JP2008240818A - 等速自在継手用ブーツ - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐久性を低下させることなく屈曲作動角の高角化(50°以上)が可能である等速自在継手用ブーツを提供する。
【解決手段】 樹脂製のブーツ7における蛇腹部7cの最小径谷部11aに、凹溝13を環状に形成することにより、ブーツ7が屈曲作動角を取る際、最小径谷部11aを弾性変形可能とし、ブーツ7が高角な屈曲作動角(50°以上)を取る際に、蛇腹部7cの山部10が凹むことで、ブーツ7の弾性変形力が低下するのを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車の駆動軸や各種産業機械に用いられ、回転トルクを伝達する等速自在継手に取り付ける等速自在継手用ブーツに関するものである。
等速自在継手用ブーツは、等速自在継手の内部(継手内部)に封入されたグリースや潤滑油等の潤滑成分の外部への漏出、および、外部から継手内部に異物が侵入するのを防止する機能を果たす。
図4に従来の等速自在継手用ブーツ(以下ブーツとする)を取り付けた固定型等速自在継手の一つであるボールフィクス型等速自在継手(BJ)を示す。
この等速自在継手は、外側継手部材である外輪1、内側継手部材である内輪3、ボール4、ケージ5で主要部が構成されている。外輪1は、内球面に複数のトラック溝1aが形成されている。内輪3は、外球面に外輪1のトラック溝1aと対をなす複数のトラック溝3aが形成され、これら外輪1のトラック溝1aと内輪3のトラック溝3aとの間に複数のボール4が介在され、このボール4は外輪1と内輪3との間に配置されるケージ5のポケット5aで保持されている。
内輪3は中心孔2を有し、この中心孔2には軸部材であるシャフト6の一端が挿嵌されている。このシャフト6から外輪1の開口端部に亙って、樹脂製で筒状のブーツ57が取り付けられている。
このブーツ57は、大径部57aと小径部57bおよび蛇腹部57cとからなり、蛇腹部57cは大径部57aと小径部57bを連結している。大径部57aは外輪1の開口端部の外周面に取り付けられ、小径部57bはシャフト6の外周面に取り付けられ、それぞれの取り付け部分はブーツバンド8、9で締め付けて固定されている。蛇腹部57cは大径部側から小径部側に向けて縮径し、複数の山部50と谷部51が交互に形成されている。なお、この山部50と谷部51の点線で囲んだ部分における拡大図を図4中に交せて示している。
なお、樹脂製のブーツ57は、例えば、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリアミドエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマーなどの高硬度、高弾性率の熱可塑性樹脂材料の中から選ばれたベース樹脂に、無定形ソフトシリカ、クレー、カーボンブラックなどの無機質粒状体や、クルミ殻、椿の実、梅の果実の核などを粉砕した植物性粒状体を配合して成形することができる(特許文献1参照)。
特開平10−122366号公報
さて、図4に示したブーツ57であると、谷部51の肉厚が厚いため、ブーツ57の弾性変形力が充分でなく屈曲耐久性に問題があるため、谷部51にかかる応力が増大して皺が発生することが、ブーツ57に対して高角な屈曲作動角(軸部材に対する屈曲角度)をとった状態での回転耐久試験により判明した。この谷部51に生じる皺は亀裂の発生の原因となり、ブーツ57の短寿命に繋がる。
あるいは、図4に示すブーツ57の課題を解決するブーツとして、図5に示す等速自在継手のブーツ67が知られている。なお、この図5において、図4に示す等速自在継手と同じ部位、機能、形態を有する部品については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この図5に示すブーツ67は樹脂製かつ筒状で、図4に示すブーツ57と同様、大径部67aと小径部67bおよび蛇腹部67cからなり、蛇腹部67cは大径部67aと小径部67bを連結し、かつ、大径部側から小径部側に向けて縮径しており、複数の山部60と谷部61が交互に形成されている。
蛇腹部67cの全ての谷部61には、溝部62が環状に形成されている。溝部62の形状としては、図5に示す形状以外にも、谷部61の変形、亀裂を考慮して種々の形状が提案されている。このように、谷部61に溝部62を形成することで、谷部61の肉厚が薄くなるため、ブーツ67は外力に対して弾性変形しやすくなり、屈曲耐久性を向上させることができる。なお、山部60と谷部61の点線で囲んだ部分における拡大図を図5中に交わせて示している。
しかしながら、図4あるいは図5のいずれのブーツも、50°以上の高角な屈曲作動角を取れば、山部がブーツの屈曲時に加わる力に耐え切れずに凹み、これに伴い、ブーツの弾性変形力が低下する問題がある。
この課題を解決する方法として、ブーツの蛇腹部の膜長(山部の内径と谷部の内径の差)を大きくしてブーツを弾性変形し易くする方法が考えられている。このように、蛇腹部の膜長を大きくする方法としては、山部の各内径を大きくするか、あるいは、谷部の各内径を小さくすることが考えられる。
しかし、山部の内径を大きくすれば、ブーツの回転膨張性が悪くなる。換言すれば、等速自在継手の高速回転により、ブーツの山部が膨張し、他部材との干渉を起こす。また、谷部の内径を小さくすれば、ブーツが屈曲作動角をとる際、シャフトと干渉しやすくなり、谷部の早期摩耗などの不具合が生じ、いずれにおいてもブーツの短寿命に繋がる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、耐久性を低下させることなく屈曲作動角の高角化(50°以上)が可能である等速自在継手用ブーツを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の等速自在継手用ブーツは、等速自在継手の外側継手部材に連結される大径部と、前記等速自在継手の内側継手部材から延びる軸部材に連結される小径部と、前記大径部側から前記小径部側に向けて縮径する山部と谷部を有し、前記大径部と前記小径部を連結する蛇腹部とからなる筒状の等速自在継手用ブーツであって、前記蛇腹部の最小径谷部のみにその最小径谷部を変形可能とする環状の凹溝を形成することを特徴とする。
ここで、蛇腹部の最小径谷部とは、蛇腹部の谷部において最も小径部側に位置する谷部を意味する。この最小径谷部と蛇腹部の山部において最も小径部側の谷部(最小径山部)はブーツが屈曲作動角をとる際、殆ど弾性変形しないことが本出願人により判明した。
本発明は、上記したブーツが屈曲作動角を取る際の最小径谷部の特徴に着眼したものであり、最小径谷部のみに凹溝を環状に形成する。この場合、最小径谷部に形成する凹溝により、ブーツが屈曲作動角を取る際、最小径谷部が弾性変形可能となる。
なお、凹溝の形状は、スリット状など、上記の作用を奏する形状であれば特に限定されるものではない。
上記の本発明を適用するブーツは樹脂製であるのが望ましい。これは、樹脂は軽量であるため、重量面で等速自在継手に悪影響を与えることがないことが理由として挙げられる。また、樹脂として弾性のあるものを使用する場合には、ブーツは外部からの衝撃の吸収性が良くなって耐久性が向上し、また、弾性力により屈曲作動角を取り易くなる。
さらに、本発明を適用するブーツは、熱可塑性ポリエステル系エラストマー製であるのが望ましい。熱可塑性ポリエステル系エラストマーは耐寒性に優れ、高硬度で、弾性力が高い樹脂である。ブーツを熱可塑性ポリエステル系エラストマー製とすると、上記した樹脂製ブーツの作用および効果が顕著になる。
ブーツの蛇腹部のうち少なくとも最小径谷部に環状の溝部を形成し、その溝部の溝底に凹溝を形成するのが望ましい。
本発明は、蛇腹部の谷部のうち少なくとも最小径谷部に溝部を環状に形成するため、ブーツが屈曲作動角を取る際に弾性変形し易くなり、ブーツの屈曲耐久性を向上させることができる。なお、溝部は蛇腹部の谷部のうち最小径谷部を含む数個に形成するようにしてもよいが、全ての谷部に形成すると上記の作用および効果が顕著となる。
さらに本発明は、溝部の溝底に凹溝を環状に形成することにより、ブーツが屈曲作動角を取る際、最小径谷部が弾性変形可能となる。このため、ブーツが高角な屈曲作動角(50°以上)を取る際にも、蛇腹部の山部が凹むことがなく、ブーツの弾性変形力が低下するのを防止することができるため、ブーツの屈曲作動角の高角化を実現することができる。なお、本発明では、既に述べたブーツの蛇腹部の膜長を大きくすることによる他部材との干渉も起こらないため、ブーツの耐久性を低下させることもない。
凹溝は軸方向に複数個スリット状に形成するのが好ましい。
既に述べたように、蛇腹部の最小径谷部に凹溝を形成することにより、ブーツが屈曲作動角を取る際、最小径谷部が弾性変形可能となり、ブーツが高角な屈曲作動角(50°以上)を取る際にも、蛇腹部の山部が凹むことがなくなり、ブーツの弾性変形力が低下するのが防止されるため、ブーツの屈曲作動角の高角化を実現することができるが、本発明のように、最小径谷部に前記凹溝を軸方向に複数個スリット状に形成することで、上記の作用および効果が顕著となる。
本発明の等速自在継手用ブーツは、ブーツの蛇腹部の最小径谷部に凹溝を形成することにより、ブーツが屈曲作動角を取る際、最小径谷部を弾性変形可能とする。これにより、ブーツが高角な屈曲作動角(50°以上)を取る際にも、蛇腹部の山部が凹むことがなく、ブーツの弾性変形力が低下するのを防止することができるため、ブーツの屈曲作動角を高角化することができる。
以下本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、図4に示す従来の等速自在継手と同じ部位、機能、形態を有する部品については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図1に本発明の第1の実施形態を示す。この図1に示す等速自在継手の外輪1の開口部は、筒状のブーツ7とシャフト6により密閉されている。
このブーツ7は樹脂製とする。ブーツ7を樹脂製とすると、ブーツ7は軽量となり、重量面で等速自在継手に悪影響を与えることがない。また、樹脂として弾性のあるものを使用する場合には、ブーツ7は外部からの衝撃の吸収性が良くなって耐久性が向上し、また、弾性力により屈曲作動角を取り易くなる。
ブーツ7の素材について更に述べると、ブーツ7は熱可塑性ポリエステル系エラストマー製であるのが望ましい。この理由としては、熱可塑性ポリエステル系エラストマーは耐寒性に優れ、高硬度で、弾性力が高い樹脂であるため、ブーツ7を熱可塑性ポリエステル系エラストマー製とすることで、上記の樹脂製ブーツの作用および効果が顕著になる。
上記ブーツ7は大径部7aと小径部7bおよび蛇腹部7cで構成されており、大径部7aは外輪1の開口端部の外周面に取り付けられ、小径部7bはシャフト6の外周面に取り付けられる。蛇腹部7cは大径部7aと小径部7bを連結しており、大径部側から小径部側に向けて縮径し、複数の山部10と谷部11が交互に形成されている。
さて、ブーツ7の蛇腹部7cの最小径谷部11aには、図中点線で囲んだ部分の拡大図に示すように、凹溝13を環状に形成する。ここで、最小径谷部11aとは、蛇腹部7cの谷部11において、最も小径部側に位置する谷部11を意味する。
本実施形態の様に、蛇腹部7cの最小径谷部11aに凹溝13を環状に形成することで、ブーツ7が屈曲作動角を取る際、最小径谷部11aが弾性変形可能となる。これにより、ブーツ7が高角な屈曲作動角(50°以上)を取る際にも、蛇腹部7cの山部10が凹むことがなく、ブーツ7の弾性変形力が低下するのを防止できるため、ブーツ7の屈曲作動角の高角化(50°以上)を実現することができる。なお、本発明では、既に述べたブーツ7の蛇腹部7cの膜長を大きくすることによる他部材との干渉も起こらないため、ブーツ7の耐久性を低下させることもない。
図2に本発明の第2の実施形態を示す。この図2に示す等速自在継手の外輪1の開口部は、筒状のブーツ27とシャフト6により密閉されている。なお、ブーツ27の素材については、第1の実施形態と同じであるため、その詳細な説明を省略する。
ブーツ27は大径部27aと小径部27bおよび蛇腹部27cで構成されており、大径部27aは外輪1の開口端部の外周面に取り付けられ、小径部27bはシャフト6の外周面に取り付けられる。蛇腹部27cは大径部27aと小径部27bを連結しており、大径部側から小径部側に向けて縮径し、複数の山部20と谷部21が交互に形成されている。
蛇腹部27cの全ての谷部21には溝部22を環状に形成する。このように、谷部21に溝部22を形成することで、ブーツ27が屈曲作動角を取る際、ブーツ27が弾性変形し易くなり、ブーツ27の屈曲耐久性を向上させることができる。なお、溝部22は、本実施形態のように全ての谷部21に形成するのが望ましいが、最小径谷部21aを含む数個の谷部21に形成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、図中点線で囲んだ部分の拡大図に示すように、最小径谷部21aに形成した溝部22の溝底に凹溝14を環状に形成する。この時の作用および効果については図1に示す第1の実施形態と同じであるため、その詳細な説明を省略する。
図3に本発明の第3の実施形態を示す。この図3に示す等速自在継手の外輪1の開口部は、筒状のブーツ37とシャフト6により密閉されている。なお、ブーツ37の素材については、第1の実施形態と同じであるため、その詳細な説明を省略する。
ブーツ37は大径部37aと小径部37bおよび蛇腹部37cで構成されており、大径部37aは外輪1の開口端部の外周面に取り付けられ、小径部37bはシャフト6の外周面に取り付ける。蛇腹部37cは大径部37aと小径部37bを連結しており、大径部側から小径部側に向けて縮径し、複数の山部30と谷部31が交互に形成されている。
本実施形態では、谷部31には全て溝部32を環状に形成する。このように、谷部31に溝部32を形成することで、ブーツ27が屈曲作動角を取る際、ブーツ27が弾性変形し易くなり、ブーツ27の屈曲耐久性を向上させることができる。なお、溝部32は、本実施形態のように全ての谷部31に形成するのが望ましいが、最小径谷部31aを含む数個の谷部31に形成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、図中点線で囲んだ部分の拡大図に示すように、最小径谷部31aに形成した溝部32の溝底に凹溝15を軸方向に複数個スリット状に形成する。最小径谷部31aに凹溝15を形成する時の作用および効果は、図1に示す第1の実施形態と同じであるが、この作用および効果が本実施形態では顕著となる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、これらはあくまで例示であり、特許請求の範囲に記載の意味および内容の範囲内において全ての変更が可能である。
例えば、図3に示す第3の実施形態では、蛇腹部の全ての谷部に溝部を形成し、最小径谷部に形成した溝部の溝底に凹溝を軸方向に複数個スリット状に形成したが、谷部には溝部を形成せず、最小径谷部に凹溝を軸方向に複数個スリット状に形成することもできる。この場合においても、図3に示す第3の実施形態と同様、ブーツの屈曲作動角を、最小径谷部に凹溝を一つだけ形成する場合よりも高角化(50°以上)することができる。
本発明の第1の実施形態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す断面図である。 従来の等速自在継手用ブーツを取り付けた等速自在継手を示す断面図である。 図4とは異なる従来の等速自在継手用ブーツを取り付けた等速自在継手を示す断面図である。
符号の説明
1 外輪(外側継手部材)
3 内輪(内側継手部材)
6 シャフト(軸部材)
7、27、37 ブーツ
7a、27a、37a 大径部
7b、27b、37b 小径部
7c、27c、37c 蛇腹部
10、20、30 山部
11、21、31 谷部
11a、21a、31a 最小径谷部
22、32 溝部
13、14、15 凹溝

Claims (5)

  1. 等速自在継手の外側継手部材に連結される大径部と、前記等速自在継手の内側継手部材から延びる軸部材に連結される小径部と、前記大径部側から前記小径部側に向けて縮径し、複数の山部と谷部が交互に形成され、前記大径部と前記小径部を連結する蛇腹部とからなる筒状の等速自在継手用ブーツであって、
    前記蛇腹部の最小径谷部のみにその最小径谷部を変形可能とする環状の凹溝を形成することを特徴とする等速自在継手用ブーツ。
  2. 前記ブーツが樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手用ブーツ。
  3. 前記ブーツが熱可塑性ポリエステル系エラストマー製であることを特徴とする請求項1又は2に記載の等速自在継手用ブーツ。
  4. 前記谷部のうち少なくとも前記最小径谷部に環状の溝部を形成し、その溝部の溝底に前記凹溝を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の等速自在継手用ブーツ。
  5. 前記凹溝を軸方向に複数個スリット状に配設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の等速自在継手用ブーツ。
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