JP2020056436A - ドライブシャフト - Google Patents

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JP2020056436A
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constant velocity
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成弘 小井
Narihiro Koi
成弘 小井
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】中間シャフトと等速自在継手との間にブーツが噛み込むことを抑制できる、ドライブシャフトを提供する。【解決手段】中間シャフト11と等速自在継手13とに跨がって、それらの間を取り囲んで覆うブーツ14が設けられている。そして、等速自在継手13からブーツ14の内側に向けて、ブーツ14が等速自在継手13に向けて変形するのを阻止する阻止壁41が延びている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用のドライブシャフトに関する。
自動車などの車両では、駆動源からの動力がトランスミッション(変速機)に入力され、トランスミッションで変速された動力がデファレンシャルギヤおよびドライブシャフトなどを介して駆動輪に伝達される。
ドライブシャフトは、デファレンシャルギヤと駆動輪との間に架設され、車幅方向に延びている。ドライブシャフトは、中間シャフトと、その中間シャフトの両端に取り付けられた等速自在継手とで構成され、等速自在継手の機能により、デファレンシャルギヤと駆動輪との相対変位を許容するとともに、デファレンシャルギヤから出力される回転を等回転速度で駆動輪に伝達する。
図2は、ドライブシャフト101のデファレンシャルギヤ側の端部の断面図である。
ドライブシャフト101は、中間シャフト102を備えている。中間シャフト102のデファレンシャルギヤ側の端部には、等速自在継手103が取り付けられている。等速自在継手103の内部には、グリースが充填されている。グリースの漏れを防止するため、中間シャフト102と等速自在継手103とに跨がって、ブーツ104が設けられている。
ブーツ104は、ゴムからなり、中間シャフト102に外嵌される小径端部105と、等速自在継手103に外嵌される大径端部106と、小径端部105と大径端部106との間の蛇腹状の蛇腹部107とを一体的に有している。大径端部106は、等速自在継手103のハウジング108に外嵌されて、その外側からブーツバンド111で締め付けられることにより、ハウジング108に固定されている。小径端部105は、中間シャフト102に外嵌されて、その外側からブーツバンド112で締め付けられることにより、中間シャフト102に固定されている。
特開2010−19291号公報
等速自在継手103のサイズや仕様を変更することにより、等速自在継手103の強度や振動の改善を図ることができる。しかし、中間シャフト102の径を細くした場合、中間シャフト102が揺動したときに、中間シャフト102と等速自在継手103との間にブーツ104が噛み込むおそがある。
本発明の目的は、中間シャフトと等速自在継手との間にブーツが噛み込むことを抑制できる、ドライブシャフトを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るドライブシャフトは、中間シャフトと、中間シャフトの端部に取り付けられる等速自在継手と、中間シャフトと等速自在継手とに跨がって設けられ、中間シャフトと等速自在継手との間を取り囲んで覆うブーツと、等速自在継手からブーツの内側に向けて延び、ブーツが等速自在継手に向けて変形するのを阻止する阻止壁とを含む。
この構成によれば、中間シャフトと等速自在継手とに跨がって、それらの間を取り囲んで覆うブーツが設けられている。そして、等速自在継手からブーツの内側に向けて、ブーツが等速自在継手に向けて変形するのを阻止する阻止壁が延びている。これにより、中間シャフトの揺動に伴ってブーツが等速自在継手側に変形しても、その変形した部分が等速自在継手に接触することを阻止でき、中間シャフトと等速自在継手との間にブーツが噛み込むことを抑制できる。
本発明によれば、中間シャフトと等速自在継手との間にブーツが噛み込むことを抑制できる。よって、ブーツが中間シャフトと等速自在継手との間に噛み込んで摩耗することを抑制でき、ブーツの寿命を延ばすことができる。
本発明の一実施形態に係るドライブシャフトの要部構成を示す断面図である。 従来のドライブシャフトのデファレンシャルギヤ側の端部の断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<ドライブシャフトの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るドライブシャフト1の要部構成を示す断面図である。
ドライブシャフト1は、自動車などの車両に用いられて、デファレンシャルギヤと駆動輪(いずれも図示せず)との間に架設され、デファレンシャルギヤと駆動輪との相対変位を許容するとともに、デファレンシャルギヤの動力(回転)を速度変化なく駆動輪に伝達する。ドライブシャフト1は、中間シャフト11と、中間シャフト11のデファレンシャルギヤ側の端部12に取り付けられた等速自在継手13と、中間シャフト11と等速自在継手13との間を取り囲んで覆うブーツ(インナブーツ)14とを含む。
なお、図示されていないが、中間シャフト11の駆動輪側(端部12と反対側)の端部にも等速自在継手が取り付けられている。
等速自在継手13は、摺動式トリポード型等速ジョイントであり、等速自在継手13は、車幅方向の外側に開放された中空部21を有するハウジング(外輪)22と、中空部21に収容されたトリポード(内輪)23とを備えている。トリポード23には、中間シャフト11の端部12がスプライン嵌合している。中空部21には、グリースが充填されている。
ブーツ14は、弾性を有する樹脂材料(たとえば、ゴム)からなり、小径端部31、蛇腹部32および大径端部33を一体的に有する筒状をなしている。小径端部31は、ブーツ14の一端部に形成されており、中間シャフト11に外嵌されて、その外側からブーツバンド34で締め付けられることにより、中間シャフト11に固定されている。蛇腹部32は、小径端部31と大径端部33とを連結し、小径端部31と大径端部33との間で径方向外側に向かって山となる山部35および谷となる谷部36とが交互に並ぶ蛇腹状をなしている。ブーツ14の大径端部33は、等速自在継手13のハウジング22に外嵌されて、その外側からブーツバンド37で締め付けられることによりハウジング22に固定されている。
等速自在継手13のハウジング22とブーツ14の大径端部33との間に、ブーツ14が等速自在継手13に向けて変形するのを阻止するため、樹脂製の阻止壁41が挟持されている。阻止壁41は、ハウジング22と大径端部33との間からブーツ14側に延び、途中で大径端部33の中心側に屈曲し、先端部がハウジング22側と反対側に屈曲して延びている。
<作用効果>
以上のように、中間シャフト11と等速自在継手13とに跨がって、それらの間を取り囲んで覆うブーツ14が設けられている。そして、等速自在継手13からブーツ14の内側に向けて、ブーツ14が等速自在継手13に向けて変形するのを阻止する阻止壁41が延びている。これにより、中間シャフト11の揺動に伴ってブーツ14が等速自在継手13側に変形しても、その変形した部分が等速自在継手13に接触することを阻止でき、中間シャフト11と等速自在継手13との間にブーツ14が噛み込むことを抑制できる。
また、阻止壁41は、その途中で大径端部33の中心側に屈曲し、大径端部33の中心側に延びている。この部分が等速自在継手13の中空部21に充填されたグリースの堰止めとして機能するので、中空部21に充填されるグリースの量が少なくても、また、中空部21内のグリースの量が減ったとしても、等速自在継手13の潤滑を確保することができる。
また、阻止壁41の大径端部33の中心側に延びる部分により、等速自在継手13の中空部21に収容されている中間シャフト11などの部品の脱落を防止することができる。
阻止壁41における等速自在継手13のハウジング22とブーツ14の大径端部33とに挟持される部分は、円筒状に形成されていてもよい。この場合、ブーツ14の大径端部33を円筒状に形成することができるので、ブーツ14の成型を容易にすることができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもでき、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:ドライブシャフト
11:中間シャフト
12:端部
13:等速自在継手
14:ブーツ
41:阻止壁

Claims (1)

  1. 中間シャフトと、
    前記中間シャフトの端部に取り付けられる等速自在継手と、
    前記中間シャフトと前記等速自在継手とに跨がって設けられ、前記中間シャフトと前記等速自在継手との間を取り囲んで覆うブーツと、
    前記等速自在継手から前記ブーツの内側に向けて延び、前記ブーツが前記等速自在継手に向けて変形するのを阻止する阻止壁とを含む、ドライブシャフト。
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