JP2020070414A - 多段粘着テープ積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上段粘着テープ5と下段粘着テープ4が接合されてなり、下段粘着テープ4の下段粘着剤層8を、上段粘着テープ5の上段離型剤層10に粘着させるようにして上下複数層に積層され、上段粘着剤層11を形成する第二粘着剤111の粘着力が、下段粘着剤層8を形成する第一粘着剤81の粘着力と略等しく設定されると共に、上段離型剤層10を形成する第二離型剤101の単位長さ当たりの重量が、下段離型剤層7を形成する第一離型剤71の単位長さ当たりの重量と異なる大きさに設定される多段粘着テープ積層体。
【選択図】図2
Description
多段粘着テープが上下複数層に積層されてなる多段粘着テープ積層体であって、
基材層と、前記基材層の表面に離型剤を塗布して形成された離型剤層と、前記基材層の裏面に粘着剤を塗布して形成された粘着剤層と、を有する粘着テープが、上段の前記粘着剤層を下段の前記離型剤層に粘着させるようにして上下複数段に接合されることにより、前記多段粘着テープが形成され、
前記多段粘着テープが、最下段に位置する前記粘着テープの前記粘着剤層を、最上段に位置する前記粘着テープの前記離型剤層に粘着させるようにして上下複数層に積層され、
前記多段粘着テープのうち最上段に位置する前記粘着テープは、前記粘着剤層を形成する粘着剤の粘着力が、他の段の前記粘着テープの前記粘着剤層を形成する粘着剤の粘着力と略等しく、且つ、前記離型剤層を形成する離型剤の単位長さ当たりの重量が、他の段の前記粘着テープの前記離型剤層を形成する離型剤の単位長さ当たりの重量と異なる
ことを特徴とする多段粘着テープ積層体が提供される。
多段粘着テープが上下複数層に積層されてなる多段粘着テープ積層体の製造方法であって、
紙製の下段基材層の表面に長鎖アルキル系の第一離型剤を塗布することにより下段離型剤層を形成すると共に、前記下段基材層の裏面に第一粘着剤を塗布することにより下段粘着剤層を形成する、下段粘着テープの塗工工程と、
上段基材層の表面に、単位長さ当たりの重量が前記第一離型剤より軽い第二離型剤を塗布することにより上段離型剤層を形成すると共に、前記上段基材層の裏面に第二粘着剤を塗布することにより上段粘着剤層を形成する、上段粘着テープの塗工工程と、
前記第二粘着剤の架橋が不完全な状態において、前記上段粘着剤層を前記下段離型剤層の表面に付着させることにより、前記上段粘着テープの下に前記下段粘着テープを貼り付ける、多段粘着テープの作製工程と、
前記第一粘着剤及び前記第二粘着剤の架橋をそれぞれ促進させる、多段粘着テープの熟成工程と、
前記多段粘着テープを巻回させて、前記下段粘着剤層を前記上段離型剤層の表面に貼り付ける、多段粘着テープの巻回工程と、
を含むことを特徴とする多段粘着テープ積層体の製造方法が提供される。
図1は、本発明の実施形態に係る多段粘着テープ積層体1を示す概略斜視図である。多段粘着テープ積層体1は、紙管等からなる被着体2と、この被着体2の周囲を複数回巻回されることによって上下複数層に積層された多段粘着テープ3と、を備える。
次に、本発明の実施形態に係る多段粘着テープ積層体1の製造方法について説明する。図3及び図4は、多段粘着テープ積層体1の製造方法を工程ごとに示す説明図である。多段粘着テープ積層体1を製造する作業者は、まず図3(a)に示すように、下段粘着テープ4の塗工工程を行う。具体的には、第一印刷体62(不図示)が付された下段基材層6の裏面に第一粘着剤81を塗布することにより、下段粘着剤層8を形成する。そして、第一粘着剤81の粘着力を保持するための剥離紙Hを、下段粘着剤層8を覆って貼り付ける。なお、このように作製した下段粘着テープ4は、図2に示す下段粘着テープ4の幅寸法W1の数倍の幅寸法を有している。
次に、本発明の実施形態に係る多段粘着テープ積層体1の使用手順について説明する。図5及び図6は、多段粘着テープ積層体1の使用手順を示す説明図であって、図5は多段粘着テープ積層体1を幅方向から見た状態を、図6は多段粘着テープ3を幅方向から見た状態を示している。多段粘着テープ積層体1のユーザは、図に詳細は示さないが、まず、片方の手で多段粘着テープ積層体1を保持した状態において、もう片方の手で多段粘着テープ3の長手方向一端部を把持する。この時、上述のように上段粘着テープ5の幅方向両端部には、上段粘着剤層11が形成されていない把持部12(図2参照)がそれぞれ設けられている。従って、ユーザは、少なくとも一方の把持部12に指先を入れて上段基材層9の幅方向端部を把持することにより、上段粘着剤層11によって指先が汚れることなく、多段粘着テープ3を把持することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって規定される本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更を加えることが可能である。例えば、本発明の実施形態としては、以下に示すような変形例が考えられる。
2 被着体
3 多段粘着テープ
4 下段粘着テープ
5 上段粘着テープ
6 下段基材層
7 下段離型剤層
8 下段粘着剤層
9 上段基材層
10 上段離型剤層
11 上段粘着剤層
61 第一基材
62 第一印刷体
71 第一離型剤
81 第一粘着剤
91 第二基材
101 第二離型剤
111 第二粘着剤
Claims (7)
- 多段粘着テープが上下複数層に積層されてなる多段粘着テープ積層体であって、
基材層と、前記基材層の表面に離型剤を塗布して形成された離型剤層と、前記基材層の裏面に粘着剤を塗布して形成された粘着剤層と、を有する粘着テープが、上段の前記粘着剤層を下段の前記離型剤層に粘着させるようにして上下複数段に接合されることにより、前記多段粘着テープが形成され、
前記多段粘着テープが、最下段に位置する前記粘着テープの前記粘着剤層を、最上段に位置する前記粘着テープの前記離型剤層に粘着させるようにして上下複数層に積層され、
前記多段粘着テープのうち最上段に位置する前記粘着テープは、前記粘着剤層を形成する粘着剤の粘着力が、他の段の前記粘着テープの前記粘着剤層を形成する粘着剤の粘着力と略等しく、且つ、前記離型剤層を形成する離型剤の単位長さ当たりの重量が、他の段の前記粘着テープの前記離型剤層を形成する離型剤の単位長さ当たりの重量と異なる
ことを特徴とする多段粘着テープ積層体。 - 前記多段粘着テープが、上段に位置する上段粘着テープと、下段に位置する下段粘着テープとで構成され、
前記上段粘着テープの前記基材層が、透明または半透明な基材で形成され、前記下段粘着テープの前記基材層が、その表面に付された印刷体を有することを特徴とする請求項1に記載の多段粘着テープ積層体。 - 前記上段粘着テープは、前記下段粘着テープと比較して、前記基材層を形成する基材の色彩が異なることを特徴とする請求項2に記載の多段粘着テープ積層体。
- 前記多段粘着テープを構成する各段の前記粘着テープは、前記粘着剤層を形成する粘着剤の組成が同じであって、且つ、粘着剤の厚みが等しいことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の多段粘着テープ積層体。
- 前記多段粘着テープを構成する各段の前記粘着テープは、前記粘着剤層を形成する粘着剤が、JISZ0237:2000に規定される試験方法で、0.7N/10mm以上1.8N/10mm以下の粘着力を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の多段粘着テープ積層体。
- 前記多段粘着テープが、被着体の周囲を複数回巻回されることによって上下複数層に積層されたことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の多段粘着テープ積層体。
- 多段粘着テープが上下複数層に積層されてなる多段粘着テープ積層体の製造方法であって、
紙製の下段基材層の表面に長鎖アルキル系の第一離型剤を塗布することにより下段離型剤層を形成すると共に、前記下段基材層の裏面に第一粘着剤を塗布することにより下段粘着剤層を形成する、下段粘着テープの塗工工程と、
上段基材層の表面に、単位長さ当たりの重量が前記第一離型剤より軽い第二離型剤を塗布することにより上段離型剤層を形成すると共に、前記第一粘着剤と同じ組成で略等しい厚みを有する第二粘着剤を前記上段基材層の裏面に塗布することにより上段粘着剤層を形成する、上段粘着テープの塗工工程と、
前記第二粘着剤の架橋が不完全な状態において、前記上段粘着剤層を前記下段離型剤層の表面に付着させることにより、前記上段粘着テープの下に前記下段粘着テープを貼り付ける、多段粘着テープの作製工程と、
前記第一粘着剤及び前記第二粘着剤の架橋をそれぞれ促進させる、多段粘着テープの熟成工程と、
前記多段粘着テープを巻回させて、前記下段粘着剤層を前記上段離型剤層の表面に貼り付ける、多段粘着テープの巻回工程と、
を含むことを特徴とする多段粘着テープ積層体の製造方法。
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