JP2020056901A - 虚像表示装置、およびヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

虚像表示装置、およびヘッドアップディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の投影距離に虚像を実質的に同時に表示する虚像表示装置、およびこれを備えたヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】虚像表示装置20は、表示素子21、投影光学系22、回転体23、および虚像形成光学系24を備える。投影光学系22は、表示素子21に形成された像を拡大する。回転体23は、回転軸から視た外縁が螺旋状の回転体であって、側面に拡散スクリーン29を配置し、回転することで投影光学系22の結像位置に、光軸方向の位置が異なる拡散スクリーン29を順次配置させる。虚像形成光学系24は、拡散スクリーン29上の像を変換し、拡散スクリーン29の前記光軸方向の位置に対応した投影距離で、虚像を形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、虚像表示装置、およびヘッドアップディスプレイ装置に関する。
従来のヘッドアップディスプレイ(以下、単に「HUD」ともいう)は、虚像を運転者からある一定の距離だけ離れた位置に生成するのが一般的であり、HUDによる表示内容は、車速、カーナビゲーション情報等に限られていた。そもそもHUDを車両に搭載する目的は、運転者の視線移動を最小限に抑えることで、より安全な運転を支援するものであるが、安全運転支援という意味においては、車速等の表示内容だけでは不十分である。例えば前方の車、歩行者、障害物等をカメラやセンサーで検知し、HUDを通じて運転者に事前に危険を察知させて事故を未然に防ぐようなシステムの方がより好ましい。こういったシステムを実現するには、例えば車、人、障害物等の危険を察知させる対象となるシースルー像に対して虚像としての危険信号を重畳させて表示させることが考えられる。
このような虚像を表示させる際に、危険を察知させる対象となる物との距離は一定ではない。例えば50m先の危険に対して2m先に見える虚像に危険信号を表示して重畳させると焦点位置の違いが生じるため、人間の目には、違和感が生じるという課題がある。このような問題を解決する手法としては、実物に対して虚像を奥行き方向も含めて重畳させることが考えられる。このように、虚像に奥行きを持たせる手法として、下記特許文献1に開示された方法がある。この特許文献1では、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーのような走査型の像形成手段、拡散スクリーン、投影手段、および拡散スクリーン位置を変える可動手段を備え、拡散スクリーン位置を変化させることで虚像の位置を変化させている。特許文献1の主たる目的としては、車の速度に伴って人間が注視する距離が変わることを鑑み、虚像位置を近づけたり遠ざけたりして、運転者の視線移動を少なくしている。
特開2009−150947号公報
しかしながら、特許文献1のように運転時の速度に伴って、虚像位置を一律に遠ざけたり近づけたりした場合には、運転者が顔を横方向に動かして目の位置をずらした場合に実物の位置と危険信号等の虚像の位置がずれてしまい、運転者が危険信号を誤認してしまうという課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の投影距離に虚像を実質的に同時に表示させることができる虚像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)表示素子と、前記表示素子に形成された像を拡大する投影光学系と、回転軸から視た外縁が螺旋状の回転体であって、側面に拡散スクリーンを配置し、回転することで前記投影光学系の結像位置に、光軸方向の位置が異なる前記拡散スクリーンを順次配置させる回転体と、前記拡散スクリーン上の像を変換し、前記拡散スクリーンの前記光軸方向の位置に対応した投影距離で、虚像を形成する虚像形成光学系と、を備える、虚像表示装置。
(2)前記回転体の前記側面は、螺旋状の前記外縁に沿って形成されており、1ヶ所の境界部分を有する、上記(1)に記載の虚像表示装置。
(3)前記回転体の回転による、前記投影光学系の前記結像位置への前記拡散スクリーンの配置に同期させて、前記表示素子に形成する像の形成タイミングを制御する表示制御部をさらに備える、上記(1)または(2)に記載の虚像表示装置。
(4)前記回転体は、カウンターウェイトが取り付けられており、前記カウンターウェイトにより、重心が前記回転軸上に設定されている、上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の虚像表示装置。
(5)前記回転体は、所定の速度で定速回転する、上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の虚像表示装置。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つに記載の虚像表示装置と、検出領域内に存在するオブジェクトを検出するとともに、前記オブジェクトまでの距離を判定するオブジェクト検出部と、前記オブジェクト検出部が判定した前記オブジェクトまでの距離に対応した前記投影距離で、前記虚像表示装置に虚像を形成させる、主制御部と、を備えた、ヘッドアップディスプレイ装置。
本発明に係る虚像形成装置によれば、回転軸から視た外縁が螺旋状の回転体の側面に拡散スクリーンを配置し、回転体を回転することで投影光学系の結像位置に、光軸方向の位置が異なる拡散スクリーンを順次配置させることができる。したがって、光軸に沿って拡散スクリーンの位置を変化させることにより、虚像を複数距離において離散的に表示できる。このようにすることで、複数の投影距離に虚像を実質的に同時に表示させることができる。
ヘッドアップディスプレイ装置を車両に搭載した状態を示す側方断面図である。 ヘッドアップディスプレイ装置を搭載した車両を内側から見た概略図である。 一実施形態に係る虚像表示装置の構成を示す上面模式図である。 図3に示す螺旋型ミラーについて詳細に説明するための上面模式図である。 虚像表示装置の構成を示す側面模式図である。 螺旋型ミラーによる拡散スクリーンの位置の変更を示す上面模式図である。 図6のように螺旋型ミラーを回転させたときの、中間像の位置の変化を具体的に例示する図である。 カウンターウェイトの配置位置を説明する図である。 ヘッドアップディスプレイ装置のハードウェア構成を説明するブロック図である 具体的な表示状態を説明する斜視図である。 一実施形態の変形例に係る虚像表示装置で用いる螺旋型ミラーを示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。また図面においては、上下方向をZ方向、虚像表示装置を車両に搭載した状態において、車両の進行方向に平行な方向をY方向、これらのZ、Y方向に直交する方向をX方向とする。
図1、図2は、本実施形態に係る虚像表示装置20、およびこれを含むヘッドアップディスプレイ装置10を車両800の車体811内に搭載した使用状態を説明する模式図である。ユーザー(運転者)900は、ハンドル813を握りながら運転席816に座っている。図1、図2に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置10の虚像表示装置20は、後述する表示素子21に表示されている画像情報を、表示スクリーン243を介してユーザー(運転者)900に向けて虚像として表示する。
虚像表示装置20の表示スクリーン243以外の構成は、車体811のダッシュボード814内にカーナビゲーション等のディスプレイ815の背後に埋め込むように設置されている。虚像表示装置20は、運転関連情報等を含む虚像に対応する表示光D1を表示スクリーン243に向けて射出する。表示スクリーン243は、コンバイナーとも呼ばれ、半透過性を有する凹面鏡、または平面鏡である。表示スクリーン243は、下端の支持によってダッシュボード814上に立設され、虚像表示装置20からの表示光D1を車体811の後方側(Y方向)に向けて反射する。すなわち、図示の場合、表示スクリーン243は、フロントウィンドウ812とは別体で設置される独立型のものとなっている。表示スクリーン243で反射された表示光D1は、運転席816に座ったユーザー900の瞳910、およびその周辺位置に対応するアイボックス(不図示)に導かれる。ユーザー900は、表示スクリーン243で反射された表示光D1、つまり、あたかも車体811の前方にあるように、所定距離(虚像距離)離れた表示像としての虚像i2を観察することができる。一方、ユーザー900は、表示スクリーン243を透過した外界光、つまり前方景色、自動車等の実像を観察することができる。結果的に、ユーザー900は、表示スクリーン243を透過した背後の外界像、すなわちシースルー像に重ねて、表示スクリーン243での表示光D1の反射によって形成される運転関連情報等を含む虚像i2を観察できる。
図3は、一実施形態に係る虚像表示装置20の構成を示す上面模式図である。また、図4は、図3に示す螺旋型ミラー23について詳細に説明するための上面模式図である。また、図5は、虚像表示装置20の構成を示す側面模式図である。
図3〜図5に示すように、虚像表示装置20は、表示素子21、投影光学系22、螺旋型ミラー23、虚像形成光学系24、ミラー駆動部25、ハウジング26、拡散スクリーン29、および表示制御部30を備える。ハウジング26内には、表示スクリーン243以外の虚像表示装置20の各構成要素が収納される。また、図3、図5に示す例では、表示素子21、投影光学系22、および螺旋型ミラー23を通り、虚像形成光学系24のミラー241に至るまでの光軸AXは、Z方向で同じ高さに設定されている。なお、以下においては、螺旋型ミラー23前後での光軸AXを区別する場合には、上流側の光軸を光軸AX0、下流側を光軸AX1と表記し、これらを総称する場合には単に光軸AXと表記する。
表示素子21は、2次元的な表示面21aを有する。表示面21aに形成された像は、投影光学系22で拡大されて拡散スクリーン29へ投影される。この際、2次元表示が可能な表示素子21を用いることで、拡散スクリーン29への投影像の切換えを比較的高速で行える。表示素子21は、DMD(Digital Micromirror Device)やLCOS(Liquid Crystal On Silicon)等の反射型の素子であっても、液晶等の透過型の素子であってもよい。特に、表示素子21としてDMDを用いると、明るさを維持しつつ画像を高速で切り替えることが容易になり、投影距離(以下、虚像距離という)を変化させる表示に有利である。なお、表示素子21は、30fps以上、好ましくは150fps(たとえば、下記中間像i1が5水準で変化する場合)のフレームレートで動作する。これにより、異なる虚像距離に複数の虚像i2が同時に表示されているように見せることが容易になる。
投影光学系22は、固定焦点のレンズ系であり、図示を省略するが、複数のレンズを有する。投影光学系22は、表示素子21の表示面21aに形成された画像を中間像i1として拡散スクリーン29上に適当な倍率で拡大投影する(中間像i1自体は、表示素子21の表示動作が前提となる)。なお、投影光学系22は、この投影光学系22の最も拡散スクリーン29側に配置された絞り221を有する。このように絞り221を配置することで、投影光学系22の拡散スクリーン29側のFナンバーの設定や調整が比較的容易になる。
螺旋型ミラー23は、ミラー駆動部25により駆動され、回転軸23aの回りを回転する回転体である。図3,図4に示す例では、螺旋型ミラー23は、上面視(回転軸23aから視た場合)で螺旋状の外縁を有し、その外縁は、回転軸23a回りの角度θに比例した距離rだけ回転軸23aから離れている。
より具体的には、図4に示すように、極座標において、角度θ(0≦θ≦2π)とした場合、距離rは、r=b+aθ(a,bは正の定数)を満たす。なお、図3、図4において、破線で示すC1は、半径がb+2πaで、回転軸23aと同心の真円を示している。
あるいは、極座標において、距離rは、r=aθ(aは正の定数)を満たし、かつ、角度θは、nを正の整数として、2πn≦θ<2π(n+1)を満たす。
図5に示すように、螺旋型ミラー23は、螺旋状の上面23bの外縁に沿ってZ軸に平行に所定幅の側面23cを有する。すなわち、螺旋型ミラー23は、上面視の外縁が螺旋状の柱体であり、回転軸23a回りの角度θに比例した距離rだけ回転軸23aから離れた位置に側面23cを有する。また、側面23cの表面には、拡散スクリーン29が配置されている。
ミラー駆動部25は、駆動基板(図示せず)と駆動モーター251、および軸受け252を含む。ミラー駆動部25により、螺旋型ミラー23は所定の速度で定速回転する。また、ミラー駆動部25の駆動基板は、駆動モーター251を一定速度で回転するようにフィードバック制御するとともに、回転位置に応じた位相信号を表示制御部30に出力する。
拡散スクリーン29は、配光角を所望の角度に制御するための拡散板であり、結像位置(つまり中間像i1の結像予定位置、またはその近傍の焦点深度内)において中間像i1を形成する。この結果、拡散スクリーン29を光軸AX1方向に移動させることにより、中間像i1の位置も光軸AX1方向に移動させることができる。なお、表示素子21の表示が動作していなければ、必ずしも表示画像としての中間像i1は形成されないが、以下においては、実際に形成されていなくても中間像i1が形成されると想定される位置も中間像の位置と呼ぶ場合がある。
拡散スクリーン29としては、例えば摺りガラス、レンズ拡散板、マイクロレンズアレイ等のシートを用いることができる。拡散スクリーン29は、上記シートを螺旋型ミラー23の側面23cの形状に応じて帯状に加工し、側面23cの全面または特定の領域に貼り付けることにより容易に形成できる。特定の領域は、所定の面積を有する2つ以上の部分を含みうる。
なお、拡散スクリーン29は、貼付部材ではなく、側面23cをサンドブラスト等で表面処理することで、側面23c自体に拡散機能を持たせ、拡散スクリーンとして用いてもよい。
螺旋型ミラー23は、上面視した場合の外縁が螺旋状であるので、側面23cは、回転軸23a回りの角度θに応じて回転軸23aからの距離が異なる。したがって、この螺旋型ミラー23を回転させることで、螺旋型ミラー23の回転角φに応じて拡散スクリーン29の光軸AX1方向の位置が移動する(以下、「拡散スクリーンの移動」ともいう)。この拡散スクリーン29の光軸方向の移動についての詳細は後述する。
虚像形成光学系24は、拡散スクリーン29に形成された中間像i1を表示スクリーン243と協働して拡大し、ユーザー900の前方に虚像i2を形成する。虚像形成光学系24は、少なくとも1枚のミラーで構成されるが、図示の例では2枚のミラー241、242を含む。
表示制御部30は、表示素子21、およびミラー駆動部25を制御する。これにより後述するように、拡散スクリーン29上への中間像i1の形成タイミングを制御し、表示スクリーン243の背後に虚像距離(投影距離)が変化する3次元的な虚像i2を表示させる。具体的には、中間像i1の位置、すなわち拡散スクリーン29の位置を光軸AX1上で虚像形成光学系24に近い側に移動させることで、虚像i2までの虚像距離が減少する。また、反対に、拡散スクリーン29の位置を光軸AX1上で虚像形成光学系24から遠い側に移動させることで、虚像i2までの虚像距離が増加する。
以上の虚像表示装置20において、光軸AX1上に拡散スクリーン29を配置することにより、光軸AX1方向に移動可能な中間像i1を形成できるだけでなく、視野角とアイボックスサイズとを確保しつつ、光学系の光利用効率を高くすることができる。なお、拡散スクリーン29による拡散の配光角が狭すぎると、アイボックスサイズが小さくなってしまう。逆に、拡散スクリーン29による拡散の配光角を大きくしすぎると、光利用効率を高くするために虚像形成光学系24のF値を小さくする必要があるため、焦点深度が浅くなり表示可能な距離範囲が狭まってしまう。
(拡散スクリーン29の光軸方向の移動)
ここで、上述した螺旋型ミラー23を回転させることによる、光軸AX1方向での拡散スクリーン29の移動動作ついて具体的に説明する。
図6は、螺旋型ミラー23による拡散スクリーン29の位置の変更を示す上面模式図である。図6(a)は、回転角φ1における螺旋型ミラー23の状態を示しており、この状態では、拡散スクリーン29上の点k1が光軸AX1に対して正対、すなわち光軸AX1と拡散スクリーン29とは点k1において交差している。図6(a)での拡散スクリーン29の光軸AX1方向(Y方向)の位置はP1である。本実施形態では、回転角φと螺旋型ミラー23回りの角度θとの間には、φ=2π−θの関係がある。したがって、回転角φ1=2π−θ1となる。
図6(b)は、回転角φ2における螺旋型ミラー23の状態を示しており、この状態では、拡散スクリーン29上の点k2が光軸AX1に対して正対、すなわち光軸AX1と拡散スクリーン29とは点k2において交差している。図6(a)での拡散スクリーン29の光軸AX1方向(Y方向)の位置はP1であり、図6(b)では、位置P1から位置P2へ右側(虚像形成光学系24に遠い側)に移動している。
図6(c)は、回転角φ3における螺旋型ミラー23の状態を示しており、この状態では、拡散スクリーン29上の点k3が光軸AX1に対して正対、すなわち光軸AX1と拡散スクリーン29は点k3において交差している。図6(b)での拡散スクリーン29の光軸AX1方向(Y方向)の位置はP2であり、図6(c)では、位置P2から位置P3へ右側(虚像形成光学系24に遠い側)に移動している。
また、図6(d)、図6(e)についても、上述の図6(a)〜図6(c)と同様に、螺旋型ミラー23の回転角φに応じて、光軸AX1に対して正対する拡散スクリーン29上の点がそれぞれk4、k5に変更され、拡散スクリーン29は、虚像形成光学系24に遠い側の光軸方向の位置P4、P5に移動する。
なお、図6では、光軸AX1方向にP1〜P5の5段階に変更する場合について例示されているが、5段階に限定されず、3段階または4段階、もしくは5段階よりも多い多段階で変更されるように構成することもできる。
図7は、図6のように螺旋型ミラー23を回転させたときの、中間像i1の位置の変化を具体的に例示する図である。時間t0〜t6が螺旋型ミラー23の1回転分に相当する。時間t1〜t5の各時刻で、拡散スクリーン29上の点k1〜k5がそれぞれ光軸AX1に正対する。螺旋型ミラー23の回転に同期させて、すなわち、時間t1〜t5の各タイミングで表示素子21の表示面21aに像を形成する。このようにすることで、光軸AX1に側面23c上の位置k1〜k5の各々で拡散スクリーン29が正対したタイミングで中間像i1が形成される。
この結果、図示を省略するが、投影像、すなわち虚像i2の位置も、スケールは異なるが、虚像形成光学系24の拡大率に応じた距離で、中間像i1の位置と同様に光軸AX1方向に沿って離散的に移動し、虚像距離を多段階で変化させることができる。ここで、表示素子21は、連続表示を行うものでなく、表示内容を、中間像i1の位置に対応して、順次切り換えつつ間欠的な表示を行うものである。同図に示すように中間像i1は、光軸AX1上の位置のうち、位置P5の遠距離、位置P4の中遠距離、位置P3中間距離、位置P2の中近距離、および位置P1の近距離の5水準で変化する。すなわち、螺旋型ミラー23の1回転周期で、5つの距離に対応した5回の表示が行われる。なお、位置P1とP5との間の距離は、螺旋型ミラー23の外径(角度θ=0における外径b、角度θ=2πにおける外径b+2πa)、時間t1〜t5(すなわち、回転角φ1〜φ5)に応じて適宜設定できる。また、表示制御部30の下、螺旋型ミラー23の回転数、および表示素子21のフレームレートの少なくとも一方は、他方に対応させてタイミングが制御される。例えば、フレームレートが150fpsであれば、螺旋型ミラー23の所定の回転速度としては、30rps(1800rpm)またはその整数倍である。
また図3に示すように、螺旋型ミラー23よりも下流側の虚像形成光学系24の光軸AX1と、上流側の投影光学系22の光軸AX0とは同じ直線上に位置せず、ある傾斜角度(例えば10〜30度の範囲内のある角度)で交差する。そのため、拡散スクリーン29を光軸AX1方向に移動させることで、同じ像を拡散スクリーン29上に結像したとしても、その像幅方向の中心位置は傾斜角と光軸AX1方向での移動量に応じて、光軸AX1に垂直なX方向にシフトすることになる。そのため、拡散スクリーン29のY方向の位置に応じて、表示素子21の表示面21aに表示する像位置をシフトさせるようにしてもよい。例えば、遠距離(位置P5)の拡散スクリーン29に投影する像は、近距離(位置P1)での像に比べて、X方向にシフトさせる(図3の下側)ように制御する。さらに、この傾斜角に応じて、傾きをキャンセルするように投影する像を歪ませることが好ましい。
このように、本実施形態に係る虚像表示装置20によれば、回転軸方向から視た場合(上面視)に、外縁が螺旋状の螺旋型ミラー23であって、側面に拡散スクリーン29を配置し、回転することで投影光学系22の結像位置に、光軸方向の位置が異なる拡散スクリーンを順次配置させる。そして拡散スクリーン29に投影光学系22から投影した像を表示し、これを虚像形成光学系24で虚像に変換することで、簡素な構成でありながら複数の投影距離に虚像を実質的に同時に表示することができる。
また、螺旋型ミラー23は、上面視した場合に外縁が螺旋状であるので、側面23cは回転軸23a回りの角度θが0(2π)において段差部分(境界部分)を有する。螺旋型ミラー23は、回転軸23a回りに回転することにより、この段差部分1ヶ所を除いて、拡散スクリーン29の光軸方向の位置を滑らかに変化させることができる(図4を参照)。表示制御部30は、上記段差部分の拡散スクリーン29を投影面として使用しないようにするためのソフトウェア処理を実施する。これに対して、比較例として、上面視した場合に外縁が多角形のミラー(ポリゴンミラー)を使用した場合、複数の側面(平面)を有するため、これらの側面の数と同じ数の稜線、すなわち側面の境界部分を有する。これらの境界部分の拡散スクリーン29については、投影面として使用できない。したがって、これらの境界部分の拡散スクリーン29を使用しないようにするためのソフトウェア処理が必要となり、本実施形態の段差部分の処理よりも工数がより多くかかる。
図8は、カウンターウェイト40の配置位置を説明する図である。図8(a)は側面図であり、図8(b)は下面図である。螺旋型ミラー23は内側が中空に構成されており、その内周面23dにカウンターウェイト40が取り付けられている。上述のように螺旋型ミラー23は、上面視(XY平面)における外縁が螺旋状に形成されている。そのため、偏心しないようにカウンターウェイト40を配置している。螺旋型ミラー23は、その内周面23dにおいて回転軸23aからの距離が遠い部分の反対側にカウンターウェイト40を配置することで、XY平面における螺旋型ミラー23全体の重心が回転軸23a上に位置するようになる。このようにカウンターウェイト40を設けることで、螺旋型ミラー23を安定して所定の速度で定速回転できる。
(ヘッドアップディスプレイ装置10)
図9は、ヘッドアップディスプレイ装置10のハードウェア構成を説明するブロック図である。ヘッドアップディスプレイ装置10は、上述した虚像表示装置20の他に、運転者検出部71、環境監視部72、および主制御部60を備える。主制御部60は、ヘッドアップディスプレイ装置10全体を制御することで、対向車両、通行者等のオブジェクトに対応させた虚像を3次元的に表示する。虚像の表示例については後述する。
運転者検出部71は、車両800内のユーザー900の存在や視点位置を検出する部分であり、運転席816に向けた内部用カメラ71a、運転席用画像処理部71b、および判断部71cを備える。内部用カメラ71aは、車体811内のダッシュボード814に、運転席816に対向して設置されており(図2参照)、運転席816に座るユーザー900の頭部、およびその周辺の画像を撮影する。運転席用画像処理部71bは、内部用カメラ71aで撮影した画像に対して明るさ補正等の各種画像処理を行い、判断部71cでの処理を容易にする。判断部71cは、運転席用画像処理部71bで処理した運転席画像からオブジェクトの抽出、または切り出しを行うことによってユーザー900の頭部や目(瞳910)を検出するとともに、運転席画像に付随する奥行情報から車体811内におけるユーザー900の頭部の存否とともにユーザー900の目の空間的な位置(結果的に視線の方向)を算出する。
環境監視部72は、オブジェクト検出部として機能する。環境監視部72は、前方に近接する自動車、自転車、歩行者等のオブジェクトを識別するとともに、オブジェクトまでの距離を判定する。環境監視部72は、外部用カメラ72a、外部用画像処理部72b、および判断部72cを備える。外部用カメラ72aは車体811内外の適所に設置されており、ユーザー900または車両800の前方、側方等の外部画像を撮影する。外部用画像処理部72bは、外部用カメラ72aで撮影した画像に対して明るさ補正等の各種画像処理を行い、判断部72cでの処理を容易にする。判断部72cは、外部用画像処理部72bで処理した外部画像からオブジェクトの抽出、または切り出しを行うことによって自動車、自転車、歩行者等のオブジェクトの存否を検出するとともに、外部画像に付随する奥行情報から車両800前方におけるオブジェクトの空間的な位置を算出する。
なお、内部用カメラ71aや外部用カメラ72aは、例えば複眼型の3次元カメラを含む。つまり、両カメラ71a、72aは、結像用のレンズと、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)、その他の撮像素子とを一組とするカメラ素子をマトリックス状に配列したものであり、撮像素子用の駆動回路をそれぞれ有する。各カメラ71a、72aを構成する複数のカメラ素子は、例えば奥行方向の異なる位置にピントを合わせるようになっており、或いは相対的な視差を検出できるようになっており、各カメラ素子から得た画像の状態(フォーカス状態、オブジェクトの位置等)を解析することで、画像内の各領域、またはオブジェクトまでの距離を判定する。
なお、上述したような複眼型のカメラ71a、72aに代えて、またはこれとともに、2次元カメラと赤外距離センサーとを組み合わせたものを用いてもよい。これにより、撮影した画面内の各部に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。また、複眼型のカメラ71a、72aに代えて、2つの2次元カメラを分離配置したステレオカメラによって、撮影した画面内の各部(領域、またはオブジェクト)に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。その他、単一の2次元カメラにおいて、焦点距離を高速で変化させながら撮像を行うことによっても、撮影した画面内の各部に関して奥行方向の距離情報を得てもよい。
さらに、複眼型の外部用カメラ72aに代えて、LIDAR(Light Detection And Ranging)技術を用いてもよい。これにより検出領域内の各部(領域、またはオブジェクト)に関して奥行方向の距離情報を得ることができる。LIDAR技術により、パルス状のレーザー照射に対する散乱光を測定し、遠距離にあるオブジェクトまでの距離や拡がり計測して視野内のオブジェクトまでの距離情報やオブジェクトの拡がりに関する情報を取得できる。このLIDAR技術のようなレーダーセンシング技術と画像情報からオブジェクトの距離等を検出する技術とを組み合わせることによって、オブジェクトの検出精度を高めることができる。
表示制御部30は、主制御部60の制御下で虚像表示装置20を動作させて、表示スクリーン243の背後に虚像距離(投影距離ともいう)が変化する3次元的な虚像i2を表示させる。表示制御部30は、主制御部60を介して環境監視部72から受信した表示形状や表示距離を含む表示情報から、虚像表示装置20に表示させる虚像i2を生成する。虚像i2は、例えば表示スクリーン243の背後に存在する自動車、自転車、歩行者その他のオブジェクトOB(後述の図10参照)に対してその奥行き位置方向に関して周辺に位置するフレームF(図10参照)のような標識になる。
表示制御部30は、主制御部60を介して運転者検出部71からユーザー900の存在や目の位置に関する検出出力を受け取る。これにより、虚像表示装置20による虚像i2の投影の自動的な開始や停止が可能になる。また、ユーザー900の視線の方向のみに虚像i2の投影を行うこともできる。さらに、ユーザー900の視線の方向の虚像i2のみを明るくする、点滅する等の強調を行った投影を行うこともできる。
図10は、具体的な表示状態を説明する斜視図である。運転者(観察者)であるユーザー900の前方は観察視野に相当する検出領域DFとなっている。検出領域DF内、つまり道路、およびその周辺に、歩行者等である人のオブジェクトOB1、OB3や、自動車等である移動体のオブジェクトOB2が存在する。この場合、ヘッドアップディスプレイ装置10の主制御部60は、虚像表示装置20によって3次元的な虚像i2(i21〜i23)を投影させ、各オブジェクトOB1、OB2、OB3に対して関連情報像としてのフレームF1、F2、F3を付加する。この際、ユーザー900から各オブジェクトOB1、OB2、OB3までの距離が異なるので、フレームF(F1、F2、F3)を表示させる虚像i21、i22、i23までの投影距離は、環境監視部72が判定したユーザー900または車両800から各オブジェクトOB1、OB2、OB3までの距離に相当させている。
例えば、近距離の虚像i21は、図6、図7に示した位置P1にある拡散スクリーン29に投影された中間像i1に対応する。同様に、遠距離の虚像i23は位置P5に、中距離の虚像i22は、位置P3にある拡散スクリーン29に投影された中間像i1に対応する。なお、位置P2の中近距離の虚像と、位置P4の中遠距離の虚像とについても同様に投影することができるが、図示を省略する。
また、虚像i21、i22、i23の投影距離は、図6、図7で示したように離散的であり、オブジェクトOB1、OB2、OB3までの現実の距離に対して正確に一致しない場合がある。しかしながら、虚像i21、i22、i23の投影距離と、オブジェクトOB1、OB2、OB3までの現実の距離との差が大きくなければ、ユーザー900の視点が(X方向で)動いても視差が生じにくく、オブジェクトOB1、OB2、OB3とフレームF1、F2、F3との配置関係を略維持できる。
以上で説明した本実施形態に係る虚像表示装置20、およびこれを備えたヘッドアップディスプレイ装置10によれば、上面視した場合の外縁が螺旋状の螺旋型ミラー23の側面に拡散スクリーン29を配置する。そして、螺旋型ミラー23を回転することで虚像形成光学系24の結像位置に、光軸方向の位置が異なる拡散スクリーンを順次配置させることができる。したがって、拡散スクリーン29の位置を光軸AX1に沿って、例えば投影光学系22の拡散スクリーン29側の焦点深度の範囲内で、数十Hzの高速で変化させることにより、虚像を複数距離において離散的に表示できる。これにより、危険警告信号その他の虚像(例えばフレームF)を奥行き方向も含めて透視されるオブジェクトOBつまり実物、またはシースルー像に重畳させることが可能となる。結果的に、遠方から近傍まで目の位置が変わっても虚像と実物との間のズレ発生を抑制でき、かかる虚像表示装置20をヘッドアップディスプレイ装置10のような運転支援システムに適用した場合、システムの安全性をより高めることができる。
また、螺旋型ミラー23の側面23cは、全面にわたり、螺旋形の上面23bに沿った曲面であるので、螺旋型ミラー23の回転角φに応じて、拡散スクリーン29に中間像i1を投影する複数の位置を光軸AX1に沿って任意に設定することができる。
(変形例)
上述の例では、側面23c上に形成された拡散スクリーン29が全面にわたって螺旋形である場合を例示したが、側面23cが部分的に平坦部を含むように構成されてもよい。
図11は、本実施形態の変形例に係る虚像表示装置20で用いる螺旋型ミラー231を示す図である。なお、同図では、螺旋型ミラー231の構成のみ示している。これ以外の構成は、上述の虚像表示装置20の構成と同じであることから表示を省略している。
図11に示すように虚像表示装置20では、螺旋型ミラー231を用いて、光軸AX1方向での拡散スクリーン29の移動を行う。上述の螺旋型ミラー23の場合と同様に、要求される水準の数(例えば5水準)に応じて、拡散スクリーン29に中間像i1を投影する複数の位置が設定される。
上述のとおり、光軸AX1と光軸AX0とは同じ直線上に位置せず、ある傾斜角度で交差する。したがって、拡散スクリーン29の表面形状や、光軸AX1と光軸AX0とが交差する角度によっては、拡散スクリーン29に投影される中間像i1は、左右で光路長に差が生じ、歪む可能性がある。そこで、本変形例では、上面視した場合に、螺旋型ミラー231の側面23cが全体として螺旋形を維持しつつ平坦部も含むように、螺旋型ミラー231を構成する。中間像i1を側面23cの平坦部上の拡散スクリーン29に投影することにより、中間像i1が歪むことを回避できる。
一般に、人間の眼の特性として、概ね10[m]以上先にある物体の形状の詳細については把握しにくいと言われているため、たとえば、近距離以外については、中間像i1を拡散スクリーン29の平坦部ではなく、曲面に投影しても十分対応可能と考えられる。
本変形例では、拡散スクリーン29は、側面23cに平坦部29aを有する。平坦部29aには、近距離の中間像が投影される。平坦部29aを使用することにより、近距離の虚像に対して歪を抑制できる。
なお、拡散スクリーン29は、複数の平坦部を有するように構成されてもよい。その場合、複数の平坦部において虚像に対して歪を抑制できるが、2つの平坦部が隣り合う稜線部を拡散スクリーンとして使用することはできない。
また、上述の実施形態では、螺旋型ミラー23,231が柱体である場合を例示したが、これに限らず、螺旋型ミラーは、柱体以外の形態であってもよい。たとえば、螺旋型ミラーは、所定の高さの渦巻き型の壁部を有するように構成されてもよい。
また、螺旋型ミラーの外縁が全体として螺旋形を維持するため、平坦部に加えて急峻部を有することもできる。
このように変形例においても、螺旋型ミラー23を使用した場合と同等の効果を得ることができる。
以上に説明した虚像表示装置、およびこれを備えたヘッドアップディスプレイ装置の構成は、上記の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。また、一般的な虚像表示装置、またはヘッドアップディスプレイ装置が備える構成を排除するものではない。
たとえば、拡散スクリーン29による中間像i1の歪を考慮して、表示面21aに形成される像を予め補正するように構成することもできる。
また、第1の実施形態においては、螺旋型ミラー23よりも上流側の光軸AX0と、螺旋型ミラー23の直下流側のミラー241に至るまでの光軸AX1をともに、Z方向で同じ高さ、すなわち、同じXY平面上になるように水平に並べて構成した。しかしながら、これに限られず、縦に並べてもよい。すなわち、これらの光軸AX0、AX1を同じYZ平面上になるように構成してもよい。
10 ヘッドアップディスプレイ装置
20 虚像表示装置
21 表示素子
21a 表示面
22 投影光学系
23、231、232 螺旋型ミラー
23a 回転軸
23b 上面
23c 側面
c1 中心位置
24 虚像形成光学系
241、242 ミラー
243 表示スクリーン
25 ミラー駆動部
26 ハウジング
29 拡散スクリーン
30 表示制御部
40 カウンターウェイト
60 主制御部
71 運転者検出部
72 環境監視部
800 車両
811 車体
812 フロントウィンドウ
813 ハンドル
814 ダッシュボード
815 ディスプレイ
816 運転席
900 ユーザー
910 瞳
AX、AX0、AX1 光軸
D1 表示光
DF 検出領域
F、F1、F2、F3 フレーム
OB 対象物
i1 中間像
i2、i21、i22、i23 虚像

Claims (6)

  1. 表示素子と、
    前記表示素子に形成された像を拡大する投影光学系と、
    回転軸から視た外縁が螺旋状の回転体であって、側面に拡散スクリーンを配置し、回転することで前記投影光学系の結像位置に、光軸方向の位置が異なる前記拡散スクリーンを順次配置させる回転体と、
    前記拡散スクリーン上の像を変換し、前記拡散スクリーンの前記光軸方向の位置に対応した投影距離で、虚像を形成する虚像形成光学系と、
    を備える、虚像表示装置。
  2. 前記回転体の前記側面は、螺旋状の前記外縁に沿って形成されており、1ヶ所の境界部分を有する、請求項1に記載の虚像表示装置。
  3. 前記回転体の回転による、前記投影光学系の前記結像位置への前記拡散スクリーンの配置に同期させて、前記表示素子に形成する像の形成タイミングを制御する表示制御部をさらに備える、請求項1または請求項2に記載の虚像表示装置。
  4. 前記回転体は、カウンターウェイトが取り付けられており、前記カウンターウェイトにより、重心が前記回転軸上に設定されている、請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の虚像表示装置。
  5. 前記回転体は、所定の速度で定速回転する、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の虚像表示装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の虚像表示装置と、
    検出領域内に存在するオブジェクトを検出するとともに、前記オブジェクトまでの距離を判定するオブジェクト検出部と、
    前記オブジェクト検出部が判定した前記オブジェクトまでの距離に対応した前記投影距離で、前記虚像表示装置に虚像を形成させる、主制御部と、
    を備えた、ヘッドアップディスプレイ装置。
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