JP2020054062A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】最大相間電圧を抑制しつつ、巻線の小型化及び高密度化が可能な回転電機を提供すること。【解決手段】走行用モータ10は、複数のスロットS1〜S48を有する固定子鉄心31、及び複数の相コイル32U,32V,32Wからなる固定子巻線32を備えた固定子30と、回転子20と、を備える。各相コイル32U,32V,32Wは、その第1端が外部端子320U,320V,32Wに接続され、第2端が中性点Nに接続されるものであり、かつ、固定子鉄心31を周回するように配置された48個の周回コイルUa1〜Ua8,Ub1〜Ub8,Va1〜Va8,Vb1〜Vb8,Wa1〜Wa8,Wb1〜Wb8)を直列に接続して形成されている。U相コイル32Uにおける端子側コイルUa1が収容されるスロットS2に、V相コイル32Vにおいて中性点側コイルVb8が収容されている。【選択図】 図4

Description

本発明は、回転電機に関するものである。
従来、円環状をなし、周方向に複数のスロットを有する固定子コアと、スロットに巻装された固定子巻線と、を備えた回転電機がある。このような回転電機では、方形波の電圧が印加される場合、その高周波成分により固定子巻線において共振現象が発生し、電圧が増幅されることが知られている(特許文献1参照)。電圧増幅により最大相間電圧が大きくなると、電流が短絡する虞があるため、相間の絶縁性能を向上させる必要がある。しかしながら、相間の絶縁性能を向上させるには、絶縁被膜を厚くする等、相間距離が広くなるという問題がある。つまり、巻線の占積率(密度)が低下する、若しくは大型化するなどの問題があった。
そこで、特許文献1の回転電機では、同一相の相巻線を一端から他端までを4個に分割し、一端から順に第1部分巻線a、第2部分巻線b、第3部分巻線c、第4部分巻線dとした場合に、第1部分巻線aと第4部分巻線dとを異なる同相スロットに収容した。これにより、第1部分巻線aと第4部分巻線dとの間における磁気結合が弱くなり、相互インダクタンスを0に近づけて共振を抑制することができる。したがって、必要とされる絶縁性能を低下させ、相間距離を短くすることができる。
特開2013−81356号公報
しかしながら、回転電機のさらなる小型化・高密度化のためには、相間距離の低減や、多極化などをさらに実施する必要が生じる場合がある。このような場合、どのように巻線をスロットに収納しても、巻線同士の距離が接近するため、巻線同士の磁気結合(相互インダクタンス)の上昇が避けられない。このため、特許文献1の構成では、低減効果と小型化・高密度化とを両立させることが難しかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、最大相間電圧を抑制しつつ、巻線の小型化及び高密度化が可能な回転電機を提供することにある。
上記課題を解決するための第1の手段は、円筒状をなし、周方向に配列された複数のスロットを有する固定子鉄心、及び前記スロットに巻装された複数の相コイルからなる固定子巻線を備えた固定子と、径方向において前記固定子に対向するように配置され、周方向に複数の磁極を有する回転子と、を備えた回転電機において、各々の前記相コイルは、その第1端が外部端子に接続され、第2端が中性点に接続されるものであり、かつ、前記固定子鉄心を周回するように配置された2n個(nは自然数)の周回コイルを直列に接続して形成されており、各々の前記相コイルのうち第1相コイルにおいて前記外部端子側に配置されている周回コイルである端子側コイルが収容される第1スロットに、前記第1相コイルとは異相となる第2相コイルにおいて前記中性点側に配置されている周回コイルである中性点側コイルが収容されている。
スイッチングなどにより方形波の電圧が固定子巻線に印加された場合、方形波の高周波成分により共振現象(サージ)が発生する。このとき、端子側コイルと、中性点側コイルとで流れる共振電流が逆方向となっている。そこで、第1相コイルにおける端子側コイルが収容される第1スロットに、第2相コイルにおける中性点側コイルを収容した。これにより、第1相コイルにおける端子側コイルと、第2相コイルにおける中性点側コイルとの間で、相互磁気誘導を発生させて、各周回コイルに生じるサージ電圧を低減することができる。よって、最大相間電圧を抑制することができる。この低減効果により、絶縁のための相間距離を短くし、巻線の小型化及び高密度化を可能とすることができる。また、巻線同士の距離が接近し、相互磁気誘導が大きくなるため、より大きな低減効果を得ることができる。
走行モータの全体構造を示す断面図。 (a)は、走行モータの回路図、(b)は固定子巻線の回路図。 固定子鉄心を示す斜視図。 周回コイルの巻線仕様図。 (a)〜(c)は、相コイルごとの周回コイルの巻線仕様図。 従来構成における周回コイルの巻線仕様図。 (a)〜(c)は、従来構成における相コイルごとの周回コイルの巻線仕様図。 共振電流及びサージ電圧を示す図。 従来構成におけるサージ電圧を示す図。 従来構成におけるU−V間の電位差を示す図。 共振電流及びサージ電圧を示す図。 サージ電圧を示す図。 U−V間の電位差を示す図。 サージ電圧による影響を示す図。 第2実施形態における周回コイルの巻線仕様図。 (a)〜(c)は、第2実施形態における相コイルごとの周回コイルの巻線仕様図。 第2実施形態における共振電流及びサージ電圧を示す図。 第2実施形態におけるサージ電圧を示す図。 第2実施形態におけるU−V間の電位差を示す図。
(第1実施形態)
以下、本発明の回転電機を車両の走行動力発生用の走行モータとして具現化した場合の一実施の形態について説明する。
まず、本実施形態の走行モータ10の構成について説明する。図1は本実施形態の走行モータ10の全体構造を示す断面図である。また、図2は走行モータ10の回路図である。図1に示すように、本実施形態の走行モータ10は、ハウジング11、回転子20、固定子30を含んで構成されており、3相交流回転電機である。
回転子20は、回転軸21、回転子鉄心22及び永久磁石23を含んで構成されている。回転子鉄心22は回転軸21に固定されている。また、回転軸21は一組の軸受12,13を介してハウジング11に回転自在に支持されている。永久磁石23は、回転子鉄心22の周方向に所定ピッチで複数個埋設して配置され、各永久磁石23の極性が周方向に交互に異なるように着磁されている。なお、回転子20の構造は、例えば、ランデルポールコアに界磁巻線を巻装した巻線界磁式等、公知の種々の形式に置換可能である。
固定子30は、回転子20の径方向外側に配置されている。固定子30は、固定子鉄心31と固定子巻線32とにより構成されている。固定子鉄心31は円筒状であり、ハウジング11の周壁内周面に固定されている。固定子巻線32は、固定子鉄心31の各スロット35に巻装されている。また、固定子鉄心31の一方の軸方向端面からは固定子巻線32の第1コイルエンド部32aが回転軸21に沿った方向に突出しており、他方の軸方向端面からは固定子巻線32の第2コイルエンド部32bが回転軸21に沿った方向に突出している。
図2に示すように、固定子巻線32は、U相コイル32UとV相コイル32VとW相コイル32Wとを中性点Nで接続することによりY結線されて形成されている。図2(b)に示すように、U相コイル32Uは、16個の周回コイルUa1〜Ua8,Ub1〜Ub8が直列接続されて形成されている。同様に、V相コイル32Vは16個の周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8が直列接続されて形成され、W相コイル32Wは16個の周回コイルWa1〜Wa8,Wb1〜Wb8が直列接続されて形成されている。
なお、U相コイル32Uの周回コイルは、回路上、U相コイル32Uの外部端子320U→周回コイルUa1→周回コイルUa2→・・・周回コイルUa8→周回コイルUb1→周回コイルUb2→・・・周回コイルUb8→中性点Nの順番で配置されている。
同様に、V相コイル32Vの周回コイルは、回路上、V相コイル32Vの外部端子320V→周回コイルVa1→周回コイルVa2→・・・周回コイルVa8→周回コイルVb1→周回コイルVb2→・・・周回コイルVb8→中性点Nの順番で配置されている。
同様に、W相コイル32Wの周回コイルは、回路上、W相コイル32Wの外部端子320W→周回コイルWa1→周回コイルWa2→・・・周回コイルWa8→周回コイルWb1→周回コイルWb2→・・・周回コイルWb8→中性点Nの順番で配置されている。
バッテリ40と、外部端子320U,外部端子320V及び外部端子320Wとの間には、インバータ41が接続されている。インバータ41は、6つのパワー素子42から構成されている。
具体的には、インバータ41は、固定子巻線32の相数と同数の上下アームを有するフルブリッジ回路であり、3相全波整流回路を構成している。インバータ41は、走行モータ10に供給される電力を調節することにより、走行モータ10を駆動する駆動回路を構成している。すなわち、インバータ41は、パワー素子42としてのスイッチSp,Snを有し走行モータ10に流れる通電電流を調整するものである。
インバータ41は、相ごとに上アームスイッチSp及び下アームスイッチSnを備えている。本実施形態では、各スイッチSp,Snとして、電圧制御形の半導体スイッチング素子を用いており、具体的には、NチャネルMOSFETを用いている。上アームスイッチSpには、上アームダイオードDpが逆並列に接続され、下アームスイッチSnには、下アームダイオードDnが逆並列に接続されている。本実施形態では、各ダイオードDp,Dnとして、各スイッチSp,Snのボディダイオードを用いている。なお、各ダイオードとしては、ボディダイオードに限らず、例えば各スイッチSp,Snとは別部品のダイオードであってもよい。
各相におけるスイッチSp,Snの直列接続体の中間接続点は、各相コイル32U,32V,32Wの一端にそれぞれ接続されている。これら各相コイル32U,32V,32Wは星形結線(Y結線)されており、各相コイル32U,32V,32Wの他端は中性点Nにて互いに接続されている。
車両駆動時においては、コントローラ(図示略)からの指示により、パワー素子42が適宜スイッチング操作され、バッテリ40からインバータ41を介して固定子巻線32に三相交流電圧が印加される。この印加電圧により、回転子20が回転する。回転子20の回転軸21は、エンジンのクランク軸(図示略)に直結或いはクラッチ、ギヤ等を介して結合されている。直結の場合は、回転子20の回転軸21の回転により、エンジンが始動する。
次に、固定子30の詳細について説明する。固定子鉄心31は、薄い鋼板を重ね合わせた積層型のものであり、図3に示すように、その内周面には複数のティース31aが設けられている。このティース31aにより区切られた空間がスロット35となる。したがって、固定子鉄心31の内周面には複数のスロット35が形成されていることとなる。本実施形態のスロット35は、回転子20の磁極数に対応して3相の相コイルからなる固定子巻線32をスロット35内に収容するために、48個形成されている。以下では、説明の都合上、48個の各スロット35をそれぞれ番号付けしている。すなわち、図4等に示すように、各スロット35を周方向において順番にスロットS1〜スロットS48と示している。
次に、固定子巻線32について図4及び図5に基づいて説明する。図4及び図5に固定子巻線32の展開図を示す。図4は、軸方向から見た場合における固定子30を周方向に展開した展開図である。図4では、各周回コイルが収容されるスロット35(スロットS1〜S48)の位置を図示したものである。図5は、径方向から見た場合における固定子30を周方向に展開した展開図である。図5(a)は、U相コイル32Uの各周回コイルUa1〜Ua8,Ub1〜Ub8が収容されるスロット35(スロットS1〜S48)の位置を図示したものである。図5(b)は、V相コイル32Vの各周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8が収容されるスロット35(スロットS1〜S48)の位置を図示したものである。図5(c)は、W相コイル32Wの各周回コイルWa1〜Wa8,Wb1〜Wb8が収容されるスロット35(スロットS1〜S48)の位置を図示したものである。図4及び図5における矢印は、巻き方の方向を示し、矢印の基端側が巻き始めを示し、矢印の先端側が巻き終りを示す。
図4及び図5に示すように、固定子巻線32の各相コイル32U,32V,32Wは、1本の連続線である導線が、スロット35に重ね巻されることにより形成されている。本実施形態では、所定の磁極ピッチ(本実施形態では5スロット分)を空けて、各周回コイルUa1〜Ua8,Ub1〜Ub8,Va1〜Va8,Vb1〜Vb8,Wa1〜Wa8,Wb1〜Wb8が設けられている。各相コイル32U,32V,32Wは、固定子鉄心31を所定方向(例えば時計回り方向)にほぼ2周するように設けられている。つまり、各相コイル32U,32V,32Wは、径方向において内外2層に重なるようにそれぞれ設けられている。
また、固定子鉄心31を1周するように周回コイルUa1〜Ua8を設けた後、2周目となる周回コイルUb1〜Ub8を設ける場合、周回コイルUa1〜Ua8とは周方向に1スロット分ずらして、周回コイルUb1〜Ub8を配置するようにしている。
例えば、周回コイルUb1は、周回コイルUa1に対して反時計回り方向(図4において左方向)に1スロット分ずらして設けられている。周回コイルUb2〜Ub8も同様に、それぞれ周回コイルUa2〜Ua8に対して、反時計回り方向に1スロット分ずらして設けられている。V相コイル32V及びW相コイル32Wも、U相コイル32Uと同様である。
そして、V相コイル32Vの周回コイルVa1は、時計回り方向(図4において右方向)において、U相コイル32Uの周回コイルUa1から2スロット分ずれて設けられている。V相コイル32Vの周回コイルVa2〜Va8,Vb1〜Vb8も、周回コイルUa2〜Ua8,Ub1〜Ub8に対して、それぞれ同様にずれている。また、V相コイル32Vの周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8は、U相コイル32Uの周回コイルUa1〜Ua8,Ub1〜Ub8に対してそれぞれ巻き方が反対になっている。つまり、極性(電流の向き)が反対となっている。
また、W相コイル32Wの周回コイルWa1は、反時計回り方向(図4において左方向)において、U相コイル32Uの周回コイルUa1から2スロット分ずれて設けられている。W相コイル32Wの周回コイルWa2〜Wa8,Wb1〜Wb8も、周回コイルUa2〜Ua8,Ub1〜Ub8に対して、それぞれ同様にずれている。また、W相コイル32Wの周回コイルWa1〜Wa8,Wb1〜Wb8は、U相コイル32Uの周回コイルUa1〜Ua8,Ub1〜Ub8に対してそれぞれ巻き方が反対になっている。つまり、極性(電流の向き)が反対となっている。
上記構成により、各スロット35には、周回コイルUa1〜Ua8,Ub1〜Ub8,Va1〜Va8,Vb1〜Vb8,Wa1〜Wa8,Wb1〜Wb8が2個ずつ収容されるように構成されている。つまり、各スロット35には、導線が径方向の内側と外側で2層となるように収容されている。
例えば、U相コイル32Uにおける周回コイルUa1は、第2番目のスロットS2から第7番目のスロットS7に向かうように、第2番目のスロットS2と第7番目のスロットS7との間において巻き付けられて形成されている。同様に、U相コイル32Uにおける周回コイルUa2は、第13番目のスロットS13から第8番目のスロットS8に向かうように、第8番目のスロットS8と第13番目のスロットS13との間において巻き付けられて形成されている。
同様に、U相コイル32Uにおける周回コイルUb1は、第1番目のスロットS1から第6番目のスロットS6に向かうように、第1番目のスロットS1と第6番目のスロットS6との間において巻き付けられて形成されている。同様に、U相コイル32Uにおける周回コイルUb2は、第12番目のスロットS12から第7番目のスロットS7に向かうように、第7番目のスロットS7と第12番目のスロットS12との間において巻き付けられて形成されている。
同様に、V相コイル32Vにおける周回コイルVb1は、第8番目のスロットS8から第3番目のスロットS3に向かうように、第3番目のスロットS3と第8番目のスロットS8との間において巻き付けられて形成されている。同様に、W相コイル32Wにおける周回コイルWa2は、第6番目のスロットS6から第11番目のスロットS11に向かうように、第6番目のスロットS6と第11番目のスロットS11との間において巻き付けられて形成されている。
したがって、第7番目のスロットS7には、U相コイル32Uにおける周回コイルUa1と周回コイルUb2と、が収容されている。また、第6番目のスロットには、U相コイル32Uにおける周回コイルUb1と、W相コイル32Wにおける周回コイルWa2と、が収容されている。また、第8番目のスロットS8には、U相コイル32Uにおける周回コイルUa2と、V相コイル32Vにおける周回コイルVb1と、が収容されている。
以上により、奇数番目のスロットS1、S3,S5・・・S47(第2スロットに相当)には、各相コイル32U,32V,32Wのうちいずれかの第1相コイルにおける端子側コイルUa1〜Ua8,Va1〜Va8,Wa1〜Wa8と、当該第1相コイルにおける中性点側コイルUb1〜Ub8,Vb1〜Vb8,Wb1〜Wb8と、がそれぞれ1つずつ収容されている。なお、端子側コイルUa1〜Ua8,Va1〜Va8,Wa1〜Wa8は、各相コイル32U,32V,32Wの中間点Mよりも外部端子側となる周回コイルであり、端子側コイルUa,Va,Waと示す場合がある。また、中性点側コイルUb1〜Ub8,Vb1〜Vb8,Wb1〜Wb8は、各相コイル32U,32V,32Wの中間点Mよりも中性点側となる周回コイルであり、中性点側コイルUb,Vb,Wbと示す場合がある。
一方、偶数番目のスロットS2、S4,S6・・・S48(第1スロットに相当)には、各相コイル32U,32V,32Wのうち予め決められた第1相コイルにおける端子側コイルUa,Va,Waと、第1相コイルに対して異相になる第2相コイルにおける中性点側コイルUb,Vb,Wbと、がそれぞれ1つずつ収容されている。
そして、固定子30において、第1相コイルにおける端子側コイルUa,Va,Waと、第2相コイルにおける端子側コイルUa,Va,Waとが、共に収容されているスロット35は存在しない。同様に、第1相コイルにおける中性点側コイルUb,Vb,Wbと、第2相コイルにおける中性点側コイルUb,Vb,Wbとが、共に収容されているスロット35は存在しない。つまり、端子側コイルUa,Va,Waが2以上収容されているスロット35は存在せず、同様に、中性点側コイルUb,Vb,Wbが2以上収容されているスロット35も存在しない。
以上により、奇数番目のスロット35の周方向両側のうち一方側のスロットである第1Aスロットには、第1相コイルにおける端子側コイルUa,Va,Waと、第2相コイルにおける前記中性点側コイルUb,Vb,Wbと、が収容されていることとなる。そして、他方側のスロットである第1Bスロットには、当該第1相コイルにおける中性点側コイルUb,Vb,Wbと、第1相コイル及び第2相コイルとは異なる第3相コイルにおける端子側コイルUa,Va,Waと、が収容されていることとなる。例えば、7番目のスロットS7の周方向両側のうち一方側のスロット8Sには、U相コイル32Uにおける端子側コイルUa2と、V相コイル32Vにおける中性点側コイルVb1と、が収容されている。そして、他方側のスロットであるスロットS6には、U相コイル32Uにおける中性点側コイルUb1と、W相コイル32Wにおける端子側コイルWa2と、が収容されている。
また、上記構成により、各相コイル32U,32V,32Wのうち予め決められた第1相コイルの端子側コイルUa,Va,Waは、スロット35のうち予め決められた第1スロットにおいて第2相コイルの中性点側コイルUb,Vb,Wbと共に収容されている。その一方で、当該第1相コイルの端子側コイルUa,Va,Waは、第2スロットにおいて第1相コイルの中性点側コイルUb,Vb,Wbと共に収容されている。例えば、U相コイル32Uの周回コイルUa1は、第2番目のスロットS2(第1スロットに相当)においてV相コイル32Vの周回コイルVb8と収容され、第7番目のスロットS7(第2スロットに相当)においてU相コイル32Uの周回コイルUb2と収容されている。
なお、連続線を使用して各相コイル32U,32V,32Wを設けたが、略矩形断面(平角断面)の一定太さの電気導体を略U字状に成形した導体セグメントをスロット35に挿入し、それらの端部を接続して各相コイル32U,32V,32Wを設けてもよい。
次に、上記構成の走行モータ10において、インバータ41を介して固定子巻線32に外部端子320Uから電圧を印加した瞬間にどのようなサージ電圧が発生するかについて説明する。まず、上記構成の走行モータ10の比較対象とする、従来構成の走行モータの固定子巻線132について説明する。その際、上記構成とは異なる点を中心に説明する。図6及び図7に従来構成における固定子巻線132の展開図を示す。図6は、図4と同様に、軸方向から見た場合における固定子30を周方向に展開した展開図である。図7は、図5と同様に、径方向から見た場合における固定子30を周方向に展開した展開図である。
図6及び図7に示すように、固定子巻線132の各相コイル132U,132V,132Wは、1本の連続線である導線が、スロット35に重ね巻されることにより形成されている。従来構成における固定子巻線132では、所定の磁極ピッチ(5スロット分)を空けて、周回コイルUa1〜Ua8,Ub1〜Ub8,Va1〜Va8,Vb1〜Vb8,Wa1〜Wa8,Wb1〜Wb8が設けられている。
また、従来構成において、周回コイルUa1と周回コイルUa2は、上記固定子巻線32と異なり、同じスロット35間(第1番目のスロットS1と第6番目のスロットS6との間)に設けられている。U相コイル132Uでは、他の周回コイルUa3〜Ua8,Ub1〜Ub8も同様である。また、V相コイル132V及びW相コイル132Wも、U相コイル132Uと同様である。
上記構成により、U相コイル132Uにおける端子側コイルUa(X)が収容されているスロット35(スロットS1,S6,S7,S12,S13,S18,S19,S24)には、U相コイル132Uにおける端子側コイルUa(X+1)が収容されていることなる。なお、(X)は、1,3,5,7のいずれかであり、(X+1)は、2,4,6,8のいずれかである。
また、U相コイル132Uにおける中性点側コイルUb(X)が収容されているスロット35(スロットS25,S30,S31,S36,S37,S42,S43,S48)には、U相コイル132Uにおける中性点側コイルUb(X+1)が収容されていることなる。V相コイル132V又はW相コイル132Wが収容されるスロット35も同様である。
ここで、各相コイル132U,132V,132Wの上アームスイッチSpがON状態であるときから、V相コイル132V及びW相コイル132Wの下アームスイッチSnがON状態となった瞬間のU相コイル132UとV相コイル132Vとの間における電位差について説明する。まず、従来構成の固定子巻線132における電位差について説明する。
従来構成の固定子巻線132において、V相コイル132V及びW相コイル132Wの下アームスイッチSnがON状態となった瞬間、スイッチングに基づき印加された電圧(方形波の電圧)に含まれる高周波成分により、共振現象が発生する。
すなわち、図8に示すように、隣接する周回コイル間には、浮遊容量36が存在している。なお、周回コイルと固定子鉄心31と間にも浮遊容量が存在するが、図8では図示を省略している。したがって、インバータ41によるスイッチングの瞬間には、これらの浮遊容量36を介して各周回コイルに共振電流Ir(サージ電流)が流れ、共振現象が発生する。なお、図8における矢印の向きは、共振電流Irの方向を示し、矢印の太さは、共振電流Irの大きさを示す。
このとき、端子側コイルUa,Va,Waと、中性点側コイルUb,Vb,Wbとの間で、対称的な共振電流Irが流れることがわかっている。すなわち、端子側コイルUa,Va,Waに流れる共振電流Irと、中性点側コイルUb,Vb,Wbに流れる共振電流Irとでは、電流が流れる方向が反対となる。また、外部端子(320U,320V,320W)又は中性点Nに近い周回コイルであるほど、共振電流Irが大きくなり、中間点Mに近いほど、共振電流Irが小さくなることがわかっている。
したがって、図8及び図9に示すように、各相コイル32U,32V,32Wにおいて、外部端子320U,320V,320W又は中性点Nに近い周回コイルにおいて発生するサージ電圧Vsは、中間点Mに近い周回コイルにおいて発生するサージ電圧Vsと比較して、大きくなっている。なお、共振電流Irの方向が異なるため、端子側コイルUa,Va,Waのサージ電圧Vsと中性点側コイルUb,Vb,Wbのサージ電圧Vsの極性が異なる。図8において、各周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8で発生するサージ電圧Vsの向き(極性、印加方向)を矢印の方向で示し、サージ電圧Vsの大きさを矢印の太さで示す。また、図9において、各周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8で発生するサージ電圧Vsを実線で示す。なお、U相コイル32Uの各周回コイルUa〜Ua8,Ub1〜Ub8は、それぞれ各周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8で発生するサージ電圧Vsの向きと反対方向となる。
この場合において、U相コイル132UとV相コイル132Vとの間における電位差は、図8及び図9において示された各周回コイルでのサージ電圧Vsの総和を、中性点Nを介して足し合わせることに算出可能である。U相コイル132UとV相コイル132Vとの間における電位差は、図10に示すようになる。図10に示すように、従来構成の固定子巻線132では、U相コイル132UとV相コイル132Vとの間における電位差は、中間点Mにおいて最大なる。
次に、本実施形態における固定子巻線32の電位差について説明する。本実施形態の固定子30においても、スイッチングした瞬間、従来構成と同様の原理で、図11に示すような共振電流Irが流れ、また、各周回コイルに図11における実線の矢印及び図12の破線で示すようなサージ電圧Vsが発生する。
しかしながら、本実施形態の固定子30において、U相コイル32Uにおける端子側コイルUaが収容されているスロットS1,S7,S13,S19,S25,S31,S37,S43には、U相コイル32Uにおける中性点側コイルUbが収容されている。このため、端子側コイルUaと、中性点側コイルUbとの間で磁気結合が生じる。つまり、中性点側コイルUbにおける共振電流Irによる誘導電圧Vi(Ub)が端子側コイルUaに生じる。そして、端子側コイルUaの共振電流Irが流れる方向は、中性点側コイルUbの共振電流Irに対して逆になる。このため、相互磁気誘導により、端子側コイルUaに中性点側コイルUbの共振電流Irに基づく誘導電圧Vi(Ub)が生じると、端子側コイルUaにおけるサージ電圧Vs(Ua)が、低減されることとなる。つまり、端子側コイルUaにおけるサージ電圧Vs(Ua)から、誘導電圧Vi(Ub)が減算されることとなる。なお、逆の関係も成立し、中性点側コイルUbに基づくサージ電圧Vs(Ub)は、端子側コイルUaによる誘導電圧Vi(Ua)により低減される。
例えば、本実施形態において、U相コイル32Uにおける端子側コイルUa1が収容されている2番目のスロットS2には、U相コイル32Uにおける中性点側コイルUb2が収容されている。このため、端子側コイルUa1と、中性点側コイルUb2との間で磁気結合が生じる。つまり、中性点側コイルUb2による誘導電圧Vi(Ub2)が端子側コイルUa1に生じる。このため、端子側コイルUa1におけるサージ電圧Vs(Ua1)は、中性点側コイルUb2に基づく誘導電圧Vi(Ub2)により低減されることとなる。
同様に、V相コイル32Vにおける端子側コイルVaが収容されているスロットS3,S9,S15,S21,S27,S33,S39,S45には、V相コイル32Vにおける中性点側コイルVbが収容されている。このため、U相コイル32Uと同様に、端子側コイルVaにおけるサージ電圧Vs(Va)は、誘導電圧Vi(Vb)により低減されることとなる。なお、逆の関係も成立する。
同様に、W相コイル32Wにおける端子側コイルWaが収容されているスロットS5,S11,S17,S23,S29,S35,S41,S47には、W相コイル32Wにおける中性点側コイルWbが収容されている。このため、U相コイル32Uと同様に、端子側コイルWaにおけるサージ電圧Vs(Wa)は、誘導電圧Vi(Wb)により低減されることとなる。なお、逆の関係も成立する。
図11において、V相コイル32Vにおける各周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8における誘導電圧Vi(Va1〜Va8,Vb1〜Vb8)の向き及び大きさを、破線で示す。また、図12において、V相コイル32Vにおける各周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8におけるサージ電圧Vs(Va1〜Va8,Vb1〜Vb8)を、破線で示す。また、V相コイル32Vにおける各周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8における誘導電圧Vi(Va1〜Va8,Vb1〜Vb8)を、一点鎖線で示す。そして、各周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8における最終的なサージ電圧(Vs−Vi)を、実線で示す。なお、図12では、V相コイル32Vにおけるサージ電圧Vsを図示したが、U相コイル32U及びW相コイル32Wも同様である。
したがって、各周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8における誘導電圧Viによる低減効果を考慮した場合、U相コイル32UとV相コイル32Vとの間における電位差は、図13の実線に示すようになる。図13の実線で示すように、周回コイルUa4と周回コイルUa5との間、及び周回コイルUb4と周回コイルUb5との間において、電位差が最大となる。よって、図14に示すように、本構成(実線)の固定子30では、従来構成(破線)に比較して、スイッチング時におけるサージ電圧の影響が低減されることとなる。
また、本実施形態の固定子巻線32において、U相コイル32Uにおける端子側コイルUaが収容されているスロットS2,S8,S14,S20,S26,S32,S38,S44には、V相コイル32Vにおける中性点側コイルVbが収容されている。このため、端子側コイルUaと、中性点側コイルVbとの間で磁気結合が生じる。つまり、中性点側コイルVbの共振電流Irに基づく誘導電圧Vi(Vb)が端子側コイルUaに生じる。そして、端子側コイルUaは、中性点側コイルVbに対して巻き方(電流方向)が逆となる。このため、相互磁気誘導により、端子側コイルUaに中性点側コイルVbの共振電流Irに基づく誘導電圧Vi(Vb)が生じると、端子側コイルUaにおけるサージ電圧Vs(Ua)が、低減される。つまり、端子側コイルUaにおけるサージ電圧(Ua)は、最終的には、誘導電圧Vi(Ub)及び誘導電圧Vi(Vb)が減算されることとなる。なお、逆の関係も成立し、中性点側コイルVbに基づくサージ電圧Vs(Vb)は、端子側コイルUaによる誘導電圧Vi(Ua)により低減される。
例えば、U相コイル32Uにおける端子側コイルUa1が収容されている第2番目のスロットS2には、V相コイル32Vにおける中性点側コイルVb8が収容されている。このため、相互磁気誘導が生じると、端子側コイルUa1におけるサージ電圧Vs(Ua1)が中性点側コイルVb2に基づく誘導電圧Vi(Vb8)により低減されることとなる。
そして、W相コイル32Wにおける端子側コイルWaと、U相コイル32Uにおける中性点側コイルUbとが収容されるスロットS6,S12,S18,S24,S30,S36,S42,S48においても同様の現象が発生する。つまり、中性点側コイルUbにおけるサージ電圧Vs(Ub)は、端子側コイルWaによる誘導電圧Vi(Wa)により低減される。そして、端子側コイルWaにおけるサージ電圧Vs(Wa)は、中性点側コイルUbによる誘導電圧Vi(Ub)により低減される。
従って、U相コイル32Uの端子側コイルUaのサージ電圧Vs(Ua)は、最終的には、スロットS1,S7,S13,S19,S25,S31,S37,S43において、中性点側コイルUbに基づく誘導電圧Vi(Ub)により低減され、スロットS2,S8,S14,S20,S26,S32,S38,S44において、中性点側コイルVbに基づく誘導電圧Vi(Vb)によりさらに低減されることとなる。
例えば、端子側コイルUa1のサージ電圧Vs(Ua1)は、最終的には、スロットS7において、中性点側コイルUb2に基づく誘導電圧Vi(Ub2)により低減され、スロットS2において、中性点側コイルVb8に基づく誘導電圧Vi(Vb8)によりさらに低減されることとなる。
また、U相コイル32Uの中性点側コイルUbのサージ電圧Vs(Ub)は、最終的には、スロットS1,S7,S13,S19,S25,S31,S37,S43において、端子側コイルUaに基づく誘導電圧Vi(Ua)により低減され、スロットS6,S12,S18,S24,S30,S36,S42,S48において、中性点側コイルWaに基づく誘導電圧Vi(Wa)によりさらに低減されることとなる。
例えば、中性点側コイルUb1のサージ電圧Vs(Ub1)は、最終的には、スロットS1において、端子側コイルUa8に基づく誘導電圧Vi(Ua8)により低減され、スロットS6において、端子側コイルWa2に基づく誘導電圧Vi(Wa2)によりさらに低減されることとなる。
ところで、スロットS4,S10,S16,S22,S28,S34,S40,S46では、端子側コイルVaと、中性点側コイルWbとが収容されている。このため、端子側コイルVaと、中性点側コイルWbとの間でも磁気結合が生じ、誘導電圧が生じうる。そして、端子側コイルVaと、中性点側コイルWbとの間では、共振電流Irの方向が同じとなるため、低減効果はなく、誘導電圧Viが重畳される関係にある。
しかしながら、前述したように、端子側コイルVaが収容されているS3,S9,S15,S21,S27,S33,S39,S45には、中性点側コイルVbが収容されている。このため、端子側コイルVaにおいて、中性点側コイルWbに基づく誘導電圧Vi(Wb)は、中性点側コイルUbに基づく誘導電圧Vi(Vb)により打ち消される。このため、端子側コイルVaのサージ電圧Vs(Va)は、最終的には、従来構成におけるサージ電圧と変わらないようになっている。
上記構成による有利な効果について説明する。
スイッチングなどにより方形波の電圧が固定子巻線32に印加された場合、方形波電圧の高周波成分により共振現象が発生する。そこで、第1相コイルとしてのU相コイル32Uにおける端子側コイルUaが収容される第1スロットとしてのスロットS2,S8,S14,S20,S26,S32,S38,S44に、第2相コイルとしてのV相コイル32Vにおける中性点側コイルVbを収容した。このとき、端子側コイルUaと、中性点側コイルVbとで流れる共振電流Irが逆方向となっている。これにより、端子側コイルUaと、中性点側コイルVbとの間で、相互磁気誘導を発生させて、各周回コイルに生じるサージ電圧Vs(Ua)を誘導電圧Vi(Vb)により低減することができる。よって、最大相間電圧を抑制することができる。
U相コイル32Uにおける端子側コイルUaが収容されている第2スロットとしてのスロットS1,S7,S13,S19,S25,S31,S37,S43には、U相コイル32Uにおける中性点側コイルUbが収容されている。これにより、U相コイル32Uにおける端子側コイルUaと中性点側コイルUbとの間で、相互磁気誘導を発生させて、各周回コイルに生じるサージ電圧Vsを低減することができる。よって、最大相間電圧を抑制することができる。
U相コイル32Uにおける端子側コイルUaと、V相コイル32V又はW相コイル32Wにおける端子側コイルVa,Waとでは、共振電流Irの方向が同じであるため、相互誘導が生じた場合、サージ電圧Vsが高くなる可能性がある。そこで、スロット35の中に、第1相コイルにおける端子側コイルUa,Va,Waと、第2相コイルにおける端子側コイルUa,Va,Waとが、共に収容されているスロット35は存在しないようにした。同様に、第1相コイルにおける中性点側コイルUb,Vb,Wbと、第2相コイルにおける中性点側コイルUb,Vb,Wbとが、共に収容されているスロット35は存在しないようにした。これにより、最大相間電圧が高くなることを防止した。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の走行モータ10について説明する。なお、以下では、各実施形態で互いに同一又は均等である部分には同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
第2実施形態の固定子巻線32について、第1実施形態とは異なる箇所を中心に説明する。第2実施形態の固定子巻線32について図15及び図16に基づいて説明する。図15は、軸方向から見た場合における固定子30を周方向に展開した展開図である。図16は、径方向から見た場合における固定子30を周方向に展開した展開図である。
図15及び図16に示すように、固定子巻線32の各相コイル32U,32V,32Wは、1本の連続線である導線が、スロット35に重ね巻されることにより形成されている。本実施形態では、所定の磁極ピッチ(本実施形態では5スロット分)を空けて、各周回コイルUa1〜Ua8,Ub1〜Ub8,Va1〜Va8,Vb1〜Vb8,Wa1〜Wa8,Wb1〜Wb8が設けられている。
U相コイル32Uは、固定子鉄心31を所定方向(例えば時計回り方向)にほぼ1周した後、所定方向とは反対方向(例えば反時計回り方向)にほぼ1周するように設けられている。
また、固定子鉄心31を1周するように周回コイルUa1〜Ua8を設けた後、2周目となる周回コイルUb1〜Ub8を設ける場合、周回コイルUa1〜Ua8とは周方向に1スロット分ずらして、周回コイルUb1〜Ub8を配置するようにしている。
例えば、周回コイルUb1は、周回コイルUa1に対して反時計回り方向(図15において左方向)に1スロット分ずらして設けられている。また、周回コイルUb8は、周回コイルUa2に対して反時計回り方向に1スロット分ずらして設けられている。周回コイルUb7は、周回コイルUa3に対して反時計回り方向に1スロット分ずらして設けられている。周回コイルUb6〜Ub1も、それぞれ周回コイルUa4〜Ua8に対して反時計回り方向に1スロット分ずらして設けられている。
これにより、スロットS1,S7,S13,S19,S25,S31,S37,S43では、U相コイル32Uにおける外部端子320Uからの順番においてi番目(iは1〜8までの自然数)の周回コイルUa1〜Ua8と、2n+1−i番目の周回コイルUb1〜Ub8と、が収容されることとなる。例えば、第7番目のスロットS7には、U相コイル32Uにおける周回コイルUa1と周回コイルUb8と、が収容されている。なお、V相コイル32V及びW相コイル32WもU相コイル32Uと同様である。
次に、第2実施形態におけるサージ電圧の低減について説明する。第2実施形態の固定子30においても、スイッチングした瞬間、従来構成と同様の原理で、図17に示すような共振電流Irが流れ、また、各周回コイルに図17における実線の矢印及び図18の破線で示すようなサージ電圧Vsが発生する。
しかしながら、本実施形態の固定子30において、U相コイル32Uにおける端子側コイルUaが収容されているスロットS1,S7,S13,S19,S25,S31,S37,S43には、U相コイル32Uにおける中性点側コイルUbが収容されている。このため、第1実施形態と同様に、端子側コイルUaと、中性点側コイルUbとの間で磁気結合が生じ、端子側コイルUaにおけるサージ電圧Vs(Ua)が、誘導電圧Vi(Ub)により低減される。
なお、V相コイル32Vにおける端子側コイルVaと中性点側コイルVbとが収容されているスロットS3,S9,S15,S21,S27,S33,S39,S45も同様である。また、W相コイル32Wにおける端子側コイルWa及び中性点側コイルWbが収容されているスロットS5,S11,S17,S23,S29,S35,S41,S47も同様である。
ところで、共振電流Irが大きいほど、誘導電圧Viも大きくなる。そして、共振電流Irは、外部端子320U側又は中性点N側に近づくほど、大きくなっている。また、共振電流Irは、中間点Mを中心として、端子側コイルUa,Va,Waと中性点側コイルUb,Vb,Wbとで対称的に流れる。そこで、第2実施形態では、スロットS3,S9,S15,S21,S27,S33,S39,S45において、V相コイル32Vにおける外部端子320Vからの順番においてi番目の周回コイルVa1〜Va8と、2n+1−i番目の周回コイルVb1〜Vb8と、が収容されようにしている。すなわち、共振電流Irが同程度となる2つの周回コイルを各スロットS3,S9,S15,S21,S27,S33,S39,S45に収容した。すなわち、図17及び図18に示すように、サージ電圧Vsと、誘導電圧Viとが、釣り合うように2つの周回コイルを収容した。
これにより、図17及び図18で示すように、誘導電圧Viは、サージ電圧Vsに応じて、外部端子側又は中性点側の周回コイルであるほど大きくなる。したがって、図18において実線で示すように、サージ電圧Vsは、誘導電圧Viにより打ち消されることとなる。
よって、各周回コイルVa1〜Va8,Vb1〜Vb8における誘導電圧Viによる低減効果を考慮した場合、図19の実線に示すように、U相コイル32UとV相コイル32Vとの間における電位差は、いずれの周回コイルにおいても同程度となるように低減される。
以上のように、各相コイル32U,32V,32Wにおいて、共振電流Irは、端部側(外部端子側または中性点側)であるほど高くなる傾向がある。そこで、スロットS1,S7,S13,S19,S25,S31,S37,S43では、U相コイル32Uにおける外部端子320Uからの順番においてi番目の周回コイルUa1〜Ua8と、2n+1−i番目の周回コイルUb1〜Ub8と、を収容した。また、スロットS3,S9,S15,S21,S27,S33,S39,S45には、V相コイル32Vにおける外部端子320Vからの順番においてi番目の周回コイルVa1〜Va8と、2n+1−i番目の周回コイルVb1〜Vb8と、を収容した。また、スロットS5,S11,S17,S23,S29,S35,S41,S47には、W相コイル32Wにおける外部端子320Wからの順番においてi番目の周回コイルWa1〜Wa8と、2n+1−i番目の周回コイルWb1〜Wb8と、を収容した。これにより、サージ電圧Vsと釣り合うような誘導電圧Viを発生させて、効果的にサージ電圧Vsを低減させることができる。したがって、最大相間電位差をより低減することができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、スロット数や磁極対数、コイルのターン数、スロットに収容されるコイル数などは、任意に変更可能である。
10…走行モータ、20…回転子、30…固定子、31…固定子鉄心、32…固定子巻線、32U…U相コイル、32V…V相コイル、32W…W相コイル、35,S1〜48S…スロット、320U,320V,320W…外部端子、N…中性点、Ua,Va,Wa…端子側コイル、Ua1〜Ua8,Ub1〜Ub8,Va1〜Va8,Vb1〜Vb8,Wa1〜Wa8,Wb1〜Wb8…周回コイル、Ub,Vb,Wb…中性点側コイル。

Claims (6)

  1. 円筒状をなし、周方向に配置された複数のスロット(35、S1〜S48)を有する固定子鉄心(31)、及び前記スロットに巻装された複数の相コイル(32,32U,32V,32W)からなる固定子巻線(32)を備えた固定子(30)と、
    径方向において前記固定子に対向するように配置され、周方向に複数の磁極を有する回転子(20)と、を備えた回転電機(10)において、
    各々の前記相コイルは、その第1端が外部端子(320U,320V,32W)に接続され、第2端が中性点(N)に接続されるものであり、かつ、前記固定子鉄心を周回するように配置された2n個(nは自然数)の周回コイル(Ua1〜Ua8,Ub1〜Ub8,Va1〜Va8,Vb1〜Vb8,Wa1〜Wa8,Wb1〜Wb8)を直列に接続して形成されており、
    各々の前記相コイルのうち第1相コイルにおいて前記外部端子側に配置されている周回コイルである端子側コイル(Ua,Va,Wa)が収容される第1スロットに、前記第1相コイルとは異相となる第2相コイルにおいて前記中性点側に配置されている周回コイルである中性点側コイル(Ub,Vb,Wb)が収容されている回転電機。
  2. 前記第1スロットとは異なる第2スロットに、前記第1相コイルにおける前記端子側コイルと前記第1相コイルにおける前記中性点側コイルとが収容されている請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記第2スロットには、前記第1相コイルにおける前記外部端子からの順番においてi番目(iは自然数)の前記周回コイルと、2n+1−i番目の前記周回コイルと、が収容されている請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記第1スロットと、前記第2スロットは、周方向において交互に配置されている請求項2又は3に記載の回転電機。
  5. 前記回転電機は、3相交流回転電機であり、
    前記第2スロットの周方向両側のうち一方側の第1スロットである第1Aスロットには、前記第1相コイルにおける前記端子側コイルと、第2相コイルにおける前記中性点側コイルと、が収容されており、
    他方側の第1スロットである第1Bスロットには、前記第1相コイルにおける前記中性点側コイルと、前記第1相コイル及び第2相コイルとは異なる第3相コイルにおける前記端子側コイルと、が収容されている請求項2〜4のうちいずれか1項に記載の回転電機。
  6. 前記固定子鉄心が有する前記スロットの中に、1つのスロット内に前記第1相コイルにおける前記端子側コイルと、前記第2相コイルにおける前記端子側コイルとが収容されているスロット、及び1つのスロット内に前記第1相コイルにおける前記中性点側コイルと前記第2相コイルにおける前記中性点側コイルとが収容されているスロットが存在しない請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の回転電機。
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