JP2020071267A - 運転教習装置及び運転教習方法 - Google Patents

運転教習装置及び運転教習方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のブレーキ操作装置が互いに独立して操作される場合において、ユーザの制動時の運転技能を適切に把握することができる運転教習装置などを提供する。【解決手段】運転教習装置1のコントローラ30は、ブレーキ動作モードを複数の所定動作モードのいずれかに設定し、ブレーキレバー3h,3jなどに基づき、制動時速度Vb_actを算出し、限界グリップ力Fgf_lmt,Fgr_lmtで模擬車両2を制動したときの限界制動速度Vb_lmtを算出し、制動時速度Vb_actを表す受講者制動曲線と、限界制動速度Vb_lmtを表す限界モデル曲線とをモニタ11,21の同じ座標軸上に表示させる。【選択図】図9

Description

本発明は、模擬車両を運転したときの運転結果を用いて、運転教習を支援するための運転教習装置などに関する。
従来、運転教習装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。この運転教習装置は、4輪タイプの模擬車両を用いて、受講者の運転技能などを判定するものであり、ブレーキペダルなどの操作装置と、模擬走行環境の映像が投影されるスクリーンなどを備えている。
この運転教習装置では、ブレーキ操作の必要なイベントの映像をスクリーン上に投影し、そのときのブレーキペダルの操作量と操作時間との関係がグラフ化される。そして、この作業を繰り返し実行し、ブレーキペダルの操作量及び操作時間のばらつきが減少したときに、受講者の運転技能が向上したと判定される。
特開2010−102171号公報
上記特許文献1の運転教習装置を2輪タイプの模擬車両に適用した場合、以下に述べるような問題が発生する。すなわち、2輪タイプの模擬車両の場合、前輪用及び後輪用の2つのブレーキ操作装置が互いに独立して操作されるので、これらのブレーキ操作装置の操作タイミングがずれるとともに、ブレーキ操作に伴って生じる前輪側及び後輪側のブレーキ力が別々に作用する。これに対して、特許文献1の運転教習装置によれば、4輪タイプの模擬車両が前提となっている関係上、そのような操作タイミングのずれや、ブレーキ力において、これが作用しているタイヤがロックするまでにどの程度の余裕があるのかを把握することができず、受講者の技能を適切に把握するのが困難になってしまう。この問題は、2輪タイプの模擬車両に限らず、複数のブレーキ操作装置が互いに独立して操作されるときに発生してしまう。
また、特許文献1の運転教習装置の場合、装置側では模擬走行が繰り返し実行される毎に受講者のブレーキ操作結果を演算し、記憶しているものの、そのブレーキ操作結果が受講者に表示されない構成となっている。そのため、受講者は、ブレーキ操作を実施した直後のタイミングすなわちブレーキ操作体験の印象が強く残っているタイミングで、自身のブレーキ操作の技能を具体的に把握することができないという問題がある。その結果、特許文献1の運転教習装置の場合、模擬走行が繰り返し実行されているにも関わらず、ブレーキ操作に関する運転教習の効果が上がりにくいものになっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、複数のブレーキ操作装置が互いに独立して操作される場合において、ユーザの制動時の運転技能を適切に把握することができる運転教習装置などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の運転教習装置は、ユーザ(受講者M1)による模擬車両2の模擬走行環境下での運転結果を用いて、運転教習を支援する運転教習装置1において、模擬車両2に設けられ、模擬走行環境下で模擬車両2を制動するときにユーザ(受講者M1)によって互いに独立して操作される複数のブレーキ操作装置(兼用レバー3a、前輪ブレーキレバー3h、後輪ブレーキレバー3j)と、複数のブレーキ操作装置の各々の操作状態を表す操作状態パラメータ(前輪側操作量Rbf、後輪側操作量Rbr)を取得する操作状態パラメータ取得手段(コントローラ30、センサ装置4)と、複数のブレーキ操作装置の少なくとも1つの装置が操作されたときのブレーキ動作モードを複数の所定動作モードのいずれかに設定する動作モード設定手段(コントローラ30)と、ブレーキ動作モードが複数の所定動作モードのいずれかに設定されているときに、操作状態パラメータ及び模擬車両2の動力源の減速中に生じる回転抵抗力の少なくとも一方に基づき、模擬走行環境下での模擬車両2の制動時の速度である制動時速度Vb_actを算出する制動時速度算出手段(コントローラ30)と、模擬走行環境下で少なくとも1つの装置が操作されたときに実現可能な最大制動力(前輪の限界グリップ力Fgf_lmt、後輪の限界グリップ力Fgr_lmt)を算出する最大制動力算出手段(コントローラ30)と、最大制動力で模擬車両2を制動したときの速度を、制動時速度Vb_actの基準となる基準速度(限界制動速度Vb_lmt)として算出する基準速度算出手段(コントローラ30)と、制動時速度Vb_actの変化態様を表す曲線(受講者制動曲線)と基準速度(限界制動速度Vb_lmt)の変化態様を表す曲線(限界モデル曲線)とを同じ座標軸上に表示する出力インターフェース(メインモニタ11,操作モニタ21)と、を備えることを特徴とする。
この運転教習装置によれば、複数のブレーキ操作装置の各々の操作状態を表す操作状態パラメータが取得され、複数のブレーキ操作装置の少なくとも1つの装置が操作されたときのブレーキ動作モードが複数の所定動作モードのいずれかに設定される。また、ブレーキ動作モードが複数の所定動作モードのいずれかに設定されているときに、操作状態パラメータ及び模擬車両の動力源の減速中に生じる回転抵抗力の少なくとも一方に基づき、模擬走行環境下での模擬車両の制動時の速度である制動時速度が算出される。さらに、模擬走行環境下で少なくとも1つの装置が操作されたときに実現可能な最大制動力が算出され、最大制動力で模擬車両を制動したときの速度が、制動時速度の基準となる基準速度として算出される。そして、出力インターフェースによって、制動時速度の変化態様を表す曲線と基準速度の変化態様を表す曲線とが表示されるので、ユーザは、2つの曲線を対比することによって、ブレーキ操作時の自身の制動力が最大制動力に対してどれぐらい不足しているのかを適切に把握することができる。その結果、運転教習効果を向上させることができる(なお、本明細書における「操作状態パラメータを取得」は、センサなどにより操作状態パラメータを直接検出することに限らず、これを他のパラメータに基づいて算出することを含む)。
本発明において、複数のブレーキ操作装置は、ユーザ(受講者M1)が模擬車両2に搭乗したときにユーザ(受講者M1)の前方に位置する前輪を制動するための前輪用ブレーキ操作装置(前輪ブレーキレバー3h)と、ユーザ(受講者M1)が模擬車両2に搭乗したときにユーザ(受講者M1)の後方に位置する後輪を制動するための後輪用ブレーキ操作装置(兼用レバー3a、後輪ブレーキレバー3j)と、を有し、操作状態パラメータ取得手段は、操作状態パラメータとして、ユーザ(受講者M1)による前輪用ブレーキ操作装置の操作状態を表す前輪側操作状態パラメータ(前輪側操作量Rbf)と、ユーザ(受講者M1)による後輪用ブレーキ操作装置の操作状態を表す後輪側操作状態パラメータ(後輪側操作量Rbr)とを取得し、出力インターフェースは、前輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線(前輪側操作量曲線)と後輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線(後輪側操作量曲線)とを同じ座標軸上にさらに表示することが好ましい。
この運転教習装置によれば、出力インターフェースによって前輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線と後輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線とが同じ座標軸上にさらに表示されるので、ユーザは、自身の制動時における前輪用ブレーキ操作装置及び後輪用ブレーキ操作装置の操作状態の変化態様をさらに把握することができる。それにより、ユーザは、自身の制動時の運転技能をより細かく把握することができる。
本発明において複数の所定動作モードは、前輪用ブレーキ操作装置及び後輪用ブレーキ操作装置の少なくとも一方が操作されたときに、前輪及び後輪を連動して制動する前後連動ブレーキモード(CBS動作モード)を含むことが好ましい。
この運転教習装置によれば、ユーザは、前後連動ブレーキモードが実行される車両のブレーキ操作を模擬的に体験することができる。
本発明において、複数の所定動作モードは、前輪用ブレーキ操作装置及び後輪用ブレーキ操作装置の少なくとも一方の装置が操作されたときに、少なくとも一方の装置に対応する前輪及び後輪の少なくとも一方をロック状態の発生を抑制しながら制動するアンチロックブレーキモード(ABS動作モード)を含むことが好ましい。
この運転教習装置によれば、ユーザは、アンチロックブレーキモードが実行される車両のブレーキ操作を模擬的に体験することができる。
本発明において、複数の所定動作モードは、前輪用ブレーキ操作装置及び後輪用ブレーキ操作装置の少なくとも一方の装置が操作されたときに、少なくとも一方の装置に対応する前輪及び後輪の少なくとも一方をロック状態の発生を抑制しながら制動するアンチロックブレーキ動作と、前輪及び後輪を連動して制動する前後連動ブレーキ動作とを同時に実行する前後連動アンチロックブレーキモード(C−ABS動作モード)を含むことが好ましい。
この運転教習装置によれば、ユーザは、前後連動アンチロックブレーキモードでの自身の制動時の運転技能を適切に把握することができる。
前述した目的を達成するために、本発明の運転教習方法は、ユーザ(受講者M1)による模擬車両2の模擬走行環境下での運転結果を用いて、運転教習を支援する運転教習方法において、模擬車両2に設けられた複数のブレーキ操作装置(兼用レバー3a、前輪ブレーキレバー3h、後輪ブレーキレバー3j)は、模擬走行環境下で模擬車両2を制動するときに、ユーザ(受講者M1)によって互いに独立して操作され、複数のブレーキ操作装置の各々の操作状態を表す操作状態パラメータを取得し、複数のブレーキ操作装置の少なくとも1つが操作されたときのブレーキ動作モードを複数の所定動作モードのいずれかに設定し、ブレーキ動作モードが複数の所定動作モードのいずれかに設定されているときに、操作状態パラメータに基づき、模擬走行環境下での模擬車両2の制動時の速度である制動時速度Vb_actを算出し、模擬走行環境下で少なくとも1つの装置が操作されたときに実現可能な最大制動力(前輪の限界グリップ力Fgf_lmt、後輪の限界グリップ力Fgr_lmt)を算出し、最大制動力で模擬車両2を制動したときの速度を、制動時速度Vb_actの基準となる基準速度(限界制動速度Vb_lmt)として算出し、制動時速度Vb_actの推移を表す曲線と、基準速度(限界制動速度Vb_lmt)の推移を表す曲線とを出力インターフェース(メインモニタ11,操作モニタ21)に表示することを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る運転教習装置の構成を示す正面図である。 運転教習装置の構成を示す側面図である。 ハンドル装置の構成を示す図である。 運転教習装置の電気的な構成を示すブロック図である。 走行条件設定処理を示すフローチャートである。 模擬走行制御処理を示すフローチャートである。 制動時パラメータ算出処理を示すフローチャートである。 制動結果表示制御処理を示すフローチャートである。 ノーマル動作モード時において前後輪の急制動操作を意図的に実施したときの各種曲線の表示結果例を示す図である。 ABS動作モード時において前後輪の急制動操作を意図的に実施したときの各種曲線の表示結果例を示す図である。 ノーマル動作モード時において後輪のみの急制動操作を意図的に実施したときの各種曲線の表示結果例を示す図である。 CBS動作モード時において後輪のみの急制動操作を意図的に実施したときの各種曲線の表示結果例を示す図である。 ノーマル動作モード時において前後輪の緊急制動操作を実施したときの各種曲線の表示結果例を示す図である。 C−ABS動作モード時において前後輪の緊急制動操作を実施したときの各種曲線の表示結果例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る運転教習装置について説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の運転教習装置1は、模擬車両2を用いて、運転教習を実行/支援するものであり、模擬車両2に加えて、表示音響装置10及び指導用装置20などを備えている。
この模擬車両2は、受講者M1(ユーザ)が跨がって運転する二輪車タイプのものであり、MT車用の運転教習と、AT車用の運転教習とに切り換えて運転教習を実行できるように構成されている。なお、図1,2では、受講者M1がAT車用の教習運転時に足を乗せるステップの図示が省略されている。
模擬車両2は、図3に示すように、ハンドル3を備えており、このハンドル3には、兼用レバー3a、サイドビュースイッチ3b、前照灯上下切換スイッチ3c、方向指示スイッチ3d、ホーンスイッチ3e、スタータスイッチ3f、エンジン停止スイッチ3g、前輪ブレーキレバー3h及びスロットルグリップ3iが設けられている。
この兼用レバー3aは、MT車の運転教習時には、クラッチレバーとして機能し、AT車の運転教習時には、後輪ブレーキレバーとして機能するように切換可能に構成されている。また、サイドビュースイッチ3bは、表示音響装置10の後述するメインモニタ11内へのサイドビュー(サイドミラーの映像)の表示/非表示を切り換えるものである。
さらに、前照灯上下切換スイッチ3cは、前照灯のハイビーム/ロービームを切り換えるものであり、方向指示スイッチ3dは、左右の方向指示器の点滅/停止を切り換えるものである。一方、ホーンスイッチ3eは、押下して警告音を発生するためのものであり、スタータスイッチ3f及びエンジン停止スイッチ3gはそれぞれ、エンジンの始動用及び停止用のものである。
また、前輪ブレーキレバー3hは、前輪ブレーキ操作を実行するためのものであり、スロットルグリップ3iは、回動させることよってエンジン回転数を上昇/低下させるためのものである。なお、この模擬車両2は、ガソリンエンジンを動力源とするタイプのものであり、MT車用の運転教習中の減速時、スロットルグリップ3iをエンジン回転数の低下方向に回動させると、クラッチが締結されている状態では、エンジンの回転抵抗に起因して、エンジンブレーキ力が発生するように構成されている。
さらに、模擬車両2には、後輪ブレーキレバー3j(図2参照)及び変速レバー(図示せず)が設けられている。この後輪ブレーキレバー3jは、MT車の運転教習時、右足で後輪ブレーキ操作を実行するためのものであり、変速レバーは、MT車の運転教習時、左足で変速動作を実行するためのものである。なお、本実施形態では、前輪ブレーキレバー3hがブレーキ操作装置及び前輪ブレーキ操作装置に相当し、後輪ブレーキレバー3jがブレーキ操作装置及び後輪ブレーキ操作装置に相当する。
前述した表示音響装置10は、メインモニタ11及び左右のスピーカ12,12を備えており、これらのメインモニタ11及び左右のスピーカ12,12は、図4に示すように、コントローラ30に電気的に接続されている。
この表示音響装置10では、運転教習中、後述するコントローラ30からの映像信号によって、模擬走行環境下での教習用映像がメインモニタ11に表示され、コントローラ30からの音響信号によって、運転教習用の走行音などが左右のスピーカ12,12から出力される。
また、前述した指導用装置20は、操作モニタ21、キーボード22及びマウス23を備えており、図4に示すように、これらの構成要素21〜23はいずれもコントローラ30に電気的に接続されている。
操作モニタ21は、指導者M2が運転教習時に参照するものであり、テーブル24上に載置されているとともに、後述するように、運転教習中、コントローラ30から映像信号が供給されることで、メインモニタ11と同じ映像を表示できるように構成されている。なお、本実施形態では、メインモニタ11及び操作モニタ21が出力インターフェースに相当する。
さらに、キーボード22及びマウス23も、テーブル24上に載置されており、指導者M2は、これらのキーボード22及びマウス23を介して、運転教習中の後述する模擬走行制御処理の開始/終了動作などを実行する。
一方、コントローラ30は、表示音響装置10に内蔵されており(図2参照)、このコントローラ30によって、運転教習中、後述するように、模擬走行制御処理などが実行される。なお、本実施形態では、コントローラ30が操作状態パラメータ取得手段、動作モード設定手段、制動時速度算出手段、最大制動力算出手段及び基準速度算出手段に相当する。
このコントローラ30には、前述した構成要素11,12,21〜23に加えて、センサ装置4及びアクチュエータ装置5が電気的に接続されている。
センサ装置4は、各種のセンサで構成されており、前述した各種の構成要素3a〜3j及び変速レバーの操作状態(操作量又は操作割合)と、ハンドル3の操舵角とを表す操作状態データを検出して、それらを表す検出信号をコントローラ30に出力する。なお、本実施形態では、センサ装置4が操作状態パラメータ取得手段に相当する。
また、アクチュエータ装置5は、複数のアクチュエータで構成されている。コントローラ30は、後述する模擬走行制御処理の実行中、アクチュエータ装置5の動作状態を制御する。それにより、模擬走行制御処理の実行中、受講者M1が前後方向、上下方向及び左右方向の加減速度などを感じるように、模擬車両2の挙動が制御される。
一方、コントローラ30は、記憶装置31、データベース32及び演算処理装置33を備えている。この記憶装置31は、例えば、RAM及びE2PROMなどで構成されており、前述したセンサ装置4からの検出信号が表す操作状態データ、及び後述する模擬走行制御処理における演算結果などを記憶する。
また、データベース32は、例えば、ROMなどで構成されており、その内部には、運転教習用の各種コース、各種走行条件及び各種環境条件などを含む模擬走行環境データ(映像データ及び音響データ)が記憶されている。
さらに、演算処理装置33は、例えば、CPUなどで構成されており、運転教習時には、キーボード22及びマウス23の操作状態と、センサ装置4からの検出信号などに応じて、模擬走行制御処理などを実行する。
次に、図5を参照しながら、走行条件設定処理について説明する。この走行条件設定処理は、模擬走行を実行するときの走行条件を設定するものであり、模擬走行制御処理の開始前に実行される。より具体的には、指導者M2がキーボード22及びマウス23を介して、操作モニタ21の図示しないプログラム画面上での入力操作を実行したときに、それに伴ってコントローラ30で実行される。なお、以下の説明において算出/設定される各種の値は、コントローラ30の記憶装置31内に記憶されるものとする。
同図に示すように、まず、走行コースを設定する(図5/STEP1)。この場合、走行コースは、市街地コース及び高速道路コースなどの複数種のコースから選択される。
次いで、走行環境を設定する(図5/STEP2)。この場合、走行環境としては、天候(晴れ、雨、曇り、雪など)及び時間(昼間、夜間及び夕方)などが設定される。
次に、路面の動摩擦係数μを設定する(図5/STEP3)。この場合、動摩擦係数μは、上記の走行環境の設定状態に応じて、図示しないマップ検索により設定される。
その後、模擬車両2の変速機タイプをMT/ATタイプのいずれかに設定する(図5/STEP4)。本実施形態では、模擬車両2の変速機タイプとして、MTタイプが設定された場合、すなわち後輪ブレーキレバー3jの操作によって、後輪の制動動作が実行される場合を例にとって説明する。
次いで、ブレーキ動作モードを設定する(図5/STEP5)。この場合、ブレーキ動作モードとしては、ノーマル動作モード、CBS動作モード(CBSは登録商標)、ABS動作モード及びC−ABS動作モードの4つが設定可能に構成されている。なお、本実施形態では、CBS動作モードが前後連動ブレーキモードに相当し、ABS動作モードがアンチロックブレーキモードに相当し、C−ABS動作モードが前後連動アンチロックブレーキモードに相当するとともに、これらの4つの動作モードが複数の所定動作モードに相当する。
このノーマル動作モードは、前輪ブレーキレバー3h及び後輪ブレーキレバー3jの操作によって、前後輪が通常に制動される動作モードである。
また、CBS動作モードは、前輪ブレーキレバー3h及び後輪ブレーキレバー3jの少なくとも一方が操作されたときに、前輪及び後輪が連動して制動される動作モードである。すなわち、CBS動作モードでは、前輪ブレーキレバー3h又は後輪ブレーキレバー3jのみが操作されたときでも、前輪及び後輪が連動して制動される前後連動ブレーキ動作が実行される。
さらに、ABS動作モードは、前輪ブレーキレバー3h及び後輪ブレーキレバー3jの操作によって、前後輪のロック状態が発生しないように前後輪が制動される動作モードである。すなわち、ABS動作モードでは、前輪ブレーキレバー3hが操作されたときには、前輪のアンチロックブレーキ動作が実行され、後輪ブレーキレバー3jが操作されたときには、後輪のアンチロックブレーキ動作が実行される。
一方、C−ABS動作モードは、上述したCBS動作モードとABS動作モードとを組み合わせた動作モードである。すなわち、このC−ABS動作モードでは、前輪ブレーキレバー3h及び後輪ブレーキレバー3jの少なくとも一方の操作によって、前後連動ブレーキ動作と前後輪のアンチロックブレーキ動作が同時に実行される。
ブレーキ動作モードを以上の4つのモードのいずれかに設定した後、本処理を終了する。
次に、図6を参照しながら、模擬走行制御処理について説明する。この模擬走行制御処理は、模擬車両2を用いて、受講者M1による模擬走行状態を制御するものであり、コントローラ30によって実行される。
同図に示すように、まず、走行条件が設定済みであるか否かを判定する(図6/STEP11)。すなわち、上述した図5の走行条件設定処理を実行済みであるか否かを判定する。この判定が否定であるときには(図6/STEP11…NO)、そのまま本処理を終了する。
一方、この判定が肯定であるとき(図6/STEP11…YES)、すなわち走行条件が設定済みであるときには、制御開始操作が実行されたか否かを判定する(図6/STEP12)。この処理は、指導者M2がキーボード22及びマウス23を介して模擬走行制御処理の開始操作を実行したか否かを判定するものである。
この判定が否定であるときには(図6/STEP12…NO)、そのまま本処理を終了する。一方、この判定が肯定であるとき(図6/STEP12…YES)には、模擬走行制御処理を実行する(図6/STEP13)。
この模擬走行制御処理では、模擬車両2の周辺の交通環境を表す映像(図示せず)が2つのモニタ11,21に表示され、模擬車両2の走行音、エンジン音及びブレーキ音などがスピーカ12から出力される。これに加えて、アクチュエータ装置5の動作状態が制御される。
例えば、受講者M1がスロットルグリップ3iを開ける方向に回したときには、加速感が得られるように、模擬車両2の挙動が制御され、受講者M1がブレーキ操作を実行したときには、減速感が得られるように、模擬車両2の挙動が制御される。これと同時に、模擬走行制御処理を実行したときの受講者M1の運転状態が、コントローラ30の記憶装置31内に記憶される。
以上のように、模擬走行制御処理を実行した後、本処理を終了する。なお、図示しないが、この模擬走行制御処理の実行後、走行再生制御処理が実行される。この走行再生制御処理では、模擬走行制御処理の実行中の受講者M1の運転状態が、メインモニタ11及び操作モニタ21に再生表示される。
次に、図7を参照しながら、制動時パラメータ算出処理について説明する。この制動時パラメータ算出処理は、上述した模擬走行制御処理の実行中において、模擬車両2の制動時における各種パラメータを算出するものであり、コントローラ30によって実行される。なお、以下の制動時パラメータ算出処理の説明は、ブレーキ動作モードがノーマル動作モードに設定されているときの例である。
同図に示すように、まず、前述したセンサ装置4の検出信号から、前輪ブレーキレバー3h及び後輪ブレーキレバー3jの操作量を表す操作状態データを読み込む(図7/STEP21)。
次いで、読み込んだ操作状態データに基づき、模擬車両2の制動操作が実行されているか否かを判定する(図7/STEP22)。すなわち、受講者M1によって、前輪ブレーキレバー3h及び後輪ブレーキレバー3jの少なくとも一方が操作されているか否かを判定する。この判定が否定であるとき(図7/STEP22…NO)には、そのまま本処理を終了する。
一方、この判定が肯定であるとき(図7/STEP22…YES)には、前輪ブレーキレバー3hの操作量(単位:kg)である前輪側操作量Rbfに基づき、前輪制動力Fbfを算出し、後輪ブレーキレバー3jの操作量(単位:kg)である後輪側操作量Rbr及びエンジンブレーキ力に基づき、後輪制動力Fbrを算出する(図7/STEP23)。なお、本実施形態では、前輪側操作量Rbfが操作状態パラメータ及び前輪側操作状態パラメータに相当し、後輪側操作量Rbrが操作状態パラメータ及び後輪側操作状態パラメータに相当する。
次に、制動時速度Vb_actを算出する(図7/STEP24)。この制動時速度Vb_actは、受講者M1による制動操作中の模擬車両2の速度であり、前輪制動力Fbf及び後輪制動力Fbrに基づいて、図示しない演算式により算出される。
次いで、前輪の限界グリップ力Fgf_lmt及び後輪の限界グリップ力Fgr_lmtを算出する(図7/STEP25)。この前輪の限界グリップ力Fgf_lmtは、前輪が路面との間で発生可能なグリップ力の限界値、すなわち前輪がロックする直前のグリップ力であり、前輪荷重と路面の動摩擦係数μとの積として算出される。また、後輪の限界グリップ力Fgr_lmtは、後輪が路面との間で発生可能なグリップ力の限界値であり、後輪荷重と路面の動摩擦係数μとの積として算出される。
その後、限界制動速度Vb_lmtを算出する(図7/STEP26)。この限界制動速度Vb_lmtは、上述した前輪の限界グリップ力Fgf_lmt及び後輪の限界グリップ力Fgr_lmtが発生するように、模擬車両2の前輪及び後輪をそれぞれ制動したときの模擬車両2の速度である。すなわち、模擬車両2を模擬走行環境下で実現可能な最大制動力で制動したときの速度である。なお、本実施形態では、限界制動速度Vb_lmtが基準速度に相当する。
次に、減速度合Decを算出する(図7/STEP27)。この減速度合Decは、減速時加速度Gdecの動摩擦係数μに対する百分率として算出される。また、減速時加速度Gdecは、加速度を標準重力加速度で除算することにより算出される。
この場合、模擬車両2の前輪制動力及び後輪制動力はそれぞれ、前輪及び後輪の限界グリップ力Fgf_lmt,Fgr_lmtを超えることはなく、前後輪のブレーキ操作による制動力がそれぞれこれら以下である場合、減速時加速度Gdecは、動摩擦係数μ以下の値になる。そのため、減速度合Decは、その最大値が100%以下となり、最大の減速状態(制動状態)に対する制動余裕度合、言い換えれば、受講者M1の制動不足度合を表すものになる。
以上のように、減速度合Decを算出した後、本処理を終了する。
次に、図8を参照しながら、制動結果表示制御処理について説明する。この制動結果表示制御処理は、上述した制動時パラメータ算出処理で算出された各種パラメータを、模擬走行制御処理の実行中や実行後、又は走行再生制御処理の実行中や実行後などに、曲線形式でメインモニタ11及び操作モニタ21に表示するものであり、コントローラ30によって実行される。
同図に示すように、まず、制御開始操作が実行されたか否かを判定する(図8/STEP41)。この処理は、指導者M2が、キーボード22及びマウス23を介して制動結果表示制御処理の開始操作を実行したか否かを判定するものである。
この判定が否定であるとき(図8/STEP41…NO)には、そのまま本処理を終了する。一方、この判定が肯定であるとき(図8/STEP41…YES)には、限界モデル曲線をモニタ11,21に表示する(図8/STEP42)。この限界モデル曲線は、限界制動速度Vb_lmtと制動時の模擬車両2の位置P(すなわち制動距離)との関係を表すものであり、後述する図9〜14に示すように表示される。
次いで、受講者制動曲線をモニタ11,21に表示する(図8/STEP43)。この受講者制動曲線は、制動時速度Vb_actと制動時の模擬車両2の位置Pとの関係を表すものであり、後述する図9〜14に示すように表示される。
次に、前輪側操作量曲線をモニタ11,21に表示する(図8/STEP44)。この前輪側操作量曲線は、前輪側操作量Rbfと制動時の模擬車両2の位置Pとの関係を表すものであり、後述する図9〜14に示すように表示される。
その後、後輪側操作量曲線をモニタ11,21に表示する(図8/STEP45)。この後輪側操作量曲線は、後輪側操作量Rbrと制動時の模擬車両2の位置Pとの関係を表すものであり、後述する図9〜14に示すように表示される。
次いで、減速度合曲線をモニタ11,21に表示する(図8/STEP46)。この減速度合曲線は、減速度合Decと制動時の模擬車両2の位置Pとの関係を表すものであり、後述する図9〜14に示すように表示される。以上のように、減速度合曲線をモニタ11,21に表示した後、本処理を終了する。
次に、図9〜14を参照しながら、以上のように制動結果表示制御処理が実行されたときの各種曲線の表示結果例について説明する。まず、図9の表示結果例について説明する。同図は、ブレーキ動作モードがノーマル動作モードに設定されている場合において、受講者M1が目標停止位置で停止するように意図的に急制動を実施したときの各種曲線の表示結果例を示している。
同図では、図示しないが、左側の縦軸には、速度の目盛(単位:km/h)が付されており、この目盛は、下端が値0で、上方に向かうほど、より大きい値に設定されている。また、図示しないが、右側の縦軸の両側には、制動力の目盛(単位:kgf)及び減速度合(単位:%)が付されており、この制動力の目盛は、下端が値0で、上方に向かうほど、より大きい値に設定されている。また、減速度の目盛は、下端が値0で、上方に向かうほど、より大きい値になるとともに、その上端が値100%に設定されている。以上の点は、後述する図10〜15においても同様である。
同図9の場合、限界モデル曲線の限界制動速度Vb_lmt及び受講者制動曲線の制動時速度Vb_actがいずれも、模擬車両2の制動が位置P0で開始された後、位置P1まで変化しない状態、すなわち模擬車両2が空走状態となっていることで、空走距離が値d1で示されている。
また、後輪側操作量Rbrが位置P1で増大し始めているものの、前輪側操作量Rbfが位置P1から距離d2分離れた位置P2で増大し始めており、前輪の制動開始タイミングが、後輪の制動開始タイミングに対して遅れていることが示されている。
さらに、限界モデル曲線の限界制動速度Vb_lmtは、位置P1から減少して位置P3で値0になっており、制動距離が値d2+d3であることが示されている。これに対して、受講者制動曲線の制動時速度Vb_actは、位置P1から減少して位置P3から距離d4分離れた位置P4で値0になっており、制動距離が値d2+d3+d4で示されている。すなわち、同図の場合、受講者制動曲線の制動距離が限界モデル曲線よりも距離d4分長いことが示されている。
言い換えれば、受講者M1は、前輪の限界グリップ力Fgf_lmt及び後輪の限界グリップ力Fgr_lmtが発生するように前輪及び後輪の制動操作を実行することで、制動距離を距離d4分、縮めることが可能であり、そのような制動を実施すべきであることが示されている。
これに加えて、減速度合Decは、制動開始時の位置P1から位置P2ぐらいまでの間では急増しているものの、位置P2と位置P3の中間ぐらいからほとんど変化しておらず、結果的に減速不足の状態になっていることが示されている。
したがって、指導者M2は、ノーマル動作モードでの模擬走行制御処理の実行中や実行後、又は走行再生制御処理の実行中や実行後などにおいて、前述した制動結果表示制御処理を必要に応じて実行することにより、以上のように図9における各種パラメータの推移を参照しながら、受講者M1の制動時の技能の優劣を具体的に説明することができる。
それにより、受講者M1は、ノーマル動作モードでの模擬走行制御処理の実行中や実行後、又は走行再生制御処理の実行中や実行後などにおいて、自身の制動時の技能を的確に把握することができる。特に、模擬走行制御処理の実行中や走行再生制御処理の実行中において、受講者M1が制動操作を実行した直後に制動結果表示制御処理を実行した場合、受講者M1は、自身の制動時の技能をリアルアイムで把握することができる。
次に、図10の表示結果例について説明する。同図は、ブレーキ動作モードがABS動作モードに設定されている場合において、受講者M1が目標停止位置で停止するように意図的に急制動を実施したときの各種曲線の表示結果例を示している。
同図の場合、模擬車両2の制動が開始された位置P10と実際に制動力が作用し始める位置P11の間の空走距離が値d11で示されている。
また、後輪側操作量Rbrが位置P11で増大し始めているものの、前輪側操作量Rbfが位置P11から距離d12分離れた位置P12で増大し始めており、前輪の制動開始タイミングが、後輪の制動開始タイミングに対して遅れていることが示されている。
さらに、受講者M1の制動距離が値d12+d13+d14で示され、限界モデル曲線の制動距離d12+d13よりも距離d14分長いことが示されている。
これに加えて、減速度合Decは、位置P12と位置P13の中間ぐらいの位置から位置P14で停止するまでの間、転倒防止のためにABS機能が作動することで、細かい増減変動を繰り返すことが示されている。また、減速度合Decは、ABS機能の作動中、その勾配がほとんど変化しておらず、結果的に減速不足の状態になっていることが示されている。
したがって、受講者M1は、以上のように、ABS動作モードによる急制動を体験した後、図10に示す急制動時の各種曲線を参照することで、ABS機能の作動状態を体験しながら、自身の急制動時の技能を的確に把握することができる。
次に、図11,12の表示結果例について説明する。この図11は、ブレーキ動作モードがノーマル動作モードに設定されている場合において、受講者M1が、後輪ブレーキレバー3jの操作のみ(図では「後輪操作のみ」と表記)により、目標停止位置で停止するように意図的に急制動を実施したときの各種曲線の表示結果例を示している。
一方、図12は、前述した走行条件設定処理でブレーキ動作モードをCBS動作モードに設定した点以外は、図11と同一の走行条件に設定した場合において、受講者M1が、後輪ブレーキレバー3jの操作のみ(図では「後輪操作のみ」と表記)により、目標停止位置で停止するように意図的に急制動を実施したときの各種曲線の表示結果例を示している。
両図11,12では、模擬車両2の空走距離が値d21及び値d31でそれぞれ示されている。この場合、図12の横軸は同一単位の1目盛分の表示間隔が図11と比べて長くなっており、そのため、見かけ上は値d31の方が値d21よりも長く示されているものの、これらの値d21,d31は、ほぼ同一の値になっている。
また、図11の場合、ブレーキ動作モードがノーマル動作モードに設定されている関係上、後輪側操作量Rbrのみが位置P21で増大し始めているものの、前輪側操作量Rbfがずっと値0のままであり、後輪のみが制動されていることが示されている。
さらに、図12のCBS動作モードの場合でも、図11と同様に、後輪側操作量Rbrが位置P31で増大し始めているものの、前輪側操作量Rbfがずっと値0のままであり、後輪のみが制動されていることが示されている。
さらに、制動距離に関しては、図11の場合、限界モデル曲線の制動距離が値d22で、受講者M1の制動距離が値d22+d23でそれぞれ示されている。一方、図12の場合、限界モデル曲線の制動距離が値d32+d33で、受講者M1の制動距離が値d32+d33+d34でそれぞれ示されている。
これらの値を比較すると、d22>d32+d33、d22+d23>d32+d33+d34が成立しており、ブレーキ動作モードがCBS動作モードに設定されている場合には、後輪ブレーキレバー3jの操作のみでも、前輪及び後輪の双方が制動されることにより、限界モデル曲線及び受講者制動曲線の双方において制動距離が短くなることが示されている。また、d23>d34が成立していることにより、限界モデル曲線及び受講者制動曲線の間の制動距離の差も小さくなることが示されている。
また、減速度合Decに関しては、両図を比較すると明らかなように、図12の減速度合Decの方が図11と比べて全体として大きい値として示されている。
したがって、受講者M1は、以上のように、ノーマル動作モード及びCBS動作モードによる急制動を体験した後、図11,12に示す2つの急制動時の各種曲線を比較しながら参照することで、自身の急制動時の技能と、CBS機能による制動距離の短縮効果とを同時に把握することができる。
次に、図13,14の表示結果例について説明する。この図13は、ブレーキ動作モードがノーマル動作モードに設定されている場合において、交通参加者の飛び出しなどに起因して、受講者M1が意図しない急制動(以下「緊急制動」という)を実行したときの各種曲線の表示結果例を示している。
一方、図14は、前述した走行条件設定処理で、ブレーキ動作モードをC−ABS動作モードに設定した点以外は図13と同じ同一の走行条件に設定した場合において、交通参加者の飛び出しなどに起因して、受講者M1が緊急制動を実行したときの各種曲線の表示結果例を示している。
まず、図13の場合、模擬車両2が位置P40から距離d41分、空走した後、位置P41で、後輪側操作量Rbrが急増し始めると同時に、減速度合Decも急増し始めることが示されている。そして、位置P41から距離d42分、離れた位置P42で、前輪側操作量Rbfが急増し始めると、そのすぐ後に前後輪のロック状態が発生することで、減速度合Decが最大値(100%)に達している状態が示されている。
そして、前後輪のロック状態が継続することで、位置P42から距離d43分、離れた位置P43で、模擬車両2が転倒し、各種曲線が終了する状態が示されている。
これに対して、図14の場合、模擬車両2が位置P50から距離d51分、空走した後、位置P51で、後輪側操作量Rbrが急増し始めると同時に、減速度合Decも急増し始める状態が示されている。そして、位置P51から距離d52分、離れた位置P52で、前輪側操作量Rbfが急増し始めると、そのすぐ後に前後輪のロック状態の発生を回避するために、ABS機能が作動し、減速度合Decが増減を繰り返しながら、横ばい状態となることが示されている。
さらに、限界モデル曲線の限界制動速度Vb_lmt及び受講者制動曲線の制動時速度Vb_actがそれぞれ、位置P53,P54で値0になっており、模擬車両2が転倒することなく、停止する状態が示されている。これに加えて、受講者M1の制動距離が値d52+d53+d54で示され、限界モデル曲線の制動距離d52+d53よりも距離d54分長いことが示されている。
したがって、受講者M1は、以上のように、ノーマル動作モード及びC−ABS動作モードの双方による急制動を体験した後、2つの動作モードの急制動時の各種曲線を比較しながら参照することで、C−ABS機能の有効性と、自身の急制動時の技能とを的確に把握することができる。
以上のように、本実施形態の運転教習装置1によれば、走行条件設定処理において、前輪ブレーキレバー3h及び後輪ブレーキレバー3jの少なくとも1つが操作されたときのブレーキ動作モードが、ノーマル動作モード、CBS動作モード、ABS動作モード及びC−ABS動作モードのいずれかに設定される。そして、ブレーキ動作モードが4つの動作モードのいずれかに設定されているときに、前輪制動力Fbfが、前輪ブレーキレバー3hの操作量である前輪側操作量Rbfに基づいて算出され、後輪制動力Fbrが、後輪ブレーキレバー3jの操作量である後輪側操作量Rbr及びエンジンブレーキ力に基づいて算出される。
さらに、前輪の限界グリップ力Fgf_lmt及び後輪の限界グリップ力Fgr_lmtが算出され、限界制動速度Vb_lmtが、前輪の限界グリップ力Fgf_lmt及び後輪の限界グリップ力Fgr_lmtが発生するように、模擬車両2の前輪及び後輪をそれぞれ制動したときの制動速度として算出される。
そして、受講者制動曲線が、制動時速度Vb_actと制動時の位置P(すなわち制動距離)との関係を表すものとしてモニタ11,21に表示され、これと同時に、限界モデル曲線が、限界制動速度Vb_lmtと制動時の位置Pとの関係を表すものとして、モニタ11,21に同じ座標軸上に表示される。それにより、受講者M1は、これら2つの曲線を対比することによって、ブレーキ操作時の自身の制動力が最大制動力に対してどれぐらい不足しているのかを適切に把握することができる。その結果、運転教習効果を向上させることができる。
さらに、モニタ11,21では、前輪側操作量Rbfと制動時の位置Pとの関係を表す前輪側操作量曲線と、後輪側操作量Rbrと制動時の位置Pとの関係を表す後輪側操作量曲線とが同じ座標軸上にさらに表示されるので、受講者M1は、自身の制動時における前輪側操作量Rbf及び後輪側操作量Rbrの変化態様をさらに把握することができる。それにより、受講者M1は、自身の制動時の運転技能をより細かく把握することができる。
また、ブレーキ動作モードとして、ノーマル動作モード、CBS動作モード、ABS動作モード及びC−ABS動作モードの4つが設定可能に構成されている。したがって、走行条件設定処理の実行時、ブレーキ動作モードがCBS動作モードに設定された場合、受講者M1は、前輪及び後輪が連動して制動されるブレーキ装置が搭載された車両のブレーキ操作を模擬的に体験することができ、そのようなブレーキ装置の有効性を体験することができる。
また、走行条件設定処理の実行時、ブレーキ動作モードがABS動作モードに設定された場合、受講者M1は、アンチロックブレーキ動作を実行するブレーキ装置が搭載された車両のブレーキ操作を模擬的に体験することができ、そのようなブレーキ装置の有効性を体験することができる。
さらに、走行条件設定処理の実行時、ブレーキ動作モードがC−ABS動作モードに設定された場合、受講者M1は、前後連動ブレーキ動作とアンチロックブレーキ動作を同時に実行するブレーキ装置が搭載された車両のブレーキ操作を模擬的に体験することができ、そのようなブレーキ装置の有効性を体験することができる。
なお、実施形態は、模擬車両として、2輪タイプのものを用いた例であるが、本発明の模擬車両はこれに限らず、ユーザによって互いに独立して操作される複数のブレーキ用操作装置を備えたものであればよい。例えば、模擬車両として、模擬車両に搭乗したユーザの前方に1つ又は複数の前輪が配置されるとともに、ユーザの後方に1つ又は複数の後輪が配置されたものを用いてもよい。
また、実施形態は、操作状態パラメータとして、前輪及び後輪ブレーキレバー3h,3jの操作量である前輪側操作量Rbf及び後輪側操作量Rbrを用いた例であるが、本発明の操作状態パラメータはこれに限らず、複数のブレーキ操作装置の各々の操作状態を表すものであればよい。例えば、操作状態パラメータとして、前輪及び後輪ブレーキレバー3h,3jの操作割合(比又は百分率)を用いてもよい。
さらに、実施形態は、模擬車両2の動力源の減速中に生じる回転抵抗力として、エンジンブレーキ力を用いた例であるが、本発明の回転抵抗力はこれに限らず、模擬車両の動力源の減速中に生じるものであればよい。例えば、模擬車両の動力源を電動機とした場合には、回転抵抗力を、電動機の回生制御による回生ブレーキ力として算出してもよい。
一方、実施形態は、制動時速度の変化態様を表す曲線として、受講者制動曲線を用いた例であるが、本発明の制動時速度の変化態様を表す曲線はこれに限らず、制動時速度の変化態様を表すものであればよい。例えば、制動時速度の変化態様を表す曲線として、制動時速度Vb_actと経過時間との関係を表す曲線を用いてもよい。
また、実施形態は、基準速度の変化態様を表す曲線として、限界モデル曲線を用いた例であるが、本発明の基準速度の変化態様を表す曲線はこれに限らず、基準速度の変化態様を表すものであればよい。例えば、基準速度の変化態様を表す曲線として、限界制動速度Vb_lmtと経過時間との関係を表す曲線を用いてもよい。
さらに、実施形態は、前輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線として、前輪側操作量曲線を用いた例であるが、本発明の前輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線はこれに限らず前輪側操作状態パラメータの変化態様を表すものであればよい。例えば、前輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線として、前輪側操作量Rbfと経過時間との関係を表す曲線を用いてもよい。
一方、実施形態は、後輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線として、後輪側操作量曲線を用いた例であるが、本発明の後輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線はこれに限らず、後輪側操作状態パラメータの変化態様を表すものであればよい。例えば、後輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線として、後輪側操作量Rbrと経過時間との関係を表す曲線を用いてもよい。
また、実施形態は、出力インターフェースとして、メインモニタ11及び操作モニタ21を用いた例であるが、本発明の出力インターフェースはこれに限らず、制動時速度の変化態様を表す曲線と基準速度の変化態様を表す曲線とを同じ座標軸上に表示するものであればよい。例えば、出力インターフェースとして、1つのモニタや、1つのタッチパネル式のモニタを用いてもよい。また、出力インターフェースとして、3Dホログラム装置や、ヘッドマウント式のVR装置を用いてもよい。
さらに、実施形態は、模擬車両2の変速機タイプがMTタイプに設定された場合について説明したが、模擬車両2の変速機タイプがATタイプに設定された場合には、兼用レバー3aの操作によって、後輪の制動動作が実行される。その場合、兼用レバー3aがブレーキ操作装置及び後輪用ブレーキ操作装置に相当する。
1 運転教習装置
2 模擬車両
3a 兼用レバー(ブレーキ操作装置、後輪用ブレーキ操作装置)
3h 前輪ブレーキレバー(ブレーキ操作装置、前輪用ブレーキ操作装置)
3j 後輪ブレーキレバー(ブレーキ操作装置、後輪用ブレーキ操作装置)
4 センサ装置(操作状態パラメータ取得手段)
11 メインモニタ(出力インターフェース)
21 操作モニタ(出力インターフェース)
30 コントローラ(操作状態パラメータ取得手段、動作モード設定手段、制動時速度 算出手段、最大制動力算出手段、基準速度算出手段)
M1 受講者(ユーザ)
Vb_act 制動時速度
Fgf_lmt 前輪の限界グリップ力(最大制動力)
Fgr_lmt 後輪の限界グリップ力(最大制動力)
Vb_lmt 限界制動速度(基準速度)
Rbf 前輪側操作量(操作状態パラメータ、前輪側操作状態パラメータ)
Rbr 後輪側操作量(操作状態パラメータ、後輪側操作状態パラメータ)

Claims (6)

  1. ユーザによる模擬車両の模擬走行環境下での運転結果を用いて、運転教習を支援する運転教習装置において、
    前記模擬車両に設けられ、前記模擬走行環境下で前記模擬車両を制動するときに前記ユーザによって互いに独立して操作される複数のブレーキ操作装置と、
    当該複数のブレーキ操作装置の各々の操作状態を表す操作状態パラメータを取得する操作状態パラメータ取得手段と、
    前記複数のブレーキ操作装置の少なくとも1つの装置が操作されたときのブレーキ動作モードを複数の所定動作モードのいずれかに設定する動作モード設定手段と、
    前記ブレーキ動作モードが前記複数の所定動作モードのいずれかに設定されているときに、前記操作状態パラメータ及び前記模擬車両の動力源の減速中に生じる回転抵抗力の少なくとも一方に基づき、前記模擬走行環境下での前記模擬車両の制動時の速度である制動時速度を算出する制動時速度算出手段と、
    前記模擬走行環境下で前記少なくとも1つの装置が操作されたときに実現可能な最大制動力を算出する最大制動力算出手段と、
    当該最大制動力で前記模擬車両を制動したときの速度を、前記制動時速度の基準となる基準速度として算出する基準速度算出手段と、
    前記制動時速度の変化態様を表す曲線と前記基準速度の変化態様を表す曲線とを同じ座標軸上に表示する出力インターフェースと、
    を備えることを特徴とする運転教習装置。
  2. 請求項1に記載の運転教習装置において、
    前記複数のブレーキ操作装置は、
    前記ユーザが前記模擬車両に搭乗したときに当該ユーザの前方に位置する前輪を制動するための前輪用ブレーキ操作装置と、
    前記ユーザが前記模擬車両に搭乗したときに当該ユーザの後方に位置する後輪を制動するための後輪用ブレーキ操作装置と、
    を有し、
    前記操作状態パラメータ取得手段は、前記操作状態パラメータとして、前記ユーザによる前記前輪用ブレーキ操作装置の操作状態を表す前輪側操作状態パラメータと、前記ユーザによる前記後輪用ブレーキ操作装置の操作状態を表す後輪側操作状態パラメータとを取得し、
    前記出力インターフェースは、前記前輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線と前記後輪側操作状態パラメータの変化態様を表す曲線とを同じ座標軸上にさらに表示することを特徴とする運転教習装置。
  3. 請求項2に記載の運転教習装置において、
    前記複数の所定動作モードは、前記前輪用ブレーキ操作装置及び前記後輪用ブレーキ操作装置の少なくとも一方が操作されたときに、前記前輪及び前記後輪を連動して制動する前後連動ブレーキモードを含むことを特徴とする運転教習装置。
  4. 請求項2に記載の運転教習装置において、
    前記複数の所定動作モードは、前記前輪用ブレーキ操作装置及び前記後輪用ブレーキ操作装置の少なくとも一方の装置が操作されたときに、当該少なくとも一方の装置に対応する前記前輪及び前記後輪の少なくとも一方をロック状態の発生を抑制しながら制動するアンチロックブレーキモードを含むことを特徴とする運転教習装置。
  5. 請求項2に記載の運転教習装置において、
    前記複数の所定動作モードは、前記前輪用ブレーキ操作装置及び前記後輪用ブレーキ操作装置の少なくとも一方の装置が操作されたときに、当該少なくとも一方の装置に対応する前記前輪及び前記後輪の少なくとも一方をロック状態の発生を抑制しながら制動するアンチロックブレーキ動作と、前記前輪及び前記後輪を連動して制動する前後連動ブレーキ動作とを同時に実行する前後連動アンチロックブレーキモードを含むことを特徴とする運転教習装置。
  6. ユーザによる模擬車両の模擬走行環境下での運転結果を用いて、運転教習を支援する運転教習方法において、
    前記模擬車両に設けられた複数のブレーキ操作装置は、前記模擬走行環境下で前記模擬車両を制動するときに、前記ユーザによって互いに独立して操作され、
    当該複数のブレーキ操作装置の各々の操作状態を表す操作状態パラメータを取得し、
    前記複数のブレーキ操作装置の少なくとも1つが操作されたときのブレーキ動作モードを複数の所定動作モードのいずれかに設定し、
    前記ブレーキ動作モードが前記複数の所定動作モードのいずれかに設定されているときに、前記操作状態パラメータに基づき、前記模擬走行環境下での前記模擬車両の制動時の速度である制動時速度を算出し、
    前記模擬走行環境下で前記少なくとも1つの装置が操作されたときに実現可能な最大制動力を算出し、
    当該最大制動力で前記模擬車両を制動したときの速度を、前記制動時速度の基準となる基準速度として算出し、
    当該制動時速度の推移を表す曲線と、基準速度の推移を表す曲線とを出力インターフェースに表示することを特徴とする運転教習方法。
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