JP2019113736A - 画像形成装置 - Google Patents
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ここで、例えば、転写手段に対してトナー像を形成する際に、転写手段の非白色トナー像の上に白色トナー像が形成されることがある。転写手段に対して形成されたこのようなトナー像を記録媒体に転写すると、場合によっては、非白色トナー像の一部が記録媒体に転写されず、いわゆる白抜けが発生する場合がある。
本発明の目的は、転写手段に対して非白色トナー像の上に白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで転写電圧を変えることなくトナー像を記録媒体に転写する場合に比べて、白抜けの発生を抑制することにある。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、1次転写電圧を用いて前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、形成されない場合よりも予め定めた1次転写電圧が低くなるように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記白色トナー像形成手段は、静電潜像を保持し、前記白色トナー像形成手段との間に白色トナーの現像電界を発生させて、前記静電潜像を現像する現像手段をさらに備え、前記制御手段は、前記白色トナー像が現像される際の前記現像電界が予め定めた電界強度以上である場合には、当該予め定めた電界強度未満である場合よりも前記1次転写電圧が低くなるように制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記白色トナー像形成手段に用いられる現像剤は、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤であり、前記予め定めた電界強度以上か未満かは、前記現像手段にて用いられる白色トナーおよびキャリアに対する当該白色トナーの割合が予め定めた値未満か以上かであることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、各々が前記転写手段に対してトナー像を重ねて形成する3以上の複数のトナー像形成手段をさらに備え、前記白色トナー像形成手段は、前記転写手段に対して前記複数のトナー像形成手段の最下流に位置することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記制御手段は、1次転写電圧を用いて前記複数のトナー像形成手段が前記転写手段に対してトナー像を形成する場合において、前記転写手段に対して前記白色トナー像が形成される前に形成される前記非白色トナー像が一つ上流のトナー像形成手段で形成されるものであるときに、当該一つ上流のトナー像形成手段にて用いられる予め定めた1次転写電圧を高くすることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記白色トナー像を構成する白色トナーの粒径は、前記非白色トナー像を構成する非白色トナーの粒径よりも大きく、当該非白色トナーの帯電量が前記白色トナー像形成手段にて低下し易いことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記白色トナー像形成手段に用いられる現像剤は、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤であり、前記白色トナー像形成手段から、当該白色トナー像形成手段に用いられるキャリアを介して前記非白色トナーへ電流が流れ当該非白色トナーの帯電量が低下し易いことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、1次転写電圧を用いて前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、形成されない場合よりも、予め定めた1次転写電圧が低くなるように制御する制御手段と、を備えた、画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記白色トナー像形成手段は、静電潜像を保持し、前記白色トナー像形成手段との間に白色トナーの現像電界を発生させて、前記静電潜像を現像する現像手段をさらに備え、前記制御手段は、前記白色トナー像が現像される際の前記現像電界が予め定めた電界強度以上である場合には、当該予め定めた電界強度未満である場合よりも前記1次転写電圧が低くなるように制御することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、前記白色トナー像形成手段に用いられる現像剤は、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤であり、前記予め定めた電界強度以上か未満かは、前記現像手段にて用いられる白色トナーおよびキャリアに対する当該白色トナーの割合が予め定めた値未満か以上かであることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置である。
請求項2の発明によれば、転写手段に対して白色トナー像の下に非白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで1次転写電圧を変えることなく転写手段に対して白色トナー像を形成する場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項3の発明によれば、白色トナー像が現像される際の現像電界が予め定めた電界強度以上であるか否かに関わらず1次転写電圧を変えることなく転写手段に対して白色トナー像を形成する場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項4の発明によれば、白色トナー像が現像される際の現像電界の電界強度を測定することなく、現像電界の電界強度に基づいて1次転写電圧を制御することができる。
請求項5の発明によれば、転写手段に対して非白色トナー像の上に白色トナー像が形成された後に非白色トナー像がトナー像形成手段を通らない場合であっても、転写手段に対して非白色トナー像の上に白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで転写電圧を変えることなくトナー像を記録媒体に転写する場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項6の発明によれば、白色トナー像が形成される前に形成される非白色トナー像が一つ上流のトナー像形成手段で形成されるものであるか否かに関わらず1次転写電圧を変えることなく転写手段に対して非白色トナー像を形成する場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項7の発明によれば、非白色トナーの帯電量が白色トナー像形成手段にて低下する場合であっても、転写手段に対して非白色トナー像の上に白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで転写電圧を変えることなくトナー像を記録媒体に転写する場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項8の発明によれば、白色トナー像形成手段からキャリアを介して非白色トナーへ電流が流れる場合であっても、転写手段に対して非白色トナー像の上に白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで転写電圧を変えることなくトナー像を記録媒体に転写する場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項9の発明によれば、転写手段に対して白色トナー像の下に非白色トナー像が形成される場合と形成されない場合とで1次転写電圧を変えることなく転写手段に対して白色トナー像を形成する場合に比べて、白抜けの発生を抑制できる。
請求項10の発明によれば、白色トナー像が現像される際の現像電界が予め定めた電界強度以上であるか否かに関わらず1次転写電圧を変えることなく転写手段に対して白色トナー像を形成する場合に比べて、白抜けの発生を抑制することができる。
請求項11の発明によれば、白色トナー像が現像される際の現像電界の電界強度を測定することなく、現像電界の電界強度に基づいて1次転写電圧を制御することができる。
<画像形成装置の説明>
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1を示す概略構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、所謂タンデム型のカラープリンタであり、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部10と、画像形成装置1全体の動作制御や例えばパーソナルコンピュータ等との通信、画像データに対して行う画像処理等を実行する制御手段の一例としての制御部50と、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行うユーザインターフェース部30と、を備えている。
画像形成部10は、例えば電子写真方式により画像を形成する機能部であって、イエロー(Y)の画像形成ユニット11Y、マゼンタ(M)の画像形成ユニット11M、シアン(C)の画像形成ユニット11C、黒(K)の画像形成ユニット11K、および白(W)の画像形成ユニット11Wの5つの画像形成ユニットを備えている。
なお、以下の説明において、各画像形成ユニットを区別しないで説明する場合には「画像形成ユニット11」と総称する。
なお、本実施形態では、現像器15が、現像手段として機能する。
本実施形態では、2次転写ロール22が配置され、転写ベルト20上の各色トナー像が用紙Pに2次転写される領域を、以下、2次転写領域T2という。
対向ロール23には、トナーの帯電極性と同極性(この例では負極性)の2次転写電圧を対向ロール23に印加する2次転写電圧電源23aが接続されている。2次転写電圧電源23aが予め定めた2次転写電圧を対向ロール23に印加すると、対向ロール23と2次転写ロール22との間に転写電界が生じる。2次転写ロール22は、この転写電界により、転写ベルト20上のトナー像を用紙Pへ2次転写させる。
本実施形態では、転写ベルト20、1次転写ロール21、および2次転写ロール22が、転写手段として機能する。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置1での基本的な画像形成動作について説明する。
画像形成部10の画像形成ユニット11の各々は、上記の機能部材を用いた電子写真プロセスによりイエロー、マゼンタ、シアン、黒、白の各色トナー像を形成する。各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像は、1次転写ロール21により転写ベルト20上に順に1次転写され、各色トナーが重畳された合成トナー像を形成する。転写ベルト20上の合成トナー像は、転写ベルト20の移動(矢印方向)に伴って2次転写ロール22が配置された2次転写領域T2に搬送される。
その後、合成トナー像が転写された用紙Pは、転写ベルト20から分離され、搬送路に沿って定着ユニット60に搬送される。定着ユニット60に搬送された用紙P上の合成トナー像は、定着ユニット60によって定着処理を受けて用紙Pに定着される。
本実施形態では、白色とは異なる色を呈するトナーであるイエローのトナー、マゼンタのトナー、シアンのトナー、および黒のトナーのことを総称して非白色トナーNTと称する。なお、非白色トナーNTとして、金属色を呈する金属色トナーを用いても良い。金属色としては、例えば、金色や銀色が挙げられる。
非白色トナー像の下地として用紙Pに白色トナー像を形成する場合、転写ベルト20に対して、非白色トナー像の上に白色トナー像が形成される。そのため、白の画像形成ユニット11Wが転写ベルト20に対して下地としての白色トナー像を形成する際、図2に示すように、転写ベルト20の上には、非白色トナーNTにより構成される非白色トナー像が形成されている。
非白色トナーNTの帯電量が低下したまま非白色トナー像の2次転写が行われると、非白色トナー像の一部が用紙Pに2次転写されず、用紙Pのうち非白色トナー像が2次転写されない部分が白く見える、いわゆる白抜けが発生する場合がある。
特に、本実施形態では、用紙Pの色の隠蔽性を高めるために粒径の大きい白色トナーWTが用いられており、これに伴い、キャリアWCも粒径の大きいものが用いられている。そのため、キャリアWCの粒径が大きい分だけ、感光体ドラム12から電流が流れやすい領域が大きくなっており、より多くの非白色トナーNTに電流が流れやすい。さらに、非白色トナーNTは、白色トナーWTよりも粒径が小さい分だけ、転写ベルト20に1次転写されたときの帯電量が小さい。そのため、非白色トナーNTは、白色トナーWTに比べて、電流が流れ帯電量が低下した場合において用紙Pに2次転写されにくくなっている。
一方、本実施形態では、転写ベルト20の回転方向において、2次転写領域T2を基準として、白の画像形成ユニット11Wが各画像形成ユニット11の最下流に位置している。そのため、転写ベルト20に対して非白色トナー像の上に白色トナー像が形成された後には、白色トナー像の下の非白色トナー像は、画像形成ユニット11を通らない。この場合、白の画像形成ユニット11Wにて転写ベルト20上の非白色トナーNTの帯電量が低下すると、帯電量が低下したまま非白色トナー像の用紙Pへの2次転写が行われるため、白抜けが発生しやすくなる。
この場合、白の画像形成ユニット11Wの感光体ドラム12と1次転写ロール21との電位差が小さくなり、感光体ドラム12から転写ベルト20上の非白色トナーNTへ電流が流れにくくなる。そのため、転写ベルト20上の非白色トナーNTにおける帯電量の低下が抑制され、この結果、非白色トナー像が用紙Pに2次転写されやすくなり、白抜けの発生が抑制される。
この場合、白の画像形成ユニット11にて転写ベルト20上の非白色トナーNTに電流が流れて非白色トナーNTの帯電量が低下した場合であっても非白色トナー像が用紙Pへ2次転写され、白抜けの発生が抑制される。
続いて、1次転写電圧および2次転写電圧を制御する処理(以下、電圧制御処理と称する)について詳しく説明する。
図3は、本実施形態の電圧制御処理のフローチャートである。
なお、電圧制御処理は、制御部50が、画像形成ユニット11、転写ベルト20、1次転写電圧電源21a、および2次転写電圧電源23aを制御することで実現する処理である。また、本実施形態では、画像形成を施す用紙Pのページ単位で電圧制御処理が行われる。
まず、転写ベルト20に対して、非白色トナー像の上に白色トナー像が形成されるか否かを判断する(ステップ(以下、Sと記載する)101)。非白色トナー像の上に白色トナー像が形成されなければ(S101でNO)、処理を終了する。
非白色トナー像が白の画像形成ユニット11Wの一つ上流の画像形成ユニット11で形成されるものである場合には(S102でYES)、この一つ上流の画像形成ユニットにて用いられる1次転写電圧を高くする(S103)。本実施形態では、転写ベルト20に対して黒色トナー像の上に白色トナー像が形成される場合には、形成されない場合に比べて、黒の画像形成ユニット11Kにて用いられる1次転写電圧を高くする。
そこで、本実施形態では、転写ベルト20に対して黒色トナー像の上に白色トナー像が形成される場合、黒の画像形成ユニット11にて用いられる1次転写電圧を高くする。この場合、黒の画像形成ユニット11にて転写ベルト20に形成された黒色トナーの帯電量がより大きくなる分、白の画像形成ユニット11Wにて黒色トナーの帯電量が低下しても2次転写に必要な帯電量が黒色トナーに残り、白抜けの発生が抑制される。
現像器15にて用いられる白色トナーWTおよびキャリアWCに対する白色トナーWTの割合が少なくなるほど、感光体ドラム12に予め定めたトナー量の白色トナーWTを現像するために必要な現像電界の電界強度が大きくなる。そこで、本実施形態では、現像器15にて用いられる白色トナーWTの割合が予め定めた値未満か以上かによって、白色トナーWTの現像電界が予め定めた電界強度以上であるか否かを判断する。なお、トナー量とは、単位面積当たりのトナーの質量である。
一方、白色トナーWTの現像電界が予め定めた電界強度以上である場合(S104でYES)、白の画像形成ユニット11にて用いられる1次転写電圧を第2の基準値まで低くする(S106)。第2の基準値とは、例えば、第1の基準値の2/3の値である。
そこで、本実施形態では、白色トナーWTの現像電界の電界強度が高い場合、白の画像形成ユニット11にて用いられる1次転写電圧をより低くして、感光体ドラム12から転写ベルト20上の非白色トナーNTへ電流が流れにくいようにしている。
本発明者は、図1に示す画像形成装置1を用い、用紙Pに対して白色トナー像の上に非白色トナー像を形成する場合に用いられる2次転写電圧を変化させたときの、白抜けの発生状態について評価を行った。また、2次転写電圧を変化させたときの、用紙Pに形成された白色トナー像のトナー量について評価を行った。この実施例においては、A3サイズの用紙Pにおける一面の全体に対して白色トナー像のベタ画像および非白色トナー像のベタ画像を形成した。また、現像器15にて用いられる白色トナーWTおよびキャリアWCに対する白色トナーWTの割合を12.4%とした場合と、10.9%とした場合とで画像形成を行った。そして、用紙Pに形成された白色トナー像のトナー量が5g/m2以上である場合に、用紙Pの色を隠蔽するために必要な白色トナー像が形成されたものと評価した。
次に、本発明者は、用紙Pに対して白色トナー像の上に非白色トナー像を形成する場合において、白の画像形成ユニット11Wにて用いられる1次転写電圧を変化させたときの、白抜けの発生状態について評価を行った。また、1次転写電圧を変化させたときの、用紙Pに形成された白色トナー像の白色トナー量について評価を行った。この実施例においては、A3サイズの用紙Pにおける一面の全体に対して、白色トナー像のベタ画像および非白色トナー像のベタ画像を形成した。
図5に示すように、1次転写電圧を低くするほど、白抜け数が減少することがわかる。また、1次転写電圧を最も低くした場合であっても、白色トナー量は5g/m2以上であった。つまり、1次転写電圧を低くしても、用紙Pを隠蔽するために必要な白色トナー像が形成されることがわかった。
次に、本発明者は、用紙Pに対して白色トナー像の上に黒色トナー像を形成する場合において、黒の画像形成ユニット11Kにて用いられる1次転写電圧を変化させたときの、白抜けの発生状態について評価を行った。また、1次転写電圧を変化させたときの、用紙Pに形成された白色トナー像の白色トナー量について評価を行った。この実施例においては、A3サイズの用紙Pにおける一面の全体に対して、白色トナー像のベタ画像および黒色トナー像のベタ画像を形成した。
図6に示すように、1次転写電圧を高くするほど、白抜け数が減少することがわかる。また、1次転写電圧の値に関わらず、白色トナー量は5g/m2以上であった。つまり、1次転写電圧の値に関わらず、用紙Pを隠蔽するために必要な白色トナー像が形成されることがわかった。
Claims (11)
- トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、
前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、
転写電圧を用いて前記転写手段から前記記録媒体へ転写を行う際に、当該転写手段に対して前記非白色トナー像の上に前記白色トナー像が形成されている場合には、形成されていない場合よりも予め定めた転写電圧が高くなるように制御する制御手段と、
を備えた、画像形成装置。 - 前記制御手段は、1次転写電圧を用いて前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、形成されない場合よりも予め定めた1次転写電圧が低くなるように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記白色トナー像形成手段は、静電潜像を保持し、
前記白色トナー像形成手段との間に白色トナーの現像電界を発生させて、前記静電潜像を現像する現像手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記白色トナー像が現像される際の前記現像電界が予め定めた電界強度以上である場合には、当該予め定めた電界強度未満である場合よりも前記1次転写電圧が低くなるように制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 前記白色トナー像形成手段に用いられる現像剤は、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤であり、
前記予め定めた電界強度以上か未満かは、前記現像手段にて用いられる白色トナーおよびキャリアに対する当該白色トナーの割合が予め定めた値未満か以上かであることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。 - 各々が前記転写手段に対してトナー像を重ねて形成する3以上の複数のトナー像形成手段をさらに備え、
前記白色トナー像形成手段は、前記転写手段に対して前記複数のトナー像形成手段の最下流に位置することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、1次転写電圧を用いて前記複数のトナー像形成手段が前記転写手段に対してトナー像を形成する場合において、前記転写手段に対して前記白色トナー像が形成される前に形成される前記非白色トナー像が一つ上流のトナー像形成手段で形成されるものであるときに、当該一つ上流のトナー像形成手段にて用いられる予め定めた1次転写電圧を高くすることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記白色トナー像を構成する白色トナーの粒径は、前記非白色トナー像を構成する非白色トナーの粒径よりも大きく、当該非白色トナーの帯電量が前記白色トナー像形成手段にて低下し易いことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記白色トナー像形成手段に用いられる現像剤は、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤であり、
前記白色トナー像形成手段から、当該白色トナー像形成手段に用いられるキャリアを介して前記非白色トナーへ電流が流れ当該非白色トナーの帯電量が低下し易いことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。 - トナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
前記転写手段に対して、白色とは異なる非白色を呈する非白色トナー像を形成する非白色トナー像形成手段と、
前記転写手段に対して前記非白色トナー像が形成された後に、当該転写手段に対して白色を呈する白色トナー像を形成する白色トナー像形成手段と、
1次転写電圧を用いて前記白色トナー像形成手段が前記転写手段に対して前記白色トナー像を形成する場合において、当該転写手段に対して当該白色トナー像の下に前記非白色トナー像が形成される場合には、形成されない場合よりも、予め定めた1次転写電圧が低くなるように制御する制御手段と、
を備えた、画像形成装置。 - 前記白色トナー像形成手段は、静電潜像を保持し、
前記白色トナー像形成手段との間に白色トナーの現像電界を発生させて、前記静電潜像を現像する現像手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記白色トナー像が現像される際の前記現像電界が予め定めた電界強度以上である場合には、当該予め定めた電界強度未満である場合よりも前記1次転写電圧が低くなるように制御することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。 - 前記白色トナー像形成手段に用いられる現像剤は、トナーおよびキャリアを含む2成分現像剤であり、
前記予め定めた電界強度以上か未満かは、前記現像手段にて用いられる白色トナーおよびキャリアに対する当該白色トナーの割合が予め定めた値未満か以上かであることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
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