JP2020052439A - 情報処理システム、方法及びプログラム - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明は、前記対話制御手段は、メッセージ交換に参加している前記第2ユーザに前記交換情報を提供せず、前記第1ユーザのみに前記交換情報を提供するように対話制御を行う、請求項1又は2に記載の情報処理システムである。
請求項4に記載の発明は、印刷機器に対して前記交換情報の印刷を指示する印刷指示手段をさらに備え、前記仮想キャラクタは、前記第1ユーザに対応付けられた前記印刷機器のアバターであり、前記対話制御部は、前記アバターと前記第1ユーザの間の対話を通じて前記第1ユーザからの前記交換情報の印刷の要求を受け付け、前記第1ユーザ又は前記印刷機器の識別情報を前記印刷指示手段に供給する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記グループ内で既に投稿された前記電子資料が複数存在する場合、前記メッセージ交換サービスのサービス画面を介した前記第1ユーザの操作に応じて、少なくとも1つ以上の前記電子資料の取得又は印刷を指示可能に構成されるUI手段をさらに備える、請求項2〜4のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項7に記載の発明は、前記設定手段は、前記第1ユーザの属性と前記第2ユーザの属性の間の関係に応じて、前記第1ユーザに対する前記開示範囲を設定する、請求項6に記載の情報処理システムである。
請求項8に記載の発明は、前記設定手段は、前記第1ユーザを前記グループのメンバに追加する前に前記第2ユーザが投稿したメッセージの内容に基づいて、前記第1ユーザに対する前記開示範囲を設定する、請求項6に記載の情報処理システムである。
請求項10に記載の発明は、前記対話制御手段は、不在状態である前記グループのメンバに前記交換情報の提供の要否を問い合わせないように対話制御を行う、請求項9に記載の情報処理システムである。
請求項11に記載の発明は、前記対話制御手段は、前記交換情報の提供の要否を問い合わせた後にメッセージの投稿がなかった在状態のメンバに対して、前記交換情報の提供の要否を再度問い合わせるように対話制御を行う、請求項9又は10に記載の情報処理システムである。
請求項12に記載の発明は、前記監視手段は、在状態のメンバが予め定めた時間間隔を超えてメッセージ交換に関与しなかった場合に当該メンバが在状態から不在状態になったと判定し、不在状態のメンバがメッセージ交換の関与を開始した場合に当該メンバが不在状態から在状態になったと判定する、請求項9〜11のいずれか1項に記載の情報処理システムである。
請求項2に記載の発明によれば、場の状況を示すエビデンスとしてのメッセージ記録又は電子資料が提供されない場合と比べて、状況の把握がより容易になる。
請求項3に記載の発明によれば、交換情報をすべてのユーザに向けて一斉に提供する場合と比べて、メッセージ交換がより円滑に遂行される。
請求項4に記載の発明によれば、交換情報の印刷物を得る際に、交換情報を入手し、印刷を指示する第1ユーザの手間が省かれる。
請求項5に記載の発明によれば、第1ユーザは、自身の操作を通じて、所望の資料を所望の出力態様で入手することができる。
請求項7に記載の発明によれば、グループ毎・ユーザ毎にマニュアルで設定する場合と比べて、設定の工数が削減されるとともに、画一的かつ客観的な基準に従って開示範囲が設定される。
請求項8に記載の発明によれば、設定権限をグループのメンバ以外の者に与える場合と比べて、開示範囲の設定がより容易になる。
請求項10に記載の発明によれば、メンバの在・不在にかかわらず交換情報を提供する場合と比べて、メッセージ交換がより円滑に遂行される。
請求項11に記載の発明によれば、一時的に不在であった可能性があるメンバに対して交換情報を提供する機会が与えられる。
請求項12に記載の発明によれば、メッセージ交換への関与の時間間隔を考慮することで、2種類の状態の切り替わりの判定精度が高まる。
<全体構成>
図1は、本発明の一実施形態における情報処理システム10の全体構成図である。この情報処理システム10は、グループに属する複数のメンバとの間でメッセージをやり取りするメッセージ交換サービス(例えば、ビジネスチャット)と、人工知能ロボット(ここでは、チャットボット)を活用した会議支援サービスを複合的に提供可能に構成される。
ユーザ端末16,18及びボットサーバ14はそれぞれ、メッセージ交換サービスを利用するためのAPI(Application Programming Interface)を介して、ユーザ同士の対話、又はユーザとボットの間での対話を行う対話処理を実行する。これらの対話は、ユーザの手動応答及びボットの自動応答を通じて行われる。
図3は、図1に示すボットサーバ14の電気的なブロック図である。図4は、図3に示すサーバ側制御部42の機能ブロック図である。このボットサーバ14は、サーバ側通信部40と、サーバ側制御部42と、サーバ側記憶部44と、を含んで構成される。
図6は、図1に示すユーザ端末16,18の電気的なブロック図である。このユーザ端末16,18は、入力部70と、出力部72と、端末側通信部74と、端末側制御部76と、端末側記憶部78と、を含んで構成される。
この実施形態における情報処理システム10は、以上のように構成される。続いて、情報処理システム10による第1のキャッチアップ支援動作について、図7〜図13を参照しながら説明する。
図7は、2つのユーザ端末16,18及びボットサーバ14の動作を示すシーケンス図である。ここで、ユーザ端末16及びボットサーバ14は、基本的には、チャットサーバ12を経由してデータのやり取りを行う。同様に、ユーザ端末18及びボットサーバ14は、基本的には、チャットサーバ12を経由してデータのやり取りを行う。
ユーザ端末16の交換処理部82は、UI部80を介してユーザAによる招待操作を受け付けた場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、端末側通信部74、チャットサーバ12及びサーバ側通信部40を介して、メッセージを含む共有データ56を取得する。これにより、ユーザ端末16のサービス画面30上には、ユーザAが、グループのユーザA,B,Cに、ユーザDを新たに招待したことを通知するメッセージ(Msg01)が追加される。
ボットサーバ14の対話制御部48は、ユーザAからの投稿がトリガとなって、キャッチアップ支援動作を開始する。イベント管理部50(より詳しくは、参加状態監視部66)は、チャットサーバ12からの通知によりユーザDの参加を確認し、グループ情報60の「メンバ構成」及び「参加メンバ」にユーザDを追加する更新を行う。
ユーザ端末18の交換処理部82は、UI部80を介してユーザDによる投稿操作を受け付けた場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、端末側通信部74、チャットサーバ12及びサーバ側通信部40を介して、メッセージを含む共有データ56を取得する。これにより、ユーザ端末16,18のサービス画面30上には、ユーザDが、グループ内のユーザA,B,Cに、チャットルームに入室したことを通知するメッセージ(Msg02)が追加される。
ボットサーバ14の対話制御部48は、更新されたグループ情報60を読み出した後、ユーザDに対して交換情報Iexの提供の要否を問い合わせるメッセージを生成する。そして、交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。ユーザ端末18の交換処理部82は、ボットからの投稿メッセージを含む共有データ56を取得する。これにより、ユーザ端末16,18のサービス画面30上には、ボットが、ユーザDに、交換情報Iexの要否を問い合わせるメッセージ(Msg03)が追加される。
ユーザ端末18の交換処理部82は、UI部80を介してユーザによる回答操作を受け付けた場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、ユーザからの投稿メッセージを含む共有データ56を取得する。これにより、ユーザ端末16,18のサービス画面30上には、ユーザが、ボットに、交換情報Iexの提供を要求する又は要求しないメッセージ(Msg04)が追加される。
ボットサーバ14の対話制御部48は、チャット会議中に取得した共有データ56を用いて、ユーザDに提供するための交換情報Iexを生成する。この交換情報Iexは、例えば、既に投稿されたメッセージ記録、電子資料、又はこれらの所在である。ここで「所在」とは、電子ファイルの保存場所を特定可能な情報を意味し、例えばURL(Uniform Resource Locator)からなる。
ボットサーバ14の交換処理部46は、対話制御部48から供給された交換情報Iexを含むメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。すると、ユーザ端末18の表示用データ作成部84は、交換情報Iexの提供態様に応じた表示用データを作成し、当該表示用データをUI部80に向けて出力する。これにより、ユーザ端末16,18のサービス画面30上には、ボットが、ユーザDに、交換情報Iexを提供するメッセージ(Msg05)が追加される。
第1のバリエーションとして、ボットサーバ14は、ユーザDに対して、グループ内で既に交換されたメッセージの全部又は一部を記録したメッセージ記録を、電子データの形式で提供してもよい。この場合、情報処理システム10は、図7の[S01]→[S02]→・・・→[S07]の動作を順次行う。その結果、ユーザA,ユーザD及びボットの間で、図8に示すメッセージ交換がなされる。
Msg01:ユーザAは、チャット会議の参加者(ユーザA,B,C)に向けて、グループ内で開催中のチャット会議にユーザDを招待する旨のメッセージを発する。
Msg02:ユーザDは、参加者全員に向けて、チャット会議の参加を表明するメッセージを発する。
Msg03:ボットは、ユーザDに向けて、今までのメッセージ記録の要否に関する問い合わせるメッセージを発する。
Msg04:ユーザDは、ボットに向けて、メッセージ記録を必要とする意思を示すメッセージを発する。
Msg05:ボットは、ユーザDに向けて、メッセージ記録を提供するメッセージを発する。ここで、Msg05の操作欄91には、交換情報Iexとしてのメッセージ記録が保存されたURLに誘導するハイパーリンクが設定されている。ユーザ端末18は、操作欄91のタップ操作を受け付けることで、指定されたURLにアクセスし、このメッセージ記録が格納された電子ファイルをダウンロード可能である。
第2のバリエーションとして、ボットサーバ14は、ユーザDに対して、グループ内で既に投稿された電子資料の全部又は一部を、印刷物(ハードコピー)の形式で提供してもよい。この場合、図7の[S07]の後に、以下に示す[S08]〜[S11]の動作を追加すればよい。
ユーザ端末18の交換処理部82は、UI部80を介してユーザDによる投稿操作を受け付けた場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、ユーザDからの投稿メッセージを含む共有データ56を取得する。これにより、サービス画面30上には、ユーザDが、ボットに、交換情報Iexの印刷を要求するメッセージ(Msg06)が追加される。
印刷指示部52は、図5(d)のプリンタ情報64を読み出して参照することで、交換情報Iexの提供先であるユーザDに対応付けられる印刷機器20を選定する。また、印刷指示部52は、交換情報Iexの印刷に適した印刷設定情報を取得する。
印刷指示部52は、交換情報Iex及び印刷設定情報を含むデータを、選定された印刷機器20に向けて出力することで、印刷設定情報を用いた交換情報Iexの印刷を指示する。印刷機器20は、所望の印刷設定に従って交換情報Iexのプリント処理を行った後、当該印刷が終了した旨をボットサーバ14に通知する。
ボットサーバ14の対話制御部48は、印刷指示部52を経由して印刷機器20からの通知を受け付け、印刷が終了したことを通知するメッセージを生成する。そして、交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。これにより、ユーザ端末16,18のサービス画面30上には、ボットが、ユーザDに、交換情報Iexの印刷が終了したことを通知するメッセージ(Msg07)が追加される。
Msg01:ユーザAは、チャット会議の参加者(ユーザA,B,C)に向けて、グループ内で開催中のチャット会議にユーザDを招待する旨のメッセージを発する。
Msg02:ユーザDは、参加者全員に向けて、チャット会議の参加を表明するメッセージを発する。
Msg03:ボットは、ユーザDに向けて、今までに投稿された電子資料の要否に関する問い合わせるメッセージを発する。
Msg04:ユーザDは、ボットに向けて、電子資料を必要とする意思を示すメッセージを発する。
Msg05:ボットは、ユーザDに向けて、電子資料を提供するとともに、資料の印刷の要否を問い合わせるメッセージを発する。ここで、Msg05の操作欄92には、交換情報Iexとしての電子資料が保存されたURLに誘導するハイパーリンクが設定されている。
Msg06:ユーザDは、ボットに向けて、資料の印刷を必要とする意思を示すメッセージを発する。
Msg07:ボットは、ユーザDに向けて、資料の印刷が終了したことを通知するメッセージを発する。
第3のバリエーションとして、ユーザ端末18は、ボットサーバ14が提供した複数の電子資料の中から印刷対象を選択可能に構成されてもよい。この場合、第2のバリエーションと同様に、図7の[S07]の後に、[S08]〜[S11]の動作を追加すればよい。以下、第2のバリエーションとは異なる[S08]の動作について説明する。
ユーザ端末18の交換処理部82は、UI部80を介してユーザによる投稿操作を受け付けた場合、印刷対象である電子資料の識別情報(以下、資料IDという)を含むデータを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、資料IDを含む共有データ56を取得する。そして、対話制御部48は、共有データ56に含まれる資料IDを抽出した場合、ユーザID及び資料IDを印刷指示部52に供給する。
Msg01:ユーザAは、チャット会議の参加者(ユーザA,B,C)に向けて、グループ内で開催中のチャット会議にユーザDを招待する旨のメッセージを発する。
Msg02:ユーザDは、参加者全員に向けて、チャット会議の参加を表明するメッセージを発する。
Msg03:ボットは、ユーザDに向けて、今までに投稿された電子資料の要否に関する問い合わせるメッセージを発する。
Msg04:ユーザDは、ボットに向けて、電子資料を必要とする意思を示すメッセージを発する。
Msg05:ボットは、ユーザDに向けて、電子資料を提供するメッセージを発する。ここで、Msg05の操作欄93,94,95には、交換情報Iexとしての電子資料のファイル名がそれぞれ表記されている。ユーザ端末18は、ユーザDによる操作欄93〜95のタップ操作に応じて、複数の電子資料の印刷を独立かつ選択的に要求可能である。
Msg07:ボットは、ユーザDに向けて、選択された資料(ここでは「資料2」)の印刷が終了したことを通知するメッセージを発する。
第4のバリエーションとして、ボットサーバ14は、予め定められた規則に従って、ユーザDに対して交換情報Iexの開示範囲を設定してもよい。この場合、図7の[S03]と[S04]の間に、以下に示す[S12][S13]の動作を追加すればよい。
開示範囲設定部68は、情報の開示制限に関する規則を示す開示範囲情報62を読み出して参照することで、ユーザDに対する開示範囲を設定する。この開示範囲は、例えば、メッセージ単位、投稿時間単位、資料単位、投稿者単位でそれぞれ設定可能であってもよい。ここで、開示範囲設定部68は、ユーザA,B,Cの属性と、ユーザDの属性の関係から開示範囲を決定し、グループ情報60の「開示制限」に上記した開示範囲を示す情報を書き込むことで、ユーザDに適用される開示範囲を設定する。この属性は、組織(例えば、部門・プロジェクト・チーム)の他、役職、年齢層、性別、勤務地であってもよい。
対話制御部48は、更新されたグループ情報60を読み出し、ユーザDに開示制限が課せられる場合、設定された開示範囲を含むメッセージを生成する。そして、交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。これにより、ユーザ端末16,18のサービス画面30上には、ボットが、ユーザDに、当該ユーザDに設定された開示範囲を通知するメッセージ(Msg08)が追加される。
Msg01:ユーザAは、チャット会議の参加者(ユーザA,B,C)に向けて、グループ内で開催中のチャット会議にユーザDを招待する旨のメッセージを発する。
Msg02:ユーザDは、参加者全員に向けて、チャット会議の参加を表明するメッセージを発する。
Msg08:ボットは、ユーザDに向けて、当該ユーザDに設定された開示範囲を通知するメッセージを発する。
Msg03:ボットは、ユーザDに向けて、今までのメッセージ記録の要否に関する問い合わせるメッセージを発する。
Msg04:ユーザDは、ボットに向けて、メッセージ記録を必要とする意思を示すメッセージを発する。
Msg05:ボットは、ユーザDに向けて、メッセージ記録を提供するメッセージを発する。
第5のバリエーションとして、ボットサーバ14は、グループのメンバによる宣言に従って、ユーザDに対する交換情報Iexの開示範囲を設定してもよい。この場合、上記した[S12][S13]に加えて、図7の[S01]の前に、以下に示す[S14][S15]の動作を追加すればよい。
ユーザ端末16の交換処理部82は、UI部80を介してユーザAによる投稿操作を受け付けた場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。ボットサーバ14の交換処理部46は、ユーザAからの投稿メッセージを含む共有データ56を取得する。これにより、サービス画面30上には、ユーザAが、ボットに、ユーザDに対する開示範囲を宣言するメッセージ(Msg09)が追加される。
ボットサーバ14の対話制御部48は、メッセージ(Msg09)の中から情報の開示範囲に関する文字(例えば、「許可」「制限」「禁止」の文字列)を抽出した場合、ユーザAが宣言した開示範囲を通知するメッセージを生成する。そして、交換処理部46は、対話制御部48から当該メッセージが供給された場合、投稿対象であるメッセージを含むデータを送信する送信制御を行う。これにより、ユーザ端末16のサービス画面30上には、ボットが、ユーザAに、宣言した開示範囲の内容を通知するメッセージ(Msg10)が追加される。
開示範囲設定部68は、ユーザDの追加前にユーザAが投稿したメッセージ(Msg09)の内容に基づいて、ユーザDに対する開示範囲を設定する。なお、開示範囲の宣言がなかった場合、この開示範囲は、「すべて開示可能」に設定されてもよいし、上記した開示範囲情報62に基づいて設定されてもよい。また、宣言した開示範囲が開示範囲情報62から求めた開示範囲と整合しない場合、前者又は後者のいずれかを優先してもよい。
Msg09:ユーザAは、ボットに向けて、招待しようとするユーザDに対する開示範囲を宣言するメッセージを発する。
Msg10:ボットは、ユーザAに向けて、宣言した開示範囲の内容を通知するメッセージを発する。
Msg01:ユーザAは、チャット会議の参加者(ユーザA,B,C)に向けて、グループ内で開催中のチャット会議にユーザDを招待する旨のメッセージを発する。
Msg02:ユーザDは、参加者全員に向けて、チャット会議の参加を表明するメッセージを発する。
Msg08:ボットは、ユーザDに向けて、当該ユーザDに設定された開示範囲を通知するメッセージを発する。ユーザDに提供可能な交換情報Iexがないので、ボットは、このメッセージ(Msg08)の後、交換情報IexをユーザDに提供するメッセージを発しない。
第6のバリエーションとして、ボットサーバ14は、ボットとグループのメンバ(ユーザA,B,Cの少なくとも1人)との折衝を通じて、ユーザDに対する交換情報Iexの開示範囲を設定してもよい。この場合、上記した[S12][S13]に加えて、図7の[S01]の前に、[S16]の「開示範囲の折衝」を追加すればよい。
Msg11:ユーザAは、ボットに向けて、招待しようとするユーザDに対する開示範囲の推奨設定を問い合わせるメッセージを発する。
Msg12:ボットは、ユーザAに向けて、開示範囲情報62に基づいて設定され得る開示範囲の内容を通知するメッセージを発する。
Msg13:ユーザAは、ボットに向けて、ボットが提案した推奨設定の一部を変更することを指示するメッセージを発する。
Msg14:ボットは、ユーザAに向けて、変更後の開示範囲の内容を通知するメッセージを発する。
Msg01:ユーザAは、チャット会議の参加者(ユーザA,B,C)に向けて、グループ内で開催中のチャット会議にユーザDを招待する旨のメッセージを発する。
Msg08:ボットは、ユーザDに向けて、当該ユーザDに設定された開示範囲を通知するメッセージを発する。
Msg05:ボットは、ユーザDに向けて、メッセージ記録を提供するメッセージを発する。
以上のように、情報処理システム10のボットサーバ14は、メッセージ交換サービスにおいてメッセージを共有するグループのメンバの参加状態を監視する参加状態監視部66(監視手段)と、参加状態監視部66が、グループ内のメッセージ交換に参加していなかったユーザD(第1ユーザ)の参加を確認し又は参加の予兆を検知した場合、ボット(仮想キャラクタ)とユーザD又はユーザA,B,C(第2ユーザ)の間の対話を通じて、グループ内で既に行われたメッセージ交換に関する交換情報IexをユーザDに提供するようにボットの対話制御を行う対話制御部48を備える。
続いて、情報処理システム10における第2のキャッチアップ支援動作について、図14のフローチャート及び図15を参照しながら説明する。この「第2のキャッチアップ支援動作」の実行中、ボットサーバ14の参加状態監視部66は、グループのメンバの参加状態を逐次監視しながら、メッセージ交換に参加していなかったユーザの参加を確認する。例えば、参加状態監視部66は、チャット会議の参加メンバの在状態、不在状態又は状態遷移に応じて「復帰による参加」の有無を確認する。
Msg21:ユーザAは、チャット会議の参加者全員(ユーザA,B,C,D)に向けて、チャット会議に用いる電子資料を投稿した旨のメッセージを発する。
Msg22:ボットは、参加者全員に向けて、ユーザAが投稿した電子資料に関する印刷の要否を問い合わせるメッセージを発する。この時点において、ユーザDは、所用により一時的に離席しており、サービス画面30にアクセスできない状態(不在状態)であったとする。
Msg23:ユーザAは、ボットに向けて、資料の印刷を必要としない意思を示すメッセージを発する。
Msg24:ユーザBは、ボットに向けて、資料の印刷を必要とする意思を示すメッセージを発する。
Msg25:ユーザCは、ボットに向けて、資料の印刷を必要とする意思を示すメッセージを発する。
Msg27:ボットは、参加者全員に向けて、ユーザB,Cの2人が印刷を要求し、ユーザDが不在である旨を通知するメッセージを発する。その後、ボットサーバ14は、ユーザB,Cにそれぞれ対応付けられた印刷機器20に対して資料の印刷を指示する。資料の印刷が終了した後、所用を終えたユーザDが戻ってきた(在状態になった)とする。
Msg28:ユーザDは、メンバ全員に向けて、これからチャット会議に参加する意思を示すメッセージを発する。
Msg29:ボットは、ユーザDに向けて、資料の印刷の要否を再度問い合わせるメッセージを発する。
以上のように、第2のキャッチアップ支援動作において、参加状態監視部66は、グループのメンバ(ユーザA,B,C,D)の在状態又は不在状態を監視する。この場合、対話制御部48は、不在状態から在状態になったメンバ(図15の例では、ユーザD)に交換情報Iexの提供の要否を問い合わせるように対話制御を行ってもよい。これにより、メンバが情報交換の場に復帰した直後に問い合わせを行うことが可能となり、一時的に不在状態になったメンバに対して交換情報Iexを提供する機会が与えられない場合と比べて、場の状況の把握がより容易になる。
Claims (14)
- メッセージ交換サービスにおいてメッセージを共有するグループのメンバの参加状態を監視する監視手段と、
前記監視手段が、前記グループ内のメッセージ交換に参加していなかった第1ユーザの参加を確認し又は参加の予兆を検知した場合、仮想キャラクタと前記第1ユーザ又は前記グループのメンバである第2ユーザの間の対話を通じて、前記グループ内で既に行われたメッセージ交換に関する交換情報を前記第1ユーザに提供するように前記仮想キャラクタの対話制御を行う対話制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 前記対話制御手段は、前記グループ内で既に投稿されたメッセージ記録、既に投稿された電子資料、前記メッセージ記録の所在、及び前記電子資料の所在のうち少なくとも1つを前記第1ユーザに提供するように対話制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- 前記対話制御手段は、メッセージ交換に既に参加している前記第2ユーザに前記交換情報を提供せず、前記第1ユーザのみに前記交換情報を提供するように対話制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
- 印刷機器に対して前記交換情報の印刷を指示する印刷指示手段をさらに備え、
前記仮想キャラクタは、前記第1ユーザに対応付けられた前記印刷機器のアバターであり、
前記対話制御部は、前記アバターと前記第1ユーザの間の対話を通じて前記第1ユーザからの前記交換情報の印刷の要求を受け付け、前記第1ユーザ又は前記印刷機器の識別情報を前記印刷指示手段に供給する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記グループ内で既に投稿された前記電子資料が複数存在する場合、前記メッセージ交換サービスのサービス画面を介した前記第1ユーザの操作に応じて、少なくとも1つ以上の前記電子資料の取得又は印刷を指示可能に構成されるUI手段をさらに備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
- 前記交換情報の開示範囲を設定する設定手段をさらに備え、
前記監視手段は、前記グループのメンバの追加の有無を監視し、
前記対話制御手段は、追加されたメンバである前記第1ユーザに、前記設定手段により設定された前記開示範囲内にて前記交換情報を提供するように対話制御を行う
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記設定手段は、前記第1ユーザの属性と前記第2ユーザの属性の間の関係に応じて、前記第1ユーザに対する前記開示範囲を設定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
- 前記設定手段は、前記第1ユーザを前記グループのメンバに追加する前に前記第2ユーザが投稿したメッセージの内容に基づいて、前記第1ユーザに対する前記開示範囲を設定することを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
- 前記監視手段は、前記グループのメンバの在状態又は不在状態を監視し、
前記対話制御手段は、不在状態から在状態になったメンバに前記交換情報の提供の要否を問い合わせるように対話制御を行う
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記対話制御手段は、不在状態である前記グループのメンバに前記交換情報の提供の要否を問い合わせないように対話制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
- 前記対話制御手段は、前記交換情報の提供の要否を問い合わせた後にメッセージの投稿がなかった在状態のメンバに対して、前記交換情報の提供の要否を再度問い合わせるように対話制御を行うことを特徴とする請求項9又は10に記載の情報処理システム。
- 前記監視手段は、
在状態のメンバが予め定めた時間間隔を超えてメッセージ交換に関与しなかった場合に当該メンバが在状態から不在状態になったと判定し、
不在状態のメンバがメッセージ交換の関与を開始した場合に当該メンバが不在状態から在状態になったと判定する
ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - メッセージ交換サービスにおいてメッセージを共有するグループのメンバの状態を監視する監視ステップと、
前記監視ステップにおいて前記グループ内のメッセージ交換に参加していなかった第1ユーザの参加を確認し又は参加の予兆を検知した場合、仮想キャラクタと前記第1ユーザ又は前記グループのメンバである第2ユーザの間の対話を通じて、前記グループ内で既に行われたメッセージ交換に関する交換情報を前記第1ユーザに提供するように前記仮想キャラクタの対話制御を行う対話制御ステップと、
を1つ又は複数のコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。 - メッセージ交換サービスにおいてメッセージを共有するグループのメンバの状態を監視する監視ステップと、
前記監視ステップにおいて前記グループ内のメッセージ交換に参加していなかった第1ユーザの参加を確認し又は参加の予兆を検知した場合、仮想キャラクタと前記第1ユーザ又は前記グループのメンバである第2ユーザの間の対話を通じて、前記グループ内で既に行われたメッセージ交換に関する交換情報を前記第1ユーザに提供するように前記仮想キャラクタの対話制御を行う対話制御ステップと、
を1つ又は複数のコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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