JP2020070819A - 管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 予測不可能な理由によりソケットカバーが動く可能性をより少なくする。【解決手段】 管継手は、ソケット10と、挿し口体12と、ストッパーリング14と、ソケットカバー16とを備える。挿し口体12はソケット10に接続される。抜止具14は抜止具進入孔を貫いて挿し口体12の凹部に嵌まる。ソケットカバー16は、ソケット10の外周に配置される。ソケット10が、プラグ接続部と管接続部とを有している。管接続部はプラグ接続部に連なる。管継手は、カバー拘束体18をさらに備える。カバー拘束体18は、進入孔カバー部がソケット10の外側から抜止具進入孔とストッパーリング14とを覆うとき制限移動部と抜落防止部との間に嵌まる。【選択図】 図1

Description

本発明は管継手に関する。
特許文献1は管継手を開示する。この管継手は、ソケットと、挿し口体と、ストッパーリングと、ソケットカバーとを備える。挿し口体はソケットに接続される。抜止具は抜止具進入孔を貫いて挿し口体の凹部に嵌まる。ソケットカバーは、ソケットの外周に配置される。ソケットが、プラグ接続部と管接続部とを有している。管接続部はプラグ接続部に連なる。管接続部の外周面には線状凸部が設けられている。ソケットカバーが、制限移動部と進入孔カバー部と固定部とを有する。制限移動部はソケットの線状凸部に沿って移動する。進入孔カバー部は制限移動部の移動に伴いソケットの外側から抜止具進入孔とストッパーリングとを覆う。固定部は、制限移動部が所定の状態である間に制限移動部を線状凸部に固定する。特許文献1に開示された管継手は、予測不可能な理由によりソケットカバーが動く可能性を少なくする。
特開2015−132279号公報
特許文献1に開示された管継手には、予測不可能な理由によるケットカバーの移動についてなお改善の余地がある。
本発明は、この問題点を解消するものである。その目的は、予測不可能な理由によりソケットカバーが動く可能性をより少なくすることにある。
図面を参照し本発明を説明する。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためである。この欄で図中の符号を使用することには発明の内容を図示した範囲に限定する意図がない。
上述した目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、管継手は、筒状のソケット10と、筒状の挿し口体12と、抜止具14と、ソケットカバー16とを備える。ソケット10の一端には受口部90が設けられている。ソケット10の側面には抜止具進入孔92が設けられている。挿し口体12は受口部90からソケット10内に進入することによりソケット10に接続される。挿し口体12の外周面には凹部50が設けられている。抜止具14は抜止具進入孔92を貫いて挿し口体12の凹部50に嵌まる。これにより抜止具14はソケット10に接続されている状態の挿し口体12がそのソケット10から抜けることを防止する。ソケットカバー16は、ソケット10の外周に配置される。ソケット10が、プラグ接続部70と管接続部72とを有している。プラグ接続部70には受口部90と抜止具進入孔92とが配置されている。管接続部72はプラグ接続部70に連なる。管接続部72が、接続孔形成部110と抜落防止部112とを有している。接続孔形成部110は、管接続孔130を形成する。管接続孔130は管300が接続されるためのものである。抜落防止部112は、接続孔形成部110の外周に配置される。抜落防止部112は、ソケットカバー16が接続孔形成部110から抜け落ちることを防止する。ソケットカバー16が、制限移動部150と進入孔カバー部152とを有している。制限移動部150は接続孔形成部110の外周面に沿って移動する。進入孔カバー部152は制限移動部150に固定される。進入孔カバー部152は制限移動部150の移動に伴いソケット10の外側から抜止具進入孔92と抜止具14とを覆う。管継手は、カバー拘束体18をさらに備える。カバー拘束体18は、進入孔カバー部152がソケット10の外側から抜止具進入孔92と抜止具14とを覆うとき制限移動部150と抜落防止部112との間に嵌まる。
制限移動部150と抜落防止部112との間にカバー拘束体18が嵌まると、制限移動部150は抜落防止部112がある方向へは移動できなくなる。もともと制限移動部150が接続孔形成部110の外周面に沿って移動するためである。抜落防止部112がある方向へ制限移動部150が移動できなくなると制限移動部150に固定される進入孔カバー部152も抜落防止部112がある方向へは移動できなくなる。抜落防止部112がある方向へ進入孔カバー部152が移動できなくなるので、そうでない場合に比べ、予測不可能な理由によりソケットカバー16が動く可能性はより低くなる。
また、上述した抜落防止部112が、抜落防止突起170と、隣接溝形成部172とを有していることが望ましい。抜落防止突起170は、接続孔形成部110の外周から突出する。隣接溝形成部172は、隣接溝190を接続孔形成部110の外周に形成する。隣接溝190は抜落防止突起170に接する。この場合、カバー拘束体18が、筒状の構造材部210と、嵌込突起212とを有していることが望ましい。構造材部210は、進入孔カバー部152がソケット10の外側から抜止具進入孔92と抜止具14とを覆うとき制限移動部150と抜落防止部112との間に嵌まる。嵌込突起212は、構造材部210の一端250の内周面から突出する。嵌込突起212は、構造材部210が制限移動部150と抜落防止部112との間に嵌まるとき隣接溝190に嵌まる。
構造材部210が制限移動部150と抜落防止部112との間に嵌まるとき嵌込突起212が隣接溝190に嵌まると、嵌込突起212が隣接溝190に嵌まらない場合に比べて、構造材部210の移動が困難になる。その移動が困難になるので、そうでない場合に比べて、予測不可能な理由によりソケットカバー16が動く可能性はより低くなる。
もしくは、上述した構造材部210に切れ目230が形成されていることが望ましい。その切れ目230は、一端250からその一端250とは反対側の他端252までにわたる。その切れ目230は、構造材部210の弾性変形に応じて幅が変動する。
一端250からその一端250とは反対側の他端252までにわたる切れ目230が構造材部210に設けられており、かつ、構造材部210の弾性変形に応じてその切れ目230の幅が変動すると、その切れ目230の隙間は、構造材部210がその内周から押し広げられることにより広がる。構造材部210がその内周から押し広げられるとその切れ目230の隙間が広がるので、その切れ目230の隙間が広がっているか否かに応じて、構造材部210が所定の態様で制限移動部150と抜落防止部112との間に嵌まっているか否かを容易に認識できる。
もしくは、上述したカバー拘束体18が、突起嵌込溝形成部214をさらに有していることが望ましい。突起嵌込溝形成部214は、構造材部210の他端252の内周面に配置される。突起嵌込溝形成部214は、突起嵌込溝240を形成する。構造材部210が制限移動部150と抜落防止部112との間に嵌まるまでは突起嵌込溝240には抜落防止突起170が嵌まる。
構造材部210が制限移動部150と抜落防止部112との間に嵌まるまでは突起嵌込溝240には抜落防止突起170が嵌まる。これにより、カバー拘束体18がソケット10に予め接続されていることとなる。カバー拘束体18がソケット10に予め接続されていると、カバー拘束体18がソケット10に接続されていない場合に比べ、カバー拘束体18の紛失の危険性が低くなる。
もしくは、上述した突起嵌込溝形成部214が、テーパ面270を有していることが望ましい。テーパ面270は、構造材部210の他端252から離れ一端250に近づくにつれ窄まる。
突起嵌込溝形成部214がテーパ面270を有していると、カバー拘束体18を制限移動部150の方へ向かって押込むことで制限移動部150と抜落防止部112との間に構造材部210を嵌め込むことが可能になる。その結果、その嵌め込み作業を容易にできる。
また、上述したカバー拘束体18の色及び模様の少なくとも一方が、進入孔カバー部152の色及び模様の少なくとも一方並びに管接続部72の色及び模様の少なくとも一方と異なることが望ましい。
カバー拘束体18の色及び模様の少なくとも一方が、進入孔カバー部152の色及び模様の少なくとも一方並びに管接続部72の色及び模様の少なくとも一方と異なるとする。この場合、そうでない場合に比べ、カバー拘束体18と進入孔カバー部152と管接続部72との位置関係を把握しやすくなる。カバー拘束体18と進入孔カバー部152と管接続部72との位置関係が把握しやすいと、そうでない場合に比べ、制限移動部150と抜落防止部112との間にカバー拘束体18を嵌め忘れる可能性が低くなる。
本発明によれば、予測不可能な理由によりソケットカバーが動く可能性をより少なくできる。
本発明のある実施形態にかかる管継手の斜視図である。 本発明のある実施形態にかかるソケットの斜視図である。 本発明のある実施形態にかかるソケットの断面図である。 本発明のある実施形態にかかる挿し口体の図である。 本発明のある実施形態にかかるカバーの斜視図である。 本発明のある実施形態にかかるカバー拘束体の斜視図である。 本発明のある実施形態にかかるカバー拘束体の側面図である。 本発明のある実施形態にかかるソケットにカバーが装着された際のソケットとソケットカバーとの断面図である。 本発明のある実施形態にかかるソケットにカバー拘束体が装着された際のソケットとソケットカバーとカバー拘束体との断面図である。 本発明のある実施形態にかかるソケットに挿し口体が挿入されている状況を示す断面図である。 本発明のある実施形態にかかるソケットにストッパーリングが嵌め込まれた状況を示す断面図である。 本発明のある実施形態にかかるソケットカバーがストッパーリングを覆った状況を示す断面図である。 本発明のある実施形態にかかるソケットカバーがカバー拘束体によって拘束された状況を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明のある実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[構造の説明]
図1は、本実施形態にかかる管継手の斜視図である。図1に基づいて、本実施形態にかかる管継手の構成が説明される。本実施形態にかかる管継手は、ソケット10と、挿し口体12と、ストッパーリング14と、ソケットカバー16と、カバー拘束体18とを備える。挿し口体12は、ソケット10に接続される。ストッパーリング14は本実施形態における抜止具に相当する。ストッパーリング14は、ソケット10に接続された挿し口体12がソケット10から抜けることを防止する。ソケットカバー16は、ソケット10の外周に配置される。ソケットカバー16は、ストッパーリング14が抜止具進入孔92(図2参照)及び挿し口体12の凹部50(図4参照)から抜けることを防止する。カバー拘束体18は、ソケット10の他端に接続される。本実施形態の場合、ソケット10と、挿し口体12と、ストッパーリング14と、ソケットカバー16と、カバー拘束体18とは、いずれも合成樹脂製である。
図2は、本実施形態にかかるソケット10の斜視図である。図3は、本実施形態にかかるソケット10の断面図である。図2および図3に基づいて、ソケット10の構成が説明される。
本実施形態にかかるソケット10の素材は合成樹脂である。本実施形態にかかるソケット10の色は黄色である。本実施形態にかかるソケット10の表面に模様はない。本実施形態にかかるソケット10は筒状である。ソケット10の一端には受口部90(図8参照)が設けられている。ソケット10の側面には抜止具進入孔92が設けられている。ソケット10は、プラグ接続部70と、管接続部72とを有する。プラグ接続部70の内部と管接続部72との内部とは連通している。本実施形態の場合、プラグ接続部70と管接続部72とは一体となっている。
プラグ接続部70には上述した受口部90が配置されている。受口部90を介して挿し口体12がソケット10の中へ進入する。また、プラグ接続部70には、ストッパーリング収容凹溝94が設けられている。ストッパーリング収容凹溝94にストッパーリング14が嵌まる。また、プラグ接続部70のうちストッパーリング収容凹溝94の底には、上述した抜止具進入孔92が配置されている。抜止具進入孔92を介してプラグ接続部70の内部と外部とは連通している。
管接続部72は、接続孔形成部110と、抜落防止部112とを有する。本実施形態の場合、接続孔形成部110と抜落防止部112とは一体となっている。接続孔形成部110の形状は筒状である。その結果、接続孔形成部110は、管接続孔130を形成することとなる。管接続孔130は、合成樹脂管300(図10参照)が接続されるためのものである。合成樹脂管300の先端部分は管接続孔130を介して接続孔形成部110内に進入する。先端部分が接続孔形成部110内に進入した合成樹脂管300は、その内部すなわち管接続部72に固定される。この合成樹脂管300の固定方法は周知なので、ここでは繰返されない。抜落防止部112は、接続孔形成部110の外周に配置される。抜落防止部112は、ソケット10に一旦装着されたソケットカバー16が接続孔形成部110から抜けることを防止する。
本実施形態の場合、抜落防止部112は、抜落防止突起170と、隣接溝形成部172とを有している。抜落防止突起170は、接続孔形成部110の外周から突出する。隣接溝形成部172は、隣接溝190を接続孔形成部110の外周に形成する。隣接溝190は抜落防止突起170に接する。
図4は、本実施形態にかかる挿し口体12の図である。図4において、挿し口体12の一部は取り除かれている。図4に基づいて、挿し口体12の構成が説明される。
本実施形態にかかる挿し口体12の素材は合成樹脂である。本実施形態にかかる挿し口体12の色は黄色である。本実施形態にかかる挿し口体12の表面に模様はない。本実施形態にかかる挿し口体12は筒状である。挿し口体12の外周面には、凹部50とシール溝52とが設けられている。本実施形態の場合、凹部50の形状は、シール溝52と同様の溝状である。シール溝52にはシール材54が嵌込まれる。
図1に基づいて、ストッパーリング14の構成が説明される。本実施形態にかかるストッパーリング14の素材は合成樹脂である。本実施形態にかかるストッパーリング14の色は青色である。本実施形態にかかるストッパーリング14の表面に模様はない。すなわち、本実施形態にかかるストッパーリング14の色は本実施形態にかかるソケット10および挿し口体12の色とは異なる色である。本実施形態にかかるストッパーリング14は、リング本体80と、抜止突起82とを有する。本実施形態の場合、リング本体80と抜止突起82とは一体となっている。本実施形態の場合、リング本体80の形状はC形状である。リング本体80は拡縮変形自在である。したがって、ストッパーリング14をソケット10に嵌めることが可能である。リング本体80はソケット10のストッパーリング収容凹溝94に嵌まる。抜止突起82はリング本体80の内周面から内向きに突出している。本実施形態の場合、ストッパーリング14は、3つの抜止突起82を有する。本実施形態の場合、リング本体80がソケット10のストッパーリング収容凹溝94に嵌まると、抜止突起82は、抜止具進入孔92を貫く。
図5は、本実施形態にかかるソケットカバー16の斜視図である。図5に基づいて、本実施形態にかかるソケットカバー16の構成が説明される。
本実施形態にかかるソケットカバー16の素材は合成樹脂である。本実施形態にかかるソケットカバー16の色は赤色である。本実施形態にかかるソケットカバー16の表面に模様はない。すなわち、本実施形態にかかるソケットカバー16の色は本実施形態にかかるソケット10と挿し口体12とストッパーリング14の色とは異なる色である。ソケットカバー16は、制限移動部150と、進入孔カバー部152とを有する。本実施形態の場合、制限移動部150と進入孔カバー部152とは一体となっている。本実施形態の場合、制限移動部150は、ソケットカバー16がソケット10に装着されたとき、ソケット10の接続孔形成部110の外周に配置される。制限移動部150は、ソケット10の接続孔形成部110の外周に沿って移動する。本実施形態の場合、進入孔カバー部152は、ソケットカバー16がソケット10に装着されたとき、プラグ接続部70の外周に配置される。本実施形態の場合、進入孔カバー部152の形状は筒状である。上述した通り、制限移動部150と進入孔カバー部152とが一体なので、制限移動部150は進入孔カバー部152に固定されている。すなわち、進入孔カバー部152は、制限移動部150に固定されている。
制限移動部150は、板状部160の組を有する。これらの板状部160は隙間162をあけて隣り合う。制限移動部150における板状部160の数は特に限定されない。これらの板状部160は、進入孔カバー部152とは一体となっている。
図6は、本実施形態にかかるカバー拘束体18の斜視図である。図7は、本実施形態にかかるカバー拘束体18の側面図である。図6および図7に基づいて、本実施形態にかかるカバー拘束体18の構成が説明される。
本実施形態にかかるカバー拘束体18の素材は合成樹脂である。本実施形態にかかるカバー拘束体18の色は白色である。本実施形態にかかるカバー拘束体18の表面に模様はない。すなわち、本実施形態にかかるカバー拘束体18の色は本実施形態にかかるソケット10と挿し口体12とストッパーリング14とソケットカバー16との色とは異なる色である。本実施形態にかかるカバー拘束体18は、構造材部210と、嵌込突起212と、突起嵌込溝形成部214と、指標部216とを有する。図6から明らかな通り、本実施形態にかかる構造材部210の形状は筒状である。本実施形態の場合、構造材部210は、カバー拘束体18の本体となる。嵌込突起212は、構造材部210の一端250の内周面から突出する。突起嵌込溝形成部214は、構造材部210の他端252の内周面に配置される。突起嵌込溝形成部214は、突起嵌込溝240を形成する。指標部216は構造材部210の外周面に設けられる。指標部216は構造材部210の移動方向を示す。本実施形態の場合、構造材部210と、嵌込突起212と、突起嵌込溝形成部214と、指標部216とは一体となっている。
構造材部210には、切れ目230が形成されている。切れ目230は、制限移動部150に対向する一端250からその一端250とは反対側の他端252までにわたる。上述されたように、本実施形態にかかるカバー拘束体18の素材は合成樹脂である。したがって、この切れ目230の幅は、構造材部210の弾性変形に応じて幅が変動することとなる。
また、突起嵌込溝形成部214は、テーパ面270を有している。テーパ面270は、構造材部210の他端252から離れ一端250に近づくにつれ窄まる。
[製造方法の説明]
本実施形態にかかる管継手の製造方法は以下の通りである。まず、製造者は、ソケット10、挿し口体12、ストッパーリング14、ソケットカバー16、及び、カバー拘束体18を製造する。上述されているように、これらはいずれも合成樹脂製である。これらは射出形成により製造される。必要があれば、射出形成の後、機械加工を行っても良い。これらが製造された後、製造者は、ソケットカバー16をソケット10に装着する。製造者がソケットカバー16を管接続部72側から挿入することにより、ソケットカバー16はソケット10に装着される。装着の際、ソケットカバー16の板状部160は抜落防止部112によって押し広げられる。押し広げられた板状部160が抜落防止部112を乗り越えると、弾性変形していた板状部160はもとの形状に戻る。これにより、ソケット10に対するソケットカバー16の装着は完了する。図8は、ソケット10にソケットカバー16が装着された際のソケット10とソケットカバー16との断面図である。ソケット10にソケットカバー16が装着されると、製造者は、ソケット10にカバー拘束体18を装着する。製造者がカバー拘束体18を管接続部72側から挿入することにより、カバー拘束体18はソケット10に装着される。装着の際、カバー拘束体18の構造材部210は抜落防止部112によって押し広げられる。押し広げられた構造材部210が抜落防止部112を乗り越えると、弾性変形していた構造材部210はもとの形状に戻る。構造材部210がもとの形状に戻ると、突起嵌込溝240には抜落防止突起170が嵌まる。これにより、ソケット10に対するソケットカバー16の装着は完了する。図9は、ソケット10にカバー拘束体18が装着された際のソケット10とソケットカバー16とカバー拘束体18との断面図である。また、製造者は、挿し口体12のシール溝52にシール材54を嵌める。これにより、本実施形態にかかる管継手は完成する。
[使用方法の説明]
図10は、ソケット10に挿し口体12が挿入されている状況を示す断面図である。図11は、ソケット10にストッパーリング14が嵌め込まれた状況を示す断面図である。図12は、ソケットカバー16がストッパーリング14を覆った状況を示す断面図である。図13は、本実施形態にかかるソケットカバー16がカバー拘束体18によって拘束された状況を示す断面図である。図10ないし図13に基づいて、本実施形態にかかる管継手の使用方法(管継手による合成樹脂管の接続方法)が説明される。
まず、使用者は、ソケット10に合成樹脂管300の先端部を接続孔形成部110の中に進入させる。この合成樹脂管300の先端部は、管接続孔130を介して接続孔形成部110の中に進入する。これにより、この合成樹脂管300はソケット10に接続される。合成樹脂管300がソケット10に接続されると、使用者は、ソケット10に合成樹脂管300を接着する。接着のための具体的方法は周知なので、ここではその説明は繰返されない。
ソケット10に合成樹脂管300が接着されると、使用者は、挿し口体12に合成樹脂管302を接続する。挿し口体12に接続される合成樹脂管302は、ソケット10に接続される合成樹脂管300とは異なる管である。挿し口体12に合成樹脂管302を接続するための具体的方法は周知なので、ここではその説明は繰返されない。
挿し口体12に合成樹脂管302が接続されると、使用者は、ソケット10の中へ挿し口体12を挿入する。挿し口体12の先端部分は、受口部90を介してプラグ接続部70の中へ進入する(図10参照)。これにより、挿し口体12はソケット10に接続される。挿し口体12がプラグ接続部70の中へ進入すると、挿し口体12にあらかじめ装着されているシール材54は、プラグ接続部70の内周面と挿し口体12の外周面との間をシールする。ソケット10の中へ挿し口体12が挿入された結果、プラグ接続部70の外部から抜止具進入孔92を介して挿し口体12の凹部50が見えるようになると、使用者は、プラグ接続部70にストッパーリング14を嵌め込む。ストッパーリング14が嵌め込まれると、ストッパーリング14のリング本体80はストッパーリング収容凹溝94に嵌まる。ストッパーリング14の抜止突起82は抜止具進入孔92を貫いて挿し口体12の凹部50に嵌まる(図11参照)。これにより、ソケット10に接続された挿し口体12がソケット10から抜けなくなる。プラグ接続部70にストッパーリング14が嵌め込まれると、使用者は、ソケットカバー16を移動させる(図12参照)。板状部160(ひいては制限移動部150)の移動に伴い、ソケットカバー16の進入孔カバー部152は、ソケット10の外側から抜止具進入孔92とストッパーリング14とを覆う。ソケットカバー16の移動後、使用者は、カバー拘束体18を移動させる(図13参照)。カバー拘束体18の移動が完了すると、構造材部210は、制限移動部150と抜落防止部112との間に嵌まることとなる。このとき、嵌込突起212は、隣接溝190に嵌まる。このようにして、ソケットカバー16の位置が固定されることとなる。ソケットカバー16の位置が固定されると、本実施形態にかかる管継手による合成樹脂管300,202の接続は完了する。
[本実施形態にかかる管継手の効果]
以上のようにして、本実施形態にかかる管継手によると、予測不可能な理由によりソケットカバー16が動く可能性をより少なくできる。
また、本実施形態にかかる管継手において、構造材部210が接続孔形成部110の外周面を取囲むように制限移動部150と抜落防止部112との間に嵌まると、制限移動部150の各部分がいずれも抜落防止部112がある方向へは移動できなくなる。これにより、制限移動部150のいずれかの部分の移動がカバー拘束体18によって妨げられていない場合に比べ、制限移動部150の動きを抑えることができる。制限移動部150の動きが抑えられると、そうでない場合に比べ、ソケットカバー16が独りでに動く可能性はより低くなる。
また、本実施形態にかかる管継手において、構造材部210が制限移動部150と抜落防止部112との間に嵌まるとき嵌込突起212が隣接溝190に嵌まる。これにより、そうでない場合に比べて、予測不可能な理由によりソケットカバー16が動く可能性はより低くなる。
また、本実施形態にかかる管継手において、構造材部210がその内周から押し広げられると切れ目230の隙間が広がる。これにより、その切れ目230の隙間が広がっているか否かに応じて、構造材部210が所定の態様で制限移動部150と抜落防止部112との間に嵌まっているか否かを容易に認識できる。
また、本実施形態にかかる管継手において、カバー拘束体18はソケット10に予め接続されている。これにより、カバー拘束体18がソケット10に接続されていない場合に比べ、カバー拘束体18の紛失の危険性が低くなる。
また、本実施形態にかかる管継手においては、突起嵌込溝形成部214がテーパ面270を有している。これにより、カバー拘束体18を制限移動部150の方へ向かって押込むことで制限移動部150と抜落防止部112との間に構造材部210を嵌め込むことが可能になる。その結果、その嵌め込み作業を容易にできる。
また、本実施形態にかかる管継手においては、カバー拘束体18の色が、進入孔カバー部152の色及び管接続部72の色と異なる。これにより、そうでない場合に比べ、カバー拘束体18と進入孔カバー部152と管接続部72との位置関係を把握しやすくなる。カバー拘束体18と進入孔カバー部152と管接続部72との位置関係が把握しやすいと、そうでない場合に比べ、制限移動部150と抜落防止部112との間にカバー拘束体18を嵌め忘れる可能性が低くなる。
<変形例の説明>
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではない。もちろん、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよい。
例えば、カバー拘束体の形態は上述したものに限定されない。カバー拘束体の素材も特に限定されない。例えばカバー拘束体の素材はエラストマーであってもよい。この場合、カバー拘束体の筒状の構造材部を弾性変形させることで制限移動部150と抜落防止部112との間に構造材部を嵌めることが可能となる。
また、本実施形態にかかる管継手においては、カバー拘束体18の模様が、進入孔カバー部152の模様及び管接続部72の模様と異っていてもよい。これに限らず、カバー拘束体18の色及び模様の少なくとも一方が、進入孔カバー部152の色及び模様の少なくとも一方並びに管接続部72の色及び模様の少なくとも一方と異なっていればよい。
また、本発明にかかる管継手およびこれに接続される管の素材は特に限定されない。
10…ソケット
12…挿し口体
14…ストッパーリング
16…ソケットカバー
18…カバー拘束体
50…凹部
52…シール溝
54…シール材
70…プラグ接続部
72…管接続部
80…リング本体
82…抜止突起
90…受口部
92…抜止具進入孔
94…ストッパーリング収容凹溝
110…接続孔形成部
112…抜落防止部
130…管接続孔
150…制限移動部
152…進入孔カバー部
160…板状部
162…隙間
170…抜落防止突起
172…隣接溝形成部
190…隣接溝
210…構造材部
212…嵌込突起
214…突起嵌込溝形成部
216…指標部
230…切れ目
240…突起嵌込溝
250…一端
252…他端
270…テーパ面
300,302…合成樹脂管

Claims (6)

  1. 一端に受口部が設けられ側面に抜止具進入孔が設けられている筒状のソケットと、
    前記受口部から前記ソケット内に進入することにより前記ソケットに接続され外周面に凹部が設けられている筒状の挿し口体と、
    前記抜止具進入孔を貫いて前記挿し口体の凹部に嵌まることにより前記ソケットに接続されている状態の前記挿し口体が前記ソケットから抜けることを防止する抜止具と、
    前記ソケットの外周に配置されるソケットカバーとを備え、
    前記ソケットが、
    前記受口部と前記抜止具進入孔とが配置されているプラグ接続部と、
    前記プラグ接続部に連なる管接続部とを有しており、
    前記管接続部が、
    管が接続されるための管接続孔を形成する接続孔形成部と、
    前記接続孔形成部の外周に配置され、前記ソケットカバーが前記接続孔形成部から抜け落ちることを防止する抜落防止部とを有しており、
    前記ソケットカバーが、
    前記接続孔形成部の外周面に沿って移動する制限移動部と、
    前記制限移動部に固定され、かつ、前記制限移動部の移動に伴い前記ソケットの外側から前記抜止具進入孔と前記抜止具とを覆う進入孔カバー部とを有している管継手であって、
    前記進入孔カバー部が前記ソケットの外側から前記抜止具進入孔と前記抜止具とを覆うとき前記制限移動部と前記抜落防止部との間に嵌まるカバー拘束体をさらに備えることを特徴とする管継手。
  2. 前記抜落防止部が、
    前記接続孔形成部の外周から突出する抜落防止突起と、
    前記抜落防止突起に接する隣接溝を前記接続孔形成部の外周に形成する隣接溝形成部とを有しており、
    前記カバー拘束体が、
    前記進入孔カバー部が前記ソケットの外側から前記抜止具進入孔と前記抜止具とを覆うとき前記制限移動部と前記抜落防止部との間に嵌まる筒状の構造材部と、
    前記構造材部の一端の内周面から突出し、前記構造材部が前記制限移動部と前記抜落防止部との間に嵌まるとき前記隣接溝に嵌まる嵌込突起とを有していることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記構造材部に前記一端から前記一端とは反対側の他端までにわたり前記構造材部の弾性変形に応じて幅が変動する切れ目が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の管継手。
  4. 前記カバー拘束体が、前記構造材部の他端の内周面に配置され、前記構造材部が前記制限移動部と前記抜落防止部との間に嵌まるまでは前記抜落防止突起が嵌まる突起嵌込溝を形成する突起嵌込溝形成部をさらに有していることを特徴とする請求項2に記載の管継手。
  5. 前記突起嵌込溝形成部が、前記構造材部の前記他端から離れ前記一端に近づくにつれ窄まるテーパ面を有していることを特徴とする請求項4に記載の管継手。
  6. 前記カバー拘束体の色及び模様の少なくとも一方が、前記進入孔カバー部の色及び模様の少なくとも一方並びに前記管接続部の色及び模様の少なくとも一方と異なることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
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