JP2020063220A - 殺菌剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】殺菌成分として次亜塩素酸や酸を含まない低刺激性の殺菌剤組成物を提供する。【解決手段】殺菌成分として(A)炭素数7〜9の芳香族スルホン酸塩から選ばれた1種又は2種以上と、(B)R1O−(CH2CH2O)n−H(式中、R1はフェニル基、n−ブチル基のいずれかを表す。nは1または2を表す。)またはR2O−(C3H6O)n−H(式中、R2は水素原子、メチル基、n−プロピル基、n−ブチル基のいずれかを表す。nは1〜3の自然数を表す。但し、R2が水素原子であるのはnが1または3のときのみであり、R2がメチル基であるのはnが2または3のときのみである。)で表されるグリコールまたはグリコールエーテル、およびベンジルアルコールからなるアルコール系溶媒から選ばれた1種又は2種以上と、を水に混合してなる殺菌剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、殺菌成分を水溶液中に配合して成る殺菌剤組成物に関する。
浴室・トイレ、キッチン等のタイル、目地、プラスチックに付着する汚れの中には、細菌やカビによって発生する汚れやぬめりなどがある。このような細菌やカビによる汚れは、次亜塩素酸塩を主成分とする液体洗浄剤などで、日常的に殺菌を行うことで、発生を予防することができる。しかし、次亜塩素酸製剤は、酸性タイプの漂白剤等と混用すると危険な塩素ガスを発生することから、本来的には使用を制限すべき製品であるが、他に置き換える製品が存在しないため現在でも広く使用されている。こうした現状から、安全性が高く、且つ殺菌効果の高い洗浄剤が要望されている。
そこで、次亜塩素酸以外の殺菌成分を配合した水系洗浄剤が種々提案されている。例えば、特許文献1には、アルキルアミンオキシド、アニオン界面活性剤、殺生物剤、および二価の金属塩を含む洗浄及び消毒用液体組成物が開示されている。また、液体組成物がヒドロトロープおよびグリコールエーテル系有機溶媒を含むことも記載されている。
また、特許文献2には、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩およびアリールスルホン酸塩から選択されるアニオン性界面活性剤と、酸と、アルコール溶媒と、を含む殺生物性清浄剤組成物が開示されている。
また、特許文献3には、有機カルボン酸と、脂肪族アルコール類及びグリコールエーテル類からなる群から選択される難溶性の一価溶媒と、を含有する抗菌洗浄組成物が開示されている。さらに特許文献4には、プロテアーゼを含む一種以上の酵素、水溶性グリコールエーテル溶媒を含む溶媒系、少なくとも一種のアニオン性ヒドロトロープ剤を含む洗浄用液体組成物が開示されている。
特開2017−71800号公報 特表2003−535959号公報 特表2004−523616号公報 特表2009−543904号公報
上述した特許文献1〜4には、ヒドロトロープ剤と、アルコールまたはグリコールエーテルとを含有する殺菌剤組成物が開示されている。しかしながら、特許文献1〜4では、殺菌成分等の他の成分を水に溶解させるためにヒドロトロープ剤、アルコールまたはグリコールエーテルを含むアルコール系溶媒を配合しており、殺菌成分として特定のスルホン酸塩と特定のアルコール系溶媒を用いるという技術的思想は何ら示唆されていなかった。
本発明は、上記問題点に鑑み、殺菌成分として次亜塩素酸や酸を含まない低刺激性の殺菌剤組成物を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、殺菌成分として(A)炭素数7〜9の芳香族スルホン酸塩から選ばれた1種又は2種以上と、(B)以下の化学式(1)または(2)で表されるグリコールまたはグリコールエーテル、およびベンジルアルコールからなるアルコール系溶媒から選ばれた1種又は2種以上と、を水に混合してなる殺菌剤組成物である。
1O−(CH2CH2O)n−H・・・(1)
(式中、R1はフェニル基、n−ブチル基のいずれかを表す。nは1または2を表す。)
2O−(C36O)n−H・・・(2)
(式中、R2は水素原子、メチル基、n−プロピル基、n−ブチル基のいずれかを表す。nは1〜3の自然数を表す。但し、R2が水素原子であるのはnが1または3のときのみであり、R2がメチル基であるのはnが2または3のときのみである。)
また本発明は、上記構成の殺菌剤組成物において、前記芳香族スルホン酸塩が、キシレンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、メシチレンスルホン酸ナトリウムから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の殺菌剤組成物において、前記芳香族スルホン酸塩が、o−キシレンスルホン酸ナトリウム、m−キシレンスルホン酸ナトリウム、o−トルエンスルホン酸ナトリウム、m−トルエンスルホン酸ナトリウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、m−クメンスルホン酸ナトリウム、p−クメンスルホン酸ナトリウム、メシチレンスルホン酸ナトリウムから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の殺菌剤組成物において、前記グリコールまたはグリコールエーテルが、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の殺菌剤組成物において、前記芳香族スルホン酸塩がキシレンスルホン酸ナトリウムであり、前記アルコール系溶媒がジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の殺菌剤組成物において、前記芳香族スルホン酸塩がメシチレンスルホン酸ナトリウムであり、前記アルコール系溶媒がエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコール、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の殺菌剤組成物において、前記芳香族スルホン酸塩がクメンスルホン酸ナトリウムであり、前記アルコール系溶媒がエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコール、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の殺菌剤組成物において、前記芳香族スルホン酸塩の配合量が0.3質量%以上であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の殺菌剤組成物において、前記アルコール系溶媒の配合量が0.3質量%以上であることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、殺菌成分として(A)炭素数7〜9の芳香族スルホン酸塩から選ばれた1種又は2種以上と、(B)化学式(1)または(2)で表されるグリコールまたはグリコールエーテル、およびベンジルアルコールから選ばれた1種又は2種以上と、を水に混合することにより、殺菌成分として次亜塩素酸や酸を含まず低刺激性であり、且つ高い殺菌力を備えた殺菌剤組成物となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の殺菌剤組成物において、芳香族スルホン酸塩として、キシレンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、メシチレンスルホン酸ナトリウムから選ばれた1種又は2種以上を用いることにより、殺菌効果が高く安全性にも優れた殺菌剤組成物となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の殺菌剤組成物において、芳香族スルホン酸塩として、o−キシレンスルホン酸ナトリウム、m−キシレンスルホン酸ナトリウム、o−トルエンスルホン酸ナトリウム、m−トルエンスルホン酸ナトリウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、m−クメンスルホン酸ナトリウム、p−クメンスルホン酸ナトリウム、メシチレンスルホン酸ナトリウムから選ばれた1種又は2種以上を用いることにより、より殺菌効果が高く安全性にも優れた殺菌剤組成物となる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第2又は第3の構成の殺菌剤組成物において、グリコールまたはグリコールエーテルとして、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、から選ばれた1種又は2種以上を用いることにより、より殺菌効果が高く安全性にも優れた殺菌剤組成物となる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第4の構成の殺菌剤組成物において、芳香族スルホン酸塩として、化学製品として汎用されており入手が容易なキシレンスルホン酸ナトリウムを用い、アルコール系溶媒としてジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールから選ばれた1種又は2種以上を用いることにより、特に殺菌成分同士の相乗効果が高く、低い配合量で殺菌効力を顕著に向上することができ、安全性やコスト面においても優れた殺菌剤組成物となる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第4の構成の殺菌剤組成物において、芳香族スルホン酸塩としてメシチレンスルホン酸ナトリウムを用い、アルコール系溶媒としてエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコール、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルから選ばれた1種又は2種以上を用いることにより、特に殺菌成分同士の相乗効果が高く、低い配合量で殺菌効力を顕著に向上することができる殺菌剤組成物となる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第4の構成の殺菌剤組成物において、芳香族スルホン酸塩としてクメンスルホン酸ナトリウムを用い、アルコール系溶媒としてエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコール、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールから選ばれた1種又は2種以上を用いることにより、特に殺菌成分同士の相乗効果が高く、低い配合量で殺菌効力を顕著に向上することができる殺菌剤組成物となる。
また、本発明の第8の構成によれば、上記第1乃至第7のいずれかの構成の殺菌剤組成物において、殺菌成分である芳香族スルホン酸塩の配合量を0.3質量%以上とすることにより、芳香族スルホン酸塩の配合量を十分な殺菌効力を発揮するために必要な配合量とすることができる。
また、本発明の第9の構成によれば、上記第1乃至第8のいずれかの構成の殺菌剤組成物において、殺菌成分であるアルコール系溶媒の配合量を0.3質量%以上とすることにより、アルコール系溶媒の配合量を十分な殺菌効力を必要な配合量とすることができる。
以下、本発明の殺菌剤組成物について詳細に説明する。本発明の殺菌剤組成物は、殺菌成分として、(A)炭素数7〜9の芳香族スルホン酸塩から選ばれる1種又は2種以上と、(B)特定のグリコールまたはグリコールエーテル、およびベンジルアルコールから選ばれる1種又は2種以上と、を水に混合して水溶液としたものである。
本発明の殺菌剤組成物に殺菌成分として配合される(A)炭素数7〜9の芳香族スルホン酸塩は、分子中に親水基と親油基を有し、他の有機化合物を水あるいは塩類の水溶液中に高濃度に溶かす性質を有する。この性質を利用して、従来、有機化合物の水に対する溶解度を高めて温度変化による粘性の変化や有機化合物の析出を防止するヒドロトロープ剤として芳香族スルホン酸塩を配合することは知られていた。しかし、芳香族スルホン酸塩と、後述するアルコール系溶媒とを併用することで、相乗的に殺菌効果を発揮することは、本発明者らによって初めて発見された知見である。
本発明の殺菌剤組成物に配合される炭素数7〜9の芳香族カルボン酸塩としては、キシレンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、メシチレンスルホン酸ナトリウムが挙げられる。キシレンスルホン酸ナトリウムの具体例としては、o−キシレンスルホン酸ナトリウム、m−キシレンスルホン酸ナトリウムが挙げられる。トルエンスルホン酸ナトリウムの具体例としては、o−トルエンスルホン酸ナトリウム、m−トルエンスルホン酸ナトリウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウムが挙げられる。クメンスルホン酸ナトリウムの具体例としては、m−クメンスルホン酸ナトリウム、p−クメンスルホン酸ナトリウムが挙げられる。これらの芳香族スルホン酸塩は単独で用いても良いし、2種以上を混合して用いても良い。
上記の芳香族スルホン酸塩の中でも、特に、化学製品として汎用されており入手が容易で、且つ高い殺菌効力を有するキシレンスルホン酸ナトリウム、低い配合量で高い殺菌効力を発揮するクメンスルホン酸ナトリウム、メシチレンスルホン酸ナトリウムが好ましい。キシレンスルホン酸ナトリウムの中ではm−キシレンスルホン酸ナトリウムが好ましい。クメンスルホン酸ナトリウムの中ではp−クメンスルホン酸ナトリウムが好ましい。
本発明の殺菌剤組成物における芳香族スルホン酸塩の配合量は、特に限定されないものの、配合量が少なすぎる場合は十分な殺菌効果が得られない可能性がある。十分な殺菌効果を得るためには、後述の実施例において示すように、芳香族スルホン酸塩を殺菌剤組成物全体に対して0.3質量%以上配合することが好ましい。
本発明の殺菌剤組成物に殺菌成分として配合される(B)アルコール系溶媒は、以下の化学式(1)または(2)で表されるグリコールまたはグリコールエーテル、およびベンジルアルコールから選ばれた1種又は2種以上からなる。
1O−(CH2CH2O)n−H・・・(1)
(式中、R1はフェニル基、n−ブチル基のいずれかを表す。nは1または2を表す。)
2O−(C36O)n−H・・・(2)
(式中、R2は水素原子、メチル基、n−プロピル基、n−ブチル基のいずれかを表す。nは1〜3の自然数を表す。但し、R2が水素原子であるのはnが1または3のときのみであり、R2がメチル基であるのはnが2または3のときのみである。)
グリコールまたはグリコールエーテルの具体例としては、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルが挙げられる。
本発明の殺菌剤組成物におけるアルコール系溶媒の配合量は、特に限定されないものの、配合量が少なすぎる場合は十分な殺菌効果が得られない可能性がある。十分な殺菌効果を得るためには、後述の実施例において示すように、アルコール系溶媒を殺菌剤組成物全体に対して0.3質量%以上配合することが好ましい。
また、特定の芳香族スルホン酸塩と特定のアルコール系溶媒との組み合わせによって、殺菌効力が顕著に向上する。後述の実施例において示すように、芳香族スルホン酸塩としてキシレンスルホン酸ナトリウムを用い、アルコール系溶媒としてジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールを用いた場合、芳香族スルホン酸塩としてメシチレンスルホン酸ナトリウムを用い、アルコール系溶媒としてエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコール、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルを用いた場合、および芳香族スルホン酸塩としてクメンスルホン酸ナトリウムを用い、アルコール系溶媒としてエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコール、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールを用いた場合に顕著な殺菌効力が認められる。
本発明の殺菌剤組成物には、必要に応じて界面活性剤を配合することができる。例えば、殺菌成分として配合する芳香族スルホン酸塩の水に対する溶解度がさほど高くない場合であって、芳香族スルホン酸塩の配合量を増加させたい場合に界面活性剤を配合する。また、界面活性剤には泡を発生する性質(泡立ち性)があり、泡立ち性に優れた界面活性剤を使用することで、本発明の殺菌剤組成物をトリガースプレー等で壁面にスプレーしたときの液ダレを抑制するとともに塗布領域も視認しやすくなる。
殺菌成分として配合される芳香族スルホン酸塩は、一般的なアニオン界面活性剤と異なり、 ノニオン界面活性剤などと併用しても泡切れを悪くしにくい 。また、カチオン界面活性剤と共存しても沈殿を生じにくい。そのため、本発明の殺菌剤組成物に配合される界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤のいずれも好適に用いられる。本発明の殺菌剤組成物中における界面活性剤の配合量は、特に限定されないものの、0.1重量%以上10重量%以下であることが好ましい。
アニオン界面活性剤の例としては、例えば脂肪酸石けん、アルキルベンゼンスルホン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、α―オレフィンスルホン酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩などが挙げられる。
カチオン界面活性剤の例としては、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、塩化ベンザルコニウム等の第4級アンモニウム塩が挙げられる。
ノニオン界面活性剤の例としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシドなどが挙げられる。
両性界面活性剤の例としては、ベタイン型界面活性剤が挙げられる。具体的には、ラウリル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ラウリルアミドプロピル−N,N−ジメチル酢酸ベタイン、ヤシアルキルアミドプロピル−N,N−ジメチルヒドロキシプロピルスルホベタイン等が挙げられる。
本発明の殺菌剤組成物は、水系タイプであり、溶媒としては主に水が用いられる。水としては、イオン交換水や逆浸透膜水等の精製水や、通常の水道水や工業用水、海洋深層水等が挙げられる。
更に、本発明の殺菌剤組成物には、その他の成分として、必要に応じて、無機抗菌剤、有機抗菌剤、防藻剤、防錆剤、溶剤、キレート剤、香料、消臭成分等を、本発明の効果を損なわない範囲で配合することにより、抗菌効果、防藻効果、防錆効果、洗浄効果、芳香性、消臭性等を付与するようにしてもよい。
こうして得られた本発明の殺菌剤組成物を、キッチンや浴室の排水口、タイル目地等、細菌やカビの発生しやすい箇所に塗布あるいはスプレーすることで、細菌やカビを効果的に除去することができる。そして、本発明の殺菌剤組成物は、危険で取り扱いにくい次亜塩素酸殺菌剤や刺激臭のある酸性殺菌剤と異なり、安全に、かつ簡単に施用できるので極めて実用性が高いものである。
また、本発明の殺菌剤組成物は、殺菌成分として、特定の芳香族スルホン酸化合物と特定のアルコール系溶媒とを水に配合するだけの、非常に単純な組成である。そのため、製造が簡便なうえ、多くの殺菌剤で問題となる皮膚への刺激性も小さく、安全性が極めて高いものである。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。以下、実施例により本発明の効果について更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制約されるものではない。
[試験液の調製]
殺菌成分として、(A)m−キシレンスルホン酸ナトリウム(東京化成工業社製)、p−トルエンスルホン酸ナトリウム(和光純薬工業社製)、メシチレンスルホン酸ナトリウム(東京化成工業社製)、クメンスルホン酸ナトリウム(Ark Pharm,Inc製)、(B)エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル(以上、ダウ・ケミカル日本社製)、プロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ベンジルアルコール(以上、和光純薬工業社製)を表1、表2に示す配合割合(質量%)で配合し、精製水を加えて100重量%として試験液(本発明1〜37)を得た。
殺菌成分として、(A)m−キシレンスルホン酸ナトリウム(東京化成工業社製)、p−トルエンスルホン酸ナトリウム(和光純薬工業社製)、メシチレンスルホン酸ナトリウム(東京化成工業社製)、クメンスルホン酸ナトリウム(Ark Pharm,Inc製)、(B)プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル(以上、ダウ・ケミカル日本社製)、エタノール、イソプロパノール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ベンジルアルコール(以上、和光純薬工業社製)を表3、表4に示す配合割合(質量%)で配合し、精製水を加えて100重量%として試験液(比較例1〜30)を得た。
[殺菌効果の確認試験(Staphylococcus aureus)]
本発明、比較例の試験液990μLに、黄色ブドウ球菌(S.aureus)の培養液10μLを接種してよく攪拌した後、混合液をSCDLP培地で100倍希釈した。接種から希釈までの時間は5分間とした。この希釈液を滅菌済みのプラスチックシャーレに固化させておいたSCDLP寒天培地上に100μL滴下し、コンラージ棒でよく延ばした後、37℃で培養を行い、発生するコロニー数を計測した。また、対照例(ネガティブコントロール)として試験液の代わりに滅菌水を用いたものも用意した。試験液で処理したものと対照例のコロニー数の比較により除菌率を算出した。
評価基準としては、除菌率が99%以上の場合を◎、除菌率が90%以上99%未満の場合を○、除菌率が90%未満の場合を×とした。殺菌効果の試験結果を試験液の配合と併せて表1〜表7に示す。
Figure 2020063220
※1;エチレングリコールモノフェニルエーテル
※2;ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル
※3;トリプロピレングリコール
※4;プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル
※5;ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル
Figure 2020063220
※6;ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル
※7;プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル
※8;トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル
Figure 2020063220
※9;プロピレングリコール
※10;ジプロピレングリコールモノメチルエーテル
Figure 2020063220
※11;トリプロピレングリコールモノメチルエーテル
Figure 2020063220
※12;ジプロピレングリコール
※13;プロピレングリコールモノメチルエーテル
Figure 2020063220
Figure 2020063220
表1〜表4に示すように、(A)p−トルエンスルホン酸ナトリウム、m−キシレンスルホン酸ナトリウム、メシチレンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウムから選ばれる1種以上の芳香族スルホン酸塩と、(B)エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールから選ばれる1種以上のアルコール系溶媒とを配合した本発明1〜37では、黄色ブドウ球菌(S.aureus)に対して除菌率が90%以上となった。
特に、m−キシレンスルホン酸ナトリウムと、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールのいずれかを配合した本発明2〜4、メシチレンスルホン酸ナトリウムと、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルのいずれかを配合した本発明5、6、8、9、12〜16、クメンスルホン酸ナトリウムと、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールのいずれかを配合した本発明17、20〜22、24〜27、29〜31、33、34、36、37では除菌率が99%以上となり、短時間(5分間)の処理で細菌が完全に死滅した。
また、クメンスルホン酸ナトリウムの配合量が0.3質量%、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルの配合量が5質量%である本発明22、およびクメンスルホン酸ナトリウムの配合量が0.1質量%、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテルの配合量が5質量%である比較例18の結果より、クメンスルホン酸ナトリウムの配合量が0.3質量%以上で即効的かつ十分な殺菌効果が認められた。
また、クメンスルホン酸ナトリウムの配合量が5質量%、エチレングリコールモノフェニルエーテルの配合量が0.3質量%である本発明18、およびクメンスルホン酸ナトリウムの配合量が5質量%、エチレングリコールモノフェニルエーテルの配合量が0.1質量%である比較例17の結果より、エチレングリコールモノフェニルエーテルの配合量が0.3質量%以上で即効的かつ十分な殺菌効果が認められた。
これに対し、表5〜表7に示すように、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、m−キシレンスルホン酸ナトリウム、メシチレンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウムのみを配合した比較例1〜4、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルのみを配合した比較例19〜30では除菌率が90%未満となり、殺菌効果が十分でなかった。
また、殺菌成分としてメシチレンスルホン酸ナトリウムまたはクメンスルホン酸ナトリウムと共に、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコール、グリセリン、ジプロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテルのいずれかを配合した比較例5〜16では十分な殺菌効果は認められなかった。即ち、配合するアルコール系溶媒の種類によって十分な殺菌効果が認められるものと、殺菌効果が十分でないものがあることが確認された。
以上の結果から、芳香族スルホン酸塩と、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール、トリプロピレングリコール、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールから選ばれた1種又は2種以上とを配合することで、黄色ブドウ球菌に対する殺菌成分として作用することが確認された。
本発明は、殺菌成分として次亜塩素酸や酸を含まない低刺激性であり、安全性にも優れた殺菌剤組成物であり、特にキッチンや浴室等で使用される殺菌剤組成物として好適に用いられる。

Claims (9)

  1. 殺菌成分として(A)炭素数7〜9の芳香族スルホン酸塩から選ばれた1種又は2種以上と、(B)以下の化学式(1)または(2)で表されるグリコールまたはグリコールエーテル、およびベンジルアルコールからなるアルコール系溶媒から選ばれた1種又は2種以上と、を水に混合してなる殺菌剤組成物。
    1O−(CH2CH2O)n−H・・・(1)
    (式中、R1はフェニル基、n−ブチル基のいずれかを表す。nは1または2を表す。)
    2O−(C36O)n−H・・・(2)
    (式中、R2は水素原子、メチル基、n−プロピル基、n−ブチル基のいずれかを表す。nは1〜3の自然数を表す。但し、R2が水素原子であるのはnが1または3のときのみであり、R2がメチル基であるのはnが2または3のときのみである。)
  2. 前記芳香族スルホン酸塩が、キシレンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸ナトリウム、メシチレンスルホン酸ナトリウムから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1に記載の殺菌剤組成物。
  3. 前記芳香族スルホン酸塩が、o−キシレンスルホン酸ナトリウム、m−キシレンスルホン酸ナトリウム、o−トルエンスルホン酸ナトリウム、m−トルエンスルホン酸ナトリウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、m−クメンスルホン酸ナトリウム、p−クメンスルホン酸ナトリウム、メシチレンスルホン酸ナトリウムから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする請求項2に記載の殺菌剤組成物。
  4. 前記グリコールまたはグリコールエーテルが、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の殺菌剤組成物。
  5. 前記芳香族スルホン酸塩がキシレンスルホン酸ナトリウムであり、前記アルコール系溶媒がジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする請求項4に記載の殺菌剤組成物。
  6. 前記芳香族スルホン酸塩がメシチレンスルホン酸ナトリウムであり、前記アルコール系溶媒がエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコール、トリプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする請求項4に記載の殺菌剤組成物。
  7. 前記芳香族スルホン酸塩がクメンスルホン酸ナトリウムであり、前記アルコール系溶媒がエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコール、トリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ベンジルアルコールから選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする請求項4に記載の殺菌剤組成物。
  8. 前記芳香族スルホン酸塩の配合量が0.3質量%以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の殺菌剤組成物。
  9. 前記アルコール系溶媒の配合量が0.3質量%以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の殺菌剤組成物。
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