JP2014203581A - 直管型led照明具 - Google Patents

直管型led照明具 Download PDF

Info

Publication number
JP2014203581A
JP2014203581A JP2013077022A JP2013077022A JP2014203581A JP 2014203581 A JP2014203581 A JP 2014203581A JP 2013077022 A JP2013077022 A JP 2013077022A JP 2013077022 A JP2013077022 A JP 2013077022A JP 2014203581 A JP2014203581 A JP 2014203581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic
straight tube
control circuit
tube type
type led
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013077022A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5383939B1 (ja
Inventor
壮介 内藤
Sosuke Naito
壮介 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2013077022A priority Critical patent/JP5383939B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5383939B1 publication Critical patent/JP5383939B1/ja
Publication of JP2014203581A publication Critical patent/JP2014203581A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract


【課題】 従来の蛍光灯の代替となる直管型LED照明装置において、照射できる光量を大きくして良好な照明環境を得ることができる直管型LED照明具を提供する。
【解決手段】 直管型蛍光灯のソケットに取り付け可能な両端の口金部120と、口金部120の間にわたされた直管部材110と、電子基板130と、電子基板130に沿って多数のLEDチップ並べたLEDライン光源140と、LEDライン光源140への電力供給を制御する電子制御回路150を備えている。電子制御回路150を2つの電子回路モジュール151L、151Rに分け、両端の口金120付近の2箇所に分散して実装することにより、直管部材110の範囲の電子基板130に占める電子制御回路150の実装面積を低減させる。電子基板130の本体部分131の両端に延長部分132L、132Rを設けて口金120内部にまで延長し、口金部120の内部空間も実装空間として活用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、照明用の直管型LED照明具に関する。本発明の直管型LED照明具は、照明として利用できるものであれば、生活照明用、産業照明用を問わず、例えば、生物等の人工飼育に用いる照明等、その適用分野は特に限定されない。
高出力のLED(Light Emitting Diode)素子の開発が進み、従来の白色電球による照明や、蛍光灯による照明に代え、いわゆるLED照明具が普及し始めている。特に、白色LED素子は、従来の単色光しか発光しなかった単色LEDとは異なり、多数の波長の光を発光するできるため、生活照明用途、産業照明用途に適したものとなり、LED素子が持つ小型・省電力・長寿命という特性も相まって普及に弾みがついてきた。
寿命は従来の白熱電球に比べてかなり長いと言われているが、実際には、熱による劣化、電極部分の金属の劣化、衝撃等による内部配線の断線などにより寿命が決まる。
例えば、特開2010−40494号公報にはライン状にLEDを並べた直管タイプの直管型LED照明具が示されている。
図9は、従来の直管型LED照明具1の構成例を簡単に示す図である。
図9に示すように、直管部材10内に多数のLED41を表面に実装したLED電子基板30が取り付けられ、LED電子基板30の表面から光りを照射するものとなっている。直管部材10の両側に口金20L、20Rが取り付けられている。LED電子基板30の一方の端に回路基板50が配設され、回路基板50にはLEDの点灯回路が実装されている。表面に多数のLED素子41を実装したLEDライン光源40は直管部材10の一部の範囲内にのみ設けられている。
回路基板50は、LEDの点灯回路が実装されており、一定の面積が必要となる。特に、ユニバーサル用に100V/200V兼用に設計されることが多く、また、諸外国では電圧品質が良くないことも想定して電圧変動や電圧変換に対応するためのスイッチングレギュレータ回路が組み込まれていることが多い。電子回路はまとまり良いように一体化され、LED電子基板30の一方の端部の回路基板50に実装されている。
特開2010−40494号公報
従来の直管型LED照明装置における問題点は、光量がかならずしも十分確保されているとは言えない点が挙げられる。従来の直管型LED照明装置は、従来の蛍光灯の代替であるため、室内やオフィスの蛍光灯ソケットにそのまま取り付けることが前提となっている。室内やオフィスは使用環境における光量も設計されて供されているため、従来型の蛍光灯が発する光量と同等程度の光量が得られないと、室内の照度が建築設計どおりの照度にならず、従来型の蛍光灯から従来型の直管型LED照明装置に取り替えた場合に、利用者にとって『室内が暗い』という印象が生じてしまい、実際に暗いために不便さを感じることもあり得る。
従来の直管型LED照明装置において光量を増やすためには、第1には、配置したLED1つあたりの光量を増やすことである。これは、より発光量の大きなLED素子の開発に依存する。市場においてコストを考慮しつつ、できるだけ光量の大きなものを選択すれば良い。
次に、従来の直管型LED照明装置において光量を増やす第2の方法は、配置するLEDの数を増やすことである。たしかにLED素子の数を増やせば全体としての光量は増加する。
しかし、コストはLED素子の数に応じて増加してゆくため、単にLED素子の数を増やせば解決するわけではない。また、直管型LED照明装置は、従来の蛍光灯の代替であるため、長さが制限されている。そのため、1本の直管型LED照明装置に搭載できるLED素子の数には制限がある。そのため、配置するLEDの数にも制限がある。
次に、従来の直管型LED照明装置において光量を増やす第3の方法は、1本の直管型LED照明装置において発光する面積を増やすことである。これは、上記第2に挙げたLED素子の数を増やことにも関連するが、単位面積あたりの光量が同じであれば、1本の直管型LED照明装置あたりの発光面積が多いほど全体の光量が多くなる。
しかし、上記したように、直管型LED照明装置は、従来の蛍光灯の代替であるため、長さが制限されている。そのため、1本の直管型LED照明装置に占める発光面積には制限がある。図9(b)は、図9(a)の構成例において、発光する箇所を示した図である。図9(b)に示すように、発光する箇所は、直管部材10の一部に相当する部分であり、その端部にある回路基板50は発光しない箇所となっている。つまり、従来の直管型LED照明装置1は、発光面積は直管部材10の一部に相当する部分に制限されていた。
上記問題点に鑑み、本発明は、従来の蛍光灯ソケットに取り付け、蛍光灯の代替となる直管型LED照明装置において、照射できる光量を大きくして良好な照明環境を得ることができる直管型LED照明具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の直管型LED照明具は、直管型蛍光灯のソケットに取り付け可能な両端の口金部と、前記口金部の間にわたされた直管部材と、電子基板と、前記電子基板に沿って多数のLEDチップのライン状に並べて取り付けたLEDライン光源と、前記LEDライン光源への電力供給を制御する電子制御回路とを備えた直管型LED照明具において、前記電子制御回路を2つの電子回路モジュールに分け、一端の前記口金付近と他端の前記口金付近の2箇所の実装部分に分散して実装することにより、前記直管部材の範囲の前記電子基板に占める前記電子制御回路の実装面積を低減せしめたことを特徴とするものである。
特に、前記電子基板の両端にあるそれぞれの前記実装部分を前記口金部の内部にまで延長して設けるとともに、当該延長部分を前記電子制御回路の実装箇所として利用して実装する構成とすることが好ましい。
従来の直管型LED照明具は、電子制御回路として搭載する電子回路の実装部分は、直管部材の端の方に1ヶ所に集中して配置されているため、直管部材のうち電子回路が実装部分された部分が発光できない範囲となり、LED素子が配置されて発光できる範囲がその分狭くなっていた。一方、本発明の直管型LED照明具は、電子制御回路の実装部分が左右両端に2つに分散されて配置されるとともに、実装部分を口金部の内部にまで延長して設けることができるため、直管部材に占める電子制御回路の実装面積を少なくすることができ、直管部材におけるLED素子の配置面積を増やすことができ、直管部材における発光面積が大きくなる。
なお、電子基板の延長部分としては、前記電子基板と同一平面上に設けることもでき、また、前記電子基板がなす平面に対して交わる平面上に設けることもできる。後者は、口金内部の内空間を有効に使い、電子基板を立体的に実装することで、直管部材の範囲における電子基板の実装面積を小さくすることができる。
ここで、電子制御回路として搭載する電子素子の種類別に見れば、実装高さの大きな電子素子が直管部材の範囲にあれば、LED素子で発せられた光が遮られるおそれがある。 そこで、電子制御回路として搭載する電子素子を実装高さに応じて分類し、実装高さの大きな電子素子を前記口金中の前記延長部分に優先して配置することが好ましい。特に、電子制御回路に採用する電子素子のうち非チップ型の円筒型電子素子を前記口金中の前記延長部分に優先して配置し、前記直管部材の範囲の前記電子基板に非チップ型の前記円筒型電子素子を実装しないように配置せしめることにより、直管型LED照明具の発光量を少しでも大きく確保することができる。
次に、上記構成において、電子制御回路の実装面積自体を小さくすることが好ましい。そこで、従来の直管型LED照明具に搭載されているスイッチングレギュレータに相当する電子回路を、抵抗素子またはインピーダンス素子に代替することで実装面積を小さくし、さらに、抵抗素子またはインピーダンス素子で発生する熱を逃がすため、抵抗素子またはインピーダンス素子と口金とを直結するヒートパスとなる金属体を設けることが好ましい。電子制御回路の面積を低減して電子制御回路の前記直管部材の範囲に占める実装面積を低減させることができる。
本発明の直管型LED照明具によれば、電子制御回路の実装部分が左右両端に2つに分散されて配置されるとともに、実装部分を口金部の内部にまで延長して設けることができるため、直管部材に占める電子制御回路の実装面積を少なくすることができ、直管部材におけるLED素子の配置面積を増やすことができ、直管部材における発光面積を大きくすることができる。
特に、電子制御回路の実装部分となる電子基板の延長部分を、LED素子を実装している電子基板がなす平面に対して交わる平面上、つまり、口金内部の内空間を有効に使って電子基板を立体的に実装することにより、直管部材の範囲における電子基板の実装面積を小さくすることができ、直管型LED照明具の発光量を少しでも大きく確保することができる。
また、電子制御回路自体も、スイッチングレギュレータ相当回路を代替するなどにより実装面積を低減させることができ、直管型LED照明具の発光量を少しでも大きく確保することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の直管型LED照明具の実施例を説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施例に示した具体的な用途、形状、個数などには限定されないことは言うまでもない。
実施例1にかかる本発明の直管型LED照明具の例を示す。以下、LED照明の発光面を上面(平面)として説明する。
図1は直管型LED照明具100の平面図、図2は直管型LED照明具100の側面図を示し、図3は直管型LED照明具100の正面図を示す図である。なお、図1(b)は符号の関係が分かりやすいように内部の構造を取り出して示した図である。
本発明の直管型LED照明具100は、天井などに据え付けられている既存の蛍光灯器具のソケット部にそのまま装着して代替使用可能なものである。
本実施例1の構成例では、直管型LED照明具100は、直管部材110、口金部120、電子基板130、LEDライン光源140、電子制御回路150を備えた構成となっている。
直管部材110は、従来の蛍光照明灯に代替するパイプ状の部材である。少なくとも照明面が透明プラスチックやガラスなどのパイプであり、一般的には円筒形となっている。この構成例では、直管部材110は、透明または半透明のポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂等の透明樹脂素材などにより円筒パイプ状に形成されたものとする。両端には口金部120が設けられている。直管部材110の両端に取り付けられた口金部120間の軸方向の長さは、既存の蛍光灯と同じ長さとなっている。
口金部120は、直管部材110の両端部に設けられた部材であり、従来の蛍光照明灯の口金の外形を持つものである。直管部材110のそれぞれの端部に取り付けられている。ここでは、左端に口金部120L、右端に口金部120Rが設けられている。
それぞれの口金部120の外表面にはプラグに相当する2本の端子121が並行に電気的に絶縁された状態で突設されている。これらの端子121は従来の蛍光灯と同じ規格で形成され、既存の蛍光灯器具のソケット部に装着することができるものとなっている。
口金部120の内側には内空間があるが、本構成例では、後述するように、電子基板130が延長された延長部分132L,132Rが設けられている。この延長部分132L,132Rに関しては後述する。
電子基板130は、LEDライン光源140および電子制御回路150が実装される基板である。この例では、図1に示すように、電子基板130は帯状で長尺に形成され、直管部材110の全長にわたって設けられている。また、図2および図3に示すように、電子基板130は直管部材110の内面上部あたりに設けられている。例えば合成樹脂製クリップのような部材により、直管部材110の内側に沿って固定される。
電子基板130には、本体部分131と延長部分132がある。この本体部分131は直管部材110の内部に配置されており、後述するようにLED素子141が実装されたLEDライン光源140が配置される箇所となっている。一方、延長部分132は後述するように口金120の内部に入り込んだものであり、電子制御回路150の電子回路モジュール151の少なくとも一部が実装される箇所として提供される。この構成については詳しく後述する。
LEDライン光源140は、直管部材110内の電子基板130に沿って多数のLEDチップがライン状に並べて実装された多数のLED(白色発光ダイオード)素子である。図1などに示すように、この構成例では、LEDライン光源140は直管部材110の正面(表面)側に30個のLED10が正面に光を照射するように実装されている。したがって、LEDライン光源140の正面側(表面側)が光照射面となる。
LED素子141は、表面に白色LED素子の発光面、裏面に電極面が設けられたチップである。この例ではLED素子141は表面実装型(SMD型)LED素子とする。視覚的には真白色に見える光を発光するものとする。
このLED素子141が直線状に並べられ、LEDライン光源140が形成されている。例えば、30個のLED30が正面に光を照射するように実装される。
電子制御回路150は、外部から供給される電圧を受け、LEDライン光源140に必要な電力を供給するように制御する電子回路である。電子制御回路として搭載する電子素子や回路構成は特に限定されないが、例えば、電解コンデンサ、抵抗素子、整流器、サージアブソーバ、パワーサーミスタなど多様な電子素子が搭載される。発光素子としてはLED(白色発光ダイオード)が設けられている。
ここで、本実施形態にかかる直管型LED照明具100では、電子制御回路150が、2つの電子回路モジュール151L,151Rに分割されている。モジュールを2つに分割することにより、1つあたりの電子回路モジュール151が小さくなり、その配置を工夫しやすくなるというメリットが得られる。
この例では、一端の口金部120L付近と、他端の口金部120R付近の2箇所の実装部分に分散して実装することにより、直管部材110の範囲の電子基板130に占める電子制御回路150の実装面積を低減させるものとなっている。
ここでは、できるだけ電子回路モジュール151L,151RをLED照射の妨げにならない位置に配置するため、口金部120の内空間を利用するものとなっている。
図1、図3に示すように、電子基板130の両端部分を口金部120L,120Rの内部にまで延長して設け、この当該延長部分132を電子制御回路150の電子回路モジュール151L,151Rの実装箇所として利用している。この例では、電子基板130の延長部分132は電子基板130がそのまま同一平面上に延長される形で設けられている例となっている。電子回路モジュール151L,151Rの少なくとも一部が口金部120L,120R内部の電子基板130の延長部分132に実装されている。
LEDライン光源140の各LED素子141の点灯回路の例について述べておく。
図4は、一般的な従来型の電子制御回路を一体に設けた電子回路図の例である。一方、図5は、電子制御回路150を2つの電子回路モジュール151L,151Rに分割して設けた電子回路図の例である。
まず、一般的な従来型の電子制御回路を一体に設けた電子回路の例を説明する。図4に示すように、整流器RC152の直流出力側の端子間に、パワーサーミスタPS153を接続すると共に、平滑用の電解コンデンサC154を接続し、さらに、電圧を制御する電圧制御回路155を介して、30個のLED141を直列に接続して構成されている。30個のLED141には各々ツエナーダイオードZが並列に接続され、各LED141の断線時にも電流を順方向に流すように工夫されている。各LED素子141には作動時にその定格電圧(例えば3.3V)が印加されるように、LED素子141の数が調整されて直列に接続されており、それにより、整流器RC152の直流出力側の電圧つまり電源電圧が分圧され、定格電圧が各LED素子141にかかるようになっている。
この電子制御回路150に対して既存の蛍光灯器具200に装着してAC100Vの商用電圧を印加した場合、端子間に商用電源のAC100Vが印加されるため、整流器RCの直流出力側には、それより少し高い直流電圧が出力される。この整流器RC152の直流出力電圧が直列接続された30個のLED素子141の全体にかかるが、各LED素子141には全体にかかる電圧を30分割した電圧(LEDの定格電圧)が印加されることになる。そのときのLEDライン光源140全体の電圧は、電圧制御回路155により定電圧制御される。この構成例では、電圧制御回路155は、2個のトランジスタTR1,TR2と抵抗R1,R2とを接続した定電圧電源回路から構成された例となっており、LEDライン光源140全体にかかる電圧を定電圧制御するように動作する。
この図4に示す電子制御回路150によれば、LED素子141以外は、電子基板130の一端側(例えば、左側)にすべての素子を集中させて実装することとなる。従来技術では口金部120の内空間を有効に使う技術も開示されておらず、結局、図4に示す電子制御回路150の実装部分がすべて発光できない領域を形成してしまうこととなる。
一方、本実施例1にかかる直管型LED照明具100では、電子制御回路150を2つの電子回路モジュール151L,151Rに分割して設けた電子回路の例となっている。各素子や各回路の動作は上記図4に示した従来型と同様でありここでは省略するが、図4の回路図と比べて2つのモジュールに分割され、各々の配置が異なっている。
図5に示す例では、整流器RC152の直流出力側の端子間に、電圧を制御する電圧制御回路155を介して、30個のLED141を直列に接続して構成されている。30個のLED141には各々ツエナーダイオードZが並列に接続され、各LED141の断線時にも電流を順方向に流すように工夫されている。一方、30個のLED141の先の終端側に、パワーサーミスタPS153を接続すると共に、平滑用の電解コンデンサC154が接続されている。この図5に示す電子制御回路150によれば、LED素子141が直管部材110に配置されており、電子基板の一端側(例えば、左側)に整流器RC152、電圧制御回路155に関する素子が配置され、電子基板の他端側(例えば、右側)にパワーサーミスタPS153、電解コンデンサC154に関する素子が配置されている。つまり、この例では、電子基板の一端側の整流器RC152、電圧制御回路155に関する素子が電子回路モジュール151Lとなり、電子基板の他端側のパワーサーミスタPS153、電解コンデンサC154に関する素子が電子回路モジュール151Rとなる。
このように、電子制御回路150を2つの電子回路モジュール151L,151Rに分割した場合、電子回路モジュール151Lと,電子回路モジュール151Rとを別々に配置を工夫することができる。
さらに、本発明では、電子回路モジュール151L,151Rの実装部分として、口金部120の内空間を有効に使う工夫を施している。そのため、電子回路モジュール151L,151Rの少なくとも一部が両端部において口金部120の内空間に収まり、直管部材110上に実装される面積が小さくなる。
特に、電子回路モジュール151L,151Rの実装位置の工夫において、電子制御回路150として搭載する電子素子を実装高さに応じて分類し、実装高さの大きな電子素子を口金部120中の延長部分132に優先して配置することが有利である。
例えば、トランジスタやサーミスタなど多くの素子がチップ化されて小型化されているが、容量の大きなコンデンサなどは高さのある立体的な大きな素子である。つまり、非チップ型の円筒型電子素子である。
この立体的な素子が直管部材110の範囲に設けられれば、LED素子141の配置に影響を与えやすく、また、LED素子141の発光の妨げになりやすい。そこで、口金部120L,120R中にあり、立体的に利用可能な空間が多い延長部分132に優先して配置すれば、直管部材110の範囲の電子基板130には非チップ型の円筒型電子素子を実装しないように配置することができる。
実施例2の直管型LED照明具100aは、実施例1と同様に、直管部材110、口金部120、電子基板130、LEDライン光源140、電子制御回路150を備えた構成となっているが、実施例2の直管型LED照明具100aは、電子基板130aの延長部分132aの一部をなす133aが電子基板130aの本体部分131aがなす平面に対して交わるように設けられている。ここでは特に直交する面となっている。
図6は、実施例2の直管型LED照明具100aの平面図、図7(a)は実施例2の直管型LED照明具100aの側面図、図7(b)は、口金部120Lを内側から見た図を示している。図8は実施例2の直管型LED照明具100aの正面図を示す図である。なお、図6(b)は延長部分132aおよび133aの形状が分かりやすいように内部の構造を取り出して示した図である。なお、図6(b)は、電子基板130aの構造が良く分かるように斜視図となっている。
図6、図7、図8に示すように、この構成例では、電子基板130aの本体部分131の両端に延長部分132aL、132aRが設けられており、一部が延長部分133aL、133aRとして立垂するように設けられている。延長部分133aL,133aRの形状は口金部120の断面に略対応した円形となっている。このように、延長部分133aL,133aRは電子回路素子を実装する面を提供しつつ、口金部120の内部に収まるため、直管型LED照明具100aの直管部材110以外の空間を有効に活用することができる。
延長部分133aL,133aRが電子基板130aの本体部分131aの両端において立垂している点以外は実施例1と同様である。
この構成例では、延長部分133aLに対して、図5に示したように、整流器RC152、電圧制御回路155に関する素子が電子回路モジュール151aとして配置され、延長部分133aRに対して、パワーサーミスタPS153、電解コンデンサC154に関する素子が電子回路モジュール151bとして配置されている。
このように、電子制御回路150を2つの電子回路モジュール151a,151bに分割した場合、電子回路モジュール151aと,電子回路モジュール151bとを別々に、延長部分132a,132bに配置することができる。
図6に示すように、直管型LED照明具100aを正面から見ると、直管部材110全体が発光部分となり、電子制御回路150に関する素子が配置されていないことが分かる。つまり、電子制御回路150に関する素子はすべて口金部120a,120bのいずれかに実装され、直管部材110全体を発光領域として確保されている。
なお、上記構成例では、延長部分133aL、133aRが本体部分131aの両端に立垂された略円形の円板となっているが、本体部分131aに対して斜めに設けられていても良く、形状も円形以外であっても良い。
本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。
以上、本発明の好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本発明は、従来型の蛍光灯に代替する照明装置として広く適用することができる。
本発明の直管型LED照明具100の平面図である。 本発明の直管型LED照明具100の側面図である。 本発明の直管型LED照明具100の正面図である。 一般的な従来型の電子制御回路を一体に設けた電子回路図の例である。 本発明の直管型LED照明具100において電子制御回路150を2つの電子回路モジュール151a,151bに分割して設けた電子回路図の例である。 実施例2にかかる直管型LED照明具100aの平面図である。 実施例2にかかる直管型LED照明具100aの側面図である。 実施例2にかかる直管型LED照明具100aの正面図である。 従来の直管型LED照明具の構成例を示す図である。
100 直管型LED照明具
110 直管部材
120 口金部
121 端子
130 電子基板
131 本体部分
132 延長部分
133 延長部分
140 LEDライン光源
141 LED素子
150 電子制御回路
上記目的を達成するため、本発明の直管型LED照明具は、直管型蛍光灯のソケットに取り付け可能な両端の口金部と、前記口金部の間にわたされた直管部材と、電子基板と、前記電子基板に沿って多数のLEDチップのライン状に並べて取り付けたLEDライン光源と、前記LEDライン光源への電力供給を制御する電子制御回路とを備えた直管型LED照明具において、一端の前記口金付近と他端の前記口金付近の2箇所に前記電子制御回路の実装部分を設け、それぞれの前記実装部分をそれぞれの前記口金部の内部にまで延長し、当該延長部分を前記電子制御回路の実装箇所の少なくとも一部として利用する構成とし、前記電子制御回路を2つの電子回路モジュールに分けるとともに、前記電子制御回路として搭載する電子素子を実装高さに応じて分類し、実装高さの大きな電子素子を前記口金部の内部の前記延長部分に配置し、前記口金部以外の前記実装部分にそれ以外の前記電子制御回路の電子素子を配置したことを特徴とするものである。
来の直管型LED照明具は、電子制御回路として搭載する電子回路の実装部分は、直管部材の端の方に1ヶ所に集中して配置されているため、直管部材のうち電子回路が実装部分された部分が発光できない範囲となり、LED素子が配置されて発光できる範囲がその分狭くなっていた。一方、本発明の直管型LED照明具は、電子制御回路の実装部分が左右両端に2つに分散されて配置されるとともに、実装部分を口金部の内部にまで延長して設けることができるため、直管部材に占める電子制御回路の実装面積を少なくすることができ、直管部材におけるLED素子の配置面積を増やすことができ、直管部材における発光面積が大きくなる。
ここで、電子制御回路として搭載する電子素子の種類別に見れば、実装高さの大きな電子素子が直管部材の範囲にあれば、LED素子で発せられた光が遮られるおそれがある。そこで、電子制御回路として搭載する電子素子を実装高さに応じて分類し、実装高さの大きな電子素子を前記口金中の前記延長部分に優先して配置することが好ましい。
なお、電子基板の延長部分としては、前記電子基板と同一平面上に設けることもでき、また、前記電子基板がなす平面に対して交わる平面上に設けることもできる。また、当該電子基板の延長部分と前記電子基板がなす平面との交わりを直交とし、前記口金の内部に設けることも好ましい。後者は、口金内部の内空間を有効に使い、電子基板を立体的に実装することで、直管部材の範囲における電子基板の実装面積を小さくすることができる。
特に、電子制御回路に採用する電子素子のうち非チップ型の円筒型電子素子を前記口金中の前記延長部分に優先して配置し、前記直管部材の範囲の前記電子基板に非チップ型の前記円筒型電子素子を実装しないように配置せしめることにより、直管型LED照明具の発光量を少しでも大きく確保することができる。

Claims (8)

  1. 直管型蛍光灯のソケットに取り付け可能な両端の口金部と、前記口金部の間にわたされた直管部材と、電子基板と、前記電子基板に沿って多数のLEDチップのライン状に並べて取り付けたLEDライン光源と、前記LEDライン光源への電力供給を制御する電子制御回路とを備えた直管型LED照明具において、
    前記電子制御回路を2つの電子回路モジュールに分け、一端の前記口金付近と他端の前記口金付近の2箇所の実装部分に分散して実装することにより、前記直管部材の範囲の前記電子基板に占める前記電子制御回路の実装面積を低減させることを特徴とする直管型LED照明具。
  2. 前記電子基板の両端にあるそれぞれの前記実装部分を前記口金部の内部にまで延長して設けるとともに、当該延長部分を前記電子制御回路の実装箇所として利用して実装せしめたことを特徴とする請求項1に記載の直管型LED照明具。
  3. 前記電子基板の延長部分が、前記電子基板と同一平面上に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の直管型LED照明具。
  4. 前記電子基板の延長部分が、前記電子基板がなす平面に対して交わる平面上に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の直管型LED照明具。
  5. 前記電子回路モジュールを2つに分散させて両端それぞれの前記口金部の内部に設けることにより、前記口金部の幅を低減し、前記直管部材の幅を増加せしめ、全体の幅に占める直管部材の比率を大きくしたことを特徴とする請求項3または4に記載の直管型LED照明具。
  6. 前記電子制御回路として搭載する電子素子を実装高さに応じて分類し、実装高さの大きな電子素子を前記口金中の前記延長部分に優先して配置したことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の直管型LED照明具。
  7. 前記電子制御回路に採用する電子素子のうち、非チップ型の円筒型電子素子を前記口金中の前記延長部分に優先して配置し、前記直管部材の範囲の前記電子基板に非チップ型の前記円筒型電子素子を実装しないように配置せしめたことを特徴とする請求項6に記載の直管型LED照明具。
  8. 前記電子制御回路のうちスイッチングレギュレータに相当する電子回路を、抵抗素子またはインピーダンス素子と、前記抵抗素子または前記インピーダンス素子と前記口金とを直結するヒートパスとなる金属体に代替し、前記電子制御回路の面積を低減して前記電子制御回路の前記直管部材の範囲に占める実装面積を低減させたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の直管型LED照明具。
JP2013077022A 2013-04-02 2013-04-02 直管型led照明具 Active JP5383939B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013077022A JP5383939B1 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 直管型led照明具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013077022A JP5383939B1 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 直管型led照明具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5383939B1 JP5383939B1 (ja) 2014-01-08
JP2014203581A true JP2014203581A (ja) 2014-10-27

Family

ID=50036592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013077022A Active JP5383939B1 (ja) 2013-04-02 2013-04-02 直管型led照明具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5383939B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104279448A (zh) * 2014-10-11 2015-01-14 佛山市伟照业光电节能有限公司 一种led灯管及其制备方法
CN104595762A (zh) * 2015-01-08 2015-05-06 浙江晨辉光宝科技有限公司 一种可替换电子式荧光灯管的led灯管
JP2017010711A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 三菱電機株式会社 ランプ及び照明装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11131431B2 (en) 2014-09-28 2021-09-28 Jiaxing Super Lighting Electric Appliance Co., Ltd LED tube lamp
JP6252758B2 (ja) * 2014-02-07 2017-12-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明用光源及び照明装置
WO2016045630A1 (en) 2014-09-28 2016-03-31 Jiaxing Super Lighting Electric Appliance Co., Ltd Led tube lamp
US10560989B2 (en) 2014-09-28 2020-02-11 Jiaxing Super Lighting Electric Appliance Co., Ltd LED tube lamp
US10514134B2 (en) 2014-12-05 2019-12-24 Jiaxing Super Lighting Electric Appliance Co., Ltd LED tube lamp
US9897265B2 (en) 2015-03-10 2018-02-20 Jiaxing Super Lighting Electric Appliance Co., Ltd. LED tube lamp having LED light strip

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102066837B (zh) * 2008-06-17 2014-06-18 罗姆股份有限公司 Led灯
JP5033825B2 (ja) * 2009-03-06 2012-09-26 株式会社光波 自動販売機
JP3163443U (ja) * 2010-08-04 2010-10-14 株式会社Kakudai Led式照明装置
JP3164120U (ja) * 2010-09-03 2010-11-11 株式会社Kakudai 直管型led式照明装置における回路基板と放熱板の形状
JP5236837B2 (ja) * 2010-12-16 2013-07-17 パナソニック株式会社 照明光源及び照明装置
JP5764739B2 (ja) * 2010-12-28 2015-08-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 ランプ及び照明装置
JP5849238B2 (ja) * 2011-04-13 2016-01-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 ランプ及び照明装置
TW201315931A (zh) * 2011-10-12 2013-04-16 Econova Optronics Co Ltd 照明裝置
JP3177429U (ja) * 2012-05-22 2012-08-02 康智世 渡邊 照明装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104279448A (zh) * 2014-10-11 2015-01-14 佛山市伟照业光电节能有限公司 一种led灯管及其制备方法
CN104595762A (zh) * 2015-01-08 2015-05-06 浙江晨辉光宝科技有限公司 一种可替换电子式荧光灯管的led灯管
JP2017010711A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 三菱電機株式会社 ランプ及び照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5383939B1 (ja) 2014-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5383939B1 (ja) 直管型led照明具
JP3154671U (ja) Ledランプ
JP5288161B2 (ja) 発光モジュール及び照明装置
JP3154200U (ja) Ledランプ
JP2011028946A (ja) Led照明装置
JP2007012322A (ja) Led式照明装置
JP4813270B2 (ja) 高出力発光ダイオード駆動用の定電流回路基板
EP2392851A1 (en) LED lighting device
US9568154B2 (en) Apparatus, method and system for a modular light-emitting diode circuit assembly
KR101049162B1 (ko) 직관형 led 램프 조립체
JP5047396B1 (ja) Led照明具
JP2010123359A (ja) Ledランプ
US20140268719A1 (en) Modular LED Fluorescent Tube Structure with Replaceable Modules
US20130250566A1 (en) Lighting device and lighting fixture
JP3163443U (ja) Led式照明装置
JP2010171236A (ja) Ledランプ
KR20100120852A (ko) 발광다이오드 램프
JP5863282B2 (ja) Ledランプ、電源モジュール、トランス回路
JP5301248B2 (ja) Ledランプ
JP2011181252A (ja) 照明器具
EP3141795A1 (en) Monolithic base of led lighting module and lamp having the same
KR200462533Y1 (ko) Led램프
JP2013093286A (ja) 照明装置
KR101486227B1 (ko) 조명장치 및 그 조립체
JP2009272146A (ja) 車両用ルームライト

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5383939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250