JP2012074040A - 会議関連コンテンツの伝送経路を指定するための方法およびシステム - Google Patents

会議関連コンテンツの伝送経路を指定するための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】会議関連コンテンツの伝送経路指定の利便性を向上させる。
【解決手段】本発明のクライアント装置は、会議関連コンテンツを記憶する会議サーバと通信して、電子会議に参加するクライアント装置であり、会議アプリケーションウィンドウを表示する画面生成部50と、会議の参加者に関連付けて、会議関連コンテンツを格納するための個人コンテンツコンテナを少なくとも1つ定義したコンテナ情報を記憶するコンテナ情報記憶部とを備え、画面生成部50は、参加者を表す印を表示する参加者表示領域と、会議関連コンテンツを表す印を表示するコンテンツ表示領域とを少なくとも含む上記ウィンドウを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、概して、コンテンツの伝送経路指定、特に、会議関連コンテンツを会議参加者ごとの伝送先まで伝送する時の経路指定に関するものである。
オンライン共同ツールによって、ユーザは、1つの場所にいても、あるいは、別の複数の場所にいても、会議に参加することができ、リアルタイムに情報を交換することができる。会議関連コンテンツを会議参加者に配布するための便利な方法およびシステムが望まれる。
例えば、特許文献1には、会議支援装置および会議支援プログラムが開示されている。より詳細には、特許文献1の技術では、参加者が情報端末装置(手元端末)を保有しチャットを利用して行われる電子会議において、手元端末で生成したテキスト、イメージ、音声、ファイルなどの参加者情報は、インターネット上のWebサーバに送信され、Webサーバの記憶装置に保存される。手元端末は、上記参加者情報であるファイルをWebサーバに送信すると、ファイルが保存されたディレクトリパスの文字列をURL表記に変換する。そして、生成されたURL表記の文字列がインターネットに接続されているIRCサーバに送信される。IRCサーバは、URL表記の文字列を受信すると、会議に参加している手元端末に、URL表記の文字列を同報通知するとともに、URL表記に変換された参加者情報の発信者のユーザ名、発信時刻といった属性情報をも手元端末に同報通知する。各手元端末では、URL表記の文字列情報と、ユーザ名、発信時刻情報などを含む属性情報を構造体形式のデータとし、手元端末に記憶し、各手元端末で表示できる形式に変換され、上記データが表示される。
これにより、チャットを利用した電子会議において、動画を含む画像や音声といったマルチメディア情報を上記電子会議において共有することが可能となる。
特開2004−240577号公報(2004年8月26日公開)
しかしながら、上記特許文献1は、会議内容(テキスト、イメージ、音声、ファイルなどの参加者情報)を、参加者が意図する宛先に出力できるようにするための配布手段を開示していない。
例えば、会議参加者が、会議に関連する会議関連コンテンツ(例えば、会議中に作成されたデータ、会議中に取得・利用されたデータ、および、その他会議関連コンテンツ)を取得しようとしているとする。この場合、上記会議参加者は、会議のアプリケーションとは別のファイルシステムにアクセスしなければならず、欲しいコンテンツを、1またはそれ以上の所望の伝送先に移動させて複製しなければならない。このような作業は、単調で煩わしいという問題がある。
さらには、会議参加者が、所望の伝送先へ直接アクセスできない場合も有り得る。例えば、会議参加者が、会議関連コンテンツを自身の携帯端末装置にて受信したいと希望することがある。しかし、その携帯端末装置が、直ちに会議のアプリケーションを閲覧可能でなければ(すなわち、直接会議関連コンテンツにアクセスするということができなければ)、携帯端末装置は、間接的な手段(例えば、電子メールなど)を用いて、会議関連コンテンツを受信するしかない。このような作業は、単調で煩わしいという問題がある。
直ちに会議のアプリケーションを閲覧できない状況としては、例えば、会議関連コンテンツにアクセスできるのが、その会議が開催されている(アクティブな)間だけに限られているという状況が考えられる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、会議関連コンテンツの伝送経路指定の利便性を向上させるための方法およびシステムを実現することにある。
本発明に係るクライアント装置は、上記課題を解決するために、電子会議を管理する会議サーバと通信して、電子会議に参加するクライアント装置であって、上記会議サーバは、上記電子会議に参加する複数のクライアント装置間で共有される会議関連コンテンツを記憶しており、参加中の電子会議についての情報を表す会議アプリケーションウィンドウを表示部に表示する画面生成手段と、電子会議の参加者に関連付けて、上記会議関連コンテンツを格納するための個人コンテンツコンテナを少なくとも1つ定義したコンテナ情報を記憶するコンテナ情報記憶部とを備え、上記画面生成手段は、上記電子会議の参加者の各々を表す印を表示する参加者表示領域と、上記会議関連コンテンツの各々を表す印を表示するコンテンツ表示領域とを少なくとも含む会議アプリケーションウィンドウを表示することを特徴としている。
上記クライアント装置において、上記画面生成手段は、上記参加者表示領域に表示された上記参加者の印を選択する第1のユーザインターフェース動作を受け付けた場合に、上記コンテナ情報において、上記第1のユーザインターフェース動作によって選択された参加者に関連付けられた個人コンテンツコンテナの各々を表す印を表示する個人コンテンツコンテナ表示領域を、上記会議アプリケーションウィンドウ上に表示することが好ましい。
上記クライアント装置は、上記コンテンツ表示領域に表示された上記会議関連コンテンツの印と、上記個人コンテンツコンテナ表示領域に表示された上記個人コンテンツコンテナの印とを選択する第2のユーザインターフェース動作を受け付けた場合に、選択された上記会議関連コンテンツが選択された上記個人コンテンツコンテナに格納されるように、上記会議サーバに対して、上記会議関連コンテンツの伝送経路を指定する伝送経路指定手段をさらに備えていることが好ましい。
なお、一例として、上記第2のユーザインターフェース動作は、上記コンテンツ表示領域に表示された上記会議関連コンテンツの印をドラッグして、上記個人コンテンツコンテナ表示領域に表示された上記個人コンテンツコンテナの印にドロップする、ドラッグ−アンド−ドロップ動作であり、この動作により、伝送される上記会議関連コンテンツと、伝送先の上記個人コンテンツコンテナとが選択される。
あるいは、上記クライアント装置は、上記コンテンツ表示領域に表示された上記会議関連コンテンツの印と、上記参加者表示領域に表示された上記参加者の印とを選択する第2のユーザインターフェース動作を受け付けた場合に、選択された上記会議関連コンテンツが、選択された上記参加者に関連付けられた個人コンテンツコンテナの各々に格納されるように、上記会議サーバに対して、上記会議関連コンテンツの伝送経路を指定する伝送経路指定手段をさらに備えていてもよい。
上記クライアント装置は、さらに、上記コンテナ情報において定義されている個人コンテンツコンテナごとに、当該個人コンテンツコンテナが格納または受信できる上記会議関連コンテンツのデータサイズの上限を指定するフィルタパラメータを記憶するユーザプロファイル情報記憶部を備えていることが好ましい。
上記クライアント装置において、上記伝送経路指定手段は、上記フィルタパラメータにしたがって、選択された上記会議関連コンテンツを格納または受信できる個人コンテンツコンテナを上記会議関連コンテンツの伝送先として指定することが好ましい。
本発明に係る会議システムは、上記課題を解決するために、電子会議に参加する複数のクライアント装置間で共有される会議関連コンテンツを記憶して、電子会議を管理する会議サーバと、上記会議サーバと通信して電子会議に参加する、上述のいずれかのクライアント装置とを含むことを特徴としている。
上記会議サーバは、上述のクライアント装置の上記伝送経路指定手段によって指定された会議関連コンテンツを、上記伝送経路指定手段によって指定された個人コンテンツコンテナに伝送するコンテンツ伝送手段を備えていることが好ましい。
本発明に係るクライアント装置の制御方法は、上記課題を解決するために、電子会議を管理する会議サーバと通信して、電子会議に参加するクライアント装置の制御方法であって、上記会議サーバは、上記電子会議に参加する複数のクライアント装置間で共有される会議関連コンテンツを記憶しており、上記クライアント装置は、電子会議の参加者に関連付けて、上記会議関連コンテンツを格納するための個人コンテンツコンテナを少なくとも1つ定義したコンテナ情報を記憶するコンテナ情報記憶部を備えており、上記制御方法は、参加中の電子会議についての情報を表す会議アプリケーションウィンドウを表示部に表示するステップを含み、上記表示するステップでは、上記電子会議の参加者の各々を表す印を表示する参加者表示領域と、上記会議関連コンテンツの各々を表す印を表示するコンテンツ表示領域とを少なくとも含む会議アプリケーションウィンドウを表示することを特徴としている。
上記クライアント装置の制御方法は、さらに、上記参加者表示領域に表示された上記参加者の印を選択する第1のユーザインターフェース動作を受け付けるステップと、上記コンテナ情報において、上記第1のユーザインターフェース動作によって選択された参加者に関連付けられた個人コンテンツコンテナの各々を表す印を表示する個人コンテンツコンテナ表示領域を、上記会議アプリケーションウィンドウ上に表示するステップとを含むことが好ましい。
なお、上記クライアント装置および上記会議サーバは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記クライアント装置または上記会議サーバをコンピュータにて実現させる上記クライアント装置または上記会議サーバの制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
なお、以下の構成も本発明の範疇に入る。
本発明の一実施形態では、会議関連コンテンツを会議参加者ごとの伝送先まで伝送する時の経路を指定するための方法およびシステムが構成される。本発明の第1の特徴によれば、コンテンツを格納するための個人のコンテナ(個人コンテンツコンテナ)が、1または複数個、会議の参加者に対して割り当てられる。本発明の第2の特徴によれば、個人コンテンツコンテナのそれぞれは、会議関連コンテンツが配布される宛先としての伝送先に対応している。本発明の第3の特徴によれば、会議参加者に関連付けられた個人コンテンツコンテナは、当該会議参加者に関連付けられているユーザプロファイル情報において定義される。
本発明の一実施形態では、会議参加者に割り当てられた装置を、会議関連コンテンツの伝送先の候補として設けて、会議空間に連携させてもよい。
本発明の一実施形態では、会議関連コンテンツの伝送先の指定は、コンテンツを表すアイコンを、伝送先を表すアイコンへとドラッグすることによって行われる。
本発明の一実施形態では、会議参加者が認証されて会議に加えられた場合に、その会議参加者に関連付けられた伝送先が、会議空間に追加されてもよい。
本発明の一実施形態では、会議参加者の装置が会議場所近くで検出された場合に、その装置に関連付けられている伝送先が、会議空間に追加されてもよい。
本発明の一実施形態では、遠隔地にいる会議参加者は、中央会議サーバによって管理されている仮想リンクによって、別の場所にある装置に会議関連コンテンツを直接コピーしてもよい。
上述したような本発明の目的、本発明の他の目的、特徴、および優れた点は、添付図面を参照しながら行う、以下に示す詳細な説明によって容易に理解できるであろう。
本発明に係るクライアント装置は、上記課題を解決するために、電子会議を管理する会議サーバと通信して、電子会議に参加するクライアント装置であって、上記会議サーバは、上記電子会議に参加する複数のクライアント装置間で共有される会議関連コンテンツを記憶しており、参加中の電子会議についての情報を表す会議アプリケーションウィンドウを表示部に表示する画面生成手段と、電子会議の参加者に関連付けて、上記会議関連コンテンツを格納するための個人コンテンツコンテナを少なくとも1つ定義したコンテナ情報を記憶するコンテナ情報記憶部とを備え、上記画面生成手段は、上記電子会議の参加者の各々を表す印を表示する参加者表示領域と、上記会議関連コンテンツの各々を表す印を表示するコンテンツ表示領域とを少なくとも含む会議アプリケーションウィンドウを表示することを特徴としている。
本発明に係るクライアント装置の制御方法は、上記課題を解決するために、電子会議を管理する会議サーバと通信して、電子会議に参加するクライアント装置の制御方法であって、上記会議サーバは、上記電子会議に参加する複数のクライアント装置間で共有される会議関連コンテンツを記憶しており、上記クライアント装置は、電子会議の参加者に関連付けて、上記会議関連コンテンツを格納するための個人コンテンツコンテナを少なくとも1つ定義したコンテナ情報を記憶するコンテナ情報記憶部を備えており、上記制御方法は、参加中の電子会議についての情報を表す会議アプリケーションウィンドウを表示部に表示するステップを含み、上記表示するステップでは、上記電子会議の参加者の各々を表す印を表示する参加者表示領域と、上記会議関連コンテンツの各々を表す印を表示するコンテンツ表示領域とを少なくとも含む会議アプリケーションウィンドウを表示することを特徴としている。
以上のことから、会議関連コンテンツの伝送経路指定の利便性を向上させる方法およびシステムを実現できるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態を構成する、会議サーバ、遠隔会議場所、および、会議参加者の携帯端末装置の具体例を示す図である。 図2は、本発明の一実施形態における会議アプリケーションウィンドウの具体例を示す図である。 図3は、本発明の実施形態における、会議参加者を表すアイコン、および、関連付けられた個人コンテンツコンテナを示す図である。 図4は、本発明の実施形態における、ある会議参加者を表すアイコン、その参加者に関連付けられている個人コンテンツコンテナを示す図である。 図5は、本発明の実施形態における、会議参加者である指示者に関連付けられているユーザインターフェースによって開始された、会議関連コンテンツの伝送経路指定の処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態における会議システムの具体例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態における会議サーバの要部構成の具体例を示す図である。 図8は、会議サーバの会議情報記憶部において定義される会議空間のデータ構造の一例を示す図である。 図9は、会議サーバの会議関連コンテンツ記憶部において記憶される会議関連コンテンツデータベースのデータ構造の一例を示す図である。 図10は、会議サーバの参加者情報記憶部に記憶されている参加者情報のデータ構造の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態におけるクライアント装置(会議端末装置)の要部構成の一例を示す図である。 図12は、会議端末装置のコンテナ情報記憶部において記憶されるコンテナ情報のデータ構造の一例を示す図である。 図13は、会議関連コンテンツの伝送先を指定するための第2のユーザインターフェース動作を説明する図である。 図14は、参加者1が所有するクライアント装置のユーザプロファイル情報記憶部に記憶されているユーザプロファイル情報の一具体例を示す図である。 図15は、参加者1が所有するクライアント装置のユーザプロファイル情報記憶部に記憶されているユーザプロファイル情報の一具体例を示す図である。
本発明の実施形態は、図面を参照することにより、最もよく理解されるであろう。なお、各図全体を通して、同じ部材には同じ符号が付記される。上述の各図は、本詳細な説明の一部として明示的に組み込まれている。
本発明の構成要素は、各図において一般化して説明および図示されたとおり、様々に異なる構成の多様な組み合わせによって、変更および設計され得ることは、容易に理解されるであろう。したがって、以下にさらに詳細に説明される、本発明の方法およびシステムの各実施形態は、本発明の範囲を限定する意図はなく、本発明の目下好ましい実施の一形態を表現しているにすぎない。
本発明の各実施形態の各構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、および/または、ソフトウェアによって実現され得る。ここに開示される実施形態の具体例は、これらの形態のうちの一つについて説明するだけであるが、当業者であれば、本発明の範囲を逸脱しない程度に、これらの形態のうちのいずれにおいても、各構成要素を実現することができることを理解されたい。
オンライン共同ツールによって、ユーザは、1つの場所にいても、あるいは、別の複数の場所にいても、会議に参加することができ、リアルタイムに情報を交換することができる。会議関連コンテンツを会議参加者に配布するための便利な方法およびシステムが望まれる。
会議参加者(参加者、または、ユーザとも言う)が、会議に関連する会議関連コンテンツ(例えば、会議中に作成されたデータ、会議中に取得・利用されたデータ、および、その他会議関連コンテンツ)を取得しようとしているとする。この場合、上記会議参加者は、上記共同ツールの外部のファイルシステムにアクセスしなければならず、欲しいコンテンツを、1またはそれ以上の所望の伝送先に移動させて複製しなければならない。このような作業は、単調で煩わしいものである。さらには、所望の伝送先がその会議参加者が直接アクセスできない場合も有り得る。例えば、会議参加者が、会議関連文書を自身の携帯端末装置にて受信したいと希望することがある。しかし、その携帯端末装置が、直ちに上記共同ツールを閲覧可能であって、上記共同ツールによって上記会議関連文書にアクセスするということができなければ、上記会議関連文書は、間接的な手段(例えば、電子メールなど)を用いて、上記携帯端末装置に伝送されるしかない。さらに加えて、閲覧可能になるのが、上記共同ツール内で会議がアクティブな間だけという会議データもある。
本発明の実施形態では、会議関連コンテンツ(あるいは、会議コンテンツとも言う)の伝送経路指定の利便性を向上させるための方法およびシステムについて説明する。
本発明の一実施形態では、参加者に割り当てられた装置は、会議関連コンテンツの伝送先の候補として設けて、会議空間に連携させてもよい。本発明の一実施形態では、会議関連コンテンツの伝送先の指定は、コンテンツを表すアイコンを、伝送先を表すアイコンへとドラッグすることによって行われる。本発明の一実施形態では、会議参加者が認証されて会議に加えられた場合に、その会議参加者に関連付けられた伝送先が、会議空間に追加されてもよい。本発明の一実施形態では、会議参加者の装置が会議場所近くで検出された場合に、その装置に関連付けられている伝送先が、会議空間に追加されてもよい。本発明の一実施形態では、遠隔地にいる会議参加者は、中央会議サーバによって管理されている仮想リンクによって、別の場所にある装置に会議関連コンテンツを直接コピーしてもよい。
≪実施形態1≫
本発明の実施形態について、図面に基づいて説明すると以下の通りである。
〔会議システムの概要〕
本発明の一実施形態について、図1および図6を参照しながら説明する。図1および図6は、会議システム100の具体例を示す図である。会議システム100は、会議サーバ102を含んでいる。会議サーバ102は、異なる会議場所にある端末装置(例えば、会議端末装置104、会議端末装置106など)の間での通信を可能にするとともに、会議関連コンテンツを格納する格納庫としての役割を担う。異なる会議場所ある、というのは、例えば、会議端末装置104は、第1会議場103に設けられており、会議端末装置106は、第2会議場105に設けられているということが想定される。会議端末装置104および会議端末装置106は、それぞれ、通信接続手段108および通信接続手段110によって、会議サーバ102と通信可能に接続されている。通信接続手段108および通信接続手段110は、有線、無線、または、その他の通信接続手段で実現されている。会議端末装置104および会議端末装置106は、例えば、パーソナルコンピュータ、組み込み型プロセッサを有した会議用電子機器、および、クライアント会議アプリケーション(以下、会議アプリケーション)が実行可能なその他のハードウェアで実現される。なお、本実施形態では、会議システム100において、会議アプリケーションを実行して会議に参加する各装置(ここでは、会議端末装置104、会議端末装置106、携帯端末装置112など)を、会議サーバ102に対して「クライアント(装置)」と称する。また、会議端末装置104および会議端末装置106は、1またはそれ以上の表示部101を備えており、該表示部101は、複数の人が共同で書き込みできる入力面101a、または、その他の周辺デバイスを含んでいる。共同で書き込みができる入力面101aの具体例としては、フリップチャート(メモ帳)、ホワイトボード、黒板、用紙、および、その他の物理的に書き込みを行う入力面101aが含まれる。会議端末装置104および会議端末装置106は、1またはそれ以上の入力部107を備えており、該入力部107は、例えば、マイク、カメラ、および、その他の会議データ取得デバイスを含んでいる。会議データ取得デバイスは、マルチメディアストリームをキャプチャして、転送することができる。これにより、会議参加者は、会議サーバ102を介して、遠隔地にいる会議の出席者とともに、そのコンテンツを、ローカルの共同書き込み用入力面101aの上で共有することができる。会議端末装置104および会議端末装置106がある会議場所に物理的に居合わせていない会議参加者(例えば、遠隔地111にいる会議参加者)は、ウェブ接続を可能にする通信接続手段114を有するウェブクライアントとしての携帯端末装置112によって、会議に参加することができる。
本発明の一実施形態では、会議場所(例えば、ここでは、第1会議場103)に居る会議ホスト参加者は、会議アプリケーションを起動する。これにより、ローカルの会議参加者と遠隔地(例えば、第2会議場105、遠隔地111など)にいる会議参加者とが両方とも会議に集まって、参加して、共同で会議を進めていけるようになる。なお、本実施形態では、会議システム100において、会議アプリケーションを最初に起動して、会議サーバ102において会議空間を定義するクライアント装置を、ホスト装置、また、そのホスト装置を操作して会議に参加するユーザをホスト参加者と称する。これに対して、ホスト装置(ホスト参加者)から招待を受けて、上記の定義された会議空間にアクセスして会議に参加するクライアント装置をゲスト装置、また、そのゲスト装置を操作して会議に参加するユーザをゲスト参加者と称する。これらを特に区別する必要がない場合には、単に、クライアント装置、参加者、と称する。会議中には、会議関連コンテンツが生成されたり、変更を加えられたりする。会議関連コンテンツの具体例としては、文書、画像、音声および映像ストリーム、および、その他の会議関連コンテンツが含まれる。様々な場所にいる各会議参加者は、共同書き込み用の入力面101aを離れた場所から閲覧することができ(例えば、第2会議場105における会議端末装置106の表示部101、あるいは、携帯端末装置112の表示部113などから閲覧可能)、コンテンツの電子コピーを動的に編集することが可能である。さらに、会議アプリケーションは、会議関連コンテンツの重要性の評価に基づいて、会議のタイムライン上に、自動的に、インデックスおよび考慮済みのマーカを生成する。本発明の一実施形態では、マーカは、共同書き込み用入力面、また他には、会議に割り当てられたカメラビューのスクリーンショットなどであると想定される。会議の履歴を閲覧したり、レビューのために会議の先の事象などをランダムに閲覧したりするために、参加者がマーカを利用する。
〔会議サーバの構成〕
図7は、本実施形態における会議サーバ102の要部構成の一具体例を示す図である。
図7に示すとおり、会議サーバ102は、一例として、制御部10、記憶部11、および、通信部12を備える構成となっている。
通信部12は、通信網を介して外部の装置(会議端末装置104、会議端末装置106、携帯端末装置112など)と通信を行うものである。通信部12は、外部の装置からリクエストを受け付けて、指定された会議関連コンテンツを指定された宛先に伝送したり、指定された会議関連コンテンツを編集したりする。通信部12によって、異なる会議場所にある装置間での通信が可能となり、各装置が、会議関連コンテンツを共有し、1つの会議に参加することできる。
記憶部11は、(1)制御部10が実行する制御プログラム、(2)制御部10が実行するOSプログラム、(3)制御部10が、会議サーバ102が有する各種機能を実行するためのアプリケーションプログラム、および、(4)該アプリケーションプログラムを実行するときに読み出す各種データを記憶するものである。特に、記憶部11は、会議サーバ102のクライアント装置が会議を実行する際に必要となるデータ(あるいは、さらにアプリケーションプログラム)を記憶する。例えば、記憶部11には、会議情報記憶部30および会議関連コンテンツ記憶部31が含まれる。さらに、記憶部11は、参加者情報記憶部32、コンテナ情報記憶部33および会議アプリケーション記憶部34を含んでいてもよい。
制御部10は、会議サーバ102が備える各部を統括制御するものであり、機能ブロックとして、例えば、会議管理部21、コンテンツ伝送部22および会議アプリケーション提供部23を備える構成である。
上述した制御部10の各機能ブロックは、例えば、CPU(central processing unit)が、ROM(read only memory)、NVRAM(non-Volatile random access memory)等で実現された記憶装置(記憶部11)に記憶されているプログラムを不図示のRAM(random access memory)等に読み出して実行することで実現できる。
会議管理部21は、各クライアント装置が実行する会議空間を定義し、統括的に管理するものである。例えば、ホスト装置から会議を開催するリクエストを受け付けると、そのリクエストの内容に基づいて、会議情報記憶部30において、会議空間を定義する。さらに、その会議空間と関連付けて、その会議で使用される会議関連コンテンツを格納するための領域を会議関連コンテンツ記憶部31において確保する。
また、会議管理部21は、クライアント装置からのアクセスを受け付けて、参加者が会議で使用する当該クライアント装置のプレゼンス(オンラインか、オフラインか、など)を会議情報記憶部30において管理してもよい。
また、会議管理部21は、クライアント装置からの会議関連コンテンツに関するリクエストを受け付けて、会議関連コンテンツ記憶部31に、会議関連コンテンツを新規に格納したり、すでに格納されている会議関連コンテンツを変更したりしてもよい。
図8は、会議情報記憶部30において定義される会議空間のデータ構造の一例を示す図である。なお、図8において、会議空間をテーブル形式のデータ構造にて示したことを一例であって、会議空間のデータ構造を、テーブル形式に限定する意図はない。複数のホスト装置によって、さまざまに定義される会議空間を個々に識別し、その内容を把握することが可能であれば、会議空間は、どのようなデータ構造にて構成されてもよい。このことは、以下で説明される、いずれのデータ構造においても同様である。
例えば、会議空間は、その会議を一意に識別するための会議空間の識別情報によって定義され、これに対応付けて、参加者一覧、それぞれの参加者のプレゼンス、開催日時、その会議自体のプレゼンス、その会議で使用(共有)される会議関連コンテンツの格納場所などの情報が定義される。会議管理部21は、会議情報記憶部30に記憶される各会議空間の情報を参照することにより、会議システム100において実施されるすべての会議について統括的に管理を行うことができる。
図9は、会議関連コンテンツ記憶部31において記憶される会議関連コンテンツデータベースのデータ構造の一例を示す図である。
会議管理部21は、自身が定義した会議空間ごとに、その会議空間で参加者によって共有される会議関連コンテンツを格納するための領域を会議関連コンテンツ記憶部31において確保する(図9の会議関連コンテンツ格納先)。そして、それぞれの会議関連コンテンツ格納先には、各参加者がクライアント装置を介して会議サーバ102にアップロードした各会議関連コンテンツが格納される。図9には、便宜上、ファイル名だけを示しているが、実際にアップロードされたファイルのデータ本体は、会議関連コンテンツ記憶部31における、予め確保されている会議関連コンテンツ格納先に記憶される。会議関連コンテンツ格納先の情報は、例えば、ホスト装置が、各ゲスト装置を会議に招待するときに通知するなどすればよい。ホスト装置は、会議関連コンテンツ格納先の情報を、会議サーバ102から通知され把握している。
これにより、会議に参加するクライアント装置は、会議サーバ102と通信することにより、会議で使用する会議関連コンテンツをその他の参加者のクライアント装置との間で共有することができる。
コンテンツ伝送部22は、クライアント装置からのリクエストに応じて、指定された会議関連コンテンツを、指定された伝送先に伝送するものである。クライアント装置からのリクエストには、伝送すべき会議関連コンテンツを特定するための情報と、伝送先を特定するための情報とが少なくとも含まれている。会議関連コンテンツを特定するための情報は、例えば、会議空間の識別情報(または、格納先のアドレス)と、ファイル名との組み合わせであることが考えられる。また、伝送先を特定するための情報とは、電子メールアドレス、IPアドレスなどであることが考えられる。
クライアント装置は、1つの会議関連コンテンツについて、複数の伝送先を指定してもよく、その場合、コンテンツ伝送部22は、指定された複数の伝送先に1つの会議関連コンテンツを伝送することも可能である。
なお、会議関連コンテンツを伝送する権限を正当なユーザのみに制限して付与する場合には、記憶部11は、参加者情報記憶部32を備える。これにより、コンテンツ伝送部22は、参加者情報記憶部32に記憶された情報と、会議情報記憶部30に記憶された情報とを参照し、権限を有する正当なユーザからのリクエストのみ受け付けることが可能となる。
図10は、参加者情報記憶部32に記憶されている参加者情報のデータ構造の一例を示す図である。
参加者情報記憶部32には、会議システム100を利用する参加者の情報が、当該参加者が利用するクライアント装置の情報と対応付けて格納されている。なお、各参加者を視覚的に表現するためのアイコン(印)が、参加者ごとにさらに格納されていてもよい。
ある会議、例えば、「会議001」の会議関連コンテンツは、当該会議の参加者のみ伝送する権利がある、と権限が制限されているとする。
コンテンツ伝送部22は、会議001の会議関連コンテンツの伝送リクエストを受信すると、その伝送リクエストの依頼元のクライアント装置を特定し、参加者情報記憶部32を参照して、参加者、例えば、「参加者1」を特定する。コンテンツ伝送部22は、会議情報記憶部30を参照し、会議001の会議空間を確認し、参加者1が会議001の参加者であるか否かを確認する。そして、参加者1が会議001の参加者であると確認できた場合に、上記伝送リクエストを承認し、リクエストどおりに会議関連コンテンツを伝送する構成であってもよい。
他の実施形態では、記憶部11は、さらに、コンテナ情報記憶部33を含んでいてもよい。コンテナ情報記憶部33に記憶されているコンテナ情報を参照すれば、会議関連コンテンツを利用したい参加者に適合する伝送先を特定し、その参加者が閲覧できるように会議関連コンテンツを伝送することができる。コンテンツ伝送部22は、上述の伝送先を特定するための情報を個々に受信せずとも、伝送先を参加者に応じて特定することが可能となる。コンテナ情報記憶部33に記憶されるコンテナ情報の具体例は、後に詳述する。
なお、さらに、制御部10が会議アプリケーション提供部23を備え、記憶部11が会議アプリケーション記憶部34を備える構成であってもよい。
会議アプリケーション記憶部34には、各クライアント装置が会議アプリケーションを実行するために必要な会議アプリケーションのプログラムが格納されている。会議アプリケーション提供部23は、クライアント装置のリクエストに応じて、会議アプリケーションのプログラムを配布できる構成であってもよい。
〔会議端末装置の構成〕
図11は、本実施形態におけるクライアント装置(会議端末装置104、または、会議端末装置106)の要部構成の一例を示す図である。図11に示す例では、会議端末装置104が、ホスト装置およびゲスト装置の両方の機能を有している場合について説明するが、いずれか一方の機能を有するクライアント装置があってもよい。また、会議端末装置106についても会議端末装置104とほぼ同様の構成とすることができる。
図11に示すとおり、会議端末装置104は、一例として、制御部40、記憶部41、通信部42、検出部43、入力面101aを備えた表示部101、および、入力部107を備える構成となっている。
通信部42は、通信網を介して会議サーバ102と通信を行うものである。通信部42は、会議アプリケーションの実行に際して、必要な様々なデータを会議サーバ102にリクエストして、会議サーバ102から応答を得る。
検出部43は、会議端末装置104がホスト装置である場合に、第1会議場103にあるクライアント装置のプレゼンスを検出し、参加者のクライアント装置として認識するものである。例えば、検出部43は、Bluetooth(登録商標)通信などの近距離無線通信部、あるいは、クライアント装置に埋め込まれている非接触型ICタグを読み取るICタグリーダなどで実現される。
表示部101は、会議アプリケーションによって実行された処理結果を表示するものである。上述したとおり、表示部101は、複数の人が共同で書き込みできる入力面101a、または、その他の周辺デバイスを含んでいる。例えば、表示部101および入力面101aはタッチパネルで実現されていてもよい。
入力部107は、会議端末装置104の外部で発生した情報を会議端末装置104内部にデータとして取り込むものである。上述したとおり、入力部107は、例えば、マイク、カメラ、および、その他の会議データ取得デバイスを含んでいる。入力部107は、スキャナであってもよい。例えば、入力部107がマイクであれば、会議中の音声データが、会議端末装置104に取り込まれる。入力部107によって取り込まれたデータは、会議関連コンテンツとして、一時的に格納されたのち、図示しない記憶部41の所定領域にローカルに不揮発的に記憶されるか、会議サーバ102にアップロードされる。
なお、図示しないが、会議端末装置104は、入力面101aおよび入力部107の他に、ユーザの指示を会議端末装置104に入力するための操作部(キーボード、マウスなど)備えていてもよい。
記憶部41は、(1)制御部40が実行する制御プログラム、(2)制御部40が実行するOSプログラム、(3)制御部40が、会議端末装置104が有する各種機能を実行するためのアプリケーションプログラム、および、(4)該アプリケーションプログラムを実行するときに読み出す各種データを記憶するものである。特に、記憶部41は、会議サーバ102にアクセスして会議アプリケーションを実行する際に必要となるデータ(あるいは、さらに会議アプリケーションプログラム自体)を記憶する。例えば、記憶部41には、参加者情報記憶部60およびコンテナ情報記憶部61が含まれる。さらに、記憶部41は、ユーザプロファイル情報記憶部62を含んでいてもよい。
制御部40は、会議端末装置104が備える各部を統括制御するものであり、機能ブロックとして、例えば、画面生成部50、ホスト実行部51、マーカ作成部52、伝送経路指定部53、ゲスト実行部54、および、コンテンツ編集部55を備えている構成である。
画面生成部50は、表示部101に表示される、会議アプリケーションの処理結果を、会議アプリケーションウィンドウとして成形し、表示部101に出力するものである。画面生成部50は、例えば、後述する図2に示すような会議アプリケーションウィンドウ200を表示部101に表示する。
ホスト実行部51は、会議システム100において、会議端末装置104がホスト装置として機能するための会議アプリケーションプログラムを実行するものである。例えば、会議サーバ102に対して、会議空間を定義するリクエストを作成し、送信する。ホスト実行部51は、ホスト参加者からの入力に応じて、図8に示すような、会議についての各種情報を上記リクエストに含めて会議サーバ102に送信する。また、ホスト実行部51は、会議サーバ102から会議空間が定義された旨のレスポンスを受け取ると、所望のゲスト装置に対して、会議への参加を促す招待状を送信する。
マーカ作成部52は、会議関連コンテンツの重要性の評価に基づいて、会議によって、変遷する会議関連コンテンツに対して、インデックスまたはマーカを付与するものである。例えば、マーカ作成部52は、カメラとしての入力部107が撮影した動画に対して、一定の間隔または話題が切り替わる時点にマーカを挿入してもよい。あるいは、会議の終盤において、結論が出たシーンにマーカを挿入してもよい。
伝送経路指定部53は、入力面101a、入力部107、または、図示しない操作部を介して、ユーザから、会議関連コンテンツの伝送の指示を受け付けるものである。そして、伝送経路指定部53は、上記の指示を受け付けた場合に、その指示どおりに会議関連コンテンツが所望の伝送先へ伝送されるよう、会議サーバ102にリクエストを送信するものである。伝送経路指定部53は、コンテナ情報記憶部61に記憶されているコンテナ情報を参照して、ユーザが所望する伝送先を特定することができる。コンテナ情報記憶部61に記憶されるコンテナ情報の具体例は、後に詳述する。
ゲスト実行部54は、会議システム100において、会議端末装置104がゲスト装置として機能するための会議アプリケーションプログラムを実行するものである。例えば、会議サーバ102を介して、他のクライアント装置から招待状を受信した場合には、ゲスト実行部54は、招待状にて指定された会議空間にアクセスし、会議関連コンテンツを共有して会議に参加する動作を行う。
コンテンツ編集部55は、入力面101a、入力部107、または、図示しない操作部を介して、ユーザから、会議関連コンテンツの編集の指示を受け付けるものである。そして、コンテンツ編集部55は、上記の指示を受け付けた場合に、その指示どおりに会議関連コンテンツが編集されるよう、会議サーバ102にリクエストを送信するものである。あるいは、コンテンツ編集部55は、会議サーバ102から受信した会議関連コンテンツを一時的に格納し、編集の指示に基づいてローカルで会議関連コンテンツに対して編集を行い、所定のタイミングで、編集後の会議関連コンテンツを会議サーバ102に対してアップロードしてもよい。なお、コンテンツ編集部55は、会議関連コンテンツの変更だけではなく、新規に会議関連コンテンツを作成したり、新規の会議関連コンテンツを会議サーバ102に登録したり、会議サーバ102に格納されている不要な会議関連コンテンツを削除したりすることもできる。
参加者情報記憶部60は、参加者情報を記憶するものである。会議端末装置104における参加者情報記憶部60は、会議サーバ102の参加者情報記憶部32と同様に、図10に示すとおり、会議システム100を利用する全ての参加者の参加者情報を記憶していてもよい。あるいは、参加者情報記憶部60は、会議端末装置104が参加している会議の参加者の参加者情報だけを記憶しておいてもよい。参加者情報記憶部60に記憶されている各参加者の印(アイコン)は、表示部101に表示されるために、画面生成部50によって読み出される。
コンテナ情報記憶部61は、コンテナ情報を記憶するものである。コンテナ情報とは、会議の参加者のそれぞれと、個人コンテンツコンテナとの関連付けを示す情報である。会議の参加者のそれぞれには、1または複数の個人コンテンツコンテナが割り当てられている。上述したとおり、個人コンテンツコンテナ(PCC;Personal Content Containers)とは、会議関連コンテンツを格納するための物理的、あるいは、論理的な格納容器のことであり、会議関連コンテンツの伝送先を表すものである。
図12は、コンテナ情報記憶部61において記憶されるコンテナ情報のデータ構造の一例を示す図である。
コンテナ情報は、少なくとも、会議端末装置104が把握する参加者ごとに、参加者に割り当てられている個人コンテンツコンテナの情報が対応付けて記憶されている。さらに、コンテナ情報は、各個人コンテンツコンテナに対応する印(アイコン)と、当該コンテナのプレゼンス(コンテンツの伝送の可不可)の情報とを含んでいてもよい。コンテナ情報記憶部61に記憶されている各個人コンテンツコンテナの印(アイコン)は、表示部101に表示されるために、画面生成部50によって読み出される。
図12に示すとおり、個人コンテンツコンテナは、例えば、会議関連コンテンツの伝送先として、電子メールアドレス、構内ネットワークのフォルダ(IPアドレスおよびフォルダパスなど)、携帯機器(携帯電話のメールアドレス、電話番号、または、その他機器を特定するための識別情報)、プリンタ、MFP等の周辺機器(IPアドレス、ネットワーク上の機器名、または、その他機器を特定するための識別情報)、デスクトップコンピュータ、ノートパソコンなどのコンピュータ(IPアドレス、ネットワーク上のコンピュータ名、または、その他コンピュータを特定するための識別情報)などによって定義される。
本実施形態では、会議端末装置104は、会議のホスト装置として機能している。そのため、コンテナ情報記憶部61は、少なくとも、当該会議の参加者分全員のコンテナ情報を記憶していてもよい。また、ホスト装置である会議端末装置104のコンテナ情報記憶部61は、その会議の参加者か否かにかかわらず、会議システム100を利用する、登録されたすべての参加者のコンテナ情報を記憶していてもよい。あるいは、会議端末装置104は、ゲスト装置であって、会議端末装置104が一人の参加者だけが使用している場合には、コンテナ情報記憶部61は、その参加者のコンテナ情報だけを記憶していてもよい。あるいは、会議端末装置104がゲスト装置であっても、会議端末装置104が参加している会議のすべての参加者についてのコンテナ情報をコンテナ情報記憶部61が記憶していてもよい。
さらに、コンテナ情報記憶部61に記憶されているコンテナ情報は、予め定められているのみとは限らない。コンテナ情報において、個人コンテンツコンテナが動的に追加されたり、削除されたりしてもよい。例えば、検出部43によって、第1会議場103に新たに持ち込まれたクライアント装置が検出された場合、ホスト実行部51(または、ゲスト実行部54)は、当該クライアント装置を会議参加者の所有装置として認証し、当該クライアント装置のIPアドレスなどを、当該会議参加者の個人コンテンツコンテナとして、新たに、追加することができる。
なお、上述の説明では、会議サーバ102が、コンテナ情報を記憶するコンテナ情報記憶部33を備えていてもよいことについて説明した。この場合、会議サーバ102のコンテナ情報記憶部33は、図12に示すとおり、会議システム100を利用する、登録されたすべての参加者のコンテナ情報を記憶していることが好ましい。
会議システム100を利用する、参加者のそれぞれは、当該参加者が保有するクライアント装置にて、自分に割り当てる個人コンテンツコンテナを定義することができる。個人コンテンツコンテナの定義情報は、例えば、ユーザプロファイル情報記憶部62(詳細は後述)に記憶されればよい。そして、参加者それぞれの個人コンテンツの情報は、例えば、ホスト装置としての会議端末装置104のコンテナ情報記憶部61、または、会議サーバ102のコンテナ情報記憶部33に集約される。これにより、クライアント装置および会議サーバ102は、どの参加者に、どの個人コンテンツコンテナが割り当てられているのかを把握することが可能となる。
具体的には、会議端末装置104の画面生成部50は、特定の参加者について個人コンテンツコンテナのリストを表示するようにユーザから指示を受け付けると、その参加者に割り当てられている個人コンテンツコンテナを特定し、それらの個人コンテンツコンテナを表すアイコンのリストを、表示部101に表示することが可能となる。
あるいは、伝送経路指定部53は、会議関連コンテンツの伝送先として、参加者のアイコンが選択されると、その参加者に割り当てられている全ての個人コンテンツコンテナを伝送先として会議関連コンテンツを伝送するよう会議サーバ102にリクエストすることができる。もしくは、伝送経路指定部53は、ある参加者の特定の個人コンテンツコンテナのアイコンが選択されると、そのアイコンに対応する個人コンテンツコンテナのみを伝送先として会議関連コンテンツを伝送するよう会議サーバ102にリクエストすることができる。
〔会議アプリケーションウィンドウについて〕
本発明の一実施形態について、図2を参照して説明する。図2は、会議アプリケーションの会議アプリケーションウィンドウ200の具体例を示す図である。なお、会議アプリケーションウィンドウ200は、会議端末装置104の表示部101に限らず、画面生成部50を有する他の装置、例えば、会議端末装置106の表示部101、または、携帯端末装置112の表示部113にも表示されるものである。画面生成部50によって作成され、表示される会議アプリケーションウィンドウ200は、表示領域202を有している。表示領域202は、フレーム204を含む。フレーム204は、共有している情報(会議関連コンテンツ)を表示するフレームである。フレーム204では、現在供給されているコンテンツが表示される。コンテンツとしては、例えば、共同書き込み用入力面101aを映した画面が表示される。会議アプリケーションウィンドウ200は、情報ソース領域206を有している。情報ソース領域206では、例えば、情報ソース208のように、利用可能な情報のソース(すなわち、会議関連コンテンツ)についての、アイコン型内容表示物、または、その他の内容表示物が表示される。利用可能な情報のソースには、例えば、ビデオストリーム、会議室の共同書き込み用入力面、共有ボード、文書またはその他会議資料、ウェブページ、および、その他利用可能な情報のソースが含まれる。会議参加者は、その所望のソースのアイコンを情報ソース領域206から表示領域202へとドラッグすることによって、その情報ソースを共有することができる。会議アプリケーションウィンドウ200は、さらに、制御領域210を有している。制御領域210では、会議制御ボタンが表示される。会議制御ボタンには、例えば、編集ボタン、保存ボタン、視野操作ボタン、表示の制御ボタン、および、その他の会議制御ボタンが含まれる。編集ボタン、または、保存ボタンが操作されると、コンテンツ編集部55は、その操作に応じた処理を、フレーム204に表示されている会議関連コンテンツに対して施す。会議アプリケーションウィンドウ200は、さらに、スナップショット領域212を有している。スナップショット領域212には、アイコン、および、その他の印が表示される。アイコン、および、その他の印は、自動または手動で取得された、表示領域202に表示されるコンテンツのスナップショット(例えば、スナップショット214)を表すものである。例えば、マーカ作成部52が、所定間隔、または、所定の時点で、会議関連コンテンツに対してマーカを挿入し、マーカを挿入した時点のフレーム204の画像を切り出して、スナップショットを作成する。そうして作成されたスナップショットは、図示しない一時記憶部に、会議関連コンテンツとして格納され、順次スナップショット領域212に表示される。ある実施形態では、会議参加者は、自分が操作しているカーソルを、関連するアイコン上に移動させることによって、スナップショットにアクセスすることができる。また、カーソルがそのアイコン上にあるときにクリックすることによって、そのアイコンに関連付けられた過去の表示画面を表示領域202に表示させることができる。
本発明のいくつかの実施形態によれば、会議アプリケーションウィンドウ200は、会議参加者領域216を有していてもよい。この会議参加者領域216には、会議参加者に対応するアイコン、および、その他の印が表示される。会議参加者に対応するアイコンとは、例えば、参加者アイコン218、220、222および224などである。画面生成部50は、当該会議の参加者を、会議サーバ102から提供されるまたはローカルに保存されている会議空間の情報によって把握し、当該会議の参加者のアイコンを参加者情報記憶部60から読み出して、会議参加者領域216に表示する。本発明の一実施形態では、画面生成部50は、その会議にある人物が招待されたら、その参加者の実際のステータスに関わらずに、会議参加者領域216に、その会議参加者の印を表示させてもよい。あるいは、本発明の他の実施形態では、画面生成部50は、会議参加者の印を、その参加者が実際に会議に参加している場合にのみ会議参加者領域216に表示させるものであってもよい。例えば、ある実施形態では、画面生成部50は、参加者のプレゼンスを、例えば、図8に示す会議空間の情報に基づいて把握することができる。また、ある実施形態では、「実際に会議に参加している」とは、会議アプリケーションを明確に開始し、会議アプリケーションによって認証された状態のことを指していてもよい。あるいは、他の実施形態によれば、会議参加者のプレゼンス状態は、自動で検出されてもよい。例えば、RFID(Radio-Frequency IDentification)タグが組み込まれた参加者識別バッジと連携する接近検出器としての検出部43、あるいは、例えば、ソニー社のFeliCa(登録商標)(フェリカ)など、その他の非接触型通信手段としての検出部43によって、上記プレゼンス状態が自動で検出されてもよい。ある実施形態では、画面生成部50は、会議に招待された参加者がその会議に出席していない場合には、その招待された参加者に関連付けられた会議参加者の印を、出席している参加者たちの印とは異なる状態を表す印として表示させてもよい。例えば、ある実施形態では、画面生成部50は、招待されて出席していない参加者のアイコンを白黒画像で表示し、一方、出席している参加者のアイコンをカラー画像で表示することなどが考えられる。
会議アプリケーションウィンドウは、図2に示す例に限定されず、その他の形式にて表示されてもよい。例えば、本発明の一実施形態では、会議アプリケーションウィンドウは、会議参加者領域およびコンテンツ領域を有していてもよい。上記コンテンツ領域には、その会議事象に関連付けられた会議関連コンテンツを表すコンテンツの印が表示される。
〔伝送経路指定ツールについて〕
本発明の一実施形態によれば、第1の会議参加者は、会議関連コンテンツにおける、第2の会議参加者(例えば、他の会議参加者)または自分自身に割り当てられた個人コンテンツコンテナへの伝送経路を指定することができる。本発明の一実施形態によれば、第1の会議参加者は、会議関連コンテンツの共通リソースコンテンツコンテナへの伝送経路を指定できてもよい。
本発明のある実施形態について、図3を参照しながら説明する。図3によれば、本発明の一実施形態では、それぞれの会議参加者(会議参加者300、会議参加者310など)には、1またはそれ以上の個人コンテンツコンテナ(PCCs;Personal Content Containers)が割り当てられる。個人コンテンツコンテナとしては、例えば、電子メールアドレス、活動中のネットワーク上のフォルダ、登録されている携帯端末装置、周辺装置(例えば、プリンタ、多機能周辺機器、または、その他の周辺機器)、コンピューティングデバイス(例えば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、または、その他のコンピューティングデバイス)などが挙げられる。図3に示す例では、第1アイコン302で表される第1の会議参加者300には、3つの個人コンテンツコンテナが割り当てられている。なお、第1アイコン302は、会議アプリケーションウィンドウの会議参加者領域に表示されるものである。より詳細には、図10の「参加者1」に関連付けられたアイコンが使用されている。第1コンテナのアイコン304は、電子メールアドレスに対応しており、第1の会議参加者300に関連付けられているものである。より詳細には、図12の「参加者1」のPCC「電子メール」に関連付けられたアイコンが使用されている。第2コンテナのアイコン306は、活動中のネットワーク上の伝送先フォルダを表すものである。より詳細には、図12の「参加者1」のPCC「指定フォルダ」に関連付けられたアイコンが使用されている。第3コンテナのアイコン308は、登録されている携帯端末装置に対応している。より詳細には、図12の「参加者1」のPCC「携帯電話」に関連付けられたアイコンが使用されている。アイコン312によって表される第2の会議参加者310には、4つの個人コンテンツコンテナが割り当てられている。なお、第2アイコン312は、会議アプリケーションウィンドウの会議参加者領域に表示されるものである。より詳細には、図10の「参加者2」に関連付けられたアイコンが使用されている。第1コンテナ314のアイコンは、電子メールアドレスに対応しており、第2の会議参加者310に関連付けられているものである。より詳細には、図12の「参加者2」のPCC「電子メール」に関連付けられたアイコンが使用されている。第2コンテナ316のアイコンは、活動中のネットワーク上の伝送先フォルダを表すものである。より詳細には、図12の「参加者2」のPCC「指定フォルダ」に関連付けられたアイコンが使用されている。第3コンテナ318のアイコンは、ラップトップパソコンを表している。より詳細には、図12の「参加者2」のPCC「ノートパソコン」に関連付けられたアイコンが使用されている。第4コンテナ320のアイコンは、優先されるプリント装置を表している。より詳細には、図12の「参加者2」のPCC「ネットワークプリンタA」に関連付けられたアイコンが使用されている。
本発明の一実施形態によれば、会議参加者に関連付けられている個人コンテンツコンテナのリストは、その会議参加者の印をダブルクリックすることにより、その会議参加者の参加者領域に表示されてもよい。例えば、入力面101aまたは操作部を介して、参加者1のアイコン218(図2)がダブルクリックされると、画面生成部50は、コンテナ情報記憶部61(図12)を参照して、参加者1に関連付けられた個人コンテンツコンテナを特定する。そして、それらの個人コンテンツコンテナのアイコンをコンテナ情報記憶部61から読み出して、図3に示す個人コンテンツコンテナのリストを表示領域202に表示する。あるいは、本発明の他の実施形態では、会議参加者に関連付けられている個人コンテンツコンテナのリストは、その会議参加者の印の上に、カーソルを移動させることをトリガとして、画面生成部50によって、その会議参加者の参加者領域に表示されてもよい。あるいは、さらに他の実施形態では、会議参加者に関連付けられている個人コンテンツコンテナのリストは、その会議参加者の印の次にタブを展開することをトリガとして、画面生成部50によって、その会議参加者の参加者領域に表示されてもよい。本発明のいくつかの実施形態において、会議参加者の印に関連付けられているサブメニューを表示するために、公知の他のユーザインターフェース技術が用いられてもよい。以上のとおり、参加者のアイコンに対して、個人コンテンツコンテナのリストを呼び出すための操作が行われることを、第1のユーザインターフェース動作と称する。上述のダブルクリック、カーソルオン、タブの展開などは、第1のユーザインターフェース動作の一例である。図4は、参加者2(図2のアイコン220)に関連付けられた個人コンテンツコンテナのリストを表す画像400の具体例を示す図である。画像400は、会議参加者2に割り当てられている個人コンテンツコンテナを表示するように要求するリクエスト(ダブルクリック、カーソルオン、タブの展開)に対する応答として、画面生成部50が生成して表示する画像を具体的に表したものである。参加者アイコン402は、それぞれが参加者2の個人コンテンツコンテナに対応するアイコン404、406、408および410に紐付けて表示される。あるいは、本発明の他の実施形態では、個人コンテンツコンテナは、PCCアイコン以外にも、PCCの印によって表されてもよい。
本発明の一実施形態では、会議参加者の印に関連付けられている領域上でのユーザインターフェース動作(例えば、クリック、ダブルクリック、ドラッグアンドドロップ、または、他のユーザインターフェース動作など)によって、結果的に、伝送経路指定部53は、会議参加者の印によって表される会議参加者に割り当てられているデフォルトの個人コンテンツコンテナへ、会議関連コンテンツを伝送する際の伝送経路を指定することができる。特定のPCCに対応する印に対応する領域において、ユーザインターフェース動作が起きると、伝送経路指定部53は、結果的に、会議関連コンテンツを、そのPCCの印に対応する個人コンテンツコンテナへ伝送する際の伝送経路を指定することができる。伝送経路指定部53の伝送経路指定動作によって、選択された会議関連コンテンツの、会議サーバのコンテンツ格納庫から選択された伝送先までの伝送経路が指定される。以上のとおり、参加者のアイコンまたは個人コンテンツコンテナのアイコンに対して、会議関連コンテンツの伝送先を指定するための操作が行われることを、第2のユーザインターフェース動作と称する。クリック、ダブルクリック、ドラッグアンドドロップなどは、第2のユーザインターフェース動作の一例である。
図13は、会議関連コンテンツの伝送先を指定するための第2のユーザインターフェース動作を説明する図である。ここでは、一例として、会議の参加者3が、情報ソース領域206にアイコンとして表示されている会議関連コンテンツ(図13に示す例では、情報ソース208)を取得したいと希望しているものとする。
参加者3は、自身の個人コンテンツコンテナのリストを呼び出すために、自身のアイコン222に対して、第1のユーザインターフェース動作(例えば、ダブルクリック)を実施する。
図13は、会議アプリケーションウィンドウ200において、会議参加者領域216の参加者3のアイコン222に対して、第1のユーザインターフェース動作が行われた後に、画面生成部50が表示する表示画面の具体例を示している。すなわち、画面生成部50は、第1のユーザインターフェース動作によって選択された参加者3に関連付けられた個人コンテンツコンテナのリストを表示するための個人コンテンツコンテナ(PCC)表示領域226を表示する。
次に、参加者3は、自身の個人コンテンツコンテナのうち、特定のコンテナ(例えば、アイコン228が関連付けられている所定の電子メールアドレス)に、会議関連コンテンツ(情報ソース208)を伝送したいと希望しているとする。この場合には、参加者3は、情報ソース208のアイコンを情報ソース領域206から、コンテナのアイコン228の領域へとドラッグアンドドロップする。
上記のドラッグアンドドロップの操作を、第2のユーザインターフェース動作として受け付けた伝送経路指定部53は、図12に示すコンテナ情報記憶部61を参照して、参加者3の電子メールアドレス(yyy@****.***.co.jp)を、会議関連コンテンツ(情報ソース208)の伝送先として指定することができる。
伝送経路指定部53は、情報ソース208を会議関連コンテンツとして特定する情報と、参加者3の電子メールアドレス(yyy@****.***.co.jp)を上記会議関連コンテンツの伝送先として指定する情報とを含むリクエストを、会議サーバ102に対して送信する。
上記リクエストを受け付けた会議サーバ102は、自装置に記憶されている情報ソース208を電子メールアドレス(yyy@****.***.co.jp)宛てに送信する。
結果として、参加者3は、上述した簡単な、第1のユーザインターフェース動作および第2のユーザインターフェース動作によって、容易に所望の会議関連コンテンツを所望の伝送先へ伝送することができる。
〔ユーザプロファイル情報について〕
本発明の一実施形態では、ユーザは、会議アプリケーションにおいて利用しやすい、自分のユーザプロファイル情報において、自身の好きな個人コンテンツコンテナを指定することができる。本発明の一実施形態では、デフォルトのコンテナは、ユーザのユーザプロファイル情報において定義されていてもよい。ある実施形態では、デフォルトのコンテナは、明確に指定されていてもよい。あるいは、他の実施形態では、デフォルトのコンテナは、ユーザの電子メールアドレスであってもよい。本発明の一実施形態における具体例によれば、ユーザプロファイル情報は、XML形式で記述されていてもよい。あるいは、他の実施形態によれば、ユーザプロファイル情報は、公知のいくつかの形式のうちのいずれかにおいて記述されていてもよい。
本実施形態において、ユーザプロファイル情報は、各クライアント装置のユーザプロファイル情報記憶部62(例えば、図11のユーザプロファイル情報記憶部62)に記憶されている。
本発明の一実施形態において、参加者によって会議室に持ち込まれた装置は、会議アプリケーションによって、自動的に、その会議参加者のPCCリストに追加されてもよい。ある実施形態では、装置は、参加者のPCCのリストに追加される前に、認証されてもよい。ある実施形態では、会議室にある全ての装置は、Bluetooth(登録商標)通信に対応しており、プレゼンスの検出に基づいて、会議室のコンピュータと自動的に相互に認識し合う構成であってもよい。ある実施形態では、新しい装置を会議アプリケーションに登録するのに、ワンタイム検出およびセットアップステップを要求してもよい。会議アプリケーションは、全ての登録された装置のリストを保持していてもよい。そして、登録されている装置が会議場所の範囲内において検出されたときに、その装置を自動的に認証してもよい。装置を登録する際、個人用装置(例えば、ラップトップパソコン、携帯端末装置、または、その他の個人用装置など)は、参加者に関連付けられる。あるいは、ユーザに共通の共有装置(例えば、プリンタ、多機能周辺機器、または、その他の共有装置など)は、いずれの参加者も利用できるように各参加者に関連付けられる。
図14および図15は、参加者1が所有するクライアント装置のユーザプロファイル情報記憶部62に記憶されているユーザプロファイル情報の一具体例を示す図である。
図14および図15に示すとおり、ユーザプロファイル情報は、参加者を識別する情報に関連付けて、個人コンテンツコンテナを記憶している。さらに、ユーザプロファイル情報は、個人コンテンツコンテナごとに、一例として、アイコン、フィルタパラメータ、メッセージ設定、優先傾向1、および、優先傾向2の情報を記憶していてもよい。
本発明の一実施形態では、ユーザプロファイル情報は、フィルタパラメータを含んでいてもよい。そのフィルタパラメータとは、会議関連コンテンツが、経路指定される前に、フィルタリングするためのパラメータである。一例を示すと、ユーザプロファイル情報は、特定の装置に伝送されるコンテンツのサイズを制限するためのフィルタパラメータを含んでいてもよい。ある状況では、上述のサイズ制限は、装置の性能に応じて決定されてもよい。例えば、ユーザは、ネットワークドライブ上の会議関連コンテンツのすべてを受信するように選ぶことができる。しかし、この場合、ユーザは、自身の携帯端末装置において受信するコンテンツの合計サイズが、サイズ制限のパラメータに示されるようにサイズが制限された値よりも、小さくなるようにコンテンツを受信することができる。これにより、ユーザは、データ通信量が嵩むことを回避することができる。図14に示す例(「サイズ制限」のカラム)では、参加者1のPCC「指定フォルダ」は、格納する際会議関連コンテンツのサイズに制限を設けていないが、PCC「携帯電話」は、上限サイズを1MBとしている。そのため、図13に示す方法で伝送先が「携帯電話」と指定された場合であって、そのときに選択されている会議関連コンテンツのサイズが1MB以上の場合には、伝送経路指定部53は、このフィルタパラメータに基づいて、伝送不可と判断してもよい。あるいは、1MB以上の会議関連コンテンツが選択された時点で、伝送経路指定部53は、図12に示す、PCC「携帯電話」のプレゼンスを「伝送不可」と更新してもよい。これにより、画面生成部50は、ユーザによって第2のユーザインターフェース動作が行われる前に、伝送不可であることが分かるように、PCC「携帯電話」のアイコンを表示することができる。なお、「サイズ制限」のカラムでは、PCCが一度の伝送で受信できるデータサイズの上限を制限してもよいし、PCCがトータルで格納できるデータサイズの上限を制限してもよい。また他の具体例を示すと、ユーザプロファイル情報は、コンテンツタイプに応じたフィルタパラメータを含んでいてもよい。例えば、ユーザは、ネットワークドライブ上の画像コンテンツだけを受信するように選ぶことができる。あるいは、さらに他の例では、フィルタパラメータは、その他のコンテンツ特性に応じて決定されてもよい。図14に示す例(「データ形式」のカラム)では、参加者1のPCC「指定フォルダ」は、格納する際会議関連コンテンツのデータ形式に制限を設けていないが、PCC「指定フォルダ2」は、データ形式を音声データのみに限定している。そのため、図13に示す方法で伝送先が「指定フォルダ2」と指定された場合であって、そのときに選択されている会議関連コンテンツが他の形式(例えば、JPEG画像)である場合には、伝送経路指定部53は、このフィルタパラメータに基づいて、伝送不可と判断してもよい。あるいは、JPEG画像の会議関連コンテンツが選択された時点で、伝送経路指定部53は、JPEG画像が受信できないコンテナ「携帯電話」および「指定フォルダ2」のプレゼンス(コンテナ情報記憶部61に記憶されている)を「伝送不可」と更新してもよい。これにより、画面生成部50は、ユーザによって第2のユーザインターフェース動作が行われる前に、伝送不可であることが分かるように、PCCのアイコンを表示することができる。
本発明の一実施形態では、ユーザプロファイル情報は、コンテンツの優先傾向を特定する情報であってもよい。ある例では、ユーザは、会議中に収集された音声情報のみを受信することを選択できる。あるいは、他の例では、ユーザは、会議関連コンテンツのうち、MSWordファイルなどの画像以外のコンテンツよりもむしろ、画像バージョンだけを受信することを選択できる。このような優先傾向は、ユーザに関連付けられたコンテンツ伝送先(すなわち、装置)の能力によって決定されてもよい。
〔変形例〕
本発明の一実施形態では、予め定義されている会議イベントに基づいて、有益な情報を含んだメッセージが自動的にユーザに送信されてもよい。本発明の一実施形態では、上記予め定義される会議イベントは、ユーザプロファイル情報によって特定されてもよい。あるいは、他の実施形態では、予め定義される会議イベントは、会議サーバによって決定されてもよい。あるいは、さらに他の実施形態では、予め定義される会議イベントは、その他の会議の特定によって決定されてもよい。上記有益な情報を含んだメッセージは、ユーザに、自身のコンテンツ経路指定設定の内容を、設定または変更させるトリガとなり得る。ある実施形態では、もし、ドラッグアンドドロップのイベントによって、コンテンツが、ユーザのデフォルトの個人コンテンツコンテナに伝送された場合には、意図されている受信者は、近々起こりそうな動作について通知を受け取ることができ、伝送先コンテナを変更することができる。例えば、図14に示す例(「メッセージ設定」のカラム)では、電子メールのPCCには、「会議イベント:伝送先に選択されたとき」に、「会議関連コンテンツのデータサイズおよびデータ形式を(あらかじめ)通知する」というメッセージ設定が関連付けられている。第2のユーザインターフェース動作によって、電子メールが、会議関連コンテンツの伝送先に指定されたとする。この場合には、伝送経路指定部53は、上記電子メール宛てに、実際の会議関連コンテンツの伝送に先立って、伝送しようとする会議関連コンテンツのデータサイズおよびデータ形式を(あらかじめ)通知する。
本発明の一実施形態では、会議アプリケーションは、予め定義されたユーザインターフェースイベントの発生に伴って、特定のタスクのバッチ処理を実行してもよい。本実施形態におけるある具体例を示すと、会議関連コンテンツの選択動作によって、会議関連コンテンツが、ユーザが会議を離れた場合にユーザのデフォルトの個人コンテンツコンテナへ伝送されるように、伝送経路指定部53が、経路指定する構成であってもよい。例えば、図15に示す例(「優先傾向1」のカラム)では、PCC「指定フォルダ2」には、「会議特性:参加者1が会議を離れる場合」に、「受信設定:音声データを受信する」ことが関連付けられている。伝送経路指定部53は、このユーザプロファイル情報にしたがって、参加者1が会議を離れたことを検出した場合に、会議の音声データがPCC「指定フォルダ2」に格納されるよう、会議サーバ102に対してリクエストを送信する。参加者1が会議を離れたことを検出する方法としては、参加者1が、操作部を操作して、席を離れる旨をクライアント装置(会議端末装置104など)に入力することが考えられる。あるいは、ある実施形態では、ユーザの会議に関するプレゼンス状態が自動的に検出されてもよい。さらに他の実施形態では、会議関連コンテンツの選択動作によって、会議関連コンテンツが自動的にコンパイルされ、会議の末端の全参加者に転送される構成であってもよい。上述の各実施形態によれば、個々の参加者ごとに、1つ1つコンテンツを手動でコンパイルして送信するという会議のまとめ役が必要なくなる。
本発明の一実施形態では、ユーザプロファイル情報は、会議の特性に基づいて、コンテンツの伝送経路指定について優先傾向の情報を含んでいてもよい。会議の特性とは、例えば、会議タイプ、会議場所、会議頻度、または、その他の会議特性などである。例えば、会議にその場で出席している場合には会議資料を完全にそろえるのに対して、ユーザは、遠隔地から会議に出席している場合には、最小限の会議関連コンテンツを受信することを選択できる。例えば、図15に示す例(「優先傾向1」のカラム)では、PCC「携帯電話」には、「会議特性:参加者1が遠隔地から会議に参加する場合」に、「受信設定:レジュメのみ受信する」ことが関連付けられている。伝送経路指定部53は、このユーザプロファイル情報にしたがって、参加者1が遠隔地から会議に参加していることを検出した場合に、PCC「携帯電話」には、レジュメのみが格納されるよう、フィルタをかけて、会議サーバ102に対して、伝送リクエストを送信する。参加者1が遠隔地から会議に参加していることを検出する方法としては、参加者1のクライアント装置が、第1会議場103以外の場所から会議空間にアクセスしたことを検出することなどが考えられる。あるいは他の具体例を示すと、ユーザは、月間プロジェクトレビュー会議についての会議議事録を全て受信することを選択できる一方、毎日の会議については、アクションアイテム(action-item)データだけを受信するように選択できる。アクションアイテムデータとは、取り決め事項であり、誰が何時までに何を行うのかを記したものである。会議で使用される他の資料(報告書や技術説明書など)と比較して、容量が小さいデータである。例えば、図15に示す例(「優先傾向2」のカラム)では、PCC「指定フォルダ」には、「会議特性:月間プロジェクト会議」の場合には、「会議議事録をすべて受信する」ことが関連付けられている。一方、「会議特性:(毎日の)定例会議」の場合には、「アクションアイテムデータのみ受信する」ことが関連付けられている。これにより、月1回の会議では、重要な情報を漏らすことなく個人コンテンツコンテナに格納する一方、毎日行われる会議では、アクションアイテムデータのみ格納することとし、記憶領域省スペース化、通信コストの削減などを実現することができる。
なお、ホスト装置のユーザプロファイル情報記憶部62は、ホスト装置を使用する参加者だけでなく、会議に参加する全ての参加者のユーザプロファイル情報を集約して記憶しておいてもよい。あるいは、ユーザプロファイル情報記憶部62は、会議システム100を利用する全ての参加者のユーザプロファイル情報を集約して記憶しておいてもよい。
また、ゲスト装置であっても、ユーザプロファイル情報記憶部62は、自装置が参加中の会議に参加している他の参加者のユーザプロファイル情報を集約して記憶しておいてもよい。
さらに、会議サーバ102が、ユーザプロファイル情報記憶部62を有していてもよい。この場合、ユーザプロファイル情報記憶部62は、会議システム100を利用する全ての参加者のユーザプロファイル情報を集約して記憶しておくことが好ましい。
本発明の一実施形態では、会議関連コンテンツは、参加者権限に基づいて配布されてもよい。本実施形態では、会議関連コンテンツについての各会議参加者への伝送経路は、明確な権限を持つ選択された参加者によってのみ指定され得る。会議には、1または複数のホスト参加者、あるいはまとめ役が存在し、これらが、拡張された伝送経路指定の特権を持つ。本発明の一実施形態では、コンテンツの伝送経路を、他の参加者(ゲスト参加者のPCC)へと指定するために、ユーザ(ホスト参加者)は、まとめ役の特権で処理することを要求される。ある実施形態では、会議参加者(ゲスト参加者)は、指定された会議ホスト(ホスト参加者)に対して、拡張された伝送経路指定特権を要求し、これによって、会議参加者(ゲスト参加者)に、様々なタスクを実行するために拡張された権利が付与されてもよい。
本発明の一実施形態では、個人コンテンツコンテナが利用できない場合に、該個人コンテンツコンテナの印が、利用可能な個人コンテンツコンテナとは異なる別の状態で表示されるように画面生成部50が動作する構成であってもよい。例えば、ある実施形態では、画面生成部50は、利用できない個人コンテンツコンテナの印を白黒画像で表示し、これに対し、利用可能な個人コンテンツコンテナの印をカラー画像で表示することが考えられる。例えば、ユーザプロファイル情報が、スマートフォン、ラップトップパソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、および、その他の携帯端末装置などの、複数の携帯端末装置の情報を有している場合であって、これらの装置の一つが会議中に電源が入っていない、または、装置のプレゼンスが会議アプリケーション(あるいは、検出部43)によって検出されないといった場合には、個人コンテンツコンテナが使用できない状態にあると言える。よって、画面生成部50は、このような個人コンテンツコンテナのアイコンを表示するときは、白黒画像で表示し、これにより、伝送不可であることを明示することが可能である。
本発明の一実施形態では、会議アプリケーションの伝送経路指定部53は、意図された伝送先へのコンテンツの伝送を問題なく完了させると(問題なく完了した旨の通知を会議サーバ102から受けると)、コンテンツの伝送が成功した旨の通知を出力してもよい。上述の確認作業は、伝送経路指定が、問題も無く遂行されたことを保証するものである。もし、コンテンツの伝送が失敗すれば、失敗の理由とともにエラーの通知が出力される。本発明の一実施形態では、会議参加者のユーザプロファイル情報は、電子メールアドレスを含んでおり、伝送についてのメッセージは、その電子メールアドレス宛てに送信されればよい。
本発明の一実施形態では、会議アプリケーションのホスト実行部51またはゲスト実行部54は、ユーザプロファイル情報を生成し、維持管理するための実用的手段を提供することができる。ある実施形態では、画面生成部50は、ユーザに、グラフィカルユーザインターフェースを提供し、これを用いて予め定義された設定を、有効にする(あるいは、無効にする)ことによって、ユーザは、自身の様々な会議に関連する優先傾向を提示することができる。あるいは、他の実施形態では、ユーザは、編集ツール(例えば、テキストエディタ、または、他の編集ツールなど)を用いて、自身のユーザプロファイル情報について優先傾向を編集することができる。
〔携帯端末装置の構成〕
携帯端末装置112は、遠隔地111から会議サーバ102と通信し、会議空間にアクセスして、遠隔地111にいる参加者が会議に参加することを可能にするクライアント装置である。あるいは、携帯端末装置112は、小型で可搬性に優れていることから、参加者は、自身が所有する携帯端末装置112を第1会議場103に持ち込んで、クライアント装置として利用してもよい。
携帯端末装置112の要部構成は、図11に示す、同じくクライアント装置である会議端末装置104の要部構成とほぼ同様である。
会議端末装置104と異なる点は、携帯端末装置112は、表示部101に代えて、小型の表示部113(図6)を備えている点である。表示部113は、表示部101のように、複数の参加者から共同で入力を受け付ける機能は備えていないが、画面生成部50から出力に応じて会議アプリケーションウィンドウ200を表示する。これにより、携帯端末装置112のユーザは、第1会議場103にいる参加者が閲覧している会議関連コンテンツと同じ内容の会議関連コンテンツを閲覧することが可能となる。
〔処理フローについて〕
本発明の一実施形態を、図5を参照して説明する。会議アプリケーションすなわち、画面生成部50は、会議アプリケーションウィンドウを表示する(500)。会議参加者の印に関連して、第1のユーザインターフェース動作(参加者のアイコンを選択する動作)が検出される(502)。上記第1のユーザインターフェース動作に対する応答として、画面生成部50は、その会議参加者の印に関連付けられている、複数の個人コンテンツコンテナを表示する(504)。会議参加者の印に関連付けられた複数の個人コンテンツコンテナにおいて、表示された第1の個人コンテンツコンテナに関連して、第2のユーザインターフェース動作(伝送する会議関連コンテンツと、伝送先としての個人コンテンツコンテナとを選択する動作)が検出される(506)。伝送経路指定部53は、会議関連コンテンツが、表示された上記第1の個人コンテンツコンテナの印に関連付けられた伝送先へと伝送されるように伝送経路を指定する(508)。最後に、伝送経路指定部53は、上記会議関連コンテンツを上記伝送先へ伝送するように、伝送リクエストを会議サーバ102に送信してもよい。
〔補足事項〕
本発明の一実施形態では、コンテンツの伝送経路指定および保存は、ウェブサービスを用いて実現される。コンテンツの個人コンテンツコンテナへの伝送経路指定を発動するユーザインターフェース動作をトリガとして、伝送経路指定部53によって、コンテンツ転送を開始するための、ウェブサービスベースのメッセージ(伝送リクエスト)の生成が行われる。ある実施形態では、ウェブサービスベースのメッセージングシステムは、システム内で、Bluetooth接続を用いて、コンテンツの転送を開始するためのメッセージを送信することができる。
本発明の一実施形態では、会議関連コンテンツは、会議サーバに保存されてもよい。あるいは、本発明の他の実施形態では、会議関連コンテンツは、会議サーバから離れて接続されている記憶装置に記憶されていてもよい。
本発明の一実施形態では、ユーザプロファイル情報は、会議サーバに保存されてもよい。本発明の他の実施形態では、ユーザプロファイル情報は、会議サーバから離れて接続されている記憶装置に記憶されていてもよい。
ここで説明された図面におけるチャートおよび図表は、ある特定の実行順序を一例として示したものである。実行順序は、図示された例に限定されず、そこから変更することができるということを理解されたい。例えば、各ブロックの実行順序は、図示された例と関連して、変更することができる。また、さらに、連続して図示されている2つまたはそれ以上のブロックは、同時に実行されてもよいし、部分的に同時に実行されてもよい。当業者であれば、ソフトウェア、ハードウェア、および/またはファームウェアを用いて、ここで説明された論理的な様々な機能を実行するための技術を実現できるということを理解されたい。
本発明の一実施形態によれば、コンピュータプログラム製品も本発明の範疇に入る。例えば、ここで説明された本発明の何れかの特徴を実行するようにコンピュータをプログラムするのに用いられる、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、および/または、命令を記録した記録媒体も本発明の範疇に入る。コンピュータプログラム製品、すなわち、ここで説明された本発明の何れかの特徴および方法を実行するためにコンピューティングシステムをプログラムするために用いられる、命令を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。例えば、フラッシュメモリ装置、ディスク状記録媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、光学ディスク、磁気ディスク、DVD(Digital Versatile Discs))、コンパクトディスク(CD)、マイクロドライブ、および、その他ディスク状記録媒体など)、ROM(Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)、VRAM(Video Random-Access Memory)、DRAM(Dynamic Random-Access Memory)、および、いずれのタイプの記録媒体、あるいは、命令および/またはデータを記録するのに適した装置が、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として採用される。ただし、以上は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として採用される具体例に過ぎず、本発明は以上に限定されるものではない。
上述の明細書において採用された用語および表現は、発明の説明のために用いられた用語であって、本発明を限定する意図はない。また、本明細書において以上の用語および表現を用いたことは、図示され説明された特徴と等価なものあるいはその一部を排除することを意図していない本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲に記載された内容によってのみ定義され制限される。
〔補足事項2〕
なお、本願発明は、以下のようにも表現され得る。
(1)会議関連コンテンツの伝送経路を指定するための方法であって、該方法は、第1会議参加者の第1会議参加者印を含む参加者領域を有する会議アプリケーションウィンドウを表示するステップと、上記第1会議参加者印に対する第1ユーザインターフェース動作を検出するステップと、検出された上記第1ユーザインターフェース動作に対する応答として、上記第1会議参加者に関連付けられた第1個人コンテンツコンテナ印を表示するステップと、上記第1個人コンテンツコンテナ印に対する第2ユーザインターフェース動作を検出するステップと、第1会議関連コンテンツを、上記第1個人コンテンツコンテナに関連付けられた第1伝送先まで伝送する経路を指定するステップとを含むことを特徴とする、会議関連コンテンツの伝送経路を指定するための方法。
(2)上記第1伝送先は、上記第1会議参加者の第1ユーザプロファイル情報において定義されていることを特徴とする(1)に記載の方法。
(3)上記第1ユーザプロファイル情報は、コンテンツサイズの制限に関する第1フィルタパラメータを含んでいることを特徴とする(2)に記載の方法。
(4)上記第1ユーザプロファイル情報は、デフォルトの個人コンテンツコンテナの指名者を含んでいることを特徴とする(2)に記載の方法。
(5)上記第1ユーザプロファイル情報は、会議特性に応じた第1フィルタパラメータを含んでいることを特徴とする(2)に記載の方法。
(6)上記第1ユーザプロファイル情報は、コンテンツ特性に応じた第1フィルタパラメータを含んでいることを特徴とする(2)に記載の方法。
(7)上記第1会議参加者印は、上記第1会議参加者が、上記会議アプリケーションウィンドウに関連付けられている会議に出席していることが検出された場合に、第1方法にしたがって表示され、上記第1会議参加者印は、上記第1会議参加者が、上記会議に出席していることが検出されない場合に、第2方法にしたがって表示されることを特徴とする(1)に記載の方法。
(8)さらに、上記第1会議参加者のプレゼンス状態を検出するステップを含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(9)上記第1個人コンテンツコンテナ印は、上記第1伝送先が利用可能な場合に、第1方法にしたがって表示され、上記第1個人コンテンツコンテナ印は、上記第1伝送先が利用不可能な場合に、第2方法にしたがって表示されることを特徴とする(1)に記載の方法。
(10)上記第1個人コンテンツコンテナは、第1装置に関連付けられていることを特徴とする(1)に記載の方法。
(11)さらに、上記第1装置を認証するステップを含むことを特徴とする(10)に記載の方法。
(12)上記第1装置は、ラップトップコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、および、タブレットコンピュータより成る群のうちから選択された個人用装置であることを特徴とする(10)に記載の方法。
(13)さらに、上記会議アプリケーションウィンドウに関連付けられている会議の第1会議場所に、上記第1装置が接近したことを検出するステップを含むことを特徴とする(12)に記載の方法。
(14)上記第1装置は、共有されている装置であることを特徴とする(10)に記載の方法。
(15)さらに、上記経路を指定するステップに関連して、確認応答メッセージを送信するステップを含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(16)上記確認応答メッセージは、上記第1会議参加者のユーザプロファイル情報において指定されている電子メールアドレス宛てに送信されることを特徴とする(15)に記載の方法。
(17)上記参加者領域は、複数の会議参加者印を含み、該複数の会議参加者印の各々は、上記会議アプリケーションウィンドウに関連付けられている会議に招待された各参加者に関連付けられていることを特徴とする(1)に記載の方法。
(18)上記第1会議参加者印は、第1会議参加者アイコンであり、上記第1個人コンテンツコンテナ印は、第1個人コンテンツコンテナアイコンであることを特徴とする(1)に記載の方法。
(19)会議関連コンテンツの伝送経路を指定するための方法であって、該方法は、第1会議参加者の第1会議参加者印を含む参加者領域を有する会議アプリケーションウィンドウを表示するステップと、上記第1会議参加者印に対する第1ユーザインターフェース動作を検出するステップと、第1会議関連コンテンツを、上記第1会議参加者に関連付けられたデフォルトの伝送先まで伝送する経路を指定するステップとを含むことを特徴とする、会議関連コンテンツの伝送経路を指定するための方法。
(20)上記デフォルトの伝送先は、上記第1会議参加者の第1ユーザプロファイル情報において定義されていることを特徴とする(19)に記載の方法。
(21)上記第1ユーザプロファイル情報は、コンテンツサイズの制限に関する第1フィルタパラメータを含んでいることを特徴とする(20)に記載の方法。
(22)上記第1ユーザプロファイル情報は、会議特性に応じた第1フィルタパラメータを含んでいることを特徴とする(20)に記載の方法。
(23)上記第1ユーザプロファイル情報は、コンテンツ特性に応じた第1フィルタパラメータを含んでいることを特徴とする(20)に記載の方法。
(24)上記第1会議参加者印は、上記第1会議参加者が、上記会議アプリケーションウィンドウに関連付けられている会議に出席していることが検出された場合に、第1方法にしたがって表示され、上記第1会議参加者印は、上記第1会議参加者が、上記会議に出席していることが検出されない場合に、第2方法にしたがって表示されることを特徴とする(19)に記載の方法。
(25)さらに、上記第1会議参加者のプレゼンス状態を検出するステップを含むことを特徴とする(19)に記載の方法。
(26)上記デフォルトの伝送先の個人コンテンツコンテナは、第1装置に関連付けられていることを特徴とする(19)に記載の方法。
(27)さらに、上記第1装置を認証するステップを含むことを特徴とする(26)に記載の方法。
(28)上記第1装置は、ラップトップコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、および、タブレットコンピュータより成る群のうちから選択された個人用装置であることを特徴とする(26)に記載の方法。
(29)さらに、上記会議アプリケーションウィンドウに関連付けられている会議の第1会議場所に、上記第1装置が接近したことを検出するステップを含むことを特徴とする(28)に記載の方法。
(30)上記第1装置は、共有されている装置であることを特徴とする(26)に記載の方法。
(31)さらに、上記経路を指定するステップに関連して、確認応答メッセージを送信するステップを含むことを特徴とする(19)に記載の方法。
(32)上記確認応答メッセージは、上記第1会議参加者のユーザプロファイル情報において指定されている電子メールアドレス宛てに送信されることを特徴とする(31)に記載の方法。
(33)上記参加者領域は、複数の会議参加者印を含み、該複数の会議参加者印の各々は、上記会議アプリケーションウィンドウに関連付けられている会議に招待された各参加者に関連付けられていることを特徴とする(19)に記載の方法。
(34)上記第1会議参加者印は、第1会議参加者アイコンであることを特徴とする(19)に記載の方法。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、会議端末装置104、会議端末装置106および携帯端末装置112などのクライアント装置、または、会議サーバ102の各ブロック、特に、画面生成部50、ホスト実行部51、マーカ作成部52、伝送経路指定部53、ゲスト実行部54およびコンテンツ編集部55、ならびに、会議管理部21およびコンテンツ伝送部22は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、上述のクライアント装置または会議サーバ102は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるクライアント装置または会議サーバ102の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記クライアント装置または会議サーバ102に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、クライアント装置または会議サーバ102を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR(High Data Rate)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明の会議サーバおよびクライアント装置は、会議サーバにおいて会議関連コンテンツを共有し、複数のクライアント装置が当該会議関連コンテンツを共有する会議システムに好適に用いることができる。
10 制御部
11 記憶部
12 通信部
21 会議管理部
22 コンテンツ伝送部(コンテンツ伝送手段)
23 会議アプリケーション提供部
30 会議情報記憶部
31 会議関連コンテンツ記憶部
32 参加者情報記憶部
33 コンテナ情報記憶部
34 会議アプリケーション記憶部
40 制御部
41 記憶部
42 通信部
43 検出部
50 画面生成部(画面生成手段)
51 ホスト実行部
52 マーカ作成部
53 伝送経路指定部(伝送経路指定手段)
54 ゲスト実行部
55 コンテンツ編集部
60 参加者情報記憶部
61 コンテナ情報記憶部
62 ユーザプロファイル情報記憶部
100 会議システム
101 表示部
101a 入力面
102 会議サーバ
103 第1会議場
104 会議端末装置(クライアント装置)
105 第2会議場
106 会議端末装置(クライアント装置)
107 入力部
108 通信接続手段
110 通信接続手段
111 遠隔地
112 携帯端末装置(クライアント装置)
113 表示部
114 通信接続手段
200 会議アプリケーションウィンドウ
202 表示領域
204 フレーム
206 情報ソース領域(コンテンツ表示領域)
208 情報ソース(会議関連コンテンツを表す印)
210 制御領域
212 スナップショット領域(コンテンツ表示領域)
214 スナップショット(会議関連コンテンツを表す印)
216 会議参加者領域(参加者表示領域)
218 アイコン(参加者を表す印)
220 アイコン(参加者を表す印)
222 アイコン(参加者を表す印)
224 アイコン(参加者を表す印)
226 個人コンテンツコンテナ表示領域
228 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)
302 アイコン(参加者を表す印)
304 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)
306 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)
308 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)
312 アイコン(参加者を表す印)
314 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)
316 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)
318 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)
320 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)
400 画像(個人コンテンツコンテナ表示領域)
402 アイコン(参加者を表す印)
404 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)
406 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)
408 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)
410 アイコン(個人コンテンツコンテナを表す印)

Claims (10)

  1. 電子会議を管理する会議サーバと通信して、電子会議に参加するクライアント装置であって、上記会議サーバは、上記電子会議に参加する複数のクライアント装置間で共有される会議関連コンテンツを記憶しており、
    参加中の電子会議についての情報を表す会議アプリケーションウィンドウを表示部に表示する画面生成手段と、
    電子会議の参加者に関連付けて、上記会議関連コンテンツを格納するための個人コンテンツコンテナを少なくとも1つ定義したコンテナ情報を記憶するコンテナ情報記憶部とを備え、
    上記画面生成手段は、上記電子会議の参加者の各々を表す印を表示する参加者表示領域と、上記会議関連コンテンツの各々を表す印を表示するコンテンツ表示領域とを少なくとも含む会議アプリケーションウィンドウを表示することを特徴とするクライアント装置。
  2. 上記画面生成手段は、上記参加者表示領域に表示された上記参加者の印を選択する第1のユーザインターフェース動作を受け付けた場合に、
    上記コンテナ情報において、上記第1のユーザインターフェース動作によって選択された参加者に関連付けられた個人コンテンツコンテナの各々を表す印を表示する個人コンテンツコンテナ表示領域を、上記会議アプリケーションウィンドウ上に表示することを特徴とする請求項1に記載のクライアント装置。
  3. 上記コンテンツ表示領域に表示された上記会議関連コンテンツの印と、上記個人コンテンツコンテナ表示領域に表示された上記個人コンテンツコンテナの印とを選択する第2のユーザインターフェース動作を受け付けた場合に、選択された上記会議関連コンテンツが選択された上記個人コンテンツコンテナに格納されるように、上記会議サーバに対して、上記会議関連コンテンツの伝送経路を指定する伝送経路指定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載のクライアント装置。
  4. 上記コンテンツ表示領域に表示された上記会議関連コンテンツの印と、上記参加者表示領域に表示された上記参加者の印とを選択する第2のユーザインターフェース動作を受け付けた場合に、選択された上記会議関連コンテンツが、選択された上記参加者に関連付けられた個人コンテンツコンテナの各々に格納されるように、上記会議サーバに対して、上記会議関連コンテンツの伝送経路を指定する伝送経路指定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項2または3に記載のクライアント装置。
  5. 上記コンテナ情報において定義されている個人コンテンツコンテナごとに、当該個人コンテンツコンテナが格納または受信できる上記会議関連コンテンツのデータサイズの上限を指定するフィルタパラメータを記憶するユーザプロファイル情報記憶部を備えていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のクライアント装置。
  6. 電子会議に参加する複数のクライアント装置間で共有される会議関連コンテンツを記憶して、電子会議を管理する会議サーバと、
    上記会議サーバと通信して電子会議に参加する、請求項1から5までのいずれか1項に記載のクライアント装置とを含むことを特徴とする会議システム。
  7. 上記会議サーバは、
    請求項3または請求項4に記載のクライアント装置の伝送経路指定手段によって指定された会議関連コンテンツを、上記伝送経路指定手段によって指定された個人コンテンツコンテナに伝送するコンテンツ伝送手段を備えていることを特徴とする請求項6に記載の会議システム。
  8. 電子会議を管理する会議サーバと通信して、電子会議に参加するクライアント装置の制御方法であって、上記会議サーバは、上記電子会議に参加する複数のクライアント装置間で共有される会議関連コンテンツを記憶しており、上記クライアント装置は、電子会議の参加者に関連付けて、上記会議関連コンテンツを格納するための個人コンテンツコンテナを少なくとも1つ定義したコンテナ情報を記憶するコンテナ情報記憶部を備えており、
    上記制御方法は、
    参加中の電子会議についての情報を表す会議アプリケーションウィンドウを表示部に表示するステップを含み、
    上記表示するステップでは、上記電子会議の参加者の各々を表す印を表示する参加者表示領域と、上記会議関連コンテンツの各々を表す印を表示するコンテンツ表示領域とを少なくとも含む会議アプリケーションウィンドウを表示することを特徴とするクライアント装置の制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1から5までのいずれか1項に記載のクライアント装置の各手段として機能させるための制御プログラム。
  10. 請求項9に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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