JP2020067057A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ベース部材に対する第1及び第2の弁体の取付けを容易に行うことが可能であるとともに、第1の頭部に対する第2の頭部の位置ずれに起因する第1の頭部の強度の低下を抑制可能な圧縮機を提供することを目的とする。【解決手段】吐出弁37は、カバー35に形成された吐出ポート35Bの出口を塞ぐ第1の頭部81を含む第1の弁体71と、第1の頭部81の面71bに配置され、第1の頭部81の外周縁から外側にはみ出す大きさとされた第2の頭部85を含む第2の弁体72と、第1及び第2の弁体71,72をカバー35に固定するボルト75と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、圧縮機に関する。
空調機、冷凍機などには冷媒等の流体を圧縮するための圧縮機が設けられている。ここで圧縮機の一種であるスクロール圧縮機、ロータリ圧縮機等では、冷媒(流体)が圧縮される圧縮側と圧縮された冷媒を吐出する吐出側との間に配置されたベース部材に形成された吐出ポートを開閉する吐出弁(逆止弁)が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、吐出ポートを開閉する第1の頭部を含む第1の弁体と、第1の弁体と同じ外形サイズとされ、第1の弁体に積層された第2の弁体と、を有する吐出弁が開示されている。第1及び第2の弁体の一方の端部は、ボルトによりベース部材に固定されている。
特開昭61−34365号公報
特許文献1のように、第1の弁体と第2の弁体とを積層させることで、吐出弁が閉じる際の衝撃から第1の弁体を保護することが可能となる。
しかしながら、特許文献1では、第1及び第2の弁体が同じ外形サイズとされているため、第1及び第2の弁体をベース部材に取り付ける場合(固定する場合)において、第1の頭部に対して第2の弁体の第2の頭部の位置がずれると、第1の頭部のうち、第2の頭部と重なっていない部分が生じ、この部分の許容応力が低下する可能性があった。このため、第1の頭部に対する第2の頭部のずれ量を組立時に極力小さくする必要があった。
そこで、本発明は、ベース部材に対する第1及び第2の弁体の取付けを容易に行うことが可能であるとともに、頭部の位置ずれに起因する頭部の強度の低下を抑制可能な圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る圧縮機は、ケーシングと、ケーシング内に収容され、流体を圧縮する圧縮部と、圧縮された前記流体を吐出する吐出ポートが形成されたベース部材と、前記ベース部材に設けられ、前記吐出ポートの出口を開閉させる吐出弁と、を備え、前記吐出弁は、前記吐出ポートの出口側に位置する前記ベース部材の一面と接触することで、前記吐出ポートの出口を塞ぐ第1の頭部、前記ベース部材に固定される第1の固定部、及び前記第1の頭部と前記第1の固定部とを接続するとともに、前記第1の頭部よりも幅の狭い第1の首部を含む第1の弁体と、前記ベース部材の一面と接触する面とは反対側に位置する前記第1の頭部の面に配置され、前記第1の頭部の外周縁から外側にはみ出す大きさとされた第2の頭部、前記ベース部材の一面と接触する面とは反対側に位置する前記第1の固定部の面に配置され、前記ベース部材に固定される第2の固定部、及び前記ベース部材の一面と接触する面とは反対側に位置する前記第1の首部の面に配置され、幅が前記第1の首部の幅と等しい第2の首部を含む第2の弁体と、前記第1及び第2の固定部を前記ベース部材に固定する固定部材と、を有する。
本発明によれば、第1の頭部の面に配置され、第1の頭部の外周縁から外側にはみ出す大きさとされた第2の頭部を含む第2の弁体を有することで、第1及び第2の弁体をベース部材に固定する際に、第1の頭部の中心位置に対して第2の頭部の中心位置がずれて固定された場合でも、第1の頭部の面全体を第2の頭部で覆うことが可能となる。
これにより、第1の頭部に対する第2の頭部の位置ずれ量の許容範囲を大きくすることが可能となるので、ベース部材に対する第1及び第2の弁体の取り付け作業(固定作業)を容易に行うことができる。
例えば、第2の頭部の外形サイズよりも第1の頭部の外形サイズを大きくした場合、吐出ポートの出口に対して第1の頭部のサイズが大きくなるため、第1の頭部を介して、吐出ポートの出口の位置を確認することが困難となる。
一方、第1の頭部の外形サイズよりも第2の頭部の外形サイズを大きくすることで、吐出ポートの出口に対する第2の頭部の位置を確認しやすくなるため、ベース部材に対する第2の弁体の取り付け作業(固定作業)を容易に行うことができる。
また、第1の頭部に対して第2の頭部がずれて固定された場合でも、第1の頭部の面全体が第2の頭部で覆われるため、第1の頭部の強度を補強することが可能となる。これにより、第1の頭部の強度の低下を抑制することができる。
また、上記本発明の一態様に係る圧縮機において、前記第1の首部の幅をW1、前記第1の頭部の幅をD1としたとき、下記(1)式を満たしてもよい。
1/3<W1/D1<1 ・・・(1)
例えば、W1/D1が1/3よりも小さいと、第1の頭部の幅D1に対して第1の首部の幅W1が小さくなりすぎるため、第1の首部がねじれ、強度不足となる可能性がある。
また、W1が大きいと、弁体のばね定数が大きくなり、吐出される流体に対する追従性が悪くなる可能性がある。
したがって、上記(1)式を満たすように、第1の頭部の幅D1、及び第1の首部の幅W1を設定することで、吐出される流体に対する追従性を確保した上で、第1の首部がねじれる可能性を低くすることができる。
また、上記本発明の一態様に係る圧縮機において、前記第2の首部の幅をW2とし、前記第2の頭部の幅をD2としたき、下記(2)式を満たしてもよい。
1/3<W2/D2<1 ・・・(2)
例えば、W2/D2が1/3よりも小さいと、第2の頭部の幅D2に対して第2の首部の幅W2が小さくなりすぎるため、第2の首部がねじれ、強度不足となる可能性がある。
また、W2が大きいと、弁体のばね定数が大きくなり、吐出される流体に対する追従性が悪くなる可能性がある。
したがって、上記(2)式を満たすように、第2の頭部の幅D2、及び第2の首部の幅W2を設定することで、吐出される流体に対する追従性を確保した上で、第2の首部がねじれる可能性を低くすることができる。
また、上記本発明の一態様に係る圧縮機において、前記吐出ポートの内径をdとしたとき、前記第1の頭部の幅D1、及び前記第2の頭部の幅D2が下記(3)式を満たしてもよい。
D1/d<D2/d<2 ・・・(3)
例えば、D1/dがD2/dよりも大きいと第1の頭部が第2の頭部よりも大きくなるため、第2の頭部が第1の頭部の面全体を覆うことが困難となる。
また、D2/dが2よりも大きいと、吐出ポートの内径dに対して第2の頭部の幅D2が大きくなりすぎるため、吐出ポートの出口を開く際に開き遅れが発生する可能性がある。
したがって、上記(3)式を満たすように、第1の頭部の幅D1、第2の頭部の幅D2、及び吐出ポートの内径dを設定することで、第2の頭部が第1の頭部の面全体を覆った上で、第2の弁体の開き遅れを抑制することができる。
また、上記本発明の一態様に係る圧縮機において、前記第1の頭部及び前記第2の頭部の形状は、平面視した状態で円形とされており、前記第1の頭部及び前記第2の頭部は、前記吐出ポートの中心軸を中心とする同心円状に配置されていてもよい。
このように、平面視円形とされた第1の頭部及び第2の頭部を、吐出ポートの中心軸を中心とする同心円状に配置させることで、第1の頭部の外側に突出する第2の頭部の突出量を周方向において同じ大きさにすることが可能となる。
これにより、圧縮機の使用時において、第1の頭部に対して第2の頭部が第1の頭部の径方向にずれた場合でも、第2の頭部により第1の頭部の面全体を覆うことが可能となるので、第1の頭部に対する第2の頭部の位置ずれに起因する第1の頭部の強度の低下を抑制することができる。
本発明によれば、ベース部材に対する第1及び第2の弁体の取付けを容易に行うことが可能であるとともに、第1の頭部に対する第2の頭部の位置ずれに起因する第1の頭部の強度の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機の概略構成を示す断面図である。 図1に示すスクロール圧縮機のうち、領域Aで囲まれた部分を拡大した断面図である。 図2に示すリテーナを除いた状態の吐出弁を平面視した図である。 吐出ポート上に配置された第1の弁体を平面視した図であり、吐出ポートの中心軸が第1の頭部の中心位置を通過する状態を示す図である。 図3に示す構造体のB−B方向の断面図である。 図3に示す構造体のE−E方向の断面図である。 第1の頭部の中心位置に対して第2の頭部の中心位置がX方向一方側にずれた状態を模式的に示す図である。 第1の頭部の中心位置に対して第2の頭部の中心位置がY方向一方側にずれた状態を模式的に示す図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係る吐出弁の平面図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係る吐出弁の平面図である。
(実施形態)
図1を参照して、本発明の実施形態に係るスクロール圧縮機10について説明する。図1において、Oは回転軸本体45の軸線(以下、「軸線O」という)、Oは偏心軸46の偏心軸線(以下、「偏心軸線O」という)、X方向は吐出弁33が延びる方向、Z方向はX方向に対して直交する鉛直方向(軸線O方向でもある)をそれぞれ示している。図1では、一例として、吐出弁33,37が閉じた状態を模式的に図示する。
本実施形態では、圧縮機の一例として、スクロール圧縮機10を例に挙げて以下の説明を行う。
スクロール圧縮機10は、ケーシング11と、吸入配管12と、吐出配管14と、メイン軸受21と、サブ軸受22と、回転軸23と、給油ポンプ24と、駆動部25と、圧縮部であるスクロール圧縮部26と、ブッシュアセンブリ28と、軸受部29と、オルダムリンク31と、吐出弁33,37と、カバー35と、を有する。
ケーシング11は、密閉構造とされており、その内部にスクロール圧縮部26を収容している。ケーシング11は、筒状部41と、底部42と、蓋部43と、を有する。
筒状部41は、軸線O方向に延びており、両端(上下端)が開放端とされている。底部42は、筒状部41の一方の端(下端)を塞ぐように、筒状部41に設けられている。
蓋部43は、筒状部41の他方の端(上端)を塞ぐように、カバー35を介して、筒状部41の他方の端部に設けられている。
ケーシング11は、スクロール圧縮部26の下方に配置され、吸入配管12を介して流体が流入する第1の空間16と、スクロール圧縮部26の上方に配置され、スクロール圧縮部26が圧縮した流体が吐出される第2の空間17と、を有する。第1及び第2の空間16,17は、スクロール圧縮部26により分離されている。
吸入配管12は、筒状部41の中部の外周面側に設けられている。吸入配管12は、筒状部41の外周面から外側に突出している。吸入配管12の内部は、第1の空間16と連通されている。
吸入配管12は、ケーシング11の外部から第1の空間16に流体(例えば、作動流体である冷媒)を導入させるための配管である。
吐出配管14は、蓋部43の上部に設けられており、蓋部43の上方に突出している吐出配管14は、第2の空間17と連通している。
吐出配管14には、スクロール圧縮部26を構成する吐出ポート55から吐出され、その後、第2の空間17を経由した圧縮された流体(以下、「高圧流体」という)が排出される。そして、排出された高圧流体は、凝縮器などのシステム側に供給される。
メイン軸受21は、ケーシング11内に収容されている。メイン軸受21は、筒状部41の内周面に固定されている。メイン軸受21は、吸入配管12と筒状部41との接続位置とスクロール圧縮部26との間に配置されている。
メイン軸受21は、軸線O方向に延び、かつ回転軸23を構成する回転軸本体45の一方の端部45A(スクロール圧縮部26側に配置された端部)を回転可能な状態で支持している。
サブ軸受22は、ケーシング11内に収容されている。サブ軸受22は、底部42の近傍に位置する筒状部41の内周面に固定されている。サブ軸受22は、回転軸本体45の他方の端部45B(蓋部42側に配置された端部)を回転可能な状態で支持している。
回転軸23は、回転軸本体45と、偏心軸46と、を有する。回転軸本体45は、円柱形状とされている。回転軸本体45は、スクロール圧縮部26側に配置された一方の端部45Aと、底部42側に配置された他方の端部45Bと、を有する。
回転軸本体45は、メイン軸受21及びサブ軸受22により軸線O周りに回転可能な状態で支持されている。
偏心軸46は、回転軸本体45の一方の端部45Aの端に設けられている。偏心軸46は、軸線Oに対してオフセット(偏心)された偏心軸線Oを中心軸としている。偏心軸46は、回転軸本体45の外径よりも小さい円柱状の軸である。
このような構成とされた偏心軸46は、軸線O回りに回転軸本体45が回転すると、軸線O回りに公転する。
給油ポンプ24は、サブ軸受22の下方に設けられている。給油ポンプ24は、メイン軸受21及びサブ軸受22に潤滑油を供給する。
駆動部25は、ケーシング11内に収容されている。駆動部25は、ロータ25Aと、ステータ25Bと、を有する。
ロータ25Aは、メイン軸受21とサブ軸受22との間に位置する回転軸本体45の外周面に固定されている。ステータ25Bは、回転軸本体45の径方向においてロータ25Aと対向するように、筒状部41の内周面に固定されている。
スクロール圧縮部26は、ケーシング11内に収容されており、メイン軸受21と蓋部43との間に設けられている。スクロール圧縮部26は、固定スクロール48と、旋回スクロール49と、を有する。
固定スクロール48は、カバー35と旋回スクロール49との間に配置されている。固定スクロール48は、端板51と、固定ラップ53と、環状突出部54と、を有する。
端板51は、円盤形状とされており、一面51aと、他面51bと、吐出ポート55と、を有する。
一面51a及び他面51bは、軸線O方向に対して直交している。一面51aは、軸線O方向において、カバー35を介して、蓋部43と対向している。
他面51bは、一面51aの反対側に配置された面である。他面51bは、軸線O方向において旋回スクロール49と対向している。
吐出ポート55は、端板51の中央を軸線O方向に貫通するように形成された孔である。吐出ポート55は、軸線O方向に延びている。
吐出ポート55は、スクロール圧縮部26により生成された高圧流体を第2の空間17に吐出させるための経路である。
上記構成とされた端板51は、高圧流体を吐出する吐出ポート55が形成されたベース部材に対応する構成である。
固定ラップ53は、端板51の他面51bに設けられている。固定ラップ53は、軸線O方向に立設されている。固定ラップ53は、軸線O方向から見て渦巻き状に形成された壁体である。
環状突出部54は、端板51の一面51aから蓋部43に向かうZ方向に突出した環状部である。環状突出部54とカバー35との間は、高圧部と低圧部の境界部をシールするOリングが配置されている。
旋回スクロール49は、固定スクロール48とメイン軸受21との間に配置されている。旋回スクロール49は、端板61と、旋回ラップ62と、ボス部64と、を有する。
端板61は、円盤形状とされており、一面61aと、他面61bと、を有する。一面51a及び他面51bは、軸線O方向に対して直交する面である。
一面61aは、端板51の他面51bと対向するように配置されている。他面61bは、一面61aの反対側に設けられた面である。
旋回ラップ62は、端板61の一面61aに設けられている。旋回ラップ62は、端板51に向かう軸線O方向に立設されている。旋回ラップ62は、軸線O方向から見て渦巻き状に形成された壁体である。
上記構成とされた旋回ラップ62は、固定ラップ53と噛み合うように配置されている。これにより、旋回ラップ62と固定ラップ53との間には、流体を圧縮する空間である圧縮室26Aが形成される。そして、旋回ラップ62が固定スクロール48に対して旋回することで、圧縮室26Aの容積が変化し、圧縮室26A内の流体が圧縮される。
なお、本実施形態の吐出弁37は、上記流体として、従来より使用している冷媒、例えば、R410A(フルオロカーボンガス)はもとより、R410Aよりも高圧力比条件になりやすい冷媒を使用する際に有効である。
ボス部64は、端板61の他面61bの中央部に設けられている。ボス部64は、円筒形状の部材であり、端板61の他面61bからサブ軸受22に向かうZ方向に突出している。ボス部64は、偏心軸46の外周面を囲むように配置されている。
ブッシュアセンブリ28は、旋回スクロール49と回転軸23との間に設けられている。ブッシュアセンブリ28は、旋回スクロール49と回転軸23とを連結している。ブッシュアセンブリ28は、偏心軸46とボス部64との間に設けられたブッシュ28Aを有する。
軸受部29は、ブッシュ28Aの外周面とボス部64の内周面との間に配置されている。軸受部29には、給油ポンプ24から潤滑油が供給される。
オルダムリンク31は、端板61とメイン軸受21との間に設けられている。オルダムリンク31は、端板61に形成された溝に嵌号される突起を有する。オルダムリンク31は、旋回スクロール49の自転(偏心軸線O回りの回転)を抑制し、駆動軸の回転運動を旋回運動に変換するための部材である。
吐出弁37は、蓋部43と対向する側のカバー35の面に設けられている。吐出弁33は、吐出ポート55のそばに設置された過大圧縮防止ポートの出口側を開閉させる。吐出弁33としては、例えば、後述する吐出弁37と同様な構成とされた吐出弁を用いてもよい。
次に、図1を参照して、カバー35について説明する。
カバー35は、端板51の一面51aと対向するように、第2の空間17に設けられている。カバー35の外周部は、ケーシング11に固定されている。カバー35と蓋部43との間には、吐出配管14と連通する第1の吐出空間91(第2の空間17の一部)が形成されている。
カバー35は、蓋部43側に配置された一面35aを有する。
カバー35には、リング状凹部35A、吐出ポート35B、及びボルト孔35Cが形成されている。リング状凹部35Aは、固定スクロール48と対向する側に位置するカバー35に形成されている。リング状凹部35Aには、環状突出部54が挿入されている。
カバー35と端板51との間には、環状突出部54で囲まれた第2の吐出空間92(第2の空間17の一部)が形成されている。
吐出ポート35Bは、カバー35の中央部を軸線O方向に貫通するように形成されている。吐出ポート35Bは、一方の端が第1の吐出空間91に連通しており、他方の端が第2の吐出空間92に連通している。
ボルト孔35Cは、吐出ポート35Bの外側に位置するカバー35の面35a側に形成されている。
次に、図1〜図8を用いて、吐出弁37について説明する。
まず、図に使用している各記号について、説明する。図1〜図8において、同一構成部分には同一符号を付す。図2〜図5において、dは吐出ポート35Bの内径(以下、「内径d」という)を示している。図2〜図5において、Cは吐出ポート35Bの中心軸(以下、「中心軸C」という)を示している。図2〜図4において、Cは第1の頭部81の中心位置(以下、「中心位置C」という)、Cは第2の頭部85の中心位置(以下、「中心位置C」という)をそれぞれ示している。
また、図3〜図8において、Y方向はX方向及びZ方向(図1、図2、及び図5参照)に対して直交する方向(第1及び第2の首部83,87の幅W1,W2方向)を示している。
図3において、D2は第2の頭部85の幅(以下、「幅D2」という)、W2は第2の首部87の幅(以下、「幅W2」という)をそれぞれ示している。図4において、D1は第1の頭部81の幅(以下、「幅W1」という)、W1は第1の首部83の幅(以下、「幅W1」という)をそれぞれ示している。
吐出弁37は、第1の弁体71と、第2の弁体72と、リテーナ74と、固定部材であるボルト75と、を有する。
第1の弁体71は、面71aと、面71bと、第1の頭部81と、第1の固定部82と、第1の首部83と、を有する。
面71aは、端板35の一面35aと接触する面である。面71bは、面71aの反対側に配置された面である。
第1の頭部81は、平面視した状態において、中心位置Cを中心とする円形とされている。第1の頭部81の幅D1(本実施形態の場合、直径)は、吐出ポート35Bの内径dよりも大きくなるように構成されている。
このように、第1の頭部81の幅D1を吐出ポート35Bの内径dよりも大きくすることで、吐出ポート35Bの周囲に位置する一面35aと第1の頭部81とを接触させることが可能となり、吐出ポート35Bの出口を塞ぐことができる。
そして、スクロール圧縮部26内での流体の圧縮が完了して第1の頭部81が一面35aから離れる方向に移動させられることで、吐出ポート35Bの出口が開かれ、高圧流体が高圧室17に吐出される。
第1の固定部82の中央部には、ボルト挿入孔82Aが形成されている。第1の固定部82は、ボルト挿入孔82Aがボルト孔35Cを露出するように一面35aに配置されている。
第1の首部83は、X方向に延びており、第1の頭部81と第1の固定部82との間に配置されている。第1の首部83は、X方向一方側端部が第1の頭部81と接続されており、X方向他方側端部が第1の固定部82と接続されている。
第1の首部83の幅W1は、第1の頭部81の幅D1よりも狭くなるように構成されている。第1の首部83の幅W1は、所定のばね定数を得ることが可能な大きさとされている。
第1の首部83の幅W1、及び第1の頭部81の幅D1は、例えば、下記(4)式を満たすように設定することが好ましい。
1/3<W1/D1<1 ・・・(4)
例えば、W1/D1が1/3よりも小さいと、第1の頭部81の幅D1に対して第1の首部83の幅W1が小さくなりすぎるため、第1の首部83がねじれ、強度不足となる可能性がある。
また、W1が大きいと、弁体のばね定数が大きくなり、吐出される流体に対する追従性が悪くなる可能性がある。
したがって、上記(4)式を満たすように、第1の頭部81の幅D1、及び第1の首部83の幅W1を設定することで、吐出される流体に対する追従性を確保した上で、第1の首部83がねじれる可能性を低くすることができる。
第2の弁体72は、第1の弁体71の面71bに配置されている。第2の弁体72は、面72aと、面72bと、第2の頭部85と、第2の固定部86と、第2の首部87と、を有する。
面72aは、第1の弁体71の面71bと接触する面である。面72bは、面72aの反対側に配置された面である。
第2の頭部85は、平面視した状態において、中心位置Cを中心とする円形とされている。第2の頭部85の面72aは、第1の頭部81の面71b全体を覆うように面71bと接触している。
第2の頭部85は、第1の頭部81の外周縁から外側にはみ出す大きさとされている。第2の頭部85の幅D2(本実施形態の場合、直径)は、第1の頭部81の幅D1よりも大きくなるように構成されている。
このように、第1の頭部81の面71bに配置され、第1の頭部81の外周縁から外側にはみ出す大きさとされた第2の頭部85を含む第2の弁体72を有することで、第1及び第2の弁体71,72をカバー35(ベース部材)に固定する際に、第1の頭部81の中心位置Cに対して第2の頭部85の中心位置Cがずれて固定された場合(例えば、中心位置Cに対して中心位置CがX方向一方側にずれた状態で固定された場合(図7参照)や中心位置Cに対して中心位置CがX方向一方側にずれて固定された場合(図8参照))でも、第1の頭部81の面71b全体を第2の頭部85で覆うことが可能となる。
これにより、第1の頭部81の中心位置Cに対する第2の頭部85の中心位置Cの位置ずれ量の許容範囲を大きくすることが可能となるので、カバー35に対する第1及び第2の弁体71,72の取り付け作業(固定作業)を容易に行うことができる。
例えば、第2の頭部85の外形サイズよりも第1の頭部81の外形サイズを大きくした場合、吐出ポート35Bの出口に対して第1の頭部81のサイズが大きくなるため、第1の頭部81を介して、吐出ポート35Bの出口の位置を確認することが困難となる。
一方、本実施形態のように、第1の頭部81の外形サイズよりも第2の頭部85の外形サイズを大きくすることで、吐出ポート35Bの出口に対する第2の頭部85の位置を確認しやすくなるため、カバー35に対する第2の弁体72の取り付け作業(固定作業)を容易に行うことができる。
また、第1の頭部81に対して第2の頭部85がずれて固定された場合でも、第1の頭部81の面71b全体が第2の頭部85で覆われるため、第1の頭部81の強度の低下を抑制することができる。
第2の固定部86は、第1の固定部82の面71b上に配置されている。第2の固定部86の中央部には、第1の固定部82に形成されたボルト挿入孔82Aを露出するボルト挿入孔86Aが形成されている。
第2の固定部86の外形は、例えば、第1の固定部82の外形と同様な形状とすることが可能である。
第2の首部87は、X方向に延びており、第2の頭部85と第2の固定部86との間に配置されている。第2の首部87は、X方向一方側端部が第2の頭部85と接続されており、X方向他方側端部が第2の固定部86と接続されている。
第2の首部87の幅W2は、第2の頭部85の幅D2よりも狭くなるように構成されている。第2の首部87の幅W2は、所定のばね定数を得ることが可能な大きさとされている。
第2の首部87の幅W2、及び第2の頭部85の幅D2は、例えば、下記(5)式を満たすように設定するとよい。
1/3<W2/D2<1 ・・・(5)
例えば、W2/D2が1/3よりも小さいと、第2の頭部85の幅D2に対して第2の首部87の幅W2が小さくなりすぎるため、第2の首部87がねじれ、強度不足となる
可能性がある。
また、W2が大きいと、弁体のばね定数が大きくなり、吐出される流体に対する追従性が悪くなる可能性がある。
したがって、上記(5)式を満たすように、第2の頭部85の幅D2、及び第2の首部87の幅W2を設定することで、吐出される流体に対する追従性を確保した上で、第2の首部87がねじれる可能性を低くすることができる。
第1の頭部81の幅D1、第2の頭部85の幅D2、及び吐出ポート35Bの内径dは、例えば、下記(6)式を満たすように設定するとよい。
D1/d<D2/d<2 ・・・(6)
例えば、D1/dがD2/dよりも大きいと第1の頭部81が第2の頭部85よりも大きくなるため、第2の頭部85が第1の頭部81の面71b全体を覆うことが困難となる。
また、D2/dが2よりも大きいと、吐出ポート35Bの内径dに対して第2の頭部85の幅W2が大きくなりすぎるため、吐出ポート35Bの出口を開く際に開き遅れが発生する可能性がある。
したがって、上記(6)式を満たすように、第1の頭部81の幅D1、第2の頭部の幅D2、及び吐出ポート35Bの内径dを設定することで、第2の頭部85が第1の頭部81の面71b全体を覆った上で、第2の弁体72の開き遅れを抑制することができる。
リテーナ74は、X方向他方側にボルト挿入孔74Aが形成された板状の部材である。リテーナ74は、ボルト挿入孔74Aがボルト挿入孔86Aを露出するように、第2の弁体72上に配置されている。
リテーナ74は、第1及び第2の弁体71,72の最大開度を設定するための部材である。リテーナ74は、第1及び第2の弁体71,72よりも高い剛性を有する。
ボルト75は、軸部75Aがボルト挿入孔74A,82A,86Aに挿入された状態でボルト孔35Cに締結されている。これにより、第1の弁体71、第2の弁体72、及びリテーナ74は、カバー35に対して片持ち梁状に固定されている。
また、平面視円形とされた第1及び第2の頭部81,85は、例えば、図3に示すように、吐出ポート35Bの中心軸Cを中心とする同心円状に配置(つまり、中心位置C,Cが中心軸Cと一致するように配置)させることが好ましい。
一方で、組立時に第1の頭部81に対して第2の頭部85が第1の頭部81の径方向(X方向及びY方向も含む方向)にずれた場合でも、本実施形態の吐出弁37であれば、第2の頭部85により第1の頭部81の面71b全体を覆うことが可能となるので、第1の頭部81に対する第2の頭部85の位置ずれに起因する第1の頭部81の強度の低下を抑制することができる。
上記構成とされた吐出弁37が開かれると、第2の吐出空間92に吐出された圧縮後の流体が第1の吐出空間91に流れ、その後、吐出配管14を介して、凝縮器などのシステム側(図示せず)に供給される。
本実施形態のスクロール圧縮機10によれば、第1の頭部81の面71bに配置され、第1の頭部81の外周縁から外側にはみ出す大きさとされた第2の頭部85を含む第2の弁体72を有することで、第1及び第2の弁体71,72をベース部材(端板51またはカバー35)に固定する際に、第1の頭部81の中心位置Cに対して第2の頭部85の中心位置Cがずれて固定された場合(例えば、中心位置Cに対して中心位置CがX方向一方側にずれた状態で固定された場合(図7参照)や中心位置Cに対して中心位置CがX方向一方側にずれて固定された場合(図8参照))でも、第1の頭部81の面71b全体を第2の頭部85で覆うことが可能となる。
これにより、第1の頭部81の中心位置Cに対する第2の頭部85の中心位置Cの位置ずれ量の許容範囲を大きくすることが可能となるので、ベース部材に対する第1及び第2の弁体71,72の取り付け作業(固定作業)を容易に行うことができる。
例えば、第2の頭部85の外形サイズよりも第1の頭部81の外形サイズを大きくした場合、吐出ポート35B,55の出口に対して第1の頭部81のサイズが大きくなるため、第1の頭部81を介して、吐出ポート35B,55の出口の位置を確認することが困難となる。
一方、本実施形態のように、第1の頭部81の外形サイズよりも第2の頭部85の外形サイズを大きくすることで、吐出ポート35B,55の出口に対する第2の頭部85の位置を確認しやすくなるため、ベース部材に対する第2の弁体72の取り付け作業(固定作業)を容易に行うことができる。
また、第1の頭部81に対して第2の頭部85がずれて固定された場合でも、第1の頭部81の面71b全体が第2の頭部85で覆われるため、第1の頭部81の強度の低下を抑制することができる。
ここで、図9を参照して、本実施形態の第1の変形例に係る吐出弁100について説明する。図9では、説明の便宜上、吐出弁100を構成するリテーナ74(図2参照)の図示を省略する。図9において、図3及び図4に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
吐出弁100は、本実施形態の吐出弁37を構成する第2の弁体72に替えて、第2の弁体103を有すること以外は、吐出弁37と同様に構成されている。
第2の弁体103は、第2の弁体72を構成する第2の頭部85に替えて、第2の頭部104を有すること以外は、第2の弁体72と同様に構成されている。
第2の頭部104は、第1の頭部81の外周縁から外側にはみ出す大きさとされている。第2の頭部104は、第1の頭部81の面71bを覆うように配置されている。第2の頭部104は、矩形とされている。第2の頭部104は、Y方向の幅が幅D2とされている。第2の頭部104は、X方向の幅の方がY方向の幅D2よりも小さくなるように構成されている。
このような構成とされた第2の弁体103を含む吐出弁100は、先に説明した吐出弁37と同様な効果を得ることができる。また、一例として、第2の頭部104の形状が矩形の場合を例に挙げて説明したが、例えば、第2の頭部104のX方向の両端部を円弧形状としてもよい。
次に、図10を参照して、本実施形態の第2の変形例に係る吐出弁110について説明する。図10では、説明の便宜上、吐出弁110を構成するリテーナ74(図2参照)の図示を省略する。図10において、図3及び図4に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
吐出弁110は、本実施形態の吐出弁37を構成する第2の弁体72に替えて、第2の弁体113を有すること以外は、吐出弁37と同様に構成されている。
第2の弁体113は、第2の弁体72を構成する第2の頭部85に替えて、第2の頭部114を有すること以外は、第2の弁体72と同様に構成されている。
第2の頭部114は、第1の頭部81の外周縁から外側にはみ出す大きさとされている。第2の頭部114は、第1の頭部81の面71bを覆うように配置されている。第2の頭部114は、矩形とされている。第2の頭部104は、X方向の幅が幅D2とされている。第2の頭部114は、Y方向の幅の方がX方向の幅D2よりも小さくなるように構成されている。
このような構成とされた第2の弁体113を含む吐出弁110は、先に説明した吐出弁37と同様な効果を得ることができる。また、一例として、第2の頭部114の形状が矩形の場合を例に挙げて説明したが、例えば、第2の頭部114のY方向の両端部を円弧形状としてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、本実施形態では、一例として、平面視した状態で、中心位置Cと中心位置Cとの位置を一致させた場合を例に挙げて説明したが、第1の頭部81が第2の頭部85に覆われていれば、平面視した状態で、中心位置Cと中心位置Cとの位置が異なっていてもよい。
また、上記実施形態では、圧縮機の一例として、スクロール圧縮機10を例に挙げて説明したが、上述した吐出弁37,100,110は、スクロール圧縮機10以外の圧縮機(例えば、ロータリ圧縮機)にも適用可能である。
10…スクロール圧縮機
11…ケーシング
12…吸入配管
14…吐出配管
16…第1の空間
17…第2の空間
21…メイン軸受
22…サブ軸受
23…回転軸
24…給油ポンプ
25…駆動部
25A…ロータ
25B…ステータ
26…スクロール圧縮部
26A…圧縮室
28…ブッシュアセンブリ
28A…ブッシュ
29…軸受部
31…オルダムリンク
33,37,100,110…吐出弁
35…カバー
35a,51a,61a…一面
35A…リング状凹部
35B,55…吐出ポート
35C…ボルト孔
41…筒状部
42…底部
43…蓋部
45…回転軸本体
45A…一方の端部
45B…他方の端部
46…偏心軸
48…固定スクロール
49…旋回スクロール
51,61…端板
51b,61b…他面
53…固定ラップ
54…環状突出部
62…旋回ラップ
64…ボス部
71…第1の弁体
71a,71b,72a,72b…面
72,103,113…第2の弁体
74…リテーナ
74A,82A,86A…ボルト挿入孔
75…ボルト
75A…軸部
81…第1の頭部
82…第1の固定部
83…第1の首部
85,104,114…第2の頭部
86…第2の固定部
87…第2の首部
91…第1の吐出空間
92…第2の吐出空間
A…領域
…中心軸
,C…中心位置
d…内径
D1,D2,W1,W2…幅
…軸線
…偏心軸線

Claims (5)

  1. ケーシングと、
    ケーシング内に収容され、流体を圧縮する圧縮部と、
    圧縮された前記流体を吐出する吐出ポートが形成されたベース部材と、
    前記ベース部材に設けられ、前記吐出ポートの出口を開閉させる吐出弁と、
    を備え、
    前記吐出弁は、前記吐出ポートの出口側に位置する前記ベース部材の一面と接触することで、前記吐出ポートの出口を塞ぐ第1の頭部、前記ベース部材に固定される第1の固定部、及び前記第1の頭部と前記第1の固定部とを接続するとともに、前記第1の頭部よりも幅の狭い第1の首部を含む第1の弁体と、
    前記ベース部材の一面と接触する面とは反対側に位置する前記第1の頭部の面に配置され、前記第1の頭部の外周縁から外側にはみ出す大きさとされた第2の頭部、前記ベース部材の一面と接触する面とは反対側に位置する前記第1の固定部の面に配置され、前記ベース部材に固定される第2の固定部、及び前記ベース部材の一面と接触する面とは反対側に位置する前記第1の首部の面に配置され、幅が前記第1の首部の幅と等しい第2の首部を含む第2の弁体と、
    前記第1及び第2の固定部を前記ベース部材に固定する固定部材と、
    を有する圧縮機。
  2. 前記第1の首部の幅をW1、前記第1の頭部の幅をD1としたとき、下記(1)式を満たす請求項1記載の圧縮機。
    1/3<W1/D1<1 ・・・(1)
  3. 前記第2の首部の幅をW2とし、前記第2の頭部の幅をD2としたき、下記(2)式を満たす請求項1または2記載の圧縮機。
    1/3<W2/D2<1 ・・・(2)
  4. 前記吐出ポートの内径をdとしたとき、前記第1の頭部の幅D1、及び前記第2の頭部の幅D2が下記(3)式を満たす請求項1から3のうち、いずれか一項記載の圧縮機。
    D1/d<D2/d<2 ・・・(3)
  5. 前記第1の頭部及び前記第2の頭部の形状は、平面視した状態で円形とされており、
    前記第1の頭部及び前記第2の頭部は、前記吐出ポートの中心軸を中心とする同心円状に配置されている請求項1から4のうち、いずれか一項記載の圧縮機。
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