JP2020061286A - 電池装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本体ケース内に複数の電池ユニットを収納した電池装置において、小型化を図ることを目的とする。【解決手段】本発明の電池装置は、電池ユニット8を、本体ケース1の上面に設けた開口部6から、本体ケース1内に吊り下ろして設置するものである。具体的には、吊り下げ板11,12を用いてワイヤーで電池ユニット8を吊り下げ、本体ケース1の前方側で上下方向に配置されたレール部材13の上端部内に、電池ユニット8の上下方向に配置されたレール部材15の下端部を嵌合させ、その状態でワイヤーを下ろして、電池ユニット8を、レール部材13、15の嵌合状態でのスライドにより、本体ケース1内の設定箇所に設置する。これにより、電池ユニット8を簡単に設置でき、本体ケース1と電池ユニット8のレール部材13、15には、電池ユニットの重量が直接的には加わらないので、レール部材13、15を簡素化でき、その結果、電池装置自体を小型に出来る。【選択図】 図1
Description
本発明は、本体ケース内に複数の電池ユニットを収納した電池装置に関するものである。
例えば、自動車などの動力用や、発電装置からの蓄電用の電池装置は、その電池容量を大きくするために、本体ケース内に複数の電池ユニットを収納した構成となっている(これに類似する先行文献としては下記特許文献1〜3が存在する)。
上記従来の電池装置では、本体ケースの前方、あるいは側方から、複数の電池ユニットを本体ケース内に収納させる構成となっている。
すなわち、個々の電池ユニット自体も、例えば数十キロと重いので、本体ケースに第1のレール部材を設け、電池ユニットには、前記第1のレール部材に嵌合状態でスライドする第2のレール部材を設け、電池ユニットを本体ケースの前方、あるいは側方から、本体ケース内に、水平方向に押し込むようにしている。
すなわち、個々の電池ユニット自体も、例えば数十キロと重いので、本体ケースに第1のレール部材を設け、電池ユニットには、前記第1のレール部材に嵌合状態でスライドする第2のレール部材を設け、電池ユニットを本体ケースの前方、あるいは側方から、本体ケース内に、水平方向に押し込むようにしている。
しかしながら、この様に重い電池ユニットを、本体ケース内に、水平方向に押し込むようにする場合、本体ケースに設けた第1のレール部材、および、電池ユニットの第2のレール部材は、この電池ユニットの重量を保持するために強固な構造とする必要があり、その結果、これらの第1、第2のレール部材が大型化し、それにより、電池装置も大型化してしまう。
そこで、本発明は、電池装置の小型化を図ることを目的とするものである。
そこで、本発明は、電池装置の小型化を図ることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明の電池装置は、上面に第1の開口部を有する本体ケースと、この本体ケース内において、水平方向に並べて配置された複数の電池ユニットと、前記第1の開口部を覆った第1の蓋体とを備え、前記本体ケースの側面で、前記電池ユニットの水平方向側の第1の端部に対向する部分に設けた第2の開口部と、この第2の開口部に対向する本体ケースの側面の内側部分に、上下方向に向けて配置された第1のレール部材と、前記電池ユニットの第1の端部とは反対の第2の端部に、上下方向に向けて配置されるとともに、前記第1のレール部材に対して上下方向に、嵌合状態でスライドする第2のレール部材と、前記電池ユニットの第1の端部を、前記本体ケースに固定する第1の固定具と、前記複数の電池ユニットの第1の端部側間を固定する第2の固定具と、前記第2の開口部を覆う第2の蓋体とを有する構成としたものである。
以上のように本発明の電池装置は、電池ユニットを、本体ケースの上面に設けた第1の開口部から、本体ケース内に吊り下ろして設置するものであるので、電池ユニットを、本体ケース内の定位置に配置するための本体ケースの第1のレール部材、および、電池ユニットの第2のレール部材には、電池ユニットの重量が直接的には加わらず、これにより、第1、第2のレール部材を簡素化することが出来る。
また、本発明では、電池ユニットを、本体ケースの上面に設けた第1の開口部から、本体ケース内に吊り下ろして設置するものであるので、本体ケース内の定位置に配置するための本体ケースの第1のレール部材、および、電池ユニットの第2のレール部材は、電池ユニットの一端側にだけ配置すれば良くなる。
したがって、本発明によれば、電池装置自体を小型化することが出来る。
また、本発明では、電池ユニットを、本体ケースの上面に設けた第1の開口部から、本体ケース内に吊り下ろして設置するものであるので、本体ケース内の定位置に配置するための本体ケースの第1のレール部材、および、電池ユニットの第2のレール部材は、電池ユニットの一端側にだけ配置すれば良くなる。
したがって、本発明によれば、電池装置自体を小型化することが出来る。
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図4において、1は左右に細長い直方体形状の本体ケースである。
この本体ケース1は、これらの図1〜図4から理解されるように、金属製の枠体2の外表面を、金属製の板体3で覆った構成となっている。
図1〜図4において、1は左右に細長い直方体形状の本体ケースである。
この本体ケース1は、これらの図1〜図4から理解されるように、金属製の枠体2の外表面を、金属製の板体3で覆った構成となっている。
板体3は底板(図示せず)、前板4、右側板(図示せず)、左側板5の4面体から構成されている。
つまり、本体ケース1の上面には、板体3を設けていないので開口部(第1の開口部)6が形成され、また、本体ケース1の背面にも板体3を設けていないので開口部(第2の開口部)7が形成されている。
つまり、本体ケース1の上面には、板体3を設けていないので開口部(第1の開口部)6が形成され、また、本体ケース1の背面にも板体3を設けていないので開口部(第2の開口部)7が形成されている。
本実施形態においては、図4、図5から理解されるように、本体ケース1の開口部6から、複数の電池ユニット8を吊り下ろし、水平方向に並べて配置している。
そして、その状態で本体ケース1の開口部6を、蓋体(第1の蓋体)9にて覆い、ねじで固定している。
また、本体ケース1の背面側の開口部7も、蓋体(第2の蓋体)10にて覆い、ねじで固定している。
そして、その状態で本体ケース1の開口部6を、蓋体(第1の蓋体)9にて覆い、ねじで固定している。
また、本体ケース1の背面側の開口部7も、蓋体(第2の蓋体)10にて覆い、ねじで固定している。
以下、本実施形態の特徴部分について、詳細に説明する。
先ず、電池ユニット8は、図4から理解されるように、前後が左右よりも長く、また、高さが前後よりも長い直方体形状となっている。
そして、電池ユニット8の後方側の端部には吊り下げ板11を配置し、この電池ユニット8の前方側の端部には吊り下げ板12を配置している。
先ず、電池ユニット8は、図4から理解されるように、前後が左右よりも長く、また、高さが前後よりも長い直方体形状となっている。
そして、電池ユニット8の後方側の端部には吊り下げ板11を配置し、この電池ユニット8の前方側の端部には吊り下げ板12を配置している。
また、本体ケース1の開口部7に対向する側面の前板4の内側部分には、図6に示されるように、上下方向に向けて金属製のレール部材(第1のレール部材)13が配置されている。具体的には、前板4の内側部分には、金属製の補強板14を固定し、この補強板14の電池ユニット8側の面に、レール部材13を固定している。つまり、レール部材13は、補強板14を介して、本体ケース1の前板4の内側部分に、ねじにより固定されている。
また、電池ユニット8のレール部材13側の端部には、レール部材13に対して上下方向に、嵌合状態でスライドする金属製のレール部材(第2のレール部材)15が、上下方向に向けて配置され、電池ユニット8に、ねじで固定されている。
また、電池ユニット8のレール部材13側の端部には、レール部材13に対して上下方向に、嵌合状態でスライドする金属製のレール部材(第2のレール部材)15が、上下方向に向けて配置され、電池ユニット8に、ねじで固定されている。
本実施形態では、電池ユニット8を三つ(複数)配置しているので、各電池ユニット8毎に、レール部材13、15を配置している。
なお、図5は、補強板14の存在を判りやすくするために、前板4を取り除いた状態としている。
なお、図5は、補強板14の存在を判りやすくするために、前板4を取り除いた状態としている。
次に、各電池ユニット8の背面側は、図2、図7に示すように、固定具(第1の固定具)16によって、本体ケース1にねじ止めされている。
また、各電池ユニット8間は、図2に示すように、板状の固定具(第2の固定具)17によって、ねじ止め、固定されている。
また、各電池ユニット8間は、図2に示すように、板状の固定具(第2の固定具)17によって、ねじ止め、固定されている。
そして、板状の固定具17の蓋体10側の面には、通電制御部18が固定され、そして、これらの固定具16、17、通電制御部18を覆う様に蓋体10が、本体ケース1にねじ止め、固定されている。
また、複数の電池ユニット8の上面と蓋体9との間部分にも、通電制御部19が配置されており、通電制御部19は蓋体9と本体ケース1によって覆われた状態となっている。
また、複数の電池ユニット8の上面と蓋体9との間部分にも、通電制御部19が配置されており、通電制御部19は蓋体9と本体ケース1によって覆われた状態となっている。
以上のごとく、本実施形態の電池装置は、電池ユニット8を、本体ケース1の上面に設けた開口部6から、本体ケース1内に吊り下ろして設置するものである。
具体的には、吊り下げ板11,12を用いて、ワイヤーで電池ユニット8を吊り下げた状態とし、次に、本体ケース1の前方側で、図6のごとくレール部材13の上端側内に、レール部材15の下端部を嵌合状態で合わせ、その後は、ワイヤーを下ろせば、電池ユニット8は、レール部材13、15の嵌合状態でのスライドにより、本体ケース1内の設定箇所に簡単に設置することが出来る。
具体的には、吊り下げ板11,12を用いて、ワイヤーで電池ユニット8を吊り下げた状態とし、次に、本体ケース1の前方側で、図6のごとくレール部材13の上端側内に、レール部材15の下端部を嵌合状態で合わせ、その後は、ワイヤーを下ろせば、電池ユニット8は、レール部材13、15の嵌合状態でのスライドにより、本体ケース1内の設定箇所に簡単に設置することが出来る。
なお、レール部材13、15の初期嵌合状態調整は、本体ケース1の前方側だけで良いので、その作業も極めて簡単に行う事が出来る。つまり、電池ユニット8は大きなものであるので、レール部材13、15の初期嵌合状態調整を、本体ケース1の前後で行う場合には、作業員が、本体ケース1の前後に移動する必要が有り、面倒なものとなる。
それに対して、本実施形態では、レール部材13、15の初期嵌合状態調整は、本体ケース1の前方側だけで良いので、その作業も極めて簡単に行う事が出来るのである。
また、電池ユニット8を本体ケース1内に配置したのちには、上述のように、各電池ユニット8の背面側を、図2、図7に示すように、固定具16によって、本体ケース1にねじ止めするのであるが、そもそも、電池ユニット8はレール部材13、15によって定位置に下降配置されるので、電池ユニット8の背面側位置の微調整はわずかで良く、しかも、前方がレール部材13、15で保持された電池ユニット8の背面側位置の微調整は、本体ケース1の底板上に配置、支持された電池ユニット8を僅かに小さな力で簡単に動かして行うことが出来、作業性の良いものとなる。
このため、各電池ユニット8の背面側を、図2、図7に示すように、固定具16によって、本体ケース1にねじ止めする作業も、また、各電池ユニット8間を、板状の固定具17によって、ねじ止め、固定する作業も、極めて簡単に行うことが出来る。
このため、各電池ユニット8の背面側を、図2、図7に示すように、固定具16によって、本体ケース1にねじ止めする作業も、また、各電池ユニット8間を、板状の固定具17によって、ねじ止め、固定する作業も、極めて簡単に行うことが出来る。
以上の説明でも理解されるように、本実施形態では、電池ユニット8を、本体ケース1の上面に設けた開口部6から、本体ケース1内に吊り下ろして設置するものであるので、複数の電池ユニット8を、本体ケース内の定位置に配置するための本体ケース1のレール部材13、および、電池ユニット8のレール部材15には、電池ユニットの重量が直接的には加わらず、これにより、レール部材13、15を簡素化することが出来る。
また、本実施形態では、電池ユニット8を、本体ケース1の上面に設けた開口部6から、本体ケース1内に吊り下ろして設置するものであるので、電池ユニット8を、本体ケース1内の定位置に配置するための本体ケース1のレール部材13、および、電池ユニット8のレール部材15は、電池ユニット8の一端側にだけ配置すれば良くなる。
このため、本実施形態では、電池装置自体を小型化することが出来る。
このため、本実施形態では、電池装置自体を小型化することが出来る。
本発明は、自動車などの動力用や、発電装置からの蓄電用の電池装置として活用される。
1 本体ケース
2 枠体
3 板体
4 前板
5 左側板
6 開口部
7 開口部
8 電池ユニット
9 蓋体
10 蓋体
11 吊り下げ板
12 吊り下げ板
13 レール部材
14 補強板
15 レール部材
16 固定具
17 固定具
18 通電制御部
19 通電制御部
2 枠体
3 板体
4 前板
5 左側板
6 開口部
7 開口部
8 電池ユニット
9 蓋体
10 蓋体
11 吊り下げ板
12 吊り下げ板
13 レール部材
14 補強板
15 レール部材
16 固定具
17 固定具
18 通電制御部
19 通電制御部
Claims (4)
- 上面に第1の開口部を有する本体ケースと、この本体ケース内において、水平方向に並べて配置された複数の電池ユニットと、前記第1の開口部を覆った第1の蓋体とを備え、
前記本体ケースの側面で、前記電池ユニットの水平方向の第1の端部に対向する部分に設けた第2の開口部と、
この第2の開口部に対向する前記本体ケースの側面の内側部分に、上下方向に向けて配置された第1のレール部材と、
前記電池ユニットの前記第1の端部とは反対側の第2の端部に、上下方向に向けて配置されるとともに、前記第1のレール部材に対して上下方向に、嵌合状態でスライドする第2のレール部材と、
前記電池ユニットの前記第1の端部を、前記本体ケースに固定する第1の固定具と、
前記複数の電池ユニットの第1の端部側間を固定する第2の固定具と、
前記第2の開口部を覆う第2の蓋体と、
を有する電池装置。 - 前記電池ユニットの第1の端部には、第1の吊り下げ板を配置し、この電池ユニットの前記第2の端部には、第2の吊り下げ板を配置し、前記第2の吊り下げ板の、電池ユニットとは反対側の面に前記第2のレール部材を固定した請求項1に記載の電池装置。
- 前記本体ケースの前記第2の開口部に対向する側面の内側部分に、補強板を固定し、この補強板の電池ユニット側の面に、前記第1のレール部材を固定した請求項1、または2に記載の電池装置。
- 前記第2の固定具の前記第2の蓋体側の面、および、前記複数の電池ユニットの上面と第1の蓋体との間部分に、それぞれ、通電制御部の少なくとも一部を配置した請求項1から3のいずれか一つに記載の電池装置。
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2018
- 2018-10-11 JP JP2018192226A patent/JP2020061286A/ja not_active Withdrawn
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A977 | Report on retrieval |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20220929 |