形状記憶フォームをワークに沿わせて整形する第2工程とを含む。ここで、第2工程は、形状記憶フォームの流通口に、形状記憶ポリマーの可逆相のみが溶融する温度T2と固定相が溶融する温度Tfとの間の温度T2Aに調整された温度調整媒体が供給されることと、形状記憶フォームにワークが押し付けられることと、形状記憶フォームの流通口に、固定相が溶融せず、可逆相のみが溶融する温度T2よりも低い温度T2Bに調整された温度調整媒体が供給されることとを含んでいる。
かかる形状記憶フォームは、ワークに沿わせて整形される。ワーク載置台は、かかる形状記憶フォームによってワークを保持することができる。形状記憶フォームの整形方法は、形状記憶フォームの流通口に温度調整媒体が供給されるように構成されているとよい。
図1は、ここで提案される形状記憶フォーム20およびワーク載置台100を模式的に示す模式図である。 図2は、形状記憶フォームの整形方法の第2工程を模式的に示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る形状記憶フォーム、ワーク載置台および形状記憶フォームの整形方法を説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を限定することを意図したものではない。
図1は、ここで提案される形状記憶フォーム20およびワーク載置台100を模式的に示す模式図である。
ここで提案される形状記憶フォーム20は、形状記憶ポリマー21と、フィルム22と、流通口23とを備えている。
ここで、形状記憶ポリマー21は、多孔質のポリマーであり、温度に依存して形状を記憶する機能を有している。形状記憶ポリマー21は、一般的には、温度変化に伴い軟化と硬化が可逆的に起こる軟化/効果可逆相の二層構造よりなる。ここで固定相の溶融温度Tfは、可逆相の溶融温度Trよりも高い(Tr<Tf)。可逆相・固定相ともに溶融する温度T1(Tr<Tf<T1)になると形状記憶ポリマー21の成形が可能になる。かかる温度条件T1で形状記憶ポリマー21を成形し、形状を維持して冷却し、固定層が固化し、さらに冷却すると可逆相も固化して、形状が完全に固定化される。これにより形状記憶ポリマー21の形状が一次賦形として記憶される。
次に、形状記憶ポリマー21は、例えば、固定相は溶融せず、可逆相のみが溶融する温度T2(Tr<T2<Tf)に加熱し、外力を加えると、任意の形状に変形する(二次賦形)。二次賦形した後に冷却するとその状態に保たれる。さらに、二次賦形された成形品を加熱し、可逆相のみが溶融する温度条件T2以上に加熱すると、形状記憶ポリマー21は、ゴム状特性を示して原型(一次賦形の形状)を回復する。
形状記憶ポリマー21は、多孔質のポリマーとして、例えば、スポンジ状の成形体でありうる。形状記憶ポリマー21は、固定相は溶融せず、可逆相のみが溶融する温度T2に依存して二次賦形し、かつ、二次賦形後の形状が維持されるとよい。形状記憶ポリマー21は多孔質のポリマー(例えば、スポンジ状の成形体)であるので、温度調整溶媒が含浸することによって、温度が調整されて二次賦形が調整される。
形状記憶ポリマー21は、固定相は溶融せず、可逆相のみが溶融する温度T2が50℃以上に設定されていることによって、暖めると変形が許容され、20℃〜30℃程度の常温に温度を下げると形状が固定でき、扱いやすくなる。また、固定相は溶融せず、可逆相のみが溶融する温度T2が100℃未満(好ましくは80℃未満、より好ましくは70℃未満、さらに好ましくは65℃未満)に設定されていることによって、入手が容易な水を温度調整溶媒として利用して二次賦形を調整することができる。
かかる形状記憶ポリマー21としては、例えば、ポリウレタン樹脂をスポンジ状に発泡させたスポンジ状の成形体を一次賦形して用いられうる。また、形状記憶ポリマー21は、一次賦形された状態での形状記憶ポリマー21の発泡倍率は、例えば、7倍以上であるとよい。
フィルム22は、所要の気密性と伸縮性とを有している。フィルム22は、形状記憶ポリマー21に密着した状態で形状記憶ポリマー21を覆っている。ここで、フィルム22には、特に伸縮性に優れた材料が採用されるとよい。
かかるフィルム22には、例えば、ポリウレタンフィルムが採用されうる。好適なポリウレタンフィルムは、伸縮率が300%以上、より好ましくは伸縮率が500%以上であるとよい。かかるポリウレタンフィルムには、ポリウレタンフィルムを基材としてポリエチレンフィルムが積層された株式会社武田産業製のポリウレタンフィルムがある。
かかるフィルム22は、上述のように一次賦形された形状記憶ポリマー21に密着した状態で形状記憶ポリマー21を覆っている。この実施形態では、例えば、所要の厚さを有する平板状に一次賦形された形状記憶ポリマー21と、2枚のフィルム22を用意する。形状記憶ポリマー21の両側面を2枚のフィルム22で挟む。2枚のフィルム22を形状記憶ポリマー21の両側面にそれぞれ密着させる。形状記憶ポリマー21の周縁部で、2枚のフィルム22に接着剤を塗布し、形状記憶ポリマー21を覆う2枚のフィルム22を接着させる。なお、フィルム22の取付構造は、かかる構造に限定されない。形状記憶ポリマー21の一次賦形後の形状に合わせて、所定形状に切り出されたフィルム22によって、形状記憶ポリマー21を覆ってもよい。
流通口23は、フィルム22に設けられており、形状記憶ポリマー21が覆われた空間22aに開口している。図1に示された形態では、流通口23は、フィルム22に2つ設けられている。具体的には、流通口23は、形状記憶ポリマー21が覆われた空間22aを挟むように当該空間22aを形成するフィルム22の離れた位置に設けられている。流通口23は、樹脂製のチューブであり、フィルム22を貫通するようにフィルム22に取付けられている。この実施形態では、2枚のフィルム22が形状記憶ポリマー21の上下に密着しており、形状記憶ポリマー21の周縁部が接着されている。
なお、この実施形態では、流通口23は、フィルム22に2つ設けられている。流通口23は、形状記憶ポリマー21が覆われた空間22aを挟むように当該空間22aを形成するフィルム22の離れた位置に設けられている。流通口23の数や配置はこれに限定されない。例えば、流通口23は、さらに複数設けられていてもよい。また、流通口23は、温度調整媒体の供給と排出が行われていると良い。このため、流通口23は、フィルム22に対して必ずしも複数設けられていつ必要は無く、フィルム22に少なくとも1つ設けられていてもよい。
ワーク載置台100は、図1に示されているように、形状記憶フォーム20が、ワークが配置される領域101に設置されている。図1では、ワークが配置される領域101に形状記憶フォーム20が1つ配置されている。配置されるワークが大きい場合など、形状記憶フォーム20は、ワーク載置台100のワークが配置される領域に複数配置されていてもよい。ワーク載置台100は、形状記憶フォーム20の流通口23に接続された配管102と、配管102を通じて温度調整媒体を供給する媒体供給装置104とを備えている。
図1に示された形態では、配管102は、形状記憶フォーム20に供給された温度調整媒体が、媒体供給装置104に戻るように循環管路を形成している。配管102には、バルブ112とポンプ114が適宜に設けられている。
温度調整媒体は、例えば、水であるとよく、媒体供給装置104は媒体の温度を調整する温度調節機構を備えているとよい。ここで、媒体供給装置104は、形状記憶ポリマー21の固定相が溶融せず、可逆相のみが溶融する温度T2と、固定相が溶融する温度Tfとの間に調整された温度T2A(T2<T2A<Tf)と、温度T2よりも低い温度T2B(T2B<T2)とに温度調整された媒体が供給できるように構成されているとよい。つまり、形状記憶フォーム20を軟化させる場合には、媒体供給装置104から温度T2Aの温度調整媒体を供給するとよい。形状記憶フォーム20を二次賦形させる場合には、媒体供給装置104から温度T2Bの温度調整媒体を供給するとよい。
なお、温度調整媒体は、水に限らず有機溶媒でもよい。また、流体であるとよく、加熱された乾燥空気などの気体でも良い。温度調整媒体が液体である場合には、気体である場合に比べて熱容量が大きいため、形状記憶フォーム20を早期に軟化させたり、二次賦形させたりできる。また、この形状記憶フォーム20は、形状記憶ポリマー21がフィルム22で覆われており、フィルム22で覆われた空間22aに温度調整媒体が供給される。このため、温度調整媒体が外部に漏れないので、温度調整媒体が外部環境を汚すことがない。
次に、形状記憶フォーム20の整形方法を説明する。
形状記憶フォーム20の整形方法は、形状記憶フォーム20を用意する第1工程と、形状記憶フォーム20をワーク200に沿わせて整形する第2工程(図2参照)とを含んでいる。ここで、図2は、形状記憶フォームの整形方法の第2工程を模式的に示す模式図である。
ここで、第1工程で用意される形状記憶フォーム20は、図1に示されているように、温度に依存して形状を記憶する機能を有する、多孔質の形状記憶ポリマー21と、形状記憶ポリマー21に密着した状態で形状記憶ポリマー21を覆った、気密性と伸縮性とを有するフィルム22と、フィルム22に設けられ、形状記憶ポリマー21が覆われた空間に開口した少なくとも1つの流通口23とを備えている。
第2工程は、温度T2Aに調整された温度調整媒体が形状記憶フォーム20の流通口23に供給されることと、図2に示されているように、形状記憶フォーム20にワーク200が押し付けられることと、温度T2Bに調整された温度調整媒体が形状記憶フォーム20の流通口23に供給されることとが含まれている。
ここで、温度T2Aは、形状記憶ポリマー21の可逆相のみが溶融する温度T2と固定相が溶融する温度Tfとの間の温度である。温度T2Bは、固定相が溶融せず、可逆相のみが溶融する温度T2よりも低い温度である。
例えば、第2工程では、図2に示されているように、形状記憶フォーム20にワーク200が押し付けられた状態で、形状記憶フォーム20の流通口(図1参照)に、温度T2Aに調整された温度調整媒体が供給されてもよい。温度T2Aに調整された温度調整媒体が形状記憶ポリマー21に供給されることによって、形状記憶ポリマー21が軟化する。形状記憶ポリマー21は、ワーク200が押し付けられた面に倣って変形する。
ここで、温度T2Aは、可逆相のみが溶融する温度T2と、固定相が溶融する温度Tfとの間の温度であり、形状記憶ポリマー21は、一次賦形された原型に復元しようとする。この際、ワーク200が形状記憶フォーム20に押し付けられる力P1だけでなく、形状記憶ポリマー21自体の復元力によって、ワーク200が押し付けられた面に向けて内圧P2が作用する。形状記憶ポリマー21を覆うフィルム22は、伸縮性があるので、ワーク200が押し付けられた面に倣って伸びる。かかる内圧P2の作用とフィルム22の伸縮性によって、ワーク200が押し付けられた面に倣って形状記憶フォーム20が変形する。
かかる第2工程では、形状記憶フォーム20にワーク200を押し付ける力P1が強められたり、弱められたりすることが繰り返されるとよい。この場合、形状記憶フォーム20にワーク200を押し付ける力P1が弱められたときに、フィルム22とワーク200との接触が緩和され、フィルム22がワーク200に対して滑り、フィルム22がワーク200の押し付けられた面に倣うようになる。これが繰り返されることによって、ワーク200が押し付けられた面に倣って形状記憶フォーム20が整形される。
ワーク200が押し付けられた面に倣って、形状記憶フォーム20が十分に整形された後で、温度T2Bに調整された温度調整媒体が、形状記憶フォーム20に供給されるとよい。温度T2Bは、固定相が溶融せず、可逆相のみが溶融する温度T2よりも低い温度である。このため、温度T2Bに調整された温度調整媒体が供給されることによって、形状記憶ポリマー21が二次賦形される。形状記憶フォーム20がワーク200の形状に倣って整形された状態で固定される。
ワーク200が押し付けられた面に倣って形状記憶フォーム20が変形すると、ワーク200が押し付けられた面の形状にもよるが、形状記憶フォーム20がワーク200に食いつく。そして、ワーク200が形状記憶フォーム20に保持される。
例えば、ワーク200は、先ず片面を切削加工し、その後、切削加工された面をワーク載置台100の形状記憶フォーム20(図1参照)に押し付けるとよい。このワーク載置台100では、形状記憶フォーム20に温度T2Aに調整された温度調整媒体を供給して軟化させる。これにより、形状記憶フォーム20が、ワーク200が押し付けられた面(ここでは、切削加工された面)に倣って変形する。この際、形状記憶フォーム20にワーク200を押し付ける力P1が強められたり、弱められたりすることが繰り返されるとよい。これにより、図2に示されているように、ワーク200に形成された穴や溝に沿って、形状記憶フォーム20が十分に入り込み、形状記憶フォーム20がワーク200に形成された穴や溝に食いつく。
その後、形状記憶フォーム20に温度T2Bに調整された温度調整媒体を供給して形状記憶フォーム20を二次賦形するとよい。これにより、切削加工された面とは反対側の面を上にして、ワーク200が、形状記憶フォーム20の上に設置される。このワーク載置台100によれば、形状記憶フォーム20がワーク200に食いつき、ワーク200を保持するので、例えば、形状記憶フォーム20が食いついた面とは反対側の面を切削加工することができる。この形状記憶フォーム20によれば、ワーク200を形状記憶フォーム20に押し付ける機構と、形状記憶フォーム20に温度調整媒体を供給する機構とともに用いられるとよい。ワーク200を形状記憶フォーム20に押し付ける機構は、プレス機のような構造でよく、形状記憶フォーム20に温度調整媒体を供給する機構も既存技術を応用し配管するとよい。このため、例えば、ワーク載置台100全体としての構成は、それほど複雑にならない。また、形状記憶フォーム20の軟化や二次賦形なども、温度調整媒体の供給で操作できる。このため、形状記憶フォーム20の操作性がよい。
以上の通りに、ここで提案される形状記憶フォーム、ワーク載置台および形状記憶フォームの整形方法の一実施形態を種々説明したが、ここで提案される形状記憶フォーム、ワーク載置台および形状記憶フォームの整形方法は、上述した実施形態に限定されない。また、ここで提案される形状記憶フォーム、ワーク載置台および形状記憶フォームの整形方法は、種々変更でき、特段の問題が生じない限りにおいて、各構成要素やここで言及された各処理は適宜に省略され、または、適宜に組み合わされうる。
20 形状記憶フォーム
21 形状記憶ポリマー
22 フィルム
22a 空間
23 流通口
100 ワーク載置台
101 ワークが配置される領域
102 配管
104 媒体供給装置
112 バルブ
114 ポンプ
200 ワーク

Claims (9)

  1. 温度に依存して形状を記憶する機能を有する、多孔質の形状記憶ポリマーと、
    前記形状記憶ポリマーに密着した状態で前記形状記憶ポリマーを覆った、気密性と伸縮性とを有するフィルムと、
    前記フィルムに設けられ、前記形状記憶ポリマーが覆われた空間に開口した少なくとも1つの流通口と
    を備えた、形状記憶フォーム。
  2. 前記流通口は、前記フィルムに複数設けられている、請求項1に記載された形状記憶フォーム。
  3. 前記形状記憶ポリマーは、固定相は溶融せず、可逆相のみが溶融する温度T2が50℃以上に設定されている、請求項1または2に記載された形状記憶フォーム。
  4. 前記形状記憶ポリマーは、固定相は溶融せず、可逆相のみが溶融する温度T2が100℃未満に設定されている、請求項3に記載された形状記憶フォーム。
  5. 前記フィルムは、ポリウレタンフィルムからなる、請求項1から4までの何れか一項に記載された形状記憶フォーム。
  6. 請求項1から5に記載された形状記憶フォームが、ワークを配置する領域に少なくとも1つ設置されたワーク載置台。
  7. 前記形状記憶フォームの流通口に接続された配管と、
    前記配管を通じて温度調整媒体を供給する媒体供給装置と
    をさらに備えた、請求項6に記載されたワーク載置台。
  8. 形状記憶フォームを用意する第1工程と、
    前記形状記憶フォームをワークに沿わせて整形する第2工程と
    を含み、
    ここで、前記第1工程で用意される形状記憶フォームは、
    温度に依存して形状を記憶する機能を有する、多孔質の形状記憶ポリマーと、
    前記形状記憶ポリマーに密着した状態で前記形状記憶ポリマーを覆った、気密性と伸縮性とを有するフィルムと、
    前記フィルムに設けられ、前記形状記憶ポリマーが覆われた空間に開口した少なくとも1つの流通口と
    を備えており、
    前記第2工程は、
    前記形状記憶フォームの前記流通口に、前記形状記憶ポリマーの可逆相のみが溶融する温度T2と固定相が溶融する温度Tfとの間の温度T2Aに調整された温度調整媒体が供給されることと、
    前記形状記憶フォームにワークが押し付けられることと、
    前記形状記憶フォームの前記流通口に、固定相が溶融せず、可逆相のみが溶融する温度T2よりも低い温度T2Bに調整された温度調整媒体が供給されることと
    を含む、
    形状記憶フォームの整形方法。
  9. 前記第2工程は、前記形状記憶フォームにワークを押し付ける力が強められたり、弱められたりすることが繰り返される、請求項8に記載された形状記憶フォームの整形方法。
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