JP2017168356A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電池モジュールを筐体内の所定の位置に安定的に保持する。【解決手段】位置決め部材2を有する蓄電池モジュール3と、蓄電池モジュール3を収納する開口部41を有する筐体4と、を備え、筐体4には、収納された蓄電池モジュール3の位置決め部材2の動きを規制する規制部材5が設けられている。【選択図】図1A

Description

本発明は、蓄電池モジュールが開口部を有する筐体内に収容された蓄電装置に関する。
近年、災害時などに発生する停電や屋外の商用電源を得ることができない場所での電子電気機器の使用を可能とするものとして蓄電装置が注目されている。
蓄電装置は、複数の蓄電池モジュールが開口部を有する筐体内に列状に並べられて収容され、電気的に直列または並列に接続されることで、例えば太陽光発電で得られる電力を蓄電したり、商用電力系統から供給される電力を蓄電することが可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2には、複数の蓄電モジュール(蓄電池モジュール)が一体的に並列接続されている蓄電装置が開示されている。
この蓄電装置は、第1蓄電モジュールと第2蓄電モジュールが並設されて構成され、第1蓄電モジュールの正極端子と第2蓄電モジュールの正極端子とを第1バスバーで接続し、第1蓄電モジュールの負極端子と第2蓄電モジュールの負極端子とを第2バスバーで接続し、第1バスバー及び第2バスバーに固定部材を取り付けて、第1バスバーと第2バスバーとの相対的な位置関係を固定する構成となっている。しかし、特許文献2に記載の蓄電装置では、固定部材は第1バスバーと第2バスバーとに取り付けられており、電力系統を構成する部材であるため、この固定部材を筐体に直接固定して蓄電モジュールの位置固定に利用することはできない。
一方、特許文献3には、所定間隔をおいて配置された一対の支持部材と、これらの支持部材同士の間に配置された電池モジュール(蓄電池モジュール)と、支持部材同士を橋渡しして電池モジュールを支持するスタックメンバと、を備えた組電池が開示されている。
従って、上記特許文献1に記載の蓄電装置に上記特許文献3に記載の組電池の構造を適用すれば、複数の蓄電池モジュールを筐体内で相対的な位置関係を保って収納することが可能である。
しかし、蓄電池モジュールと筐体との位置関係、すなわち蓄電池モジュールを筐体内の所定の位置に保持する構造については、上記特許文献1〜3には何も記載されていない。
一方、特許文献4には、組電池内に収容した電池を寸法変化の少ない上下方向で圧迫することにより、これらの電池を確実に固定することができる組電池が開示されている。
特許文献4に記載の組電池は、複数の電池が底板と周囲を囲む側板とを備えた組電池ケース内に収納された組電池であって、前記組電池ケースの上端開口部に取り付け固定された電池押圧部材によって前記複数の電池の上端を下方に押圧することで複数の電池が組電池ケース内に固定された構造となっている。
特開2014−197514号公報 特開2016−12391号公報 特許第5413457号公報 特許第4826705号公報
すなわち、特許文献4に記載の組電池は、組電池ケースの上端開口部に、複数の電池の全体を跨ぐようにして電池押圧部材を配置し、電池押圧部材の両端部を組電池ケースに直接固定することで、複数の電池の上端を電池押圧部材によって一体的に押さえる構造となっている。
しかし、特許文献4に記載の組電池は、電気自動車に搭載されることを前提としており、例えば太陽光発電の蓄電装置として屋外に設置することについては考慮されていない。そのため、特許文献4に記載の組電池では、電池押圧部材が邪魔になって組電池ケースの上端開口部を蓋体で閉塞することができないといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、筐体の開口部を蓋体で閉塞する場合でも、個々の蓄電池モジュールを筐体内の所定の位置に安定的に収納することのできる蓄電装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の蓄電装置は、位置決め部材を有する蓄電池モジュールと、前記蓄電池モジュールを収納する開口部を有する筐体と、を備え、前記筐体には、収納された前記蓄電池モジュールの前記位置決め部材の動きを規制する規制部材が設けられていることを特徴としている。
また、本発明の蓄電装置によれば、前記規制部材は、前記筐体の前記開口部周辺に設けられた水切り部の裏面側に取り付け固定された構成としてもよい。
また、本発明の蓄電装置によれば、前記開口部を閉塞する蓋体を備え、前記位置決め部材が前記蓋体によって押さえられる構造としてもよい。
また、本発明の蓄電装置によれば、前記開口部に対向する前記筐体の内面には、前記蓄電池モジュールの前記位置決め部材の取り付け部位とは反対側の部位を両側から保持するガイド部材が設けられた構成としてもよい。
また、本発明の蓄電装置によれば、前記位置決め部材と前記規制部材とは、前記筐体への前記蓄電池モジュールの収納方向が正規の方向でない場合には、前記規制部材によって前記位置決め部材の動きが規制できない構造としてもよい。
また、本発明の蓄電装置によれば、前記位置決め部材及び前記規制部材は、前記筐体の前記開口部寄りに設けられた構成としてもよい。
また、本発明の蓄電装置によれば、前記位置決め部材には、前記開口部を塞ぐように配置される絶縁保護カバーを固定する固定部を備えた構成としてもよい。
また、本発明の蓄電装置によれば、前記位置決め部材は、上片、側片、下片からなる断面コ字状に屈曲形成された把手部と、前記把手部の前記下片の縁部から下方に屈曲して延設された支持部と、前記支持部の下端部から横方向に膨出させた前記蓄電池モジュールの側面に取り付けるプレート部とからなり、前記プレート部には、膨出部分の上辺部に前記蓄電池モジュールの上面に添設する補助プレート部が形成され、前記補助プレート部に前記蓄電池モジュールの前記上面に形成された被係止部に係止する係止部が形成された構成としてもよい。
また、本発明の蓄電装置によれば、前記位置決め部材は、上片、側片、下片からなる断面コ字状に屈曲形成された把手部を備えており、前記把手部の前記下片の端部がR面に形成された構成としてもよい。
また、本発明の蓄電装置によれば、前記規制部材は、前記位置決め部材を両側から規制する第1規制部材及び第2規制部材を備えた構成としてもよい。
また、本発明の蓄電装置によれば、前記位置決め部材と前記規制部材とが締結部材によって締結された構成としてもよい。
また、本発明の蓄電装置によれば、前記位置決め部材は、長尺状の板金から打ち抜き加工によって形成されており、上片、側片、下片からなる断面コ字状に屈曲形成された把手部と、前記把手部の前記下片の縁部から下方に屈曲して延設された支持部と、前記支持部の下端部から横方向に膨出させた前記蓄電池モジュールの側面に取り付けるプレート部とからなり、前記プレート部の膨出方向と、前記上片、側片、下片を展開したときの前記側片及び前記上片の展開方向とが同じ方向となるように構成してもよい。
本発明の蓄電装置によれば、蓄電池モジュールに取り付けられている位置決め部材を規制部材で動きを規制することで、蓄電池モジュールを筐体内の所定位置に安定的に収納することができる。
本発明の実施形態1に係る蓄電装置において蓋体を開いた状態を斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態1に係る蓄電装置において蓋体を開いた状態を斜め上方から見た斜視図である。 図1AのA−A線断面図である。 蓄電池モジュールの外観斜視図である。 位置決め部材を展開した状態を示す平面図である。 第1規制部材を斜め上方の位置から視点を変えて見た斜視図である。 第1規制部材を斜め上方の位置から視点を変えて見た斜視図である。 図5Bに示す第1規制部材を図中C方向から見た側面図である。 第1規制部材の展開図である。 蓄電池モジュールが筐体内に正規の方向で収納されることによって、位置決め部材の支持片が、第1規制部材の嵌合溝部内に正しく嵌まり合った状態を示す斜視図である。 蓄電池モジュールが筐体内に正規の方向で収納されることによって、位置決め部材の支持片が、第1規制部材の嵌合溝部内に正しく嵌まり合った状態を示す説明図である。 蓄電池モジュールが筐体内に前後及び左右逆向きに収納されることによって、位置決め部材の支持片が、第1規制部材の嵌合溝部内に嵌まり合わない状態を示す説明図である。 蓄電池モジュールが筐体内に前後及び左右逆向きに収納されることによって、位置決め部材の支持片が、第1規制部材の嵌合溝部内に嵌まり合わない状態を示す説明図である。 第2規制部材を斜め上方の位置から見た斜視図である。 第2規制部材と位置決め部材との締結構造を一部拡大して示す斜視図である。 実施形態2に係る蓄電装置において、蓋体を開いた状態を斜め上方から見た斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
図1A及び図1Bは、本発明の実施形態1に係る蓄電装置において蓋体を開いた状態を斜め上方から見た斜視図、図2は図1AのA−A線断面図である。ここで、以下の明細書では、図1において矢符X方向を左右方向(若しくは横方向)、矢符Y方向を前後方向、矢符Z方向を上下方向(若しくは縦方向)と定義する。
実施形態1に係る蓄電装置1は、位置決め部材2を有する蓄電池モジュール3と、蓄電池モジュール3を収納する開口部41を有する筐体4と、筐体4内において蓄電池モジュール3の位置決め部材2の動きを規制する規制部材5(5a,5b)と、開口部41に対向する筐体4の底面4aに設けられた蓄電池モジュール3の底面部分を保持するガイド部材6と、蓄電池モジュール3を制御するコントローラ7と、開口部41を閉塞する蓋体8とを主要部品として構成されている。
実施形態1に係る蓄電装置1では、4台の蓄電池モジュール3を縦置き状態で筐体4内に前後方向に並べて収納している場合を例示している。ただし、収納する台数は4台に限定されるものではなく、2台、6台等でもよく、また1台だけであってもよい。
この例では、前後方向Yの前側(図1A中右手前側)の2台の蓄電池モジュール3,3同士、及び、前後方向Yの後側(図1A中左奥側)の2台の蓄電池モジュール3,3同士をそれぞれ並列接続し、この並列接続した前後2組の蓄電池モジュール組同士を直列接続した構成としている。
以下、蓄電装置1の各構成部品について順次説明する。
(筐体4及び蓋体8の説明)
図1A,図1B及び図2に示すように、筐体4は、上部が開放された箱体形状に形成されており、その上端開口部に内側に向かって延設された額縁状の水切り部42が形成されている。また、水切り部42の内周端部から上方に突出し、かつその突出先端部を外側方向に屈曲させた断面逆L字状の嵌合突部43が、水切り部42の内周端部の全周に渡って形成されている。すなわち、この嵌合突部43の内周部が筐体4の開口部41となっている。また、水切り部42には、その4隅の各角部に雌ねじ孔44aを有する円筒状の突起部44が設けられている。この突起部44の上端部は、図2に示すように、嵌合突部43の上面とほぼ同じ高さとなっている。
一方、蓋体8は、筐体4の水切り部42の外周形状にほぼ合致する形状の天板部81を備えており、天板部81の全周には、水切り部42の外周縁部に向かって蓋枠部82が形成されている。また、天板部81には、その4隅の各角部にねじ挿通孔83が設けられている。さらに、天板部81の下面には、筐体4の嵌合突部43の上面に対峙するようにして、ゴム状(EPDM等)の止水部材85が設けられている。
上記構成において、蓋体8を筐体4の上端開口部に嵌め合せて、蓋枠部82を水切り部42に向かうとともに、天板部81の止水部材85を嵌合突部43の上面に当接させ、この状態で蓋体8のねじ挿通孔83を介して突起部44の雌ねじ孔44aにねじ部材(ワッシャ付きのねじ部材(以下、同じ))28をねじ込むことにより、蓋体8が筐体4の上端開口部を閉塞して締結固定される。このとき、止水部材85は、嵌合突部43の上面と天板部81の下面との間に押しつぶされた状態で介在し、天板部81の下面が、収納された蓄電池モジュール3の位置決め部材2の上面(後述する把手部21の上片22)と突起部44の上面とに当接するようになっている。すなわち、位置決め部材2が蓋体8によって上から押さえられる構造となっている。これにより、上下方向Zに何らかの力(衝撃や地震等による力)が働いたとしても、蓄電池モジュール3の上下方向Zの移動が規制され、蓄電池モジュール3を筐体4内において安定的に収納することができる。
(蓄電池モジュール3及び位置決め部材2の説明)
図3は、蓄電池モジュール3の外観斜視図、図4は、位置決め部材2を展開した状態を示す平面図である。
この蓄電池モジュール3は、縦長の直方体形状に形成された蓄電池本体部31を備えている。蓄電池本体部31の上面32には、プラス電極端子部33及びマイナス電極端子部34等を含む各種接続端子部や、組み立て後に各端子部と内部蓄電池とを接続するためのショートバー36を差し込む差込み口35等が設けられている。
また、位置決め部材2は、蓄電池本体部31の上面32を左右方向Xに跨ぐように配置されている。
位置決め部材2は、図4に示すように長尺状の板金等から打ち抜き加工によって形成されている。すなわち、展開状態の位置決め部材2は、上片22、側片23及び下片24がそれぞれ折り曲げ線2a,2bを介して連接されており、下片24の両縁部から折り曲げ線2cを介して支持片(支持部)25が延設され、支持片25の延設端部25aから横方向に膨出させた状態のプレート片(プレート部)26が延設されている。また、プレート片26の膨出部分の上辺部には、折り曲げ線2dを介して補助プレート片27が延設されている。そして、プレート片26の膨出方向(図4では右方向)と、上片22、側片23及び下片24を展開したときの側片23及び上片22の展開方向とが同じ方向となるように形成されている。また、プレート片26の膨出方向の幅と、展開したときの上片22、側片23及び下片24全体の幅とがほぼ同じ幅となるように形成されている。ただし、図4では、プレート部26の膨出方向の幅に比べて、展開したときの上片22、側片23及び下片24全体の幅の方が少し狭くなっている。
この構成によれば、折り曲げ加工前の位置決め部材2の打ち抜き製造時に、廃棄する部分を低減できるので、その分、製造コストも低減することができる。因みに、図4では、斜線を付している部分が廃棄する部分である。
上片22には、長手方向の両端部にそれぞれねじ挿通孔22aが形成され、中央部には雌ねじ孔22bが形成されている。また、支持片25は、一方の側縁部(この例では、プレート片26の膨出方向と同じ側の側縁部)に膨出片25bが設けられている。この膨出片25bは、蓄電池モジュール3を筐体4に収納するときの方向を規制(すなわち、逆方向の収納を禁止)する規制片である。
上記したように、4台の蓄電池モジュール3は、前側の2台の蓄電池モジュール3,3同士、及び、後側の2台の蓄電池モジュール3,3同士をそれぞれ並列接続し、この並列接続した前後2組の蓄電池モジュール組同士を直列接続している。この場合、配線接続の関係上、前側の2台の蓄電池モジュール3,3と、後側の2台の蓄電池モジュール3,3とは、筐体4内で互いに背中合せになるように、すなわち前後方向及び左右方向が逆向きになるように収納される。そして、この収納方向を間違うと、その後の配線ミスに繋がるため、規制片(膨出片)25bによって逆方向に収納されることを規制するようにしている。この規制片25bは、後述する第1規制部材5aとの兼ね合いで逆方向の収納を規制するのであるが、この点については第1規制部材5aの説明のところで詳しく説明する。
また、支持片25には、電力線や通信線等に用いられる複数の配線を束にしたハーネスを固定するための固定用孔25cが設けられている。
プレート片26は、蓄電池本体部31の側面に取り付けるためのものであり、蓄電池本体部31の側面に設けられた2つの雌ねじ孔(図示省略)に対向するように2つのねじ挿通孔26a,26aが形成されている。また、蓄電池本体部31の上面32側に折り曲げて添設される補助プレート片27には、蓄電池本体部31の上面32に設けられた被係止部である係止孔部(図示省略)に対向するように係止爪部(係止部)27aが形成されている。
このような打ち抜き加工後の位置決め部材2を折り曲げ線2a〜2dで順次折り曲げることにより、図3に示す形状の位置決め部材2を作製する。すなわち、上片22、側片23、下片24をそれぞれ折り曲げ線2a,2bで折り曲げて断面コ字状の把手部21を形成し、把手部21の下片24の両縁部の折り曲げ線2cで支持片25及びプレート片26をそれぞれ下方に屈曲させ、最後に補助プレート片27を折り曲げ線2dで内側(互いに対向する側)に折り曲げることにより、図3に示す形状の位置決め部材2が作製される。
そして、このように折り曲げ形成された位置決め部材2を、蓄電池本体部31の上面32を跨ぐようにして左右方向Xに配置する。すなわち、各プレート片26を蓄電池本体部31の左右方向Xの各側面にそれぞれ添設するとともに、各補助プレート片27を蓄電池本体部31の上面32に添設する。そして、補助プレート片27から切り起こした係止爪部27aを蓄電池本体部31の上面32に形成された係止孔部(図示省略)に差し込んで係止した後、各プレート片26のねじ挿通孔26a,26aから蓄電池本体部31の側面に形成された雌ねじ孔(図示省略)に対してねじ部材28をねじ込んで固定する。これにより、位置決め部材2が蓄電池本体部31に強固に取り付け固定される。
この場合、蓄電池本体部31に対する位置決め部材2の配置方向が逆(すなわち、平面視で180度回転した逆方向)になった場合には、補助プレート片27の係止爪部27aを蓄電池本体部31の上面32に形成された係止孔部(図示省略)に差し込んで係止することはできるが、各プレート片26のねじ挿通孔26a,26aが蓄電池本体部31の側面に形成された雌ねじ孔(図示省略)に一致しないため、ねじ固定することができないようになっている。すなわち、蓄電池本体部31に対する位置決め部材2の取り付け方向が一義的に決まるようになっている。これにより、例えば施工現場で作業者が蓄電池本体部31に位置決め部材2を取り付ける作業を行う場合の取り付けミスを無くすことができる。
また、位置決め部材2を蓄電池本体部31に取り付けた状態において、位置決め部材2の把手部21の下片24と蓄電池本体部31の上面32との間には十分な隙間が確保されている。このように十分な隙間を設ける理由は2つあり、一つ目の理由は、位置決め部材2が蓄電池モジュール3を持ち上げるときの取っ手を兼ねているため、把手部21を持ったとき、蓄電池本体部31の上面32に手や指等が当たらないように、すなわちスムーズに位置決め部材2が持てるようにするためである。また、二つ目の理由は、把手部21の下片24と蓄電池本体部31の上面32との間に十分な隙間がない場合には、蓄電池本体部31の上面32で配線作業を行う場合に位置決め部材2が邪魔になるため、配線作業の妨げとならないように、十分な隙間が確保されている。
(規制部材5の説明)
規制部材5は、蓄電池モジュール3の位置決め部材2を両側でその動きを規制する第1規制部材5a及び第2規制部材5bからなる。
(第1規制部材5aの説明)
図5A及び図5Bは、第1規制部材5aを斜め上方の位置から視点を変えて見た斜視図、図5Cは、図5Bに示す第1規制部材5aを図中C方向から見た側面図、図5Dは、第1規制部材5aの展開図である。
第1規制部材5aは、図1及び図2に示すように、筐体4の開口部41の左側の縁部に沿って取り付け固定されるものである。
第1規制部材5aは、図5Dに示すように長尺状の板金等から打ち抜き加工された基板を、適宜折り曲げ線で折り曲げることによって形成されている。すなわち、打ち抜いた直後の展開状態の第1規制部材5aは、筐体4の開口部41の左側の縁部に固定される長尺状の基体部51と、この基体部51の長手方向(前後方向Y)に沿った一方の側部に設けられた嵌合部52とを備えており、嵌合部52には、長手方向(前後方向Y)に沿って所定の間隔を存して4箇所に、左右方向Xに沿って長い長穴の嵌合溝部53が形成されている。
そして、嵌合部52を第1折り曲げ線3a及び第2折り曲げ線3bに沿ってそれぞれ折り曲げることにより、図5A乃至図5Cに示すように、上片部52a、側片部52b及び下片部52cからなる断面コ字状に形成されている。また、この折り曲げによって嵌合溝部53も断面コ字状に屈曲され、上片部52a側、側片部52b側及び下片部52c側の三方に開口した溝部となっている。
また、下片部52c側の嵌合溝部53には、対向する一方の縁部53a(または53b)から反対側の縁部53b(または53a)に向かって延設された邪魔板部54が形成されている。この邪魔板部54は、前側の2つの嵌合溝部53に形成される邪魔板部54と、後側の2つの嵌合溝部53に形成される邪魔板部54の形成方向が反対向きとなっている。すなわち、実施形態1では、前側の2つ(図5Cでは左側の2つ)の嵌合溝部53,53に形成される邪魔板部54は、後側の縁部53bから前側の縁部53aに向かって延設されており、後側の2つ(図5Cでは右側の2つ)の嵌合溝部53,53に形成される邪魔板部54は、前側の縁部53aから後側の縁部53bに向かって延設されている。
そして、この邪魔板部54の先端縁部と、これに対向する嵌合溝部53の縁部53aまたは53bとの間の幅W11は、位置決め部材2の支持片25の幅W21(図4参照)より若干幅広に形成されており、嵌合溝部53の対向する縁部53a,53b間の幅W12は、位置決め部材2の支持片25及び規制片25bの幅W22(図4参照)より若干幅広に形成されている。また、隣接する嵌合溝部53の間隔W13は、4つの蓄電池モジュール3を筐体4の所定の位置に収納したときの、隣接する位置決め部材2の間隔W1(図1A及び図1B参照)と等しい間隔に設定されている。
このような構成の第1規制部材5aは、図2に示すように、基体部51が筐体4の左側の水切り部42aの下面にスポット溶接等によって固定されている。
上記したように、実施形態1に係る蓄電装置1では、前側の2台の蓄電池モジュール3,3は同方向に収納され、後側の2台の蓄電池モジュール3,3も同方向に収納される一方、前側の2台の蓄電池モジュール3,3と、後側の2台の蓄電池モジュール3,3とは、筐体4内で互いに背中合せになるように(すなわち、前後方向及び左右方向が逆向きになるように)収納される。そして、これらの収納方向を間違うと、その後の配線ミスに繋がるため、第1規制部材5aの邪魔板部54と位置決め部材2の規制片25bとによって、蓄電池モジュール3が逆方向に収納されることを確実に防止(規制)するようにしている。
ここで、第1規制部材5aの邪魔板部54と位置決め部材2の規制片25bとによって、蓄電池モジュール3が逆方向に収納されることを確実に防止できる理由について説明する。図6Aは、蓄電池モジュールが筐体内に正規の方向で収納されることによって、位置決め部材の支持片が、第1規制部材の嵌合溝部内に正しく嵌まり合った状態を示す斜視図である。また、図6Bは、蓄電池モジュール3が筐体4内に正規の方向で収納されることによって、位置決め部材2の支持片25が、第1規制部材5aの嵌合溝部53内に正しく嵌まり合った状態を示しており、図6C及び図6Dは、蓄電池モジュール3が筐体4内に前後及び左右逆向きに収納されることによって、位置決め部材2の支持片25が、第1規制部材5aの嵌合溝部53内に嵌まり合わない状態を示している。
すなわち、蓄電池モジュール3が筐体4内に正規の方向で収納された場合には、図6A及び図6Bに示すように、位置決め部材2の支持片25が、嵌合溝部53の一方の縁部53aと邪魔板部54の先端部との間に嵌まり込み、支持片25の規制片25bは、邪魔板部54の上部に形成された空間部に嵌まり込んで、嵌合溝部53への支持片25の嵌合を阻止(規制)しない。すなわち、第1規制部材5aの嵌合溝部53によって位置決め部材2の支持片25の前後方向Yの動きを規制できる。
一方、蓄電池モジュール3が筐体4内に逆向きの方向で収納された場合、図6Cに示すように、位置決め部材2の支持片25を左側に寄せて、嵌合溝部53の一方の縁部53aと邪魔板部54の先端部との間に嵌まり込むようにした場合には、規制片25bが嵌合溝部53の縁部53aに連続する側片部52bに当接(図中、当接部分を斜線を付して示す)して、支持片25を嵌合溝部53内に嵌め込むことがでない。一方、図6Dに示すように、位置決め部材2の支持片25を右側に寄せて、規制片25bが嵌合溝部53の縁部53aに連続する側片部52bに当接しないようにした場合には、支持片25が邪魔板部54に当接(図中、当接部分を斜線を付して示す)して、支持片25を嵌合溝部53内に嵌め込むことがでない。すなわち、蓄電池モジュール3が筐体4内に逆向きの方向で収納された場合には、支持片25を嵌合溝部53のどの位置に合せたとしても、規制片25bまたは邪魔板部54またはその両方によって支持片25の嵌合が阻止されるようになっている。すなわち、筐体4への蓄電池モジュール3の収納方向が正規の方向でない場合には、第1規制部材5aの嵌合溝部53に位置決め部材2の支持片25を嵌合できない構造とされている。
(第2規制部材5bの説明)
図7は、第2規制部材5bを斜め上方の位置から見た斜視図である。また、図8は、第2規制部材5bと位置決め部材2との締結構造を一部拡大して示す斜視図である。
第2規制部材5bは、蓄電池モジュール3の位置決め部材2を他方の側(第1規制部材5aとは反対の側)から規制する長尺状の板体であり、上片57a、側片57b及び下片57cからなる断面コ字状に形成されている。実施形態1では、この第2規制部材5bも、第1規制部材5aと同様、長尺状の板金等から打ち抜き加工された基板を、適宜折り曲げ線で折り曲げることによって形成されている。また、側片57b及び下片57cの一部が長手方向(前後方向Y)に沿う4箇所においてそれぞれ切り起こされており、この切り起こした部分が上片57aから左方向に突出する係止片58となっている。この係止片58には、雌ねじ孔58aが形成されている。
また、隣接する係止片58の間隔W31は、4つの蓄電池モジュール3を筐体4の所定の位置に収納したときの、隣接する位置決め部材2の間隔W1(図1A及び図1B参照)と等しい間隔に設定されている。
従って、図8に示すように、この第2規制部材5bを、筐体4に収納された4つの蓄電池モジュール3の位置決め部材2の他方の端部(第1規制部材5aとは反対側の端部)に側片57b部分を対向させて配置し、係止片58を位置決め部材2の上片22の下側に差し込むと、上片22のねじ挿通孔22cと係止片58の雌ねじ孔58aとの位置が一致するように構成されている。従って、この状態で上片22のねじ挿通孔22cを介して係止片58の雌ねじ孔58aにねじ部材28をねじ込むことにより、第2規制部材5bが4台の蓄電池モジュール3の全ての位置決め部材2の他方の端部に一体的に締結固定されるようになっている。
この場合、第2規制部材5bの前後方向Yの長さは、筐体4の開口部41の前後方向Yの長さとほぼ一致するように(若しくは若干短くなる程度に)形成されている。従って、筐体4に前後方向Yから何らかの力(衝撃や地震等による力)が働いたとしても、第2規制部材5bの両端部が筐体4の開口部41の両端部に当接して、蓄電池モジュール3の前後方向Yの移動を規制するようになっている。
(ガイド部材6の説明)
図2に示すように、ガイド部材6は、筐体4の底面(内面)4aに設けられており、前後方向Yに沿って平行に延びる一対のガイドレール部6a,6bで構成されている。この一対のガイドレール部6a,6bは、筐体4の底面4aに溶接またはねじ止め等によって固定される固定片61と、固定片61の一方の縁部から垂直に立ち上がる起立片62と、起立片62の先端部から互いの方向に向かって下方に傾斜する傾斜片63と、傾斜片63の下端部から下方に垂下した保持片64とで構成されている。また、保持片64,64の間の幅は、蓄電池本体部31の左右方向Xの幅とほぼ同じ幅に設定されている。
ガイドレール部6a,6bの対向面を傾斜片63,63とすることで、蓄電池本体部31を筐体4の上方から開口部41を通って収納したとき、蓄電池本体部31の底面側が若干左右方向Xにずれて収納されたとしても、蓄電池本体部31の底面角部が傾斜片63に当たって案内され、保持片64,64間の底面4aまで案内されて保持されるので、蓄電池本体部31の底面側の部位を筐体4内の正しい位置に収納、保持することができる。また、この構成によれば、蓄電池モジュール3の上部側が位置決め部材2と規制部材5(第1規制部材5aと第2規制部材5b)とによって動きが規制され、蓄電池モジュール3の下部側がガイド部材6(ガイドレール部6a,6b)によって保持されるので、筐体4内において蓄電池モジュール3を安定的に保持することができる。
(コントローラ7の説明)
コントローラ7は、図1B及び図2に示すように、収納された4台の蓄電池モジュール3の右側(すなわち、第2規制部材5bが取り付けられた側)と筐体4の右側の側面との間に収納されている。
コントローラ7は、薄型の直方体形状に形成された外装ケース71を備えており、外装ケース71の長手方向(前後方向Y)に対応する2箇所には、逆L字状に形成されたねじ挿通孔72aを有する支持金具72が取り付けられている。
一方、筐体4の水切り部42には、この支持金具72に対応する位置に固定金具45が開口部41に突出して設けられている。この固定金具45は、スポット溶接等によって水切り部42の裏面側に取り付け固定されている。また、固定金具45には、外装ケース71の支持金具72に形成されたねじ挿通孔72aに対向する位置に雌ねじ孔45aが形成されている。従って、コントローラ7を筐体4内に収納し、外装ケース71の支持金具72を筐体4の固定金具45上に添設し、支持金具72のねじ挿通孔72aを介して固定金具45の雌ねじ孔45aにねじ部材28をねじ込むことにより、コントローラ7を筐体4内に支持固定している。
実施形態1に係る蓄電装置1によれば、位置決め部材2及び規制部材5(第1規制部材5a及び第2規制部材5b)は、筐体4の開口部41寄りに設けられた構成としている。この構成によれば、筐体4内での蓄電池モジュール3の保持(取り付け)作業を開口部41の近傍で行うことができるので、保持作業の作業性が向上する。
また、実施形態1に係る蓄電装置1によれば、第1規制部材5aや、コントローラ7を固定する固定金具45は、水切り部42の裏面側にスポット溶接等によって取り付け固定されている。この水切り部42は、蓋体8の蓋枠部82によって被覆され、外部からは視認できない構造となっている。そのため、溶接等による凹みが筐体4の外観に現れることはなく、意匠性にも優れている。
また、実施形態1に係る蓄電装置1によれば、位置決め部材2の一方(左側)の端部は、位置決め部材2の支持片25が、第1規制部材5aの嵌合溝部53内に嵌合される構造であり、固定されていないが、位置決め部材2と第1規制部材5aとをねじ部材等の締結部材によって締結する構造としてもよい。この構成によれば、位置決め部材2の両端部を第1規制部材5aと第2規制部材5bの両方で締結固定することになり、蓄電池モジュール3を筐体4内により強固に(安定的に)保持することができる。
また、実施形態1に係る蓄電装置1によれば、位置決め部材2の支持片25には、電力線や通信線等に用いられる複数の配線を束にしたハーネスを固定するための固定用孔25cが設けられている。図示は省略しているが、ハーネスは、樹脂等で形成されたリング状の保持部と、この保持部から横方向に突出した固定用突起部とからなるハーネス保持部で保持された状態で、固定用突起部を支持片25の固定用孔25cに差し込むことで、ハーネスの配線位置を固定できるようになっている。これにより、ハーネスの配線が別の端子に接触するといった事態を防止したり、電圧の違う線が接触しないように離して配置することができる。ただし、ハーネスの固定位置や固定方法は一例であり、これらに限定されるものではなく、必要な箇所に必要な固定手段を設けてハーネスの位置固定を行えばよい。
また、実施形態1に係る蓄電装置1によれば、位置決め部材2は打ち抜き加工によって形成されている。そのため、図4に示すように、把手部21の下片24の端部24aは切断面となっている。従って、この端部24aに面取りを施してR面等とすることで、図示しない配線等が接触しても傷つかないため、蓄電池モジュール3の短絡を防止することができる。また、把手部21である下片24の端部24aにR面等を形成しておくことで、作業者が手で持ったときの怪我等も防止することができる。この場合、下片24の端部24aに僅かな幅の折り返し片を同時に形成し、この折り返し片を端部24aから折り返しておくことで、端部24aをR面等としてもよい。
また、実施形態1に係る蓄電装置1によれば、位置決め部材2の補助プレート片27に係止爪部27aを形成し、これに対向する蓄電池本体部31の上面32に係止孔部を形成して係止する構造としているが、この部分もプレート部26の取り付け構造と同様にねじ部材によるねじ固定としてもよい。すなわち、補助プレート片27にねじ挿通孔を形成し、対向する蓄電池本体部31の上面32に雌ねじ孔を形成して、ねじ部材によりねじ固定する構造としてもよい。
<実施形態2>
図9は、実施形態2に係る蓄電装置1において、蓋体8を開いた状態を斜め上方から見た斜視図である。
実施形態1では、筐体4に収納された蓄電池モジュール3の位置決め部材2を、蓋体8の天板部81で直接押さえる構造としているが、実施形態2では、筐体4に収納された蓄電池モジュール3の位置決め部材2と蓋体8の天板部81との間に透明な絶縁シート9を介在させた構成としている。
この絶縁シート9は、蓄電池モジュール3の上部の少なくとも一部を被覆できる大きさに形成されている。この絶縁シート9は、図示は省略しているが筐体4に収納された4台の蓄電池モジュール3の配線を終了した後に配置される。また、各蓄電池モジュール3は、配線終了後に、各端子部と内部蓄電池とを接続するためのショートバー36を上面32の差込み口35(図3参照)に差し込むようになっている。そのため、絶縁シート9には、差込み口35に対向する位置に、ショートバー36を差し込むための開口部9aが形成されている。
この絶縁シート9は、各蓄電池モジュール3の位置決め部材2上に載置した状態で、各位置決め部材2の上片22の中央部に形成された雌ねじ孔22bに対してねじ部材28をねじ込むことにより、位置決め部材2に固定されている。
この構成によれば、筐体4に収納された蓄電池モジュール3の位置決め部材2を、絶縁シート9を介して蓋体8の天板部81で押さえる構造となる。そのため、絶縁シート9が弾性部材となって、天板部81により位置決め部材2の上片22を確実に押さえる(下方に付勢する)ことができる。
また、このような絶縁シート9が無い場合(実施形態1の場合)でも、例えば位置決め部材2を亜鉛メッキ鋼板等の部材で形成すると、断面コ字状に形成された把手部21の上片22自体が多少の弾性を有することから、実施形態1の場合でも、上片22自体の弾性力によって、天板部81により位置決め部材2の上片22を十分に押さえることができる。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、位置決め部材を有する蓄電池モジュールと、蓄電池モジュールを収納する開口部を有する筐体とを備えた蓄電装置に適用した場合を例示しているが、筐体に収納される収納部材は蓄電池モジュールに限るものではなく、方向を揃えて並列的に収納、保持する必要のある収納部材を収納する装置全般に適用可能である。
1 蓄電装置
2 位置決め部材
21 把手部
22 上片
22a ねじ挿通孔
23 側片
24 下片
25 支持片
25a 延設端部
25b 膨出片(規制片)
25c 固定用孔
26 プレート片(プレート部)
26a ねじ挿通孔
27 補助プレート片(補助プレート部)
27a 係止爪部(係止部)
3 蓄電池モジュール
31 蓄電池本体部
32 上面
35 差込み口
36 ショートバー
4 筐体
4a 底面
41 開口部
42 水切り部
43 嵌合突部
45 固定金具
45a 雌ねじ孔
5 規制部材
5a 第1規制部材
5b 第2規制部材
51 基体部
52 嵌合部
53 嵌合溝部
54 邪魔板部
57a 上片
57b 側片
57c 下片
58 係止片
58a 雌ねじ孔
6 ガイド部材
6a,6b ガイドレール部
61 固定片
62 起立片
63 傾斜片
64 保持片
7 コントローラ
71 外装ケース
72 支持金具
72a ねじ挿通孔
8 蓋体
81 天板部
82 蓋枠部
83 ねじ挿通孔
9 絶縁シート
9a 開口部

Claims (12)

  1. 位置決め部材を有する蓄電池モジュールと、
    前記蓄電池モジュールを収納する開口部を有する筐体と、を備え、
    前記筐体には、収納された前記蓄電池モジュールの前記位置決め部材の動きを規制する規制部材が設けられていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 請求項1に記載の蓄電装置であって、
    前記規制部材は、前記筐体の前記開口部周辺に設けられた水切り部の裏面側に取り付け固定されていることを特徴とする蓄電装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の蓄電装置であって、
    前記開口部を閉塞する蓋体を備え、
    前記位置決め部材が前記蓋体によって押さえられる構造であることを特徴とする蓄電装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の蓄電装置であって、
    前記開口部に対向する前記筐体の内面には、前記蓄電池モジュールの前記位置決め部材の取り付け部位とは反対側の部位を両側から保持するガイド部材が設けられていることを特徴とする蓄電装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一つに記載の蓄電装置であって、
    前記位置決め部材と前記規制部材とは、前記筐体への前記蓄電池モジュールの収納方向が正規の方向でない場合には、前記規制部材によって前記位置決め部材の動きが規制できない構造とされていることを特徴とする蓄電装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の蓄電装置であって、
    前記位置決め部材及び前記規制部材は、前記筐体の前記開口部寄りに設けられていることを特徴とする蓄電装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載の蓄電装置であって、
    前記位置決め部材には、前記開口部を塞ぐように配置される絶縁保護カバーを固定する固定部を備えていることを特徴とする蓄電装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の蓄電装置であって、
    前記位置決め部材は、上片、側片、下片からなる断面コ字状に屈曲形成された把手部と、前記把手部の前記下片の縁部から下方に屈曲して延設された支持部と、前記支持部の下端部から横方向に膨出させた前記蓄電池モジュールの側面に取り付けるプレート部とからなり、
    前記プレート部には、膨出部分の上辺部に前記蓄電池モジュールの上面に添設する補助プレート部が形成され、前記補助プレート部に前記蓄電池モジュールの前記上面に形成された被係止部に係止する係止部が形成されていることを特徴とする蓄電装置。
  9. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の蓄電装置であって、
    前記位置決め部材は、上片、側片、下片からなる断面コ字状に屈曲形成された把手部を備えており、
    前記把手部の前記下片の端部がR面に形成されていることを特徴とする蓄電装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか一つに記載の蓄電装置であって、
    前記規制部材は、前記位置決め部材を両側から規制する第1規制部材及び第2規制部材からなることを特徴とする蓄電装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか一つに記載の蓄電装置であって、
    前記位置決め部材と前記規制部材とが締結部材によって締結されていることを特徴とする蓄電装置。
  12. 請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の蓄電装置であって、
    前記位置決め部材は、長尺状の板金から打ち抜き加工によって形成されており、上片、側片、下片からなる断面コ字状に屈曲形成された把手部と、前記把手部の前記下片の縁部から下方に屈曲して延設された支持部と、前記支持部の下端部から横方向に膨出させた前記蓄電池モジュールの側面に取り付けるプレート部とからなり、前記プレート部の膨出方向と、前記上片、側片、下片を展開したときの前記側片及び前記上片の展開方向とが同じ方向であることを特徴とする蓄電装置。
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