JP2014004093A - 遊技機設置島台 - Google Patents

遊技機設置島台 Download PDF

Info

Publication number
JP2014004093A
JP2014004093A JP2012141075A JP2012141075A JP2014004093A JP 2014004093 A JP2014004093 A JP 2014004093A JP 2012141075 A JP2012141075 A JP 2012141075A JP 2012141075 A JP2012141075 A JP 2012141075A JP 2014004093 A JP2014004093 A JP 2014004093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gaming machine
locking
locking groove
unit
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012141075A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Takagi
一夫 高木
Kazumi Takagi
和美 高木
Yuho Ikeuchi
祐峰 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AC HOLDINGS JAPAN KK
Beltek KK
Original Assignee
AC HOLDINGS JAPAN KK
Beltek KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AC HOLDINGS JAPAN KK, Beltek KK filed Critical AC HOLDINGS JAPAN KK
Priority to JP2012141075A priority Critical patent/JP2014004093A/ja
Publication of JP2014004093A publication Critical patent/JP2014004093A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】遊技機の入れ替え作業、特にパチンコ遊技機と回胴式遊技機の入れ替え作業に関り、設置される遊技機の種別に応じて、遊技機の設置高さを容易に変更できる遊技機設置島台を提供する。
【解決手段】パチスロ機を島台に設置する場合には、上ユニット30及び下ユニット60の上係止ピン72a、b及び下係止ピン82a、bを、支柱3aの係止溝90a、c及び係止溝91c、dに係止し、島台にてパチスロ機をパチンコ機に入れ替える場合には、上係止ピン72a、b及び下係止ピン82a、bを、係止溝90a、c及び係止溝91c、dから一旦離脱してから係止溝90b、d及び係止溝91a、bに係止することで、島台において上ユニット30、下ユニット60の高さを、パチスロ機からパチンコ機に合った高さに変更する。
【選択図】図14

Description

本発明は、パチンコ遊技機または回胴式遊技機が設置される遊技機設置島台に関り、さらに詳しくは、これらの遊技機の設置高さを容易に変更できる遊技機設置島台に関する。
従来よりパチンコ遊技機や回胴式遊技機は、遊技機設置島台(以下、単に「島台」ともいう)と呼ばれる木材やスチール等の骨組みからなる構造物に固定して使用されている。島台は、一般的に、複数のパチンコ遊技機または回胴式遊技機の何れかを横並び状に背向列設し、これら列設した遊技機に対して、遊技媒体となるパチンコ玉やメダル等を補給したり回収したりする機能を有している。しかして、島台において遊技機を固定するには、島台が備える上支持材及び下支持材により、遊技機の上端と下端を挟み込むように支持することで行っている。
ところで、多数のパチンコ遊技機や回胴式遊技機が設置される遊技場においては、遊技者の興味を持続させるべく、遊技機の入れ替えが頻繁に行われる。通常、遊技機の入れ替えは、同じ機種同士で行われるが、その時の遊技機の人気、不人気等により、パチンコ遊技機から回胴式遊技機へ、あるいは、回胴式遊技機からパチンコ遊技機へ変更したりする場合もある。
しかしながら、島台におけるパチンコ遊技機と回胴式遊技機の設置高さは、遊技者が操作し易いように、それぞれ異なっており、パチンコ遊技機の方が回胴式遊技機よりも高く設置されるようになっている。そのため、パチンコ遊技機と回胴式遊技機を入れ替える場合には、上記した島台の上支持材及び下支持材の高さ位置を変更する必要性が生じる。回胴式遊技機の中にはパチスロと呼ばれるパチンコ遊技機と同じ高さに設計された機種もあるが、このパチスロにおいても、遊技者の操作性(リール停止ボタンの位置等)を考慮し、他の機種と同様にパチンコ遊技機よりも低く島台に設置されるようになっている。
パチンコ遊技機と回胴式遊技機を入れ替える場合、従来の島台では、骨組を形成する木材やスチールの再利用が構造上難しく、結局、一旦、既存の島台を取り壊し、新たに入れ替える遊技機の設置高さに合った新しい島台を構築している。このような作業は、大変、手間のかかる作業であり、しかも今まで使用していた古い材料は廃棄される場合がほとんどである。即ち、従来の島台では、このパチンコ遊技機と回胴式遊技機の入れ替え作業は、困難を極め、経済性や環境性においても無駄の多いものとなっていた。
そこで、このような事態を解消するため、特許文献1には、下支持材を島台の支柱に対して上下に移動可能な位置調整手段を備えた技術が開示され、また、特許文献2には、遊技機を保持する上支持材及び下支持材を備えた取り付け枠を、骨組み本体枠とは別体で設け、本体枠に対して取り付け枠を上下に移動可能な位置調整手段を備えた技術が開示されている。これらの開示技術によれば、既存の島台をそのまま利用して、パチンコ遊技機と回胴式遊技機を入れ替えること、つまり遊技機の設置高さを変更することが可能になる。
特開2002−210197号公報 特開2000−37536号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、位置調整手段は、ボルトとナットで構成されており、下支持材の高さを変更するには、一旦、ボルトを緩めて下支持材を支柱から取り外し、その後、下支持材を所定の高さ位置に手などで支柱に宛がいながらボルトで螺着することにより行っている。斯かる構成では、遊技機の高さ位置を調整する作業が煩雑となり、ボルトやナットを紛失してしまうおそれもある。しかも、上支持材は固定され、下支持材のみしか移動できないので、遊技機の高さ位置を調整するには、使い勝手が悪く、不十分である。
また、特許文献2に開示されている技術では、確かに上支持材及び下支持材の両者は移動可能になっているが、上支持材と下支持材は、取り付け枠に一体に形成されているので個別に移動することができない。即ち、上支持材と下支持材の高さ方向の間隔は常に一定となっており、斯かる構成では、高さの異なる遊技機を入れ替えたり、付属の備品等を取り付けることができないという問題点がある。しかも、特許文献2では、位置調整手段は、ボルトとナットで構成されているので、特許文献1と同様な課題を包含し、さらに、躯体の大きい取り付け枠をボルトとナットで取り付ける作業は極めて困難である。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、遊技機の入れ替え作業、特にパチンコ遊技機と回胴式遊技機の入れ替え作業に関り、設置される遊技機の種別に応じて、遊技機の設置高さを容易に変更できる遊技機設置島台を提供することにある。
この様な問題を解決するために、本発明の遊技機設置島台は、請求項1に記載したように、パチンコ遊技機または回胴式遊技機が設置される遊技機設置島台であって、前記遊技機設置島台の上部側に設けられ、前記パチンコ遊技機または前記回胴式遊技機の上端を支持する上ユニットと、前記遊技機設置島台の下部側に設けられ、前記パチンコ遊技機または前記回胴式遊技機の下端を支持する下ユニットと、前記遊技機設置島台に対して前記上ユニット及び前記下ユニットを上下に移動して固定可能な位置調整固定手段と、を備え、前記位置調整固定手段は、前記遊技機設置島台に形成した係止溝と、前記上ユニットに形成した上係止部材と、前記下ユニットに形成した下係止部材とを備え、前記係止溝は、予め前記パチンコ遊技機に対応する高さに形成される第1係止溝と、予め前記回胴式遊技機に対応する高さに形成される第2係止溝とが設けられ、前記遊技機設置島台に前記パチンコ遊技機が設置される場合には、前記位置調整固定手段により、前記上係止部材及び前記下係止部材を前記第1係止溝に係止し、前記遊技機設置島台に前記回胴式遊技機が設置される場合には、前記位置調整固定手段により、前記上係止部材及び前記下係止部材を前記第2係止溝に係止することを要旨とする。
このように、本発明の遊技機設置島台は、設置する遊技機の種別に応じて、予め遊技機設置島台に第1係止溝、第2係止溝を遊技機に対応する高さに形成しておき、これらの第1係止溝、第2係止溝に係止する上係止部材、下係止部材を上ユニット、下ユニットに設けることで、遊技機設置島台に設置される遊技機の種別、即ちパチンコ遊技機または回胴式遊技機に応じて、遊技機設置島台に対して容易に上ユニット、下ユニットの高さを変更することができる。
つまり、本発明の遊技機設置島台は、位置調整固定手段により、第1係止溝に上係止部材及び下係止部材を係止するだけで、上ユニットと下ユニットは、遊技機設置島台においてパチンコ遊技機の上端及び下端を支持する位置に固定することができ、また、第2係止溝に上係止部材及び下係止部材を係止するだけで、上ユニットと下ユニットは、遊技機設置島台において回胴式遊技機の上端及び下端を支持する位置に固定することができる。
従ってこのように構成される本発明の遊技機設置島台においては、遊技機設置島台が備える位置調整固定手段で、ボルトやナット等の部品を使用することなく、上ユニット及び下ユニットを極めて容易に上下に移動可能に固定することで、遊技機の入れ替え等で遊技機設置島台に設置される遊技機の種別に応じて、該遊技機の設置高さを容易に変更することができる。
また、上ユニットと下ユニットは、個別に上下に移動させることができるので取り扱い易く、さらに、たとえ異なる高さの遊技機の入れ替えであっても、上ユニットと下ユニットの高さ方向の間隔、即ち遊技機設置島台における遊技機設置空間の高さを所望の長さに設定して容易に対応することができ、極めて使い勝手がよい。
また、請求項2に記載の遊技機設置島台は、請求項1に記載の遊技機設置島台において、前記位置調整固定手段は、前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記第1係止溝または前記第2係止溝に該第1係止溝または該第2係止溝の形状に沿って移動可能に係止し、前記上ユニット及び前記下ユニットは、前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記第1係止溝または前記第2係止溝の形状に沿って移動することで前記遊技機設置島台に対して離脱可能に設けられ、前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記第1係止溝から前記第2係止溝または前記第2係止溝から前記第1係止溝に係止する場合には、前記上ユニット及び前記下ユニットを前記遊技機設置島台から一旦離脱して行うことを要旨とする。
つまり、本発明の遊技機設置島台は、位置調整固定手段により、上係止部材及び下係止部材が、第1係止溝または第2係止溝の形状に沿って移動可能に該第1係止溝または第2係止溝に係止されており、上ユニット及び下ユニットを遊技機設置島台から離脱するには、第1係止溝または第2係止溝の形状に沿って上係止部材及び下係止部材を移動させるだけで行うことができる。
そして、上係止部材及び下係止部材を、第1係止溝から第2係止溝または第2係止溝から第1係止溝に係止する場合には、換言すれば、上ユニット及び下ユニットを、パチンコ遊技機から回胴式遊技機または回胴式遊技機からパチンコ遊技機に対応する高さに移動する場合には、第1係止溝または第2係止溝の形状に沿って上係止部材及び下係止部材を移動することにより、上ユニット及び下ユニットを遊技機設置島台から一旦離脱して行う。
従ってこのように構成される本発明の遊技機設置島台においては、第1係止溝または第2係止溝の形状に沿って上係止部材及び下係止部材を移動するだけで、遊技機設置島台に設置される遊技機の種別に応じて、遊技機設置島台に対して容易に上ユニット及び下ユニットの高さを変更することができ、遊技機の入れ替え作業が容易となる。また、遊技機を入れ替えるには、上ユニット及び下ユニットを遊技機設置島台から一旦離脱して行うので、これにより、遊技機の入れ替え等の際、遊技機設置島台内の保守、点検等を併せて行うこともできる。
あるいは、上ユニット及び下ユニットを、パチンコ遊技機から回胴式遊技機または回胴式遊技機からパチンコ遊技機に対応する高さに移動する場合には、次のようにしてもよい。即ち、請求項3に記載の遊技機設置島台は、請求項1に記載の遊技機設置島台において、前記係止溝は、前記第1係止溝と前記第2係止溝とを連結する連結溝が設けられ、前記位置調整固定手段は、前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記連結溝の形状に沿って移動可能に、且つ、前記第1係止溝または前記第2係止溝に該第1係止溝または該第2係止溝の形状に沿って移動可能に係止し、前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記第1係止溝から前記第2係止溝または前記第2係止溝から前記第1係止溝に係止する場合には、前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記第1係止溝から前記連結溝を介して前記第2係止溝または前記第2係止溝から前記連結溝を介して前記第1係止溝に移動することにより、前記上ユニット及び前記下ユニットを前記遊技機設置島台から離脱することなく行うことを要旨とする。
つまり、本発明の遊技機設置島台は、位置調整固定手段により、上係止部材及び下係止部材が、第1係止溝または第2係止溝の形状に沿って移動可能に該第1係止溝または第2係止溝に係止されるのに加え、第1係止溝と第2係止溝とを連結する連結溝にも、その形状に沿って移動可能に構成されている。そして、上ユニット及び下ユニットを、パチンコ遊技機から回胴式遊技機または回胴式遊技機からパチンコ遊技機に対応する高さに移動する場合には、第1係止溝から連結溝を介して第2係止溝または第2係止溝から連結溝を介して第1係止溝に移動することにより、上ユニット及び下ユニットを遊技機設置島台から離脱することなく行う。
従ってこのように構成される本発明の遊技機設置島台においては、上ユニット及び下ユニットが遊技機設置島台から離脱することがないので、上係止部材及び下係止部材を、第1係止溝または第2係止溝及び連結溝の形状に沿って安心して移動することができる。その結果、遊技機設置島台に設置される遊技機の種別に応じて、遊技機設置島台に対して極めて容易に上ユニット及び下ユニットの高さを変更することができ、遊技機の入れ替え作業が極めて容易となる。
ここで、位置調整固定手段の具体的な構成は種々考えられるが、例えば次のようにするとよい。即ち、請求項4に記載の遊技機設置島台は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の遊技機設置島台において、前記上ユニットは、一対の側板を有し、前記上係止部材は、該側板から左右外側に突出する一対の上係止ピンとし、前記下ユニットは、一対の側板を有し、前記下係止部材は、該側板から左右外側に突出する一対の下係止ピンとし、前記遊技機設置島台は、一対の支柱を有し、前記係止溝は、該支柱にそれぞれ切り欠いて形成され、前記第1係止溝と前記第2係止溝は、水平状の水平切欠部と、該水平切欠部から下方に延びる垂直状の垂直切欠部とで、略L字状にそれぞれ形成され、前記上係止ピン及び前記下係止ピンを前記第1係止溝または前記第2係止溝に係止した状態では、該上係止ピン及び該下係止ピンは前記垂直切欠部の底部に係止されることを要旨とする。
従ってこのように構成される本発明の遊技機設置島台においては、遊技機設置島台の一対の支柱に形成した第1係止溝または第2係止溝に、上ユニット及び下ユニットの一対の側板から左右外側に突出する一対の上係止ピン及び下係止ピンを係止するだけで、極めて容易に上ユニット及び下ユニットを遊技機設置島台に固定できる。しかも、第1係止溝または第2係止溝は、水平状の水平切欠部と垂直状の垂直切欠部とで略L字状に形成され、上係止ピン及び下係止ピンを、第1係止溝または第2係止溝に係止した状態では、上係止ピン及び下係止ピンは垂直切欠部の底部に係止されるので、その結果、上ユニット及び下ユニットは、極めて安定且つ強固に遊技機設置島台に固定することが可能となる。
ところで、一般的に、回胴式遊技機の上方には、遊技者が獲得した遊技媒体(メダル)を収容する玉箱を載置するための玉箱ボックスが設けられる。この理由は、回胴式遊技機を遊技機設置島台に設置すると、遊技機設置島台の前方側に突出する天板が回胴式遊技機の下端で覆われ、天板と回胴式遊技機との隙間が無くなってしまい、天板上に玉箱が載置できないからである。
そこで、このような場合には、次のようにするとよい。即ち、請求項5に記載の遊技機設置島台は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の遊技機設置島台において、前記回胴式遊技機の上端を支持する前記上ユニットの下側には、遊技者が獲得した遊技媒体を収容する玉箱を載置するための玉箱ボックスが着脱自在に取り付けられ、前記第2係止溝は、予め前記回胴式遊技機及び前記玉箱ボックスに対応する高さに形成されることを要旨とする。
従ってこのように構成される本発明の遊技機設置島台においては、第2係止溝は、予め回胴式遊技機及び玉箱ボックスに対応する高さに形成されているので、上ユニットの下側に玉箱ボックスを着脱自在に取り付けることが可能になる。その結果、上ユニットは、パチンコ遊技機と回胴式遊技機両者に共通して使用することができ、わざわざパチンコ遊技機用と回胴式遊技機用の構成の異なる上ユニットを予め用意する必要がなく、極めて使い勝手がよい。
本発明の概要を説明するための本実施形態に係る島台1を正面から見た模式図である。 本実施形態に係わるパチンコ遊技機10を設置するときの島台1の正面図、右側面図、平面図、A−A断面図である。 本実施形態に係わる回胴式遊技機20を設置するときの島台1の正面図、右側面図、平面図、B−B断面図である。 本実施形態に係わる上ユニット30の正面図、C−C断面図、D−D断面図である。 本実施形態に係わる上ユニット30の左側の部分分解斜視図である。 本実施形態に係わる下ユニット60の正面図、右側面図である。 本実施形態に係わる下ユニット60の左側の部分分解斜視図である。 本実施形態に係わる玉箱ボックス35の正面図、E−E断面図である。 本実施形態に係わる玉箱ボックス35が取り付けられたときの上ユニット30の正面図である。 本実施形態に係わる支柱3aの構成を説明する説明図である。 本実施形態に係わる補強金具12の構成を示す正面図である。 本実施形態に係わる化粧板8の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係わる島台1にパチンコ遊技機10が設置されたときに、島台1に内蔵される補給回収機構を説明するための模式図である。 本実施形態に係わるパチンコ遊技機10とパチスロ遊技機20を入れ替える場合の説明図である。 他の実施形態に係わる上係止溝100、下係止溝101の構成を説明する説明図である。 他の実施形態に係わる上係止溝100、下係止溝101の変形例の構成を説明する説明である。 他の実施形態に係る両面にパチンコ遊技機10とパチスロ遊技機20を設置するときの島台1の右側面図である。
<1.本発明の概要>
以下に、本発明を実施するための形態を図を用いて説明する。まず、図1を参照しながら、本発明の概要について説明する。図1は、本実施形態に係る島台1を正面から見た模式図であり、(A)はパチンコ遊技機10を設置する場合を示し、(B)は回胴式遊技機20を設置する場合を示している。なお、図中、Pはパチンコ遊技機10を意味し、Sは回胴式遊技機20を意味している。
島台1は、支柱3に対して上下に移動可能な上ユニット30と下ユニット60を備えており、上ユニット30は、島台1の上部側に設けられ、パチンコ遊技機10または回胴式遊技機20の上端を支持し、下ユニット60は、島台1の下部側に設けられ、パチンコ遊技機10または回胴式遊技機20の下端を支持し、両者でパチンコ遊技機10または回胴式遊技機20を挟み込むようにして島台1に固定する機能を有している。
上ユニット30は、その上部に、島台1に対して開閉自在に設けられ、島台1内部のパチンコ玉やメダル等の遊技媒体が玉詰まりを起こしたとき等に、店員が対処できるようにするための幕板が取り付けられる幕板部31と、該幕板部31の下方に設けられ、店員を呼び出したり、遊技機が特賞状態(例えば大当り状態)等になったときに点等/点滅する呼出ランプが取り付けられる押釦部33とから成っている。
なお、島台1に回胴式遊技機20を設置する場合には、上ユニット30には、図1(B)に示すように、押釦部33の下方に遊技者が獲得したメダルを収容する玉箱を載置するための玉箱ボックス35が取り付けられている。これは、回胴式遊技機20を島台1に設置すると、後述の下ユニット60の天板61が回胴式遊技機20下端で覆われ、天板61と回胴式遊技機20との隙間が無くなってしまい、天板61上に玉箱が載置できないからである(後述の図3参照)。
下ユニット60は、その上部に、島台1に対して前方側に突出する略矩形板状の天板61と、該天板61の下方に設けられ、島台1の下部を化粧する薄肉平板状の腰板が立設して取り付けられる腰板部63とから成っている。なお、島台1にパチンコ遊技機10を設置する場合には、天板61上には遊技者が獲得したパチンコ玉を収容する玉箱が載置されるスペースが確保されている(後述の図2参照)。従って、島台1にパチンコ遊技機10を設置する場合には、上記の玉箱ボックス35は必要ない。
そして、本発明では、上記のように構成される上ユニット30及び下ユニット60は、島台1に設置される遊技機が、パチンコ遊技機10から回胴式遊技機20へ、あるいは、回胴式遊技機20からパチンコ遊技機10へ入れ替えられる場合、島台1が備える後述の位置調整固定手段で、上ユニット30及び下ユニット60を極めて容易に上下に移動固定することで、島台1に設置される遊技機の種別に応じて、遊技機の設置高さを容易に変更できるようになっている。
即ち、遊技機が、パチンコ遊技機10から回胴式遊技機20に入れ替えられる場合には、図1(B)に示すように、上ユニット30を上方に移動し、上ユニット30の下方に玉箱ボックス35を取り付け、下ユニット60を下方に移動する。これにより、回胴式遊技機20の設置高さをパチンコ遊技機10よりも低くする。一方、回胴式遊技機20からパチンコ遊技機10に入れ替えられる場合には、図1(A)に示すように、上ユニット30を下方に移動し、上ユニット30から玉箱ボックス35を取り外し、下ユニット60を上方に移動する。これにより、パチンコ遊技機10の設置高さを回胴式遊技機20よりも高くする。以下、このように構成される島台1について、図を参照しながら詳細に説明する。
<2.島台1の構成>
図2は、パチンコ遊技機10を設置するときの島台1の正面図、右側面図、平面図、A−A断面図であり、図3は、回胴式遊技機20を設置するときの島台1の正面図、右側面図、平面図、B−B断面図である。なお、以下の説明においては、回胴式遊技機20は、パチンコ遊技機10と同じ高さに設計されたパチスロ遊技機20として説明する。また、島台1は、片面のみに遊技機が設置される場合について説明する。
島台1は、特に図2、3の平面図、A−A断面図、B−B断面図に示すように、平面視したとき4本の支柱3a、bが矩形の四隅に位置するように垂直状に立設され、その前側2本の支柱3aに、上ユニット30と下ユニット60が上下に移動自在に取り付けられている。支柱3a同士及び支柱3b同士の間隔は、遊技機(パチンコ遊技機10またはパチスロ遊技機20)の横寸に図示しない玉貸機等の台間ユニットの横寸を加算した寸法(例えば560、660ミリ)に形成され、また、対向する支柱3aと支柱3bの間隔は、内蔵される遊技媒体の補給、回収設備等が支障しない寸法(例えば350、450、500ミリ)に形成されている。
支柱3a、bは、スチール等の材質で形成され、対向する支柱3aと支柱3bの下部間には、該支柱3aと該支柱3bを連結するL字金具4が設けられており、このL字金具4は、ボルト5a、bにより支柱3a、bに螺着されている。また、L字金具4は、アンカーボルト6a、bにより遊技場の床面に固定されている。ここで、支柱3a、bの下端には高さ調節脚7a、bが設けられており、この高さ調節脚7a、bは、ボルトに螺合されたナットを回転させることにより、支柱3a、bの高さを調節できるようになっている。
そして、L字金具4の両側面(支柱3a、bの内側に係合する面)には、図示しない一対の長穴が穿設されており、上記したボルト5a、bは、この長穴を介して支柱3a、bに螺着されている。従って、支柱3a、bは、このような構成により、遊技場の床面に垂直状に立設されると共に、高さ調節脚7a、bによる支柱3a、bの高さ調節を可能にしている。これにより、床面に凹凸があっても、支障なく支柱3a、bを設置することが可能になる。
また、L字金具4は、図12に示す薄肉の金属板で形成される化粧板8により、全体が覆われるようになっているが、この化粧板8の構成については後述する(図2、3では、化粧板8は図示せず)。また、図中、9は、木等の材質により形成される底板であり、この底板9の構成についても後述する。なお、上記したL字金具4の両側面に設けた長穴は、支柱3a、b側に設けるようにしてもよい。
一方、対向する支柱3aと支柱3bの上部間には、該支柱3aと該支柱3bを連結する桟11が架設されている。この桟11は、島台1の補強を図るのは勿論のこと、島台1にパチスロ遊技機20を設置する場合には、メダルをパチスロ遊技機20に補給するための補給装置を水平支持するようになっている。つまり、この場合には、桟11は、仕様によって設置される高さ位置が異なる補給装置に対応して、予め支柱3a、bの所定の高さ位置に設けられるようになっている。なお、この桟11の支柱3a、bへの取り付けは、図示していないが、ボルト等により支柱3a、bの所定の高さに固定されるようになっている。
また、桟11同士の間には、図2、3の平面図に示すように、一対の補強金具12が着脱自在に架設されている。ここで、補強金具12の構成について、図11を参照しながら説明する。図11は、補強金具12の構成を示す正面図である。補強金具12は、スチール等の材質で形成され、その両端に桟11に嵌合するための上方に突出したコの字板12aと、該コの字板12a同士を連結するための水平平板状の連結板12bで構成されている。
そして、両端のコの字板12aを桟11にそれぞれ嵌合することにより、一対の補強金具12は、連結板12bが所定の間隔(前後方向の間隔)を有して平行に桟11同士の間に形成されると共に、桟11に対して着脱自在に装着される。この際、連結板12bは、桟11の下面と略同一平面上に位置するように形成される。なお、図2、3の平面図において、右側に示す一対の補強金具12は、隣接する遊技機に対応する補強金具12である。この隣接する遊技機に対応する一対の補強金具12は、図示では、当該遊技機に対応する一対の補強金具12よりもそれぞれ内側に位置するように設けられているが、これらの補強金具12の取り付け位置は、特に限定するものではなく、一対の補強金具12は、適宜間隔にて桟11に平行状に取り付けるようにすればよい。
補強金具12は、島台1の補強、特に支柱3a、bの横方向へのズレに対する補強を図ると共に、島台1にパチンコ遊技機10を設置する場合には、図2の平面図に示すように、連結板12b上に木等の材質により形成される上板13が載置されるようになっている。なお、この上板13の構成については後述する。また、図中、14は、島台1の片面のみに遊技機が設置される場合に限って取り付けられる、島台1の背面側を覆うバックパネルである。
次に、図12を参照しながら、化粧板8の構成について説明する。図12は、化粧板8の構成を示す斜視図である。化粧板8は、1つのコの字板8aと、一対の添え板8bと、一対の側板8cから構成されている。上述したように、化粧板8にてL字金具4を覆うには、一対の添え板8bを両側から挟み込むようにL字金具4と支柱3a、bに宛がい、次に、上方からコの字板8aを、添え板8bの切り欠かれた凹部8b1外側に嵌合するように取り付ける。この状態では、L字金具4は、添え板8bの凹部8b1とコの字板8aによりその全体が覆われ、さらに、支柱3a、bの下部側面が添え板8bの凸部8b2により覆われた状態となる。そして、この状態で、側板8cを図2、3の右側面図における左右方向から添え板8bの凸部8b2外側に嵌合するように取り付ける。これにより、化粧板8は、ボルト等の固定具を使用することなく島台1にしっかりと固定され、L字金具4と支柱3a、bの下部が化粧板8にて覆われ、島台1は美観を保つことができる。
次に、底板9の構成について説明する。底板9は、平面視したとき4本の支柱3a、bで形成される矩形の空間を隙間なく覆うように閉塞する矩形の平板状に形成され、図2、3の右側面図に示すように、島台1に設置される高さが、パチンコ遊技機10のときとパチスロ遊技機20のときとで異なっている。つまり、底板9は、島台1において、後述する下ユニット60の下端と一連の略水平状となる位置に着脱自在に設けられ、パチンコ遊技機10のときの方が、パチスロ遊技機20のときよりも高い位置に形成されている。
底板9の島台1への取り付けは、特に限定するものではないが、例えば、パチスロ遊技機20のときでは、図3の右側面図に示すように、下ユニット60の下端面が化粧板8の上端面と連なるように形成されるので、従って、底板9を化粧板8上に載置するように取り付けてもよいし、底板9を化粧板8の上端面と連なるように化粧板8同士の間に嵌め込むようにしてもよい。また、パチンコ遊技機10のときでは、下ユニット60の下端部に、島台1の内側に向かって延在する取付板を設け、この取付板の上に底板9を載置するように取り付けてもよい。ただし、本実施形態のように、島台1の片面のみにしかパチンコ遊技機10が設置されない場合には、下ユニット60も片面にしか取り付けられないので、この場合には、下ユニット60が取り付けられない図2の右側面図に示す支柱3bに、上記取付板と対向する取付板を設けるようにしてもよい。
このように構成される底板9は、4本の支柱3a、bで形成される島台1の下部における矩形の空間を閉塞するので、島台1から遊技媒体(パチンコ玉、メダル)や、ボルト、ナット等を始めとする内部の備品が、島台1の下部や外部に落下するのを防止することができる。また、底板9には、島台1にパチスロ遊技機20が設置される場合には、パチスロ遊技機20から排出されたメダルを回収するための回収装置が底板9上に設置される。また、さらに、底板9には、島台1にパチンコ遊技機10が設置される場合には、パチンコ遊技機10から排出されたパチンコ玉を回収して貯留、揚送する後述の下部タンク21や玉研磨揚送機22(後述の図13参照)が底板9上に設置される。
次に、上板13の構成について説明する。上板13は、島台1にパチンコ遊技機10を設置する場合に設けられる板であって、上述したように、2本の補強金具12の連結板12b上に載置され、この状態で上板13は、その上面が桟11の上面と略同一平面上に位置するように形成されている。図2の平面図に示すように、上板13は、2本の桟11間の略中央(左右方向の中央)に位置するように連結板12b上に載置され、上板13の奥行き長さは、略桟11の長さに等しく、上板13の左右方向の長さは、略補強金具12の半分の長さに等しく形成され、従って、上板13の左右両側には2つの空間領域が形成されている。
そして、島台1において、上板13の上には、パチンコ遊技機10にパチンコ玉を貯留して補給するための上部タンク24が設置され、上記した2つの空間領域のうち上板13右側の空間領域23には、下部タンク21から研磨揚送したパチンコ玉を上部タンク24に導出するための玉研磨揚送機22の上部(後述の研磨レール部28)が挿入されるようになっている。
ここで、図13を参照しながら、下部タンク21や玉研磨揚送機22、上部タンク24等の補給回収機構の構成及び島台1への脱着について説明する。図13は、島台1にパチンコ遊技機10が設置されたときに、島台1に内蔵される補給回収機構を説明するための模式図である。まず、補給回収機構を島台1に取り付けるには、パチンコ遊技機10からアウト玉ボックス等を介して排出されるパチンコ玉を貯留するため、下部タンク21をパチンコ遊技機10下のやや左側寄りに位置するように底板9上にビス等で固定する。
次に、上部タンク24を上板13上にビス等で固定し、上部タンク24から延びるジャバラホース41をパチンコ遊技機10の背面上部に設けられる玉貯留タンクに臨ませる。次に、玉研磨揚送機22の本体部27を、下部タンク21の右側に隣接するように底板9上にビス等で固定する。この際、下部タンク21から延びるジャバラホース25をビス26で本体部27に固定する。次に、上部タンク24の右側面上部に設けられた接合部29に、玉研磨揚送機22の研磨レール部28上部を差し込むと共に、研磨レール部28下部をビス42にて本体部27に固定する。
この状態で、玉研磨揚送機22は、パチンコ遊技機10背面の右奥側に位置し、研磨レール部28は、空間領域23(図2平面図参照)を通過して、その上端の玉排出口が上部タンク24に臨んでいる。これにより、パチンコ遊技機10から排出されて回収されたパチンコ玉は、下部タンク21に一旦貯留された後、玉研磨揚送機22に導出され、玉研磨揚送機22に導出されたパチンコ玉は、研磨されながら揚送されて上部タンク24に導出され、上部タンク24に導出されたパチンコ玉は、パチンコ遊技機10に補給される。この構成により、補給回収機構は、島台1へ容易に取り付けることができ、パチンコ遊技機10で使用されるパチンコ玉は、常にきれいな状態に保たれる。
なお、玉研磨揚送機22の本体部27には、パチンコ玉を揚送するための駆動装置が内蔵されており、また、玉研磨揚送機22の研磨レール部28には、その略中央(上下方向の中央)箇所に、研磨材をセットするための扉部材43が、図13の矢印Y方向に開閉自在に設けられている。なお、この研磨材を交換するには、パチンコ遊技機10の前枠を開放して行う。また、ジャバラホース25は、下部タンク21に貯留されたパチンコ玉を玉研磨揚送機22に導出するための装置であり、ジャバラホース41は、上部タンク24に貯留されたパチンコ玉をパチンコ遊技機10に導出するための装置である。また、図13には図示していないが、上部タンク24に貯留されたパチンコ玉を玉貸機等の台間ユニットに導出するジャバラホースを、別途設けるようにしてもよい。
一方、補給回収機構を島台1から取り外すには、上述した手順と逆の作業を行えばよい。即ち、ビス26を緩めてジャバラホース25を本体部27から引き抜き、ビス42を緩めて研磨レール部28を上方に引き上げ、研磨レール部28を本体部27及び上部タンク24の接合部29から取り外し、ビス等を緩めて下部タンク21及び本体部27を底板9から、上部タンク24を上板13からそれぞれ取り外せばよい。
このように、補給回収機構は、島台1から容易に取り付けたり、取り外したりすることができるので、島台1において、パチンコ遊技機10とパチスロ遊技機20の入れ替え作業が極めて容易となる。特に、上述したような構成の補給回収機構は、遊技者が獲得したパチンコ玉を一旦玉箱に受け入れ、該玉箱に貯留しきれないパチンコ玉を計数しながら島台1に返却する、限られたパチンコ玉数(例えば2000個)で遊技を行うことのできる玉貯留返却計数装置(いわゆる「個別JC」)が、各パチンコ遊技機10と対応して設けられる島台1に適用すると好適である。
なお、上述した説明では、島台1の片面のみにパチンコ遊技機10が設置された場合における補給回収機構の取り付け状態であり、この状態では、下部タンク21、玉研磨揚送機22、上部タンク24等の補給回収機構を構成する装置は、図2の右側面図に示す底板9及び上板13の中心(前後方向の中心)より左側に配置されている。仮に、島台1の両面にパチンコ遊技機10が設置される場合には、補給回収機構を、図2の右側面図に示す底板9及び上板13の中心(前後方向の中心)より右側にも、上記の手順に準じて配置すればよい。
あるいは、島台1の片面(左側)にパチンコ遊技機10が、もう一方の片面(右側)にパチスロ遊技機20が設置される場合には(図17参照)、図2の右側面図に示す底板9及び上板13の中心(前後方向の中心)より右側に、パチスロ遊技機20の補給回収機構を配置すればよい。
なお、パチスロ遊技機20の補給回収機構の詳しい構成は省略するが、上述したように、桟11で補給装置を水平支持すると共に、回収装置を底板9上に設置すればよい。この場合、底板9は、パチンコ遊技機10に対応した高さ(パチスロ遊技機20のときよりも高い位置)に設置されているが、仮に、パチスロ遊技機20の回収装置の設置に支障するときは、底板9の高さを適宜下げるようにしてもよく、あるいは、奥行き長さを半分にした底板9を2つ形成して、この半分にした底板9をそれぞれパチンコ遊技機10及びパチスロ遊技機20に対応した高さ位置に設けるようにしてもよい。
また、同様に、上板13や補強金具12がパチスロ遊技機20の補給装置の設置に支障するときは、奥行き長さを半分にした上板13を形成し、一対の補強金具12を手前側に寄せて該上板13を連結板12b上に載置すればよい(図17参照)。このようにすれば、上板13や補強金具12がパチスロ遊技機20の補給装置の設置に支障することはない。
<3.島台1の要部構成>
次に、本発明に係る島台1の要部の構成について説明する。図4は、上ユニット30の正面図、C−C断面図、D−D断面図であり、図5は、上ユニット30の左側の部分分解斜視図である。上ユニット30は、上板36と、上板36に対向する底板38と、上板36と底板38を連結する一対の側板37a、bとで、図4の正面図に示すように略矩形の枠状に形成されている。
側板37a、bの下部及び底板38の前面側には、矩形の前板39が付設されており、これら上ユニット30を構成する上板36、側板37a、b、底板38、前板39は、木等の材質により形成されている。上板36と前板39は、側板37a、bから外側に若干突出するように設けられている。また、上板36と前板39の間の空間は、上記した幕板部31であり、この幕板部31に開閉自在に上記の幕板が設けられるようになっている。
また、前板39は、上記した押釦部33であり、この押釦部33に上記の呼出ランプが取り付けられるようになっている。前板39の中央には、円形孔51が穿設されており、この円形孔51を介して、取り付けられた呼出ランプの配線が島台1内に引き込まれる。また、底板38には、図4のD−D断面図に示すように、上記した玉箱ボックス35を下方から取り付けるための3つの取付穴52が穿設されている。
図8は、玉箱ボックス35の正面図、E−E断面図であり、図9は、玉箱ボックス35が取り付けられたときの上ユニット30の正面図である。玉箱ボックス35は、上記したように、島台1にパチスロ遊技機20を設置する場合に上ユニット30に取り付けられるもので、上板53と、上板53に対向する底板55と、上板53と底板55を連結する一対の側板54a、bと、上板53、側板54a、b、底板55の後面側に付設される後板56とで、前面開放の箱状に形成されている。
玉箱ボックス35の上板53には、上ユニット30の底板38に穿設された3つの取付穴52(図4のD−D断面図参照)に対応するように、3つのボルト58が軸部を上方に突出するように設けられており、これらのボルト58を下方から取付穴52にそれぞれ挿入し、図示しないナットで螺着することにより、図9に示すように、玉箱ボックス35を上ユニット30の下側に装着する。
また、図中57は、玉箱ボックス35の内部空間を仕切る仕切板であり、この仕切板57にて仕切られた左側の空間領域59aに、遊技者が獲得したメダル等が貯留された玉箱が収納されるようになっており、この空間領域59aに比して小さい右側の空間領域59bには、遊技者から挿入される紙幣を識別するビルバリ(紙幣識別装置)等の機材が組み込まれるようになっている。
しかして、上ユニット30の側板37a、bには、上ユニット30を2本の支柱3aに対して上下に移動固定可能な、本発明の要部となる上記した位置調整固定手段を構成する上係止部材70が取り付けられている。上係止部材70は、金属等の材料により形成され、図5に示すように、矩形薄板状のベース板71と、該ベース板71から突出する一対の上係止ピン72a、bとから成っている。
側板37a、bには、上係止部材70の上係止ピン72a、bに対応するように取付穴73a、bが穿設されており、上係止部材70は、上係止ピン72a、bを取付穴73a、bに内側から挿入し、ベース板71に穿設された取付穴を介してビス74(図4のC−C断面図参照)で螺着することにより、上係止部材70を側板37a、bの略中央(上下方向の中央)箇所に取り付ける。上係止部材70を側板37a、bに取り付けた状態では、図4に示すように、上係止ピン72a、bは、その先端側が所定の長さだけ側板37a、bから突出した状態となっている。このようにして、位置調整固定手段を構成する上係止部材70は、上ユニット30に左右対称に取り付けられ、上ユニット30は、この上係止部材70により、島台1(支柱3)に対して上下に移動可能に構成される。
次に、下ユニット60の構成について説明する。図6は、下ユニット60の正面図、右側面図であり、図7は、下ユニット60の左側の部分分解斜視図である。下ユニット60は、上板64と、上板64に対向する上板64より奥行き幅の狭い底板65と、上板64と底板65を連結する一対の側板66a、bとで、図6の正面図に示すように略々矩形の枠状に形成されている。
側板66a、bは、内側に向かって突出する突出部66a1、b1を備えており、この突出部66a1と突出部66b1には、その下端面を連結する連結板67が架設されている。側板66a、bは、突出部66a1、b1が支柱3a間の内側に位置するように(突出部66a1、b1は、支柱3aと当接していてもよい)形成されており、突出部66a1、b1以外の箇所は、支柱3aから突出するようになっている。また、上板64、底板65、側板66a、bの前面側には、矩形薄肉状の化粧板68が立設されており、これら上板64、底板65、側板66a、b、連結板67、化粧板68により、上記した下ユニット60の腰板部63を形成している。
さらに、下ユニット60には、上板64の上部に、上記した島台1に対して前方側に突出する略矩形板状の天板61が、上板64を覆うように設けられている。つまり、下ユニット60は、天板61と腰板部63とから構成されている。また、天板61及び上板64には、図2、3のA−A断面図、B−B断面図に示すように、矩形の回収孔69が穿設されており、この回収孔69は、島台1にパチスロ遊技機20が設置された場合に、該パチスロ遊技機20から排出されるメダルを回収して内部の回収機構へ導出するための装置である。なお、下ユニット60を構成する天板61、上板64、底板65、側板66a、b、連結板67、化粧板68は、木等の材質により形成されている。また、天板61は、その表面を覆う化粧板等を装着するようにしてもよい。
しかして、下ユニット60の上板64及び側板66a、bには、下ユニット60を2本の支柱3aに対して上下に移動固定可能な、本発明の要部となる上記した位置調整固定手段を構成する下係止部材80が取り付けられている。下係止部材80は、上係止部材70と同様に、金属等の材料により形成され、図7に示すように、L字形薄板状のベース板81と、該ベース板81から突出する一対の下係止ピン82a、bとから成っている。ベース板81は、上端に形成される略正方形の上端部81aと、上端部81aの縁から下方に延びる矩形のベース部81bを備えている。
上板64は、その上面奥側の左右端部に、ベース板81の上端部81aと係合するための該上端部81aの形状とほぼ合致する略正方形の係合溝83が形成されている。下係止部材80は、上端部81aを上方から上板64の係合溝83に係合すると共に、ベース部81bを外側から側板66a、bの突出部66a1、b1に当接し、ベース板81(上端部81a、ベース部81b)に穿設された取付穴を介してビス84(図6の右側面図参照)で螺着することにより、下係止部材80を上板64の係合溝83及び側板66a、bの突出部66a1、b1に、つまり下ユニット60の後部上方の両側面箇所に取り付ける。
そして、下係止部材80を下ユニット60に取り付けたら、天板61を、上板64を覆うように設置する。すると、ベース板81の上端部81aは、天板61の下面と上板64の上面とで挟持され、これにより、下係止部材80は、より強固に下ユニット60に取り付けられる。下係止部材80を下ユニット60に取り付けた状態では、図6の正面図に示すように、下係止ピン82a、bは、その先端側が所定の長さだけ側板66a、bから突出した状態となっている。このようにして、位置調整固定手段を構成する下係止部材80は、下ユニット60に左右対称に取り付けられ、下ユニット60は、この下係止部材80により、島台1(支柱3)に対して上下に移動可能に構成される。なお、下係止ピン82a、bの径は、上述した上係止ピン72a、bの径と同一に形成されている。
次に、支柱3aの構成について説明する。図10は、支柱3aの構成を説明する説明図であり、(A)は支柱3aの正面図及び右側面図を示し、(B)は支柱3aの上係止溝90(下係止溝91)付近の拡大正面図及び拡大右側面図を示し、(C)は支柱3aのF−F断面図及びG−G断面図を示している。支柱3aは、上下方向に長尺の角パイプ状に形成され、上部に一対の上第1係止溝90a、上第2係止溝90b、上第3係止溝90c、上第4係止溝90dからなる位置調整固定手段を構成する上係止溝90と、下部に一対の下第1係止溝91a、下第2係止溝91b、下第3係止溝91c、下第4係止溝91dからなる位置調整固定手段を構成する下係止溝91を有している。
支柱3aに形成された各係止溝90a〜d、91a〜dは、上記したようにそれぞれ対をなしているが、同じ係止溝同士(例えば上第1係止溝90a同士)の形状は、図示するように(例えば図10のF−F断面図)、正面から見て左右対称に形成され、そのうち、2本の支柱3aの内側にそれぞれ配置される係止溝90a〜d、91a〜d(図10の正面図参照)に、上述した支柱3a同士の間に設置される遊技機に対応する上ユニット30の上係止ピン72a、bと下ユニット60の下係止ピン82a、bが挿入されるようになっている。
なお、2本の支柱3aの外側にそれぞれ配置される係止溝90a〜d、91a〜dは、隣接する遊技機に対応するものであり、島台1が遊技機1台のみを設置するいわゆる単独島として使用されるときは、これら2本の支柱3aの外側にそれぞれ配置される係止溝90a〜d、91a〜dは、使用されない。
ここで、図10(B)(C)を参照しながら、係止溝90a〜d、91a〜dの形状について説明する。係止溝90a〜d、91a〜dは、それぞれ同形状に形成されており、その形状は、支柱3aの前板92を略矩形状に切り欠いた前切欠部93と、支柱3aの側板94a、bを水平状の水平切欠部95aと垂直状の垂直切欠部95bとで略L字状に切り欠いた前切欠部93と連なる側切欠部95とにより形成されている。前切欠部93及び側切欠部95の大きさは、上記上係止ピン72a、b及び下係止ピン82a、bの径より若干大きく形成され、また、側切欠部95は、その上角部(水平切欠部95aと垂直切欠部95bの連結部)に1/4円程度の曲面R1と、垂直切欠部95bの底部に半円程度の曲面R2を有している。
上係止溝90において、各係止溝90a〜dは、支柱3aの上から順に形成され、その上下方向の間隔は、図10の正面図及び右側面図に示すように、上第1係止溝90aと上第3係止溝90cの間隔と、上第2係止溝90bと上第4係止溝90dの間隔が等しくなるように形成されている。つまり、上第1係止溝90a及び上第3係止溝90cはパチスロ遊技機20に対応しており、上第2係止溝90b及び上第4係止溝90dはパチンコ遊技機10に対応している。
下係止溝91において、各係止溝91a〜dは、支柱3aの上から順に形成され、その上下方向の間隔は、図10の正面図及び右側面図に示すように、下第1係止溝91aと下第2係止溝91bの間隔と、下第3係止溝91cと下第4係止溝91dの間隔が等しくなるように形成されている。つまり、下第1係止溝91a及び下第2係止溝91bはパチンコ遊技機10に対応しており、下第3係止溝91c及び下第4係止溝91dはパチスロ遊技機20に対応している。
なお、支柱3bにも、支柱3aと同様に上係止溝90及び下係止溝91(係止溝90a〜d、91a〜d)が形成されるが、これら支柱3bの係止溝90a〜d、91a〜dは、島台1の両面に遊技機が設置される場合に使用されることになる。
<4.遊技機の入れ替え>
以上のように構成される島台1において、パチンコ遊技機10とパチスロ遊技機20を入れ替える場合について説明する。図14は、パチンコ遊技機10とパチスロ遊技機20を入れ替える場合の説明図であり、(A)は上ユニット30を支柱3aに取り付けるときの説明図を示し、(B)は下ユニット60を支柱3aに取り付けるときの説明図を示し、(A)(B)共に島台1の右側面側から見た図を示している。
まず、パチスロ遊技機20を島台1に設置する場合には、図14(A)に示すように、上ユニット30を島台1の前方側から後方側に移動して、上ユニット30の側板37a、bから外側に突出している上係止ピン72a及び上係止ピン72bを、支柱3aの上第1係止溝90a及び上第3係止溝90cに挿入する。この際、上係止ピン72a、bは、支柱3aの前板92が切り欠かれた前切欠部93から進入し、この前切欠部93と連なる支柱3aの側板94a、bが切り欠かれた側切欠部95の水平切欠部95aの形状に沿って水平に移動する。すると、上係止ピン72a、bは、側切欠部95の上角部に形成された曲面R1に誘導されて、側切欠部95の垂直切欠部95bの底部に形成された曲面R2にスムーズに到達する(図10(B)(C)参照)。これにより、上係止ピン72aが上第1係止溝90aに、上係止ピン72bが上第3係止溝90cにそれぞれ係止され、上ユニット30は支柱3aにしっかりと固定される。この状態では、上ユニット30の上端は、図3の正面図に示すように、支柱3aの上端よりT3だけ高い位置にある。
そして、上ユニット30を支柱3aに固定したら、玉箱ボックス35を下方から上ユニット30に吊り下げるように取り付ける。これは、上ユニット30の底板38に穿設された3つの取付穴52に、玉箱ボックス35の上板53から突出する3つのボルト58を挿通しナットで螺着することにより行う(図4、図8参照)。
上記の説明から明らかなように、上ユニット30の上係止ピン72aと上係止ピン72bの間隔は、支柱3aの上第1係止溝90aと上第3係止溝90cの間隔と等しく形成されており、パチスロ遊技機20を島台1に設置する場合には、上ユニット30は、島台1の前方側から後方側に移動させるだけで、上係止ピン72aが上第1係止溝90aに、上係止ピン72bが上第3係止溝90cに係止され、これにより極めて容易に上ユニット30を支柱3aに固定することができる。そして、このように上ユニット30が固定された状態で、玉箱ボックス35を上ユニット30に装着すると、玉箱ボックス35の底板55が、島台1に設置するパチスロ遊技機20の上端を支持する位置に配置される。
次に、図14(B)に示すように、下ユニット60を、上ユニット30と同様に島台1の前方側から後方側に移動して、下ユニット60の側板66a、bから外側に突出している下係止ピン82a及び下係止ピン82bを、支柱3aの下第3係止溝91c及び下第4係止溝91dに挿入する。この際の下係止ピン82a、bの移動状態は、上記の上係止ピン72a、bと同じなので、ここでの説明は省略する。これにより、下係止ピン82aが下第3係止溝91cに、下係止ピン82bが下第4係止溝91dにそれぞれ係止され、下ユニット60は支柱3aにしっかりと固定される。この状態では、下ユニット60の上端は、図3の正面図に示すように、遊技場の床面よりT4だけ高い位置にある。
上記の説明から明らかなように、下ユニット60の下係止ピン82aと下係止ピン82bの間隔は、支柱3aの下第3係止溝91cと下第4係止溝91dの間隔と等しく形成されており、パチスロ遊技機20を島台1に設置する場合には、下ユニット60は、島台1の前方側から後方側に移動させるだけで、下係止ピン82aが下第3係止溝91cに、下係止ピン82bが下第4係止溝91dに係止され、これにより極めて容易に下ユニット60を支柱3aに固定することができる。そして、このように下ユニット60が固定された状態では、下ユニット60の天板61が、島台1に設置するパチスロ遊技機20の下端を支持する位置に配置される。
次に、島台1に設置しているパチスロ遊技機20を、パチンコ遊技機10に入れ替える場合には、上ユニット30の底板38からナットを緩めてボルト58を離脱し、玉箱ボックス35を上ユニット30から取り外す。次に、上ユニット30を少し上方に持ち上げてから島台1の手前側に引っ張るように移動して、上ユニット30の上係止ピン72a、bを、支柱3aの上第1係止溝90a及び上第3係止溝90cからそれぞれ離脱する。この際、上係止ピン72a、bは、上方に持ち上げたときに側切欠部95の曲面R1に誘導され、その後手前側に引っ張ることにより、側切欠部95の水平切欠部95aの形状に沿って水平移動しながらスムーズに前切欠部93から容易に離脱する(図10(B)(C)参照)。
そして、上ユニット30を支柱3aから離脱したら、上係止ピン72a、bを、上記に準じて、支柱3aの上第2係止溝90b及び上第4係止溝90dに挿入する。これにより、上係止ピン72aが上第2係止溝90bに、上係止ピン72bが上第4係止溝90dにそれぞれ係止され、上ユニット30は支柱3aにしっかりと固定される。この状態では、上ユニット30の上端は、図2の正面図に示すように、支柱3aの上端よりT1だけ高い位置にある。T1は、上記のT3よりも小さく、つまりパチスロ遊技機20をパチンコ遊技機10に入れ替える場合には、上ユニット30は、T3−T1だけ設置位置が低くなり、このT3−T1の長さは、図14(A)に示すように、上係止ピン72aが挿入される上第1係止溝90aと上第2係止溝90bの間隔、及び、上係止ピン72bが挿入される上第3係止溝90cと上第4係止溝90dの間隔と等しくなっている。
上記の説明から明らかなように、上ユニット30の上係止ピン72aと上係止ピン72bの間隔は、支柱3aの上第2係止溝90bと上第4係止溝90dの間隔と等しく形成されており、島台1に設置しているパチスロ遊技機20をパチンコ遊技機10に入れ替える場合には、上ユニット30は、少し上方に持ち上げてから島台1の手前側に引っ張るように移動させるだけで、上係止ピン72aが上第1係止溝90aから、上係止ピン72bが上第3係止溝90cから離脱され、これにより極めて容易に上ユニット30を支柱3aから離脱することができる。そして、この離脱した上ユニット30は、島台1の前方側から後方側に移動させるだけで、上係止ピン72aが上第2係止溝90bに、上係止ピン72bが上第4係止溝90dに係止され、これにより極めて容易に上ユニット30を支柱3aに固定することができる。そして、上ユニット30が固定された状態では、上ユニット30の底板38が、島台1に設置するパチンコ遊技機10の上端を支持する位置に配置される。
次に、下ユニット60を、上ユニット30と同様に少し上方に持ち上げてから島台1の手前側に引っ張るように移動して、下ユニット60の下係止ピン82a、bを、支柱3aの下第3係止溝91c及び下第4係止溝91dからそれぞれ離脱する。この際の下係止ピン82a、bの移動状態は、上記の上係止ピン72a、bと同じなので、ここでの説明は省略する。
そして、下ユニット60を支柱3aから離脱したら、下係止ピン82a、bを、上記に準じて、支柱3aの下第1係止溝91a及び下第2係止溝91bに挿入する。これにより、下係止ピン82aが下第1係止溝91aに、下係止ピン82bが下第2係止溝91bにそれぞれ係止され、下ユニット60は支柱3aにしっかりと固定される。この状態では、下ユニット60の上端は、図2の正面図に示すように、遊技場の床面よりT2だけ高い位置にある。T2は、上記のT4よりも大きく、つまりパチスロ遊技機20をパチンコ遊技機10に入れ替える場合には、下ユニット60は、T2−T4だけ高くなり、このT2−T4の長さは、図14(B)に示すように、下係止ピン82aが挿入される下第1係止溝91aと下第3係止溝91cの間隔、及び、下係止ピン82bが挿入される下第2係止溝91bと下第4係止溝91dの間隔と等しくなっている。
上記の説明から明らかなように、下ユニット60の下係止ピン82aと下係止ピン82bの間隔は、支柱3aの下第1係止溝91aと下第2係止溝91bの間隔と等しく形成されており、下ユニット60は、少し上方に持ち上げて島台1のから手前側に引っ張るように移動させるだけで、下係止ピン82aが下第3係止溝91cから、下係止ピン82bが下第4係止溝91dから離脱され、これにより極めて容易に下ユニット60を支柱3aから離脱することができる。そして、この離脱した下ユニット60は、島台1の前方側から後方側に移動させるだけで、下係止ピン82aが下第1係止溝91aに、下係止ピン82bが下第2係止溝91bに係止され、これにより極めて容易に下ユニット60を支柱3aに固定することができる。そして、下ユニット60が固定された状態では、下ユニット60の天板61が、島台1に設置するパチンコ遊技機10の下端を支持する位置に配置される。
なお、上記の説明では、パチスロ遊技機20をパチンコ遊技機10に入れ替える場合について説明したが、パチンコ遊技機10をパチスロ遊技機20に入れ替える場合についても、上記に準じて行うようにすればよい。
<5.効果>
このように、本実施形態の島台1は、設置する遊技機の種別や玉箱ボックス35の高さに応じて予め支柱3の所定位置に上係止溝90、下係止溝91を所定数設けておき、これらの上係止溝90、下係止溝91に係止する上係止ピン72、下係止ピン82を上ユニット30、下ユニット60に設けることで、島台1に設置される遊技機の種別や付属する備品等の高さに応じて、島台1に対して容易に上ユニット30、下ユニット60の高さを変更することができる。
つまり、本実施形態の島台1では、上係止ピン72a、bを上係止溝90a、cに、下係止ピン82a、bを下係止溝91c、dに挿入して係止させるだけで、上ユニット30と下ユニット60は、図3の正面図、右側面図に示すように、島台1においてパチスロ遊技機20を支持する所定位置に設置することができ、また、上係止ピン72a、bを上係止溝90b、dに、下係止ピン82a、bを下係止溝91a、bに挿入して係止させるだけで、上ユニット30と下ユニット60は、図2の正面図、右側面図に示すように、島台1においてパチンコ遊技機10を支持する所定位置に容易に設置することができるようになっている。
しかも、上係止ピン72a、b及び下係止ピン82a、bを上係止溝90a、b、c、d及び下係止溝91a、b、c、dに係止するには、上ユニット30及び下ユニット60を島台1の前方側から後方側に移動させるだけで行うことができ、一方上係止ピン72a、b及び下係止ピン82a、bを上係止溝90a、b、c、d及び下係止溝91a、b、c、dから離脱するには、上ユニット30及び下ユニット60を少し上方に持ち上げてから島台1の手前側に引っ張るように移動させるだけで行うことができる。
また、遊技機を入れ替えるには、上ユニット30及び下ユニット60を一旦島台1から離脱して行うようにしたので、これにより、遊技機の入れ替えの際、島台1内の保守、点検等を併せて行うこともできる。さらに、上ユニット30の底板38に、ボルト58を介して玉箱ボックス35を着脱自在に取り付けることができるので、上ユニット30は、パチンコ遊技機10とパチスロ遊技機20両者に共通して使用することができ、わざわざパチンコ遊技機10用とパチスロ遊技機20用の構成の異なる上ユニットを予め用意する必要がなく、極めて使い勝手がよい。
即ち、本実施形態の島台1では、島台1が備える位置調整固定手段で、ボルトやナットを使用することなく、上ユニット30及び下ユニット60を極めて容易に上下に移動可能に固定することで、島台1に設置される遊技機の種別に応じて、遊技機の設置高さを容易に変更することができる。加えて、上ユニット30と下ユニット60は、個別に上下に移動させることができるので、異なる高さの遊技機の入れ替えであっても、上ユニット30と下ユニット60の高さ方向の間隔、即ち島台1における遊技機設置空間の高さを所望の長さに設定して容易に対応することができ、極めて使い勝手がよい。
<6.他の実施形態>
以上、本発明の実施形態に係わる島台1を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成は実施形態に示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加などがあっても本発明に含まれる。
例えば、上述した実施形態においては、回胴式遊技機は、パチンコ遊技機10と同じ高さに設計されたパチスロ遊技機20として説明したが、回胴式遊技機は、パチスロ遊技機20と高さの異なるスロットマシーンであってもよい。この場合には、このスロットマシーンの高さに応じて、予め島台1の支柱3の所定位置に上係止溝90、下係止溝91を設けるようにすればよい。
また、島台1は、片面のみに遊技機が設置される場合について説明したが、勿論、両面に遊技機が設置される場合であっても適用できる。特に、遊技場において、パチンコ遊技機が設置される島台群と回胴式遊技機が設置される島台群の境界となる島台は、パチンコ遊技機と回胴式遊技機の入れ替えが頻繁に行われることが予想されるので、このような境界となる島台に本発明の実施形態に係わる島台1を予め設置しておけば、図17に示すように、島台1の片面にパチンコ遊技機10を、もう一方の片面にパチスロ遊技機20(回胴式遊技機)を適宜設置することができ、極めて使い勝手がよい。なお、図17は、両面にパチンコ遊技機10とパチスロ遊技機20を設置するときの島台1の右側面図である。
また、島台1は、上述した実施形態ではパチンコ玉やメダル等の遊技媒体を外部に排出するパチンコ遊技機や回胴式遊技機に適用した場合を説明したが、これは、例えば、各遊技機に対応して遊技媒体計数器を設け、遊技媒体を外部に一切排出せずに、遊技者が獲得した遊技媒体を玉箱に入れることなく計数して、その遊技媒体数を数値で表示する封入式遊技機に適用するようにしてもよい。また、本発明の実施形態に係わる島台1は、上記したパチンコ遊技機や回胴式遊技機以外に、アレパチや雀球等の遊技機に適用するようにしてもよい。
また、上ユニット30の上係止ピン72a、b、下ユニット60の下係止ピン82a、b、上係止溝90の各係止溝90a〜d、下係止溝91の各係止溝91a〜dは、その数や互いの間隔は、上述した実施形態に限らず、適宜設定するようにすればよい。
また、上述した実施形態において説明した、位置調整固定手段を構成する支柱3に形成された上係止溝90、下係止溝91の構成は、次のようにしてもよい。図15は、上係止溝90、下係止溝91の他の実施形態としての上係止溝100、下係止溝101の構成を説明する説明図であり、(A)は支柱3aの正面図及び右側面図を示し、(B)は支柱3aの上係止溝100(下係止溝101)付近の拡大正面図、上部拡大右側面図、下部拡大右側面図を示している。なお、この他の実施形態の説明においては、上述した実施形態と同様な構成については同じ符号を付し、それら構成の詳細な説明については省略するものとする。
支柱3aは、上部に左右一対の上係止溝100と、下部に左右一対の下係止溝101を有している。まず、上係止溝100は、上部に上部係止溝100aと、上部係止溝100aの下部に下部係止溝100bを有しており、両者はそれぞれ同形状に形成されている。係止溝100a、bの形状は、支柱3aの前板92を略矩形状に切り欠いた前切欠部103と、支柱3aの側板94a、bを略L字状に切り欠いた前切欠部103と連なる側切欠第1水平部105と、側切欠第1水平部105の略中央(前後方向の中央)から下方に連なる側板94a、bを垂直状に切り欠いた側切欠垂直部107と、側切欠垂直部107の下端から後方に連なる側板94a、bを略L字状に切り欠いた側切欠第2水平部109とにより形成されている。なお、側切欠第1水平部105、側切欠第2水平部109は、上記した側切欠部95と同様の水平状の水平切欠部95aと垂直状の垂直切欠部95bとで略L字状に形成されているが、図15(B)には、符号95a、bは省略しており、これは、後述の側切欠水平部115a、b、cについても同様である。
つまり、上部係止溝100aは、上述した実施形態の上第1係止溝90aと上第2係止溝90bを側切欠垂直部107で略連結した形状(上第2係止溝90bに連なる前切欠部93は不形成)に形成され、下部係止溝100bは、上述した実施形態の上第3係止溝90cと上第4係止溝90dを側切欠垂直部107で略連結した形状(上第4係止溝90dに連なる前切欠部93は不形成)に形成されている。
一方、下係止溝101の形状は、支柱3aの前板92を略矩形状に切り欠いた上係止溝100の前切欠部103と同形状の前切欠部113aと、前切欠部113aと平行に前切欠部113aの下方に形成される前切欠部113aと同形状の前切欠部113b、cと、支柱3aの側板94a、bを略L字状に切り欠いた前切欠部113a、b、cと連なる上係止溝100の側切欠第1水平部105と同形状の側切欠水平部115a、b、cと、側切欠水平部115a、b、cの略中央(前後方向の中央)を連結する側板94a、bを垂直状に切り欠いた側切欠垂直部117a、bとにより形成されている。
つまり、下係止溝101は、上述した実施形態の下第1係止溝91aと下第4係止溝91dを側切欠垂直部117a、bで連結し、下第1係止溝91aと下第4係止溝91dの中央(上下方向の中央)位置に、下第2係止溝91b及び下第3係止溝91cの替わりに係止溝91a、dと同形状の係止溝(前切欠部113b及び側切欠水平部115b)を形成した形状に形成されている。
従って、この他の実施形態に係る上係止溝100(上部係止溝100a、下部係止溝100b)が形成された支柱3aに上ユニット30を取り付けるには、上記図14(A)に準じて、まず、パチスロ遊技機20を島台1に設置するとき、上ユニット30を島台1の前方側から後方側に移動して、上ユニット30の上係止ピン72a、bを、支柱3aの係止溝100a、bに挿入する。この際、上係止ピン72a、bは、支柱3aの前板92が切り欠かれた前切欠部103から進入し、この前切欠部103と連なる側切欠第1水平部105の形状に沿って水平に移動する(図15(B)の上部拡大右側面図参照)。
すると、上係止ピン72a、bは、側切欠第1水平部105の上角部に形成された曲面R1に誘導されて、側切欠第1水平部105の底部に形成された曲面R2にスムーズに到達する。これにより、上係止ピン72aが上部係止溝100aに、上係止ピン72bが下部係止溝100bにそれぞれ係止され、上ユニット30は支柱3aにしっかりと固定される。この状態では、上ユニット30の上端は、図3の正面図に示すように、支柱3aの上端よりT3だけ高い位置にある。そして、上ユニット30を支柱3aに固定したら、玉箱ボックス35を下方から上ユニット30に吊り下げるように取り付ける。
上記の説明から明らかなように、上ユニット30の上係止ピン72aと上係止ピン72bの間隔は、支柱3aの上部係止溝100aの側切欠第1水平部105と下部係止溝100bの側切欠第1水平部105の間隔と等しく形成されており、パチスロ遊技機20を島台1に設置する場合には、上ユニット30は、島台1の前方側から後方側に移動させるだけで、上係止ピン72aが上部係止溝100a(側切欠第1水平部105)に、上係止ピン72bが下部係止溝100b(側切欠第1水平部105)に係止され、これにより極めて容易に上ユニット30を支柱3aに固定することができる。そして、このように上ユニット30が固定された状態で、玉箱ボックス35を上ユニット30に装着すると、玉箱ボックス35の底板55が、島台1に設置するパチスロ遊技機20の上端を支持する位置に配置される。
次に、上記図14(B)に準じて、下ユニット60を、上ユニット30と同様に島台1の前方側から後方側に移動して、下ユニット60の下係止ピン82a及び下係止ピン82bを、支柱3aの下係止溝101に挿入する。この際、下係止ピン82a、bは、支柱3aの前板92が切り欠かれた前切欠部113b、cから進入し、この前切欠部113b、cと連なる側切欠水平部115b、cの形状に沿って水平に移動する(図15(B)の下部拡大右側面図参照)。この際の下係止ピン82a、bの移動状態は、上記の上係止ピン72a、bと同じなので、ここでの説明は省略する。これにより、下係止ピン82a、bが下係止溝101にそれぞれ係止され、下ユニット60は支柱3aにしっかりと固定される。この状態では、下ユニット60の上端は、図3の正面図に示すように、遊技場の床面よりT4だけ高い位置にある。
上記の説明から明らかなように、下ユニット60の下係止ピン82aと下係止ピン82bの間隔は、支柱3aの側切欠水平部115bと側切欠水平部115cの間隔(側切欠垂直部117bの長さ、後述のT2−T4の長さ)と等しく形成されており、パチスロ遊技機20を島台1に設置する場合には、下ユニット60は、島台1の前方側から後方側に移動させるだけで、下係止ピン82aが側切欠水平部115bに、下係止ピン82bが側切欠水平部115cに係止され、これにより極めて容易に下ユニット60を支柱3aに固定することができる。そして、このように下ユニット60が固定された状態では、下ユニット60の天板61が、島台1に設置するパチスロ遊技機20の下端を支持する位置に配置される。
次に、島台1に設置しているパチスロ遊技機20を、パチンコ遊技機10に入れ替える場合には、玉箱ボックス35を上ユニット30から取り外し、上ユニット30を少し上方に持ち上げてから島台1の手前側に引っ張るように移動してから下方に移動する。この際、上係止ピン72a、bは、上方に持ち上げたときに側切欠第1水平部105の曲面R1に誘導され、その後手前側に引っ張ることにより、側切欠部95の形状に沿って水平移動し、次に側切欠垂直部107に到達すると、自重により側切欠垂直部107に沿って落下するように移動する。そして、上係止ピン72a、bが側切欠第2水平部109に到達したら、上ユニット30を島台1の前方側から後方側に移動する。この際の上係止ピン72a、bの移動状態は、上記と同じなので、ここでの説明は省略する。
これにより、上係止ピン72aが上部係止溝100aに、上係止ピン72bが下部係止溝100bにそれぞれ係止され、上ユニット30は支柱3aにしっかりと固定される。この状態では、上ユニット30の上端は、図2の正面図に示すように、支柱3aの上端よりT1だけ高い位置にある。T1は、上記のT3よりも小さく、つまりパチスロ遊技機20をパチンコ遊技機10に入れ替える場合には、上ユニット30は、T3−T1だけ設置位置が低くなり、このT3−T1の長さは、図15(B)の上部拡大右側面図に示すように、上係止ピン72aが挿入される上部係止溝100aの側切欠第1水平部105と側切欠第2水平部109の間隔(側切欠垂直部107の長さ)、及び、上係止ピン72bが挿入される下部係止溝100bの側切欠第1水平部105と側切欠第2水平部109の間隔(側切欠垂直部107の長さ)と等しくなっている。
上記の説明から明らかなように、上ユニット30の上係止ピン72aと上係止ピン72bの間隔は、支柱3aの上部係止溝100aの側切欠第2水平部109と下部係止溝100bの側切欠第2水平部109の間隔と等しく形成されており、島台1に設置しているパチスロ遊技機20をパチンコ遊技機10に入れ替える場合には、上ユニット30は、少し上方に持ち上げてから島台1の手前側に引っ張るようにしてから下方に移動し、その後、島台1の前方側から後方側に移動させるだけで、上係止ピン72a、bが、係止溝100a、bにおいて側切欠第1水平部105から側切欠垂直部107を介して側切欠第2水平部109に移動して係止され、これにより極めて容易に上ユニット30を支柱3aに固定することができる。そして、上ユニット30が固定された状態では、上ユニット30の底板38が、島台1に設置するパチンコ遊技機10の上端を支持する位置に配置される。
次に、下ユニット60を、上ユニット30と同様に少し上方に持ち上げてから島台1の手前側に引っ張るように移動してから上方に移動する。この際、下係止ピン82a、bは、上方に持ち上げたときに側切欠水平部115b、cの曲面R1に誘導され、その後手前側に引っ張ることにより、側切欠水平部115b、cの形状に沿って水平移動し、次に側切欠垂直部117a、bに到達したとき、側切欠垂直部117a、bに沿って持ち上げるように移動する。そして、下係止ピン82a、bが側切欠水平部115a、bに到達したら、上ユニット30を島台1の前方側から後方側に移動する。この際の下係止ピン82a、bの移動状態は、上記の上係止ピン72a、bと同じなので、ここでの説明は省略する。
これにより、下係止ピン82a、bが下係止溝101にそれぞれ係止され、下ユニット60は支柱3aにしっかりと固定される。この状態では、下ユニット60の上端は、図2の正面図に示すように、遊技場の床面よりT2だけ高い位置にある。T2は、上記のT4よりも大きく、つまりパチスロ遊技機20をパチンコ遊技機10に入れ替える場合には、下ユニット60は、T2−T4だけ高くなり、このT2−T4の長さは、図15(B)の下部拡大右側面図に示すように、下係止ピン82aが挿入される下係止溝101の側切欠水平部115aと側切欠水平部115bの間隔(側切欠垂直部117a、bの長さ)、及び、下係止ピン82bが挿入される側切欠水平部115bと側切欠水平部115cの間隔(側切欠垂直部117a、bの長さ)と等しくなっている。
上記の説明から明らかなように、下ユニット60の下係止ピン82aと下係止ピン82bの間隔は、支柱3aの側切欠水平部115aと側切欠水平部115bの間隔(側切欠垂直部117aの長さ、T2−T4の長さ)と等しく形成されており、島台1に設置しているパチスロ遊技機20をパチンコ遊技機10に入れ替える場合には、下ユニット60は、少し上方に持ち上げてから島台1の手前側に引っ張るようにしてから上方に移動し、その後、島台1の前方側から後方側に移動させるだけで、下係止ピン82a、bが、下係止溝101において側切欠水平部115b、cから側切欠垂直部117a、bを介して側切欠水平部115a、bに移動して係止され、これにより極めて容易に下ユニット60を支柱3aに固定することができる。そして、下ユニット60が固定された状態では、下ユニット60の天板61が、島台1に設置するパチンコ遊技機10の下端を支持する位置に配置される。
また、上記の説明では、島台1に設置しているパチスロ遊技機20をパチンコ遊技機10に入れ替える場合には、下ユニット60は、支柱3a(下係止溝101)から下係止ピン82a、bを離脱することなく、該下係止ピン82a、bを側切欠水平部115b、cから側切欠水平部115a、bに側切欠垂直部117a、bを介して移動するようにしたが、これは、下係止ピン82a、bを島台1の手前側に引っ張るように移動し、前切欠部113b、cを介して支柱3a(側切欠水平部115b、c)から一旦離脱し、その後、上記に準じて、下ユニット60を島台1の前方側から後方側に移動して、下係止ピン82a、bを前切欠部113a、bから側切欠水平部115a、bに挿入して固定するようにすればよい。
なお、上記の説明では、パチスロ遊技機20をパチンコ遊技機10に入れ替える場合について説明したが、パチンコ遊技機10をパチスロ遊技機20に入れ替える場合についても、上記に準じて行うようにすればよい。
このような構成の他の実施形態に係る上係止溝100、下係止溝101によれば、上述した実施形態に比して、遊技機を入れ替える場合に上ユニット30及び下ユニット60を支柱3から離脱することなく、島台1に設置される遊技機の種別に応じて、島台1に対して容易に上ユニット30、下ユニット60の高さを変更することができるので、さらに遊技機の入れ替え作業が容易となる。また、下係止溝101の側切欠水平部115bのように、下係止ピン82a、b両者が共に挿入される共用の係止溝を支柱に形成すれば、係止溝の構成が簡素化され(側切欠水平部の数が減少され)、このような構成は、上係止溝100にも適用するようにしてもよい。
次に、図16を参照しながら、上記した他の実施形態に係る上係止溝100、下係止溝101の変形例について説明する。図16は、上係止溝100、下係止溝101の変形例としての上係止溝200、下係止溝201の構成を説明する説明図であって、支柱3aの上部拡大右側面図及び下部拡大右側面図を示している。なお、この変形例の説明においても、上述した実施形態と同様な構成については同じ符号を付し、それら構成の詳細な説明については省略するものとする。
上係止溝200が上係止溝100と異なる点は、上係止溝200は、上記した上係止溝100において前切欠部103を形成することなく、側切欠第1水平部105の前端部と側切欠垂直部107の上端部を連結するように構成され、一方、下係止溝201が下係止溝101と異なる点は、下係止溝201は、上記した下係止溝101において前切欠部113a、b、cを形成することなく、側切欠水平部115a、b、cの前端部と側切欠垂直部117a、bの上下端を連結するように構成されている点である。
上係止溝200は、上部に上部係止溝200aと、上部係止溝200aの下部に下部係止溝200bを有しており、両者はそれぞれ同形状に形成されている。そして、係止溝200a、bの形状は、支柱3aの側板94a、bを略L字状に切り欠いた側切欠第1水平部205と、側切欠第1水平部205の前端部から下方に連なる側板94a、bを垂直状に切り欠いた側切欠垂直部207と、側切欠垂直部107の下端から後方に連なる側板94a、bを略L字状に切り欠いた側切欠第1水平部205と同形状の側切欠第2水平部209とにより形成されている。なお、側切欠第1水平部205、側切欠第2水平部209は、上記した側切欠部95と同様の水平状の水平切欠部95aと垂直状の垂直切欠部95bとで略L字状に形成されているが、図16には、符号95a、bは省略しており、これは、後述の側切欠水平部215a、b、cについても同様である。
一方、下係止溝201の形状は、支柱3aの側板94a、bを略L字状に切り欠いた上係止溝200の側切欠第1、2水平部205、209と同形状の上下方向に均等の間隔で配置される側切欠水平部215a、b、cと、側切欠水平部215a、b、cの前端部を連結する側板94a、bを垂直状に切り欠いた側切欠垂直部217とにより形成されている。
つまり、係止溝200、201においては、支柱3aの前板92側の切り欠きは形成されず、従って、上ユニット30は、上係止ピン72a、bが予め上係止溝200に挿入されて係止され、下ユニット60は、下係止ピン82a、bが予め下係止溝201に挿入されて係止されている。即ち、上ユニット30及び下ユニット60は、島台1から離脱不能に、支柱3aに上下方向に移動自在に固定されている。
このように構成される他の実施形態の変形例に係る上係止溝200、下係止溝201によれば、上述した他の実施形態に比して、上ユニット30及び下ユニット60が支柱3から離脱することがないので、上係止ピン72a、b及び下係止ピン82a、bを上係止溝200及び下係止溝201の形状に沿って移動させるだけで、島台1に設置される遊技機の種別に応じて、島台1に対して極めて容易に上ユニット30、下ユニット60の高さを変更することができ、遊技機の入れ替え作業が極めて容易となる。
次に特許請求の範囲の構成と、本発明の実施形態との主な対応を説明する。
パチンコ遊技機は、パチンコ遊技機10に相当し、回胴式遊技機は、回胴式遊技機(パチスロ遊技機)20に相当し、遊技機設置島台は、島台1に相当し、上ユニットは、上ユニット30に相当し、下ユニットは、下ユニット60に相当し、位置調整固定手段は、上係止ピン72a、b、下係止ピン82a、b、上係止溝90a、b、c、d、100a、b、200a、b、下係止溝91a、b、c、d、101、201に相当し、係止溝は、上係止溝90a、b、c、d、100a、b、200a、b、下係止溝91a、b、c、d、101、201に相当し、上係止部材は、上係止ピン72a、bに相当し、下係止部材は、下係止ピン82a、bに相当し、第1係止溝は、上係止溝90b、d、側切欠第2水平部109、209、下係止溝91a、b、側切欠水平部115a、b、215a、bに相当し、第2係止溝は、上係止溝90a、c、側切欠第1水平部105、205、下係止溝91c、d、側切欠水平部115b、c、215b、cに相当し、連結溝は、側切欠垂直部107、117a、b、207、217に相当し、上ユニットの側板は、側板37a、bに相当し、上係止ピンは、上係止ピン72a、bに相当し、下ユニットの側板は、側板66a、bに相当し、下係止ピンは、下係止ピン82a、bに相当し、支柱は、支柱3aに相当し、水平切欠部は、水平切欠部95aに相当し、垂直切欠部は、垂直切欠部95bに相当し、玉箱ボックスは、玉箱ボックス35に相当する。
1…島台(遊技機設置島台)、 3、3a、b…支柱、
4…L字金具、 5a、b、58…ボルト、
6a、b…アンカーボルト、 7a、b…高さ調節脚、
8、68…化粧板、 8a…コの字板、
8b…添え板、 8b1…凹部、
8b2…凸部、 8c、37a、b、54a、b、66a、b、94a、b…側板、
9、38、55、65…底板、 10…パチンコ遊技機、
11…桟、 12…補強金具、
12a…コの字板、 12b、67…連結板、
14…バックパネル、 13、36、53、64…上板、
20…回胴式遊技機(パチスロ遊技機)、
21…下部タンク、 22…玉研磨揚送機、
23、59a、b…空間領域、 24…上部タンク、
25、41…ジャバラホース、 26、42、74、84…ビス、
27…本体部、 28…研磨レール部、
29…接合部、 30…上ユニット、
31…幕板部、 33…押釦部、
35…玉箱ボックス、 39、92…前板、
43…扉部材、 51…円形孔、
52、73a、b…取付穴、 56…後板、
57…仕切板、 60…下ユニット、
61…天板、 63…腰板部、
66a1、b1…突出部、 69…回収孔、
70…上係止部材、 71、81…ベース板、
72、72a、b…上係止ピン、 80…下係止部材、
81a…上端部、 81b…ベース部、
82、82a、b…下係止ピン、 83…係合溝、
90、100、200…上係止溝、 90a…上第1係止溝、
90b…上第2係止溝、 90c…上第3係止溝、
90d…上第4係止溝、 91、101、201…下係止溝、
91a…下第1係止溝、 91b…下第2係止溝、
91c…下第3係止溝、 91d…下第4係止溝、
93、103、113a、b、c…前切欠部、 95…側切欠部、
95a…水平切欠部、 95b…垂直切欠部、
100a、200a…上部係止溝、 100b、200b…下部係止溝、
105、205…側切欠第1水平部、
107、117a、b、207、217…側切欠垂直部、
109、209…側切欠第2水平部、
115a、b、c、215a、b、c…側切欠水平部

Claims (5)

  1. パチンコ遊技機または回胴式遊技機が設置される遊技機設置島台であって、
    前記遊技機設置島台の上部側に設けられ、前記パチンコ遊技機または前記回胴式遊技機の上端を支持する上ユニットと、
    前記遊技機設置島台の下部側に設けられ、前記パチンコ遊技機または前記回胴式遊技機の下端を支持する下ユニットと、
    前記遊技機設置島台に対して前記上ユニット及び前記下ユニットを上下に移動して固定可能な位置調整固定手段と、
    を備え、
    前記位置調整固定手段は、前記遊技機設置島台に形成した係止溝と、前記上ユニットに形成した上係止部材と、前記下ユニットに形成した下係止部材とを備え、前記係止溝は、予め前記パチンコ遊技機に対応する高さに形成される第1係止溝と、予め前記回胴式遊技機に対応する高さに形成される第2係止溝とが設けられ、
    前記遊技機設置島台に前記パチンコ遊技機が設置される場合には、前記位置調整固定手段により、前記上係止部材及び前記下係止部材を前記第1係止溝に係止し、
    前記遊技機設置島台に前記回胴式遊技機が設置される場合には、前記位置調整固定手段により、前記上係止部材及び前記下係止部材を前記第2係止溝に係止することを特徴とする遊技機設置島台。
  2. 前記位置調整固定手段は、前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記第1係止溝または前記第2係止溝に該第1係止溝または該第2係止溝の形状に沿って移動可能に係止し、
    前記上ユニット及び前記下ユニットは、前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記第1係止溝または前記第2係止溝の形状に沿って移動することで前記遊技機設置島台に対して離脱可能に設けられ、
    前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記第1係止溝から前記第2係止溝または前記第2係止溝から前記第1係止溝に係止する場合には、前記上ユニット及び前記下ユニットを前記遊技機設置島台から一旦離脱して行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技機設置島台。
  3. 前記係止溝は、前記第1係止溝と前記第2係止溝とを連結する連結溝が設けられ、
    前記位置調整固定手段は、前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記連結溝の形状に沿って移動可能に、且つ、前記第1係止溝または前記第2係止溝に該第1係止溝または該第2係止溝の形状に沿って移動可能に係止し、
    前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記第1係止溝から前記第2係止溝または前記第2係止溝から前記第1係止溝に係止する場合には、前記上係止部材及び前記下係止部材を、前記第1係止溝から前記連結溝を介して前記第2係止溝または前記第2係止溝から前記連結溝を介して前記第1係止溝に移動することにより、前記上ユニット及び前記下ユニットを前記遊技機設置島台から離脱することなく行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技機設置島台。
  4. 前記上ユニットは、一対の側板を有し、前記上係止部材は、該側板から左右外側に突出する一対の上係止ピンとし、
    前記下ユニットは、一対の側板を有し、前記下係止部材は、該側板から左右外側に突出する一対の下係止ピンとし、
    前記遊技機設置島台は、一対の支柱を有し、前記係止溝は、該支柱にそれぞれ切り欠いて形成され、前記第1係止溝と前記第2係止溝は、水平状の水平切欠部と、該水平切欠部から下方に延びる垂直状の垂直切欠部とで、略L字状にそれぞれ形成され、
    前記上係止ピン及び前記下係止ピンを前記第1係止溝または前記第2係止溝に係止した状態では、該上係止ピン及び該下係止ピンは前記垂直切欠部の底部に係止されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の遊技機設置島台。
  5. 前記回胴式遊技機の上端を支持する前記上ユニットの下側には、遊技者が獲得した遊技媒体を収容する玉箱を載置するための玉箱ボックスが着脱自在に取り付けられ、
    前記第2係止溝は、予め前記回胴式遊技機及び前記玉箱ボックスに対応する高さに形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の遊技機設置島台。
JP2012141075A 2012-06-22 2012-06-22 遊技機設置島台 Pending JP2014004093A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012141075A JP2014004093A (ja) 2012-06-22 2012-06-22 遊技機設置島台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012141075A JP2014004093A (ja) 2012-06-22 2012-06-22 遊技機設置島台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014004093A true JP2014004093A (ja) 2014-01-16

Family

ID=50102440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012141075A Pending JP2014004093A (ja) 2012-06-22 2012-06-22 遊技機設置島台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014004093A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014108238A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Kyoraku Sangyo Co Ltd 島設備
JP2014108236A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Kyoraku Sangyo Co Ltd 島設備
JP2014108237A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Kyoraku Sangyo Co Ltd 島設備
JP2017029417A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社ニューギン 遊技機島設備

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014108238A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Kyoraku Sangyo Co Ltd 島設備
JP2014108236A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Kyoraku Sangyo Co Ltd 島設備
JP2014108237A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Kyoraku Sangyo Co Ltd 島設備
JP2017029417A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社ニューギン 遊技機島設備

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014004093A (ja) 遊技機設置島台
US20020060124A1 (en) Gaming machine cabinet and related methods
JP2013252393A (ja) 遊技機用支持フレーム体
JP2006102287A (ja) 遊技機
JP2013034744A (ja) 遊技機島及び遊技ユニット設備
JP4939868B2 (ja) 遊技機島ユニット
JP4843462B2 (ja) 遊技機の支持枠
JP6433116B2 (ja) 遊技島
JP3568516B2 (ja) 分離型スロットマシン
JP2003047686A5 (ja)
JP4369148B2 (ja) 遊技装置
JP2609945B2 (ja) パチンコ島台
JP7479021B1 (ja) 景品獲得ゲーム機
JP4369147B2 (ja) 遊技装置
JP2005312704A (ja) 遊技機
JP6582629B2 (ja) 景品取得ゲーム装置
JP4052656B2 (ja) 分離型スロットマシン
JP2019202221A (ja) 景品取得ゲーム装置
JP2012139400A (ja) 島設備
JP2619738B2 (ja) パチンコ島台における玉返却装置
JP4106199B2 (ja) ゲーム装置
JP2004202031A (ja) 遊技機島台の基体
JP4642060B2 (ja) 遊技機
JP2004280474A (ja) メダル排出装置および遊技システム
JP4266283B2 (ja) 媒体取扱装置及びゲーム装置