JP2020062120A - 椅子 - Google Patents

椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP2020062120A
JP2020062120A JP2018194711A JP2018194711A JP2020062120A JP 2020062120 A JP2020062120 A JP 2020062120A JP 2018194711 A JP2018194711 A JP 2018194711A JP 2018194711 A JP2018194711 A JP 2018194711A JP 2020062120 A JP2020062120 A JP 2020062120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitted
fitting
operation member
backrest
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018194711A
Other languages
English (en)
Inventor
信雄 大沼
Nobuo Onuma
信雄 大沼
梅田 浩司
Koji Umeda
浩司 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINYUUTEKKU KK
Original Assignee
SHINYUUTEKKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINYUUTEKKU KK filed Critical SHINYUUTEKKU KK
Priority to JP2018194711A priority Critical patent/JP2020062120A/ja
Publication of JP2020062120A publication Critical patent/JP2020062120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

【課題】背もたれ部をシート部に容易に着脱可能とし、遊技場の椅子として好適に用いられる椅子を提供する。【解決手段】背もたれ部2に設けられた被嵌入部21の内部空域22に、シート部3に設けられた嵌入突部52が嵌入されて、回動操作部材41の係合部43を係合位置とすることにより、係合部43を嵌入突部52の係止部53に係止させて、嵌入突部52を被嵌入部21から抜き出し不能とする一方、係合部43を退避位置に位置変換することにより、係止部53と係止解除されて、嵌入突部52を被嵌入部21に抜き挿し可能とするようにした。かかる椅子1は、背もたれ部2を容易に取り付け及び取り外しできることから、遊技場における機台の入れ替え作業の作業効率を改善できるため、該遊技場で好適に用いられ得る。【選択図】図10

Description

本発明は、脚部に支持されたシート部と、該シート部から起立された背もたれ部とを備えた椅子に関する。
例えば、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機が設置される遊技場には、各機台の前方に椅子が配設されており、遊技者が該椅子に座って遊技を行う。こうした遊技場に配設される椅子は、遊技者が比較的長時間座っている場合もあることから、背もたれを有していることが一般的である(例えば、特許文献1)。
実用新案登録第3104224号公報
ところで、前記遊技場では、パチンコ機やスロットマシン等の機台の入れ替えが比較的頻繁に行われる。重量物である機台の取り外し作業と取り付け作業とを行う際に、機台の前方に配設された椅子が邪魔になる。しかし、一般的な遊技場では、椅子の脚部が床にボルトなどにより取り付けられていることから、機台の入れ替え毎に椅子を移動させることに手間と時間がかかる。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであって、椅子を移動させることなく、機台の入れ替え作業を実施可能な椅子を提案することを目的とするものである。
本発明の第一発明は、脚部に支持されたシート部と、該シート部から起立された背もたれ部とを備えた椅子において、前記背もたれ部の下部に設けられ、下方開口する内部空域を備えた被嵌入部と、前記シート部の後部に設けられ、前記被嵌入部の内部空域に着脱可能に嵌入される嵌入突部と、前記被嵌入部に軸支され、前記被嵌入部の内部空域に回転可能に配された係合部と該被嵌入部の外部で回転可能に配された操作部とを具備する回動操作部材と、前記嵌入突部に設けられ、前記回動操作部材の係合部が係止される係止部とを備え、前記回動操作部材の操作部が回動操作されることにより、該回動操作部材の係合部が、前記被嵌入部の内部空域に嵌入された嵌入突部の係止部に係止されて該嵌入突部を抜き出し不能とする係合位置と、該係止部に係止されることなく前記嵌入突部を前記被嵌入部に抜き挿し可能とする退避位置とに位置変換されるものであることを特徴とする椅子である。
かかる構成にあっては、回動操作部材の操作部を回動操作することにより、背もたれ部をシート部から取り外すことができる。詳述すると、本構成の椅子は、背もたれ部の被嵌入部にシート部の嵌入突部が嵌入され且つ回動操作部材の係合部が係合位置とされた状態で、該背もたれ部がシート部に一体的に取り付けられてなる。こうした状態では、当然ながら、人が座って背もたれ部にもたれかかることができる。背もたれ部を取り外す際には、回動操作部材の操作部を回動操作して係合部を退避位置とし、背もたれ部の被嵌入部からシート部の嵌入突部を抜き出すことにより、該背もたれ部をシート部から取り外すことができる。また、背もたれ部を取り付ける際には、回動操作部材の係合部を退避位置に保持した状態で、背もたれ部の被嵌入部にシート部の嵌入突部を嵌入した後に、該回動操作部材を回動操作することにより、係合部を退避位置から係合位置に位置変換する。これにより、背もたれ部がシート部と一体的に取り付けられる。
本構成は、回動操作部材の操作部を回動操作することにより、背もたれ部をシート部に取り付ける作業と取り外す作業とを容易に行うことができる。そのため、前述した遊技場での機台入れ替え作業の際に、背もたれ部を取り外すことにより、椅子を移動させること無く(脚部を床から取り外すこと無く)、該機台の入れ替えを実施できる。このように背もたれ部の取外作業と取付作業とを容易に行うことができるため、前記入れ替え作業にかかる手間と時間とを削減できる。
さらに、回動操作部材の係合部を係合位置とすることにより、背もたれ部の被嵌入部からシート部の嵌入突部を抜き挿し不能とすることから、該背もたれ部をシート部に取り付けた状態で安定させることができる。そのため、このように背もたれ部をシート部に取り付けた状態では、人が背もたれ部に安心してもたれかかることができる。
前述した第一発明の椅子にあって、シート部の後部に設けられた嵌入突部は、その上端が、該シート部の上面と略同じ高さ位置または該上面よりも低い位置となるように形成されてなるものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、背もたれ部を取り外した状態で、嵌入突部がシート部の上面よりも上方に突出しないことから、前記した機台の入れ替え作業の際に、該嵌入突部が邪魔にならない。そのため、機台の入れ替え作業の作業効率をさらに向上でき、該作業に要する時間と手間を一層削減できる。
前述した第一発明の椅子にあって、回動操作部材は、被嵌入部に回転可能に支持された支軸部と、該支軸部の上端に設けられた係合部と、該支軸部の下端に設けられた操作部とが一体的に形成されたものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、操作部と係合部とが一体に回動することから、該操作部を回動操作することにより、係合部を係合位置と退避位置とに容易かつ安定して位置変換することができる。さらに、こうした回動操作部材を適用することで、シート部の嵌入突部を背もたれ部の被嵌入部に抜き挿し可能な状態(退避位置)と抜き挿し不能な状態(係合位置)とに変換する機構を、比較的単純な構成とできる。そのため、製造にかかる時間と費用とを可及的に抑制できるという優れた利点がある。
前述した第一発明の椅子にあって、被嵌入部と嵌入突部との少なくとも一方には、回動操作部材の係止部を係合位置で保持する状態と保持解除する状態とに変換する保持手段を備えている構成が提案される。
かかる構成によれば、回動操作部材の係止部をシート部の被嵌入部の係合部に係止した状態で保持できることから、背もたれ部とシート部に取り付けた状態で安定して保持できる。このように回動操作部材の係止部を係合位置で保持することにより、不意に背もたれ部がシート部に対して外れてしまうことを防止できるため、背もたれ部に安心してもたれかかることができる。
一方、本発明の第二発明は、脚部に支持されたシート部と、該シート部から起立された背もたれ部とを備えた椅子において、前記背もたれ部の下部に設けられ、下方開口する内部空域を備えた被嵌入部と、前記シート部の後部に設けられ、前記被嵌入部の内部空域に着脱可能に嵌入される嵌入突部と、前記嵌入突部に軸支され、該嵌入突部が前記被嵌入部の内部空域に嵌入された状態で、該内部空域に回転可能に位置する係合部と、該被嵌入部の外部に回転可能に位置する操作部とを具備する回動操作部材と、前記被嵌入部に設けられ、前記嵌入突部が該被嵌入部の内部空域に嵌入された状態で、前記回動操作部材の係合部が係止される係止部とを備え、前記回動操作部材の操作部が回動操作されることにより、該回動操作部材の係合部は、前記被嵌入部の内部空域に前記嵌入突部が嵌入された状態で該被嵌入部の係止部に係止されて該嵌入突部を抜き出し不能とする係合位置と、該係止部に係止されることなく前記嵌入突部を前記被嵌入部に抜き挿し可能とする退避位置とに位置変換されるものであることを特徴とする椅子である。
かかる構成にあっては、前述の第一発明と同様に、背もたれ部の被嵌入部にシート部の嵌入突部が嵌入された状態で、回動操作部材の操作部を回動操作して係合部を係合位置とすることにより、該背もたれ部がシート部に一体的に取り付けられる。そして、背もたれ部を取り外す際には、回動操作部材の操作部を回動操作して係合部を退避位置とし、背もたれ部の被嵌入部からシート部の嵌入突部を抜き出すことにより、該背もたれ部をシート部から取り外すことができる。また、背もたれ部を取り付ける際にあっても、前記第一発明と同様である。こうした第二発明によれば、回動操作部材の操作部を回動操作することにより、背もたれ部をシート部に取り付ける作業と取り外す作業とを容易に行うことができる。そのため、前述の第一発明と同様に、前述した遊技場での機台入れ替え作業にかかる手間と時間とを削減できる。
さらに、回動操作部材の係合部を係合位置とすることにより、背もたれ部をシート部に取り付けた状態で安定させることができるため、人が背もたれ部に安心してもたれかかることができる。
こうした第二発明にあって、嵌入突部は、その上端が、該シート部の上面と略同じ高さ位置または該上面よりも低い位置となるように形成されてなる構成が好適である。この構成にあっても、第一発明に適用した場合と同様の作用効果を奏し得る。
また、第二発明にあって、回動操作部材は、嵌入突部に回転可能に支持された支軸部と、該支軸部の上端に設けられた係合部と、該支軸部の下端に設けられた操作部とが一体的に形成された構成が好適である。この構成にあっても、第一発明に適用した場合と同様の作用効果を奏し得る。
また、第二発明にあって、被嵌入部と嵌入突部との少なくとも一方には、回動操作部材の係止部を係合位置で保持する状態と回転可能な状態とに変換する保持手段を備えている構成が提案される。この構成にあっても、第一発明に適用した場合と同様の作用効果を奏し得る。
前述した本発明の椅子によれば、背もたれ部をシート部に取り付ける作業と取り外す作業とを容易に行うことができる。そのため、本発明の椅子を遊技場に設置した場合に、背もたれ部の取り外しと取り付けとを行うことによって、該椅子を移動させること無く、機台の入れ替え作業を実施できることから、該入れ替え作業に要する時間と手間とを大きく削減できる。
本発明にかかる実施例1の椅子1の、(A)正面図と、(B)背面図である。 同上の椅子1の側面図である。 同上の椅子1の、背もたれ部2をシート部3から取り外した状態を示す側面図である。 背もたれ部2の下部を示す拡大背面図である。 (A)被嵌入部21を上方からみた説明図と、(B)下方からみた説明図である。 被嵌入部21の、図4におけるP−P線断面図である。 被嵌入部21の、図5におけるN−N線断面図である。 回動操作部材41を示す、(A)側面図と、(B)正面図である。 嵌入突部52の、(A)平面図と、(B)背面図と、(C)側面図である。 回動操作部材41の係止部43を係合位置とした状態を示す説明図である。 回動操作部材41の係止部43を退避位置とした状態を示す説明図である。 実施例2における、回動操作部材91の係止部93を係合位置とした状態を示す説明図である。 同上の回動操作部材91の係止部93を退避位置とした状態を示す説明図である。 嵌入突部72の、(A)背面図と、(B)側面図である。 (A)遊技場に椅子1を設置した状態を示す説明図と、(B)該椅子1の背もたれ部2を取り外した状態を示す説明図である。
本発明にかかる実施例1,2を添付図面に従って説明する。
本実施例1,2の椅子1は、図15に示すように、パチンコ機またはスロットマシン等の遊技機101が設置された遊技場で、各遊技機101に夫々対向するように配置されるものである。尚、本実施例にあって、遊技機101に正対した状態で、該遊技機101側を表側(前側)とし、逆側を背側(後側)として説明する。
実施例1の椅子1は、図1,2に示すように、前記遊技場の床面に載置される円板状の基台5と、該基台5の中央部から鉛直上方に立設された軸部7とから構成される脚部4を備える。そして、軸部7の上端に、遊技者が座るシート部3が配設され、該シート部3の後端から所定高さの背もたれ部2が起立する。さらに、椅子1は、シート部3が前記軸部7を回転軸として回転可能であり、脚部4に対してシート部3と背もたれ部2とが一体的に回転できるものである。こうしたシート部3の回転機構については、従来から公知のものを適用できることから、その詳細は省略する。
椅子1は、背もたれ部2がシート部3に着脱可能に取り付けられたものであり、図3に示すように、前記床面に載置された状態で、該背もたれ部2だけを取り外すことが可能である。この背もたれ部2とシート部3とを着脱可能な取付機構11について、以下に詳細に説明する。尚、この取付機構11以外の、シート部3の形状や材質などの構造、および背もたれ部2の形状や材質などの構造は、従来から公知のものを適用できるため、詳細を省略する。さらに、脚部4についても、従来から公知のものを適用できるため、詳細を省略する。
前記取付機構11は、背もたれ部2の背面下部に配設された第一取付体12と、シート部3の後部に配設された第二取付体13とから構成されている。そして、第一取付体12と第二取付体13とが着脱可能に形成されており、第一取付体12を第二取付体13に取り付けることにより、背もたれ部2とシート部3とを一体化することができると共に、該第一取付体12を第二取付体13から取り外すことにより、背もたれ部2をシート部3から分離することができる。
第一取付体12は、図4〜7に示すように、下方開口された内部空域22を備えた被嵌入部21と、該被嵌入部21の回転可能に軸支された回動操作部材41とを備えてなる。被嵌入部21は、背もたれ部2の背面に対向状に配される背壁部23と、該背壁部23の左右両側縁から表方に夫々延成された側壁部24,24と、該背壁部23の上縁から表方に延成された上壁部25とを備え、左右の側壁部24,24と上壁部25とが背もたれ部2の背面に、図示しない螺子等により固結されている。そして、背もたれ部2の背面と被嵌入部21とに囲まれた内部が前記内部空域22であり、該内部空域22が下部の開口26を介して下方に開放されている。ここで、前記背壁部23は、その横方向の中央部が上下方向に亘って表側に凹む形状をなし、中央部の凹部23aと左右両側の側部23b,23bとにより構成されている。そのため、内部空域22は、前後方向の幅が狭い中央の幅狭空域22aと、該幅の広い左右両側の幅広空域22b,22bとにより構成される。尚、本実施例の被嵌入部21は、鋼材により形成されている。
また、前記回動操作部材41は、図8に示すように、細長い棒状の鋼材が折り曲げられて一体的に形成されてなるものであり、前記背壁部23の側部23bに軸支される支軸部42と、該支軸部42の上端から略直角に折り曲げられた係合部43と、該支軸部42の下端から略直角に折り曲げられた操作部44とから構成されてなる。ここで、実施例1の回動操作部材41は、係合部43と操作部44とが同じ方向に折り曲げられており、略コ字形状を成す。
こうした回動操作部材41は、図4〜7に示すように、前記被嵌入部21に回転可能に軸支されている。詳述すると、被嵌入部21の背壁部23には、一方の側部23bの内側に、前記回動操作部材41の支軸部42を挿通する上下方向の貫通孔31を備えた軸支部30が設けられており(図5(B),図7参照)、該支軸部42が該貫通孔31に挿通されることによって該回動操作部材41が軸支部30に軸支されている。この回動操作部材41は、係合部43が前記貫通孔31の上方に位置し且つ操作部44が貫通孔31の下方に位置するように、被嵌入部21の軸支部30に軸支されており、係合部43が該被嵌入部21の内部空域22に配されて、操作部44が該内部空域22の下方に配される。また、前記貫通孔31は、支軸部42よりも上下方向の寸法が短いことから、回動操作部材41は、その支軸部42を該貫通孔31に挿通された状態のまま、該寸法差の分だけ上下方向に相対移動可能である。
さらに、前記軸支部30の貫通孔31の上部孔縁には、背もたれ部2の背面と対向する部位に、回動操作部材41の係合部43を嵌め込み可能な保持凹部32が設けられている。この保持凹部32は上方開口していることから、回動操作部材41の係合部43を前記保持凹部32に嵌め込むことにより、該回動操作部材41を回転不能な状態とできる。そして、回動操作部材41を、係合部43が保持凹部32に嵌め込まれた該状態から上方へ移動させることにより、係合部43が該保持凹部32から外れ、回動操作部材41を回転可能な状態とできる。ここで、回動操作部材41の係合部43は、その基端部が前記保持凹部32に嵌め込み可能であり、該嵌め込まれた状態で、該基端部よりも先の部分が該保持凹部32から前方へ突出する(図10参照)。また、貫通孔31が設けられた背壁部23の一方の側部23bには、その内側壁面の、該貫通孔31の直上方位置に、回動操作部材41の係合部43を収容可能な収容凹部35が形成されている。本実施例1の収容凹部35は、回動操作部材41の係合部43を背もたれ部2の背面と略平行となるように回転させた状態で、該係合部43の一部分(側部)を収容可能に形成されている。
一方、前記第二取付体13は、図3に示すように、シート部3の後部に固結された固定基部51と、前記被嵌入部21の内部空域22に嵌入される嵌入突部52とから構成されている。固定基部51は、シート部3の座面(上面)よりも下方部位から後方へ突出するように配設されており、その後端部に前記嵌入突部52が立設されている。そして、嵌入突部52は、その上端がシート部3の座面(上面)と略同じ高さ位置となるように設けられている。
ここで、本実施例1にあっては、前記背もたれ部2の被嵌入部21の内部空域22に前記嵌入突部52を嵌入した際に、背もたれ部2の下端部が固定基部51の上部で支持されるようになっている。これにより、嵌入突部52は、背もたれ部2の下端部が固定基部51の上部に支持される高さ位置まで、被嵌入部21の内部空域22に嵌入できる。すなわち、嵌入突部52は、被嵌入部21の内部空域22に嵌入できる高さ寸法が決まっている。
この嵌入突部52は、鋼製の平板を折曲加工して形成されたものであり、図9に示すように、中央部52aと、該中央部52aの左右側縁から背方へ夫々隆起された隆起部52b,52bとを備え、中央部52aが前記被嵌入部21の内部空域22の幅狭空域22aに嵌入可能に、且つ左右の隆起部52b,52bが該内部空域22の幅広空域22b,22bに嵌入可能に形成されている。そして、左右の隆起部52b,52bが内部空域22の幅狭空域22aに嵌入不能である。そのため、嵌入突部52は被嵌入部21に嵌入された状態で、横方向位置が決まる。
嵌入突部52の一方の隆起部52bには、被嵌入部21の背壁部23に対向する一側面に、該被嵌入部21に軸支された回動操作部材41の係合部43に係止される係止部53が突成されている。ここで、係止部53は、嵌入突部52を被嵌入部21の内部空域22に嵌入された状態で、該嵌入突部52の、該被嵌入部21の保持凹部32の直上方となる部位に設けられている。そして、前記嵌入された状態で、保持凹部32に嵌め込まれた係合部43が、係止部53の直下に位置する(図10参照)。これにより、背もたれ部2を引き上げようとすると(被嵌入部21を嵌入突部52から引き抜こうとすると)、係合部43が、嵌入突部52の係止部53の下部に係止されて、引き抜き不能となる。ここで、係合部43は、保持凹部32に嵌め込まれて回動不能であるから、係止部53に安定かつ確実に係止される。尚、係止部53は、該嵌入突部52を被嵌入部21の内部空域22に抜き挿しする際に、該抜き挿しの妨げにならないように形成されている。
こうした嵌入突部52は、前記回動操作部材41の係合部43が前記保持凹部32の直上位置から回動されて係止部53と係止解除されることにより、被嵌入部21の内部空域22に抜き挿し可能となる(図11参照)。一方、嵌入突部52を被嵌入部21の内部空域22に嵌入した状態で、回動操作部材41の係合部43を前記保持凹部32に嵌め合わせることにより、該係合部43を該嵌入突部52の係止部53に係止させることができ、且つこの状態で保持できる(図10参照)。これにより、嵌入突部52が被嵌入部21から抜き挿し不能となる。
本実施例1にあっては、回動操作部材41の係合部43を保持凹部32の直上位置から回動させて該係合部43の側部を前記収容凹部35に収容させた位置が、本発明の退避位置(図4〜7、図11参照)であり、該係合部43を前記保持凹部32に嵌め合わせた位置が、本発明の係合位置(図10参照)である。そして、回動操作部材41を回動させることにより、係合部43を前記退避位置と係合位置とに位置変換することができる。
前述した取付機構11による背もたれ部2とシート部3との着脱方法について、以下に説明する。
シート部3と背もたれ部2とが一体化された状態では、図10に示すように、背もたれ部2の背面下部に配設された被嵌入部21の内部空域22に、シート部3の後部に配設された嵌入突部52が嵌入され、さらに回動操作部材41の係合部43が、保持凹部32により係合位置に保持される。これにより、背もたれ部2を引き上げようとすると、保持凹部32に保持された係合部43が嵌入突部52の係止部53に係止されて、該嵌入突部52が被嵌入部21から抜き出し不能である。このように背もたれ部2とシート部3とが一体化されている(図1,2参照)。
背もたれ部2をシート部3から取り外す際には、回動操作部材41の操作部44を上側に動かして、係合部43を被嵌入部21の保持凹部32から外した後、該操作部44を回動させることにより、図11に示すように該係合部43を前記退避位置に移動させる。ここで、背もたれ部2の下端部が固定基部51の上部で支持された状態では、保持凹部32の上端と嵌入突部52の係止部53の下端とに形成される間隙で、回動操作部材41の係合部43を回動可能である。そのため、回動操作部材41を上方へ移動させることにより、係合部43を保持凹部32に保持された回動不能な状態から解除でき、この解除後に回動させることにより、該係合部43を前記退避位置とできる。このように退避位置とした状態では、回動操作部材41の係合部43が嵌入突部52の係止部53に係止されないことから、該嵌入突部52が被嵌入部21の内部空域22から抜き出し可能となる。そして、背もたれ部2を持ち上げることにより、シート部3の嵌入突部52を該背もたれ部2の被嵌入部21から取り外す(図3参照)。こうして背もたれ部2をシート部3から分離できる。
一方、分離した背もたれ部2をシート部3に取り付ける際には、回動操作部材41の係合部43を退避位置としたままで、被嵌入部21の開口26にシート部3の嵌入突部52を差し入れることにより、該被嵌入部21の内部空域22に嵌入突部52を嵌入させる(図11参照)。こうして嵌入した状態で、回動操作部材41の操作部44を回動させることにより、係合部43を退避位置から前記保持凹部32上まで移動させると、回動操作部材41の自重により該係合部43が該保持凹部32に嵌め合わされて、該係合部43が前記係合位置に保持される(図10参照)。こうして回動操作部材41の係合部43が前記係合位置で保持されることにより、嵌入突部52が被嵌入部21の内部空域22から抜き出し不能となるため、背もたれ部2がシート部3に取り付けられて一体化される。
このように本実施例1の椅子1は、背面下部に配された回動操作部材41の操作部44を回動操作することにより、背もたれ部2をシート部3に一体化した状態と着脱可能な状態とに変換することができ、該背もたれ部2の取り付けと取り外しとを容易に行うことができる。そして、背もたれ部2に配設した被嵌入部21とシート部3に配設した嵌入突部52との形状効果により、該嵌入突部52を被嵌入部21に嵌入した状態で横方向の位置決めを行うことができるから、該嵌入した状態で前記回動操作部材41の係合部43を前記係合位置とすれば、背もたれ部2とシート部3とが分離不能に一体化された状態となる。
かかる実施例1の椅子1は、前述したように遊技場に設置されることにより、有益な効果を奏し得る。すなわち、遊技機101が設置された遊技場では、比較的頻繁に機台の入れ替えが行われる。遊技機101は、重量物であることから、各機台の前方に設置された椅子が邪魔であり、該避けて運ぶには多大な労力を必要とし、椅子を床面から取り外すには多くの時間と手間がかかる。本実施例1の椅子1は、前述したように、回動操作部材41を回動操作することによって比較的容易に背もたれ部2を取り外すことができるため(図15参照)、床面から取り外したり、避けて運んだりすることを要せず、機台の入れ替え作業にかかる時間と手間とを削減できる。そして、こうした背もたれ部2の取り外しと取り付けとを比較的短時間で容易に行えることから、入れ替え作業全体の作業効率を大きく改善することができるという利点もある。
さらに、本実施例1の椅子1は、シート部3の嵌入突部52が該シート部3の座面と略同じ高さであり、該座面よりも上方に突出していない(図15(B)参照)。そのため、機台の入れ替え作業の際に、該機台が嵌入突部52に接触することを防止できる。仮に、嵌入突部がシート部の座面よりも上方に突出した構成であると、入れ替え作業時に機台が接触して、該接触によりバランスを崩してしまう虞もあり得る。本実施例1の構成によれば、かかる虞が無いため、機台の入れ替え作業をスムーズに実施できるという優れた効果を奏し得る。
また、本実施例1の椅子1は、被嵌入部21に、回動操作部材41の係合部43を係合位置で保持する保持凹部32を備え、該回動操作部材41の自重により該係合位置で保持する。そのため、背もたれ部2(被嵌入部21)を引き抜こうとすると、回動操作部材41の係合部43が嵌入突部52の係止部53に安定かつ確実に係止される。而して、前述したように背もたれ部2とシート部3とを一体化した状態で安定して保持できると共に、該状態で、使用者が背もたれ部2に安心してもたれかかることができる。
また、本実施例1の椅子1は、背もたれ部2をシート部3から取り外し可能な状態と取り外し不能な状態とに変換する回動操作部材41の操作部44が、シート部3の座面よりも下方に位置することから、遊技場の管理者(係員)や入れ替え作業の作業者以外が気付き難い。特に、本実施例1では、係合部43を係合位置とした状態で操作部44がシート部3の直下に位置することから、回動操作部材41が分かり難い。そのため、いたずら等により背もたれ部2がシート部3から取り外されてしまうことを抑制できる。
さらに、回動操作部材41の係合部43を係合位置から退避位置に位置変換するために、該係合部43を保持凹部32に嵌め合わせた状態から解除することを要することも、前記いたずらの防止効果に寄与する。
また、本実施例1は、回動操作部材41が、細長い棒状の杆体を折曲加工してなる一体構造物であることから、操作部44の操作により係合部43を係合位置と退避位置とに安定して位置変換できる。そして、こうした回動操作部材41により、取付機構11が比較的単純な構造とできることから、製造にかかる時間とコストを可及的に抑制することもでき得る。
尚、本実施例1の構成にあって、被嵌入部21の保持凹部32により、本発明にかかる保持手段が構成されている。
実施例2の椅子1は、図12,13に示すように、回動操作部材91がシート部3の嵌入突部72に軸支されたものであって、該回動操作部材91の係合部93が被嵌入部61の係止部67に係止されることにより、嵌入突部72を被嵌入部61の内部空域62から抜き出し不能となる。
ここで、本実施例2の構成では、取付機構(図示せず)を構成する第一取付体(図示せず)が、下方開口された内部空域62を形成する被嵌入部61を備えてなる。そして、取付機構(図示せず)を構成する第二取付体(図示せず)が、被嵌入部61に嵌入される嵌入突部72と、該嵌入突部72に回転可能に軸支された回動操作部材91とを備えてなる。
実施例2の被嵌入部61は、前述の実施例1と同様の背壁部63と左右の側壁部(図示せず)と上壁部65とを備え、左右の側壁部と上壁部25とが背もたれ部2の背面に固結されている。そして、被嵌入部61と背もたれ部2の背面とに囲まれた内部が内部空域62であり、該内部空域62の下部が開口66を介して下方に開放されている。さらに、背壁部63の内側には、前方へ突出する係止部67が設けられている。
一方、嵌入突部72は、図14に示すように、シート部3の後部に固結された固定基部51に立設されており、前述の実施例1と同様に、中央部72aと、該中央部72aの左右側縁から背方へ夫々隆起された隆起部72b,72bとを備える。そして、嵌入突部72の上端がシート部3の座面(上面)と略同じ高さ位置となるように設けられている(図12,13参照)。また、本実施例2にあっては、一方の隆起部72bに、回動操作部材91が回転可能に軸支されている。
ここで、実施例2の回動操作部材91は、支軸部92の上端から折り曲げられた係合部93と、該支軸部92の下端から折り曲げられた操作部94とが、互いに逆向きとなるように形成されており、略Z字形状を成す(図12参照)。
こうした回動操作部材91は、前記嵌入突部72に軸支されている。設けられた上下方向の貫通孔76に軸支されている。詳述すると、図14に示すように、嵌入突部72の一方の隆起部72bには、その裏側に、前記貫通孔76を備えた軸支部75が設けられている。そして、この貫通孔76に回動操作部材91の支軸部92が挿通されて、該回動操作部材91が嵌入突部72の軸支部75に軸支されている。この軸支部75は、被嵌入部61に嵌入された状態で該被嵌入部61の背壁部63と対向する背面部(図示せず)と、該背面部の左右両側縁から表方に夫々延成された左右の側面部(図示せず)とから構成されており、該背面部の上部が、前記被嵌入部61の係止部67と対向するように設けられている。そして、軸支部75の背面部の上部には、回動操作部材91の係合部93が挿入される保持孔77が設けられている。この保持孔77は、回動操作部材91の係合部93の基端部を嵌め込み可能に設けられており、嵌め込んだ状態で該回動操作部材91を回動不能に保持する。そのため、回動操作部材91の係合部93は、保持孔77に嵌め込まれた状態で、該係合部93の基端部より先の部分が該保持孔77よりも後方へ突出する。そして、回動操作部材91は、係合部93が保持孔77に嵌め込まれた状態で、該係合部93の先端部が被嵌入部61の係止部67に係止される(図12参照)。
さらに、前記軸支部75には、その背面部の上部から一方の側面部の上部に至る作動孔78が形成されており、前記保持孔77の上部が該作動孔78と連通している。この作動孔78は、回動操作部材91の係合部93を挿入可能に設けられており、挿入された状態で該係合部93を左右方向に回動可能である。これにより、回動操作部材91の係合部93を、前記保持孔77の直上位置と、該直上位置から約90度回動させた位置とに位置変換させることができる。さらに、前述したように作動孔78と保持孔77とが連通していることから、係合部93を、保持孔77に嵌め込まれる位置と、該保持孔77の直上位置(作動孔78)とに上下動できる。尚、保持孔77の直上位置から約90度回動させた位置では、係合部93が上下動不能である。
前記軸支部75に軸支された回動操作部材91は、前述したように、係合部93が保持孔77に嵌め込まれることにより、回動不能に保持されると共に被嵌入部61の係止部67に係止される。このように係合部93が保持孔77に嵌め込まれた位置が、本発明の係合位置(図12参照)である。
一方、係合部93が保持孔77に嵌め込まれた状態(係合位置)から回動操作部材91を上方へ移動させることにより、該係合部93を保持孔77から外して作動孔78に挿通させ、さらに該回動操作部材91を約90度回動させることにより、該係合部93を前記係止部67と係止解除できる。このように係合部93を係止部67と係止解除した位置が、本発明の退避位置(図13参照)である。
本実施例2は、回動操作部材91を回動させることにより、係合部93を前記退避位置と係合位置とに位置変換することができる。そして、係合部93は、保持孔77に嵌め込まれた状態で、前述のように上方へ移動できるものの、軸支部75の上端部75aに当接することから、これ以上の上方移動ができない。すなわち、回動操作部材91は、保持孔77と作動孔78とに挿通された範囲内でのみ、上下左右に移動できる。そして、嵌入突部72が被嵌入部61に嵌め込まれた状態で、回動操作部材91の係合部93を前記係合位置とすると、該係合部93は該被嵌入部61の係止部67に係止されるものの、相対的に上下動可能である。しかし、係合部93は、保持孔77に嵌め込まれた位置と、軸支部75の上端部75aに当接する位置との間で上下動できるのみであり、該上下動のみでは前記係止部67と係止解除されない。そのため、本実施例2にあっては、回動操作部材91の係合部93を係合位置することによって、嵌入突部72を被嵌入部61から抜き出し不能である。
実施例2の構成は、前述したように、略Z字形状の回動操作部材91を嵌入突部72に軸支し、該回動操作部材91の係合部93を係止させる係止部67を被嵌入部61に設けるようにした以外の構成を、前記実施例1と同じとするものである。そのため、同じ構成についての説明を適宜省略した。
こうした実施例2の構成における背もたれ部2とシート部3との着脱方向について、以下に説明する。
シート部3と背もたれ部2とが一体化された状態では、図12に示すように、背もたれ部2の被嵌入部61の内部空域62に、シート部3の嵌入突部72が嵌入され、さらに回動操作部材91の係合部93が、保持孔77により係合位置に保持される。これにより、背もたれ部2を引き上げようとすると、軸支部75の上端部75aに当接された回動操作部材91の係合部93が被嵌入部61の係止部67に係止されることから、該嵌入突部52が被嵌入部21から抜き出し不能である。このように背もたれ部2とシート部3とが一体化されている。
背もたれ部2をシート部3から取り外す際には、回動操作部材91の操作部94を上側に動かして、係合部93を保持孔77から外した後、該操作部94を回動させることにより、図13に示すように該係合部93を前記退避位置に移動させる。これにより、回動操作部材91の係合部93と被嵌入部61の係止部67とが係止解除され、嵌入突部72が被嵌入部61の内部空域62から抜き出し可能となる。そして、背もたれ部2を持ち上げることにより、シート部3の嵌入突部72を該背もたれ部2の被嵌入部61から取り外す。こうして背もたれ部2をシート部3から分離できる。
さらに、分離した背もたれ部2をシート部3に取り付ける際には、回動操作部材91の係合部93を退避位置としたままで、被嵌入部61の開口66からシート部3の嵌入突部72を差し入れることにより、該被嵌入部61の内部空域62に嵌入突部72を嵌入させる(図13参照)。こうして嵌入された状態で、回動操作部材91の操作部94を回動させることにより、係合部93を退避位置から前記保持孔77上まで移動させると、回動操作部材91の自重により該係合部93が該保持孔77に嵌め込まれて、前記係合位置に保持される(図12参照)。こうして回動操作部材41の係合部43が前記係合位置で保持されると、前述したように背もたれ部2を引き上げても、嵌入突部72が被嵌入部61の内部空域62から抜き出し不能となるため、背もたれ部2がシート部3に取り付けられて一体化される。
このように本実施例2の構成にあっても、シート部3の後部下に配された回動操作部材91の操作部94を回動操作することにより、前記実施例1と同様に、背もたれ部2をシート部3に一体化した状態と着脱可能な状態とに変換することができ、該背もたれ部2の取り付けと取り外しとを容易に行うことができる。
本実施例2の構成は、回動操作部材91を嵌入突部72に回動可能に軸支して、該回動操作部材91の係合部93を、被嵌入部61に設けられた係止部67に係止される係合位置と、係止されない退避位置とに位置変換可能としたものであるから、前述した実施例1と同様の作用効果を奏する。
尚、本実施例2の構成にあって、嵌入突部72の保持孔77により、本発明にかかる保持手段が構成されている。
前述した実施例1,2の構成では、シート部3に設けた嵌入突部52,72が、その上端を該シート部3の座面と略同じ高さ位置になるようにしたものであるが、これに限らず、該座面よりも下方位置となるように設けることも可能である。この場合にも、前述の実施例1,2と同様の作用効果を奏し得る。
尚、嵌入突部を、その上端がシート部3の座面よりも上方位置となるように配設することも可能である。この構成では、前記入れ替え作業の際に接触することが懸念されるものの、背もたれ部の取り付けや取り外し作業を容易に行うことができる等の有益な作用効果は生じ得る。
また、前述した実施例1の構成では、嵌入突部52の係止部53が、該嵌入突部52の一側面から背方へ突出するものとしたが、回動操作部材41の係合部43と係止可能であれば、他の構成を適用することも可能である。例えば、嵌入突部に、回動操作部材の係合部を入出可能な孔または凹部などを形成し、該係合部を該孔などに差し入れた状態を係合位置とする構成としても良い。この構成では、嵌入突部に設けた孔や凹部等が、本発明にかかる係止部である。
同様に、実施例2のように嵌入突部72に回動操作部材91を軸支した構成にあっても、被嵌入部の背壁部に、該回動操作部材の係合部を入出可能な孔または凹部等を形成する構成とすることが可能である。
また、前述した実施例1の構成では、被嵌入部21に設けた保持凹部32により回動操作部材41の係合部43を係合位置で保持するようにしたものであるが、これに限らず、他の保持手段により係合位置で保持する構成とすることも可能である。例えば、係合部43を係合位置とした状態で、操作部44を回動不能に保持するロック構造を備えた構成としても良い。又は、嵌入突部の係止部に、回動操作部材の係合部を嵌め合わせることができる保持凹部を備えた構成としても良い。
同様に、実施例2のように嵌入突部72に回動操作部材91を軸支した構成にあっても、他の保持手段を用いることが可能である。
また、前述した実施例1,2の鋼製では、被嵌入部21,61、回動操作部材41,91、および嵌入突部52,72を鋼材により形成したものであるが、これに限らず、他の材料により形成することも可能である。例えば、プラスチック製とすることができる。尚、固定基部51も、同様に、プラスチック製等の他の材料により形成することも可能である。
1 椅子
2 背もたれ部
3 シート部
4 脚部
21,61 被嵌入部
22,62 内部空域
32 保持凹部
41,91 回動操作部材
42,92 支軸部
43,93 係合部
44,94 操作部
52,72 嵌入突部
53,67 係止部
77 保持孔

Claims (5)

  1. 脚部に支持されたシート部と、該シート部から起立された背もたれ部とを備えた椅子において、
    前記背もたれ部の下部に設けられ、下方開口する内部空域を備えた被嵌入部と、
    前記シート部の後部に設けられ、前記被嵌入部の内部空域に着脱可能に嵌入される嵌入突部と、
    前記被嵌入部に軸支され、前記被嵌入部の内部空域に回転可能に配された係合部と該被嵌入部の外部で回転可能に配された操作部とを具備する回動操作部材と、
    前記嵌入突部に設けられ、前記回動操作部材の係合部が係止される係止部と
    を備え、
    前記回動操作部材の操作部が回動操作されることにより、該回動操作部材の係合部が、前記被嵌入部の内部空域に嵌入された嵌入突部の係止部に係止されて該嵌入突部を抜き出し不能とする係合位置と、該係止部に係止されることなく前記嵌入突部を前記被嵌入部に抜き挿し可能とする退避位置とに位置変換されるものであることを特徴とする椅子。
  2. シート部の後部に設けられた嵌入突部は、その上端が、該シート部の上面と略同じ高さ位置または該上面よりも低い位置となるように形成されてなるものであることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 回動操作部材は、被嵌入部に回転可能に支持された支軸部と、該支軸部の上端に設けられた係合部と、該支軸部の下端に設けられた操作部とが一体的に形成されたものであることを特徴する請求項1又は請求項2に記載の椅子。
  4. 被嵌入部と嵌入突部との少なくとも一方には、回動操作部材の係止部を係合位置で保持する状態と保持解除する状態とに変換する保持手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の椅子。
  5. 脚部に支持されたシート部と、該シート部から起立された背もたれ部とを備えた椅子において、
    前記背もたれ部の下部に設けられ、下方開口する内部空域を備えた被嵌入部と、
    前記シート部の後部に設けられ、前記被嵌入部の内部空域に着脱可能に嵌入される嵌入突部と、
    前記嵌入突部に軸支され、該嵌入突部が前記被嵌入部の内部空域に嵌入された状態で、該内部空域に回転可能に位置する係合部と、該被嵌入部の外部に回転可能に位置する操作部とを具備する回動操作部材と、
    前記被嵌入部に設けられ、前記嵌入突部が該被嵌入部の内部空域に嵌入された状態で、前記回動操作部材の係合部が係止される係止部と
    を備え、
    前記回動操作部材の操作部が回動操作されることにより、該回動操作部材の係合部は、前記被嵌入部の内部空域に前記嵌入突部が嵌入された状態で該被嵌入部の係止部に係止されて該嵌入突部を抜き出し不能とする係合位置と、該係止部に係止されることなく前記嵌入突部を前記被嵌入部に抜き挿し可能とする退避位置とに位置変換されるものであることを特徴とする椅子。
JP2018194711A 2018-10-16 2018-10-16 椅子 Pending JP2020062120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018194711A JP2020062120A (ja) 2018-10-16 2018-10-16 椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018194711A JP2020062120A (ja) 2018-10-16 2018-10-16 椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020062120A true JP2020062120A (ja) 2020-04-23

Family

ID=70387747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018194711A Pending JP2020062120A (ja) 2018-10-16 2018-10-16 椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020062120A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4012158A (en) * 1975-09-15 1977-03-15 Harper Henry J Adjustable seat-back mechanism
US5074621A (en) * 1989-11-30 1991-12-24 Systems Furniture Company Chair back seat construction
US20060226684A1 (en) * 2005-03-22 2006-10-12 Yao-Chuan Wu Distance adjustment device for chair
JP2018089116A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 徳治 高山 取付機構

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4012158A (en) * 1975-09-15 1977-03-15 Harper Henry J Adjustable seat-back mechanism
US5074621A (en) * 1989-11-30 1991-12-24 Systems Furniture Company Chair back seat construction
US20060226684A1 (en) * 2005-03-22 2006-10-12 Yao-Chuan Wu Distance adjustment device for chair
JP2018089116A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 徳治 高山 取付機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20110050510A (ko) 조정 가능한 청소 카트 및 방법
JP2020062120A (ja) 椅子
JP2007167462A (ja) 洗面化粧台
JP2006288563A (ja) 手摺り
JP2007130362A (ja) 商品陳列装置
JP5258830B2 (ja) 遊技機用肘掛
JP2014004093A (ja) 遊技機設置島台
JP2008137469A (ja) 子供用座席および自転車
CN201576320U (zh) 能旋转的柜员机
JP5069990B2 (ja) 踏み台兼収納庫
JP4559947B2 (ja) 遊技機用の支持枠および遊技機の取付機構
JP2021104206A (ja) 洗濯機設置用治具
JP2009106618A (ja) 家具用脚及び家具のスタック方法
JPH0116222Y2 (ja)
JP2011087745A (ja) キャビネット収納体
JP4634647B2 (ja) 踏切板ボックス
JP4456625B2 (ja) 踏み台兼収納庫
CN101777209B (zh) 一种后维护式大堂柜员机
JP2017221649A (ja) 遊技機用椅子および遊技機用椅子の固定台
JP3593902B2 (ja) 脱着シートのロック構造
JP2010142444A (ja) 椅子
JP2011024933A (ja) 家具の転倒自動防止装置。
TW202432402A (zh) 載具和底座
JPS6322891Y2 (ja)
JPH0440525Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230131