JP2013240198A - 配電盤筐体への中板取付用治具及び配電盤筐体への中板取付方法 - Google Patents

配電盤筐体への中板取付用治具及び配電盤筐体への中板取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】重量物である配電盤中板の配電盤筐体への取付作業を容易にすると共に、筐体の損傷を抑制して美観を向上させる配電盤筐体への中板取付用治具を提供する。
【解決手段】治具4は、正面に開口する箱形の配電盤筐体1の壁部10に対し、電気機器が実装される中板2を筐体1の底部13から浮かせた所定取付位置po1へ取り付ける際に用いるもので、中板2を載置するための平坦面40fを有する載置部40と、載置部40を支持する土台部41とを有する。平坦面40fを壁部10に突き合わせた状態で設置した場合に、所定取付位置po1に取り付けたときの中板2の下端2aと平坦面40fとの高さが一致するように、載置部40及び土台部41の高さ寸法が設定可能に構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気機器が実装される中板を配電盤の筐体に取り付ける際に用いる配電盤筐体への中板取付用治具及び配電盤筐体への中板取付方法に関する。
配電盤は、例えば特許文献1に例示されるように、正面に開口する箱形の配電盤筐体と、筐体に収容され、各種電気機器が実装される中板と、筐体の開口を閉塞する蓋体とを有する。中板は、起立姿勢で筐体の壁部に対し、筐体の底部から浮いた状態で所定の取付位置にネジ等の締着具を用いて取り付けられるのが通例である。
特開2000−115920号公報
配電盤は、据え付け現場において組み立てられる。配電盤の納期や工事店の作業等により、配電盤筐体を現場に先に設置し、その後に納入された配電盤中板を筐体に取り付ける場合や、一旦組み立てられた配電盤中板を筐体から取り外して再度取り付ける場合がある。配電盤の中板は、各種の電気機器や配線が実装される鉄板等の金属板であり、例えば30〜80Kgの重量物である。中板を筐体に取り付ける際には、力業で、重量物たる中板を筐体の底部から浮いた所定取付位置に持ち上げて位置決めし、ネジやボルトなどの締着具で筐体に固定しなければならず、工事店等の複数の作業者の人力に頼っており、取付作業が大きな負担となっている。
また、配電盤中板は重量物であるので、筐体へ取り付ける際に、例えば中板を引き摺る等により、筐体に傷を付けてしまい、美観が損なわれることが多い。特に、箱形の配電盤筐体が一体物の場合は、中板を持つためのスペースが十分でない筐体内部で中板を持ち上げる必要があるため、筐体の損傷を招来しやすい。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、重量物である配電盤中板の配電盤筐体への取付作業を容易にすると共に、筐体の損傷を抑制して美観を向上させる配電盤筐体への中板取付用治具及び取付方法を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、次のような手段を講じている。
すなわち、本発明の配電盤筐体への中板取付用治具は、正面に開口する箱形の配電盤筐体の壁部に対し、電気機器が実装される中板を前記筐体の底部から浮かせた所定取付位置へ取り付ける際に用いる治具であって、前記中板を載置するための平坦面を有する載置部と、前記載置部を支持する土台部とを具備してなり、前記平坦面を前記壁部に突き合わせた状態で設置した場合に、前記所定取付位置に取り付けたときの前記中板の下端と前記平坦面との高さが一致するように、前記載置部及び前記土台部の高さ寸法が設定されている又は設定可能に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、中板を載置するための平坦面を配電盤筐体の壁部に突き合わせた状態で設置すると、所定の取付位置に取り付けたときの中板の下端と平坦面との高さが一致するので、重量物である中板を筐体底部から持ち上げる必要がなく、配電盤筐体の壁部に中板を容易に取り付けることが可能となる。それでいて、重量物である中板を筐体底部から持ち上げなくてもよいので、筐体の損傷を抑制して美観を向上することが可能となる。
中板の取付位置が異なる種々の筐体に対応可能な治具を提供してコストを低減するためには、前記土台部は伸縮自在な脚部を有し、前記脚部の伸縮に応じて前記平坦面の高さ位置が可変に構成されているのが好ましい。
筐体の底部と筐体外部の床面との高さ位置が異なる場合であっても、平坦面の高さ位置を適切に調整可能にするためには、前記土台部は、前記配電盤筐体の底部を足場とする第一の脚部と、前記配電盤筐体の外部の床面を足場とする第二の脚部とを有し、前記第一の脚部及び前記第二の脚部は、それぞれ独立して伸縮自在に構成されていることが望ましい。
平坦面の高さ調整を容易にするためには、前記配電盤筐体に設けられた被係合部と係合する位置決め部を備え、前記位置決め部が前記被係合部と係合した状態において前記所定取付位置に取り付けたときの前記中板の下端と前記平坦面との高さが一致するように、前記位置決め部と前記平坦面との位置関係が規定されていることが効果的である。
治具の幅方向のズレを抑制するためには、前記被係合部と係合することにより、前記載置部及び前記土台部が前記筐体の幅方向に移動するのを規制する幅方向移動規制部を更に備えることが好ましい。
中板を持つためのスペースが十分ではない筐体内部で中板を持ち上げる必要をなくして、中板の取付作業をより一層簡易にするためには、前記平坦面は、奥側端部を前記配電盤筐体の壁部に突き合わせたときに、手前側端部が前記配電盤筐体の開口から手前にはみ出す寸法に設定されていることが望ましい。
中板の取付作業をより一層簡易にするためには、前記載置部は、前後方向に沿ってスライド移動可能に前記土台部に支持されていることが好ましい。
載置部のスライド移動によって中板が平坦面から脱落することを防止するためには、前記載置部には、前記中板を前記平坦面に載置した状態で仮止めするための仮止め部が設けられていることが効果的である。
本発明は方法の発明として特定可能である。すなわち、本発明の配電盤筐体への中板取付方法は、正面に開口する箱形の配電盤筐体の壁部に対し、電気機器が実装される中板を前記筐体の底部から浮かせた所定取付位置へ取り付ける方法であって、
前記中板を載置するための平坦面を有する載置部と前記載置部を支持する土台部とを具備する治具を、前記所定取付位置に取り付けたときの前記中板の下端と前記平坦面との高さが一致するように、前記平坦面を前記壁部に突き合わせた状態で設置する工程と、
設置した治具の前記平坦面に前記中板を載置する工程と、
前記平坦面に前記中板を載置した状態で前記中板を前記壁部に締着具を用いて固定する工程と、を含むことを特徴とする。
この方法を実施することによっても、重量物である中板を筐体底部から持ち上げる必要がなく、配電盤筐体の壁部に中板を容易に取り付けることが可能となる。それでいて、重量物である中板を筐体底部から持ち上げなくてもよいので、筐体の損傷を抑制して美観を向上することが可能となる。
配電盤筐体と中板との位置関係を模式的に示す斜視図。 配電盤筐体の壁部(背板)に取り付けられた中板を示す図。 配電盤筐体に設置された治具を側面から見た部分断面図。 治具を示す平面図。 配電盤筐体に設置された治具を示す正面図。 位置決め部及び幅方向移動規制部を示す部分断面図。(a)図5におけるA−A部位部分断面図。(b)図5におけるB−B部位断面図。 配電盤筐体に設置した治具を側面から見た部分断面図。 治具の平坦面の高さ調整を行う様子を示す図。 載置部をスライド移動して平坦面に中板を載置した様子を示す図。 本発明の他の実施形態の治具を示す側面図。 本発明の上記以外の実施形態の治具を示す側面図。
本発明の配電盤筐体への中板取付用治具及び取付方法の好適な実施形態を、図面を用いて説明する。
図1に示すように、配電盤は、正面(前方FD1)に開口する箱形の配電盤筐体1と、筐体1に収容され、各種の電気機器(図示せず)が実装される中板2と、筐体1の開口1sを閉塞する蓋体3とを有するのが通例である。本実施形態では、配電盤筐体1は、背板たる壁部10と、壁部10の両側端部に設けられる側板部11・11と、側板部11の上端部間に設けられる天板部12と、側板部11の下端部間に設けられる底部13とが一体に形成されている。なお、本実施形態の配電盤には、株式会社因幡電機製作所製の「I Looking」(登録商標)と呼ばれるシリーズ製品を用いているが、これ以外の配電盤にも適用可能である。
本実施形態の治具は、図1に示すように、正面に開口する箱形の配電盤筐体1の壁部10に対し、電気機器や配線が実装される中板2を取り付ける際に使用される。中板2は、図2に示すように、筐体1の底部13から浮かせた所定の取付位置po1に取り付けられる。なお、本実施形態の治具は、下記構成により中板を容易に引き出せて、施工が容易になることから「I Looking引出し装置」とも呼ばれる。
図3〜図5に示すように、治具4は、中板を載置するための平坦面40fを有する載置部40と、載置部40を支持する土台部41とを有する。
載置部40は、一枚の板材を塑性変形加工(例えば板金加工等)により適宜折り曲げて形成されており、長方形の平坦面40fが設定された板状の載置部本体40aの両側端部を下方に折り曲げて垂下壁40b・40bが形成されている。載置部本体40aは、両側端部に垂下壁40bが形成されることにより、曲げ荷重に対する強度を向上させてある。図3に示すように、前後方向FDにおいて、平坦面40fの奥行き寸法W1は、配電盤筐体1の壁部10から開口1sまでの奥行き寸法W2よりも長く設定されている。これにより、平坦面40fは、奥側端部を配電盤筐体1の壁部10に突き合わせたときに、手前側端部が配電盤筐体1の開口1sから手前にはみ出す寸法に設定されていることになる。また、図5に示すように、幅方向WDにおいて、平坦面40fの幅方向寸法W3は、中板2の幅方向寸法W4よりも小さく設定されている。
図5に示すように、土台部41は、一枚の板材を塑性変形加工(例えば板金加工等)により適宜折り曲げて形成されており、載置部40の載置部本体40aに対向する板状の土台部本体41aの両側端部を下方に折り曲げて垂下壁41bが形成されている。土台部本体41aは、両側端部に垂下壁41bが形成されることにより、曲げ荷重に対する強度を向上させてある。
図5に示すように、土台部本体41a及び載置部本体40aの間に、前後方向FDに延びるレール43が対をなして介在してあり、レール43により、載置部40は、前後方向FDに沿ってスライド移動可能に土台部41に支持されている。また、図3〜図5に示すように、載置部40には、中板2を平坦面40fに載置した状態で仮止めするための仮止め部44が設けてある。具体的には、仮止め部44は、断面L字部材を載置部40に設けて、平坦面40fから鉛直方向に起立する起立壁44aを形成し、この起立壁44aにボルト又はネジを挿通するための挿通孔44hを設けたもので、挿通孔44hを通したボルト又はネジにより中板2を仮止め可能にしてある。
図3〜図5に示すように、土台部41を構成する垂下壁のうち手前端部と奥側端部は、中央部位よりも更に下方に延在し、その先端を幅方向外側へ折り曲げて、土台部本体41aを四箇所で支持するための四つの脚部45a・45b・45c・45dを形成している。これら脚部45a・45b・45c・45dの先端部に形成されたボルト孔45hに、足場に接触するためのボルトvoが取り付けられている。ボルトvoを回転させると、ボルト孔45hからのボルトvoの突出量D1を変更でき、これにより、脚部45a・45b・45c・45dが伸縮自在に構成されている。四つの脚部45a・45b・45c・45dのうち奥側にある二つの脚部45a・45bは、配電盤筐体1の底部13を足場とする第一の脚部といえ、残りの手前にある二つの脚部45c・45dは、配電盤筐体1の外部の床面ehを足場とする第二の脚部といえる。第一の脚部45a・45b及び第二の脚部45c・45dは、それぞれ別個にボルトvoが設けられているので、それぞれ独立して伸縮自在に構成されている。図3に示すように、第一の脚部45a・45bを構成する垂下壁41bの延在距離D2は、第二の脚部45c・45dを構成する垂下壁41bの延在距離D3よりも短く設定されている。というのは、一般的に、配電盤筐体1は、床面ehに設置したベースbs上に設置されるため、第一の脚部45a・45bに要求される脚長は、第二の脚部45c・45dに要求される脚長よりも短いためである。
すなわち、土台部41の脚部45a・45b・45c・45dを伸縮自在に構成しているので、図4及び図5に示すように、平坦面40fを壁部10に突き合わせた状態で設置した場合に、所定取付位置po1に取り付けたときの中板2の下端2aと平坦面40fとの高さが一致するように、載置部40及び土台部41の高さ寸法が設定可能に構成されていると言える。
図2に示すように、配電盤筐体1の壁部10から前方FD1に向かって突出する棒状の被係合部5が設けられており、図3〜図5に示すように、土台部41には、被係合部5に係合する位置決め部6が設けられている。位置決め部6が被係合部5と係合した状態において所定取付位置po1に取り付けたときの中板2の下端2aと平坦面40fとの高さが一致するように、位置決め部6と平坦面40fとの位置関係が規定されている。具体的には、土台部41の土台部本体41aには、断面L字部材が設けられ、L字部材の起立壁60には、上方を向くU字状の溝61が形成されている。溝61の溝底61bが上記位置決め部6に設定してある。すなわち、図5及び図6(a)に示すように、位置決め部6としての溝底61bを棒状の被係合部5に係合させると、所定取付位置po1に取り付けたときの中板2の下端2aと平坦面40fとの高さが一致するようにしてある。なお、本実施形態では、位置決め部6は、土台部41に設けているが、載置部40に設けてもよい。
また、図5、図6(a)及び図6(b)に示すように、位置決め部6としての溝底61bと棒状の被係合部5とを係合させた状態では、被係合部5は溝側壁61s・61sに挟まれるので、載置部40及び土台部41が筐体1の幅方向WDに移動するのが規制される。すなわち、被係合部5に係合することにより、載置部40及び土台部41が筐体幅方向WDに移動するのを規制する幅方向移動規制部7が、溝側壁61sにより実現されている。
上記構成の治具4を用いて、配電盤筐体1に対して中板2を取り付ける方法について説明する。
まず、図7に示すように、平坦面40fを筐体1の壁部10に突き合わせた状態に治具4を設置する。この場合、第一の脚部45a(45b)の足場を筐体1の底部13とし、第二の脚部45c(45d)の足場を筐体1外部の床面ehとする。なお、各々の脚部と足場との間に、板状のスペーサ8を介在させてもよい。本実施形態では、脚部のうち足場に接触する部位が突状をなしているため、足場に掛かる負荷を分散することが可能となる。
次に、図8に示すように、脚部45a・45c(45c・45d)のボルトvoを回して脚部を伸縮し、位置決め部6と被係合部5とを係合させる。すると、図3に示すように、所定取付位置po1に取り付けたときの中板2の下端2aと平坦面40fとの高さが一致する。
次に、図9に示すように、載置部40を前方FD1にスライド移動させ、平坦面40fに中板2を載置する。このとき、仮止め部44を介して中板2を載置部40にネジ等で仮止めする。
次に、図3に示すように、載置部40を後方にスライド移動させ、中板2を所定の取付位置po1に移動させる。そして、平坦面40fに中板2を載置した状態で中板2を壁部に締着具を用いて固定する。
中板2の筐体1壁部10への取り付けが完了すると、仮止め部44による仮止めを解除し、治具4を除去する。この際、第一の脚部45a・45bを縮退させれば、中板2の下端2aと平坦面40fとの接触が解除させるので、円滑に治具を除去することが可能となる。
以上のように、本実施形態の配電盤筐体への中板取付用治具4は、正面に開口する箱形の配電盤筐体1の壁部10に対し、電気機器が実装される中板2を筐体1の底部13から浮かせた所定取付位置po1へ取り付ける際に用いる治具4であって、中板2を載置するための平坦面40fを有する載置部40と、載置部40を支持する土台部41とを具備してなり、平坦面40fを壁部10に突き合わせた状態で設置した場合に、所定取付位置po1に取り付けたときの中板2の下端2aと平坦面40fとの高さが一致するように、載置部40及び土台部41の高さ寸法が設定可能に構成されている。
このように構成すれば、中板2を載置するための平坦面40fを配電盤筐体1の壁部10に突き合わせた状態で設置すると、所定の取付位置po1に取り付けたときの中板2の下端2aと平坦面40fとの高さが一致するので、重量物である中板2を筐体底部13から持ち上げる必要がなく、配電盤筐体1の壁部10に中板2を容易に取り付けることが可能となる。それでいて、重量物である中板2を筐体底部13から持ち上げなくてもよいので、筐体1の損傷を抑制して美観を向上することが可能となる。
特に、本実施形態では、土台部41は伸縮自在な脚部45a・45b・45c・45dを有し、脚部45a・45b・45c・45dの伸縮に応じて平坦面40fの高さ位置が可変に構成されている。このように構成すれば、脚部45a・45b・45c・45dの伸縮によって平坦面40fの高さ位置を所定取付位置po1に合うように調整できるので、中板2の取付位置が異なる種々の筐体に対応可能な治具4を提供できる。さらに、単一の治具4で種々の筐体に対応可能であるので、筐体毎に治具を用意する必要がなく、コストを低減することが可能となる。
さらに、本実施形態では、土台部41は、配電盤筐体1の底部13を足場とする第一の脚部45a・45bと、配電盤筐体1の外部の床面ehを足場とする第二の脚部45c・45dとを有し、第一の脚部45a・45b及び第二の脚部45c・45dは、それぞれ独立して伸縮自在に構成されている。このように構成すれば、筐体1の底部13と筐体外部の床面ehとの高さ位置が異なる場合であっても、平坦面40fの高さ位置を所望の高さ位置に適切に調整可能となる。
さらに、本実施形態では、配電盤筐体1に設けられた被係合部5と係合する位置決め部6を備え、位置決め部6が被係合部5と係合した状態において所定取付位置po1に取り付けたときの中板2の下端2aと平坦面40fとの高さが一致するように、位置決め部6と平坦面40fとの位置関係が規定されている。このように構成すれば、脚部45a・45b・45c・45dの伸縮によって平坦面40fの高さ位置を調節する際に、位置決め部6を配電盤筐体1に設けられた被係合部5に係合させるだけで、平坦面40fの高さ位置が所定取付位置po1に合うので、平坦面40fの高さ調整を容易にして、中板2の取付作業をより一層簡易にすることが可能となる。
さらに、本実施形態では、被係合部5と係合することにより、載置部40及び土台部41が筐体1の幅方向WDに移動するのを規制する幅方向移動規制部7を更に備えるので、幅方向へ向かう力が中板2を介して載置部40及び土台部41に作用しても、不意にズレることなく、中板2を安定して取り付けることが可能となる。
さらに、本実施形態では、載置部40は、前後方向FDに沿ってスライド移動可能に土台部41に支持されているので、配電盤筐体1の壁部10よりも手前で載置部40に中板2を乗せ、載置部40を奥側へスライド移動させるだけで、中板2を配電盤筐体1の壁部10に移動させることができ、中板2の取付作業をより一層簡易にすることが可能となる。
さらに、本実施形態では、載置部40には、中板2を平坦面40fに載置した状態で仮止めするための仮止め部44が設けられている。このように構成すれば、中板2を平坦面40fに載置した状態で仮止め部44に仮止めすれば、載置部40のスライド移動によって中板2が平坦面40fから脱落することを防止でき、中板2の取付作業をより一層簡易にすることが可能となる。
上記中板の取付方法を、次のように特定することも可能である。すなわち、正面に開口する箱形の配電盤筐体1の壁部10に対し、電気機器が実装される中板2を筐体1の底部13から浮かせた所定取付位置po1へ取り付ける方法であって、
中板2を載置するための平坦面40fを有する載置部40と載置部40を支持する土台部41とを具備する治具4を、所定取付位置po1に取り付けたときの中板2の下端2aと平坦面40fとの高さが一致するように、平坦面40fを壁部10に突き合わせた状態で設置する工程と、
設置した治具4の平坦面40fに中板2を載置する工程と、
平坦面40fに中板2を載置した状態で中板2を壁部10に締着具を用いて固定する工程と、を含む。この方法を実施することによっても上記と同様の効果を得ることが可能となる。
<別実施形態>
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
例えば、本実施形態では、図3に示すように、土台部141の脚部45a・45b・45c・45dを伸縮させることによって、平坦面40fの高さ位置を調整可能にしているが、図10に示すように、治具104の脚部145a・145cは伸縮自在でなくてもよい。ただし、同図に示すように、所定取付位置po1に取り付けたときの中板2の下端と平坦面40fとの高さが一致するように、載置部40及び土台部141の高さ寸法が設定されていればよい。
本実施形態では、載置部40が前後方向に沿ってスライド移動可能に土台部41に支持されているが、図11に示すように、治具204にスライド機構(レール43)が無くてもよい。この場合、平坦面40fは、奥側端部を配電盤筐体1の壁部10に突き合わせたときに、手前側端部が配電盤筐体1の開口1sから手前にはみ出す寸法に設定されているのが好ましい。このように構成すれば、中板2を持ちやすい配電盤筐体1の外側において中板2を平坦面40fに載置し、中板2を平坦面40fに沿って筐体奥側へスライドさせて筐体1の壁部10に移動させることができるので、中板2を持つためのスペースが十分でない筐体1内部で中板2を持ち上げる必要がなく、中板2の取付作業をより一層簡易にすることが可能となる。
また、本実施形態では、位置決め部6は、溝61の溝底61bで実現しているが、形状などは種々変更可能である。さらに、位置決め部6自体を治具に設けなくてもよい。同様に、本実施形態では、幅方向移動規制部7は、溝61の溝側壁61sで実現しているが、形状などは種々変更可能である。さらに、幅方向移動規制部7自体を治具に設けなくてもよい。同様に、仮止め部44についても、形状や個数を種々変更でき、また、仮止め部44自体を設けなくてもよい。
1…配電盤筐体
10…配電盤筐体の壁部
2…中板
2a…中板の下端
po1…所定取付位置
4,104,204…治具
40…載置部
40f…平坦面
41…土台部
44…仮止め部
45a・45b・45c・45d…脚部
45a・45b…第一の脚部
45c・45d…第二の脚部
6…位置決め部
7…幅方向移動規制部

Claims (9)

  1. 正面に開口する箱形の配電盤筐体の壁部に対し、電気機器が実装される中板を前記筐体の底部から浮かせた所定取付位置へ取り付ける際に用いる治具であって、
    前記中板を載置するための平坦面を有する載置部と、前記載置部を支持する土台部とを具備してなり、前記平坦面を前記壁部に突き合わせた状態で設置した場合に、前記所定取付位置に取り付けたときの前記中板の下端と前記平坦面との高さが一致するように、前記載置部及び前記土台部の高さ寸法が設定されている又は設定可能に構成されていることを特徴とする配電盤筐体への中板取付用治具。
  2. 前記土台部は伸縮自在な脚部を有し、前記脚部の伸縮に応じて前記平坦面の高さ位置が可変に構成されている請求項1に記載の配電盤筐体への中板取付用治具。
  3. 前記土台部は、前記配電盤筐体の底部を足場とする第一の脚部と、前記配電盤筐体の外部の床面を足場とする第二の脚部とを有し、前記第一の脚部及び前記第二の脚部は、それぞれ独立して伸縮自在に構成されている請求項2に記載の配電盤筐体への中板取付用治具。
  4. 前記配電盤筐体に設けられた被係合部と係合する位置決め部を備え、前記位置決め部が前記被係合部と係合した状態において前記所定取付位置に取り付けたときの前記中板の下端と前記平坦面との高さが一致するように、前記位置決め部と前記平坦面との位置関係が規定されている請求項2又は3に記載の配電盤筐体への中板取付用治具。
  5. 前記被係合部と係合することにより、前記載置部及び前記土台部が前記筐体の幅方向に移動するのを規制する幅方向移動規制部を更に備える請求項4に記載の配電盤筐体への中板取付用治具。
  6. 前記平坦面は、奥側端部を前記配電盤筐体の壁部に突き合わせたときに、手前側端部が前記配電盤筐体の開口から手前にはみ出す寸法に設定されている請求項1〜5のいずれかに記載の配電盤筐体への中板取付用治具。
  7. 前記載置部は、前後方向に沿ってスライド移動可能に前記土台部に支持されている請求項1〜6のいずれかに記載の配電盤筐体への中板取付用治具。
  8. 前記載置部には、前記中板を前記平坦面に載置した状態で仮止めするための仮止め部が設けられている請求項7に記載の配電盤筐体への中板取付用治具。
  9. 正面に開口する箱形の配電盤筐体の壁部に対し、電気機器が実装される中板を前記筐体の底部から浮かせた所定取付位置へ取り付ける方法であって、
    前記中板を載置するための平坦面を有する載置部と前記載置部を支持する土台部とを具備する治具を、前記所定取付位置に取り付けたときの前記中板の下端と前記平坦面との高さが一致するように、前記平坦面を前記壁部に突き合わせた状態で設置する工程と、
    設置した治具の前記平坦面に前記中板を載置する工程と、
    前記平坦面に前記中板を載置した状態で前記中板を前記壁部に締着具を用いて固定する工程と、を含むことを特徴とする配電盤筐体への中板取付方法。
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