JP2020071988A - Led照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】直管型LED照明に最小限の追加をすることで利用価値を高める。【解決手段】発光素子としてのLEDが管体2に収容されている直管型のLED照明装置1において、管体2の長手方向の一端部に外部から電力が供給される口金ピン5a、5bが設けられ、管体2の長手方向の他端部に外部へ電力を供給する口金ピン6a、6bが設けられている。【選択図】図2
Description
本発明は、直管型のLED(発光ダイオード)照明装置に関する。
近年、屋内や鉄道車両等の移動体内に設置されている直管型蛍光灯を、省エネルギーや長寿命化の観点からLEDを使用した照明器具に置き換えることが行われている。
また、直管型LEDをソケット部に取り付けて使用するLED照明用のカメラユニットが、例えば特許文献1に記載されている。この種のカメラユニットによれば、例えば、照明装置を利用して防犯カメラを設置することが可能となる。
特許文献1に記載の構成では、直管型LEDはカメラユニットから電力の供給を得ている。つまり、カメラユニットはソケット側から電力供給を受けている。そのため、ソケット側から商用電源が供給されている場合、カメラユニットは変圧器等の部品を内蔵する必要があり、低コスト化や小型化が困難になる場合がある。
一方、直管型LEDは、直管型蛍光灯を置き換えるため、ソケット側から供給された電力によりLEDを発光させるために必要な電圧や電流に変換するための回路が設けられていることが多い。また、直管型LEDは、周囲を照明するため、ある程度の長さが必要となることからカメラユニットほど小型化が望まれていない。
そこで、本発明は、直管型LED照明に最小限の追加をすることで利用価値を高めることを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載された発明は、発光素子としての発光ダイオードが管体に収容されている直管型のLED照明装置でおいて、前記管体の長手方向の一端部に外部から電力が供給される第1接続部が設けられ、前記管体の長手方向の他端部に外部へ電力を供給する第2接続部が設けられている、ことを特徴とするLED照明装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記第1接続部から供給された電力に基づいて前記発光ダイオードが必要とする定電流を供給する第1電源回路を備えることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載された発明において、前記第2接続部は、前記第1電源回路で生成された定電流を出力することを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項2に記載された発明において、前記第1接続部から供給された電力に基づいて所定の電流又は電圧を生成する第2電源回路を備え、前記第2接続部は、前記第2電源回路で生成された前記所定の電流又は電圧を出力する、ことを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項1または2に記載された発明において、前記第1接続部から供給された電力が前記第2接続部から出力されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、直管型LED照明装置の管体の長手方向の他端部に外部へ電力を供給する第2接続部が設けられているので、直管型LED照明装置から他の機器へ容易に電力を供給することができる。したがって、直管型LED照明装置に最小限の追加をすることで利用価値を高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1接続部から供給された電力に基づいて発光ダイオードを点灯させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1電源回路で生成された定電流を出力することができる。即ち、発光ダイオードに供給する定電流を外部にも出力することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、第2電源回路で生成された電流又は電圧を出力することができる。即ち、発光ダイオードに供給する電流又は電圧と異なる電流又は電圧を外部に出力することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、LED照明装置に入力された電力をそのまま外部に出力させることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかるLED照明装置の外観斜視図である。
以下、本発明の第1の実施形態を、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかるLED照明装置の外観斜視図である。
LED照明装置1は、図1に示したように直管型のLED照明装置である。LED照明装置1は、管体2と、口金部3と、口金部4と、を備えている。
管体2は、例えば透光性を有する合成樹脂材料により直管状に形成されている。また、管体2には、内部に複数の発光ダイオード(LED)を実装したLED基板や電源回路等が収容されている。
口金部3は、管体2の長手方向の一端側に設けられている。口金部3には、図1に示すように、管体2の長手方向に突出する一対の口金ピン5a、5bが設けられている。口金ピン5a、5bは、金属等の剛性の高い材料で略円筒形に形成されている。口金ピン5a、5bは、LED照明装置1を取り付けるソケット等に装着されることでソケット等から電力がLED照明装置1に供給される。即ち、口金ピン5a、5bは、管体2の長手方向の一端部に設けられた外部から電力が供給される第1接続部として機能する。
口金部4は、管体2の長手方向の他端側に設けられている。口金部4も、口金部3と同様に一対の口金ピン6a、6bが設けられている(図2を参照)。口金ピン6a、6bは、LED照明装置1の長手方向に並べて配置する機器等と接続することで、当該機器等に電力を供給することができる。即ち、口金ピン6a、6bは、管体2の長手方向の他端部に設けられた外部へ電力が供給する第2接続部として機能する。
図2に、LED照明装置1の機能的構成を示す。図2に示したように、LED照明装置1は、電源回路7と、LED基板8と、を備えている。電源回路7と、LED基板8と、は、上述したように、管体2内に収容されている。
電源回路7は、口金ピン5a、5bと電気的に接続されて、外部から電力が供給される。口金ピン5a、5bから供給される電力としては商用電源(交流100V又は200V)等が挙げられる。なお、口金ピン5a、5bから供給される電力としては商用電源に限らず、他の交流や直流の電源であってもよい。
電源回路7は、例えば商用電源が供給された場合は、当該商用電源電圧を変圧する変圧器、変圧された交流電圧を整流する整流回路、LEDを点灯させるための定電流を生成する定電流回路等を備えている。即ち、電源回路7は、口金ピン5a、5b(第1接続部)から供給された電力に基づいてLEDが必要とする定電流を供給する第1電源回路として機能する。
LED基板8は、表面に発光素子として複数のLEDが実装されている。LED基板8は、電源回路7で生成された定電流が供給されることでLEDが点灯する。
また、図2に示したように、口金ピン6aは口金ピン5aと電気的に接続され、口金ピン6bは口金ピン5bと電気的に接続されている。即ち、口金ピン5a、5b(第1接続部)から供給された電力が口金ピン6a、6b(第2接続部)から出力されている。
なお、図1や図2に示した例では口金部3と口金部4には、同じ形状の接続部(ピン)が設けられているが異なる形状であってもよい。特に口金部4に設ける接続部は、他の機器等が接続されるため、直管型蛍光灯を装着するためのソケットに装着可能な口金ピン5a、5bのような形状ではなく、他の形状のコネクタであってもよい。また、口金部4に設ける接続部は雄型ではなく雌型であってもよい。
このような、口金部3と口金部4とで異なる形状の接続部を設けることで、LED照明装置1を装着する際に本来装着されるべき向きと逆向きに装着されることを防止できる。
本実施形態によれば、発光素子としてのLEDが管体2に収容されている直管型のLED照明装置1において、管体2の長手方向の一端部に外部から電力が供給される口金ピン5a、5bが設けられ、管体2の長手方向の他端部に外部へ電力を供給する口金ピン6a、6bが設けられている。このようにすることにより、口金ピン6a、6bにより、直管型のLED照明装置1から他の機器へ容易に電力を供給することができる。したがって、LED照明装置1に最小限の追加をすることで利用価値を高めることができる。
また、口金ピン5a、5bから供給された電力に基づいてLEDが必要とする定電流を供給する電源回路7を備えているので、口金ピン5a、5bから供給された電力に基づいてLEDを点灯させることができる。
また、口金ピン5a、5bから供給された電力が口金ピン6a、6bから出力されているので、LED照明装置1に入力された電力をそのまま外部に出力させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態にかかるLED照明装置1Aを図3を参照して説明する。前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態にかかるLED照明装置1Aを図3を参照して説明する。前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、外観は第1の実施形態と同様であるが、電源回路の構成が異なる。図3に本実施形態にかかるLED照明装置1の機能的構成を示す。
図3では、電源回路7が電源回路7Aに変更されている。また、口金ピン6a、6bが口金ピン5a、5bと直接接続されずに、電源回路7Aと電気的に接続されている。
電源回路7Aは、変圧器、整流回路、定電流回路等のLED基板8に対して定電流を供給する回路構成は第1の実施形態と同様である。電源回路7Aは、LED基板8に定電流を供給するのとは別に口金ピン6a、6bから外部に出力するための電力(例えば5Vの直流電圧)を生成する。口金ピン6a、6bから外部に出力するための電力としては、上述したような直流でもよいし、或いは交流でもよい。また、定電流でもよいし、定電圧でもよい。即ち、電源回路7Aは、第1電源回路だけでなく、口金ピン5a、5b(第1接続部)から供給された電力に基づいて所定の電流又は電圧を生成する第2電源回路としても機能する。
つまり、電源回路7Aは、図3に示したように、LED基板8に電力を供給する出力と、口金ピン6a、6bから外部に電力を供給する出力の2系統を有している。
なお、図3では、電源回路7Aが第1電源回路と第2電源回路の機能を兼ねていたが、それぞれ別途の回路として構成してもよい。
なお、電源回路7Aは、LED基板8に供給する定電流を口金ピン5a、5bから出力するようにしてもよい。この場合、図3のように2系統の出力ではなく、LED基板8に供給する配線を分岐して口金ピン5a、5bと接続するようにしてもよい。このようにすることにより、LEDを発光させるための定電流を外部にも出力することが可能となる。
本実施形態によれば、口金ピン5a、5bから供給された電力に基づいて電源回路7Aが所定の電流又は電圧を生成し、口金ピン6a、6bへ出力するので、電源回路7Aで生成された電流又は電圧を出力することができる。即ち、LEDに供給する電流又は電圧と異なる電流又は電圧を外部に出力することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明のLED照明装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 LED照明装置
2 管体
3、4 口金
5a、5b 口金ピン(第1接続部)
6a、6b 口金ピン(第2接続部)
7 電源回路(第1電源回路、第2電源回路)
8 LED基板(LED)
2 管体
3、4 口金
5a、5b 口金ピン(第1接続部)
6a、6b 口金ピン(第2接続部)
7 電源回路(第1電源回路、第2電源回路)
8 LED基板(LED)
Claims (5)
- 発光素子としての発光ダイオードが管体に収容されている直管型のLED照明装置において、
前記管体の長手方向の一端部に外部から電力が供給される第1接続部が設けられ、
前記管体の長手方向の他端部に外部へ電力を供給する第2接続部が設けられている、
ことを特徴とするLED照明装置。 - 前記第1接続部から供給された電力に基づいて前記発光ダイオードが必要とする定電流を供給する第1電源回路を備えることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。
- 前記第2接続部は、前記第1電源回路で生成された定電流を出力することを特徴とする請求項2に記載のLED照明装置。
- 前記第1接続部から供給された電力に基づいて所定の電流又は電圧を生成する第2電源回路を備え、
前記第2接続部は、前記第2電源回路で生成された前記所定の電流又は電圧を出力する、
ことを特徴とする請求項2に記載のLED照明装置。 - 前記第1接続部から供給された電力が前記第2接続部から出力されていることを特徴とする請求項1または2に記載のLED照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018205002A JP2020071988A (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | Led照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3167851U (ja) * | 2011-03-02 | 2011-05-19 | オリオン電機株式会社 | 直管蛍光灯型led照明器 |
JP2012212649A (ja) * | 2011-03-18 | 2012-11-01 | Sodick Co Ltd | 直管型発光ダイオード式照明灯 |
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2018
- 2018-10-31 JP JP2018205002A patent/JP2020071988A/ja active Pending
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