JP2020067505A - 画像形成装置及び判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能部が所定の条件を満足して所定の機能を実行しているか否かを、ユーザーに認識させることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】本発明による画像形成装置100は、機能部110と、判定部70bとを備える。機能部110は、所定の機能を実行する。機能部110が所定の条件を満足して所定の機能を実行しているか否かを、判定部70bは所定の機能に関する機能情報に基づいて判定する。機能情報は、機能部110が所定の機能を実行したときの機能部110の動作情報か、又は、機能部110が所定の機能を実行した後の機能部110の状態情報を示す。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及び判定方法に関する。
一般的に、画像形成装置では、転写部においてシートに転写されたトナー像を定着部で定着させることによって、シートに画像を形成する。定着部は、定着部材と加熱部と加圧部材とを備える。定着部材は、シートに熱を伝達する。加熱部は、トナー像を定着できる定着温度まで定着部材を加熱する。加圧部材は、シートを定着部材に加圧する。画像形成装置の電源スイッチがオンされると、加熱部は定着部材と加圧部材とを定着温度まで加熱する。
更に、画像形成装置では、所定の条件として準備時間が閾値以下であることが要求される場合がある。準備時間は、定着部材と加圧部材との温度を定着温度に上昇させるときに要する時間である。
一方、特許文献1に記載の画像処理装置は、システム統括部と操作表示部とを備える。システム統括部は、サーバーから取得した定着部材の情報のうちから自機に適応可能な定着部材の情報を抽出する。システム統括部は、自機に適応可能な定着部材の情報を操作表示部に表示させる。
その結果、ユーザーは、定着部材を購入し、画像処理装置に定着部材を装着したり、古い定着部材を新しい定着部材に交換したりする。例えば、ユーザーは、厚肉化された定着部材を購入し、厚肉化された定着部材を画像処理装置に装着する。
特開2007−166057号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像処理装置では、厚肉化された定着部材が装着されたため、準備時間が長くなった。ユーザーは、厚肉化された定着部材を自機で使用できるので、定着部材を使用することを継続した。すなわち、定着部材のような機能部が、所定の条件(例えば、準備時間が閾値以下であること)を満足して、所定の機能(例えば、定着部材の温度を定着温度に上昇させること)を実行していないことを、ユーザーは認識できなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、機能部が所定の条件を満足して所定の機能を実行しているか否かを、ユーザーに認識させることができる画像形成装置及び判定方法を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、機能部と、判定部とを備える。機能部は、所定の機能を実行する。機能部が所定の条件を満足して所定の機能を実行しているか否かを、判定部は所定の機能に関する機能情報に基づいて判定する。機能情報は、機能部が所定の機能を実行したときの機能部の動作情報か、又は、機能部が所定の機能を実行した後の機能部の状態情報を示す。
本発明に係る判定方法は、画像形成装置によって実行される。判定方法は、機能ステップと、判定ステップとを含む。機能ステップでは、所定の機能を実行する。判定ステップでは、機能部が所定の条件を満足して所定の機能を実行しているか否かを、所定の機能に関する機能情報に基づいて判定する。機能情報は、機能部が所定の機能を実行したときの機能部の動作情報か、又は、機能部が所定の機能を実行した後の機能部の状態情報を示す。
本発明によれば、機能部が所定の条件を満足して所定の機能を実行しているか否かを、ユーザーは認識できる。
実施形態1の画像形成装置を示す模式断面図である。 実施形態1の定着部を示す図である。 実施形態1の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 実施形態1の定着部材の温度と時間との関係を示すグラフである。 実施形態1の画像形成装置の判定方法を示すフローチャートである。 実施形態2の画像形成装置の判定方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
図1を参照して、本発明に係る実施形態1の画像形成装置100を説明する。図1は、実施形態1の画像形成装置100を示す模式断面図である。図1に示す画像形成装置100は、画像が形成されたシートSを出力する。画像形成装置100は、例えば、複写機、ファクシミリ、プリンター又は複合機である。
図1に示すように、画像形成装置100は、少なくとも1つの機能部110を備える。機能部110は所定の機能を実行する。実施形態1では、画像形成装置100は、複数個(例えば6個)の機能部110を備える。複数個の機能部110のうちの1つの機能部110は給送部10を含み、他の1つの機能部110は搬送部20を含み、更に他の1つの機能部110はトナー像形成部30を含む。また、更に他の1つの機能部110は定着部40を含み、更に他の1つの機能部110は排出部50を含み、更に他の1つの機能部110は操作表示部90を含む。
給送部10は、シートSを搬送部20に給送する。シートSは、例えば、普通紙、再生紙、薄紙、厚紙、コート紙又はOHP(Overhead Projector)シートである。給送部10は、カセットと、一対の給送ローラー10aとを含む。給送ローラー10aは、「ローラー」の一例である。カセットは、シートSを収容する。一対の給送ローラー10aのうちの一方が駆動して回転し、他方が一方に従動して回転する。その結果、一対の給送ローラー10aによってシートSが給送される。
搬送部20は、シートSを搬送する。搬送部20は、給送部10に収納されたシートSを、トナー像形成部30及び定着部40を経由して排出部50まで搬送する。搬送部20は、一対の搬送ローラー20aを含む。搬送ローラー20aは、「ローラー」の一例である。一対の搬送ローラー20aのうちの一方が駆動して回転し、他方が一方に従動して回転する。その結果、一対の搬送ローラー20aによってシートSが搬送される。
トナー像形成部30は、トナー像をシートSに転写する。
定着部40は、シートSに転写されたトナー像をシートSに定着する。
排出部50は、トナー像が定着されたシートSを画像形成装置100の外部に排出する。排出部50は、一対の排出ローラー50aを含む。排出ローラー50aは、「ローラー」の一例である。一対の排出ローラー50aのうちの一方が駆動して回転し、他方が一方に従動して回転する。その結果、一対の排出ローラー50aによってシートSが排出される。
操作表示部90は、タッチパネル92と操作ボタン94とを備える。タッチパネル92は、表示装置とタッチセンサーとを備える。表示装置は種々の画像を表示する。表示装置は、例えば液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)である。タッチセンサーはユーザーからのタッチ操作を受け付ける。また、操作ボタン94はユーザーからのプッシュ操作を受け付ける。
続いて、図2を参照して、実施形態1の定着部40を説明する。図2は、実施形態1の定着部40を示す図である。図2に示すように、定着部40は、定着部材41、加圧部材42、加熱部43及び温度測定部60を備える。
定着部材41及び加圧部材42は、互いに当接してニップ部46を形成する。定着部材41及び加圧部材42はニップ部16においてシートSを挟む。そして、シートSは、定着部材41及び加圧部材42の回転によって搬送方向DAへ搬送される。定着部材41は、回転しながら、ニップ部46を通過するシートSに熱を伝達して未定着のトナー像を溶融させる。実施形態1では、定着部材41は定着ローラーである。定着ローラーの一例として、アルミニウム製の芯金にPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)を25μmコーティングした外径27mmのローラーを使用し得る。
加圧部材42は、定着部材41と協働して、ニップ部46を通過するシートSを加圧する。加圧によって、溶融したトナーがシートSに圧着される。実施形態1では、加圧部材42は加圧ローラーである。加圧ローラーの一例として、12mmの芯金に厚さ6.5mmのシリコーンゴムとPFAチューブとを被覆したローラーを使用し得る。
加熱部43は、定着部材41を加熱する。実施形態1において、加熱部43は、定着部材41に内蔵されており、定着部材41の内部から定着部材41を加熱する。加熱部43は、例えば、ヒーターである。ヒーターは、所定方向に延びている。所定方向は、定着部材41の回転軸方向に平行である。ヒーターの一例として、800Wのハロゲンヒーターを使用し得る。
温度測定部60は、定着部材41の温度を測定する。
次に、図1〜図3を参照して、実施形態1の画像形成装置100を説明する。図3は、実施形態1の画像形成装置100の構成を示すブロック図である。図3に示すように、画像形成装置100は、給送部10、搬送部20、トナー像形成部30、定着部40、排出部50及び操作表示部90に加え、記憶部74及び制御部70を更に備える。
記憶部74は、制御プログラム及び所定の条件を記憶する。記憶部74は、ストレージデバイス及び半導体メモリーである。ストレージデバイスは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)である。半導体メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)である。
所定の条件は、画像形成装置100の販売元によってユーザーに不快感を与えない条件として予め設定されている。所定の条件は、例えば、準備時間が閾値Sth以下であることである。準備時間は、画像形成装置100の電源スイッチがオンにされてから画像形成装置100が使用可能になるまでの時間である。
制御部70は、制御プログラムを実行することにより、画像形成装置100の各部の動作を制御する。制御部70は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーによって構成される。また、制御部70は、画像形成処理用の集積回路を備える。画像形成処理用の集積回路は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)である。制御部70のプロセッサーは、記憶部74に記憶された制御プログラムを実行することで、実行部70a及び判定部70bとして機能する。
実行部70aは、給送部10、搬送部20、トナー像形成部30、定着部40、排出部50及び操作表示部90が所定の機能を実行するように、給送部10、搬送部20、トナー像形成部30、定着部40、排出部50及び操作表示部90を制御して、画像データに基づく画像をシートSに形成する。
実行部70aは、給送部10がシートSを給送するように、給送部10を制御する。
実行部70aは、搬送部20がシートSを搬送するように、搬送部20を制御する。
また、実行部70aは、トナー像形成部30がシートSにトナー像を転写するように、トナー像形成部30を制御する。詳細には、帯電部が回転する像担持体を帯電し、露光部が回転する像担持体に画像データに基づいて像担持体を露光して静電潜像を形成するように、実行部70aは像担持体、帯電部及び露光部を制御する。また、現像部が像担持体上の静電潜像を現像したトナー像を形成するように、実行部70aは現像部を制御する。更に、像担持体に形成されたトナー像が中間転写体を介してシートSに転写されるように、実行部70aは搬送部20及び転写部を制御する。
更に、実行部70aは、シートSに転写されたトナー像をシートSに定着させるように、搬送部20及び定着部40を制御する。詳細には、実行部70aは、定着部材41及び加圧部材42を回転するように、定着部材41及び加圧部材42を制御する。
また、実行部70aは、定着部材41を加熱するように、加熱部43及び温度測定部60を制御する。詳細には、温度測定部60は定着部材41の温度を所定時間間隔で測定する。実行部70aは、定着部材41の温度が所定の温度範囲になるように、温度測定部60で測定された温度に基づいて、加熱部43を制御する。所定の温度範囲は、トナー像をシートSに定着できる温度範囲であり、例えば180℃以上250℃以下である。
判定部70bは、機能部110が所定の条件を満足して所定の機能を実行しているか否かを、所定の機能に関する機能情報に基づいて判定する。機能情報は、機能部110が所定の機能を実行したときの機能部110の動作情報である。動作情報は、実施形態1では、定着部40の温度を定着温度まで上昇させたときに要した時間である。そして、例えば、判定部70bで判定された判定結果がユーザーに報知される。従って、実施形態1によれば、機能部110が所定の条件を満足して所定の機能を実行しているか否かを、ユーザーは認識できる。
図4を参照して、定着部材41と加圧部材42と加熱部43と温度測定部60との温度制御を説明する。図4は、実施形態1の定着部材41の温度と時間との関係を示すグラフである。
図4のグラフにおいて、縦軸は温度を表す。温度は、温度測定部60で測定された温度値である。所定の温度範囲の下限値は温度値T1であり、所定の温度範囲の上限値は温度値T2である。また、横軸は時間を表す。画像形成装置100が一般環境に配置された場合と、画像形成装置100が特定環境に配置された場合との2つの場合について説明する。一般環境は、気温が閾値Tthよりも高いときの環境である。実施形態1では、一般環境は、気温が閾値Tthよりも高い温度値T0であるときの環境である。特定環境は、気温が閾値Tth以下であるときの環境である。実施形態1では、特定環境は、気温が閾値Tth以下の温度値T0#であるときの環境である。
まず、画像形成装置100が一般環境に配置された場合について説明する。図4のグラフにおいて、一般環境での温度変化が実線LAで示される。画像形成装置100の電源スイッチがオンされると、温度測定部60は、定着部材41の温度を所定時間間隔(例えば0.1秒間隔)で測定する。時間S0では、定着部材41の温度は、下限値T1より低い温度値T0である。
定着部材41の温度が上限値T2以上になるまで、実行部70aは加熱部43に電力を供給する。上限値T2は、トナー像をシートSに定着させるために目標となる温度値である。定着部材41の温度が上限値T2になると、実行部70aは、加熱部43に電力を供給することを停止する。
また、ユーザーの操作に基づいて画像形成装置100が画像をシートSに形成すると、定着部材41とシートSとの接触により、熱が定着部材41からシートSへ伝導するため、定着部材41の温度は徐々に低下していく。定着部材41の温度が下限値T1より高い場合、実行部70aは加熱部43に電力を供給しない。一方、定着部材41の温度が下限値T1より低くなると、実行部70aは加熱部43に電力を供給することを開始する。
定着部材41の温度が上限値T2以上になるまで、実行部70aは加熱部43に電力を供給する。定着部材41の温度が上限値T2になると、実行部70aは加熱部43に電力を供給することを停止する。
画像形成装置100の電源スイッチがオフされるまで、加熱部43に電力を供給したり、供給することを停止したりするように、実行部70aは加熱部43を制御する。その結果、画像形成装置100の電源スイッチがオンされている間、定着部材41の温度は、所定の温度範囲に維持される。
次に、画像形成装置100が特定環境に配置された場合について説明する。図4のグラフにおいて、特定環境での温度変化が点線LA#で示される。画像形成装置100の電源スイッチがオンされると、温度測定部60は、定着部材41の温度を所定時間間隔(例えば0.1秒間隔)で測定する。時間S0では、定着部材41の温度は、下限値T1より低い温度値T0#である。温度値T0#は、温度値T0よりも低い。
定着部材41の温度が上限値T2以上になるまで、実行部70aは加熱部43に電力を供給する。定着部材41の温度が上限値T2になると、実行部70aは、加熱部43に電力を供給することを停止する。
また、ユーザーの操作に基づいて画像形成装置100が画像をシートSに形成すると、定着部材41とシートSとの接触により、熱が定着部材41からシートSへ伝導するため、定着部材41の温度は徐々に低下していく。定着部材41の温度が下限値T1より高い場合、実行部70aは加熱部43に電力を供給しない。一方、定着部材41の温度が下限値T1より低くなると、実行部70aは加熱部43に電力を供給することを開始する。温度値T0#が温度値T0よりも低いため、定着部材41の温度が低下していく速度は、画像形成装置100が一般環境に配置された場合よりも速い。
定着部材41の温度が上限値T2以上になるまで、実行部70aは加熱部43に電力を供給する。定着部材41の温度が上限値T2になると、実行部70aは、加熱部43に電力を供給することを停止する。
画像形成装置100の電源スイッチがオフされるまで、加熱部43に電力を供給したり、供給することを停止したりするように、実行部70aは加熱部43を制御する。その結果、画像形成装置100の電源スイッチがオンされている間、定着部材41の温度は、所定の温度範囲に維持される。
判定部70bは、準備時間が閾値Sth以下で定着部40が所定の機能を実行しているか否かを、機能情報に基づいて判定する。所定の機能は、定着部40の温度を室温から所定温度T2まで上昇させる加熱機能である。機能情報は、定着部40が加熱機能を実行したときの定着部40の動作情報である。動作情報は、準備時間である。準備時間は、定着部40の温度を室温から所定温度T2まで上昇させたときに要した時間である。所定温度T2は、所定の温度範囲の上限値T2であり、トナー像をシートSに定着させるために目標となる温度値である。例えば、判定部70bは、画像形成装置100の電源スイッチがオンされたときに準備時間の計測を開始する。また、判定部70bは、定着部材41の温度が上限値T2になったときに準備時間の計測を終了する。その結果、判定部70bは準備時間を算出する。
図4に示すように、画像形成装置100が一般環境に配置された場合では、準備時間は時間S1である。従って、準備時間が閾値Sth以下で定着部40が加熱機能を実行していると、判定部70bは判定する。例えば、判定部70bは判定結果をユーザーに報知する。その結果、準備時間が閾値Sth以下で定着部40が加熱機能を実行していることを、ユーザーは認識できる。
一方、画像形成装置100が特定環境に配置された場合では、準備時間は時間S1#である。従って、準備時間が閾値Sth以下で定着部40が加熱機能を実行していないと、判定部70bは判定する。例えば、判定部70bは判定結果をユーザーに報知する。その結果、特定環境では、準備時間が閾値Sth以下で定着部40が加熱機能を実行していないことを、ユーザーは認識できる。
機能部110が所定の条件を満足して所定の機能を実行していないと、判定部70bが判定したときに、操作表示部90は機能部110の交換に関するメッセージを表示する。具体的には、準備時間が閾値Sth以下で定着部40が加熱機能を実行していないと、判定部70bが判定したときに、操作表示部90はメッセージを表示する。メッセージは、定着部40の加熱部43の昇温特性を向上させることを推奨することを示す。例えば、操作表示部90は定着部40の800Wのハロゲンヒーターを1000Wのハロゲンヒーターに交換することを推奨するメッセージを表示する。従って、定着部40のヒーターを1000Wのハロゲンヒーターに交換することによって、準備時間が閾値Sth以下で定着部40が加熱機能を実行できることを、ユーザーは認識できる。
次に、図1〜図5を参照して実施形態1の画像形成装置100が実行する判定方法を説明する。図5は、実施形態1の画像形成装置100の判定方法を示すフローチャートである。
図5に示すように、判定方法はステップS101〜ステップS107を含む。ステップS101において、実行部70aは加熱部43に電力を供給することを開始する。そして、処理はステップS102に進む。ステップS101は「機能ステップ」の一例である。
ステップS102において、判定部70bは時間の計測を開始する。ステップS101とステップS102とは並行して実行される。そして、処理はステップS103に進む。
ステップS103において、定着部材41の温度が上限値T2以上であるか否かを、実行部70aは判定する。定着部材41の温度が上限値T2以上でない場合(ステップS103でNo)に、処理はステップS103に戻る。一方、定着部材41の温度が上限値T2以上である場合(ステップS103でYes)に、処理はステップS104に進む。
ステップS104において、実行部70aは、加熱部43に電力を供給することを停止する。そして、処理はステップS105に進む。
ステップS105において、判定部70bは時間の計測を終了する。ステップS104とステップS105とは並行して実行される。そして、処理はステップS106に進む。
ステップS106において、準備時間が閾値Sth以下であるか否かを、判定部70bは判定する。ステップS106は「判定ステップ」の一例である。準備時間が閾値Sth以下でない場合(ステップS106でNo)に、処理はステップS107に進む。
ステップS107において、操作表示部90は機能部110の交換に関するメッセージを表示する。
メッセージを表示した場合、又は、準備時間が閾値Sth以下である場合(ステップS106でYes)に、処理が終了する。
以上、図6を参照して説明したように、実施形態1によれば、準備時間が閾値Sth以下で定着部40が加熱機能を実行しているか否かを、判定部70bは判定する。準備時間が閾値Sth以下で定着部40が加熱機能を実行していないと、判定部70bが判定したときに、操作表示部90は定着部40の交換に関するメッセージを表示する。従って、準備時間が閾値Sth以下で定着部40が加熱機能を実行しているか否かを、ユーザーは認識できる。
[実施形態2]
次に、図3及び図6を参照して、実施形態2に係る画像形成装置100について説明する。実施形態2では、所定期間当たりの回数に基づいて判定する点で、実施形態2は実施形態1と異なる。以下、実施形態2について、実施形態1と異なる事項について説明し、実施形態1と重複する部分についての説明は割愛する。
記憶部74は、制御プログラム及び所定の条件を記憶する。所定の条件は、例えば、所定期間当たりの回数が閾値Nth以下であることである。所定期間当たりの回数は、所定温度T2から低下した定着部材41の温度を所定温度T2まで上昇させた回数である。所定期間は、例えば10分間である。
詳しくは、所定期間当たりの回数が閾値Nth以下で定着部40が所定の機能を実行しているか否かを、判定部70bは機能情報に基づいて判定する。所定の機能は、所定温度T2から低下した定着部材41の温度を所定温度T2まで上昇させる加熱機能である。機能情報は、定着部40が加熱機能を実行したときの定着部40の動作情報である。動作情報は、所定期間当たりの回数である。所定期間当たりの回数は、所定温度T2から低下した定着部材41の温度を所定温度T2まで上昇させた回数である。例えば、判定部70bは、定着部材41の温度が上限値T2になったときから10分間に、加熱部43をオンにした回数を計測する。その結果、判定部70bは、10分間当たりの回数を算出する。
機能部110が所定の条件を満足して所定の機能を実行していないと、判定部70bが判定したときに、操作表示部90は機能部110の交換に関するメッセージを表示する。具体的には、所定期間当たりの回数が閾値Nth以下で定着部40が加熱機能を実行していないと、判定部70bが判定したときに、操作表示部90はメッセージを表示する。メッセージは、定着部材41の大径化又は厚肉化によって定着部材の保温特性を向上させることを推奨することを示す。例えば、操作表示部90は定着部40の外径27mmのローラーを外径30mmのローラーに交換することを推奨するメッセージを表示する。従って、定着部40のローラーを外径30mmのローラーに交換することによって、所定期間当たりの回数が閾値Nth以下で定着部40が加熱機能を実行できることを、ユーザーは認識できる。
次に、図6を参照して実施形態2の画像形成装置100が実行する判定方法を説明する。図6は、実施形態2の画像形成装置100の判定方法を示すフローチャートである。具体的には、以下の通りである。
図6に示すように、判定方法はステップS201〜ステップS207を含む。ステップS201において、実行部70aは加熱部43に電力を供給することを停止する。そして、処理はステップS202に進む。
ステップS202において、判定部70bは時間の計測を開始する。ステップS201とステップS202とは並行して実行される。そして、処理はステップS203に進む。
ステップS203において、実行部70aが加熱部43に電力を供給したか否かを、判定部70bは判定する。電力を供給した場合(ステップS203でYes)に、処理はステップS204に進む。ステップS203は「機能ステップ」の一例である。
ステップS204において、判定部70bは積算回数に1を追加する。処理はステップS205に進む。一方、電力を供給しなかった場合(ステップS203でNo)に、処理はステップS205に進む。
ステップS205において、時間の計測を開始してから10分が経過したか否かを、判定部70bは判定する。10分が経過していない場合(ステップS205でNo)に、処理はステップS203に戻る。一方、10分が経過した場合(ステップS205でYes)に、処理はステップS206に進む。
ステップS206において、積算回数が閾値Nth以下であるか否かを、判定部70bは判定する。ステップS206は「判定ステップ」の一例である。積算回数が閾値Nth以下でない場合(ステップS206でNo)に、処理はステップS207に進む。
ステップS207において、操作表示部90は機能部110の交換に関するメッセージを表示する。
メッセージを表示した場合、又は、積算回数が閾値Nth以下である場合(ステップS206でYes)に、処理が終了する。
以上、図6を参照して説明したように、実施形態2によれば、所定期間当たりの回数が閾値Nth以下で定着部40が加熱機能を実行しているか否かを、判定部70bは判定する。所定期間当たりの回数が閾値Nth以下で定着部40が加熱機能を実行していないと、判定部70bが判定したときに、操作表示部90は定着部40の交換に関するメッセージを表示する。従って、所定期間当たりの回数が閾値Nth以下で定着部40が加熱機能を実行しているか否かを、ユーザーは認識できる。
[実施形態3]
次に、図1を参照して、実施形態3に係る画像形成装置100について説明する。実施形態3では、機能情報は、機能部110の状態情報を示す点で、実施形態3は実施形態1と異なる。以下、実施形態3について、実施形態1と異なる事項について説明し、実施形態1と重複する部分についての説明は割愛する。
図1に示すように、給送部10は、カセットと、一対の給送ローラー10aと、測定部とを含む。測定部は、搬送ローラー20aの表面の摩耗の度合いを示す状態情報を測定する。
記憶部74は、制御プログラム及び所定の条件を記憶する。所定の条件は、例えば、所定期間での給送ローラー10aの表面の摩耗の度合いが閾値Mth以下であることである。所定期間は、1週間である。
所定期間での給送ローラー10aの表面の摩耗の度合いが閾値Mth以下で給送部10が所定の機能を実行しているか否かを、判定部70bは機能情報に基づいて判定する。所定の機能は、シートSを搬送部20に給送する給送機能である。機能情報は、給送部10が給送機能を実行した後の給送部10の状態情報である。状態情報は、給送ローラー10aの表面の摩耗の度合いである。
1週間での給送ローラー10aの表面の摩耗の度合いが閾値Mth以下で給送部10が給送機能を実行していないと、判定部70bが判定したときに、操作表示部90はメッセージを表示する。メッセージは、給送ローラー10aの耐久性を向上させることを推奨することを示す。従って、表面が硬いローラーに給送ローラー10aを交換することによって、1週間での給送ローラー10aの表面の摩耗の度合いが閾値Mth以下で給送部10が給送機能を実行できることを、ユーザーは認識できる。
以上、図1を参照して説明したように、実施形態3によれば、1週間での給送ローラー10aの表面の摩耗の度合いが閾値Mth以下で給送部10が給送機能を実行しているか否かを、判定部70bは判定する。1週間での給送ローラー10aの表面の摩耗の度合いが閾値Mth以下で給送部10が給送機能を実行していないと、判定部70bが判定したときに、操作表示部90は給送ローラー10aの交換に関するメッセージを表示する。従って、1週間での給送ローラー10aの表面の摩耗の度合いが閾値Mth以下で給送部10が給送機能を実行しているか否かを、ユーザーは認識できる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
なお、図1を参照して上述した画像形成装置100では、給送ローラー10aの表面の摩耗の度合いを判定したが、本実施形態はこれに限定されない。搬送ローラー20a又は排出ローラー50aの表面の摩耗の度合いを判定してもよい。
また、図1を参照して上述した画像形成装置100では、トナー像形成部30は4つの色のトナー像を形成したが、本実施形態はこれに限定されない。画像形成装置100は、4つの色以外の複数の色のトナー像を形成してもよい。あるいは、画像形成装置100は、1色のトナー像からなるモノクロ画像のみを形成する画像形成装置であってもよい。
本発明は、所定の機能を実行する機能部を備える画像形成装置の分野に有用である。
10 給送部
10a 給送ローラー
20 搬送部
20a 搬送ローラー
30 トナー像形成部
40 定着部
41 定着部材
42 加圧部材
43 加熱部
50 排出部
50a 排出ローラー
60 温度測定部
70 制御部
70a 実行部
70b 判定部
74 記憶部
90 操作表示部
92 タッチパネル
94 操作ボタン
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. 所定の機能を実行する機能部と、
    前記機能部が所定の条件を満足して前記所定の機能を実行しているか否かを、前記所定の機能に関する機能情報に基づいて判定する判定部と
    を備え、
    前記機能情報は、前記機能部が前記所定の機能を実行したときの前記機能部の動作情報か、又は、前記機能部が前記所定の機能を実行した後の前記機能部の状態情報を示す、画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は、気温が閾値以下である特定環境に配置され、
    前記機能部は、前記特定環境で前記所定の機能を実行し、
    前記機能部が前記所定の条件を満足して前記特定環境で前記所定の機能を実行しているか否かを、前記判定部は前記特定環境での前記機能情報に基づいて判定する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 表示部を更に備え、
    前記機能部が前記所定の条件を満足して前記所定の機能を実行していないと、前記判定部が判定したときに、前記機能部の交換に関するメッセージを前記表示部は表示する、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記機能部は、定着部を含み、
    前記動作情報は、準備時間か、又は、所定期間当たりの回数を示し、
    前記準備時間は、前記定着部の温度を室温から所定温度まで上昇させたときに要した時間であり、
    前記所定期間当たりの回数は、前記所定温度から低下した前記定着部の温度を前記所定温度まで上昇させた回数である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記機能部は、ローラーを含み、
    前記状態情報は、前記ローラーの表面の摩耗の度合いを示す、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置が実行する判定方法であって、
    所定の機能を実行する機能ステップと、
    前記機能部が所定の条件を満足して前記所定の機能を実行しているか否かを、前記所定の機能に関する機能情報に基づいて判定する判定ステップと
    を含み、
    前記機能情報は、前記機能部が前記所定の機能を実行したときの前記機能部の動作情報か、又は、前記機能部が前記所定の機能を実行した後の前記機能部の状態情報を示す、判定方法。
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