JP2020073955A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、画像形成装置10の構成を説明する。図1は、画像形成装置10を正面側から見た構成を示す概略図である。
図1に示されるように、搬送装置50は、記録媒体Pが収容される収容器51と、収容器51から二次転写位置NTへ記録媒体Pを搬送する複数の搬送ロール52と、を有している。さらに、搬送装置50は、二次転写位置NTから定着装置40へ記録媒体Pを搬送する複数の搬送ベルト58と、定着装置40から記録媒体Pの排出部(図示省略)へ向けて記録媒体Pを搬送する搬送ベルト54と、を有している。
トナー画像形成部12は、図1に示されるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、白色(W)、銀色(V)の各色のトナー画像を形成する画像形成ユニット20Y、20M、20C、20K、20W、20V(画像形成部)を有している。画像形成ユニット20Y、20M、20C、20K、20W、20V(以下、20Y〜20Vと称する)は、この順で、後述の転写ベルト31の搬送方向の上流側から下流側に向けて配置されている。
各色の画像形成ユニット20は、用いるトナーを除き基本的に同様に構成されている。具体的には、各色の画像形成ユニット20は、図2に示されるように、図2における時計周り方向に回転する感光体ドラム21と、感光体ドラム21を帯電させる帯電器22と、を有している。さらに、各色の画像形成ユニット20は、帯電器22によって帯電された感光体ドラム21を露光して感光体ドラム21に静電潜像を形成する露光装置23と、露光装置23によって感光体ドラム21に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像装置24と、を有している。
転写装置30は、各色の感光体ドラム21のトナー画像を、転写ベルト31(中間転写体)に重畳して一次転写し、該重畳されたトナー画像を二次転写位置NTで記録媒体Pに二次転写するようになっている。具体的には、転写装置30は、図1に示されるように、トナー画像が転写され該トナー画像を記録媒体Pに転写する転写ベルト31(媒体の一例)と、一次転写ロール33(転写部の一例)と、二次転写ロール34と、を備えている。
転写ベルト31は、図1に示されるように、無端状を成し、複数のロール32に巻き掛けられて姿勢が決められている。この実施形態では、転写ベルト31は、正面視で装置幅方向に長い逆鈍角三角形状の姿勢とされている。複数のロール32のうち、図1に示すロール32Dは、図示しないモータの動力により転写ベルト31を矢印A方向に周回させる駆動ロールとして機能する。転写ベルト31は、矢印A方向に周回することで、一次転写された各色のトナー画像を、各色の一次転写位置Tから二次転写位置NTへ搬送するようになっている。
一次転写ロール33は、各感光体ドラム21のトナー画像を転写ベルト31に転写するロールであり、転写ベルト31の内側に配置されている。各一次転写ロール33は、転写ベルト31を挟んで、対応する色の感光体ドラム21に対して対向配置されている。また、一次転写ロール33には、給電部37(図2参照)によって、トナー極性とは逆極性の一次転写電圧(一次転写電流)が印加されるようになっている。これにより、画像形成ユニット20の感光体ドラム21と一次転写ロール33との間に転写電界が形成されて、感光体ドラム21に形成されたトナー画像に対して静電力が作用し、当該トナー画像が一次転写位置Tで転写ベルト31に転写される。
二次転写ロール34は、転写ベルト31に重畳されたトナー画像を記録媒体Pに転写するロールである。二次転写ロール34は、図1に示されるように、対向ロール32Bとの間に転写ベルト31を挟むように配置されており、二次転写ロール34と転写ベルト31とは予め定められた荷重にて接触している。このように接触している二次転写ロール34と転写ベルト31の間が二次転写位置NTとされる。この二次転写位置NTには、収容器51から適時に記録媒体Pが供給されるようになっている。二次転写ロール34は、図1における時計周り方向へ回転駆動される。
定着装置40は、定着ロール41と加圧ロール42とで形成される定着ニップNFにおいてトナー画像を加熱しつつ加圧することで、トナー画像を記録媒体Pに定着する構成とされている。
銀色トナー100(扁平トナー)は、図9(A)に示されるように、扁平顔料110と結着樹脂120とを含んで構成されている。扁平顔料110は、アルミニウム(金属の一例)で構成されている。結着樹脂120には、公知の樹脂材料が用いられ、結着樹脂120は扁平顔料110よりも導電性が低くなっている。
白色トナー200は、図9(B)に示されるように、球形顔料210と結着樹脂220とを含んで構成されている。球形顔料210は、酸化チタン(金属酸化物の一例)で構成されている。結着樹脂220には、公知の樹脂材料が用いられ、結着樹脂220は球形顔料210よりも導電性が低くなっている。
白色トナー200の体積平均粒径は4μm以上14μm以下とされ、より望ましくは、5μm以上12μm以下とされ、さらに望ましくは、6μm以上10μm以下とされる。この体積平均粒径が14μmを超えると、良好な帯電性(電荷量や電荷分布)や、その適切な帯電性を長期にわたって維持し得ることができなくなり、微細なドットの再現性、階調性、粒状性の改善効果が乏しくなる。一方、体積平均粒径が4μm未満では、トナーの流動性が悪化するばかりでなく、キャリアから十分な帯電能を付与されにくくなるため、背景部へのカブリが生じたり、濃度再現性が低下しやすくなることがある。
カラー色トナー300は、図9(C)に示されるように、扁平顔料110及び球形顔料210を含まず、扁平顔料110及び球形顔料210以外の顔料310と結着樹脂320とを含んで構成されている。顔料310には、例えば、非金属及び非金属酸化物である顔料(例えば、有機顔料など)が用いられる。すなわち、カラー色トナー300は、扁平顔料110及び球形顔料210よりも導電性が低い顔料を有している。結着樹脂320には、公知の樹脂材料が用いられる。
カラー色トナー300の最大長は、白色トナー200の最大長(体積平均粒径)よりも短くされている。カラー色トナー300の最大長は、カラー色トナー300を球形状とみなし、カラー色トナー300の体積平均粒径を最大長とする。なお、体積平均粒径の測定方法は、前述のとおりである。
なお、カラートナー300に対する顔料310の濃度(含有量)は、例えば、5質量%以上20質量%以下とされている。
次に、本実施形態に係る作用を説明する。
ここで、6つの画像形成ユニット20において、画像形成ユニット20V、20W、20Cのそれぞれを、最上流側(図13の符号20(1)の位置)と、最下流側(図13の符号20(6)の位置)とに配置した場合の画像の転写率について測定した。この測定では、画像形成装置10として、Color1000Press改造6色機(富士ゼロックス株式会社製)を用いた。また、当該測定は、温度10℃、湿度15%の環境下で行った。
本評価では、本実施形態の画像形成装置10と図10に示す比較例とにおける銀色画像(銀色トナー100)、白色画像(白色トナー200)及びシアンのトナー画像(シアンのトナー)の転写率を評価した。
A:殆ど濃度低下が見られない程度に転写率が良好
B:明らかな濃度低下が見られない程度に転写性が良好
C:濃度低下が確認できる程度に転写性が悪い
本実施形態に係る画像形成装置10は、タンデム方式の画像形成装置とされていたが、これに限られない。例えば、ロータリ型現像装置を備えた図16に示す画像形成装置600であってもよい。
本実施形態に係る画像形成装置10は、タンデム方式の画像形成装置とされていたが、これに限られず、例えば、図17に示す直接転写型の画像形成装置700を用いてもよい。
本実施形態では、第3トナーとして、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーを用いたが、これに限られない。第3トナーとしては、透明なトナーや、レッド、ブルー、グリーン、オレンジ、バイオレットなどの色のトナーを用いてもよい。なお、透明なトナーとしては、顔料を含まないトナーを用いてもよい。
12 トナー画像形成部(形成部の一例)
31 転写ベルト(媒体の一例)
33 一次転写ロール(転写部の一例)
100 銀色トナー(第一トナーの一例)
110 扁平顔料
200 白色トナー(第二トナーの一例)
210 球形顔料(第一の顔料の一例)
300 カラー色トナー(第三トナーの一例)
310 顔料(第二の顔料の一例)
600 画像形成装置
612 トナー画像形成部(形成部の一例)
631 転写ベルト(媒体の一例)
633 一次転写ロール(転写部の一例)
700 画像形成装置
712 トナー画像形成部(形成部の一例)
733 転写ロール(転写部の一例)
P 記録媒体(媒体の一例)
Claims (4)
- 金属又は金属酸化物で形成された扁平顔料を含む第一トナーで第一画像を形成し、金属又は金属酸化物で形成された扁平顔料を含まず且つ前記第一トナーの最大長よりも最大長が小さい第二トナーで第二画像を形成し、前記扁平顔料を含まず且つ前記第二トナーの最大長よりも最大長が小さい第三トナーで第三画像を形成する形成部と、
前記第三画像、前記第二画像、前記第一画像の順で媒体に転写する転写部と、
を備える画像形成装置。 - 前記形成部は、金属又は金属酸化物で形成された球形顔料を含む前記第二トナーで前記第二画像を形成する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 金属又は金属酸化物で形成された扁平顔料を含む第一トナーで第一画像を形成し、金属又は金属酸化物で形成された扁平顔料を含まず且つ前記第一トナーの扁平顔料の体積平均粒径よりも体積平均粒径が小さい第一の顔料を含む第二トナーで第二画像を形成し、前記扁平顔料及び前記第一の顔料を含まず且つ前記第二トナーの第一の顔料の体積平均粒径よりも体積平均粒径が小さい第二の顔料を含む第三トナーで第三画像を形成する形成部と、
前記第三画像、前記第二画像、前記第一画像の順で媒体に転写する転写部と、
を備える画像形成装置。 - 前記形成部は、金属又は金属酸化物で形成された前記第一の顔料としての球形顔料を含む前記第二トナーで前記第二画像を形成する
請求項3に記載の画像形成装置。
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WO2021210651A1 (ja) | 2020-04-17 | 2021-10-21 | 国立医薬品食品衛生研究所長が代表する日本国 | 重症薬疹のタンパク質診断バイオマーカー |
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