JP2020070690A - 防水工法用通気緩衝シート、その製造方法および防水工法用通気緩衝シートを用いた防水工法 - Google Patents

防水工法用通気緩衝シート、その製造方法および防水工法用通気緩衝シートを用いた防水工法 Download PDF

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Abstract

【課題】防水工法の工期を短縮することができ、厚みが均一で外観のよい防水層を形成することができる防水工法用通気緩衝シート、防水工法用通気緩衝シートの製造方法、および防水工法用通気緩衝シートを用いた防水工法を提供する。【解決手段】樹脂層10と不織布層20を有しており、樹脂層10は、樹脂層10の厚み方向に垂直な断面積が3mm2以上の貫通孔11を有し、不織布層20は、樹脂層10の貫通孔11と連通する貫通孔を有しておらず、樹脂層10側に撥水剤30を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、防水工法において下地に設置される防水工法用通気緩衝シート、該防水工法用通気緩衝シートの製造方法、および該防水工法用通気緩衝シートを用いた防水工法に関するものである。
建築物の屋上等の防水工法として、コンクリート下地にウレタン系等の防水材を塗布して防水層を形成する密着工法や、下地と防水層との間に不織布等の通気緩衝シートを敷設して通気緩衝層を設ける通気緩衝工法等がある。
密着工法は、防水層を下地全面に接着させているため、下地の膨張および収縮による下地の動きやクラックに対する追従性が不十分であり、防水層に亀裂が生じて防水効果が低下することがある。また、下地に含まれる水分が温度の上昇により水蒸気となって下地から放出され、防水層が下地から部分的に剥離して浮き上がる、所謂フクレ現象が発生するおそれもある。
通気緩衝工法では、下地と防水層との間に通気緩衝シートがあるため、防水層が下地の動きに追従しやすくなり、また、通気緩衝シートの平面方向において下地から放出された水蒸気等の気体を通気させることができる。このような通気緩衝シートとしては、例えば、特許文献1のような塗膜防水工事用下張り緩衝材がある。
特開2001−90290号公報
しかし、特許文献1のような塗膜防水工事用下張り緩衝材は、厚み方向に貫通する穴を有しており、施工時に下地が部分的に露出している。そのため、塗膜防水工事用下張り緩衝材を下地へ敷設した後に雨が降ると、下地や塗膜防水工事用下張り緩衝材が雨で濡れてしまい、下地や塗膜防水工事用下張り緩衝材が乾燥するまで防水工法を中断しなければならない場合がある。
また、特許文献1のような塗膜防水工事用下張り緩衝材は、その上から塗布した防水材が全面にわたって浸透しやすい。防水工法において、厚みが均一で外観のよい防水層を形成するために、防水材を複数種用い、下塗り、中塗り、上塗りのように複数回に分けて塗布することが一般的である。複数種の防水材を複数回に分けて塗布することは作業工程が多く、防水工法の工期が長引き、多くの職人が必要となる。
なお、防水材の塗布において、通常、最も粘度の高い防水材を下塗りに用い、最も粘度の低い防水材を上塗りに用いることが多い。具体例としては、下塗りに粘度が50000mPa・s(cps)以上の防水材を用い、中塗りおよび上塗りに粘度が7500mPa・s(cps)程度の防水材を用いて、防水層を形成することがある。厚みが均一であって外観のよい防水層を形成することは困難であり、特に、粘度の高い防水材を下地へ均一に塗布することは高い技能が必要である。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、防水工法の工期を短縮することができ、厚みが均一で外観のよい防水層を形成することができる防水工法用通気緩衝シート、防水工法用通気緩衝シートの製造方法、および防水工法用通気緩衝シートを用いた防水工法を提供することにある。
前記課題を解決することができた本発明の防水工法用通気緩衝シートは、樹脂層と不織布層を有しており、樹脂層は、樹脂層の厚み方向に垂直な断面積が3mm以上の貫通孔を有し、不織布層は、樹脂層の貫通孔と連通する貫通孔を有しておらず、樹脂層側に撥水剤を有していることを特徴とするものである。
上記発明の防水工法用通気緩衝シートにおいて、樹脂層の厚みは、30μm以上であることが好ましい。
上記発明の防水工法用通気緩衝シートにおいて、樹脂層は、紫外線硬化樹脂を有することが好ましい。
上記発明の防水工法用通気緩衝シートにおいて、不織布層は、樹脂層の反対側に粘着層を有することが好ましい。
前記課題を解決することができた本発明の防水工法は、上記発明の防水工法用通気緩衝シートを用いる防水工法であって、下地に下塗り材を塗布する工程と、下塗り材を塗布した下地に接着剤を塗布する工程と、下塗り材を塗布した下地に防水工法用通気緩衝シートを設置する工程と、防水工法用通気緩衝シートに防水材を塗布する工程と、を順次行うことを特徴とするものである。また、上記発明の防水工法用通気緩衝シートを用いる防水工法であって、下地に下塗り材を塗布する工程と、下塗り材を塗布した下地に防水工法用通気緩衝シートを設置する工程と、防水工法用通気緩衝シートに防水材を塗布する工程と、を順次行うことを特徴とするものである。
前記課題を解決することができた本発明の防水工法用通気緩衝シートの製造方法は、不織布層を形成する工程と、不織布層に撥水剤を塗布する工程と、不織布層に、貫通孔を有する樹脂層を形成する工程と、を有することを特徴とするものである。
本発明の防水工法用通気緩衝シートは、樹脂層と不織布層を有しており、樹脂層は、樹脂層の厚み方向に垂直な断面積が3mm以上の貫通孔を有していることにより、上から塗布した防水材は樹脂層の貫通孔および不織布を通過して下地に達し、防水層が下地に強固に固定されるが、防水材が必要以上に防水工法用通気緩衝シートに浸透することを防止し、従来のように粘度の異なる複数種の防水材を複数回に分けて塗布する必要がなく、均一な厚みで外観が美麗になりやすい粘度の低い防水材を塗布するだけで品質の高い防水層を容易に形成することができるため、防水工法の工期を短縮することができる。また、本発明の防水工法用通気緩衝シートの不織布層は、樹脂層の貫通孔と連通する貫通孔を有しておらず、樹脂層側に撥水剤を有していることにより、雨水は不織布の撥水剤によって浸透が妨げられて下地に達しにくく、降雨後に防水工法用通気緩衝シートの表面に付着している雨水を拭き取ることによって早期に防水工法の施工作業を再開できる可能性が高まる。
本発明の実施の形態における防水工法用通気緩衝シートの断面図を表す。 本発明の防水工法用通気緩衝シートを用いた防水施工例を示す一部破断斜視図を表す。
以下、本発明に係る防水工法用通気緩衝シートに関して、図面を参照しつつ具体的に説明するが、本発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
図1に示すように、本発明に係る防水工法用通気緩衝シート1は、樹脂層10と不織布層20を有しており、樹脂層10は、樹脂層10の厚み方向に垂直な断面積(以下、単に「断面積」と称する場合がある)が3mm以上の貫通孔11を有し、不織布層20は、樹脂層10の貫通孔11と連通する貫通孔を有していない。不織布層20の貫通孔は、例えば、パンチング等によって不織布層20に設けた、不織布層20の厚み方向に垂直な断面積(以下、単に「断面積」と称する場合がある)が0.5mm以上の貫通孔であり、不織布層20を構成する繊維同士の隙間は、不織布層20の貫通孔とはしない。また、不織布層20の断面積が0.5mm未満の孔は、不織布層20の貫通孔ではないものとする。防水工法用通気緩衝シート1がこのように構成されていることにより、図2に示すように、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材が樹脂層10の貫通孔11から不織布層20を通って下地100へ達し、防水材が形成する防水層200と下地100との間に通気する空間を確保しながら、防水層200を下地100へ十分に固定することができる。
不織布層20は、樹脂層10側に撥水剤30を有している。不織布層20がこのように構成されていることにより、防水工法時に降雨等によって樹脂層10の貫通孔11内に水が入っても、撥水剤30によって不織布層20に水が染み込みにくく、下地100が濡れることを防ぐことができる。下地100が濡れると、下地100と接する防水材が硬化不良となるおそれがあり、防水材が形成する防水層200と下地100との接合強度や、防水材が形成する防水層200の耐久性が低下することがある。そのため、下地100が乾燥するまで防水工法を中断する必要がある。本発明の防水工法用通気緩衝シート1は、撥水剤30が水の浸入を防いで防水工法用通気緩衝シート1の内部および下地100が濡れにくいため、雨天等による防水工法の中断の期間を短くすることができ、防水工法の工期を短縮することが可能となる。
図1では、不織布層20の樹脂層10側の面の全体に撥水剤30を有している形態を図示しているが、撥水剤30は、不織布層20の樹脂層10側の面の全体に設けられていてもよく、樹脂層10の貫通孔11から露出している部分にのみ設けられていてもよい。中でも、防水工法用通気緩衝シート1の製造が容易となることより、不織布層20の樹脂層10側の面の全体に撥水剤30を有する構成とすることが好ましい。
撥水剤30は、パラフィン系撥水剤、シリコーン系撥水剤、フッ素系撥水剤等が挙げられる。中でも、撥水剤30は、パラフィン系撥水剤であることが好ましい。撥水剤30がこのように構成されていることにより、不織布層20に高い撥水効果を付与することができ、また、撥水剤30を不織布層20に強固に接着させることができる。
樹脂層10の厚みは、30μm以上であることが好ましく、40μm以上であることがより好ましく、50μm以上であることがさらに好ましい。樹脂層10の厚みの下限値をこのように設定することにより、樹脂層10自体に防水材が染み込みにくく、下地100と防水材が形成する防水層200との間の通気空間を十分に確保することができる。また、樹脂層10の厚みは、200μm以下であることが好ましく、180μm以下であることがより好ましく、150μm以下であることがさらに好ましい。樹脂層10の厚みの上限値をこのように設定することにより、防水工法用通気緩衝シート1が柔軟性なものとなり、下地100へ防水工法用通気緩衝シート1を敷設する作業が行いやすくなる。
樹脂層10は、様々な樹脂の印刷や塗工、フィルムの積層等で構成することができるが、中でも、紫外線硬化樹脂を有することが好ましい。樹脂層10が紫外線硬化樹脂を有することにより、厚みが一定であって貫通孔11を有する樹脂層10を容易に製造することができる。紫外線硬化樹脂としては、ウレタンアクリレート系樹脂、アクリルアクリレート系樹脂、エポキシアクリレート系樹脂等が挙げられる。中でも、樹脂層10はアクリルアクリレート系樹脂を主体とすることが好ましく、アクリルアクリレート系樹脂を50%以上含有することがより好ましい。樹脂層10がこのように構成されていることにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材が樹脂層10に浸透しにくくすることができる。また、樹脂層10を構成する材料は、紫外線硬化樹脂の他に、硬化促進剤、染料、顔料等を含んでいてもよい。つまり、樹脂層10は、紫外線硬化樹脂とその他の材料との混合物から構成されていてもよい。
貫通孔11の深さ方向に垂直な方向の断面における樹脂層10の貫通孔11の形状は特に限定されず、例えば、円形、楕円形、多角形等が挙げられる。中でも、貫通孔11の断面における樹脂層10の貫通孔11の形状は、円形であることが好ましい。貫通孔11の断面における樹脂層10の貫通孔11の形状が円形であることにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材が樹脂層10の貫通孔11の全体に入り込みやすく、防水材が形成する防水層200と下地100との接合強度をより高めることができる。
樹脂層10の貫通孔11について、貫通孔11の深さ方向に垂直な方向の断面形状の長軸の長さは、3mm以上であることが好ましく、4mm以上であることがより好ましく、6mm以上であることがさらに好ましい。樹脂層10の貫通孔11の断面形状の長軸の長さの下限値をこのように設定することにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材が形成する防水層200と下地100との接合強度が十分なものとなる量の防水材が樹脂層10の貫通孔11を通過して下地100まで達することができる。また、樹脂層10の貫通孔11の断面形状の長軸の長さは、20mm以下であることが好ましく、15mm以下であることがより好ましく、10mm以下であることがさらに好ましい。樹脂層10の貫通孔11の断面形状の長軸の長さの上限値をこのように設定することにより、樹脂層10の貫通孔11に、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材が過度に入り込むことを防ぎ、防水材が形成する防水層200の表面に大きな凹凸ができにくくなる。
樹脂層10の貫通孔11は、断面積が3mm以上であればよいが、7mm以上であることが好ましく、15mm以上であることがより好ましく、25mm以上であることがさらに好ましい。樹脂層10の貫通孔11の断面積の下限値をこのように設定することにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材と下地100との接合強度をより高め、防水材が形成する防水層200の耐久性を高めることができる。また、樹脂層10の貫通孔11は、断面積が300mm以下であることが好ましく、200mm以下であることがより好ましく、100mm以下であることがさらに好ましい。樹脂層10の貫通孔11の断面積の上限値をこのように設定することにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材が形成する防水層200の厚みが均一なものとなりやすく、外観品質を高めることができる。
樹脂層10の貫通孔11は、複数であることが好ましい。樹脂層10が複数の貫通孔11を有していることにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材と下地100との接合箇所が複数となり、防水材が形成する防水層200の耐久性をより高めることができる。
樹脂層10の貫通孔11が複数である場合、各貫通孔11の深さ方向に垂直な方向の断面における形状および断面積は異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。各貫通孔11の断面における形状および断面積が同じであることにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材が形成する防水層200の全体において、耐久性や厚みが均一なものとなりやすくなる。
樹脂層10の貫通孔11が複数である場合、各貫通孔11のピッチは、30mm以上であることが好ましく、45mm以上であることがより好ましく、60mm以上であることがさらに好ましい。各貫通孔11のピッチの下限値をこのように設定することにより、樹脂層10の貫通孔11を通過する防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材の間隔を適切なものとすることができ、防水材が形成する防水層200の表面が平らで外観のよい防水層200とすることができる。また、各貫通孔11のピッチは、200mm以下であることが好ましく、160mm以下であることがより好ましく、120mm以下であることがさらに好ましい。各貫通孔11のピッチの上限値をこのように設定することにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材が十分に樹脂層10の貫通孔11を通って下地100まで達することができ、防水材が形成する防水層200の下地100への接合の強度を高めることができる。なお、各貫通孔11のピッチは、貫通孔11の端部と、該貫通孔11に隣接する貫通孔11の端部との最短距離を測定することにより求めることができる。
樹脂層10の開孔率は、0.5%以上であることが好ましく、0.7%以上であることがより好ましく、1%以上であることがさらに好ましい。樹脂層10の開孔率の下限値をこのように設定することにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材と下地100とが接合している面積を十分確保することができ、下地100への防水材の接合強度を十分なものとすることができる。また、樹脂層10の開孔率は、50%以下であることが好ましく、40%以下であることがより好ましく、30%以下であることがさらに好ましい。樹脂層10の開孔率の上限値をこのように設定することにより、防水工法用通気緩衝シート1と下地100との間の通気空間を十分に確保することができる。
不織布層20を構成する材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。中でも、不織布層20を構成する材料は、ポリエチレンテレフタレートであることが好ましい。不織布層20を構成する材料がポリエチレンテレフタレートであることにより、強度が高く、耐久性に優れた防水工法用通気緩衝シート1とすることが可能となる。
不織布層20を構成する不織布の種類は、ニードルパンチ不織布、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布等が挙げられるが、中でも、ニードルパンチ不織布であることが好ましい。不織布層20がニードルパンチ不織布であることにより、防水工法用通気緩衝シート1の柔軟性を高めることができ、下地100への敷設が容易となる。
不織布層20を構成する不織布は、樹脂含浸不織布であることが好ましい。樹脂含浸不織布は、不織布を樹脂に含浸させることにより、不織布を構成する繊維同士の結合を強固なものとすることができ、不織布層20を嵩高くして防水工法用通気緩衝シート1における通気空間を確保することができる。不織布に含浸させる樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂等が挙げられる。中でも、不織布に含浸させる樹脂は、アクリル系樹脂であることが好ましい。アクリル系樹脂を不織布に含浸させることにより、不織布層20の柔軟性を保ちつつ、下地100から放出される水蒸気等の気体が通過する空間を広く確保できる。
不織布層20の厚みは、樹脂層10の厚みの5倍以上であることが好ましく、10倍以上であることがより好ましく、20倍以上であることがさらに好ましく、30倍以上であることが特に好ましい。不織布層20と樹脂層10との厚みの比率の下限値をこのように設定することにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材が形成する防水層200と下地100との間に形成される通気空間を十分に確保しやすくなり、防水工法用通気緩衝シート1の通気緩衝の効果をより高めることができる。不織布層20と樹脂層10との厚みの比率の上限値は特に限定されないが、例えば、70倍以下、60倍以下、50倍以下とすることができる。なお、不織布層20の厚みは、JIS L1913の6.1.1のA法に準拠して測定する。
不織布層20は、樹脂層10の貫通孔11と連通する貫通孔を有していないが、樹脂層10の貫通孔11と連通しない貫通孔は有していてもよい。つまり、不織布層20が、断面積が0.5mm以上の貫通孔を有しており、樹脂層10の貫通孔11のない部分に、不織布層20の貫通孔が位置するように、樹脂層10と不織布層20が積層されていてもよい。不織布層20が貫通孔を有している場合に、このように樹脂層10と積層されていることにより、防水工法用通気緩衝シート1を下地100に敷設した後に降雨があっても、雨水が下地100にまで達しにくく、雨天等による防水工法の中断の期間を短くすることや、防水工法を中断せずに続行することができ、防水工法の工期を短縮することができる。
不織布層20は、樹脂層10の貫通孔11と連通しない、断面積が0.5mm以上の貫通孔は有していてもよいが、不織布層20の全体において、断面積が0.5mm以上の貫通孔を有していないことが好ましい。防水工法用通気緩衝シート1の上に防水材を塗布して、防水工法用通気緩衝シート1に荷重が加わった際に、不織布層20の貫通孔がある部分の防水工法用通気緩衝シート1の厚みが、貫通孔のない部分よりも薄くなりやすく、防水材が形成する防水層200の厚みにバラツキが生じることがある。不織布層20の全体において貫通孔を有していないことにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布した防水材が形成する防水層200の厚みが均一になりやすくなる。
不織布層20の目付は、100g/m以上であることが好ましく、130g/m以上であることがより好ましく、160g/m以上であることがさらに好ましい。不織布層20の目付の下限値をこのように設定することにより、下地100から放出される水蒸気等の気体が通過する空間を十分に有する防水工法用通気緩衝シート1とすることができる。また、不織布層20の目付は、400g/m以下であることが好ましく、350g/m以下であることがより好ましく、300g/m以下であることがさらに好ましい。不織布層20の目付の下限値をこのように設定することにより、防水工法用通気緩衝シート1の下地100への敷設が行いやすくなり、作業性を向上させることができる。なお、不織布層20の目付は、JIS L1913の6.2に準拠して測定する。
不織布層20の通気度は、10cm/cm・s以上であることが好ましく、30cm/cm・s以上であることがより好ましく、50cm/cm・s以上であることがさらに好ましい。不織布層20の通気度の下限値をこのように設定することにより、防水工法用通気緩衝シート1の通気空間を十分に確保することができ、下地100から放出された気体を防水工法用通気緩衝シート1の面方向に通過させることができる。また、不織布層20の通気度は、1000cm/cm・s以下であることが好ましく、750cm/cm・s以下であることがより好ましく、500cm/cm・s以下であることがさらに好ましい。不織布層20の通気度の上限値をこのように設定することにより、防水工法用通気緩衝シート1の上に防水材を塗布した際、樹脂層10の貫通孔11を通り、不織布層20を浸透して下地100まで達した防水材が、不織布層20の面方向には浸透しにくくなり、防水工法用通気緩衝シート1の通気空間を減少させることを防ぐ。なお、不織布層20の通気度は、JIS L1913の6.8.1のフラジール形法に準拠して測定する。
不織布層20は、樹脂層10の反対側に粘着層40を有することが好ましい。即ち、不織布層20は、樹脂層10側である一方側に撥水剤30を有し、他方側に粘着層40を有することが好ましい。粘着層40は、防水工法用通気緩衝シート1を下地100に貼着するために設けられている。不織布層20が粘着層40を有していることにより、粘着層40によって防水工法用通気緩衝シート1を下地100に仮固定することができ、防水工法の作業効率を高めることができる。
粘着層40を構成する材料は特に限定されず、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が挙げられる。中でも、アクリル系粘着剤が好ましい。粘着層40がこのように構成されていることにより、防水工法用通気緩衝シート1を下地100へ固定するのに必要な粘着力を十分に保ちつつ、下地100に貼付した防水工法用通気緩衝シート1の位置がずれていた場合等において、防水工法用通気緩衝シート1を貼り直すことも可能となる。粘着層40は、例えば、粘着剤を不織布層20の樹脂層10の反対側に塗布することによって形成することができる。
不織布層20が樹脂層10の反対側に粘着層40を有する構成である場合、図示していないが、粘着層40は不織布層20の反対側に離型紙を有することが好ましい。粘着層40が離型紙を有していることにより、防水工法用通気緩衝シート1の保管や搬送時に、防水工法用通気緩衝シート1の粘着層40が他物に意図せず粘着してしまうことを防止でき、防水工法用通気緩衝シート1の取り扱いが容易となる。
本発明に係る防水工法用通気緩衝シート1を用いる防水工法は、下地100に下塗り材を塗布する工程と、下塗り材を塗布した下地100に接着剤を塗布する工程と、下塗り材を塗布した下地100に防水工法用通気緩衝シート1を設置する工程と、防水工法用通気緩衝シート1に防水材を塗布する工程と、を順次行うことを特徴とする。なお、防水工法用通気緩衝シート1が粘着層40を有する場合には、下地100に下塗り材を塗布する工程と、下塗り材を塗布した下地100に防水工法用通気緩衝シート1を設置する工程と、防水工法用通気緩衝シート1に防水材を塗布する工程と、を順次行うことを特徴とする。本発明の防水工法について、以下に説明する。
まず、下地100に下塗り材を塗布する。下塗り材は、下地100と防水材が形成する防水層200との接着力を高めるために、下地100の表面に塗布するものであり、プライマーと称されることもある。下地100に下塗り材を塗布することにより、図2に示すように、下地100の上に下塗り材層101を形成する。
下塗り材の種類は、例えば、ウレタン系、エポキシ系、アクリル系、エチレン酢酸ビニル系等が挙げられる。中でも、下塗り材は、ウレタン系であることが好ましい。ウレタン系の下塗り材を用いることにより、下地100と防水層200との接着強度を高めることができ、防水層200の耐久性を向上させることができる。
次に、下塗り材を塗布した下地100に接着剤を塗布する。下地100に接着剤を塗布することにより、下地100へ防水工法用通気緩衝シート1を固定することができ、下地100へ防水工法用通気緩衝シート1を設置する工程や、防水工法用通気緩衝シート1に防水材を塗布する工程が行いやすくなる。なお、防水工法用通気緩衝シート1が粘着層40を有する場合、粘着層40の粘着力によって防水工法用通気緩衝シート1が下地100へ固定されるため、下塗り材を塗布した下地100に接着剤を塗布する工程は省略してもよい。
さらに、下塗り材を塗布した下地100に防水工法用通気緩衝シート1を設置する。つまり、下地100の上の、下塗り材によって形成された下塗り材層101の上に防水工法用通気緩衝シート1を敷設する。前述の通り、下塗り材を塗布した下地100への防水工法用通気緩衝シート1の固定は、下塗り材を塗布した下地100へ接着剤等を塗布して防水工法用通気緩衝シート1を固定してもよく、防水工法用通気緩衝シート1が粘着層40を有する構成である場合、この粘着層40の粘着力によって下塗り材を塗布した下地100へ固定してもよい。
そして、防水工法用通気緩衝シート1に防水材を塗布する。図2に示すように、下地100の上に形成した下塗り材層101の上に設置した防水工法用通気緩衝シート1の上に防水材を塗布し、防水層200を形成する。このように防水層200を構成することにより、防水層200によって防水性能が付与され、かつ、下地100から放出された水蒸気等の気体は、防水工法用通気緩衝シート1の不織布層20を通過することができるため、フクレ現象を防止することができる。また、防水工法用通気緩衝シート1の樹脂層10が防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布された防水材の浸透を防ぐため、粘度の異なる複数種の防水材を防水工法用通気緩衝シート1の上に塗布する必要がなく、防水工法における作業工程を短縮することが可能となる。
本発明において、防水材は、防水層200を形成する塗料であって、例えば、粘度が8000mPa・s以下の防水材を指す。なお、粘度は、JIS Z8803に準拠して測定することができる。防水材の粘度は、8000mPa・s以下であることが好ましく、7000mPa・s以下であることがより好ましく、6000mPa・s以下であることがより一層好ましく、5000mPa・s以下であることがさらに好ましい。防水材の粘度の上限値をこのように設定することにより、防水材の表面が平滑になりやすく、防水材を均一に塗布することが容易となり、防水層200の厚みが均一なものとなりやすい。防水材の粘度の下限値は特に限定されないが、例えば、100mPa・s以上、500mPa・s以上、1000mPa・s以上とすることができる。
本発明に係る防水工法用通気緩衝シート1の製造方法は、不織布層20を形成する工程と、不織布層20に撥水剤30を塗布する工程と、不織布層20に、貫通孔11を有する樹脂層10を形成する工程と、を有することを特徴とする。なお、樹脂層10の貫通孔11は、断面積が3mm以上の孔を貫通孔11とし、断面積が3mm未満の孔は貫通孔11ではないものとする。以下に本発明の防水工法用通気緩衝シート1の製造方法について説明する。
不織布層20の形成は、ポリエチレンテレフタレートを材料として、ニードルパンチによって形成することが好ましい。不織布層20をこのように形成することにより、強度と柔軟性の高い、取り扱いやすい防水工法用通気緩衝シート1とすることができる。
不織布層20を形成する工程の後に、不織布層20の一方側面に粘着層40を形成する工程を有していてもよい。防水工法用通気緩衝シート1が粘着層40を有していることにより、防水工法用通気緩衝シート1を下地100に仮固定することが可能となり、防水工法用通気緩衝シート1の敷設の作業が行いやすくなる。
不織布層20への撥水剤30の塗布は、コンマコーター、バーコーター、グラビア印刷、オフセットグラビア印刷、フレキソ印刷等の表面塗工が可能な方式で行われるが、中でもフレキソ印刷によって行うことが好ましく、これに限定されない。このように撥水剤30を不織布層20へ塗布することにより、撥水剤30を均一に不織布層20へ塗布することが容易にできる。
防水工法用通気緩衝シート1の製造において、不織布層20の一方側面に粘着層40を形成する工程を有している場合、不織布層20に撥水剤30を塗布する工程は、粘着層40を形成する工程の前であってもよいが、後であることが好ましい。防水工法用通気緩衝シート1の製造がこのように行われていることにより、不織布層20の一方側面に粘着層40を形成した後に、撥水剤30の塗布や樹脂層10の形成等、不織布層20の他方側面における加工工程をまとめて行うことができるため、防水工法用通気緩衝シート1の製造を効率的に行うことができる。
不織布層20に撥水剤30を塗布する工程の前に、不織布層20の撥水剤30が塗布される側の面に、文字や絵等を印刷する工程を有していてもよい。また、不織布層20の一方側面に粘着層40を形成する工程の前に、不織布層20の粘着剤が塗布される側の面に、文字や絵等を印刷する工程を有していてもよい。
貫通孔11を有する樹脂層10を形成する工程において、貫通孔11を有する樹脂層10を形成する方法は、例えば、孔を有する構成となるように樹脂を不織布層20に塗布する、孔を有する樹脂フィルムを不織布層20に貼付する等の方法が挙げられる。中でも、貫通孔11を有する樹脂層10の形成は、不織布層20に樹脂を塗布することによって形成することが好ましく、不織布層20にロータリースクリーン印刷を行うことによって形成することがより好ましい。このように樹脂層10を形成することにより、貫通孔11を有する構成である樹脂層10を不織布層20に高速で形成することができ、防水工法用通気緩衝シート1の生産効率を高めることができる。
図1に図示しているような、不織布層20の樹脂層10側の面の全体に撥水剤30を有している構成の場合、不織布層20に撥水剤30を塗布する工程の後に、不織布層20に貫通孔11を有する樹脂層10を形成する工程を行う。樹脂層10の貫通孔11から露出している部分にのみ撥水剤30が設けられている構成の場合、不織布層20に貫通孔11を有する樹脂層10を形成する工程は、不織布層20に撥水剤30を塗布する工程の前であっても、後であってもよい。中でも、防水工法用通気緩衝シート1の製造を効率的に行いやすくなることより、不織布層20に撥水剤30を塗布する工程の後に、不織布層20に貫通孔11を有する樹脂層10を形成する工程を行うことが好ましい。
貫通孔11を有する樹脂層10は、不織布層20に紫外線硬化樹脂をロータリースクリーン印刷することにより形成することが好ましい。なお、この場合、不織布層20にロータリースクリーン印刷を行った後に、印刷された紫外線硬化樹脂に紫外線を照射する工程を行う。
以上のように、本発明の防水工法用通気緩衝シートは、樹脂層と不織布層を有しており、樹脂層は、樹脂層の厚み方向に垂直な断面積が3mm以上の貫通孔を有し、不織布層は、樹脂層の貫通孔と連通する貫通孔を有しておらず、樹脂層側に撥水剤を有していることにより、上から塗布した防水材は樹脂層の貫通孔および不織布を通過して下地に達し、防水層が下地に強固に固定されるが、雨水は不織布の撥水剤によって浸透が妨げられて下地に達しにくく、降雨による防水工法の中断を減らすことができる。また、防水材が必要以上に防水工法用通気緩衝シートに浸透することを樹脂層が防止するため、従来のように粘度の異なる複数種の防水材を複数回に分けて塗布する必要がなく、均一な厚みで外観が美麗になりやすい粘度の低い防水材を塗布するだけで品質の高い防水層を容易に形成することができるため、防水工法の工期を短縮することができ、少ない職人で施工することができる。
1:防水工法用通気緩衝シート
10:樹脂層
11:貫通孔
20:不織布層
30:撥水剤
40:粘着層
100:下地
101:下塗り材層
200:防水層

Claims (7)

  1. 樹脂層と不織布層を有しており、
    前記樹脂層は、前記樹脂層の厚み方向に垂直な断面積が3mm以上の貫通孔を有し、
    前記不織布層は、前記樹脂層の貫通孔と連通する貫通孔を有しておらず、前記樹脂層側に撥水剤を有していることを特徴とする防水工法用通気緩衝シート。
  2. 前記樹脂層の厚みは、30μm以上である請求項1に記載の防水工法用通気緩衝シート。
  3. 前記樹脂層は、紫外線硬化樹脂を有する請求項1または2に記載の防水工法用通気緩衝シート。
  4. 前記不織布層は、前記樹脂層の反対側に粘着層を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の防水工法用通気緩衝シート。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の防水工法用通気緩衝シートを用いる防水工法であって、
    下地に下塗り材を塗布する工程と、
    前記下塗り材を塗布した前記下地に接着剤を塗布する工程と、
    前記下塗り材を塗布した前記下地に前記防水工法用通気緩衝シートを設置する工程と、
    前記防水工法用通気緩衝シートに防水材を塗布する工程と、を順次行うことを特徴とする防水工法。
  6. 請求項4に記載の防水工法用通気緩衝シートを用いる防水工法であって、
    下地に下塗り材を塗布する工程と、
    前記下塗り材を塗布した前記下地に前記防水工法用通気緩衝シートを設置する工程と、
    前記防水工法用通気緩衝シートに防水材を塗布する工程と、を順次行うことを特徴とする防水工法。
  7. 不織布層を形成する工程と、
    前記不織布層に撥水剤を塗布する工程と、
    前記不織布層に、貫通孔を有する樹脂層を形成する工程と、を有することを特徴とする防水工法用通気緩衝シートの製造方法。
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