JP2020062939A - 布バネの張り構造 - Google Patents
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Abstract
Description
このような布バネの張り構造の場合、枠組みの周囲に布バネの端縁を締結する時に、布バネを張った状態に維持しつつ、張力をかけながら枠組みに締結する作業が必要となり、かかる作業が非常に面倒であった。
このような布バネ張力付与機構は、布バネの後端縁が、座部フレームの後部に取り付けられ、布バネの前端縁は、座部フレームの前部に回転可能に設けられたアームの揺動端に取り付けられており、アームを布バネが引っ張られる方向へ回転させた後に回転を禁止することで、布バネに張力を付与するように構成されている。かかる構成では、テコの原理を利用して、布バネを張った状態に簡単に設置することができる。
従って、全体的に構成が複雑となり、部品点数が多く組付け工数も増大し、重量増加やコストアップの要因になるという問題があった。
[1]車両用シートに設けられ、弾性力を発揮する布バネ(20等)の張り構造において、
相対向して配置される一対の取付辺部(11,12等)と、各取付辺部(11,12等)の間に掛け渡された状態に装着される布バネ(20等)と、を有し、
前記布バネ(20等)は、前記各取付辺部(11,12等)に接している部分の両側で相対向する各端縁(23,24等)が、前記各取付辺部(11,12等)間における張力のみで延びた状態にあり、
前記各取付辺部(11,12等)のうち少なくとも一方は、他方に対して離隔ないし近接する方向に移動可能であり、該移動によって前記布バネ(20等)の張力を調整可能に構成されたことを特徴とする布バネ(20等)の張り構造。
前記枠体(10)のうち前記各取付辺部(11,12)の両側で相対向する他の二辺(13,14)は、それぞれの途中で各辺に沿う方向へ無段階に伸縮可能であり、該伸縮によって前記布バネ(20)の張力を調整可能に構成されたことを特徴とする前記[1]に記載の布バネ(20)の張り構造。
前記各取付辺部(111,112)の一方は、定位置に固定された他方に対して離隔ないし近接する方向へ無段階に移動可能に支持され、該移動によって前記布バネ(120)の張力を調整可能に構成されたことを特徴とする前記[1]に記載の布バネ(120)の張り構造。
前記[1]に記載の布バネ(20等)の張り構造によれば、相対向して配置される一対の取付辺部(11,12等)の間に、布バネ(20等)が掛け渡された状態に装着され、布バネ(20等)は、各取付辺部(11,12等)に接している部分の両側で相対向する各端縁(23,24等)が、各取付辺部(11,12等)間における張力のみで延びた状態にある。
図1〜図4は、本発明の第1実施の形態を示している。
本実施の形態に係る布バネ20の張り構造が適用される車両用シートは、鉄道車両等の乗物の客室内に装備されるものである。図示省略したが車両用シートは、座部の後側に背凭れが傾動可能に支持されて構成されている。以下、布バネ20の張り構造を座部に適用した例について説明する。
本実施の形態によれば、布バネ20は、矩形の枠体10のうち前後で相対向する一対の取付辺部11,12の間に掛け渡された状態に装着される。ここで布バネ20は、前後の端縁21,22が各取付辺部11,12に止着され、左右の側端縁23,24は、各取付辺部11,12間における張力のみで延びた状態にある。
本実施の形態に係る布バネ120の張り構造では、相対向して配置される一対の取付辺部111,112がそれぞれ別体として構成されており、各取付辺部111,112は、座部側のフレーム100の一部として組み付けられている。なお、本実施の形態に係る布バネ120は、前記第1実施の形態の布バネ20と基本的には同様の構成であり、重複した説明は省略して異なる点のみ説明する。
11,12…取付辺部
13,14…側辺部
20…布バネ
21…一端縁
22…他端縁
23,24…側端縁
30…アジャスタ
30a…連結ネジ
31…雄ネジ部
32…ナット部
33…ピン部
100…座部側のフレーム
101…側辺部
102…支持片
103…前辺部
104…取付枠
105…後辺部
111,112…取付辺部
120…布バネ
121…一端縁
122…他端縁
123,124…側端縁
130…アジャスタ
131…連結ネジ
132…パイプナット
Claims (6)
- 車両用シートに設けられ、弾性力を発揮する布バネの張り構造において、
相対向して配置される一対の取付辺部と、各取付辺部の間に掛け渡された状態に装着される布バネと、を有し、
前記布バネは、前記各取付辺部に接している部分の両側で相対向する各端縁が、前記各取付辺部間における張力のみで延びた状態にあり、
前記各取付辺部のうち少なくとも一方は、他方に対して離隔ないし近接する方向に移動可能であり、該移動によって前記布バネの張力を調整可能に構成されたことを特徴とする布バネの張り構造。 - 前記各取付辺部は、矩形の枠体において相対向する二辺をなす部位であり、
前記枠体のうち前記各取付辺部の両側で相対向する他の二辺は、それぞれの途中で各辺に沿う方向へ無段階に伸縮可能であり、該伸縮によって前記布バネの張力を調整可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の布バネの張り構造。 - 前記各取付辺部は、それぞれ別体として構成されており、
前記各取付辺部の一方は、定位置に固定された他方に対して離隔ないし近接する方向へ無段階に移動可能に支持され、該移動によって前記布バネの張力を調整可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の布バネの張り構造。 - 前記布バネの一端縁は、前記各取付辺部の一方に止着され、前記布バネの他端縁は、前記各取付辺部の他方に止着されていることを特徴とする請求項1,2または3に記載の布バネの張り構造。
- 前記布バネの一端縁は、前記各取付辺部の一方に止着され、前記布バネの他端縁も、該布バネの途中が前記各取付辺部の他方に巻き掛けられた状態を経て、前記各取付辺部の一方に止着されていることを特徴とする請求項1,2または3に記載の布バネの張り構造。
- 前記布バネは、無端ベルトとして形成されており、前記各取付辺部の間に巻き掛けられていることを特徴とする請求項1,2または3に記載の布バネの張り構造。
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Citations (2)
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JPH0556825A (ja) * | 1991-08-30 | 1993-03-09 | Kokuyo Co Ltd | 椅子の座 |
JPH0572250U (ja) * | 1992-03-10 | 1993-10-05 | アラコ株式会社 | クッションの支持構造 |
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2018
- 2018-10-16 JP JP2018195370A patent/JP7181755B2/ja active Active
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JPH0556825A (ja) * | 1991-08-30 | 1993-03-09 | Kokuyo Co Ltd | 椅子の座 |
JPH0572250U (ja) * | 1992-03-10 | 1993-10-05 | アラコ株式会社 | クッションの支持構造 |
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JP7181755B2 (ja) | 2022-12-01 |
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