JP7130957B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7130957B2
JP7130957B2 JP2017250466A JP2017250466A JP7130957B2 JP 7130957 B2 JP7130957 B2 JP 7130957B2 JP 2017250466 A JP2017250466 A JP 2017250466A JP 2017250466 A JP2017250466 A JP 2017250466A JP 7130957 B2 JP7130957 B2 JP 7130957B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner image
white toner
white
image forming
transfer means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017250466A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019117249A (ja
Inventor
史幸 本多
美穂 池田
大介 中井
彩 柿島
真司 奥山
善樹 下平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2017250466A priority Critical patent/JP7130957B2/ja
Priority to US16/109,787 priority patent/US10527988B2/en
Publication of JP2019117249A publication Critical patent/JP2019117249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7130957B2 publication Critical patent/JP7130957B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0142Structure of complete machines
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6582Special processing for irreversibly adding or changing the sheet copy material characteristics or its appearance, e.g. stamping, annotation printing, punching
    • G03G15/6585Special processing for irreversibly adding or changing the sheet copy material characteristics or its appearance, e.g. stamping, annotation printing, punching by using non-standard toners, e.g. transparent toner, gloss adding devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、各色のプロセスカラー画像の画像面積率に応じた重ねプロセスカラー画像の明度を予め制御部10のMEM-P1012などの記憶部に記憶しておくことで、重ねプロセスカラー画像の明度に関する情報に応じて白トナー付着量を変更することが記載されている。
特開2015-64401号公報
トナー像を形成する画像形成装置では、複数のトナー像形成手段から転写手段へのトナー像の転写、および転写手段から記録媒体へのトナー像の転写が行われる。
ここで、例えば、転写手段に対してトナー像を形成する際に、転写手段の非白色トナー像の上に白色トナー像が形成されることがある。転写手段に対して形成されたこのようなトナー像を記録媒体に転写すると、場合によっては、非白色トナー像の一部が記録媒体に転写されず、いわゆる白抜けが発生する場合がある。
本発明の目的は、転写手段に対して白色トナー像の下に非白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで転写手段に対して形成される白色トナー像の白色トナーの量を変えない場合に比べて、白抜けの発生を抑制することにある。
請求項1に記載の発明は、トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナーを用いて非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナーを用いて白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に1色のみの前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に2色以上の前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下に1色のみの当該非白色トナー像が形成される場合よりも、前記白色トナーの量が多くなるように制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナーを用いて非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナーを用いて白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に1色のみとして形成される前記非白色トナー像が、予め定められた非白色トナー像である場合には、当該予め定められた非白色トナー像ではない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナーを用いて非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナーを用いて白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に形成される前記非白色トナー像が、予め定められた色を呈する非白色トナー像である場合には、当該予め定められた色とは異なる色を呈する非白色トナー像である場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナーを用いて非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナーを用いて白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に1色のみの前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御し、前記制御手段は、前記白色トナー像の下に1色のみとして形成される前記非白色トナー像の前記非白色トナーに導電性を有する材料が含まれる場合には、含まれない場合よりも前記白色トナーの量が少なくなるように制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナーを用いて非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナーを用いて白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御する制御手段と、を備え、前記白色トナーの粒径は、前記非白色トナーの粒径よりも大きく、当該非白色トナーの帯電量が前記白色トナー像形成手段にて低下し易いことを特徴とする画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に1色のみの前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記導電性を有する材料が含まれる前記非白色トナーは、黒色を呈する黒色トナーであることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に形成される前記非白色トナー像は、黒色を呈する黒色トナー像又はシアンの色を呈するシアン色トナー像であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、各々が前記転写手段に対してトナー像を重ねて形成する、前記非白色トナー像形成手段および前記白色トナー像形成手段を含め3以上の複数のトナー像形成手段をさらに備え、前記白色トナー像形成手段は、前記転写手段に対して前記複数のトナー像形成手段の最下流に位置することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記白色トナー像の下に1色のみとして形成される前記非白色トナー像を形成する前記非白色トナー像形成手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像形成手段よりも一つ上流に位置することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記白色トナー像形成手段に用いられる現像剤は、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤であり、前記白色トナー像形成手段から、当該白色トナー像形成手段に用いられるキャリアを介して前記非白色トナーへ電流が流れ当該非白色トナーの帯電量が低下し易いことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、転写手段に対して白色トナー像の下に2色以上の非白色トナー像が形成される場合の白色トナーの量が、白色トナー像の下に1色のみの非白色トナー像が形成される場合の白色トナーの量と同じである場合に比べて、記録媒体に対して白色トナー像の上に2色以上の非白色トナー像が形成される部分における記録媒体の色の隠蔽性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、転写手段に対して白色トナー像の下に1色のみとして形成される非白色トナー像が予め定められた非白色トナー像である場合と予め定められた非白色トナー像ではない場合とで白色トナーの量を変えない場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項3の発明によれば、転写手段に対して白色トナー像の下に形成される非白色トナー像が、予め定められた色を呈する非白色トナー像である場合と予め定められた色とは異なる色を呈する非白色トナー像である場合とで、白色トナーの量を変えない場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項の発明によれば、非白色トナーに導電性を有する材料が含まれる場合と含まれない場合とで転写手段に対して形成される白色トナー像の白色トナーの量を変えない場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項の発明によれば、非白色トナーの帯電量が白色トナー像形成手段にて低下する場合であっても、転写手段に対して白色トナー像の下に非白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで転写手段に対して形成される白色トナー像の白色トナーの量を変えない場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項の発明によれば、転写手段に対して白色トナー像の下に2色以上の非白色トナー像が形成される場合において白色トナーの量を少なくする場合に比べて、記録媒体に白色トナー像が形成される部分における記録媒体の色の隠蔽性を高めることができる。
請求項の発明によれば、転写手段に対して白色トナー像の下に黒色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで転写手段に対して形成される白色トナー像の白色トナーの量を変えない場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項の発明によれば、非白色トナー像が、黒色トナー像又はシアン色トナー像である場合においても転写手段に対して白色トナー像の下に非白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで転写手段に対して形成される白色トナー像の白色トナーの量を変えない場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項の発明によれば、転写手段に対して非白色トナー像の上に白色トナー像が形成された後に非白色トナー像がトナー像形成手段を通らない場合であっても、転写手段に対して白色トナー像の下に非白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで転写手段に対して形成される白色トナー像の白色トナーの量を変えない場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項10の発明によれば、転写手段に対して白色トナー像の下に形成される非白色トナー像が白色トナー像形成手段以外のトナー像形成手段を通らない場合であっても、転写手段に対して白色トナー像の下に非白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで転写手段に対して形成される白色トナー像の白色トナーの量を変えない場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項11の発明によれば、白色トナー像形成手段からキャリアを介して非白色トナーへ電流が流れる場合であっても、転写手段に対して白色トナー像の下に非白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで転写手段に対して形成される白色トナー像の白色トナーの量を変えない場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 白の画像形成ユニットの感光体ドラムと1次転写ロールとの間の拡大図である。 白色トナー量制御処理のフローチャートである。 変形例における白色トナー量制御処理のフローチャートである。 実施例1の結果を示す図である。 実施例2の結果を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<画像形成装置の説明>
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1を示す概略構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、所謂タンデム型のカラープリンタであり、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部10と、画像形成装置1全体の動作制御や例えばパーソナルコンピュータ等との通信、画像データに対して行う画像処理等を実行する制御手段の一例としての制御部50と、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行うユーザインターフェース部30と、を備えている。
<画像形成部の説明>
画像形成部10は、例えば電子写真方式により画像を形成する機能部であって、金属色(G)の画像形成ユニット11G、イエロー(Y)の画像形成ユニット11Y、マゼンタ(M)の画像形成ユニット11M、シアン(C)の画像形成ユニット11C、黒(K)の画像形成ユニット11K、および白(W)の画像形成ユニット11Wの6つの画像形成ユニットを備えている。
なお、以下の説明において、各画像形成ユニットを区別しないで説明する場合には「画像形成ユニット11」と総称する。
各画像形成ユニット11は、例えば、静電潜像が形成され、その後に各色トナー像が形成される感光体ドラム12と、感光体ドラム12の表面を予め定めた電位で帯電する帯電器13と、帯電器13により帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光する露光器14と、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を各色トナーにより現像する現像器15と、転写後の感光体ドラム12表面を清掃するクリーナ16と、を備えている。そして、各画像形成ユニット11は、現像器15に収容されるトナーを除いて略同様に構成されている。
本実施形態では、各現像器15に、負極性に帯電するトナーと金属粉により構成され正極性に帯電するキャリアとからなる2成分現像剤が収容されている。また、現像器15には、現像器15に予め定めた現像電圧を印加する現像電圧電源15aが接続されている。現像電圧電源15aが現像器15に現像電圧を印加すると、現像器15と感光体ドラム12との間にトナーの現像電界が発生する。現像器15は、この現像電界により、現像器15上のトナーを感光体ドラム12上の潜像形成領域へ転移させる。
また、画像形成部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12に形成された各色トナー像が転写される転写ベルト20と、各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像を転写ベルト20に転写(1次転写)する1次転写ロール21と、を備えている。さらに、転写ベルト20上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体の一例としての用紙Pに一括転写(2次転写)する2次転写ロール22と、転写ベルト20を介して2次転写ロール22と対向する対向ロール23と、2次転写された各色トナー像を用紙P上に定着させる定着ユニット60と、を備えている。
本実施形態では、2次転写ロール22が配置され、転写ベルト20上の各色トナー像が用紙Pに2次転写される領域を、以下、2次転写領域T2という。
1次転写ロール21には、トナーの帯電極性とは逆極性(この例では正極性)の1次転写電圧を1次転写ロール21に印加する1次転写電圧電源21aが接続されている。1次転写電圧電源21aが予め定めた1次転写電圧を1次転写ロール21に印加すると、1次転写ロール21と感光体ドラム12との間に転写電界が生じる。1次転写ロール21は、この転写電界により、感光体ドラム12上のトナー像を転写ベルト20へ1次転写させる。
対向ロール23には、トナーの帯電極性と同極性(この例では負極性)の2次転写電圧を対向ロール23に印加する2次転写電圧電源23aが接続されている。2次転写電圧電源23aが予め定めた2次転写電圧を対向ロール23に印加すると、対向ロール23と2次転写ロール22との間に転写電界が生じる。2次転写ロール22は、この転写電界により、転写ベルト20上のトナー像を用紙Pへ2次転写させる。
本実施形態では、転写ベルト20、1次転写ロール21、および2次転写ロール22が、転写手段として機能する。
また、本実施形態では、転写ベルト20の回転方向(図中反時計回り方向)において、2次転写領域T2を基準とし、上流側から下流側に向けて、金属色の画像形成ユニット11G、イエローの画像形成ユニット11Y、マゼンタの画像形成ユニット11M、シアンの画像形成ユニット11C、黒の画像形成ユニット11K、白の画像形成ユニット11Wの順に配置される。特に、転写ベルト20の回転方向において、2次転写領域T2を基準として、最も下流側に白の画像形成ユニット11Wが配置されるようにしている。
<画像形成動作の説明>
次に、本実施の形態に係る画像形成装置1での基本的な画像形成動作について説明する。
画像形成部10の画像形成ユニット11の各々は、上記の機能部材を用いた電子写真プロセスにより金属色、イエロー、マゼンタ、シアン、黒、白の各色トナー像を形成する。各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像は、1次転写ロール21により転写ベルト20上に順に1次転写され、各色トナーが重畳された合成トナー像を形成する。転写ベルト20上の合成トナー像は、転写ベルト20の移動(矢印方向)に伴って2次転写ロール22が配置された2次転写領域T2に搬送される。
用紙搬送系では、用紙収容容器40から繰出しロールにより繰り出された用紙Pは、搬送路に沿って搬送され、2次転写領域T2に到達する。2次転写領域T2では、2次転写ロール22と対向ロール23との間に発生した転写電界によって、転写ベルト20上に保持された合成トナー像が用紙Pに一括して二次転写される。
その後、合成トナー像が転写された用紙Pは、転写ベルト20から分離され、搬送路に沿って定着ユニット60に搬送される。定着ユニット60に搬送された用紙P上の合成トナー像は、定着ユニット60によって定着処理を受けて用紙Pに定着される。
続いて、本実施形態の各現像器15に収容されるトナーについて説明する。
本実施形態にて用いられる金属色トナーには、銀粉末や金属アルミニウム粉等の金属顔料が含まれている。金属色としては、例えば金色や銀色が挙げられる。また、本実施形態にて用いられる黒のトナーには、導電性を有するカーボンブラック等の顔料が含まれている。
また、本実施形態では、白色とは異なる色を呈するトナーである金属色トナー、イエロー色トナー、マゼンタ色トナー、シアン色トナー、および黒色トナーなどのことを総称して非白色トナーNTと称する。
白色トナーWTは、非白色(例えば黒色)の用紙Pに対して白色の画像を形成する用途で用いられる。また、非白色の用紙Pに白色トナー像が形成された部分においては、この非白色の用紙Pの色がユーザに対して隠蔽される。そのため、非白色の用紙Pに非白色トナー像を形成する場合において、この非白色トナー像の下地として白色トナー像を形成するために白色トナーWTが用いられる。本実施形態にて用いられる白色トナーWTは、粒径が、何れの非白色トナーNTの粒径よりも大きい。また、白色トナーWTとともに用いられるキャリアの粒径は、非白色トナーNTとともに用いられるキャリアの粒径よりも大きい。なお、トナーの粒径とは、トナー粒子の体積平均粒径である。また、キャリアの粒径とは、キャリア粒子の体積平均粒径である。
なお、本実施形態では、金属色の画像形成ユニット11G、イエローの画像形成ユニット11Y、マゼンタの画像形成ユニット11M、シアンの画像形成ユニット11C、および黒の画像形成ユニット11Kが、非白色トナーを用いて非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段として機能する。また、白の画像形成ユニット11Wが、白色トナーを用いて白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段として機能する。また、金属色の画像形成ユニット11G、イエローの画像形成ユニット11Y、マゼンタの画像形成ユニット11M、シアンの画像形成ユニット11C、黒の画像形成ユニット11K、および白の画像形成ユニット11Wは、複数のトナー像形成手段として捉えられる。
図2は、白の画像形成ユニット11Wの感光体ドラム12と1次転写ロール21との間の拡大図である。
非白色トナー像の下地として用紙Pに白色トナー像を形成する場合、転写ベルト20に対して、非白色トナー像の上に白色トナー像が形成される。そのため、白の画像形成ユニット11Wが転写ベルト20に対して下地としての白色トナー像を形成する際、図2に示すように、転写ベルト20の上には、非白色トナーNTにより構成される非白色トナー像が形成されている。
ここで、1次転写ロール21には1次転写電圧が印加されており、1次転写ロール21と感光体ドラム12との間には電位差が生じているが、この電位差が大きい場合、感光体ドラム12から1次転写ロール21に向かって電流が流れる現象(放電現象)が発生することがある。この際、転写ベルト20上の非白色トナーNTに電流が流れると、非白色トナーNTに帯電されていた電荷の一部が失われ、非白色トナーNTの帯電量が低下する。なお、トナーの帯電量とは、トナー粒子に帯電している電荷量である。
非白色トナーNTの帯電量が低下したまま非白色トナー像の2次転写が行われると、非白色トナー像の一部が用紙Pに2次転写されず、用紙Pのうち非白色トナー像が2次転写されない部分が白く見える、いわゆる白抜けが発生する場合がある。
また、現像器15が感光体ドラム12上に形成された静電潜像を白色トナーWTにより現像する際に、現像器15上のキャリアWCが感光体ドラム12に接触することにより、このキャリアWCが感光体ドラム12へ転移する場合がある(図2参照)。キャリアWCは導電性を有するため、感光体ドラム12上にキャリアWCが存在していると、感光体ドラム12からこのキャリアWCを介して転写ベルト20上の非白色トナーNTへ電流が流れやすくなる。
特に、本実施形態では、用紙Pの色の隠蔽性を高めるために粒径の大きい白色トナーWTが用いられており、これに伴い、キャリアWCも粒径の大きいものが用いられている。そのため、キャリアWCの粒径が大きい分だけ、感光体ドラム12から電流が流れやすい領域が大きくなっており、より多くの非白色トナーNTに電流が流れやすい。さらに、非白色トナーNTは、白色トナーWTよりも粒径が小さい分だけ、転写ベルト20に1次転写されたときの帯電量が小さい。そのため、非白色トナーNTは、白色トナーWTに比べて、電流が流れ帯電量が低下した場合において用紙Pに2次転写されにくくなっている。なお、用紙Pの色の隠蔽性とは、用紙Pの色を隠す度合である。
また、本実施形態では、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12に対向する1次転写ロール21に1次転写電圧が印加されており、転写ベルト20上の非白色トナーNTは、各画像形成ユニット11を通る際に1次転写ロール21に帯電され帯電量が大きくなる。
一方、本実施形態では、転写ベルト20の回転方向において、2次転写領域T2を基準として、白の画像形成ユニット11Wが各画像形成ユニット11の最下流に位置している。そのため、転写ベルト20に対して非白色トナー像の上に白色トナー像が形成された後には、白色トナー像の下の非白色トナー像は、画像形成ユニット11を通らない。この場合、白の画像形成ユニット11Wにて転写ベルト20上の非白色トナーNTの帯電量が低下すると、帯電量が低下したまま非白色トナー像の用紙Pへの2次転写が行われるため、白抜けが発生しやすくなる。
これに対して、本実施形態では、白の画像形成ユニット11Wが転写ベルト20に対して形成する白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくする。具体的には、転写ベルト20に対して白色トナー像の下に非白色トナー像が形成される場合には、白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくする。なお、トナーの量とは、単位面積当たりのトナーの質量である。
この場合、転写ベルト20上における白色トナーWTの量および非白色トナーNTの量の合計の量が少なくなる分だけ、転写ベルト20から用紙Pへのトナー像の2次転写が行われる際に転写ベルト20上の各トナーに作用する転写電界の電界強度が大きくなる。この結果、非白色トナー像が用紙Pに2次転写されやすくなり、白抜けの発生が抑制される。
本実施形態では、例えば、露光器14が感光体ドラム12上に静電潜像を形成する箇所を疎らにして感光体ドラム12上に現像される白色トナー像の濃度を低くすることにより、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくする。
<白色トナー量制御処理>
続いて、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を制御する処理(以下、白色トナー量制御処理と称する)について詳しく説明する。
図3は、白色トナー量制御処理のフローチャートである。
なお、白色トナー量制御処理は、制御部50が、画像形成ユニット11および転写ベルト20を制御することで実現する処理である。
まず、転写ベルト20に対して、白色トナー像の下に非白色トナー像が形成されるか否かを判断する(ステップ(以下、Sと記載する)101)。白色トナー像の下に非白色トナー像が形成されなければ(S101でNO)、処理を終了する。
白色トナー像の下に非白色トナー像が形成される場合には(S101でYES)、この非白色トナー像が、1色のみの非白色トナー像であるか否かを判断する(S102)。白色トナー像の下に2色以上の非白色トナー像が形成される場合には(S102でNO)、処理を終了する。
転写ベルト20に対して白色トナー像の下に2色以上の非白色トナー像が形成される場合、この2色以上の非白色トナーNTのうち転写ベルト20に対して最も上側に形成される非白色トナーNTは、白の画像形成ユニット11Wにて最も帯電量が低下しやすい。すなわち、白色トナー像の1次転写の際に感光体ドラム12(図2参照)から1次転写ロール21に向かって電流が流れた場合、2色以上の非白色トナーNTのうち転写ベルト20に対して最も上側に形成される非白色トナーNTに最も電流が流れやすい。
一方で、転写ベルト20に対して最も上側に形成される非白色トナーNTは、転写ベルト20に直接付着しない分、用紙Pに2次転写されやすい。また、転写ベルト20に直接付着する非白色トナーNTは、感光体ドラム12からの電流を受けにくく帯電量が低下しにくいため、用紙Pに2次転写されやすい。すなわち、転写ベルト20に対して白色トナー像の下に2色以上の非白色トナー像が形成される場合、白の画像形成ユニット11にて非白色トナーNTの帯電量が低下した場合であっても白抜けが発生しにくい。そこで、本実施形態では、転写ベルト20に対して白色トナー像の下に2色以上の非白色トナー像が形成される場合には、白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくせずに、用紙Pに白色トナー像が形成された部分における用紙Pの色の隠蔽性を高めている。
転写ベルト20に対して白色トナー像の下に1色のみの非白色トナー像が形成される場合には(S102でYES)、この1色の非白色トナーNTに導電性を有する材料が含まれるか否かを判断する(S103)。本実施形態では、この1色の非白色トナーNTが黒色トナーまたは金属色トナーであるか否かを判断する。
1色の非白色トナーNTに導電性を有する材料が含まれない場合(S103でNO)、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を、白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合において転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量(以下、通常白色トナー量と称する)よりも少なくする。具体的には、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を第1の基準値まで少なくする(S104)。第1の基準値とは、例えば、通常白色トナー量よりも10%少ない値である。
一方、1色の非白色トナーNTに導電性を有する材料が含まれる場合には(S103でYES)、導電性を有する材料が含まれない場合よりも、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくする。具体的には、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を第2の基準値まで少なくする(S105)。第2の基準値とは、例えば、通常白色トナー量よりも20%少ない値である。
転写ベルト20に対して白色トナー像の下に形成される非白色トナー像の非白色トナーNTに導電性を有する材料が含まれる場合、白色トナー像の1次転写の際に感光体ドラム12から導電性を有する材料が含まれる非白色トナーNTへ電流が流れやすくなる。
そこで、本実施形態では、非白色トナーNTに導電性を有する材料が含まれる場合、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を、非白色トナーNTに導電性を有する材料が含まれない場合よりも少なくしている。この場合、導電性を有する材料が含まれる非白色トナーNTに電流が流れてこの非白色トナーNTの帯電量が低下した場合であっても、非白色トナー像が用紙Pへ2次転写されやすくなる。
<白色トナー量制御処理の変形例>
次に、変形例における白色トナー量制御処理について説明する。
図4は、変形例における白色トナー量制御処理のフローチャートである。
まず、転写ベルト20に対して、白色トナー像の下に非白色トナー像が形成されるか否かを判断する(S201)。白色トナー像の下に非白色トナー像が形成されなければ(S201でNO)、処理を終了する。
白色トナー像の下に非白色トナー像が形成される場合には(S201でYES)、この非白色トナー像が黒色トナー像であるか否かを判断する(S202)。
非白色トナー像が黒色トナー像でない場合には(S202でNO)、この非白色トナー像がシアン色トナー像であるか否かを判断する(S203)。
非白色トナー像がシアン色トナー像でない場合には(S203でNO)、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を、通常白色トナー量よりも少なくする。具体的には、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を第3の基準値まで少なくする(S204)。第3の基準値とは、例えば、通常白色トナー量よりも10%少ない値である。
また、非白色トナー像がシアン色トナー像である場合には(S203でYES)、非白色トナー像が黒色トナー像およびシアン色トナー像の何れでもない場合よりも、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくする。具体的には、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を第4の基準値まで少なくする(S205)。第4の基準値とは、例えば、通常白色トナー量よりも20%少ない値である。
さらに、非白色トナー像が黒色トナー像である場合には(S202でYES)、非白色トナー像が黒色トナー像でない場合よりも、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくする。具体的には、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を第5の基準値まで少なくする(S206)。第5の基準値とは、例えば、通常白色トナー量よりも30%少ない値である。
非白色トナー像の下地として用いられる白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくすると、用紙Pに対して白色トナー像が形成された部分における用紙Pの色の隠蔽性が低下しやすくなる。一方、黒色トナーやシアン色トナーは、イエロー色トナーやマゼンタ色トナーに比べて、用紙Pの色の隠蔽性が高い。そのため、用紙Pに対して白色トナー像の上に黒色トナー像やシアン色トナー像が形成される場合、下地として用いられる白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくしても、用紙Pの色の隠蔽性が保たれやすい。
そこで、本実施形態では、転写ベルト20に対して白色トナー像の下に黒色トナー像またはシアン色トナー像が形成される場合には、白色トナー像の下の非白色トナー像が黒色トナー像およびシアン色トナー像の何れでもない場合よりも、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくしている。この場合、用紙Pに対して白色トナー像が形成された部分における用紙Pの色の隠蔽性が保たれやすく、また、白抜けの発生がさらに抑制される。
また、本実施形態では、黒の画像形成ユニット11Kは、2次転写領域T2を基準として、各画像形成ユニット11のうち白の画像形成ユニット11Wの一つ上流に配置されている。転写ベルト20に対して黒色トナー像が形成される場合、転写ベルト20上の黒色トナーは、イエロー、マゼンタ、シアンの画像形成ユニット11を新たに通らないため、1次転写ロール21による帯電を受けられず、帯電量が大きくならない。そのため、白の画像形成ユニット11Wにて転写ベルト20上の黒色トナーの帯電量が低下した場合には白抜けがより発生しやすくなる。
そこで、本実施形態では、転写ベルト20に対して白色トナー像の下に黒色トナー像が形成される場合、白色トナー像の下の非白色トナー像が黒色トナー像でない場合よりも、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくしている。この場合、2次転写の際に転写ベルト20上の各トナーに作用する転写電界の電界強度がより大きくなるため、転写ベルト20上の黒色トナーの帯電量が大きくない場合であっても黒色トナー像が用紙Pへ2次転写されやすくなる。
次に、本発明者が行った各実施例について説明する。
[実施例1]
本発明者は、用紙Pに対して下地としてのトナー像の上に下地の色とは異なる他の色のトナー像を形成する場合において、転写ベルト20に対して形成される下地としてのトナー像のトナーの量を変化させたときの、白抜けの発生状態について評価を行った。この実施例においては、A3サイズの用紙Pにおける一面の全体に対して、下地として用いられるトナー像のベタ画像および下地の上に形成される他の色のトナー像のベタ画像を形成した。そして、白抜け数が11以上である場合に「×」、1~10である場合に「△」、0である場合に「〇」の評価とした。なお、画像形成を実施していないトナーの量の条件における評価には「-」を示した。また、白抜け数とは、用紙Pに上記のベタ画像を形成した場合において肉眼で白抜けが確認された箇所の数である。
図5は、実施例1の結果を示す表であって、転写ベルト20に対して形成される下地のトナー像のトナーの量として制御した量と、発生した白抜け数との関係を示した図である。「トナー像の種類」には、用紙Pに対して形成したトナー像の種類を示し、「下地のトナー量」には、転写ベルト20に対して形成される下地のトナー像のトナーの量として制御した量を示した。なお、用紙Pに対して黒色トナー像の上に白色トナー像を形成することは、黒の画像形成ユニット11Kの配置と白の画像形成ユニット11Wの配置とを入れ替えることにより実現させた。
図5に示すように、用紙Pに対して白色トナー像の上にマゼンタ色トナー像を形成した場合やシアン色トナー像およびマゼンタ色トナー像を形成した場合、白色トナー像の白色トナーWTの量に関わらず、白抜けが発生していないことがわかる。これに対し、用紙Pに対して白色トナー像の上に黒色トナー像やシアン色トナー像を形成した場合、白色トナー像の白色トナーWTの量が多いと白抜けが11以上発生していることがわかる。これは、黒の画像形成ユニット11Kやシアンの画像形成ユニット11Cはマゼンタの画像形成ユニット11Mよりも下流側に配置されている分だけ、転写ベルト20上の黒色トナーやシアン色トナーの帯電量が小さいためと考えられる。
また、用紙Pに対して黒色トナー像の上に白色トナー像を形成した場合、黒色トナー像の黒色トナーの量に関わらず、白色トナー像の色抜けが発生していないことがわかる。つまり、転写ベルト20の回転方向において、2次転写領域T2を基準として、白の画像形成ユニット11Wを各画像形成ユニット11の最下流に配置する場合において、下地として白色トナー像を用いる場合に白抜けが発生しやすいことがわかった。
また、用紙Pに対して白色トナー像の上に黒色トナー像を形成した場合、白色トナーWTの量を少なくするほど、白抜け数が減少することがわかる。また、用紙Pに対して白色トナー像の上にシアン色トナー像を形成した場合、白色トナーWTの量が多い場合よりも少ない場合の方が、白抜け数が減少することがわかる。
[実施例2]
次に、本発明者は、用紙Pに対して白色トナー像の上に非白色トナー像を形成する場合において、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を変化させたときの、用紙Pに形成された非白色トナー像の明度について評価を行った。この実施例においては、A3サイズの用紙Pにおける一面の全体に対して、白色トナー像のベタ画像および非白色トナー像のベタ画像を形成した。
図6は、実施例2の結果を示す図であって、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量として制御した量と、非白色トナー像の明度との関係を示した図である。
図6に示すように、黒色トナー像およびシアン色トナー像は、マゼンタ色トナー像やイエロー色トナー像に比べて、白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくしたときの明度の変化が小さいことがわかる。つまり、黒色トナー像およびシアン色トナー像は、マゼンタ色トナー像やイエロー色トナー像よりも用紙Pの色の隠蔽性が高く、白色トナーWTの量を少なくしても用紙Pの色の光が画像を透過しにくいために画像の明度の変化が小さいことがわかった。また、黒色トナー像は、シアン色トナー像に比べて、白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくしたときの明度の変化が小さかった。
なお、本実施形態では、転写ベルト20に対して白色トナー像の下に1色のみの非白色トナー像が形成される場合には、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくしているが、これに限定されない。例えば、転写ベルト20に対して白色トナー像の下に1色のみとして形成される非白色トナー像がイエロー色トナー像またはマゼンタ色トナー像である場合には、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を変えないようにしても良い。また、例えば、転写ベルト20に対して白色トナー像の下に1色のみとして形成される非白色トナー像が黒色トナー像およびシアン色トナー像の何れでもない場合には、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を変えないようにしても良い。
また、例えば、転写ベルト20に対して白色トナー像の下に1色のみとして形成される非白色トナー像が、2次転写領域T2を基準として白の画像形成ユニット11Wよりも三つ以上上流に配置されている画像形成ユニット11により形成される場合には、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を変えないようにしても良い。言い換えると、転写ベルト20に対して白色トナー像の下に1色のみとして形成される非白色トナー像が、2次転写領域T2を基準として白の画像形成ユニット11Wよりも一つ上流または二つ上流に配置されている画像形成ユニット11により形成される場合には、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくしても良い。
また、例えば、転写ベルト20に対して白色トナー像の下に1色のみとして形成される非白色トナー像が黒色トナー像およびシアン色トナー像である場合には、黒色トナー像およびシアン色トナー像の何れでもない場合よりも、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくしなくても良い。
また、本実施形態では、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくするために、感光体ドラム12上が静電潜像を形成する箇所を疎らにしているが、これに限定されない。例えば、現像器15に印加する現像電圧を小さくして感光体ドラム12上に現像される白色トナー像の濃度を低くすることにより、転写ベルト20に対して形成される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくしても良い。また、例えば、1次転写ロール21に印加する転写電圧を小さくすることにより、感光体ドラム12から転写ベルト20へ1次転写される白色トナー像の白色トナーWTの量を少なくしても良い。
また、本実施形態では、記録媒体として非白色の用紙Pが用いられる例を説明しているが、この態様に限定されない。例えば、記録媒体として樹脂製シートや樹脂製フィルムが用いられても良い。
また、本実施形態にて用いられるシアン色トナーやマゼンタ色トナーに、導電性を有するカーボンが含まれていても良い。
1…画像形成装置、11…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、15…現像器、20…転写ベルト、21…1次転写ロール、22…2次転写ロール、23…対抗ロール、50…制御部

Claims (11)

  1. トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナーを用いて非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、
    前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナーを用いて白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、
    前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に1色のみの前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に2色以上の前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下に1色のみの当該非白色トナー像が形成される場合よりも、前記白色トナーの量が多くなるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナーを用いて非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、
    前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナーを用いて白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、
    前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に1色のみとして形成される前記非白色トナー像が、予め定められた非白色トナー像である場合には、当該予め定められた非白色トナー像ではない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナーを用いて非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、
    前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナーを用いて白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、
    前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に形成される前記非白色トナー像が、予め定められた色を呈する非白色トナー像である場合には、当該予め定められた色とは異なる色を呈する非白色トナー像である場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  4. トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナーを用いて非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、
    前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナーを用いて白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、
    前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に1色のみの前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御し、
    前記制御手段は、前記白色トナー像の下に1色のみとして形成される前記非白色トナー像の前記非白色トナーに導電性を有する材料が含まれる場合には、含まれない場合よりも前記白色トナーの量が少なくなるように制御することを特徴とする画像形成装置。
  5. トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナーを用いて非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、
    前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナーを用いて白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、
    前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御する制御手段と、
    を備え、
    前記白色トナーの粒径は、前記非白色トナーの粒径よりも大きく、当該非白色トナーの帯電量が前記白色トナー像形成手段にて低下し易いことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に1色のみの前記非白色トナー像が形成される場合には、当該白色トナー像の下にトナー像が形成されない場合よりも、前記白色トナーの量が少なくなるように制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記導電性を有する材料が含まれる前記非白色トナーは、黒色を呈する黒色トナーであることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  8. 前記転写手段に対して前記白色トナー像の下に形成される前記非白色トナー像は、黒色を呈する黒色トナー像又はシアンの色を呈するシアン色トナー像であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 各々が前記転写手段に対してトナー像を重ねて形成する、前記非白色トナー像形成手段および前記白色トナー像形成手段を含め3以上の複数のトナー像形成手段をさらに備え、
    前記白色トナー像形成手段は、前記転写手段に対して前記複数のトナー像形成手段の最下流に位置することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記白色トナー像の下に1色のみとして形成される前記非白色トナー像を形成する前記非白色トナー像形成手段は、前記転写手段に対して前記白色トナー像形成手段よりも一つ上流に位置することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記白色トナー像形成手段に用いられる現像剤は、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤であり、
    前記白色トナー像形成手段から、当該白色トナー像形成手段に用いられるキャリアを介して前記非白色トナーへ電流が流れ当該非白色トナーの帯電量が低下し易いことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
JP2017250466A 2017-12-27 2017-12-27 画像形成装置 Active JP7130957B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017250466A JP7130957B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 画像形成装置
US16/109,787 US10527988B2 (en) 2017-12-27 2018-08-23 Image forming apparatus for toner image

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017250466A JP7130957B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019117249A JP2019117249A (ja) 2019-07-18
JP7130957B2 true JP7130957B2 (ja) 2022-09-06

Family

ID=66951079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017250466A Active JP7130957B2 (ja) 2017-12-27 2017-12-27 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10527988B2 (ja)
JP (1) JP7130957B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002108021A (ja) 2000-09-28 2002-04-10 Konica Corp 白色トナーと画像形成装置
US20090304408A1 (en) 2008-06-10 2009-12-10 Xerox Corporation Multi-color printing system and method for high toner pile height printing
JP2015018120A (ja) 2013-07-11 2015-01-29 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2015025845A (ja) 2013-07-24 2015-02-05 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及びプログラム
JP2017151323A (ja) 2016-02-25 2017-08-31 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015064401A (ja) 2013-09-24 2015-04-09 株式会社リコー 画像形成装置
US20150093553A1 (en) * 2013-09-27 2015-04-02 Dinesh Tyagi Transparency document having white toner
JP6445361B2 (ja) * 2015-03-20 2018-12-26 株式会社沖データ 画像形成装置
US9874845B2 (en) * 2016-03-25 2018-01-23 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus, method and non-transitory computer readable medium storing program
JP2018004729A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 株式会社沖データ 画像形成装置
JP6844195B2 (ja) * 2016-10-25 2021-03-17 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法
JP6872113B2 (ja) * 2016-12-08 2021-05-19 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 トナーセット、現像剤セット、トナーカートリッジセット、画像形成装置及び画像形成方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002108021A (ja) 2000-09-28 2002-04-10 Konica Corp 白色トナーと画像形成装置
US20090304408A1 (en) 2008-06-10 2009-12-10 Xerox Corporation Multi-color printing system and method for high toner pile height printing
JP2015018120A (ja) 2013-07-11 2015-01-29 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2015025845A (ja) 2013-07-24 2015-02-05 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及びプログラム
JP2017151323A (ja) 2016-02-25 2017-08-31 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019117249A (ja) 2019-07-18
US10527988B2 (en) 2020-01-07
US20190196376A1 (en) 2019-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4550501B2 (ja) 画像形成装置
JP5358558B2 (ja) 画像形成装置
US20110293301A1 (en) Image Forming Apparatus
JP7130957B2 (ja) 画像形成装置
JP7069700B2 (ja) 画像形成装置
JP2006220800A (ja) 画像形成装置
JP5482019B2 (ja) 画像形成装置
US20120141151A1 (en) Image forming apparatus and toner supplying method
JP6398253B2 (ja) 画像形成装置
JP4998245B2 (ja) 画像形成装置
JP6414438B2 (ja) 画像形成装置
CN109557790B (zh) 图像形成设备
JP6269150B2 (ja) 画像形成装置
WO2016067841A1 (ja) 画像形成装置
JP2017173540A (ja) 画像形成装置、及び画像形成プログラム
JP5858184B1 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2015194710A (ja) 画像形成装置
JP2007322570A (ja) 現像ローラ、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP6969365B2 (ja) 画像形成装置
JP2016151610A (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2006098894A (ja) 画像形成装置
JP2008257114A (ja) 画像形成装置
JP6819155B2 (ja) 画像形成装置
JP2016061922A (ja) 画像形成装置
JP2016045406A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7130957

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150