JP2020050389A - 買物カゴ - Google Patents

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Abstract

【課題】取り上げられる際のハンドリング性に優れた買物カゴを提供すること。【解決手段】買物カゴ1は、カゴ本体2と、カゴ本体2に設けられた回動軸7と、回動軸7によってカゴ本体2に回動自在に連結され、カゴ本体2に倒れた状態と起立した状態とに変位する把手3と、カゴ本体2に設けられ、把手3がカゴ本体2に倒れた状態に変位したときに、把手3の回動軸7側よりも把手3の回動軸7側の反対側を上方に位置させる傾斜部22とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、カゴ本体と、カゴ本体に回動自在に連結された把手とを備える買物カゴに関するものである。
従来より、カゴ本体と、カゴ本体に回動自在に連結された把手とを備える買物カゴに関し、種々の技術が提案されている。
例えば、下記特許文献1に記載のスーパー用買物かごは、把手がカゴ本体に接するように倒れた状態にある。従って、使用者は、スーパー用買物かごを手に取る際は、把手をカゴ本体から起立させた状態とし、その状態の把手を握る。
実開昭55−160621号公報
しかしながら、カゴ本体から起立させる際の把手は、カゴ本体に接するように倒れた状態にあるので、ハンドリング性が悪かった。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、取り上げられる際のハンドリング性に優れた買物カゴを提供することを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、買物カゴであって、カゴ本体と、カゴ本体に設けられた回動構成部と、回動構成部によってカゴ本体に回動自在に連結され、カゴ本体に倒れた状態と起立した状態とに変位する把手と、カゴ本体と把手のうち少なくとも一方に設けられ、把手がカゴ本体に倒れた状態に変位したときに、把手の回動構成部側よりも把手の回動構成部側の反対側を上方に位置させる跳ね上げ手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の買物カゴであって、カゴ本体の上辺に設けられ、カゴ本体の外方へ張り出したフランジを備え、フランジは、回動構成部側から回動構成部側の反対側へ向かうに連れて上がるように傾斜した傾斜部を有し、跳ね上げ手段は、傾斜部を含み、把手は、少なくともフランジの一部に倒れた状態に変位することを特徴とする。
尚、傾斜部は、直線状であってもよいし、曲線状であってもよい。また、把手も、直線状であってもよいし、曲線状であってもよい。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の買物カゴであって、フランジは、カゴ本体の外方へ張り出すと共に下方へ傾斜した下方傾斜フランジを含むことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の買物カゴであって、把手においてカゴ本体側の側端に設けられ、把手がカゴ本体に倒れた状態に変位したときに、下方へ突き出すと共に、少なくとも一部がカゴ本体よりも外方側に位置するグリップ部を備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の買物カゴであって、把手がカゴ本体に倒れた状態において、把手の回動構成部側の反対側に設けられ、カゴ本体よりもカゴ本体の外方へ張り出す張出部と、カゴ本体の平面視で、カゴ本体と把手の張出部との間に形成される第1空間部と、把手の張出部が位置する側の、カゴ本体に設けられ、下方へ凹む第1凹部と、把手の張出部に設けられ、上方へ凹む第2凹部と、カゴ本体の側面視で、第1凹部と第2凹部との間に形成される第2空間部とを備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明の買物カゴでは、把手がカゴ本体に倒れた状態に変位すると、カゴ本体と把手のうち少なくとも一方に設けられた跳ね上げ手段によって、把手の回動構成部側よりも把手の回動構成部側の反対側が上方に位置するので、把手の回動構成部側の反対側が上方を向く。そのため、使用者は、把手の回動構成部側の反対側を取り易い。これにより、請求項1に係る発明の買物カゴは、取り上げられる際のハンドリング性に優れる。
請求項2に係る発明の買物カゴにおいて、把手は、フランジの傾斜部の上方に、又は、フランジの傾斜部に沿うようにして、倒れた状態に変位する。そのため、請求項2に係る発明の買物カゴは、カゴ本体及び把手の双方又は一方に跳ね上げ手段を別途取り付ける必要がないので、その取り付けの手間を省くことが可能である。
請求項3に係る発明の買物カゴのように、把手が倒れるフランジとして下方傾斜フランジが設けられた場合には、把手と下方傾斜フランジとの間に隙間が形成されるので、使用者は、下方傾斜フランジに倒れた状態にある把手を取り易い。尚、把手が跳ね上げ手段によって離間している箇所に下方傾斜フランジが設けられていると、使用者は、把手をより一層に取り易い。
請求項4に係る発明の買物カゴでは、把手がカゴ本体に倒れた状態にあるときのグリップ部が、把手において、カゴ本体側の側端から下方へ突き出している。よって、グリップ部は、把手がカゴ本体から起立した状態に変位すると、把手の下端からカゴ本体の外方へ突き出した状態になる。そのため、カゴ本体から起立した状態にある把手を、使用者が握ると、グリップ部によって、使用者の手(のひら)と把手との接触面積が広がる。これにより、請求項4に係る発明の買物カゴは、取り上げられる際のグリップ性に優れる。
それゆえ、請求項4に係る発明の買物カゴでは、使用者の手(のひら)で握り易くするためのカバー部材を把手に取り付ける必要がないので、その取り付けの手間を省くことが可能である。
また、請求項4に係る発明の買物カゴでは、把手がカゴ本体に倒れた状態に変位すると、グリップ部の少なくとも一部が、カゴ本体よりも外方側に位置する。そのため、使用者は、グリップ部を下方から持ち上げるようにして、把手を操作することが可能である。これにより、請求項4に係る発明の買物カゴは、取り上げられる際において、ハンドリング性を損なわずに、優れたグリップ性を確保することが可能である。
請求項5に係る発明の買物カゴでは、把手がカゴ本体に倒れた状態にあると、把手の回動構成部側の反対側に設けられた張出部が、カゴ本体よりもカゴ本体の外方へ張り出す。そのため、使用者は、その指を把手の張出部に掛け易い。
請求項5に係る発明の買物カゴでは、把手がカゴ本体に倒れた状態にあると、カゴ本体の平面視で、カゴ本体と把手の張出部との間に第1空間部が形成される。そのため、使用者は、その指を第1空間部に差し入れると、その指を把手の張出部に一層掛け易くなる。
請求項5に係る発明の買物カゴにおいて、把手がカゴ本体に倒れた状態にあると、把手の張出部が位置する側では、カゴ本体に設けられた第1凹部が下方へ凹んだ状態にあり、更に、把手の張出部に設けられた第2凹部が上方へ凹んだ状態になる。よって、カゴ本体の側面視で、カゴ本体の第1凹部と把手の張出部の第2凹部との間に形成される第2空間部によって、カゴ本体と把手との間が広く確保される。そのため、使用者は、その指を、カゴ本体と把手との間に比較的深くまで差し入れ易い。
以上より、請求項5に係る発明の買物カゴは、取り上げられる際のハンドリング性が一層優れる。
本発明の実施形態の買物カゴが表された斜視図である。 同買物カゴが表された斜視図である。 同買物カゴが表された斜視図である。 中心線Aよりも左側は同買物カゴが表された側面図であり、中心線Aよりも右側は同買物カゴの断面が表された図である。 中心線Bよりも左側は同買物カゴが表された正面図であり、中心線Bよりも右側は同買物カゴの断面が表された図である。 同買物カゴが表された平面図である。 中心線Aよりも左側は同買物カゴが表された側面図であり、中心線Aよりも右側は同買物カゴの断面が表された図である。 中心線Bよりも左側は同買物カゴが表された正面図であり、中心線Bよりも右側は同買物カゴの断面が表された図である。 同買物カゴのグリップ部が表された側面図(同グリップ部の部分断面図)である。 段積み状態の同買物カゴが表された斜視図である。 段積み状態の同買物カゴの断面が表された図である。 同買物カゴの変更例が表された側面図である。
以下、本発明に係る買物カゴについて、具体化した本実施形態に基づき、図面を参照しつつ説明する。
(1)買物カゴ1の概要
図1乃至図3に表されたように、買物カゴ1は、カゴ本体2、及び一対の把手3を備えている。カゴ本体2、及び一対の把手3は、ポリプロピレン等の樹脂を材料とした金型成形によって作られている。カゴ本体2は、底面部10、一対の長辺側側面部20、及び一対の短辺側側面部30等を備えている。
尚、図1乃至図3において、符号D1の方向は、上下方向(つまり、買物カゴ1の高さ方向)を示している。符号D2の方向は、底面部10、及び一対の長辺側側面部20の幅方向を示している。符号D3の方向は、一対の短辺側側面部30の幅方向を示している。各方向D1,D2,D3は、互いに直交する関係にある。これらの点は、後述する他の図においても、同様である。
(2)カゴ本体2の概要
底面部10は、略矩形状をなし、相対する一対の長辺12、及び相対する一対の短辺14を備えている。底面部10の下側四隅には、4つの脚部16が突設されている。底面部10の各長辺12からは、各長辺側側面部20が上方向へ延出している。底面部10の各短辺14からは、各短辺側側面部30が上方向へ延出している。これにより、カゴ本体2は、底面部10より広い上面が開放された逆四角錐台状に形作られている。従って、一方の買物カゴ1のカゴ本体2に、例えば、その開放上面の上方から、他方の買物カゴ1のカゴ本体2を嵌め入れることによって、双方の買物カゴ1を積み重ねることが可能である。
底面部10、一対の長辺側側面部20、及び一対の短辺側側面部30には、複数の穴4が形成されている。一対の長辺側側面部20及び一対の短辺側側面部30の各上辺には、カゴ本体2の外方へ張り出したフランジ5が設けられている。フランジ5は、カゴ本体2の外方へ向かうに連れて下方向へ傾斜する、下方傾斜フランジ5Aとして形成されている。一対の長辺側側面部20には、その幅方向D2の両側において、一対の当接リブ6が、フランジ5の下面に連なるようにして立設されている。
一対の長辺側側面部20には、その幅方向D2の中央領域において、短辺側側面部30の幅方向D3で対向する一対の回動軸7が、フランジ5の上面に設けられている。一対の回動軸7には、把手3が軸支されている。これにより、把手3は、カゴ本体2のフランジ5に倒れた状態(つまり、図1及び図2に表された状態)と、カゴ本体2のフランジ5から起立した状態(つまり、図3に表された状態)に変位することが可能である。
図3に表されたように、一対の長辺側側面部20のフランジ5の上面には、回動軸7から短辺側側面部30に向かうに連れて上方向へ傾斜する、湾曲状の傾斜部22が設けられている。これに対して、一対の短辺側側面部30のフランジ5の上面には、凹んだ状態の第1凹部32が設けられている。第1凹部32は、短辺側側面部30の幅方向D3の中央に向かうに連れて下方向へ入り込んでいる。尚、図3に表された符号42は、把手3に設けられたグリップ部を示している。そのグリップ部42については、後述する。
把手3は、図1及び図2に表されたように、カゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)に倒れた状態に変位すると、傾斜部22に載置されることによって、回動軸7側よりも回動軸7側の反対側(つまり、短辺側側面部30側)が上方に位置する。更に、フランジ5(つまり、下方傾斜フランジ5A)では、把手3との間において、隙間が形成されている。
尚、把手3は、カゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)に倒れた状態にあると、回動軸7側から回動軸7側の反対側に向かうに連れて上方向へ湾曲している。これにより、把手3は、傾斜部22に載置される部分が、傾斜部22に沿う形状になっている。また、傾斜部22は、把手3に設けられてもよい。
(3)把手3の概要
把手3は、使用者が手で持つことができる把持部3Aと、把持部3Aの両端から延出した一対のアーム部3Bと、アーム部3Bの先端に形成された回動軸受け部3Cとを有する。回動軸受け部3Cは、カゴ本体2の回動軸7に取り付けられる。これにより、把手3は、カゴ本体2に回動可能に支持されている。以下、カゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)に倒れた状態にある把手3について、図4乃至図6に基づいて説明する。把手3がカゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)に倒れた状態に変位すると、各アーム部3Bは、長辺側側面部20のフランジ5(つまり、傾斜部22)の上面に沿うように位置する。これに対して、把持部3Aは、短辺側側面部30のフランジ5の上方向側に位置する。把持部3Aには、張出部40が設けられている。張出部40の大部分は、フランジ5の外方へ張り出している。これにより、張出部40が位置する側の下方には、カゴ本体2の第1凹部32が位置する。張出部40は、把持部3Aの全体がカゴ本体2の外方へ突き出したような湾曲形状になっている。そのため、アーム部3Bと把持部3A(つまり、張出部40)との境界部3Dがなす角度は、90度よりも大きくなっている。以上より、把手3は、略C字状に形成されている。尚、境界部3Dは、R面取りされている。また、図6に表されたカゴ本体2の平面視で買物カゴ1を視ると、カゴ本体2と把手3の張出部40との間において、第1空間部50が形成されている。第1空間部50は、短辺側側面部30の幅方向D3の中央部が端部よりも、長辺側側面部20の幅方向D2で広くなっている。
張出部40の下面には、カゴ本体2側の側端において、下方へ突き出したグリップ部42が設けられている。従って、グリップ部42は、カゴ本体2よりも外方側に位置する。尚、グリップ部42は、把手3がカゴ本体2の傾斜部22に載置される(把手3のアーム部3Bの)箇所にまで、延設されてもよい。
把手3には、張出部40が設けられた部位において、短辺側側面部30の幅方向D3の中央に向かうに連れて上方向へ入り込む、第2凹部44が設けられている。これにより、図5に表された短辺側側面部30の正面視(つまり、方向D2)で買物カゴ1を視ると、把手3の第2凹部44とカゴ本体2の第1凹部32(つまり、フランジ5)の間には、第2空間部52が形成されている。
次に、カゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)から起立した状態にある把手3について、図7乃至図9に基づいて説明する。一対の把手3がカゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)から起立した状態に変位すると、カゴ本体2の上方にて、一対の把手3の張出部40同士が当接する。その際、各把手3のグリップ部42は、張出部40の下端からカゴ本体2の外方へ向いた状態になる。
尚、図4及び図7において、中心線Aよりも右側の断面は、一対の短辺側側面部30の幅方向D3の中心を示す中心線B(図5、図8参照)で、買物カゴ1を切断した断面である。これに対して、図5及び図8において、中心線Bよりも右側の断面は、一対の長辺側側面部20の幅方向D2の中心を示す中心線A(図4、図7参照)で、買物カゴ1を切断した断面である。
(4)買物カゴ1の積み重ね
図10及び図11に表されたように、複数の買物カゴ1は、把手3がカゴ本体2に倒れた状態にあると、把手3がカゴ本体2の開放上面の上方に存在しないことから、上下に積み重ねられることが可能である。複数の買物カゴ1が上下に積み重ねられた状態では、下段側の買物カゴ1の把手3に対して、上段側の買物カゴ1の当接リブ6が載置される。更に、下段側の買物カゴ1のカゴ本体2の(長辺側側面部20及び短辺側側面部30)の内面に対して、上段側の買物カゴ1のカゴ本体2の(長辺側側面部20及び短辺側側面部30)の外面が積み重ねられる。
尚、図11の断面は、一対の短辺側側面部30の幅方向D3の中心を示す中心線(つまり、図5、図8に表された中心線B)で、複数の買物カゴ1を切断した断面である。
(5)まとめ
以上詳細に説明した通り、本実施形態の買物カゴ1では、把手3がカゴ本体2のフランジ5に倒れた状態に変位すると、カゴ本体2のフランジ5に設けられた傾斜部22によって、把手3の回動軸7側よりも把手3の回動軸7側の反対側が上方に位置するので、把手3の回動軸7側の反対側が上方を向く。そのため、使用者は、把手3の回動軸7側の反対側を取り易い。これにより、本実施形態の買物カゴ1は、取り上げられる際のハンドリング性に優れる。
本実施形態の買物カゴ1において、把手3は、フランジ5の傾斜部22に沿うようにして、倒れた状態に変位する。そのため、本実施形態の買物カゴ1は、カゴ本体2及び把手3の双方又は一方に傾斜部22を別途取り付ける必要がないので、その取り付けの手間を省くことが可能である。
本実施形態の買物カゴ1においては、把手3が倒れるフランジ5として下方傾斜フランジ5Aが設けられている。よって、把手3がカゴ本体2の下方傾斜フランジ5Aに倒れた状態に変位すると、把手3と下方傾斜フランジ5Aとの間に隙間が形成されるので、使用者は、下方傾斜フランジ5Aに倒れた状態にある把手3を取り易い。更に、傾斜部22によって把手3の把持部3Aが離間している箇所(つまり、一対の短辺側側面部30の各上辺)に下方傾斜フランジ5Aが設けられているので、使用者は、把手3をより一層に取り易い。
本実施形態の買物カゴ1では、把手3がカゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)に倒れた状態にあるときのグリップ部42が、把手3の張出部40において、カゴ本体2側の側端から下方へ突き出している。よって、グリップ部42は、把手3がカゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)から起立した状態に変位して、把手3の張出部40同士が当接すると、把手3の張出部40の下端からカゴ本体2の外方へ突き出した状態になる。そのため、カゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)から起立した状態において、互いに当接している把手3の張出部40同士を、使用者が握ると、グリップ部42によって、使用者の手(のひら)と把手3の張出部40との接触面積が広がる。これにより、本実施形態の買物カゴ1は、取り上げられる際のグリップ性に優れる。
それゆえ、本実施形態の買物カゴ1では、使用者の手(のひら)で握り易くするためのカバー部材を把手3の張出部40に取り付ける必要がないので、その取り付けの手間を省くことが可能である。
また、本実施形態の買物カゴ1では、把手3がカゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)に倒れた状態に変位すると、グリップ部42が、カゴ本体2よりも外方側に位置する。そのため、使用者は、グリップ部42(及び張出部40)を下方から持ち上げるようにして、把手3を操作することが可能である。これにより、本実施形態の買物カゴ1は、取り上げられる際において、ハンドリング性を損なわずに、優れたグリップ性を確保することが可能である。
本実施形態の買物カゴ1では、把手3がカゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)に倒れた状態にあると、把手3の回動軸7側の反対側(つまり、短辺側側面部30側)に設けられた張出部40が、カゴ本体2よりもカゴ本体2の外方へ張り出す。そのため、使用者は、その指を把手3の張出部40に掛け易い。よって、本実施形態の買物カゴ1は、取り上げられる際のハンドリング性に優れる。
本実施形態の買物カゴ1では、把手3がカゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)に倒れた状態にあると、カゴ本体2の平面視で、カゴ本体2と把手3の張出部40との間に第1空間部50が形成される。そのため、使用者は、その指を第1空間部50に差し入れると、その指を把手3の張出部40に一層掛け易くなる。これにより、本実施形態の買物カゴ1は、取り上げられる際のハンドリング性に優れる。
本実施形態の買物カゴ1において、把手3がカゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22)に倒れた状態にあると、把手3の張出部40が位置する側(つまり、短辺側側面部30側)では、カゴ本体2に設けられた第1凹部32が下方へ凹んだ状態にあり、更に、把手3の張出部40に設けられた第2凹部44が上方へ凹んだ状態になる。よって、カゴ本体2の(方向D2の)正面視で、カゴ本体2の第1凹部32と把手3の張出部40の第2凹部44との間に形成される第2空間部52によって、カゴ本体2と把手3との間が広く確保される。そのため、使用者は、その指を、カゴ本体2と把手3との間に比較的深くまで差し入れ易い。
以上より、本実施形態の買物カゴ1は、取り上げられる際のハンドリング性が一層優れる。
上述したハンドリング性やグリップ性は、上下に積み重ねられた複数の買物カゴ1のうち、最上段の買物カゴ1が取り上げられる際においても発揮される。また、カゴ本体2に対して1個の把手3のみが設けられた場合でも、上述したハンドリング性やグリップ性が発揮される。
ちなみに、本実施形態において、回動軸7は、「回動構成部」の一例である。傾斜部22は、「跳ね上げ手段」の一例である。
(6)変更例
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、傾斜部22は、上述した湾曲状に限定されるものでない。具体的には、図12に表された傾斜部22Aの形状がある。以下の説明では、上記実施形態と実質的に共通する部分には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。買物カゴ1Aでは、カゴ本体2のフランジ5において、回動軸7側に隣接する位置に上方へ突出した突起状の傾斜部22Aが設けられている。これにより、把手3は、カゴ本体2のフランジ5(つまり、傾斜部22A)に倒れた状態に変位すると、傾斜部22Aに載置されることによって、回動軸7側よりも回動軸7側の反対側が上方に位置する。このようにして、把手3は、カゴ本体2のフランジ5の一部に倒れた状態に変位してもよい。
また、張出部40、第1凹部32、及び第2凹部44は、上述した平面視及び正面視で、略全体的に湾曲状に形成されているが、部分的に湾曲状に形成されていてもよいし、角張ったクランク状に形成されていてもよい。
また、把手3においては、アーム部3Bの先端に、回動軸7が設けられてもよい。そのような場合には、カゴ本体2の一対の長辺側側面部20には、その幅方向D2の中央領域において、回動軸受け部3Cが設けられる。
1 買い物カゴ
2 カゴ本体
3 把手
5 フランジ
5A 下方傾斜フランジ
7 回動軸
22 傾斜部
32 第1凹部
40 張出部
42 クリップ部
44 第2凹部
50 第1空間部
52 第2空間部

Claims (5)

  1. カゴ本体と、
    前記カゴ本体に設けられた回動構成部と、
    前記回動構成部によって前記カゴ本体に回動自在に連結され、該カゴ本体に倒れた状態と起立した状態とに変位する把手と、
    前記カゴ本体と前記把手のうち少なくとも一方に設けられ、該把手が該カゴ本体に倒れた状態に変位したときに、該把手の前記回動構成部側よりも該把手の該回動構成部側の反対側を上方に位置させる跳ね上げ手段とを備えることを特徴とする買物カゴ。
  2. 前記カゴ本体の上辺に設けられ、該カゴ本体の外方へ張り出したフランジを備え、
    前記フランジは、前記回動構成部側から該回動構成部側の反対側へ向かうに連れて上がるように傾斜した傾斜部を有し、
    前記跳ね上げ手段は、前記傾斜部を含み、
    前記把手は、少なくとも前記フランジの一部に倒れた状態に変位することを特徴とする請求項1に記載の買物カゴ。
  3. 前記フランジは、前記カゴ本体の外方へ張り出すと共に下方へ傾斜した下方傾斜フランジを含むことを特徴とする請求項2に記載の買物カゴ。
  4. 前記把手において前記カゴ本体側の側端に設けられ、該把手が該カゴ本体に倒れた状態に変位したときに、下方へ突き出すと共に、少なくとも一部が該カゴ本体よりも外方側に位置するグリップ部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の買物カゴ。
  5. 前記把手が前記カゴ本体に倒れた状態において、
    前記把手の前記回動構成部側の反対側に設けられ、前記カゴ本体よりも該カゴ本体の外方へ張り出す張出部と、
    前記カゴ本体の平面視で、該カゴ本体と前記把手の前記張出部との間に形成される第1空間部と、
    前記把手の前記張出部が位置する側の、前記カゴ本体に設けられ、下方へ凹む第1凹部と、
    前記把手の前記張出部に設けられ、上方へ凹む第2凹部と、
    前記カゴ本体の側面視で、前記第1凹部と前記第2凹部との間に形成される第2空間部とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の買物カゴ。
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